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JP3020086U - 膨張可能な拘束式エアバッグモジュール - Google Patents

膨張可能な拘束式エアバッグモジュール

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Publication number
JP3020086U
JP3020086U JP1995006603U JP660395U JP3020086U JP 3020086 U JP3020086 U JP 3020086U JP 1995006603 U JP1995006603 U JP 1995006603U JP 660395 U JP660395 U JP 660395U JP 3020086 U JP3020086 U JP 3020086U
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JP
Japan
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airbag
gas
inflator
diffuser
reaction vessel
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995006603U
Other languages
English (en)
Inventor
シー.ニューカーク ジョン
ディー.ローズ ラリー
アール.ローリッツェン ドナルド
ジェイ.レーバンバーグ マイケル
エー.トンプソン マーク
ジェイ.グリーン デビッド
アール.デイビス テリー
Original Assignee
モートン インターナショナル,インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モートン インターナショナル,インコーポレイティド filed Critical モートン インターナショナル,インコーポレイティド
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非対称なガスの出口を有する膨張装置を備え
たエアバッグの配置形態を改良した膨張可能な拘束機構
を提供する。 【構成】 特有な構想の、反応容器24と協動する拡散
装置16が、エアバッグの配置の際の歪みを減少させる
非対称なガス出力用膨張装置20を備えた、膨張可能な
拘束式エアバッグモジュール組立品10を改良する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般に、車両の搭乗者の受動型拘束機構に関わり、より詳細には、 非対称なガスの出口を有する膨張装置を特に備えた、エアバッグの配置形態を改 良した、膨張可能な拘束機構の装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】
操作者の介在の必要なしで、配置されていない状態から配置された状態に自己 作動する安全な拘束機構、いわゆる“受動型拘束機構”と、特に膨張可能なバッ グ又はクッションを組み込んだこれらの拘束機構と、自動車両のそのような機構 の使用方法が、一般に知られている。
【0003】 例えば衝突によって、車両が突然減速する際に、例えば“エアバッグ”である 、ガスで膨張されるクッション又はバッグを使用して、車両の搭乗者を保護する ことがよく知られている。配置の際、一般にバッグが満たされる、急速に発生す るガスは、例えば窒素のような不活性ガスである。そのような機構では、エアバ ッグは、通常、必要な空間を最小にするために、膨張されていない折り畳まれた 状態で収容される。緊急の際、エアバッグを急速に膨張させるために、ガスは膨 張装置から放出される。膨張の際、エアバッグは機能して、衝突の発生に伴う車 両の搭乗者の動作を拘束する。一般に、そのようなエアバッグは、通常、数ミリ 秒以内に膨張されるように構想される。
【0004】 一般に、車両用の膨張可能な拘束機構は、対象の車両の枠体及び/又は本体に 一般に位置決め又は固定された複数の衝突センサを有し、更に機能して、車両の 突然の減速を検知する。続いて、車両の搭乗区画内に計画的に配置されたエアバ ッグモジュール又は組立品に信号を伝達し、エアバッグを配置する。一般に、車 両の運転者の保護のために供給されたエアバッグ、つまり運転者側エアバッグは 、車両のハンドルの円柱内に配置された貯蔵用区画に固定される。前部座席の搭 乗者の保護のためのエアバッグ、つまり搭乗者側エアバッグは、一般に、車両の インストラメントパネル/ダッシュボードに固定される。
【0005】 典型的なエアバッグ拘束機構は、通常“反応カン”、又はもっと短くは“カン ”と呼ばれている、外側の反応ハウジング又は容器を一般に有する。一般に、反 応容器は機能して、“エアバッグ膨張装置”、又はもっと短くは“膨張装置”、 あるいは“発生装置”と呼ばれるものを有する、エアバッグモジュール機構の他 の区画を保持又は収容する。作動の際に膨張装置は、ガスを供給し、エアバッグ を膨張させる。
【0006】 そのような機構で使用される膨張装置は、一般に、発火性または混成の型式で ある。
【0007】 一般に、発火性の膨張装置は、作動されるとエアバッグの膨張に使用されるガ スを発生する、ガス発生材料を有する。一般に、発火性の膨張装置で製造される 膨張用ガスは、膨張装置の長手に沿った開口部又は放出部分から放出される。
【0008】 一方、点火可能な発火性の材料の本体に付属の混成式膨張装置は、一般に、主 要な膨張用ガスとして、適切に作動される際に膨張装置から放出される、貯蔵さ れ、圧縮されたガスを有する。圧縮されたガスの貯蔵に関連する物理的現象に従 って、この圧縮されたガスの貯蔵に使用される容器は、一般に円筒形状である。 更に、そのような円筒形状のガス貯蔵容器からのガスの放出は、一般に、円筒形 の容器の片側のみの端部の開口部又は放出部分で行われる。
【0009】 一般に、エアバッグが、配置の際に、直線又は歪みのない形態を達成すること 、特に、車両の搭乗者の方にバッグを配置する方向を一般に真っ直ぐにするため に、エアバッグモジュール組立品が車両のダッシュボード又はパネルの中央部分 に取着されること、つまり車両のダッシュボード又はパネルの上側部と下側部の 間の中央の領域に取着されることが必要とされる。そのような取着は、通常“中 央部分の取着”と呼ばれている。
【0010】 この目的のために、一般に必要とされることとして、そのような貯蔵容器から エアバッグ内へのガスの放出は、完全に一様な方法で行われる。一般的なエアバ ッグ/膨張装置組立品と共に、そのような一様な放出は、一般に、膨張装置に直 接又は間接的に結合されたエアバッグのガスの入口用開口部の全長に沿って配置 されるバッグに、比較的一様にガスを放出することによって、達成される。この ように、バッグは、適切に一様に配置され、ガスが貯蔵容器の一つの端部のみか ら放出されるためにバッグが歪んだ方法で配置される危険性が回避される。
【0011】 上記説明された発火性の膨張装置のような、膨張装置の全長に沿う開口部から 比較的一様に膨張用ガスを放出する膨張装置では、通常、歪みのないエアバッグ の配置が達成される。しかしながら、非対称なガスの出力を製造する膨張装置で は、ガスが、一般に円筒形の容器の一つの端部のみに位置する開口部又は放出部 分によって放出される、上記説明された混成の膨張装置のような、エアバッグの 歪んだ配置を回避するような手段が供給されなければならない。
【0012】 適切に直線に又は歪みなくエアバッグを配置する形態を達成するために使用可 能な一つの方法は、比較的低い流速の流動ガスの通過領域を有する拡散装置を使 用することである。つまり、拡散装置は、かなり流動ガスを制限し、その結果、 通過する膨張用ガスは、一般に拡散装置の面部材に垂直に流れる。あいにく、膨 張用ガスの流れを制限する結果として、そのような方法は、エアバッグの配置過 程を許容範囲外まで遅くする可能性がある。
【0013】 適切に直線に又は歪みなくエアバッグを配置する形態を達成するために使用可 能な他の方法は、流動ガスを制御又は方向付け直すために、一つ又は複数のそら せ板表面を組み込んだ拡散装置を使用することである。そのようなそらせ板表面 を有する拡散装置の使用は、少なくとも、配置の際のエアバッグの歪みを減少さ せる更なる手助けになる可能性があるが、一般に、そのようなそらせ板を組み込 むことによって、製造が複雑になるだけでなく、その製造に関する費用が高くな る。
【0014】 流動ガスを重大に制限することなく、エアバッグを歪んで配置する危険性を減 少させる、簡単な、費用の安い手段が、特に、非対称なガスの出口を有する膨張 装置を使用するこれらの組立品では、必要とされる。
【0015】 更に、エアバッグの膨張及び配置の際に、反応ハウジング容器は、作用して、 車両へのエアバッグの配置に伴う力を吸収又は再び伝達する。一般的に、反応ハ ウジングは開口した容器であり、その中には、膨張されていない、折り畳まれた 状態のエアバッグが配置される。従来の装置では、エアバッグは、通常、膨張装 置の回りか反応容器自身に付設される。そのような付設の結果、反応ハウジング は、特に、バッグの配置に関連して製造される力によって、変形する可能性があ る。例えば、エアバッグが膨張される際、エアバッグの開口部の外周部分は、一 般に、ハウジングに対して外側に押動され、その結果、ハウジングは変形してし まう。一般に、これらの反応ハウジングにもたらされる開口部の形状によって、 そのような変形は、“釣鐘状開口”と呼ばれる。
