JP3027585B2 - 研摩用複合構造体 - Google Patents
研摩用複合構造体Info
- Publication number
- JP3027585B2 JP3027585B2 JP01161194A JP16119489A JP3027585B2 JP 3027585 B2 JP3027585 B2 JP 3027585B2 JP 01161194 A JP01161194 A JP 01161194A JP 16119489 A JP16119489 A JP 16119489A JP 3027585 B2 JP3027585 B2 JP 3027585B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- abrasive
- paper cloth
- composite structure
- woven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005498 polishing Methods 0.000 title claims description 54
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 17
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 45
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 10
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 claims description 4
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 claims description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 18
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 5
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 4
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 3
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 3
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000002966 varnish Substances 0.000 description 2
- KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 2-methoxy-6-methylphenol Chemical compound [CH]OC1=CC=CC([CH])=C1O KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 1
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 1
- 229910001651 emery Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002223 garnet Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920001568 phenolic resin Polymers 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 1
- 239000011044 quartzite Substances 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
本発明は,研摩用複合構造体に関するものである。
従来より,金属や木材あるいはその他の種々の素材よ
りなる製品の表面を研摩することは,各産業で広く行わ
れており,種々の研摩用構造体が使用されている。 研摩用構造体の中で,基材として紙布を用い研摩層と
して研摩剤を接着させた研摩紙布は,表面研摩用として
各方面で使用されている。研摩紙布には,シート状・デ
イスク状・ロール状・ベルト状等の形状があるが,シー
ト状・デイスク状のものは,バイブレーターサンダーや
デイスクサンダー等の簡単な研磨用工具で使用でき,汎
用性があり使用が増加している傾向にある。
りなる製品の表面を研摩することは,各産業で広く行わ
れており,種々の研摩用構造体が使用されている。 研摩用構造体の中で,基材として紙布を用い研摩層と
して研摩剤を接着させた研摩紙布は,表面研摩用として
各方面で使用されている。研摩紙布には,シート状・デ
イスク状・ロール状・ベルト状等の形状があるが,シー
ト状・デイスク状のものは,バイブレーターサンダーや
デイスクサンダー等の簡単な研磨用工具で使用でき,汎
用性があり使用が増加している傾向にある。
研摩紙布は,使用するに従い,被研摩物質により目詰
