JP3019599U - 家具類の耐震用支持装置 - Google Patents
家具類の耐震用支持装置Info
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- furniture
- support
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- tightening nut
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地震時の上下震動の振幅が大きいときでも、
震動による歪みで家具類の転倒を確実に防止できる。 【構成】 中空状の下部支柱1は下部支承部2を下端部
に設け、中空状の上部支柱15は上部支承部16を上端部に
設けている。上部支柱15に嵌挿したねじ杆21の上端部を
上部支柱15に固定する。ねじ杆21に進退自在に螺合した
締め付けナット22を下部支柱1の上端部に進退自在に嵌
合して両支柱1,15を接続する。下部支柱1には締め付
けナット22を上方向に付勢するコイル状のスプリング9
を設ける。 【効果】 スプリング9の付勢力で上部支柱15を上方向
に押し上げ、建造物の震動による歪みで家具類29の上面
と天井面との間の間隔が大きく変化しても、コイル状の
スプリング9のため変異量が大きく支柱が転倒すること
がない。
震動による歪みで家具類の転倒を確実に防止できる。 【構成】 中空状の下部支柱1は下部支承部2を下端部
に設け、中空状の上部支柱15は上部支承部16を上端部に
設けている。上部支柱15に嵌挿したねじ杆21の上端部を
上部支柱15に固定する。ねじ杆21に進退自在に螺合した
締め付けナット22を下部支柱1の上端部に進退自在に嵌
合して両支柱1,15を接続する。下部支柱1には締め付
けナット22を上方向に付勢するコイル状のスプリング9
を設ける。 【効果】 スプリング9の付勢力で上部支柱15を上方向
に押し上げ、建造物の震動による歪みで家具類29の上面
と天井面との間の間隔が大きく変化しても、コイル状の
スプリング9のため変異量が大きく支柱が転倒すること
がない。
Description
【0001】
本考案は、地震による震動によって家具類が転倒することを防止する家具類の 耐震用支持装置に関する。
【0002】
従来のこの種の家具類の耐震用支持装置は、例えば、実公昭63−127号公 報に記載されている構造が知られている。この従来の支持装置は、支柱の上下端 に板ばねを介して支承部をそれぞれ取り付け、この下部支承部を家具類の上面に 載置するとともに上部支承部を天井面に当接し、板ばねの弾力で上下支承部を天 井面と家具類の上面に圧接させて震動などにより家具が倒れることを防止する構 造が採られている。
【0003】
上記従来の構造の家具類の耐震用支持装置では、家具類と天井面との間に支持 装置を装着するのみで、支持装置による取付け痕跡が家具類に付くことがなく、 容易に家具類の転倒を防止することができる利点を有している反面、上記従来の 装置では、上下の板ばねの弾性変形量が少なく、家具類の上下震動の振幅が大き いと、家具類の上面と天井面との間で支持装置の圧接が解かれて支柱が外れるお それがある問題を有していた。
【0004】 本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、地震時の上下震動の振幅が大きい ときに、震動による歪みで家具類の上面と天井面との間の寸法が大きく変化して も、上下部支柱がその歪み寸法の変化を吸収して支柱が外れることのない家具類 の耐震用支持装置を提供するものである。
【0005】
請求項1記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、下部支承部を下端部に設け た中空状の下部支柱と、上部支承部を上端部に設けた中空状の上部支柱とを具備 し、前記上部支柱に嵌挿されたねじ杆の上端部をこの上部支柱に固定し、このね じ杆に進退自在に螺合された締め付けナットを前記下部支柱の上端部に進退自在 に嵌合し、前記下部支柱には前記締め付けナットを上方向に付勢するコイル状の スプリングを設けたものである。
【0006】 請求項2記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、請求項1記載の家具類の耐 震用支持装置において、上部支柱には、下端部を締め付けナットに係合した中空 状の摺動支柱を挿通し、この摺動支柱の上部に前記上部支柱の内周面に接触する 拡径案内部を形成したものである。
【0007】 請求項3記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、請求項1または2記載の家 具類の耐震用支持装置において、下部支承部および上部支承部は前側への突出寸 法より後側への突出寸法を短くしたものである。
【0008】
請求項1記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、下部支柱の下部支承部を家 具類の上面に載置し、上部支柱の上部支承部を天井面に対向させ、ねじ杆に螺合 した締め付けナットを回動してこの締め付けナットをねじ杆の下側に移動させて 上部支柱と下部支柱の長さを伸張させ、上部支柱の上部支承部を天井面に圧接さ せる。この状態で、下部支柱に設けたコイル状のスプリングの付勢力で締め付け ナットが上部支柱を上方向に押し上げ、上部支柱の上部支承部が天井面に圧接さ れた状態に保持され、家具類は震動に対して転倒することなく支持される。