【0016】 そのような変形に抗するため、及びエアバッグのガスの入口開口部の外周部分 がハウジングに対して外側に移動するのを防止するために、従来のエアバッグ装 置は、様々な寸法を採用している。
【0017】 実際に、釣鐘状開口は、厚さが及び/又は強度が大きい金属を使用する反応ハ ウジングの製造によって、減少又は限定可能である。しかしながら、そのような 厚い金属の使用によって、ハウジングの全体の重量は、好まれないことに、かな り増加してしまう。車両の重量は、車両の燃費に影響を与えるために、当然なが ら、軽量化は、現代の車両構想の特に重要な問題である。強い型式の材料構成を 使用する、反応ハウジングの他の製造は、一般に、それに関する材料費が高いた め、及びそのような安全な拘束機構に関する費用が増加するために、いつも実用 的なわけではない。
【0018】 ラウリッツェン(Lauritzen)他の1990年7月17日に刊行され た、一般に示された米国特許第4,941,678号は、そのような釣鐘状開口 を回避する構想を有する、軽量なハウジング容器組立品を発表している。組立品 は、バッグの内側の開口に、反応容器の荷重を制限しかつそれを横断して配置さ れた、拘束用ひも部材を有する。この拘束用ひも部材は、バッグの配置の際に、 容器の開口部で発散する力を拘束する。これにより、容器の開口部でより軽量な 部分の使用が可能になり、組立品の重量を増加させてしまう好ましくないフラン ジを、容器の側部に沿って補強する必要性が減少する。組立品のバッグを拘束す るために、この特許は、反応容器本体の各壁の内側に形成されたノッチを発表し ており、反応容器本体は、膨張可能なバッグのガスの入口開口部に形成された、 連続する取着用リングを拘束するための、バッグ拘束用リングの棚部を形成する 。
【0019】 従来には、様々な車両用の安全な拘束用の膨張可能なクッションの構想として 、クッションの内側の対向する側部に付設される、(“つなぎ部材”と呼ばれて いる)材料の細い紐が使用されている。そのようなつなぎ部材は、機能して、配 置の際のクッションの延長を限定する。つながれていない運転者側のエアバッグ は、一般に、運転者の方に約15〜20インチ(38.1〜50.8cm)延長し 、つながれているエアバッグは、一般に、運転者の方に約10〜13インチ(2 5.4〜33.0cm)のみ延長する。
【0020】 米国特許第5,131,680号は、混成式の膨張装置を発表し、拡散装置を 有する。発表された膨張装置の組立品は、一般に円筒形な容器と、一般に円筒形 の拡散装置と、容器の一端に締結され多部分で構成された組立品を有する。拡散 装置は、直径が容器より大きく、固定されて、容器と多部分で構成された組立品 とを包囲する。更に、ガスがエアバッグに向けられるために通過する開口部を有 する拡散装置は、実質的に、多部分で構成された組立品の全長、及び容器の長手 のかなりの部分に及んで延長する。この拡散装置が、容器及び多部分で構成され た組立品の両方を包囲するため、及び作動の際に適用される圧迫に耐えなければ ならないために、そのような拡散装置は、一般に、好適なものよりも、大きく、 重くなってしまう。
【0021】 更に、エアバッグの保持及び/又はエアバッグへの膨張ガスの搬送に少なくと も部分的に関連する、複数の米国特許が存在する。
【0022】 例えば、米国特許第4,986,569号は、外周の端部のフランジに、エア バッグの溝に配置される金属のロッドを収容するための肩部を有する、容器を具 備するエアバッグの取着機構を発表している。容器の端部のフランジは、ロッド の回りを凹角に曲げられ、容器のエアバッグを保持する。
【0023】 米国特許第5,069,480号は、クッションの拘束装置を備えた、クッシ ョン又はエアバッグの組立品を有するエアバッグ拘束装置の組立品を発表してお り、クッションの拘束装置には、膨張可能なクッション又はエアバッグが取着さ れ、更にその拘束装置は、反応ハウジング組立品に締結される。ガス発生装置に よって供給されるガスは、作動の際に、拘束装置に供給された開口部を通じて、 クッション又はエアバッグに流入する。エアバッグは、バッグの端部の回りのV 形状のとじられた折り返し部分によって、拘束装置に取着される。折り返し部分 及びエアバッグの前方への移動の際に、V形状の折り返し部分の開口側は、拘束 装置の外周の端部と係合しかつ包囲する。
【0024】 他のそのような特許の例として、米国特許第3,708,181号は、ノズル の使用方法を明記している。そのノズルを通じて、圧力は、ガスのタンクから、 舌部及び溝の接合部によって共に接合されたタンク及びノズルを有する膨張可能 なバッグに搬送され、その際、連続する可撓性の保持部分は、ノズルの放出部の 回りに形成された溝の位置のバッグの端部を保持する。更に、米国特許第4,1 11,457号は、エアバッグの端部を膨張可能な拘束装置に締結する、締結リ ングの使用方法を発表している。更に、米国特許第4,136,894号は、特 別に構想されたハウジングの三つの独立したガス発生剤を有する室のそれぞれを 覆う、開口された拡散装置の使用方法を発表している。米国特許第5,062, 664号は、中にガス発生剤が挿入される開口部を有しかつエアバッグ包囲用円 筒形部分の開口端部を有する、中空の円筒形部分又は容器を明記している。更に 、米国特許第5,058,919号は、仕切り形状の部分が使用されて、ハウジ ング内の折り畳まれたエアバッグを保持する、エアバッグモジュールの構成及び 組立技術を発表している。
【0025】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、釣鐘状開口の問題に対する、軽量な費用の安い解決方法及び均 一なガスの分配及びバッグの配置は、未だに必要とされている。
【0026】 実際に、特に膨張可能なエアバッグ及びハウジングである、そのような膨張可 能な拘束装置の構成要素の部品は、ねじ、リベット又はボルトのような選択され た締結手段によって、共に接合又は保持される。例えば、選択された締結手段は 、一般に、共に締結されるそれぞれの部品に前もって形成された締結用穴を貫通 される。都合の悪いことに、これらの膨張可能な拘束ユニットの組立品でよく経 験される問題は、共に締結されるそれぞれの部品の締結用穴が希望通り適切に整 列された状態が、達成されかつ維持されることが困難であることである。更に、 バッグの配置の際に発生された、望まれない圧迫の一点での荷重を回避するため に、例えば反応容器と、金属の保持用フランジ又はバッグのガス入口開口部の回 りに配置された金属のリングとの間である、一般に、二つの(例えば金属である )耐荷重材料の間でバッグを締結する手段によって、組立品内にバッグを締結す ることが好まれる。
【0027】 一般に、そのような締結は、反応容器を通じて行われ、容器の組立工程を簡単 にするために、バッグ及び金属の保持用フランジ又は金属のリングは、そのよう な締結方法で、すべて同時に共に締結される。あいにく、比較的柔軟なバッグの 材料の締結用穴は、容器及び/又は保持用フランジの締結用穴に対して容易に移 動される傾向があるため、容器、バッグ及び保持用フランジの締結用穴を同時に 適切に整列して維持するのは困難である。その結果、組立者は、締結用穴を適切 に整列した状態の維持に専心しなければならないか、バッグの締結用穴と、容器 及び保持用フランジの締結用穴を整列しなおすために、行っていることのすべて を中断しなければならない。当然ながら、これによって、組立工程は遅くなり、 その費用は増加してしまう。更に、締結用穴を整列しなおすための人間の介在の 必要性によって、より完全に自動化された組立工程の実施が妨害される。
【0028】 エアバッグの締結用穴が、近接部分の締結用穴に整列されて維持される、比較 的簡単な、費用の安いバッグの取着部及び保持機構が必要とされ、その機構によ って、自動化された製造及び組立は、容易に適合されることが可能になる。
【0029】 上記説明された発火性の型式の膨張装置の場合、作動時に電気的に作動可能な 点火装置に関連するエアバッグの膨張装置は、通常、膨張装置内に収容されたガ ス発生金属を点火する。ガス発生反応は、一般にかなり発熱を伴うが、かなりの 熱は、通常ガス発生過程の際に製造される。当然ながら、直接的に、又は熱に直 接接して加熱された表面に接触することによって間接的に、人間がこの熱に接す ることは、回避されなければならない。更に、膨張装置によってもたらされた熱 いガスを伴うエアバッグによる接触は、それ自身エアバッグに損傷を与えかねな いし、エアバッグの機能不全をもたらす可能性がある。例えば、エアバッグが膨 張装置に近接して収容される構想では、最初の作動のすぐ後の短い時間の間隔に 、膨張装置のガスの放出は、非常に高速である可能性があり、ガスが、エアバッ グの内部表面の比較的小さい領域に直接衝突する可能性があり、更にバッグ自身 が、燃えて、貫通する穴を形成してしまうように、質が低下する可能性があり、 機構の適切な機能を妨害する可能性がある。
【0030】 安全なエアバッグの配置を可能にする機構は、配置過程の間に発生された熱を 安全に散逸し、例えば車両と又はバッグの配置過程の際にそれ自身と“衝突”す るなど、エアバッグの配置が原因で、車両の搭乗者に損害を与えることがないこ とが望まれる。