まりや研摩剤の脱落等により研摩性能が低下し,その都
度新しい研摩紙布に交換する必要がある。研摩紙布を研
摩用工具へ取付けるに際してはボルト等を用いており,
その脱着は従来から非常に不便であった。研摩紙布と研
摩用工具の間に接着剤等を利用して研摩紙布の脱着を簡
便にする方法も考えられているが,この際の接着剤が被
研摩体の表面を汚してしまう欠点を有していた。 本発明は,従来のこれら欠点を改良し,研摩紙布の脱
着を非常に容易にした研摩用構造体を提供するものであ
る。
まりや研摩剤の脱落等により研摩性能が低下し,その都
度新しい研摩紙布に交換する必要がある。研摩紙布を研
摩用工具へ取付けるに際してはボルト等を用いており,
その脱着は従来から非常に不便であった。研摩紙布と研
摩用工具の間に接着剤等を利用して研摩紙布の脱着を簡
便にする方法も考えられているが,この際の接着剤が被
研摩体の表面を汚してしまう欠点を有していた。 本発明は,従来のこれら欠点を改良し,研摩紙布の脱
着を非常に容易にした研摩用構造体を提供するものであ
る。
本発明は,研摩層として研摩剤を接着させた紙布に高
さが0.3〜5mmのループ毛羽を100〜3500本/cm2有する合
成繊維長繊維織編物が接着されていることを特徴とする
研摩用複合構造体を要旨とする。 本発明の研摩用複合構造体は,まず,表面に研摩剤を
接着させた研摩層が存在している。 本発明の研摩剤は,一般の研摩紙布用に使用されてい
るものでよく,例えばアルミナ・炭化ケイ素・エメリー
・ガーネツト・ケイ石・酸化鉄等であり,その粒度はJI
S R6001およびR6002で定義されている粒度で12〜1200程
度でよく,被研摩体に適した研摩剤を使用すればよい。 本発明において研摩剤を紙布に接着させるものとして
は,例えばにかわ・ワニス・フエノール樹脂のような合
成樹脂接着剤等から選ばれ,その単独または混合品が使
用される。 このようにして得られた研摩紙布は,研摩層が基材と
しての紙または布で保持されており,一般の研摩紙布と
変わらない。本発明において紙布は特に限定するもので
なく,研磨の目的に従って適宜選択すればよい。 本発明の特徴は,上記研摩紙布の裏面,すなわち,研
摩剤の接着していない面とループ毛羽を表面に有する織
編物を接着せしめていることである。ループ毛羽を表面
に有する本発明の織編物は,織編物の両面にループ毛羽
を有することもあれば,片面だけにループ毛羽を有する
こともあり,後者の編織物の場合であればループ毛羽を
有しない面を上記研摩紙布の裏面と接着させねばならな
い。 織編物の裏面に毛羽を有していると,研摩紙布の裏面
を接着するに際し,毛羽が接着剤層に入り込み,織編物
と研摩紙布の接着強力が強くなる。 ループ毛羽を有する織編物の表面は,フアスナー効果
を有している。したがって,ドリル等の研摩用工具の先
端に雄型フアスナーを具備せしめると,本発明の研摩用
複合構造体は研摩用工具に簡単に取り付けることがで
き,また,取り外しも容易である。 ループ毛羽を表面に有する本発明の織編物は,合成繊
維長繊維糸条からなっていることが必要である。天然繊
維では,単繊維の強力が弱くて織編物の耐久性に乏し
く,また,短繊維では織編物の表面におけるフアスナー
効果が弱い。 本発明のループ毛羽は,その高さが0.3〜5mmであるこ
とが必要である。その高さが0.3mm以下では十分なフア
スナー効果が得られず,また,その高さが5mm以上で
は,研摩用工具のフアスナー雄型と研摩紙布の間隙が開
きすぎ,研摩しにくくなる。 ループ毛羽の高さは次の方法で測定した。 ループ毛羽を有する織編物を鋭いエツジの上で折り曲
がると折れ曲がった線上にループ毛羽が直立する。この
ループ毛羽の長さをスケール付きの顕微鏡で測定した。 本発明のループ毛羽の数は100〜3500本/cm2であるこ
とが必要である。この範囲外では研摩用工具に対して十
分なフアスナー効果が得られない。 ループ毛羽の数は顕微鏡にて一定視野内の毛羽数を肉
眼で数え,その数を平方センチメータ当たりに換算して
算出した。 本発明においては,次の測定方法によって研摩用工具
と研摩用複合構造体の織編物の間の接着力が800g以上あ
ると,研摩作業中に研摩用複合構造体が研摩用工具から
脱落するおそれがなく,実用上問題がなく,研摩用工具
に対して十分なフアスナー効果があると判断しているも
のである。 タテが20cm以上,ヨコが20cm以上の大きさの試料を水
平な台に貼り付け,その上方10cmから重量が200g,直径2
0cmの雄型円形フアスナーを自然落下させ,試料に密着
せしめた後,垂直方向に雄型円形フアスナーをを引き上
げ,試料が離れる際の力を測定する。 なお,この際の雄型円形フアスナーのループは220デ
ニールのナイロンモノフイラメントからなり,フツク型
で,1.5±0.3mmの高さで,50±2本/cm2の密度のものであ
る。 本発明において,研摩紙布とループ毛羽を有する織編
物は,上述のように接着剤により接着されている。接着
剤は,紙布の種類と織編物の繊維の種類を考慮して適宜
なものを選択すればよいが,代表的なものとしては,酢
酸ビニルエマルジヨン・アクリルエマルジヨン・ポリク
ロロプレン・ニトリルゴム等がある。 本発明の研摩用複合構造体を得るには各種の方法があ
