JP3016185B2 - 摩擦クラッチ - Google Patents
摩擦クラッチInfo
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- JP3016185B2 JP3016185B2 JP8217522A JP21752296A JP3016185B2 JP 3016185 B2 JP3016185 B2 JP 3016185B2 JP 8217522 A JP8217522 A JP 8217522A JP 21752296 A JP21752296 A JP 21752296A JP 3016185 B2 JP3016185 B2 JP 3016185B2
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- friction clutch
- cable
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D23/14—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2023/123—Clutch actuation by cams, ramps or ball-screw mechanisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の動力伝達
ラインのための摩擦クラッチであって、プレッシャープ
レートと対抗プレッシャープレートとの間にクラッチデ
ィスクを締め込むためのスプリング部材を有しており、
前記プレッシャープレートが、相対回転不能かつ軸方向
移動可能にクラッチケース内に案内されており、かつこ
れらの部材が動力伝達軸の回転軸線に沿って配設されて
おり、前記スプリング部材のばね力に抗してプレッシャ
ープレートを解放するための操作部材を有しており、操
作部材を操作するために前記回転軸線に対して同心的に
配置された、一面ではクラッチケースに、かつ他面では
操作部材に支持された遮断機構を備えた形式のものに関
する。
ラインのための摩擦クラッチであって、プレッシャープ
レートと対抗プレッシャープレートとの間にクラッチデ
ィスクを締め込むためのスプリング部材を有しており、
前記プレッシャープレートが、相対回転不能かつ軸方向
移動可能にクラッチケース内に案内されており、かつこ
れらの部材が動力伝達軸の回転軸線に沿って配設されて
おり、前記スプリング部材のばね力に抗してプレッシャ
ープレートを解放するための操作部材を有しており、操
作部材を操作するために前記回転軸線に対して同心的に
配置された、一面ではクラッチケースに、かつ他面では
操作部材に支持された遮断機構を備えた形式のものに関
する。
【0002】
【従来の技術】前述の形式の摩擦クラッチは、例えばド
イツ連邦共和国特許出願公開第3940917号明細書
により公知である。この公知の摩擦クラッチは、液圧式
に操作可能な遮断機構を示しており、この場合、遮断機
構は回転軸線に対して同心的に配置されていて、かつ2
つの転がり軸受を介して、一面ではクラッチケースに、
かつ他面では摩擦クラッチの操作部材に支持されてい
る。申し分ない機能を前提としているこのような形式の
液圧式の遮断機構は極めて不経済である。このことは、
とりわけ、遮断機構が動力伝達軸に対して同心的に配置
されていて、発生機構への液圧式の圧力導管が必要であ
り、かつそれ故に修繕時に即座に分解されることができ
ないことに基づいている。
イツ連邦共和国特許出願公開第3940917号明細書
により公知である。この公知の摩擦クラッチは、液圧式
に操作可能な遮断機構を示しており、この場合、遮断機
構は回転軸線に対して同心的に配置されていて、かつ2
つの転がり軸受を介して、一面ではクラッチケースに、
かつ他面では摩擦クラッチの操作部材に支持されてい
る。申し分ない機能を前提としているこのような形式の
液圧式の遮断機構は極めて不経済である。このことは、
とりわけ、遮断機構が動力伝達軸に対して同心的に配置
されていて、発生機構への液圧式の圧力導管が必要であ
り、かつそれ故に修繕時に即座に分解されることができ
ないことに基づいている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、運転
確実な構造であり、かつ組立てもしくは分解時、及び修