【0031】 更に、配置の際のエアバッグの延長範囲を限定する、エアバッグ内のつなぎ部 材の使用が周知であるが、そのようなつなぎ部材を含むことによって、製造工程 が複雑になったり製造費用が高くなる可能性がある。
【0032】 そのため、そのようなつなぎ部材に依存しない、流動ガスの方向のつけ直し及 びクッションの配置に影響を及ぼす、費用の安い組立品の改良が必要とされる。
【0033】 更に、エアバッグモジュール組立品のサイズ及び重量を小さくすることが、燃 費及び車両の外観に重大な好ましくない影響を与えることなく、そのような組立 品を様々な型式の車両に組み込むことを容易にするために重要である。
【0034】 更に製造を容易にし、かつ目立つことなく製品の品質を検査することを可能に する組立品の構想は、現代の経済競争の世界環境の見地から、重要である。
【0035】 そのため、組立が容易な、軽量な、小型で、比較的安いエアバッグモジュール 組立品が必要とされる。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本考案の一般的な目的は、改良された拡散装置を提供することである。
【0037】 本考案の更に特有の目的は、上記説明された一つ又は複数の問題を解決するこ とである。
【0038】 本考案の一般的な目的は、面部材と、外側フランジと、適合されてエアバッグ の厚くされた端部と係合する溝部とを有する拡散装置によって、少なくとも一部 分達成可能である。面部材は、縦の長手部分と、限定される外周の端部、及び少 なくとも外周の端部の一部分の回りの一体に形成された側壁とを有する。外側フ ランジは、対向して配置され、側壁の少なくとも一部分に関して角度をもって配 置される。溝部は、側壁と、対向して配置されかつ角度をもって配置された外側 フランジを架橋する。拡散装置は、面部材を通じてガスを流す、面部材の複数の 開口部を備えた流動ガスの方向付け手段を有する。更に、面部材の縦の長手部分 は、一般に、面部材を通過する流動ガスの方向に対して垂直である。
【0039】 一つの実施例では、外側フランジ及び適合されてエアバッグの厚くされた端部 と係合する溝部を有する拡散装置は、更に、角度をつけられた断面を備え、かつ 一般にその部分を通過する流動ガスの方向に垂直な、縦の長手部分とを備えた面 部材を有する。更に、面部材は、上側部と、下側部と、少なくとも二つの対向す る横の側部と、少なくとも二つの対向する縦の側部を有し、外周の端部は、上記 横及び縦の側部の回りに限定される。面部材は、外周の端部の少なくとも一つの 部分の回りに一体に形成された側部を有し、更に以下の流動ガス方向付け手段を 有する。a)その部分を通過してガスが流れる複数の開口部。b)面部材の下側 部に形成された少なくとも一つのそらせ板。そらせ板は、機能して、その部分及 び装置を通過する流動ガスの方向を付け直す。
【0040】 更に、本考案は、自動車両に使用される膨張可能なエアバッグ拘束機構に使用 されるエアバッグ/拡散装置の小組立品を有する。小組立品は、上記説明された ような拡散装置と、開口部に厚くされた端部を備えた膨張可能なエアバッグを有 する。膨張可能なエアバッグの厚くされた端部は、拡散装置の溝部に係合される 。
【0041】 更に、本考案は、上記説明されたようなエアバッグの小組立品と、エアバッグ を膨張させる手段と、エアバッグの小組立品とバッグの膨張手段を収容するハウ ジングと、自動車両にハウジングを締結する手段とを有する。
【0042】 更なる見地に関して、本考案は、流動ガスを重大に限定することなく、非対称 なガス出力用膨張装置を有するエアバッグの配置の歪みを減少させる。
【0043】 この目的のために、本考案は、改良された膨張可能な拘束式エアバッグモジュ ールを提供する。モジュールは、a)膨張可能なエアバッグと、b)膨張装置と 、c)反応容器と、d)膨張用ガスの拡散装置とを有する。膨張可能なエアバッ グは、膨張用ガスの通過する入口開口部を有する。膨張装置は、縦の長手部分と 、作動の際に膨張用ガスを放出する一方の端部に少なくとも一つの膨張用ガスの 出口部分とを備えた、延長された非対称のガス出力用膨張装置である。反応容器 は、エアバッグと膨張装置のためのハウジングを形成する、延長され、開口され た反応容器である。反応容器は、第一及び第二の対向する縦の側部と、第一及び 第二の対向する横の側部とを有し、エアバッグの配置のための開口部を形成する 。拡散装置は、少なくとも一つの膨張用ガスの出口部分とエアバッグの膨張用ガ スの入口開口部の間に挟まれた面部材を有する。面部材は、膨張用ガスを膨張装 置からエアバッグに搬送するための、少なくとも一つの膨張用ガスの通過用開口 部を備えた、流動ガスの通過領域を有する。拡散装置は、反応容器の縦の側部及 び横の端部と協動し、貯蔵され、膨張されていない状態のエアバッグを収容する 凹部を限定する。
【0044】 本考案のこの見地でなされる改良は、反応容器の少なくとも一つの横の端部に 近接する拡散装置の面部材の流動ガスの通過領域の適切な部分を有することであ り、その結果、膨張装置の作動の際には、反応容器の開口部の位置でエアバッグ に侵入する流動ガスの少なくとも約70%は、流動ガスの通過領域の適切な部分 に近接する、反応容器の少なくとも一つの横の端部に平行である。
【0045】 従来技術では、流動ガスをかなり拘束しないと、詳細には、ガスの出力を創作 する非対称な膨張装置を使用したこれらの組立品の、エアバッグが歪んで配置さ れる危険性を減少させる、簡単な、費用の安い手段を提供できない。
【0046】 本考案の他の目的及び効果は、当業者ならば、以下の詳細な説明、請求の範囲 、及び図面から明らかである。
【0047】
【実施例】
本考案に関して、ここで説明される、特別に構成及び構想された拡散装置は、 エアバッグモジュール組立品に使用される。評判が示すように、助長されて適切 なガス拡散装置に加えて、この拡散装置は、更に以下のことを助長可能である。 1)モジュールの組立を助長すること、2)組立品内の適切なバッグの保持を継 続すること、及び3)エアバッグ表面及び搭乗者による接触から、高温の膨張装 置を適切に分離された状態に維持すること。更に、使用される拡散装置は、機能 して、反応容器の釣鐘型開口を制御することが可能であり、反応容器の完全な状 態の維持を助長する。
【0048】 本考案は、バン、小型トラック、及び特には自動車を含む自動車両のための搭 乗者側エアバッグモジュール組立品に関連して以下説明されるが、本考案は、運 転者側の組立品を含む自動車両のための他の型式又は種類のエアバッグモジュー ル組立品だけでなく、例えば飛行機を含む他の型式の車両に適用可能である。自 動車両に関して、搭乗者側エアバッグモジュールは一般に運転者側組立品に使用 されるものよりもかなり大きいという典型的な差異を含む、搭乗者側と運転者側 のエアバッグモジュール組立品の通常の物理的な差異のために、本考案は、特に 搭乗者側エアバッグモジュール組立品に有益である。
【0049】 最初に図1に関し、一般に10で示されるエアバッグモジュール組立品の分解 された斜視図が示される。エアバッグモジュール組立品10は必要物がすべてそ ろったユニットであり、その主要な構成要素は、折り畳まれたエアバッグ14と 拡散装置16のエアバッグ/拡散装置の小組立品と、例えば膨張装置を(図示さ れない)衝突センサ及びエアバッグモジュール包囲部22に結合可能な配線部/ 結合部21に結合されたガス発生装置又は膨張装置20とを有する。
【0050】 一般に包囲部22は、反応容器又は“カン”24として示される反応ハウジン グ組立品を有する。本考案の実施形は、組立品の費用及び重量を実質的に減少さ せる及び/又は最小にする要求のために、特別な材料構成の反応容器と共に使用 されることに限定されないが、反応容器は、一般的には鉄製であり、好適には、 成形、鋳造又は押し出し形状に形成されたアルミニウムである。更に、例えば成 形プラスチックである、他の適切な材料構成を使用する反応容器の構成もまた意 図される。
【0051】 組み立ての際、完成されたエアバッグ/拡散装置の小組立品12は、好適には 、ユニットとして組み立てられ、より詳細には後述されるように、反応容器24 に確実に締結される。反応容器24の外部25には、取着用ブラケット26が付 設され、車両のインストラメントパネルにモジュール10を取着を容易にする。 本考案の実施形では、反応容器は、一般に搭乗者側モジュールの取着部に使用さ れるインストラメントパネル、又は一般に運転者側モジュールの取着部に使用さ れるハンドルのような、車両の適切な協動部分に締結可能である。更に、例えば 反応容器の外部のブラケット、フランジ又は棒のような、他の又は付加の適切な 取着手段は、特別な装置に必要とされる車両へのモジュールの取着を容易にする ために、使用可能である。更に、幾つかの特別な取着では、反応容器は、補足の 取着手段を使用しなくても、適応されて、取着可能である。
【0052】 エアバッグモジュール組立品の部品として又は別々に、覆い部又は(図示され ない)扉は、一般に提供されない。一般に、そのような覆い部又は扉は、構想さ れて、容器に蓋を提供する。実際には、そのような蓋は、一般に、プラスチック 、又は(運転者側の組立品の適用の場合には)ハンドルに、(例えば一般に搭乗 者側の適用の場合には)インストラメントパネルの外側表面の材料に、一般的に は一致又は類似して選択された材料のプラスチック又は他の覆い層を備えた金属 の下地部で製作される。