るが,代表的な方法を以下に述べる。 〔研摩紙布の製造〕 研摩剤を接着させた紙布を得るには,例えば,にかわ
・ワニス・フエノール樹脂のような合成樹脂接着剤等の
水溶液または溶剤溶液を紙布に塗布し,さらに研摩剤を
塗装し,次いで加熱乾燥して接着部を硬化させる。その
後,上引きのため該溶液をもう一度塗布し,再度加熱・
乾燥・硬化させる。 〔ループを有する織編物の製造〕 エアージエツト加工等により糸条にループ毛羽を発生
させ,その糸条を用いて織編する方法・ループが形成さ
れるような組織で織編しておいて,起毛等の仕上げ加工
でループ毛羽を発生させる方法等がある。 〔研摩紙布と織編物の接着方法〕 研摩紙布の裏面,すなわち,研摩剤の接着していない
面に接着剤溶液を均一に塗布した後,織編物の一面を合
わせ,適度な圧力をかけてさらに加熱・乾燥することに
より接着させる。
さが0.3〜5mmのループ毛羽を100〜3500本/cm2有する合
成繊維長繊維織編物が接着されていることを特徴とする
研摩用複合構造体を要旨とする。 本発明の研摩用複合構造体は,まず,表面に研摩剤を
接着させた研摩層が存在している。 本発明の研摩剤は,一般の研摩紙布用に使用されてい
るものでよく,例えばアルミナ・炭化ケイ素・エメリー
・ガーネツト・ケイ石・酸化鉄等であり,その粒度はJI
S R6001およびR6002で定義されている粒度で12〜1200程
度でよく,被研摩体に適した研摩剤を使用すればよい。 本発明において研摩剤を紙布に接着させるものとして
は,例えばにかわ・ワニス・フエノール樹脂のような合
成樹脂接着剤等から選ばれ,その単独または混合品が使
用される。 このようにして得られた研摩紙布は,研摩層が基材と
しての紙または布で保持されており,一般の研摩紙布と
変わらない。本発明において紙布は特に限定するもので
なく,研磨の目的に従って適宜選択すればよい。 本発明の特徴は,上記研摩紙布の裏面,すなわち,研
摩剤の接着していない面とループ毛羽を表面に有する織
編物を接着せしめていることである。ループ毛羽を表面
に有する本発明の織編物は,織編物の両面にループ毛羽
を有することもあれば,片面だけにループ毛羽を有する
こともあり,後者の編織物の場合であればループ毛羽を
有しない面を上記研摩紙布の裏面と接着させねばならな
い。 織編物の裏面に毛羽を有していると,研摩紙布の裏面
を接着するに際し,毛羽が接着剤層に入り込み,織編物
と研摩紙布の接着強力が強くなる。 ループ毛羽を有する織編物の表面は,フアスナー効果
を有している。したがって,ドリル等の研摩用工具の先
端に雄型フアスナーを具備せしめると,本発明の研摩用
複合構造体は研摩用工具に簡単に取り付けることがで
き,また,取り外しも容易である。 ループ毛羽を表面に有する本発明の織編物は,合成繊
維長繊維糸条からなっていることが必要である。天然繊
維では,単繊維の強力が弱くて織編物の耐久性に乏し
く,また,短繊維では織編物の表面におけるフアスナー
効果が弱い。 本発明のループ毛羽は,その高さが0.3〜5mmであるこ
とが必要である。その高さが0.3mm以下では十分なフア
スナー効果が得られず,また,その高さが5mm以上で
は,研摩用工具のフアスナー雄型と研摩紙布の間隙が開
きすぎ,研摩しにくくなる。 ループ毛羽の高さは次の方法で測定した。 ループ毛羽を有する織編物を鋭いエツジの上で折り曲
がると折れ曲がった線上にループ毛羽が直立する。この
ループ毛羽の長さをスケール付きの顕微鏡で測定した。 本発明のループ毛羽の数は100〜3500本/cm2であるこ
とが必要である。この範囲外では研摩用工具に対して十
分なフアスナー効果が得られない。 ループ毛羽の数は顕微鏡にて一定視野内の毛羽数を肉
眼で数え,その数を平方センチメータ当たりに換算して
算出した。 本発明においては,次の測定方法によって研摩用工具
と研摩用複合構造体の織編物の間の接着力が800g以上あ
ると,研摩作業中に研摩用複合構造体が研摩用工具から
脱落するおそれがなく,実用上問題がなく,研摩用工具
に対して十分なフアスナー効果があると判断しているも
のである。 タテが20cm以上,ヨコが20cm以上の大きさの試料を水
平な台に貼り付け,その上方10cmから重量が200g,直径2
0cmの雄型円形フアスナーを自然落下させ,試料に密着
せしめた後,垂直方向に雄型円形フアスナーをを引き上
げ,試料が離れる際の力を測定する。 なお,この際の雄型円形フアスナーのループは220デ
ニールのナイロンモノフイラメントからなり,フツク型
で,1.5±0.3mmの高さで,50±2本/cm2の密度のものであ
る。 本発明において,研摩紙布とループ毛羽を有する織編
物は,上述のように接着剤により接着されている。接着
剤は,紙布の種類と織編物の繊維の種類を考慮して適宜
なものを選択すればよいが,代表的なものとしては,酢
酸ビニルエマルジヨン・アクリルエマルジヨン・ポリク
ロロプレン・ニトリルゴム等がある。 本発明の研摩用複合構造体を得るには各種の方法があ
るが,代表的な方法を以下に述べる。 〔研摩紙布の製造〕 研摩剤を接着させた紙布を得るには,例えば,にかわ
・ワニス・フエノール樹脂のような合成樹脂接着剤等の
水溶液または溶剤溶液を紙布に塗布し,さらに研摩剤を