繕時に簡単に扱われるように従来の技術を改良すること
である。
確実な構造であり、かつ組立てもしくは分解時、及び修
繕時に簡単に扱われるように従来の技術を改良すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明によれば、前記遮断機構が、2つの転がり軸
受を有し、かつこれら転がり軸受を互いに反対方向に軸
方向変位するために、これらの軸受間に位置する傾斜路
構体を有しており、前記2つの転がり軸受のうち一方が
傾斜路構体と操作部材との間に、他方が傾斜路構体とク
ラッチケースとの間に配置されており、前記傾斜路構体
が、ケーブル摺動機構を介して操作可能な少なくとも2
つの構成部材から構成され、さらに、前記2つの構成部
材が、円筒状に構成されていて回転軸線に対して共に同
心的に配置されていると同時に、一方の部材に前記ケー
ブル摺動機構を構成するケーブルが、他方の部材にケー
ブルシースが支持されており、前記ケーブルとケーブル
シースとの相対運動が、前記構成部材の前記回転軸線を
中心とした相対回転を生じ、さらに、この相対回転が、
前記回転軸線に沿った互いに離間する方向への移動に変
換されるように成したことによって解決される。
めに本発明によれば、前記遮断機構が、2つの転がり軸
受を有し、かつこれら転がり軸受を互いに反対方向に軸
方向変位するために、これらの軸受間に位置する傾斜路
構体を有しており、前記2つの転がり軸受のうち一方が
傾斜路構体と操作部材との間に、他方が傾斜路構体とク
ラッチケースとの間に配置されており、前記傾斜路構体
が、ケーブル摺動機構を介して操作可能な少なくとも2
つの構成部材から構成され、さらに、前記2つの構成部
材が、円筒状に構成されていて回転軸線に対して共に同
心的に配置されていると同時に、一方の部材に前記ケー
ブル摺動機構を構成するケーブルが、他方の部材にケー
ブルシースが支持されており、前記ケーブルとケーブル
シースとの相対運動が、前記構成部材の前記回転軸線を
中心とした相対回転を生じ、さらに、この相対回転が、
前記回転軸線に沿った互いに離間する方向への移動に変
換されるように成したことによって解決される。
【0005】このような構成により、傾斜路構体の2つ
の構成部材は、ケーブル及びケーブルシースを介して操
作可能であり、かつクラッチケースの内部に機械的な遮
断機構が支持されていることによって、遮断機構がプレ
ッシャープレートに組み込まれるので省スペース化が図
られる。従って、ベルハウジング全体を小型化する事が
可能となる。さらに、ケーブル及びケーブルシースを直
接に遮断機構に取り付ける形式により、クラッチ接離時
に生ずる遮断機構から車体への振動の伝達をかなり減衰
することができ、その上、摩擦クラッチもしくはうクラ
ンク軸の振動に起因するケーブル・シース間の相対運動
が生じないので、これら振動がクラッチペダルに直接伝
達されることが回避される。傾斜路構体の両方の構成部
材が同心的に配置されていることによって、変速機側の
動力伝達軸の周りの省スペース化が図られる。
の構成部材は、ケーブル及びケーブルシースを介して操
作可能であり、かつクラッチケースの内部に機械的な遮
断機構が支持されていることによって、遮断機構がプレ
ッシャープレートに組み込まれるので省スペース化が図
られる。従って、ベルハウジング全体を小型化する事が
可能となる。さらに、ケーブル及びケーブルシースを直
接に遮断機構に取り付ける形式により、クラッチ接離時
に生ずる遮断機構から車体への振動の伝達をかなり減衰
することができ、その上、摩擦クラッチもしくはうクラ
ンク軸の振動に起因するケーブル・シース間の相対運動
が生じないので、これら振動がクラッチペダルに直接伝
達されることが回避される。傾斜路構体の両方の構成部
材が同心的に配置されていることによって、変速機側の
動力伝達軸の周りの省スペース化が図られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の別の構成によれば、両方
の前記構成部材が、互いにほぼ同心的に配置されてお
り、相対回転及び軸方向移動のために、互いに向かい合
う接触範囲の少なくとも一部分にわたってねじ山状の係
合部材を備えており、半径方向外側の構成部材が、一方
の転がり軸受を介してクラッチケースに、かつ半径方向
内側の構成部材が他方の転がり軸受を介して操作部材に