【0053】 図1に示されるように、反応容器24は第一部材30を有する。図のように、 第一部材は、ローラ形状が可能であり、側部のパネル31を有し、それぞれ第一 及び第二の側部のパネル31A及び31Bとして示される。更に、反応容器組立 品24は、それぞれ第一及び第二の端板32及び34を有する。反応容器24の 組立の際、第一部材30及び端板32及び34は、協動し、一般に36で示され る開口部を限定する。開口部は一般に長方形であるが、例えば、円形、長円形、 及び正方形を含む他の形状も、本考案から逸脱しない特別な取り付けの要求を満 足可能であれば、適切に使用可能であることがわかる。更に、側部のパネル31 A及び31Bは、それぞれ、離れて配置された締結用穴38を有し、組立工程中 のその締結穴の使用方法は、以下より詳細に説明される。
【0054】 第一の端板32は隙間のある開口部40を有し、その中にガス発生装置/膨張 装置20は、適合して収容される。上記説明されたように、典型的な膨張装置は 、一般に円筒形状である。円筒形状の膨張装置を使用する場合、第一の端板32 の隙間のある開口部40は、一般に円形にされる。本考案では一貫して、端板の 開口部の形状は、適切に変更されて、様々な形状及びサイズの膨張装置に適合可 能である。図の膨張装置20は、延長された円筒形の構成であり、反応容器組立 品24の第一及び第二の端板32及び34の間で保持される。図のように、第一 の端板32に提供された円形の開口部40に加えて、締結される細孔の小さな開 口部42は、第二の端板34に提供される。更に図のように、フランジ44は、 膨張装置20の第一の端部46に提供され、ねじ切りされ締結された植え込みボ ルト48は、膨張装置20の第二の端部50に提供される。第一の端板32の開 口部40のサイズは、膨張装置20がその中に隙間ばめ可能なサイズーされる。 同様に、第二の端板34の締結用開口部42のサイズは、膨張装置20の第二の 端部50に植え込みボルト48が隙間ばめで収容されるようにされる。確実な取 り付けを容易に保証するために、そのような植え込みボルトを使用することは、 一般に、膨張装置の締結に好適な手段であるが、当然ながら、膨張装置を締結す る他の手段の使用も、予想され、本考案の実施と共に使用可能である。
【0055】 更に、図3、4A及び4Bを参照して見られるように、エアバッグモジュール 組立品10は、拡散装置16及び膨張可能なエアバッグ14を備えたエアバッグ /拡散装置の小組立品12を有する。再び図1を参照して、説明されたように、 拡散装置16は、一般に長方形であり、反応容器24の一般に長方形の開口部3 6に一致する。しかしながら、上記説明のような、様々な形状の容器の開口部に 一致させるために必要な他の形状も、本考案の範囲から逸脱しない。
【0056】 図5〜11の拡散装置の図を参照してより明快に見られるように、同様な特徴 の部品には同一の参照番号が付され、一般に個々に詳細には説明されないが、拡 散装置16は、上側部54と、下側部56と、二つの対向する横の側部60A及 び60Bと、二つの対向する縦の側部64A及び64Bと、縦の長手66と、横 及び縦の側部60及び64の回りに限定される外周の端部67と、側壁68A及 び68Bとして示される一体に形成された側壁68とを備えた面部材52を有す る。各側壁68A及び68Bは、それぞれ下部69A及び69Bとして示される 、下部69を有する。側壁68A及び68Bは、それぞれ縦の側部64A及び6 4Bの、外周の端部67の回りに位置する。
【0057】 面部材52は、ガスの流れを方向付ける手段を有し、部材を通過し、拡散装置 を通過し、エアバッグの中に入るガスの流れは、バッグが膨張される際に、方向 付けされることが可能である。図のように、このガスの流れを方向付ける手段は 、例えば面部材52を貫通する複数の開口部70を有し、ガスが、部材52を通 過し、下側部56から上側部54に、装置16を通過して流れるのを可能にする 。概して、面部材52の縦の長手66は、一般に、拡散装置16を通過するガス の流れる方向に対して垂直である。
【0058】 更に、拡散装置16は、それぞれ、対向して配置されかつ側壁68A及び68 Bに関して角度をもって配置された、外側フランジ72A及び72Bとして示さ れる外側フランジ72と、溝部73A及び73Bとして示される溝部73とを有 する。各溝部73A及び73Bは、それぞれ、側壁68A及び68Bと外側フラ ンジ72A及び72Bを架橋する。実際には、効果的にも、拡散装置は、溝部7 3に沿って折り曲げ線の穴75を備え、拡散装置のこの部分の折り曲げの制御を 容易にする。好適には、穴又は細孔のような折り曲げ線の穴は、例えば溝部73 の外側フランジ72側の方に、中心からはずれて配置され、溝は、ここで説明さ れるように、縁曲げののちに、好適にも一般に円形な断面に保持される。そのよ うな折り曲げ線の穴は、例えば拡散装置の製作に使用される板材を適切にパンチ で穴開けすることによって、容易に創作される。そのような折り曲げ線の穴は、 外側フランジ72と側壁68を共に縁曲げ又は加圧することを容易にし、例えば 、それは、以下より詳細に説明されるように、好適には組立工程の間に行われる 。
【0059】 外側フランジ72は、上端部78A及び78Bとして示される上端部78と、 下端部80A及び80Bとして示される下端部80とを限定する。溝部73は、 それぞれ、対向する第一及び第二の端部82及び84を限定し、第一の端部82 は、側壁68の下部69に隣接し、第二の端部84は、外側フランジ72の下端 部80に隣接する。
【0060】 更に、拡散装置のガスの流れの方向付け手段は、開口部に加えて、任意に一つ 又は複数の、好適には二つから五つのそらせ板85を有し、ガスの流れの方向付 けを助長する。そのようなそらせ板を付設された拡散装置は、一般にあらゆる型 式の膨張装置と共に使用可能であるが、そらせ板を付設された拡散装置は、上記 説明されたように、通常貯蔵ガスを一つの端部のみから放出する、混成の型式の 膨張装置と共に使用されるのが、特に有益であり好適である。そのように使用さ れる場合、そらせ板は、機能して、拡散装置を通じてガスの流れが望まれない方 向に向けられるのを防止する。その方向付けが校正されない場合、バッグは、非 対称に配置され、望まれない結果をもたらす可能性がある。
【0061】 本考案のより広い実施形では、拡散装置は、そらせ板有り又は無しで使用可能 である。図1、2、3、4A及び4Bは、そらせ板無しの拡散装置を説明してお り、図5〜11に説明される拡散装置の実施例は、すべてある形状のそらせ板を 有する。
【0062】 側壁68A及び68Bと各外側フランジ72A及び72Bの両方は、互いに離 れて配置されかつハウジングの側部のパネル31A及び31Bの締結用穴38に 相当する位置に配置された、一つ又は複数の締結用穴86及び88をそれぞれ有 する。
【0063】 一般的に、拡散装置は、(例えば成形又は押出成形された)鉄又はアルミニウ ムのような、一般には金属の板材である、延性の板材から製造され、鉄は、一般 に比較的大きな構造強さのために好適であり、使用するのが容易であり、更に比 較的費用が安い。しかしながら、本考案の拡散装置は、どのような適切な材料で も製造可能であり、つまり、拡散装置は、ある型式の膨張装置を有するモジュー ルで実現可能な約1000°F(538℃)に匹敵する温度の、そのような膨張 可能な拘束システムと共に使用される条件下で、耐久性を有しかつ適切に作動可 能な任意の材料で製造可能である。
【0064】 特に好適な製造方法では、例えば鉄又はアルミニウムの板材のような、選択さ れた構造材料の単一の平坦な型が使用され、更に金属の板を選択的に折り曲げか つ適当に切断又はパンチすることによって、拡散装置の最終形状が達成される。
【0065】 図3、4A及び4Bにより明快に見られるように、エアバッグ14は、入口開 口部92の回りに厚くされた端部90を有する。バッグの端部を厚くする様々な 様式は、構想され、例えば容易にエアバッグを折り曲げて厚い端部を形成し、か つエアバッグのガスの入口開口部を折り返して、ビード材料93が配置される環 状部又は溝を形成する。
【0066】 端部を厚くする他の手段は、主題の考案の実施形から逸脱することなく使用可 能であり、そのような厚くする手段の使用によって拡散装置の溝部が確実に係合 されるために、ビード材料が配置される環状部を形成するバッグのガス入口開口 部の折り返しが、一般に好適な厚くする手段である。更に、ビード材料は、金属 、又は好適にはプラスチックであり、特には押出成形された熱可塑性プラスチッ クのような、幅広い材料によって、適切に製造可能である。更に、ビード材料は 、好適には、エアバッグのガスの入口開口部で閉鎖された環状部又は溝部を通じ て連続する。連続するビード材料の使用により、バッグの配置に伴う圧力のより 均等な分配が容易にされ、更にそのような圧力の望まれない集中荷重の防止が容 易にされる。
【0067】 更に、ビード材料は、特別な適用が必要な際には、それに合わせて様々な形状 をとることが可能である。例えば、ビード材料は、棒状又はロッド形式が可能で あり、拡散装置の溝部との係合を容易にするために適応される、例えば円形又は 長円形である断面形状をとることが可能である。本考案の実施形に使用されるビ ード材料の他の例として、例えば押出成形されたプラスチック製のような、防護 用ウェルト形状の部材が使用される。
