JP3030103U - 棒状米飯加工食品の包装袋及び該食品入り包装体 - Google Patents
棒状米飯加工食品の包装袋及び該食品入り包装体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート状食品と棒状米飯加工食品が分離され
て包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面がフィル
ムにて包囲されてなる包装体であって、該包装体の分断
手段が容易で、米飯加工食品にシート状食品を非常にス
ムースに巻いて食する状態とすることが可能な米飯加工
食品の包装袋及び包装体を提供することを課題とする。 【解決手段】 幅方向略中央部3 に分断手段4 を有する
外装フィルム5 と、前記幅方向略中央部3 にて一部重合
6 された2枚のフィルム片7a,7b からなる内装フィルム
7 とが前記分断手段4 先端部分を除く略周縁部にてシー
ル8 されてなる矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内
装フィルム5,7 間に介装されたシート状食品2 とから構
成された包装袋において、前記包装袋本体A を構成する
少なくとも外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 からは
包囲用フィルム片10a,10b が夫々突設されてなると共
に、前記分断手段4 も該フィルム片10a,10b まで延設さ
れて包装袋を構成させている。
て包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面がフィル
ムにて包囲されてなる包装体であって、該包装体の分断
手段が容易で、米飯加工食品にシート状食品を非常にス
ムースに巻いて食する状態とすることが可能な米飯加工
食品の包装袋及び包装体を提供することを課題とする。 【解決手段】 幅方向略中央部3 に分断手段4 を有する
外装フィルム5 と、前記幅方向略中央部3 にて一部重合
6 された2枚のフィルム片7a,7b からなる内装フィルム
7 とが前記分断手段4 先端部分を除く略周縁部にてシー
ル8 されてなる矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内
装フィルム5,7 間に介装されたシート状食品2 とから構
成された包装袋において、前記包装袋本体A を構成する
少なくとも外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 からは
包囲用フィルム片10a,10b が夫々突設されてなると共
に、前記分断手段4 も該フィルム片10a,10b まで延設さ
れて包装袋を構成させている。
Description
【0001】
本考案は、海苔等のシート状食品と、巻き寿司等の棒状米飯加工食品とが分離 されて包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面がフィルムにて包囲されてな る包装体から、該シート状食品を棒状米飯加工食品に非常に簡単な手段にて巻き 付け、シート状食品にて包囲された棒状米飯加工食品を構成し得る棒状米飯加工 食品の包装袋及び該食品入り包装体の改良に関する。
【0002】
従来、上記のように海苔等のシート状食品と、巻き寿司等の米飯加工食品とが 分離されて包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面がフィルムにて包囲され てなる包装体から、該シート状食品と棒状米飯加工食品を結合させ、シート状食 品巻きの棒状米飯加工食品とするものとしては、例えば実開平63-161172 号公報 所載のものがある。
【0003】 即ち、図14で示すように、幅方向略中央部101 にミシン目102 による分断手 段を有する外装フィルム103 及び内装フィルム104 からなり、その間に海苔105 を挟持させ、外周縁106 を加熱溶着させた包装袋本体107 と、該包装袋本体107 の長手方向両側縁108 に溶着された円柱形の棒状握飯109 の両端面111 を被覆を する長方形の被覆片110 とから構成されたものであり、この包装袋を使用して円 柱形の握飯109 を包装する際は、先ず、該包装袋の前記被覆片110 上に円柱形の 握飯109 を載せ、その両端面111 を被覆片110 で被覆し、その状態で該円柱形の 握飯109 を前記包装袋本体107 で巻いて、最後に該巻き付けた包装袋本体107 の 端部を貼着テープ111 にて着止させていた。