支持されている。かかる構成によって、両方の構成部材
のねじ山状の係合部材によって、これらの構成部材を半
径方向で極めて密着させて構成することができる。また
同時に、半径方向外側の構成部材をクラッチケースに、
かつ半径方向内側の構成部材を操作部材に支持させるこ
とによって、スラスト力を受け止める距離を短くでき、
軸方向においても極めて密着した構造形式を得ることが
できる。
の前記構成部材が、互いにほぼ同心的に配置されてお
り、相対回転及び軸方向移動のために、互いに向かい合
う接触範囲の少なくとも一部分にわたってねじ山状の係
合部材を備えており、半径方向外側の構成部材が、一方
の転がり軸受を介してクラッチケースに、かつ半径方向
内側の構成部材が他方の転がり軸受を介して操作部材に
支持されている。かかる構成によって、両方の構成部材
のねじ山状の係合部材によって、これらの構成部材を半
径方向で極めて密着させて構成することができる。また
同時に、半径方向外側の構成部材をクラッチケースに、
かつ半径方向内側の構成部材を操作部材に支持させるこ
とによって、スラスト力を受け止める距離を短くでき、
軸方向においても極めて密着した構造形式を得ることが
できる。
【0007】特に有利な構成によれば、両方の前記構成
部材が、互いにほぼ同心的に配置されており、かつ互い
に向かい合う範囲の少なくとも一部分にわたってねじ山
状の係合部材並びにこれらの間に配置された転動体を備
えている。この場合、転動体として好ましくは球(ボー
ルベアリング)が使用され、かつこの球は、転動運動に
よりクラッチ作動による双方の構成部材の接触表面間の
摩耗を減少する。またこのような構成によって、例え
ば、小さな操作力によってこれら部材を操作することが
できる。
部材が、互いにほぼ同心的に配置されており、かつ互い
に向かい合う範囲の少なくとも一部分にわたってねじ山
状の係合部材並びにこれらの間に配置された転動体を備
えている。この場合、転動体として好ましくは球(ボー
ルベアリング)が使用され、かつこの球は、転動運動に
よりクラッチ作動による双方の構成部材の接触表面間の
摩耗を減少する。またこのような構成によって、例え
ば、小さな操作力によってこれら部材を操作することが
できる。
【0008】さらに、もう1つの有利な構成によれば、
前記転がり軸受が、各々1列の球軸受として構成されて
いる。これによって、これらの球軸受は、軸方向に向か
う力も、半径方向に向かう力も伝達することができる。
前記転がり軸受が、各々1列の球軸受として構成されて
いる。これによって、これらの球軸受は、軸方向に向か
う力も、半径方向に向かう力も伝達することができる。
【0009】両方の前記球軸受のリング状に配置された
球が、互いにほぼ同心的に配置されており、かつこのよ
うな形式で軸方向に極めて圧縮された構成形式を採るこ
とを可能にするために半径方向で上下に位置して配置さ
れている。
球が、互いにほぼ同心的に配置されており、かつこのよ
うな形式で軸方向に極めて圧縮された構成形式を採るこ
とを可能にするために半径方向で上下に位置して配置さ
れている。
【0010】特に有利な構成では、前記構成部材のそれ
ぞれが直接球軸受の球走行軌道を備えている。部材の点
数を減少することができ、従って、製造費用を低減する
と同時に省すペース化が図られる。
ぞれが直接球軸受の球走行軌道を備えている。部材の点
数を減少することができ、従って、製造費用を低減する
と同時に省すペース化が図られる。
【0011】さらに、両方の前記構成部材が、摩擦クラ
ッチから離れたクラッチケースに近接した位置において
軸方向に変位可能に配置され、かつこの領域においてク
ラッチケースの外側でケーブル及びケーブルシースを支
持している。これによって、ケーブル及びケーブルシー
スは、回転する構成部材の外側で問題なく変位すること
ができる。
ッチから離れたクラッチケースに近接した位置において
軸方向に変位可能に配置され、かつこの領域においてク
ラッチケースの外側でケーブル及びケーブルシースを支
持している。これによって、ケーブル及びケーブルシー
スは、回転する構成部材の外側で問題なく変位すること
ができる。
【0012】本発明による別の構成では、両方の前記構
成部材が、軸方向に穿設された傾斜部を有する半径方向
に突出する円板状の2つの領域を有しており、それぞれ
の領域が、軸方向でそれぞれ1つの球軸受を介してほぼ