【0068】 更に、エアバッグの厚くされた端部90は、互いに離れて配置され、かつ拡散 装置の面部材の側壁及び外側フランジ68及び72の締結用穴86及び88、及 びハウジングの側部のパネル31A及び31Bの締結用穴38に相当して配置さ れた、一つ又は複数の締結用穴94を有する。
【0069】 おそらく、組立工程は、図3、4A及び4Bを参照して、より明快に示される 。図3に示されるように、開口部92と、ビード材料93を含む厚くされた端部 90とを有するエアバッグ14は、拡散装置16に挿入され、拡散装置16の溝 部73は、エアバッグ14の厚くされた端部90と、詳細には、ビード材料93 によって厚くされた部分と係合し、図4Aに示されるエアバッグ/拡散装置の小 組立品12を形成する。拡散装置の溝部73は、幅を広くされた部分であり、適 合されてエアバッグ14の厚くされた端部90と係合する。図7及び9の破線、 及び図3の方向を示す矢印によって示されるように、拡散装置の溝部73にビー ド材料を有する厚くされたバッグの端部90が挿入された後に、側壁68及び外 側フランジは、共に加圧又は縁曲げされ、バッグ14を保持及び締結し、付加の 締結部品あり又はなしで、後の工程でエアバッグモジュール組立品に含有される エアバッグ/拡散装置の小組立品12を形成する。
【0070】 膨張されない状態で拡散装置に結合された、縁曲げして締結されたエアバッグ は、拡散装置が柔軟なバッグに対して必要な付加の構造を提供しているために、 処理及び簡単な組立が容易に行われる。つまり、拡散装置が比較的硬いために、 そのような構成のエアバッグ/拡散装置の小組立品は、処理されることが可能に なり、様々な自動化された処理段階の適用が容易になる。例えば、そのようなエ アバッグ/拡散装置の小組立品の、比較的硬い拡散装置は、自動化されたエアバ ッグの折り畳み装置への取り付け位置として使用可能である。一般に、比較的硬 い拡散装置をそのような装置に取着することは、柔軟なエアバッグ材料を取着す るのと比較して、より容易である。そのようなエアバッグ/拡散装置の小組立品 により、エアバッグモジュールの組立過程を自動化させることが更に可能になり 、例えば自動バッグ折り畳み装置の使用が容易になる。
【0071】 更に、そのようなエアバッグ/拡散装置の小組立品を使用することによって、 検査工程が容易になる。というのは、そのような小組立品を使用して、折り畳ま れたバッグは、通常モジュールの組立時に行われる従来の検査を、モジュールへ のバッグの配置及び反応容器へのバッグの取着の前に、容易に行うことができる からである。
【0072】 更に、そのようなエアバッグ/拡散装置の小組立品の構成のため、例えばその ような小組立品を使用して、以下のような製造工程が容易になる。 1.もっと後の時間に、又は違う場所で、適切なエアバッグモジュール組立 品を製造する。 2.例えば異なる型式又は種類の膨張装置又は反応容器を有するモジュール 組立品である、異なるエアバッグモジュール組立品を製造する。
【0073】 実際に、そのようなエアバッグ/拡散装置の小組立品を最終モジュールの反応 容器に締結するために、締結部品は使用可能である。エアバッグが、エアバッグ /拡散装置の小組立品だけでなく反応容器に締結される、特に好適な締結手段は 、図2及び図4Bに詳細に示される。これらの図は、エアバッグ/拡散装置の小 組立品を示し、ビード材料93を含む厚くされたバッグの端部は、それぞれ拡散 装置の溝部73及び側壁68及び外側フランジ72に挿入され、更にそれらは共 に縁曲げされる。エアバッグの厚くされた端部90の締結用穴94と、拡散装置 16の側壁68及び外側フランジ72の締結用穴86及び88との最初の整列の 後、及び側壁68と外側フランジ72の適切な縁曲げの際に、縁曲げして保持さ れたバッグは、エアバッグ/拡散装置の小組立品12内で、適当に整列されて締 結用穴94、86及び88に締結され、反応容器24内に小組立品は配置され、 更に、ハウジングの側部のパネル31A及び31Bの締結用穴38も、エアバッ グ14及び拡散装置16の締結用穴に整列される。更に組立品を締結する手段と して、選択された締結部品96は、整列された締結用穴38、88、94及び8 6を通じて、簡単に配置される。
【0074】 本考案の実施形に使用可能な締結部品の例は、リベット又はねじの締結部品を 含む。使用されるそのような締結部品を適切に選択する際、実際にリベットの締 結部品を使用する構想の場合、締結用穴は互いに関連して正確に製作されなけれ ばならない、更に、締結される部品の締結用穴は、一般に互いに関連して正確に 整列されることとを必要とする。そのような締結では、リベットに対して従来の ねじを使用する場合、例えば、締結される材料、つまりねじ切りされた支持材料 とねじ頭の間で締結される材料の大きめの締結用穴の使用することにより、一般 に組立工程が容易になる。大きめの締結用穴を使用することによって、共に締結 される部品の締結用穴の整列が容易になる。更に、一般的に、ねじは寸法を合わ されたリベットよりも価格は安くなる。更に、効果的にも、一般的なねじの締結 部品は、相当するリベットの締結部品よりも大きな締結荷重を提供する。残念な がら、しばしばエアバッグの配置に関連して、強く圧迫される際に、従来のねじ の締結部品は、組立後に簡単に緩んでしまう傾向がある。
【0075】 すえ込みねじは、特に本考案の実施形に使用される締結部品の一つの形態であ る。すえ込みねじの締結部品は、一般に挿入の際に締結用穴にすえ込みでねじ山 を形成する。(すえ込み工程によって、ねじの取付けトルクの80%以上の抜脱 トルクが生成される。)一般にそのようなねじ山の構成は、従来のねじ切り用ね じ締結部品を使用する際に通常発生するような材料の一般的な押退けではなく、 典型的には金属である、ねじが挿入される材料の伸長又は押退けによって製造さ れる。更に、締結部品は、車両の膨張可能な拘束機構の構成部品と共に使用され るために、ねじ切り用ねじ締結部品の使用により、金属が細かくやすりをかけら れた構成になり、それは望まれないことであり、容易には移動されない。一方、 上記説明のように、一般にすえ込みねじ締結部品では、そのような金属のやすり がかかった状態は創作されない。すえ込みねじ締結部品を使用することにより、 拡散装置の面部材の側壁の締結用穴は、製造過程の簡単な押出しによって形成さ れることが可能であり、すえ込みねじ締結部品は、挿入の際にねじ山を形成する 。一般に、そのような穴の構成は工具の制御により貢献するため、押出しは、穴 を構成する好適な手段になる。
【0076】 好適には、エアバッグは、拡散装置と覆い部の間に膨張されていない、折り畳 まれた形で貯蔵され、それからバッグは、ガス発生装置の点火の際にバッグに向 けられたガスに反応して、配置しかつ膨張する。膨張されたエアバッグは、衝突 の際に、対象の車両の搭乗者の保護のために相互作用する、荷重分配及びエネル ギ吸収構造を形成する。
【0077】 実際には、エアバッグは、一般に、例えばナイロン6又はナイロン66である 、コートされた又はコートされていないポリエステル又はポリアミド繊維のよう な織物から加工可能である。しかしながら、本考案の実施形は、いかなる特別な 材料又はいかなる特別な方法で製造されたエアバッグの使用に限定されない。
【0078】 一般に、拡散装置は、特別な使用によって必要とされる、いかなる形状及び/ 又はサイズも可能であり、拡散装置のサイズは、一般にそれに取着される膨張装 置のサイズ及びバッグのサイズによって決定される。
【0079】 図5、6、7、8、9、10及び11は、幾つかの好適な拡散装置の実施例を 説明する。例えば、図5は、四つの等距離離れた同サイズの長方形の開口部であ る開口部70を有する拡散装置16を説明する。一方、図6及び7に説明される 拡散装置16は、サイズと形状が異なる開口部を有する。例えば、この拡散装置 16は、以下のものを有する。a)三個の開口部の三列に整列された九個の小さ い同サイズの円形の開口部102。三列のうち二列は横の側部60Aに近い。b )同サイズの三個の離れて配置された一般に長方形の開口部104。c)四個の 大きな円形の開口部106の二つの集まり。
【0080】 図8及び9に説明される拡散装置16は、図6及び7の拡散装置のように、横 の側部60Aの近くに、三個の同サイズの小さな円形の開口部102の二つの列 を有する。更に、図8及び9の拡散装置は、三個の離れて配置された長方形の開 口部104を有するが、それぞれ大文字A、B、又はCで区別されるこれらの開 口部は、サイズと一般に形状が異なる。
【0081】 図10及び11に説明される拡散装置は、上記説明された拡散装置の実施例と 類似しており、面部材52、外側フランジ72、及び溝部73を有する。
【0082】 この拡散装置の面部材52は、角度がつけられた断面を有し、例えば、面部材 は、線122で接する二つの平坦な部材120及び121を有し、水平から移動 された各平坦な部材120及び121は、以下詳細に説明される。角度がつけら れた断面を有するそのような面部材を備えたそのような拡散装置によって、幾何 学的に小さいモジュールの製作が可能になり、拡散装置は、意に反して膨張装置 に接触することなく、膨張装置の更に近くに組立られることが可能になる。