【0009】 この状態で地震などによる震動で歪みが発生し、家具類の上面と天井面との間 の間隔が変化しても、スプリングの弾性力で上下部支承部が天井面と家具類の上 面とに圧接されており、コイル状のスプリングのため変位量が大きく、家具類の 上面と天井面との間の間隔が大きく変化しても家具類を上面から押さえて家具類 の転倒を防止する。
【0010】 請求項2記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、上部支柱と下部支柱との長 さを伸張させたとき、締め付けナットに下端部を係合した中空状の摺動支柱によ りねじ杆が露出することなく、外観性を損なうことがなく、摺動支柱は拡径案内 部によって傾斜することなく円滑に上部支柱の内周は摺動支柱の外周に沿って摺 動される。
【0011】 請求項3記載の考案の家具類の耐震用支持装置は、下部支承部および上部支承 部の後側への突出寸法が短かいので、上下部支柱を地震などの震動による歪みが 比較的少ない壁際の近傍に設置でき、家具類の支持をより確実にできる。
【0012】
本考案の一実施例の構成を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1及び図2において、1は下部支柱で炭素鋼管により中空状に形成され、こ の下部支柱1の下端部は下部支承部2の基板3に取付けられ、この基板3の裏面 にはゴムなどのクッション材4が取付けられている。なお、前記下部支承部2に は基板3と前記下部支柱1との取付け固定部を覆うカバー5を有し、このカバー 5は周縁が前記基板3の周縁に係合され、中央部寄り後側位置には前記下部支柱 1を挿通する挿通孔6が形成され、下部支承部2は前側への突出寸法より後側へ の突出寸法が短くなっている。
【0014】 また、前記下部支柱1の上端部近傍には内側に膨出したスプリング受け突部7 が環状に連続または間欠的に形成され、このスプリング受け突部7に前記下部支 柱1に嵌合した下部スプリング受け座金8が係合され、この下部スプリング受け 座金8に前記下部支柱1に嵌合したスプリング9の下端が支持されている。
【0015】 また、前記下部支柱1には、上部スプリング受け座金10が嵌合され、前記スプ リング9は両スプリング受け座金8,10にて挟着されている。この上部のスプリ ング受け座金10は下部支柱1に嵌合された止めリング11に保持され、この止めリ ング11は前記下部支柱1の上端縁部に設けた抜け止め突部12にて抜け止め保持さ れている。
【0016】 図1及び図3において、15は上部支柱で、炭素鋼管により中空状に形成され、 この上部支柱15の上端部は上部支承部16の基板17に固着されている。この上部支 承部16の基板17の上面にはゴムなどのクッション材18が取付けられている。なお 、前記上部支承部16には基板17と前記上部支柱15との取付け固定部を覆うカバー 19を有し、このカバー19は周縁が前記基板17の周縁に係合され、中央部寄り後側 位置には前記上部支柱15を挿通する挿通孔20が形成され、上部支承部16は前側へ の突出寸法より後側への突出寸法が短くなっている。
【0017】 また、21はねじ杆で前記上部支柱15に嵌挿され、このねじ杆21の上端は前記上 部支承部16の基板17に取付けられ、このねじ杆21の前記上部支柱15より突出した 下端部にはこのねじ杆21に進退自在に締め付けナット22が螺合されている。そし て、この締め付けナット22の下部には前記下部支柱1の上端部に着脱自在でかつ 進退自在に嵌合できる外径の接続部23が形成され、この締め付けナット22の上部 には、摺動支柱24の下端部を嵌合できる外径の係合段部25が形成されている。
【0018】 前記摺動支柱24の上端部は拡径され前記上部支柱15の内周面に略接触する外径 を有する拡径案内部26を有している。
【0019】 そして、前記下部支柱1の上端部に前記締め付けナット22に螺合したねじ杆21 を上部支承部16を介して取付けた上部支柱15が下部支柱1に接続される。この状 態で、締め付けナット22の係合段部25に係合した摺動支柱24が下部支柱1の上端 と上部支柱15の下端との間の空隙に位置され、ねじ杆21が露出されることがない 。そして、前記締め付けナット22は下部支柱1の上部に設けたコイル状のスプリ ング9にて上方に付勢されて上部支柱15も上方に付勢される。
【0020】 次に、この実施例の作用を説明する。
【0021】 図4に示すように、下部支柱1に上部支柱15を接続した状態で、この下部支柱 1の下部支承部2を家具類29の上面に載置する。このとき、下部支柱1の下部支 承部2は前側への突出寸法より後側への突出寸法が短くなっているため、震動に 対して歪みが比較的に少ない壁際に設置できる。また、上部支柱15の上部支承部 16を天井面27に直接または天井面27との間に介在させた補強板28の下側に位置さ せる。この状態で締め付けナット22を回動させて締め付けナット22をねじ杆21の 下側に移動させると、上部支柱15は上昇されて上部支承部16は天井面27または補 強板28に当接され、さらに、締め付けナット22を下降させると、スプリング9が 弾力に抗して圧縮され、両支柱1,15の支承部2,16が家具類29の上面と天井面 27または補強板28の下面に圧接される。
【0022】 また、この締め付けナット22をねじ杆21の下側に移動させて上部支柱15を上昇 させる際に、摺動支柱24の上端部は拡径され上部支柱15の内周面に略接触する外 径を有する拡径案内部26に案内され、摺動支柱24は傾斜されることがないので、 上部支柱15は昇降される。