塗装し,次いで加熱乾燥して接着部を硬化させる。その
後,上引きのため該溶液をもう一度塗布し,再度加熱・
乾燥・硬化させる。 〔ループを有する織編物の製造〕 エアージエツト加工等により糸条にループ毛羽を発生
させ,その糸条を用いて織編する方法・ループが形成さ
れるような組織で織編しておいて,起毛等の仕上げ加工
でループ毛羽を発生させる方法等がある。 〔研摩紙布と織編物の接着方法〕 研摩紙布の裏面,すなわち,研摩剤の接着していない
面に接着剤溶液を均一に塗布した後,織編物の一面を合
わせ,適度な圧力をかけてさらに加熱・乾燥することに
より接着させる。
以下,具体的に実施例により,本発明を説明する。 粘度150のアルミナを疎塗装したレジンボンド研摩紙
と70デニール/16フイラメントのナイロン長繊維糸条よ
り編成したトリコツトの起毛品を,アクリルエマルジヨ
ンの接着剤で接着させ,本発明の研摩用複合構造体を得
た。この際のトリコツトの起毛品は,ループ毛羽の平均
高さが1mm,毛羽密度が1200本/cm2であった。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果2000gであっ
た。 比較例1として,粘度150のアルミナを疎塗装したレ
ジンボンド研摩紙と40番単糸の綿糸を使用して編成した
トリコツトをアクリルエマルジヨンの接着剤で接着さ
せ,比較例の研摩用複合構造体を得た。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果350gであっ
た。 比較例2として,トリコツトを起毛する際に実施例よ
りも起毛の程度を弱くして,ループ毛羽高さ0.1mm,毛羽
密度1200本/cm2のものを作成し,実施例と同様にして,
比較例の研摩用複合構造体を作成した。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果500gであっ
た。 比較例3として,70デニール/16フイラメントのナイロ
ン長繊維糸条より編成し,ループ毛羽の平均高さが1mm,
毛羽密度が60本/cm2である起毛処理をしないパイルトリ
コツトと粘度150のアルミナを疎塗装したレジンボンド
研摩紙を,アクリルエマルジヨンの接着剤で接着させ,
比較例の研摩用複合構造体を作成した。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果650gであっ
た。
と70デニール/16フイラメントのナイロン長繊維糸条よ
り編成したトリコツトの起毛品を,アクリルエマルジヨ
ンの接着剤で接着させ,本発明の研摩用複合構造体を得
た。この際のトリコツトの起毛品は,ループ毛羽の平均
高さが1mm,毛羽密度が1200本/cm2であった。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果2000gであっ
た。 比較例1として,粘度150のアルミナを疎塗装したレ
ジンボンド研摩紙と40番単糸の綿糸を使用して編成した
トリコツトをアクリルエマルジヨンの接着剤で接着さ
せ,比較例の研摩用複合構造体を得た。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果350gであっ
た。 比較例2として,トリコツトを起毛する際に実施例よ
りも起毛の程度を弱くして,ループ毛羽高さ0.1mm,毛羽
密度1200本/cm2のものを作成し,実施例と同様にして,
比較例の研摩用複合構造体を作成した。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果500gであっ
た。 比較例3として,70デニール/16フイラメントのナイロ
ン長繊維糸条より編成し,ループ毛羽の平均高さが1mm,
毛羽密度が60本/cm2である起毛処理をしないパイルトリ
コツトと粘度150のアルミナを疎塗装したレジンボンド
研摩紙を,アクリルエマルジヨンの接着剤で接着させ,
比較例の研摩用複合構造体を作成した。 研摩用複合構造体の研摩用工具に対する接着力を本発
明において用いられる方法で測定した結果650gであっ
た。
本発明品は,ループを有する合成繊維長繊維糸条より
なる織編物のフアスナー効果を利用した,研摩用複合構
造体であるため,研摩用工具への研摩紙布の脱着を容易
にせしめるものである。
なる織編物のフアスナー効果を利用した,研摩用複合構
造体であるため,研摩用工具への研摩紙布の脱着を容易
にせしめるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 11/00
Claims (1)
- 【請求項1】研摩層として研摩剤を接着させた紙布に,
高さが0.3〜5mmのループ毛羽を100〜3500本/cm2有する
合成繊維長繊維織編物が接着されていることを特徴とす