【0083】 この面部材52は、以下のような開口部による、ガスの流れの方向付け手段を 有する。a)二つの長方形の開口部124A及び124B。b)横の側部60A の近くの四個の小さな円形の開口部125の二つの列。更にc)平坦な部材12 0及び121が共に接する位置の、線122に長手方向が沿った長円形の開口部 126。長方形の各開口部124A及び124Bには、それぞれそらせ板85A 及び85Bとして示される、そらせ板がすぐ隣に連続している。おそらく図11 でより明快に見られるように、そらせ板85A及び85Bは、端部130及び下 部132を有する。そらせ板の端部130は、隣接する側壁68に接合されて示 されている。バッグが作動されて配置され、装置が高いガスの流動率に曝される 際に、例えば溶接による、そのようなそらせ板と隣接する側壁の接合によって、 そらせ板で動きが制御及び限定される。そらせ板の下部132は、好適には、モ ジュールに使用される膨張装置に合わせて設計される。例えば、膨張装置が円形 の断面を有する位置で、そらせ板の下部は、好適には、膨張装置の形状に一致し て円弧状にされる。このように、拡散装置は、モジュールの膨張装置の近くに配 置可能であり、そらせ板の使用によって、必要な空間が最小になることと、実質 的にガスの流れを方向付ける便利さが増加することがわかる。
【0084】 この拡散装置の実施例の面部材52は、それぞれ横の側部60A及び60Bに 沿った締結用穴86’を備えた側壁68C及び68Dを有する。更に、拡散装置 のこの実施例は、図1の実施例を参照にして説明された拡散装置の縦の側部64 に沿った溝部に加えて、横の側部60に沿った締結用穴88’、及び溝部73C 及び73Dとして示される、溝部73を備えた、外側フランジ72C及び72D として示される、外側フランジ72を有する。横及び縦の側部に沿ったそのよう な取着部/締結部の特徴部分の使用は、特にそのような特徴が付加の一致する締 結用穴を有する場合、拡散装置の横及び縦の側部で、拡散装置に対して、エアバ ッグの一般に同形式の密閉部材による密閉を確実にしようとする際に、特に有益 である。更に、横及び縦の側部に沿ったそのような取着部/締結部の特徴部分を 使用すると、容器の端板及び側部のパネルに対してエアバッグ/拡散装置の組立 品を締結することによって、組立品が確実にされる。
【0085】 図10及び11に説明されたような拡散装置は、一般にガスの再方向付けが必 要な膨張装置、及び可燃性のガス膨張装置を有するモジュールの使用に特に適切 であり、ガスを一方の側部又は端部から放出するそのような膨張装置は、例えば 様々な混成の貯蔵されたガスを有する。図10及び11に示される拡散装置は、 例えば、混成の膨張装置に使用可能であり、膨張装置のガスが放出される端部は 、横の端部60Aの方である。一般に必要とされることとして、面部材52を通 じたガスの流れの領域、つまり開口部70は、膨張装置の放出部からの距離の増 加に従って増加し、このようにして、拡散装置の長手に沿ったガスの流れが、更 に均一に分配されることがわかる。
【0086】 図10及び11に説明される拡散装置16は、横の側部60Aから横の側部6 0Bに縦に見て、効果的にも、開口部として、それぞれそらせ板85A及び85 Bが連続する長方形の開口部124A及び124Bを有する。そのような構想は 、鉄又はアルミニウムのような適切な材料の単一の平坦な型から拡散装置を製作 するのに適切であり、そらせ板を形成する材料は、平坦な型から切断及び折り曲 げがなされる材料であることが可能であり、一対のそらせ板85A及び開口部1 24Aと、一対のそらせ板85B及び開口部124Bである、対のそらせ板と開 口部を同時に製造することが可能である。必要な場合、上記説明のように、そら せ板の端部130は、例えば溶接によって、近接する側壁68に接合可能であり 、溶接は、拡散装置が単一の平坦な型の材料から形成される場合、溶接は、そら せ板の端部と側部の間にできる空間を架橋するために使用可能である。
【0087】 本考案の拡散装置は、反応カンの頂部及び下部のパネルの間に拘束手段を提供 し、釣鐘型開口部を制御し、反応カンの一体性を維持する。この型式の付属装置 によって、エアバッグを配置する反作用力は、反応ハウジング組立品の開口部で 拘束され、組立品の変形を減少させ、インストラメントパネルのような、近接し て配置された車両の部分への衝撃を防止する。主題の拡散装置によって、この効 果は、組立品の重量をかなり増加させることなく達成可能である。
【0088】 上記説明のように、エアバッグの配置の後に、一般的に膨張装置は、非常に熱 い。拡散装置は、熱い膨張装置と車両の搭乗者の手足の間の障壁として機能する 。更に、拡散装置は機能し、配置されたバッグは、膨張装置上に戻って溶けるの が防止される。更に、拡散装置の面部材の開口部は、当業者にとって明らかなよ うに、特別に適合されることが可能であり、その結果、ガスの流れの方向を制御 し、特別に必要とされるバッグの配置形態を達成する。更に、ここで説明される ように、ガスの拡散及び分配は、そらせ板によって促進されかつ容易にされ、ガ スの流れを方向付ける。その点を考慮して、面部材の開口部は、サイズ、形状及 び配置が様々であることが可能である。
【0089】 本考案の実施形は、特別な作動形態の膨張装置と共に使用される場合に限定さ れない。本考案は、例えば発火性又は混成の膨張装置と共に、適切に実施される ことが可能である。
【0090】 単一の平坦な型の材料からの拡散装置の組立に関し、材料が完全に平坦である ことは必要とされず、例えば鉄又はアルミニウムの板材のような従来の板材でよ い。更に、対象の拡散装置は、複数の部品、部材又は材料によって組立てられて もかまわない。
【0091】 本考案の他の見地は、主に、非対称のガス出力用膨張装置に関して、エアバッ グの配置の歪みを減少させることである。本考案のこの見地に関し、更に以下よ り詳細に説明されるように、特別な構成の拡散装置は、それぞれのエアバッグモ ジュール組立品に使用される。
【0092】 図12では、エアバッグモジュール組立品210が説明される。エアバッグモ ジュール組立品210は、エアバッグ212、膨張装置214、反応容器組立品 216、及び膨張装置のガス拡散装置220を有する。エアバッグ212は、ガ スの入口の開口部224の回りに厚くされた端部222を有し、例えばそれは、 エアバッグの折り曲げ、及びエアバッグのガスの入口開口部の折り返しによって 形成され、環状部又は溝部を形成し、その中には、上記説明のようにビード材料 226が配置される。
【0093】 (エアバッグを図示しないことによって、組立品が簡略化されている)図13 に示されるように、膨張装置214は、非対称のガス出力用膨張装置であり、例 えば円筒形の容器230を有する混成の膨張装置である。膨張装置214は、第 一及び第二の端部232及び234を有し、第一の端部232は、膨張用ガス出 口部分238を備えたガス放出用組立品236を有し、膨張装置214はガスを 放出する。膨張装置214は、一つの端部のみからガスを放出する。上記説明の ように、そのような膨張装置の構成は、“混成式膨張装置”として周知の膨張装 置に一般的な構成である。
【0094】 図12に戻って、反応容器組立品216は、上記説明のように、ローラ形状の 第一の部材240と、第一及び第二の側部のパネル242A及び242Bを有す る。更に、反応容器組立品216は、一般に平行な、第一及び第二の端板又は横 の端部244A及び244Bを有する(図13に示す)。上記説明された実施例 に関して説明されるように、反応容器216の組立の際、第一の部材240及び 端板244A及び244Bは、協動し、一般には246で示される、反応容器組 立品216の開口部を限定する。
【0095】 上記説明された実施例のように、更におそらく図14を参照してより明快に示 されるように、拡散装置220は、一般に平坦な面部材250を有し、面部材2 50は、上側部251、下側部252、二つの対抗する横の側部254A及び2 54B、二つの対抗する縦の側部255A及び255B、横及び縦の側部の回り に限定される外周の端部258、一体に成形された側壁260A及び260Bを 有する(例えば側壁260A及び260Bは、接着又は締結手段によって接合又 は締結されるよりも、むしろ面部材250と共に一部材に形成される)。各側壁 260A及び260Bは、それぞれ下部262A及び262Bとして示される下 部を有する。側壁260A及び260Bは、それぞれ縦の側部255A及び25 5Bの位置では、外周の端部258の回りに配置される。
【0096】 面部材250は、それぞれ横の側部254A及び254Bに近接するガス通過 用開口部264A及び264B、及びそれぞれ縦に離れて配置されたガス通過用 開口部266(A〜C)を有する。ガス通過用開口部264(A〜B)及び26 6(A〜C)によって、ガスは、部分250を通じて下側部252から上側部2 51まで、つまり拡散装置220を通過して流れることが可能になる。
【0097】 上記説明された実施例のように、更に、拡散装置220は、対抗して配置され かつそれぞれ側壁260A及び260Bに関して角度をもって配置された外側フ ランジ270A及び270Bと、溝部272A及び272Bを有し、それによっ て、エアバッグ212が保持されかつ拡散装置220が反応容器組立品216内 に取着される。