同じ直径範囲でそれぞれクラッチケースおよび操作部材
に支持されており、かつ、前記球軸受の半径方向内側に
おいて、相互の半径方向のガイドのために、互いに同心
的に配置された円筒状の管状突起が延設されており、こ
れら管状突起が、摩擦クラッチから離れる方向に延びて
クラッチケースから突出していると共に、そこで前記ケ
ーブルおよび前記ケーブルシースと各々接続されてい
る。このような構成は、例えば、傾斜部を可塑的な変形
によって一体成形可能な比較的簡単な構成部材によって
形成されている。この場合、軸方向の管状突起は、円板
状の領域と一体に構成されていてかつ相互に半径方向ガ
イドとしての機能を果している。
成部材が、軸方向に穿設された傾斜部を有する半径方向
に突出する円板状の2つの領域を有しており、それぞれ
の領域が、軸方向でそれぞれ1つの球軸受を介してほぼ
同じ直径範囲でそれぞれクラッチケースおよび操作部材
に支持されており、かつ、前記球軸受の半径方向内側に
おいて、相互の半径方向のガイドのために、互いに同心
的に配置された円筒状の管状突起が延設されており、こ
れら管状突起が、摩擦クラッチから離れる方向に延びて
クラッチケースから突出していると共に、そこで前記ケ
ーブルおよび前記ケーブルシースと各々接続されてい
る。このような構成は、例えば、傾斜部を可塑的な変形
によって一体成形可能な比較的簡単な構成部材によって
形成されている。この場合、軸方向の管状突起は、円板
状の領域と一体に構成されていてかつ相互に半径方向ガ
イドとしての機能を果している。
【0013】有利な構成では、前記ケーブル摺動機構
が、回転軸線に対してほぼ90°だけ旋回されており、
かつほぼ円筒状に構成された構成部材に対してほぼ接線
方向で遮断機構から突出して案内されている。このよう
な構成によって、大部分が軸方向に伝播するエンジンお
よび変速装置からクラッチペダルに伝達される振動は、
ケーブル摺動機構を介することによって回避される。こ
れによって、車体への振動も極小値に抑えられ、ドライ
バーによる操作も快適なものとなる。この場合、要する
にケーブル及びケーブルシースが同等の振動運動を行
い、かつ対向方向には振動しないことに起因する。
が、回転軸線に対してほぼ90°だけ旋回されており、
かつほぼ円筒状に構成された構成部材に対してほぼ接線
方向で遮断機構から突出して案内されている。このよう
な構成によって、大部分が軸方向に伝播するエンジンお
よび変速装置からクラッチペダルに伝達される振動は、
ケーブル摺動機構を介することによって回避される。こ
れによって、車体への振動も極小値に抑えられ、ドライ
バーによる操作も快適なものとなる。この場合、要する
にケーブル及びケーブルシースが同等の振動運動を行
い、かつ対向方向には振動しないことに起因する。
【0014】さらに、ケーブルを内装する前記ケーブル
シースが、転がり軸受に制動モーメントを付与してい
る。この場合も、ケーブル並びにケーブルシースを傾斜
路構体の構成部材に直接支持することによって、両方の
部材が同時に制動モーメントによって負荷されるように
配慮されている。さらに、この事によってクラッチ操作
には何ら影響を及ぼされない。この場合、付加的な構成
部材を節減することができる。
シースが、転がり軸受に制動モーメントを付与してい
る。この場合も、ケーブル並びにケーブルシースを傾斜
路構体の構成部材に直接支持することによって、両方の
部材が同時に制動モーメントによって負荷されるように
配慮されている。さらに、この事によってクラッチ操作
には何ら影響を及ぼされない。この場合、付加的な構成
部材を節減することができる。
【0015】前述の形式の摩擦クラッチが、前記プレッ
シャープレートを負荷するためのスプリング部材がダイ
ヤフラムスプリングで構成されており、該ダイヤフラム
スプリングと前記プレッシャープレートとの間にはクラ
ッチディスクの摩擦ライニングのための摩耗補償装置が
設けられていると特に有利である。このような構成によ
って、摩擦クラッチの操作部材が、クラッチディスクの
摩擦ライニングの摩耗が増大する場合にもクラッチケー
ス内の所定の操作位置を常時定位置に維持することが保
証されており、これによって、遮断機構全体は必要な遮
断距離においてだけ設計されれば良く、付加的な摩耗距
離を設ける必要はない。これによって、遮断機構全体を
簡単かつコンパクトに構成することができる。