る研摩用複合構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01161194A JP3027585B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 研摩用複合構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01161194A JP3027585B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 研摩用複合構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0326469A JPH0326469A (ja) | 1991-02-05 |
JP3027585B2 true JP3027585B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=15730374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01161194A Expired - Lifetime JP3027585B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 研摩用複合構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027585B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5378251A (en) * | 1991-02-06 | 1995-01-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Abrasive articles and methods of making and using same |
DE19840657A1 (de) * | 1998-09-05 | 2000-03-09 | Wandmacher Gmbh & Co Awuko Sch | Schleifpapier |
CN102039561B (zh) * | 2010-10-15 | 2012-08-08 | 江苏省新型复合研磨材料及制品工程技术研究中心 | 高精度pcb板专用研磨材料及制造方法 |
CN101966694B (zh) * | 2010-10-15 | 2012-03-28 | 江苏省新型复合研磨材料及制品工程技术研究中心 | 高效能弹性复合研磨片及其制备方法 |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP01161194A patent/JP3027585B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0326469A (ja) | 1991-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5962102A (en) | Loop material for engagement with hooking stems | |
US4437269A (en) | Abrasive and polishing sheets | |
US5607345A (en) | Abrading apparatus | |
JP3953099B2 (ja) | 研磨材製品およびその製造方法 | |
US7841927B2 (en) | Hybrid fiber-foam buffing pad | |
JP5238726B2 (ja) | 研磨物品、並びにその製造及び使用方法 | |
JPS61175357U (ja) | ||
JP2010522090A (ja) | 研磨物品とその作製方法 | |
CN104822493B (zh) | 磨料制品 | |
US20060183392A1 (en) | Polishing and buffing pad | |
JP2008526529A (ja) | 研磨物品およびその製造方法 | |
JP2009502540A (ja) | 研磨物品及びその製造方法 | |
CN103781593B (zh) | 再磨光乙烯基组合物瓷砖的方法 | |
JPH10508541A (ja) | 研摩用品及びその製造方法 | |
JP2000508926A (ja) | 磨き物品およびその製法 | |
JP3027585B2 (ja) | 研摩用複合構造体 | |
US6988941B2 (en) | Engaging assembly for abrasive back-up pad | |
KR20100004087U (ko) | 트리코트 메시 패브릭을 기재로 하는 연마패드 | |
JP7246411B2 (ja) | 研磨粒子の混合物を有する擦り磨き物品 | |
US11642756B2 (en) | Abrasive article with anionic water solubilizing material and method of making | |
CN211940509U (zh) | 高强度柔韧性页轮砂布 | |
KR200436999Y1 (ko) | 망체를 기재로 하는 연마패드 | |
JPH03190675A (ja) | 不織布研磨材 | |
JPH06114748A (ja) | 研磨布 | |
JPH0355170A (ja) | 研磨ベルトおよび研磨機 |