【0004】 前記のように包装された円柱形の握飯109 を食する際は、前記包装袋本体107 の両側端縁108 を両手で把持して両側に牽引すると、外装フィルム103 及び内装 フィルム104 は前記ミシン目102 から両側に2分割されるが、海苔105 は分割さ れずに残留し、円柱形の握飯109 の外面に附着し、海苔巻が形成されるのであっ た。
【0005】
ところが、前記のような包装体では、包装袋本体107 の2分割作業と牽引作業 を同時にすることとなるので、被覆片110 の中央部にもミシン目102 を必要とし 、食する時に包装袋本体107 の両側端縁108 を牽引する際は、一気に外装フィル ム103 及び内装フィルム104 、被覆片110 の3枚のフィルムの分断を施さなくて はならず、なかなかスムースに牽引することができなかった。
【0006】 そこで、前記内装フィルム104 から一体的に被覆片110 を突設させて、ミシン 目102 による分断を2枚のフィルムとしたものも考えられたが(図示省略)、被 覆片110 と内装フィルム104 を一体化すると、開封時に包装袋本体107 の両側端 縁108 を把持することができず、今度は分断作業そのものに支障が生じた。
【0007】 また、前記包装体では、円柱形の握飯109 の両端面111 を別途設けられた被覆 片110 にて被覆することになるので、該被覆片110 を設けるための素材コスト及 び製造コストが増加し、生産者にとってはあまり好ましいものではなかった。
【0008】 更に、前記従来例では包装袋本体107 の分断作業を行う前に必ず貼着テープ11 1 を剥離,或いは分断する作業、即ち着止解除作業が必要で、食することが可能 な状態とするまでには非常に時間がかかり、消費者にとってはその取り扱いが非 常に面倒であった。
【0009】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、シート状食品と棒状米 飯加工食品が分離されて包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面がフィルム にて包囲されてなる包装体であって、該包装体の分断手段が容易で、米飯加工食 品にシート状食品を非常にスムースに巻いて食する状態とすることが可能な米飯 加工食品の包装袋及び包装体を提供することを課題とする。
【0010】
本考案は、上記課題を解決するために、次の技術的手段を講じる。
【0011】 即ち、その第一の技術的手段は包装袋にあり、幅方向略中央部3 に分断手段4 を有する外装フィルム5 と、前記幅方向略中央部3 にて一部重合6 された2枚の フィルム片7a,7b からなる内装フィルム7 とが前記分断手段4 先端部分を除く略 周縁部にてシール8 されてなる矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内装フィル ム5,7 間に介装されたシート状食品2 とから構成された包装袋において、前記包 装袋本体A を構成する少なくとも外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 からは包 囲用フィルム片10a,10b が夫々突設されてなると共に、前記分断手段4 も該フィ ルム片10a,10b まで延設されてなることを特徴としている。
【0012】 また、その第二の技術的手段も包装袋にあり、前記同様の包装袋において、前 記包装袋本体A を構成する少なくとも外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 から は包囲用フィルム片10a,10b が夫々突設されてなると共に、前記分断手段4 も該 フィルム片10a,10b まで延設されてなり、且つ前記包装袋本体A を構成する少な くとも外装フィルム5 の幅方向一端部11からは巻装用フィルム片12が延設されて なることを特徴としている。