シャープレートを負荷するためのスプリング部材がダイ
ヤフラムスプリングで構成されており、該ダイヤフラム
スプリングと前記プレッシャープレートとの間にはクラ
ッチディスクの摩擦ライニングのための摩耗補償装置が
設けられていると特に有利である。このような構成によ
って、摩擦クラッチの操作部材が、クラッチディスクの
摩擦ライニングの摩耗が増大する場合にもクラッチケー
ス内の所定の操作位置を常時定位置に維持することが保
証されており、これによって、遮断機構全体は必要な遮
断距離においてだけ設計されれば良く、付加的な摩耗距
離を設ける必要はない。これによって、遮断機構全体を
簡単かつコンパクトに構成することができる。
【0016】摩擦クラッチの別の有利な構成では、遮断
力を低下させるためにスプリング装置が、一方の周端縁
を軸方向に定置のクラッチケースの内側に、かつ他方の
周端縁を前記ダイヤフラムスプリングの操作部材に支持
されており、前記スプリング装置が、クラッチイン状態
ではほとんど、あるいはわずかしか解除力を及ぼさず、
かつクラッチオフ状態では大きな解除力を及ぼすように
設定されている。これによって、摩擦クラッチのために
ドライバーが及ぼす遮断力をかなり低下させることがで
き、これにより遮断機構全体の構成が簡単かつ安価に維
持される。さらに、操作距離を小さく維持することもで
きる。
力を低下させるためにスプリング装置が、一方の周端縁
を軸方向に定置のクラッチケースの内側に、かつ他方の
周端縁を前記ダイヤフラムスプリングの操作部材に支持
されており、前記スプリング装置が、クラッチイン状態
ではほとんど、あるいはわずかしか解除力を及ぼさず、
かつクラッチオフ状態では大きな解除力を及ぼすように
設定されている。これによって、摩擦クラッチのために
ドライバーが及ぼす遮断力をかなり低下させることがで
き、これにより遮断機構全体の構成が簡単かつ安価に維
持される。さらに、操作距離を小さく維持することもで
きる。
【0017】本発明によれば、前記クラッチケースが、
ほぼ深皿状に構成されている半径方向外方の第1の部分
と、コップ状に構成されている半径方向内方の第2の部
分を有して二部構造に構成されており、第1のクラッチ
ケース部分が、半径方向で外側に取り付けられた外周縁
によって対抗プレッシャープレートに固定されていて、
プレッシャープレート、操作部材及びスプリング部材を
受容しており、かつその底範囲において、遮断機構が操
作部材に係合するために要する直径範囲より大きい中央
開口を有しており、さらに、第2のクラッチケース部分
が、外周縁によって第1のクラッチケース部分の底範囲
に固定されていて、かつ遮断機構を受容しており、さら
に前記底範囲によって遮断機構のためのスラスト力支持
部を形成している。クラッチケースのこのような二部構
造は、可塑的な成形過程を分割することができるので、
ほとんどのクラッチケース製造工程に適用可能である。
ほぼ深皿状に構成されている半径方向外方の第1の部分
と、コップ状に構成されている半径方向内方の第2の部
分を有して二部構造に構成されており、第1のクラッチ
ケース部分が、半径方向で外側に取り付けられた外周縁
によって対抗プレッシャープレートに固定されていて、
プレッシャープレート、操作部材及びスプリング部材を
受容しており、かつその底範囲において、遮断機構が操
作部材に係合するために要する直径範囲より大きい中央
開口を有しており、さらに、第2のクラッチケース部分
が、外周縁によって第1のクラッチケース部分の底範囲
に固定されていて、かつ遮断機構を受容しており、さら
に前記底範囲によって遮断機構のためのスラスト力支持
部を形成している。クラッチケースのこのような二部構
造は、可塑的な成形過程を分割することができるので、
ほとんどのクラッチケース製造工程に適用可能である。
【0018】さらに本発明によれば、両方のクラッチケ
ース部分の結合部が解離可能に構成されている。これに
よって、遮断機構はクラッチケースの第2のクラッチケ
ース部分内に完全に予め組み込まれることができ、かつ
組立て時にも修理時にも操作を簡単にすることができる
という利点が得られる。この場合、両方のクラッチケー
ス部分の結合部は有利にはバヨネット状に錠止可能であ
る。このような結合部は簡単な操作で組立ておよび取り
外すことができる。
ース部分の結合部が解離可能に構成されている。これに
よって、遮断機構はクラッチケースの第2のクラッチケ