【0098】 図13に戻って、ガス通過用開口部264(A〜B)は、それぞれ端板244 A及び244Bに近接し、端板は、拡散装置の上側部250を越えて反応容器の 開口部246の方に延長し、その結果、膨張装置の作動の際に、少なくとも約7 0%の、好適には少なくとも約80%のエアバッグ212内に侵入するガスの流 れは、開口部246で、それぞれ横の端部244A及び244Bに平行である。 より明確には、ガス通過用開口部264Aは、端部244Aに近接する。更に、 ガス通過用開口部264Bは、端部244B及び膨張装置214の端部232に 近接し、端部238からは、作動の際に、ガスが出口部分238を介して放出さ れる。
【0099】 製造及び処理の可能性及び必要性により限定されることとして、拡散装置の面 部材は、横の端部と近接する開口部の間に余白部分を有し、例えば端部244B と開口部264Bの間は余白部分274になっている。実際に、そのような余白 部分の幅(例えば横の端部から近接する流動ガスの通過領域までの距離)は、一 般には、製造及び処理に必要及び可能な限り小さいのが好適である。今日の従来 の製造及び処理では、一般に、そのような余白部分は、少なくても約5mmの幅を 有する。そのような余白部分だけ端部から離れて配置される開口部は、端部に“ 近い”ことがわかる。
【0100】 面部材250を通過する、エアバッグ212内のガスの流れは、適切に方向付 けられ、その結果、ガスの流れを十分に拘束することなく、非対称なガス出力用 膨張装置を有するエアバッグの配置の歪みは減少される。
【0101】 図15〜16は、(エアバッグが図示されていない)それぞれ簡略化された、 エアバッグモジュール組立品310及び410の、一部分断面にされた側面図で あり、それぞれ本考案に関する拡散装置の実施例を示す。
【0102】 図13に示されるエアバッグモジュール組立品210のように、エアバッグモ ジュール組立品310及び410は、それぞれ非対称のガス出力用膨張装置31 4及び414を有し、それらは、それぞれ円筒形の容器330及び430を有す る。更に、膨張装置314及び414は、それぞれ膨張用ガスの出口部分338 及び438を備えたガス放出用組立品336及び436を有し、膨張装置314 及び414は、それぞれ一方の端部のみからガスを放出する。
【0103】 更に、図13に示されるエアバッグモジュール組立品210のように、エアバ ッグモジュール組立品310及び410は、それぞれ反応容器組立品316及び 416を有する。反応容器組立品316及び416は、上記説明のように、それ ぞれ第一及び第二の端板344A及び344B、及び444A及び444Bを有 する。
【0104】 更に、図13に示されるエアバッグモジュール組立品210のように、エアバ ッグモジュール組立品310及び410は、それぞれ膨張用ガス拡散装置320 及び420を有する。エアバッグモジュール組立品310及び410は、エアバ ッグモジュール組立品210と、及び互いに、使用される拡散装置が異なる。
【0105】 図15に示されるように、拡散装置310は、それぞれ端板344A及び34 4Bに近接するガス通過用開口部364(A〜B)を有するが、その間にはガス 通過用開口部は配置されない。
【0106】 図13の実施例のように、端板は、拡散装置の面部材350を越えて反応容器 の開口部346の方に延長し、その結果、膨張装置314の作動の際、(図示さ れない)エアバッグに侵入する流動ガスの少なくとも約70%は、開口部346 で、それぞれ横の端部344A及び344Bに平行である。
【0107】 容器の対向する横の側部に近接する開口部を有する構想の拡散装置では、一般 に、少なくとも約50%の、好適には約75〜80%に過ぎない、収容された膨 張装置のガス放出用端部に近接する容器の横の端部に近接する、拡散装置の面部 材の流動ガスの通過領域を有することが好適である。更に、一般に、少なくとも 約20〜25%の、好適には約30〜40%に過ぎない、収容された膨張装置の ガス放出用端部に近接する横の端部の反対側の容器の横の端部に近接する、拡散 装置の面部材の流動ガスの通過領域有することが好適である。
【0108】 更に、特別な流動ガスの通過領域又は部分は、それぞれ一つ又は複数の開口部 を有する又は構成可能である。
【0109】 図16に戻って、拡散装置420は、端板444Bに近接するガス通過用開口 部464Bと、それぞれ縦に離れて配置されたガス通過用開口部466(A〜C )を有する。図13及び15の実施例のように、端板は、拡散装置の面部材45 0を越えて反応容器の開口部446の方に延長し、その結果、膨張装置414の 作動の際に、(図示されない)エアバッグに侵入する流動ガスの少なくとも約7 0%は、開口部446で、横の端部444Bに平行である。
【0110】 配置の際のエアバッグの歪みの回避が唯一の問題である場合、実質的に、エア バッグに侵入するすべてのガスを、開口部で、好適には、容器の組立品の横の端 部に平行、例えば拡散装置の面部材の面に垂直にすればよい。
【0111】 しかしながら、例えばエアバッグの配置に必要な時間を過度に遅らせるのを回 避する、及び、例えば、拡散装置の膨張装置の側部の圧力の上昇である、反応容 器内の過度の圧力の上昇を回避する、要素の問題は、通常、拡散装置の構想及び その中の開口部の配置に影響を与え得る。
【0112】 この目的のために、反応容器の一つ又は複数の横の端部に近接する開口部から 離れて縦に配置された一つ又は複数の開口部を有することが、一般に望まれる。 図12〜14に説明される実施例では、拡散装置220は、開口部264(A〜 B)に近接する端部の間に離れて配置された開口部266(A〜C)を有し、図 16に説明される実施例では、拡散装置420は、開口部264Bから縦に離れ て配置された開口部466(A〜C)を有する。
【0113】 ここで説明される拡散装置の面部材の開口部の形状は、概略長方形(例えば2 64A及び264B)又は長円形(例えば266A、266B及び266C)で あるが、円形、卵形、三角形、及び四角形のような他の形状の開口部も、使用可 能であり、本考案の範囲内である。
【0114】 本考案のこの見地内の拡散装置は、エアバッグの、拡散装置への又は反応容器 への、例えば、又は反応容器への、又はその中への、拡散装置の、特別な取着手 段又は形態に限定されない。例えば、必要な場合、本考案のこの見地に関する拡 散装置は、エアバッグモジュール組立品と共に使用可能であり、エアバッグは、 ねじ、リベット、ボルト等のような一つ又は複数の締結手段によって、拡散装置 又は反応容器組立品に締結される。更に、締結部品のない様々な取着形態も、必 要な場合に使用可能である。
【0115】 更に、本考案のこの見地の拡散装置が、拡散装置の面部材の上又は中に形成さ れるそらせ板を、必要としない又は好適には有さない場合、そのような拡散装置 は、成形圧延工程を介して製造可能であり、成形圧延工程は、一般にそらせ板を 有する拡散装置の製造に使用されるプレス作業工程よりも、費用及び時間を消費 しない。更に、そらせ板がない結果として、そのような拡散装置を有するエアバ ッグモジュール組立品は、より小型に形成可能である。従って、そのようなエア バッグモジュール組立品は、必要により、車両内の小さな容量に適合されること が可能であり、より柔軟な構成を提供する。
【0116】 更に、そのような拡散装置を有するエアバッグモジュール組立品は、非対称な ガス出力用膨張装置を有するエアバッグの配置の歪みを減少させることが可能な ため、そのような組立品は、特に、車両のダッシュボード又はパネル内の中央に 固定される装置に適切であり、上記説明のように、そこではエアバッグの非対称 な配置が、特に必要とされる。
【0117】 上記の詳細な説明は、理解を明快にするためになされ、不必要に限定を行って いるのではない。当業者ならば、本考案に不可欠の特徴を容易に確認することが 可能であり、本考案の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正 を行い、本考案を様々な使用及び状況に適合させることが可能であり、当然、そ のような変更及び修正は、本考案の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一つの実施例に関するエアバ
ッグモジュール組立品の、部分的に分解された斜視図で
ある。
【図2】図2は、組立られたエアバッグモジュール組立
品の、図1の線2─2に沿って切断されかつ矢印方向か
ら見られた、拡大された断面図である。
【図3】図3は、本考案の一つの実施例に関するエアバ
ッグ/拡散装置の小組立品の、簡略化され、拡大され
た、略断面図である。
【図4】図4(a)は、エアバッグ/拡散装置の小組立
品を示す、簡略化された断面図である。図4(b)は、
本考案の一つの実施例に関する、エアバッグモジュール
組立品を形成するために、反応ハウジングに挿入された
エアバッグ/拡散装置の小組立品を示す、簡略化された
断面図である。
【図5】図5は、本考案の一つの実施例に関する拡散装
置の簡略化された斜視図である。
【図6】図6は、本考案の他の実施例に関する拡散装置
の平面図である。
【図7】図7は、図6の拡散装置の側面図である。
【図8】図8は、本考案の更に他の実施例に関する拡散
装置の平面図である。
【図9】図9は、図8の拡散装置の側面図である。
【図10】図10は、本考案の更に他の実施例に関する
拡散装置の上からの簡略化された斜視図である。
【図11】図11は、図10の拡散装置の下からの簡略
化された斜視図である。
【図12】図12は、本考案の他の見地に関するエアバ