【0013】 更に、その第三の技術的手段は包装体にあり、幅方向略中央部3 に分断手段4 を有する外装フィルム5 と、前記幅方向略中央部3 にて一部重合6 された2枚の フィルム片7a,7b からなる内装フィルム7 とが前記分断手段4 先端部分を除く略 周縁部にてシール8 されてなる矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内装フィル ム5,7 間に介装されたシート状食品2 と、前記包装袋本体A を構成する少なくと も外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 から夫々突設された包囲用フィルム片10 a,10b 及び該フィルム片10a,10b に延設された分断手段4 とから構成された包装 袋の、前記内装フィルム7 の一部重合6 された部分に棒状米飯加工食品1 が載置 されると共に、前記包囲用フィルム片10a,10b にて該棒状米飯加工食品1 の両端 16,16 が包囲され、且つ前記包装袋本体A の長手方向に巻装させてなり、更に、 該包装袋本体A の幅方向一端部11が本体A に着止されてなることを特徴としてい る。
【0014】 また、その第四の技術的手段も包装体にあり、幅方向略中央部3 に分断手段4 を有する外装フィルム5 と、前記幅方向略中央部3 にて一部重合6 された2枚の フィルム片7a,7b からなる内装フィルム7 とが前記分断手段4 先端部分を除く略 周縁部にてシール8 されてなる矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内装フィル ム5,7 間に介装されたシート状食品2 と、前記包装袋本体A を構成する少なくと も外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 から夫々突設された包囲用フィルム片10 a,10b 及び該フィルム片10a,10b に延設された分断手段4 と、前記包装袋本体A を構成する少なくとも外装フィルム5 の幅方向一端部11から延設された巻装用フ ィルム片12とから構成された包装袋の、前記内装フィルム7 の一部重合6 された 部分に棒状米飯加工食品1 が載置されると共に、前記包囲用フィルム片10a,10b にて該棒状米飯加工食品1 の両側面16,16 が包囲され、且つ前記包装袋本体A の 長手方向に巻装させてなり、更に、前記巻装用フィルム片12の端部15が本体A の 前記分断手段4 近傍にて着止されてなることを特徴としている。
【0015】 上記のような技術的手段を用いることにより、従来のように、包装袋本体A の 分断作業と、該包装袋本体A の牽引作業とを同時に、且つ力任せに施す必要性も なく、包装体の分断作業を行う際は、単に前記分断手段4 にて外装フィルム5 の みを2分割し、その後、一方は前記包装袋本体A の幅方向一端部11、或いは巻装 用フィルム片12の端部15,他方は包装袋本体A の幅方向他端部11を夫々把持して 軽く牽引するだけで、極簡単、且つスムースにシート状食品2 が巻かれた米飯加 工食品1 が形成された状態となって露出される。
【0016】 この際、前記巻装用フィルム片12が設けられた包装袋においては、該巻装用フ ィルム片12の端部15が本体A に着止されているので、包装袋本体10の分断作業と 、着止解除作業とを同時にでき、従って、より一層スムースに食することが可能 な状態、即ち、シート状食品1 が巻かれた棒状米飯加工食品2 が形成された状態 とすることができる。
【0017】 更に、本考案の包装体では、棒状米飯加工食品1 の両端面16,16 を、単に前記 包装袋本体A を構成する少なくとも外装フィルム5 の長手方向両端部9,9 から夫 々突設された包囲用フィルム片10a,10b にて被覆しているので、別途被覆片110 等を設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0018】
本考案は、円柱、或いは角柱形状を有する巻き寿司等の棒状米飯加工食品1 と 、該食品1 を巻装する海苔や薄焼き玉子、昆布等のシート状食品2 とを分離状態 で収納させ包装した棒状米飯加工食品1 入りの包装体であって、該包装体を開封 して、前記シート状食品2 を棒状米飯加工食品1 に極簡単な手段によって巻き付 け、該シート状食品2 で包囲された棒状米飯加工食品1 を構成し得る棒状米飯加 工食品の包装袋及び該食品入り包装体である。 以下、本考案の一実施形態について、図面に基づき説明する。