ース部分内に完全に予め組み込まれることができ、かつ
組立て時にも修理時にも操作を簡単にすることができる
という利点が得られる。この場合、両方のクラッチケー
ス部分の結合部は有利にはバヨネット状に錠止可能であ
る。このような結合部は簡単な操作で組立ておよび取り
外すことができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明を複数の実施例を用いて詳しく
説明する。
説明する。
【0020】図1は、実施例においていわゆる押込み形
ダイヤフラムスプリング式クラッチを形成している摩擦
クラッチ1を示す。この場合、クラッチケース4内でス
プリング部材としてのダイヤフラムスプリング2が中央
の直径範囲にわたって例えばスペースボルト42を介し
て傾倒するように支承されており、さらにその外径周縁
部で以ってプレッシャープレート3に作用するようにな
っていて、かつ半径方向で内方に延びる操作部材として
のスプリング舌片6を有しており、このスプリング舌片
は遮断機構7によって負荷される。
ダイヤフラムスプリング式クラッチを形成している摩擦
クラッチ1を示す。この場合、クラッチケース4内でス
プリング部材としてのダイヤフラムスプリング2が中央
の直径範囲にわたって例えばスペースボルト42を介し
て傾倒するように支承されており、さらにその外径周縁
部で以ってプレッシャープレート3に作用するようにな
っていて、かつ半径方向で内方に延びる操作部材として
のスプリング舌片6を有しており、このスプリング舌片
は遮断機構7によって負荷される。
【0021】もちろん原理的には、ダイヤフラムスプリ
ング2の代わりに、例えば個々に又は互いに結合された
レバーを有する遮断部材を設けることもでき、このため
圧着力を発生するための別個のスプリングが配置されて
いる。クラッチケース4は、図示された対抗プレッシャ
ープレート34に固定されており、この対抗プレッシャ
ープレートは内燃機関のフライホイールとして構成され
ることができる。プレッシャープレート3は、詳しくは
示さない部材を介して相対回転不能に、しかし軸方向で
移動可能にクラッチケース4と結合されている。
ング2の代わりに、例えば個々に又は互いに結合された
レバーを有する遮断部材を設けることもでき、このため
圧着力を発生するための別個のスプリングが配置されて
いる。クラッチケース4は、図示された対抗プレッシャ
ープレート34に固定されており、この対抗プレッシャ
ープレートは内燃機関のフライホイールとして構成され
ることができる。プレッシャープレート3は、詳しくは
示さない部材を介して相対回転不能に、しかし軸方向で
移動可能にクラッチケース4と結合されている。
【0022】ダイヤフラムスプリング2の外径とプレッ
シャープレート3の外径との間には、プレッシャープレ
ート3と対抗プレッシャープレート34との間に軸方向
に締め込まれることができるクラッチディスクの摩擦ラ
イニングの摩耗補償装置29が配置されている。このよ
うな摩耗補償装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願
公開第4306688号明細書により公知である。この
摩耗補償装置は、ダイヤフラムスプリング2が摩擦クラ
ッチ1の全耐用寿命にわたってプレッシャープレート3
の内部で所定の作動定位置を維持するように配慮してお
り、これによって、一面では、圧着力が同様に一定に保
持されることができ、かつ他面では、遮断機構も普通の
定常状態の遮断運動のみを実施すれば良く、従って付加
的な予備距離を持たせる必要はない。
シャープレート3の外径との間には、プレッシャープレ
ート3と対抗プレッシャープレート34との間に軸方向
に締め込まれることができるクラッチディスクの摩擦ラ
イニングの摩耗補償装置29が配置されている。このよ
うな摩耗補償装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願
公開第4306688号明細書により公知である。この
摩耗補償装置は、ダイヤフラムスプリング2が摩擦クラ
ッチ1の全耐用寿命にわたってプレッシャープレート3
の内部で所定の作動定位置を維持するように配慮してお
り、これによって、一面では、圧着力が同様に一定に保
持されることができ、かつ他面では、遮断機構も普通の
定常状態の遮断運動のみを実施すれば良く、従って付加
