JP3032839U - パンティ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ時に脱ぐ必要のないパンティ。 【解決手段】 左右両側にそれぞれ使用者の脚部を入れ
る一つのレッグホールが設けられ、正面と背面にそれぞ
れ一つの留め合わせ部材が設けられた、一つの本体布
と、一端が上記本体布の正面と相連接し一体とされ、も
う一端の背面に本体布の背面の留め合わせ部材と分離自
在に相互に留め合わせられることを以て一つの完全なパ
ンティを形成する、一つの留め合わせ部材が設けられ
た、可動また布とを備えてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のパンティに関し、特に、女性がトイレに行く時に、脱ぐ必要が なく、全体的には、便利さを有し、製造しやすく、個人の身体、習慣によりきつ さを調整できるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、女性が着用しているパンティは、一体に製造されているため、トイレを する時には、全体を下ろす必要があり、不便であった。特に、若年の女児がトイ レをする時には、どうパンティを下ろしていいか分からず、地上の汚水や排泄物 で汚してしまうことがあり、また、幼児、老人、或いは一般に行動に不自由な者 にとっては、脱ぎ着に時間がかかった。このほか、一般に、調整式のパンティ或 いはボディースーツタイプのものは、トイレをする時に、少なからぬ時間と手間 をかけなければ脱ぐことができなかった。このように、従来のパンティの設計は 極めて不便であり、改善が待たれていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、本体布、可動また布、及び留め合わせ部材を組み合わせた簡単な構 造により、女性が用を足す時に、僅かに下当活動布条を引き開けばよく、パンテ ィ全体を脱ぐ必要がない、一種のパンティを提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、左右両側にそれぞれ使用者の脚部を入れる一つのレッグホ ールが設けられ、正面と背面にそれぞれ一つの留め合わせ部材が設けられた、一 つの本体布と、 一端が上記本体布の正面と相連接し一体とされ、もう一端の背面に本体布の背 面の留め合わせ部材と分離自在に相互に留め合わせられることを以て一つの完全 なパンティを形成する、一つの留め合わせ部材が設けられた、可動また布とを備 えてなる、パンティとしている。

【０００５】 請求項２の考案は、請求項１のパンティで、その中、可動また布の一端が、本 体布の背面と相互に連接し一体とされる構造とされていることを特徴とする、パ ンティとしている。

【０００６】 請求項３の考案は、請求項１のパンティで、その中、可動また布が独立して設 置された長形布条とされた、パンティとしている。

【０００７】 請求項４の考案は、請求項３のパンティで、その中、可動また布の前後両端に それぞれ一つの留め合わせ部材が設けられた、パンティとしている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の第１、第２実施例では、一つの本体布、一つの可動また布及び留め合 わせ部材より一つのパンティを構成し、その中、該本体布の一端を本体布と連接 して一体とし、もう一端を留め合わせ部材を利用して本体布と分離自在に留め合 わせて完全なパンティ構造を構成することを以て、トイレをする時に、可動また 布の留め合わせ部材を設けた一端を開けば、全体のパンティを脱がなくとも用が 足せ、トイレにかかる時間を節約し、パンティをひざ下に下げた時の汚水による 汚染の心配がない、一種のパンティを提供している。

【０００９】 本考案の第１、第２実施例では、同時に、本体布の正面或いは背面に別に一つ の留め合わせ部材を設けてあり、開いた状態の可動また布を止めることができる 、一種のパンティを提供している。

【００１０】 本考案の第３実施例では、可動また布を独立して設置し、並びにその前後両端 にそれぞれ留め合わせ部材を設け、本体布上の留め合わせ部材と相互に対応し留 め合わせて一つの完全なパンティ構造を構成することを以て、使用者がトイレに 行く時、直接可動また布を取り外して用を足した後、再びそれと本体布を留め合 わせれば、全体のパンティを脱ぐ必要がなく、また、生理用ナプキンを該可動ま た布に組み合わせれば、月経期にナプキンを交換するのに極めて便利であり、清 潔を保持でき、便利である、一種のパンティを提供している。

【００１１】 本考案の優れた点は以下のようである。 １．幼年の女児がトイレをする時、パンティを下ろす必要がないため、地面の 汚水や排泄物でパンティを汚す必要がない。 ２．パンティの可動また布が分泌物で汚れ、きれいに洗浄できない場合には、 可動また布を交換すればよく、パンティ全体を廃棄する必要がない。 ３．個人の体型や習慣により、きつさを調整でき、着用して快適である。 ４．一般の調整型のパンティ或いはボディスーツのパンティのようにはトイレ をするための煩雑な着脱過程を必要とせず、トイレの時間を節約し、便利さを達 成する。 ５．生理用ナプキンを可動また布に組み合わせた設計とした場合、月経期にナ プキンを交換するのに極めて便利であり、パンティの衛生を保持できる。 ６．冬季に、幼児、老人或いは行動に不自由な者が迅速に着脱できるため、着 脱に時間がかかって寒さのため風邪をひくことが避けられる。

【００１２】

【実施例】

図１に示されるのは、本考案の第１実施例の正面図である。それは、本体布１ ０、可動また布１２、及び留め合わせ部材１４、１６を少なくとも含み、その中 、本体布１０の左右両側にはそれぞれ使用者の脚部の入るレッグホール１１、１ ３が設けられ、上方には鉤面粘着帯を備えた留め合わせ部材１６が設けられ、ま た、可動また布１２の一端は本体布１０の正面と相連接し、一体に設けられ、可 動また布１２のもう一端の背面には、毛面粘着帯を備えた留め合わせ部材１４が 設けられている。また図２の本考案の第１実施例の背面図に示されるように、本 体布１０の下方には鉤面粘着帯を備えた留め合わせ部材１８が設けられ、該留め 合わせ部材１８は可動また布１２の留め合わせ部材１４と相互に対応して留め合 わせ可能で、以て本体布１０と可動また布１２が固定されて、一つの完成したパ ンティ構造が構成される。