【0019】 先ず、本考案の包装袋の一実施形態について説明する。 図1〜図4で示すように、幅方向略中央部3 にカットテープ等の分断手段4 が その内部側に貼着された外装フィルム5 (図1参照)と、該幅方向略中央部4 に て端部同士が一部重合6 された2枚のフィルム片7a,7b からなる内装フィルム7 (図2参照)とが、前記分断手段4 先端部分を除く全周縁部にて熱シール8 され てなり、且つ前記外装及び内装フィルム5,7 の長手方向両端部9,9 中央部分(つ まり、四隅部分を除く部分)からは包囲用フィルム片10a,10a,10b,10b が夫々一 体的に突設されてなる(図3参照)と共に、前記外装フィルム5 の内部側に貼着 された分断手段4 も該包囲用フィルム片10a,10b まで一体的に延設され、更に、 前記外装フィルム5 の幅方向一端部11からは巻装用フィルム片12が一体的に延設 されてなる(図4参照)矩形状の包装袋本体A と、前記外及び内装フィルム5,7 間に介装された海苔等のシート状食品2 とから構成されている。
【0020】 前記外装フィルム5 から突設された包囲用フィルム片10a,10b に設けられた分 断手段4 の中途部には、夫々前記分断手段4 の両先端13,13 から内側に延びた一 条の切り込み線14a と、その先に設けられた馬蹄形状の切り込み線14b とから構 成された分断の起点となる切り込み線14が設けられている。
【0021】 前記巻装用フィルム片12の長さは、前記包装袋本体A の幅方向長さの略半分、 つまり、棒状米飯加工食品1 を巻装した際に、その端部15が前記分断手段4 上部 と少なくとも一部重合、或いは面一状態となる長さを最長とするように調整され ている。
【0022】 尚、前記本考案の包装袋を実際に製造する際は、前記包囲用フィルム片10a,10 a,10b,10b や巻装用フィルム片12は特に別途付設させる必要はなく、単に包装袋 本体A を構成する外装フィルム5 、或いは内装フィルム7 を一体的に延長させる だけで良く、要は前記内外フィルム5,7 のシール8 位置を変更させるだけで従来 の包装袋の素材をそのまま使用することも可能である。
【0023】 上記一実施形態の包装袋にて、巻き寿司等の棒状米飯加工食品1 を包装し、該 棒状米飯加工食品1 入りの包装体とするには、前記包装袋の外装フィルム5 を下 側、内装フィルム7 を上側にし、該内装フィルム7 の一部重合6 された部分に沿 って棒状米飯加工食品1 を載置させる。
【0024】 次に、前記包囲用フィルム片10a,10b にて棒状米飯加工食品1 の両側面16,16 を被覆しながら、棒状米飯加工食品1 を包装袋本体A にて長手方向に、前記巻装 用フィルム片12が上方となるよう巻装させ、さらに、図5で示すように、巻装用 フィルム片12の端部15と外装フィルム5 とを、該巻装用フィルム片12の端部15が 分断手段4 としてのカットテープ等と断面面一、或いは少し手前となるように、 タックラベル17等にて着止し、包装を完成させて包装体とする。
【0025】 前記タックラベル17には、前記分断手段4 を使用して分断する際、共に簡単に 分断されるように、該分断手段4 と平行して所定幅の二条のミシン目18,18 が設 けられている。
【0026】 次に、上記包装体を開封して棒状米飯加工食品1 を取り出すと同時に、分離状 態で収納されていたシート状食品2 が該棒状米飯加工食品1 に巻装された状態と する方法について説明する。
【0027】 先ず、図6で示す、本考案に係るシート状食品2 が収納された包装袋本体A に て包装された棒状米飯加工食品1 入りの包装体の、前記延設された分断手段4 で あるカットテープの中途部に設けられた馬蹄形状の切り込み線14b を剥離し、把 持して引っ張る。
【0028】 そうすると、前記切り込み線14b が起点となってカットテープのフィルム引裂 力により、図7で示すように、前記タックラベル17と一緒に外装フィルム5 が分 断されると共に、前記巻装用フィルム片12の端部15が開放状態となる。
【0029】 次に、図8で示すように、前記巻装用フィルム片12の端部15を指で把持して軽 くスライド牽引することで、海苔等のシート状食品2 が巻かれた棒状米飯加工食 品1 の断面半円部分が露出し、更に、図9で示すように、もう一方の包装袋本体 A の幅方向他端縁11も同様に牽引することで、海苔等のシート状食品2 が巻かれ た棒状米飯加工食品1 全体が露出し、食べる状態となって出現する。