【0023】 そして、前記下部支柱1の上端部に前記締め付けナット22に螺合したねじ杆21 を上部支承部16を介して取付けた上部支柱15が下部支柱1に接続される。この状 態で、上部支柱15と下部支柱1との長さを伸張させたときに、下部支柱1と上部 支柱15との間に位置する摺動支柱24によりねじ杆21が露出されることがなく、外 観性を損なうこともない。
【0024】 この状態で、地震などの震動が生じたとき、建造物の震動による歪みで家具類 29が上下動で、上部支柱15の支承部16と天井面27または補強板28の下面との間の 寸法が拡がっても、スプリング9が弾力で伸張して、両支柱1,15の支承部2, 16が家具類29の上面と天井面27または補強板28の下面に圧接した状態に保持され 、上下支柱1,15が家具類29の上面と天井面27または補強板28とから外れて倒れ ることなく、家具類29を支え、家具類29の転倒を防止する。
【0025】 さらに、下部支柱1の下部支承部2および上部支柱15の上部支承部16は前側へ の突出寸法より後側への突出寸法が短く、建造物の震動による歪みの少ない壁際 に設置でき、家具類29の転倒防止効果を確実にできる。
【0026】
請求項1記載の考案によれば、下部支柱の下部支承部を家具類の上面に、上部 支柱の上部支承部を天井面にそれぞれ圧接させて接続した上部支柱と下部支柱と を家具類と天井面との間に配設することにより、下部支柱に設けたコイル状のス プリングの付勢力で締め付けナットが上部支柱を上方向に押し上げ、上部支柱の 上部支承部が天井面に圧接された状態に保持され、地震などによる建造物の震動 による歪みで家具類の上面と天井面との間の間隔が大きく変化しても、コイル状 のスプリングのため変位量が大きく、家具類の上面と天井面との間の間隔が大き く変化しても家具類を上面から押さえて家具類の転倒を確実に防止できる。
【0027】 請求項2記載の考案によれば、上部支柱と下部支柱との長さを伸張させたとき 、締め付けナットに下端部を係合した中空状の摺動支柱によりねじ杆が露出する ことなく、外観性を損なうことがないとともに、摺動支柱は拡径案内部によって 傾斜することなく円滑に上部支柱はその内周が摺動支柱の外周に沿って摺動され る。
【0028】 請求項3記載の考案によれば、下部支承部および上部支承部の後側への突出寸 法が短かいので、上下部支柱を地震などの震動による歪みが比較的少ない壁際の 近傍に設置でき、家具類の支持をより確実にできる。
【図1】本考案の一実施例を示す家具類の耐震用支持装
置の一部を切り欠いた側面図である。
置の一部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上下部支柱の縦断面図である。
【図3】同上上下部支柱の縦断面図である。
【図4】同上耐震用支持装置の使用状態を示す側面図で
ある。
ある。
1 下部支柱 2 下部支承部 9 スプリング 15 上部支柱 16 上部支承部 21 ねじ杆 22 締め付けナット 24 摺動支柱 26 拡径案内部
Claims (3)
- 【請求項1】 下部支承部を下端部に設けた中空状の下
部支柱と、上部支承部を上端部に設けた中空状の上部支
柱とを具備し、 前記上部支柱に嵌挿されたねじ杆の上端部をこの上部支
柱に固定し、このねじ杆に進退自在に螺合された締め付
けナットを前記下部支柱の上端部に進退自在に嵌合し、 前記下部支柱には前記締め付けナットを上方向に付勢す
るコイル状のスプリングを設けたことを特徴とする家具
類の耐震用支持装置 - 【請求項2】 上部支柱には、下端部を締め付けナット
に係合した中空状の摺動支柱を挿通し、この摺動支柱の
上部に前記上部支柱の内周面に接触する拡径案内部を形
成したことを特徴とする請求項1記載の家具類の耐震用
支持装置。 - 【請求項3】 下部支承部および上部支承部は前側への
突出寸法より後側への突出寸法を短くしたことを特徴と
する請求項1または2記載の家具類の耐震用支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006082U JP3019599U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 家具類の耐震用支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006082U JP3019599U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 家具類の耐震用支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019599U true JP3019599U (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=43155008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995006082U Expired - Lifetime JP3019599U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 家具類の耐震用支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019599U (ja) |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP1995006082U patent/JP3019599U/ja not_active Expired - Lifetime
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