ッグモジュール組立品の簡略化された断面図である。
【図13】図13は、図12のエアバッグモジュール組
立品の、部分的に断面の、簡略化された側面図である。
【図14】図14は、図12〜13に示されたエアバッ
グモジュール組立品の拡散装置の、上からの簡略化され
た斜視図である。
【図15】図15は、本考案に関する他の拡散装置の実
施例を有する、他のエアバッグモジュール組立品の、部
分的に断面の、簡略化された側面図である。
【図16】図16は、本考案に関する他の拡散装置の実
施例を有する、他のエアバッグモジュール組立品の、部
分的に断面の、簡略化された側面図である。
【符号の説明】
10…エアバッグモジュール組立品 16…拡散装置 20…膨張装置 24…反応容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ドナルド アール.ローリッツェン アメリカ合衆国,ユタ 84379 ハイラム, ウエスト サード ノース 948 (72)考案者 マイケル ジェイ.レーバンバーグ アメリカ合衆国,ユタ 84307,コリン, ウエスト 4375 ノース 3300 (72)考案者 マーク エー.トンプソン アメリカ合衆国,ユタ 84302,ブリガム シティ,ノース 46 イースト 200 (72)考案者 デビッド ジェイ.グリーン アメリカ合衆国,ユタ 84302,ブリガム シティ,ノース 235 ウエスト 500 (72)考案者 テリー アール.デイビス アメリカ合衆国,ユタ 84040,レイトン, ノース 3104 イースト 2400

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)膨張用ガスの入口開口部を有する膨
    張可能なエアバッグを具備し、b)延長された非対称の
    ガスの出力用膨張装置を具備し、該膨張装置は、縦の長
    手部を有し、更に少なくとも一つの膨張用ガスの出口部
    分を一方の端部に有し、作動の際には膨張用ガスを放出
    し、c)エアバッグ及び該膨張装置のためのハウジング
    を形成する、延長され開口された反応容器を具備し、該
    反応容器は、第一及び第二の対向する縦の側部と、第一
    及び第二の対向する横の端部とを有し、更に該エアバッ
    グの配置用の開口部を形成し、d)少なくとも一つの該
    膨張用ガスの出口部分と該エアバッグ膨張用ガスの入口
    開口部の間に挟まれた面部材を有する、膨張用ガスの拡
    散装置を具備し、該面部材は、流動ガスの通過領域を有
    し、該領域は、膨張用ガスを該膨張装置から該エアバッ
    グに搬送するための、少なくとも一つの膨張用ガスの通
    過用開口部を有し、該拡散装置は、該反応容器の縦の側
    部及び横の端部と協動し、貯蔵され、膨張されない状態
    の際に該エアバッグを収容するための凹部を限定する、
    膨張可能な拘束式エアバッグモジュールにおいて、 該拡散装置の面部材の流動ガスの通過領域の適切な部分
    は、該反応容器の少なくとも一方の横の端部に近接し、
    該膨張装置の作動の際には、該反応容器の開口部で、該
    エアバッグに侵入する流動ガスの少なくとも約70%
    は、該流動ガスの通過領域の適切な部分に近接する、該
    反応容器の少なくとも一方の該横の端部に平行であるこ
    とを特徴とする膨張可能な拘束式エアバッグモジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 更に、上記拡散装置の面部材は、該拡散
    装置の面部材の流動ガスの通過領域の上記適切な部分に
    近接する、該反応容器の横の端部から縦に離れて配置さ
    れた、少なくとも一つの膨張用ガスの通過用開口部を具
    備することを特徴とする請求項1に記載の膨張可能な拘
    束式エアバッグモジュール。
  3. 【請求項3】 上記第一の横の端部は、少なくとも一つ
    の上記膨張用ガスの出口部分を有する上記膨張装置の端
    部に近接し、上記拡散装置の面部材の流動ガスの通過領
    域の適切な部分は、該第一の横の端部に近接することを
    特徴とする請求項1に記載の膨張可能な拘束式エアバッ
    グモジュール。
  4. 【請求項4】 上記第一の横の端部は、少なくとも一つ
    の上記膨張用ガスの出口部分を有する上記膨張装置の端
    部に近接し、該拡散装置の面部材の流動ガスの通過領域
    の適切な部分は、該第一の横の端部に近接する第一領域
    と、該第二の横の端部に近接する第二領域とを具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の膨張可能な拘束式エ
    アバッグモジュール。
  5. 【請求項5】 上記第一領域は、少なくとも該第一及び
    第二領域の総面積の60%を構成することを特徴とする
    請求項4に記載の膨張可能な拘束式エアバッグモジュー
    ル。
  6. 【請求項6】 更に、上記拡散装置の面部材は、上記第
    一領域と上記第二領域の間に挟まれた、少なくとも一つ
    の膨張用ガスの通過用開口部を具備することを特徴とす
    る請求項4に記載の膨張可能な拘束式エアバッグモジュ
    ール。
  7. 【請求項7】 上記膨張可能な拘束式エアバッグモジュ
    ールは、上側及び下側部分の間である、車両のダッシュ
    ボード又はパネルの中央部分に取着され、そのために、
    上記エアバッグが配置される方向は、一般に、対向して
    配置された車両の搭乗者の方に直接向けられることを特
    徴とする請求項1に記載の膨張可能な拘束式エアバッグ
    モジュール。
  8. 【請求項8】 上記拡散装置は、成形圧延方法を使用し
    て製造されることを特徴とする請求項1に記載の膨張可
    能な拘束式エアバッグモジュール。
  9. 【請求項9】 上記膨張装置は、混成式膨張装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の膨張可能な拘束式エ
    アバッグモジュール。
  10. 【請求項10】 a)膨張用ガスの入口開口部を有する
    膨張可能なエアバッグを具備し、b)延長された非対称
    のガスの出力用混成式膨張装置を具備し、該膨張装置
    は、縦の長手部を有し、更に少なくとも一つの膨張用ガ
    スの出口部分を一方の端部に有し、作動の際には膨張用
    ガスを放出し、c)エアバッグ及び該膨張装置のための
    ハウジングを形成する、延長され開口された反応容器を
    具備し、該反応容器は、第一及び第二の対向する縦の側
    部と、第一及び第二の対向する平行な横の端部とを有
    し、更に該エアバッグの配置用の開口部を形成し、d)
    少なくとも一つの該膨張用ガスの出口部分と該エアバッ
    グ膨張用ガスの入口開口部の間に挟まれた面部材を有す
    る、膨張用ガスの拡散装置を具備し、該面部材は、流動
    ガスの通過領域を有し、該領域は、膨張用ガスを該膨張
    装置から該エアバッグに搬送するための複数の膨張用ガ
    スの通過用開口部を有し、該拡散装置は、該反応容器の
    縦の側部及び横の端部と協動し、貯蔵され、膨張されな
    い状態の際に該エアバッグを収容するための凹部を限定
    し、更に、上側及び下側部分の間である、車両のダッシ
    ュボード又はパネルの中央部分に取着され、そのため
    に、該エアバッグが配置される方向は、一般に、対向し
    て配置された車両の搭乗者の方に直接向けられる、膨張
    可能な拘束式エアバッグモジュールにおいて、 該拡散装置の面部材の流動ガスの通過領域の第一部分
    は、該反応容器の第一の横の端部に近接し、該拡散装置
    の面部材の流動ガスの通過領域の第二部分は、該反応容
    器の第二の横の端部に近接し、その結果、該膨張装置の
    作動の際に、該エアバッグに侵入する流動ガスの少なく
    とも約70%は、該反応容器の開口部の位置で、該反応
    容器の第一及び第二の横の端部に平行であることを特徴
    とする膨張可能な拘束式エアバッグモジュール。
  11. 【請求項11】 更に、上記拡散装置の面部材は、上記
    反応容器の第一及び第二の横の端部から縦に離れて配置
    された、少なくとも一つの膨張用ガスの通過用開口部を
    具備することを特徴とする請求項10に記載の膨張可能
    な拘束式エアバッグモジュール。
  12. 【請求項12】 上記第一の横の端部は、少なくとも一
    つの膨張用ガスの出口部分を有する上記膨張装置の端部
    に近接し、上記流動ガスの通過用領域の第一部分は、該
    流動ガスの通過用領域の第一及び第二部分の総面積の、
    少なくとも60%を具備することを特徴とする請求項1
    0に記載の膨張可能な拘束式エアバッグモジュール。
  13. 【請求項13】 上記流動ガスの通過領域の第一及び第
    二部分は、それぞれ、上記拡散装置の面部材の流動ガス
    の通過領域の、約75〜80%及び30〜40%に過ぎ
    ないことを特徴とする請求項12に記載の膨張可能な拘
    束式エアバッグモジュール。
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