【0030】 尚、本考案の包装袋は上記実施形態例に限定されることはなく、他の様々な形 状が挙げられる。
【0031】 例えば、図10で示すように、前記実施形態の包装袋の巻装用フィルム片12が 設けられていないもので、あとの構成は同様のものであっても良く、この場合は 、図11で示すように、包装袋本体A の幅方向一端部11が該本体A にタックラベ ル17にて着止される位置と、前記カットテープ等の分断手段4 との位置がずれて いるので、開封の際は、先ず前記タックラベル17を剥離, 或いは分断し、その後 前記同様、包装袋本体A の幅方向一端部11及び他端部11を牽引することで、海苔 等のシート状食品2 が巻かれた棒状米飯加工食品1 が出現するのである。
【0032】 また、本考案の包装袋に係る巻装用フィルム片12の形状についても、上記実施 形態のように長方形状に限定されるものではなく、例えば、図12で示すように 、台形状のものであっても良く、要は該巻装用フィルム片12の最大長さが、前記 包装袋本体A の幅方向の長さの略半分、即ち、包装袋本体A の幅方向一端部11か ら分断手段4 までの長さとなるように設けられ、且つその部分が長手方向の略中 央部分に位置して、前記タックラベル17にて着止される際に同時に着止される長 さであれば良い。
【0033】 更に、前記本考案の包装袋に係る包囲用フィルム片10a,10b の形状も前記実施 形態のように四隅が除かれたものに限らず、図13で示すように、包装袋本体A の幅方向の長さと同じ幅にて延設させても良く、この場合に、棒状米飯加工食品 1 の両側面16,16 を被覆すると多少嵩張るが、その分被覆面積が増加するので、 衛生的になる。
【0034】 また、本考案に係る切り込み線14の形状としても、前記実施形態のものに限定 されることはなく、図10で示すように、前記分断手段4 の一先端13から内側に 延びた二条の切り込み線14だけであっても、開封の際、その部分を捲り出して分 断の起点とすれば良い。
【0035】 また、図12及び13で示すように、延設された分断手段4 の中途部に単にI 字状,或いは馬蹄形状の切り込み線14を設けるだけであっても良く、この場合は 分断の際、前記分断手段4 の両先端13,13 部分の分断だけはできずに残るが、前 記包装袋本体A の幅方向一端部11、或いは巻装用フィルム片12の端部15と、包装 袋本体10の幅方向他端部11とを夫々把持して牽引する際に、その付勢力にて同時 に分断されるので全く問題ない。
【0036】 また、前記包装袋本体A の幅方向一端部11、或いは巻装用フィルム片12の端部 15と、包装袋本体A との着止手段としては、前記タックラベル17に限定されるこ とはなく、例えば、ポイントシール等の貼着によって封緘しても良いし、更に、 紐やゴムにて周面を覆い止めても勿論構わない。
【0037】 尚、本考案の各部の具体的な構成やフィルムの素材等は全て本考案の意図する 範囲内で任意に設計変更自在である。
【0038】
本考案の包装袋にて棒状米飯加工食品を包装することにより、分断手段が棒状 米飯加工食品と平行位置になるよう、海苔等のシート状食品と、該棒状米飯加工 食品とが分離されて包装され、且つ該棒状米飯加工食品の両側面が包囲フィルム 片にて包囲されてなる包装体が完成される。
【0039】 この包装体を開封して該棒状米飯加工食品を食する際に行う、前記シート状食 品を棒状米飯加工食品に巻き付けて、該シート状食品にて包囲された棒状米飯加 工食品を構成させる場合には、従来のように、包装袋本体の分断作業と、該包装 袋本体の牽引作業とを同時に、且つ力任せに施す必要性もなく、単に前記分断手 段にて外装フィルムのみを2分割し、その後、一方は前記包装袋本体の幅方向一 端部、或いは巻装用フィルム片の端部,他方は包装袋本体の幅方向他端部を夫々 把持して軽く牽引するだけで、極簡単、且つスムースにシート状食品が巻かれた 米飯加工食品が形成された状態となって露出されるので、無理なくそれぞれの作 業を施すことができ、消費者のニーズに充分対応された包装袋及び包装体となり 得る。
【0040】 この際、前記巻装用フィルム片が設けられた包装袋においては、該巻装用フィ ルム片の端部が本体に着止されているので、包装袋本体の分断作業と、着止解除 作業とを同時にでき、従って、より一層スムースに食することが可能な状態、即 ち、シート状食品が巻かれた棒状米飯加工食品が形成された状態とすることがで きる。
