JP3025550B2 - 熱分離性複合繊維及びその繊維集合物 - Google Patents
熱分離性複合繊維及びその繊維集合物Info
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Description
の一つが著しく熱収縮して他の構成成分が単独で分離
し、ワイパーやフィルターの材料に有用な細繊度の繊維
や、周囲に長さ方向の深溝を有する繊維になる熱分離性
複合繊維に関する。
分割性のある複合繊維を利用することが知られている。
複合繊維を用いる方法としては例えば特公昭53−47
414号、特公昭53−47416号、特公昭63−1
4098号及び特開昭62−133164号各公報等が
知られている。
なる種類のポリマーを構成単位として組み合わされたも
のである。例えばポリエステルとポリアミド、ポリエス
テルとポリオレフィン、ポリオレフィンとポリアミド等
の組み合わせの複合繊維であって、各構成単位に分割す
るには、圧力水等の物理的衝撃処理、又は溶剤や酸、ア
ルカリなどの薬剤を用いる方法が記されている。
分を分離する方法が特開平2−169719号及び特開
平2−169720号各公報に記載されている。
等による方法は大掛かりな装置を必要とし、しかも分割
と同時に繊維がからみあって不織布化していくため、分
割率を高めると不織布は堅いものになるという欠点があ
り、溶剤による方法は廃液の処理を必要とした。また熱
融解による方法は、溶融された成分が残った成分に接着
するため分割した成分は細繊維の束になり、これを不織
布にする場合、繊維の自由な方向性と繊維からみが不十
分である、という問題があった。
圧力水や溶剤をもちいることなく、熱処理のみで一つの
成分を容易に分離できる複合繊維及びその繊維集合体を
提供すること目的とする。
に本発明の複合繊維は、融点(T1℃)が130<T1
<350の範囲にある繊維形成性熱可塑性樹脂を第1成
分とし、第1成分より融点(T2℃)が20℃以上低
く、110<T2≦140の範囲にあり、かつ融点近傍
の温度で熱収縮率が50%以上であるエチレン−プロピ
レン共重合体及び/又はエチレン−プロピレン−ブテン
1三者共重合体を第2成分とし、各成分はその一部を繊
維表面に露出していることを特徴とする。
〜350℃の範囲にある熱可塑性樹脂はポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)などのポリエステル類、ナイロン6(Ny
6)、ナイロン66(Ny66)、ナイロン610(N
y610)、ナイロン11(Ny11)、ナイロン12
(Ny12)及びナイロンMXD6(NyMX)(商品
名、三菱ガス化学株式会社製)などのポリアミド類及び
ポリメチルペンテン(PMP)、ポリプロピレン(P
P)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)
などのポリオレフィン類のホモポリマ、コポリマ、グラ
フト変生体及びこれらのポリマアロイが都合よく用いら
れる。
リメチルペンテンが好ましくもちいられる。
としは、エチレン−プロピレン共重合体(EP)あるい
はエチレン−プロピレン−ブテン−1(EPB)三者共
重合体などのプロピレン共重合体がその融点未満の温度
で著しく(50%以上)熱収縮を生じるので好都合であ
る。
またはポリメチルペンテンを用いる場合は、第2成分は
110<T2≦140の範囲の融点(T2℃)のエチレ
ン−プロピレン共重合体および/またはエチレン−プロ
ピレン−ブテン−1三者共重合体が特に好ましい。
0:20〜20:80が好ましい。
種の溶融樹脂を流動接触させたとき両樹脂間に界面が存
在する場合をいい、α−ポリオレフィンのモノマー中の
炭素数の差(Δn)が0.9<△nの組み合わせが可能
で、共重合体にあってはモル比で換算したΔnを用い
る。この場合はPMPとEPとの組み合わせが特に好ま
しい。ポリオレフィン系熱収縮性樹脂を第2成分として
用いる場合は、該樹脂に非相溶性の第1成分としては、
ポリエステル、ポリアミドおよびこれらを海成分とする
ポリマーアロイが都合がよい。
2及び図4に示すように繊維横断面において第1成分
(1) が第2成分(2) によって2個以上に区分けされてお
り、各成分は各々が繊維断面の構成成分となり、各構成
単位は互いに異なる成分の構成単位と隣接し、かつ全て
の構成単位がその一部が繊維表面に露出するように配さ
れている。
明の複合繊維はステープル状で第2成分(2) の融点に近
い温度に加熱されると、第2成分(2) は著しく収縮して
図3に示しているように複合繊維からはずれ、第1成分
(1) のみが繊維形態のまま分割される。
いて第1成分(1) は区分けされておらず各成分(1)(2)は
各々が繊維断面の構成成分となり、各構成成分は互いに
異なる成分の構成成分と隣接し、かつ全ての構成成分が
その一部が繊維表面に露出するように配されている構造
もとることができる。
明の複合繊維はステープル状で第2成分(2) の融点に近
い温度に加熱されると、第2成分(2) は著しく収縮して
塊状になって複合繊維からはずれ、第1成分(1) のみが
繊維形態を残し、元第2成分があった部分が溝状にえぐ
れた図7に示すような側面に深溝(3) を有する繊維形状
になる。
を損なわないならば、必要に応じて第1成分、第2成分
の他の成分があってもよい。例えば図8に示すような繊
維断面の構造で第1成分(1) がAポリマ、Bポリマの二
種類の成分からなるような構造である。
ルの繊度であり、少なくとも2倍に延伸され切断され
た、有端のステープル繊維や抄紙用短カット繊維の形状
のものは、熱処理により第2成分が収縮して複合繊維か
ら分離しやすい。又はマルチフィラメントのような長繊
維でもよい。この場合、熱処理分離後の形状は、収縮し
捲縮した第2成分の繊維と極細化または側面の深溝化し
た第1成分の繊維になる。
物理的折畳み方式の捲縮付与或は打流綿機を用いるなど
の、機械的分割促進処理を施すことや、圧力水処理など