【００１３】 図３の本考案の第１実施例の使用表示図に示されるように、その平日一般の着 用状態下では、可動また布１２上の留め合わせ部材１４と本体布１０背面の留め 合わせ部材１８が相互に留め合わせられ、着用して快適なものとされ（図の実線 部分に示される）、使用者がトイレをしたい時には、ただ留め合わせ部材１４、 １８を分離して可動また布１２を前向きに開き、該毛面粘着帯を有する留め合わ せ部材１４と本体布１０正面に設けられた鉤面粘着帯を有する留め合わせ部材１ ６を留め合わせれば（図の虚線部分に示される）、可動また布１２を固定でき、 使用者がトイレをするときに、可動また布１２が地面や便器に接触して汚れる問 題を防ぐことができる。

【００１４】 また、図４は本考案の第２実施例の背面図であり、それもまた、本体布２０、 可動また布２２及び留め合わせ部材２４、２６を包括し、その中、可動また布２ ２の一端は本体布２０の背面と相連接し、一体に設けられた構造とされ、その別 の一端に設置された留め合わせ部材２６、本体布２０上に設けられた留め合わせ 部材２４、及び左右両側のレッグホール２１、２３の設計は、本考案の第１実施 例の正面図と同じ（図１参照）ため、ここでは再度の説明は省略する。図５は本 考案の第２実施例の正面図であり、それは、本体布２０の下方に留め合わせ部材 ２６と対応するもう一つの留め合わせ部材２８を含み、以て本体布２０と可動ま た布２２が固定され、一つの完全なパンティ構造を形成可能である。

【００１５】 図６は本考案の第２実施例の使用表示図であり、その平日一般の着用状態下で は、可動また布２２上の留め合わせ部材２６と本体布２０正面の留め合わせ部材 ２８が相互に留め合わせられ（図の実線部分に示される）、使用者がトイレをし たい時には、ただ留め合わせ部材２６、２８を分離して可動また布２２を後方に 開き、さらに、可動また布２２上に設けられた留め合わせ部材２６と本体布２０ 背面に設けられた留め合わせ部材２４とを相互に留め合わせることを以て（図の 虚線部分に示される）、活動に便利とする。

【００１６】 また、図８には本考案の第３実施例が示され、それは、本体布３０、可動また 布３２、及び留め合わせ部材３４、３６、３８、４０を備えてなる。その中、本 体布３０の左右両側には、それぞれ一つのレッグホール３１が設けられ（もう一 つのレッグホールは図には表示されていない）、本体布３０の前方と後方に、そ れぞれ鉤面粘着帯を有する留め合わせ部材３８、４０が設けられている。また、 可動また布３２は独立して設置される長形の布条とされ、その前端と後端にはそ れぞれ本体布上の留め合わせ部材３８、４０に対応する毛面粘着帯を有する留め 合わせ部材３４、３６が設けられ（図７参照）、これら２対の留め合わせ部材３ ４、４０、３６、３８の相互留め合わせにより、本体布３０と可動また布３２が 連接されて、一つの完全なパンティ構造を形成する。使用者がトイレをしたい時 には、直接留め合わせ部材３４、３８、３６、４０を分離し、可動また布３２を 取り外せば、現在女性がトイレをする時に必要なパンティを脱ぐ動作が不要とな る。

【００１７】

【考案の効果】

本考案のパンティは構造が簡単で、且つ脱がずともトイレをすることができ、 便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例の正面図である。

【図２】本考案の第１実施例の背面図である。

【図３】本考案の第１実施例の使用表示図である。

【図４】本考案の第１実施例の背面図である。

【図５】本考案の第１実施例の正面図である。

【図６】本考案の第１実施例の使用表示図である。

【図７】本考案の第３実施例表示図である。

【図８】本考案の第３実施例の可動また布表示図であ
る。

【符号の説明】

１０、２０、３０・・・本体布 １１、１３、２１、２３、３１・・・レッグホール １２、２２、３２・・・可動また布 １４、１６、１８、２４、２６、２８、３４、３６、３
８、４０・・・留め合わせ部材

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右両側にそれぞれ使用者の脚部を入れ
   る一つのレッグホールが設けられ、正面と背面にそれぞ
   れ一つの留め合わせ部材が設けられた、一つの本体布
   と、 一端が上記本体布の正面と相連接し一体とされ、もう一
   端の背面に本体布の背面の留め合わせ部材と分離自在に
   相互に留め合わせられることを以て一つの完全なパンテ
   ィを形成する、一つの留め合わせ部材が設けられた、可
   動また布とを備えてなる、パンティ。
2. 【請求項２】 請求項１のパンティで、その中、可動ま
   た布の一端が、本体布の背面と相互に連接し一体とされ
   る構造とされていることを特徴とする、パンティ。
3. 【請求項３】 請求項１のパンティで、その中、可動ま
   た布が独立して設置された長形布条とされた、パンテ
   ィ。
4. 【請求項４】 請求項３のパンティで、その中、可動ま
   た布の前後両端にそれぞれ一つの留め合わせ部材が設け
   られた、パンティ。