【0041】 更に、本考案の包装体では、棒状米飯加工食品の両端面を、単に前記包装袋本 体を構成する少なくとも外装フィルムの長手方向両端部から夫々突設された包囲 用フィルム片にて被覆しているので、別途被覆片等を設ける必要がなく、コスト ダウンを図ることができる。
【0042】 また、前記包囲用フィルム片や巻装用フィルム片は特に別途付設させる必要は なく、単に包装袋本体を構成する外装フィルム、或いは内装フィルムを一体的に 延長させるだけで良く、要は前記内外フィルムのシール位置を変更させるだけで 従来の包装袋の素材をそのまま使用することも可能である。
【図1】本考案の包装袋の一実施形態を示す正面図。
【図2】同、背面図。
【図3】同、図2のI−I線断面図。
【図4】同、図2のII−II線断面図。
【図5】本考案の包装体を示す斜視図。
【図6】同、図5のIII−III線断面図。
【図7】本考案の包装体を開封する工程を示す断面図。
【図8】本考案の包装体を開封する工程を示す断面図。
【図9】本考案の包装体を開封する工程を示す断面図。
【図10】本考案の包装袋の他の実施形態を示す正面
図。
図。
【図11】同、断面図。
【図12】本考案の包装袋の他の実施形態を示す正面
図。
図。
【図13】本考案の包装袋の他の実施形態を示す正面
図。
図。
【図14】従来の包装袋にて棒状米飯加工食品を包装す
る際の過程を示す概要斜視図。
る際の過程を示す概要斜視図。
1 棒状米飯加工食品 2 シート状食品 4 分断手段 5 外装フィルム 6 内装フィルムの重合部分 7 内装フィルム 8 外/内装フィルムのシール部 10a 包囲用フィルム片 10b 包囲用フィルム片 11 包装袋本体の幅方向端部 12 巻装用フィルム片 14 切れ込み線 17 タックラベル A 包装袋本体 11 内装フィルムと包囲フィルム片のシール部 12 封緘シール 13 切れ込み線
Claims (7)
- 【請求項1】 幅方向略中央部(3) に分断手段(4) を有
する外装フィルム(5)と、前記幅方向略中央部(3) にて
一部重合(6) された2枚のフィルム片(7a),(7b) からな
る内装フィルム(7) とが前記分断手段(4) 先端部分を除
く略周縁部にてシール(8) されてなる矩形状の包装袋本
体(A) と、前記外及び内装フィルム(5),(7) 間に介装さ
れたシート状食品(2) とから構成された包装袋におい
て、前記包装袋本体(A) を構成する少なくとも外装フィ
ルム(5) の長手方向両端部(9),(9)からは包囲用フィル
ム片(10a),(10b) が夫々突設されてなると共に、前記分
断手段(4) も該フィルム片(10a),(10b) まで延設されて
なることを特徴とする棒状米飯加工食品の包装袋。 - 【請求項2】 幅方向略中央部(3) に分断手段(4) を有
する外装フィルム(5)と、前記幅方向略中央部(3) にて
一部重合(6) された2枚のフィルム片(7a),(7b) からな
る内装フィルム(7) とが前記分断手段(4) 先端部分を除
く略周縁部にてシール(8) されてなる矩形状の包装袋本
体(A) と、前記外及び内装フィルム(5),(7) 間に介装さ
れたシート状食品(2) とから構成された包装袋におい
て、前記包装袋本体(A) を構成する少なくとも外装フィ
ルム(5) の長手方向両端部(9),(9)からは包囲用フィル
ム片(10a),(10b) が夫々突設されてなると共に、前記分
断手段(4) も該フィルム片(10a),(10b) まで延設されて
なり、且つ前記包装袋本体(A) を構成する少なくとも外
装フィルム(5) の幅方向一端部(11)からは巻装用フィル
ム片(12)が延設されてなることを特徴とする棒状米飯加
工食品の包装袋。 - 【請求項3】 前記巻装用フィルム片(12)の最大長さ
は、前記包装袋本体(A)の幅方向の長さの略半分となる
ように延設されてなる請求項2記載の棒状米飯加工食品
の包装袋。 - 【請求項4】 前記延設された分断手段(4) には分断の
起点となる切り込み線(14)が設けられてなることを特徴
とする請求項1〜3の何れかに記載の棒状米飯加工食品
の包装袋。 - 【請求項5】 幅方向略中央部(3) に分断手段(4) を有
する外装フィルム(5)と、前記幅方向略中央部(3) にて
一部重合(6) された2枚のフィルム片(7a),(7b) からな
る内装フィルム(7) とが前記分断手段(4) 先端部分を除