の物理的衝撃処理による分割手法を併用してもよいが、
むしろ微細繊維束をほぐす程度が不織布の嵩高性と柔軟
性を保つうえで好ましい。
ル、ナイロン、レーヨンなどの他の繊維と混綿、もしく
はパルプ、合成パルプなどの繊維状物と混合、或は層状
に重ねた繊維集合物として用いることができる。
紙、織物、編み物、フロッキー加工品などを言い、本発
明の複合繊維が30%以上含まれていれば、熱処理後の
第2成分の収縮によって、微細な分割繊維が多数存在す
るときは保水性、保温性、柔軟性に富んだ布はくが得ら
れる。また複合繊維が周囲に凹凸の多い多数の深い溝を
持った繊維になるときは拭き取り性の優れたワイパーが
得られる。
に近く且つ融点より低い温度で熱処理することにより、
第2成分が元の長さの50%以上収縮して、複合繊維か
らはずれることが大きな特徴である。そして複合繊維は
微細な繊維に分割するか、もしくは繊維の側面に長さ方
向に深い溝を持った繊維に変形する。
風車状に配列した断面を持つ複合繊維を溶融紡糸し未延
伸糸とした。第1成分(1) と第2成分(2) の容積比率は
50:50であり、一方の成分が他方の成分によって4
細片に区分けされている。両構成成分の界面を透過型光
学顕微鏡により未延伸糸の断面を拡大観察して界面の有
無を判定した。
倍以上に延伸して延伸糸とし、繊維処理剤を含浸させな
がらスタッファボックスを通して機械捲縮を与え、11
0℃のネット式熱風貫通型乾燥機で15分間乾燥し、4
1mmに切断してステープルとした。
図6に示す繊維断面を持つ複合繊維を溶融紡糸し未延伸
糸を得た。第1成分(1) と第2成分(2) の容積比率は約
75:25である。これを実施例1と同様に延伸しステ
ープルとした。
ーラーカードで1平方メートル当たり100gの目付の
ウェッブとしたのち、熱風貫通型加熱機にて130℃、
135℃、140℃および150℃で2分間の熱処理を
したところ図7示したごとく2成分は分離した。、二つ
の成分の分割もしくは深溝化と熱接着の度合いを観察し
た。結果を表1に示す。
らなるウエッブを用い135℃で2分間の熱分離処理
後、1平方センチメートル当たり60Kgの圧力水で3
秒間処理すると、図7のように周面に長さ方向の深溝
(3) を有する太さ0.2〜0.3デニールのナイロン6
繊維からなる不織布を得ることができた。
型乾燥機で150℃で2分間の乾燥と熱接着処理を同時
に行い、直ちに金属ロールで押圧処理すると第2成分
(2) で接着された強力な不織布が得られた。
mに切断し、水中に分散させて抄紙し熱風貫通型乾燥機
で135℃で乾燥すると第2成分(2) が収縮して、第1
成分(1) が分割して極細繊維化し、その後平滑な熱ロー
ル加工すると第2成分(2) で接着した紙を得た。
チレン(HDPE)又はポリプロピレン(PP)を使用
した他は各実施例と同様にしてステープルを得た。繊維
の強伸度、熱処理後の状態を表1に示す。
各ステープル繊維と同様にローラカードで1平方メート
ル当たり100gの目付のウエッブとしたのち、熱風貫
通型加熱機で130℃、135℃、140℃及び150
℃で各々2分間の熱処理をして、二つの成分の分割もし
くは深溝化を観察したが、いずれも第2成分の熱収縮が
たりず分割も深溝化もおこらなかった。
繊維の変形ができるから、圧力水処理のための大掛かり
な装置や溶剤処理装置が不要で、ウエブの状態で熱処理
をしても極細繊維化が可能であり柔軟性、嵩高性に富ん
だ不織布を得ることができる。
である。
である。
である。
である。
維断面図である。
である。
複合繊維の熱処理後の繊維形状を示す図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 融点(T1℃)が130<T1<350
の範囲にある繊維形成性熱可塑性樹脂を第1成分とし、
第1成分より融点(T2℃)が20℃以上低く、110
<T2≦140の範囲にあり、かつ融点近傍の温度で熱
収縮率が50%以上であるエチレン−プロピレン共重合
体及び/又はエチレン−プロピレン−ブテン1三者共重
合体を第2成分とし、各成分はその一部を繊維表面に露
出していることを特徴とする熱分離性複合繊維。 - 【請求項2】 第1成分はポリエステル、ポリアミド及
びポリメチルペンテンのうちから選ばれた一の熱可塑性
樹脂である請求項1記載の熱分離性複合繊維。 - 【請求項3】 請求項1の熱分離性複合繊維が少なくと
も30重量%含まれており、前記複合繊維の第2成分が
元の長さの50%以上収縮し複合繊維から実質的にはず
れている繊維集合物。
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JP12195891A JP3025550B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 熱分離性複合繊維及びその繊維集合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12195891A JP3025550B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 熱分離性複合繊維及びその繊維集合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP12195891A Expired - Fee Related JP3025550B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 熱分離性複合繊維及びその繊維集合物 |
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1991
- 1991-03-25 JP JP12195891A patent/JP3025550B2/ja not_active Expired - Fee Related
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