く略周縁部にてシール(8) されてなる矩形状の包装袋本
体(A) と、前記外及び内装フィルム(5),(7) 間に介装さ
れたシート状食品(2) と、前記包装袋本体(A) を構成す
る少なくとも外装フィルム(5) の長手方向両端部(9),
(9) から夫々突設された包囲用フィルム片(10a),(10b)
及び該フィルム片(10a),(10b) に延設された分断手段
(4) とから構成された包装袋の、前記内装フィルム(7)
の一部重合(6) された部分に棒状米飯加工食品(1) が載
置されると共に、前記包囲用フィルム片(10a),(10b) に
て該棒状米飯加工食品(1) の両端(16),(16) が包囲さ
れ、且つ前記包装袋本体(A) の長手方向に巻装させてな
り、更に、該包装袋本体(A) の幅方向一端部(11)が本体
(A) に着止されてなることを特徴とする棒状米飯加工食
品入り包装体。 - 【請求項6】 幅方向略中央部(3) に分断手段(4) を有
する外装フィルム(5)と、前記幅方向略中央部(3) にて
一部重合(6) された2枚のフィルム片(7a),(7b) からな
る内装フィルム(7) とが前記分断手段(4) 先端部分を除
く略周縁部にてシール(8) されてなる矩形状の包装袋本
体(A) と、前記外及び内装フィルム(5),(7) 間に介装さ
れたシート状食品(2) と、前記包装袋本体(A) を構成す
る少なくとも外装フィルム(5) の長手方向両端部(9),
(9) から夫々突設された包囲用フィルム片(10a),(10b)
及び該フィルム片(10a),(10b) に延設された分断手段
(4) と、前記包装袋本体(A) を構成する少なくとも外装
フィルム(5) の幅方向一端部(11)から延設された巻装用
フィルム片(12)とから構成された包装袋の、前記内装フ
ィルム(7) の一部重合(6) された部分に棒状米飯加工食
品(1) が載置されると共に、前記包囲用フィルム片(10
a),(10b) にて該棒状米飯加工食品(1) の両側面(16),(1
6) が包囲され、且つ前記包装袋本体(A) の長手方向に
巻装させてなり、更に、前記巻装用フィルム片(12)の端
部(15)が本体(A) の前記分断手段(4) 近傍にて着止され
てなることを特徴とする棒状米飯加工食品入り包装体。 - 【請求項7】 前記延設された分断手段(4) には分断の
起点となる切り込み線(14)が設けられてなることを特徴
とする請求項5又は6記載の棒状米飯加工食品入り包装
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002941U JP3030103U (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 棒状米飯加工食品の包装袋及び該食品入り包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002941U JP3030103U (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 棒状米飯加工食品の包装袋及び該食品入り包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030103U true JP3030103U (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=43165107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002941U Expired - Lifetime JP3030103U (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 棒状米飯加工食品の包装袋及び該食品入り包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030103U (ja) |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP1996002941U patent/JP3030103U/ja not_active Expired - Lifetime
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