的な予備距離を持たせる必要はない。
【0023】対抗プレッシャープレート34と結合され
た構成部材は、共通の回転軸線5を中心にして回転する
ことができる。これに対して、図示の伝動装置ケース3
1は周方向で定置であり、かつこの伝動装置ケースには
動力伝達軸32が支承されている。動力伝達軸は、クラ
ッチディスクのためのスペースまで少なくとも延びてお
り、かつそこでクラッチディスクのボスと相対回転不能
な結合部を有している。
た構成部材は、共通の回転軸線5を中心にして回転する
ことができる。これに対して、図示の伝動装置ケース3
1は周方向で定置であり、かつこの伝動装置ケースには
動力伝達軸32が支承されている。動力伝達軸は、クラ
ッチディスクのためのスペースまで少なくとも延びてお
り、かつそこでクラッチディスクのボスと相対回転不能
な結合部を有している。
【0024】クラッチケース4とダイヤフラムスプリン
グ2のスプリング舌片6との間に、さらばね又はダイヤ
フラムスプリング33が配置されており、このさらばね
又はダイヤフラムスプリングは、摩擦クラッチ1のクラ
ッチインの状態では解除力をほとんど、あるいはわずか
しかダイヤフラムスプリング2に及ぼさず、かつクラッ
チオフの状態では最大の解除力を及ぼす。これによっ
て、このようなさらばね又はダイヤフラムスプリング3
3は、ドライバーのクラッチペダル操作によって発生さ
れる遮断力を強く低下させるように配慮している。
グ2のスプリング舌片6との間に、さらばね又はダイヤ
フラムスプリング33が配置されており、このさらばね
又はダイヤフラムスプリングは、摩擦クラッチ1のクラ
ッチインの状態では解除力をほとんど、あるいはわずか
しかダイヤフラムスプリング2に及ぼさず、かつクラッ
チオフの状態では最大の解除力を及ぼす。これによっ
て、このようなさらばね又はダイヤフラムスプリング3
3は、ドライバーのクラッチペダル操作によって発生さ
れる遮断力を強く低下させるように配慮している。
【0025】このため、ダイヤフラムスプリングを解放
するために遮断機構によってもたらされる力も減少され
る。この実施例の場合、遮断機構7は傾斜路構体の2つ
の構成部材10,11から成っており、この傾斜路構体
は、さらに2つの球軸受8及び9、並びにケーブル18
及びケーブルシース19のための接続部から成ってい
る。構成部材10及び11はそれぞれリング円板状の領
域12もしくは13を備えており、これら両方の領域1
2,13は、矢印Aから見た拡大断面図である図2に示
すように軸方向の傾斜部14を備えており、この傾斜部
14は、回転軸線5に対して垂直な平面に対して周方向
で傾斜して延びており、この場合、軸方向で互いに向か
い合っている軸方向の傾斜部14の間には、例えば球の
形状の転がり軸受15が配置されている。
するために遮断機構によってもたらされる力も減少され
る。この実施例の場合、遮断機構7は傾斜路構体の2つ
の構成部材10,11から成っており、この傾斜路構体
は、さらに2つの球軸受8及び9、並びにケーブル18
及びケーブルシース19のための接続部から成ってい
る。構成部材10及び11はそれぞれリング円板状の領
域12もしくは13を備えており、これら両方の領域1
2,13は、矢印Aから見た拡大断面図である図2に示
すように軸方向の傾斜部14を備えており、この傾斜部
14は、回転軸線5に対して垂直な平面に対して周方向
で傾斜して延びており、この場合、軸方向で互いに向か
い合っている軸方向の傾斜部14の間には、例えば球の
形状の転がり軸受15が配置されている。
【0026】両方のリング円板状の領域12及び13
は、それぞれ球軸受8,9の一方を介してクラッチケー
ス4に支持されるか、スプリング舌片6に支持される。
両方の構成部材10,11は、軸方向に延びる管状突起
16,17を備えており、これらの管状突起は軸方向で
クラッチから離れてクラッチケース4から突出してい
て、かつ相互の半径方向のガイドを生ぜしめるように構
成されている。図1の破断線A−Bに沿って見た拡大断
面図である図3において示すように、両方の管状突起1
6,17は、図示しないクラッチペダルが操作時に両方
の管状突起16及び17を互いに相対的に回転すること
ができるようにケーブル18を摺動可能に内装したケー
ブルシース19で構成されるケーブル摺動機構と結合さ
れている。このような操作時に、構成部材10,11の
軸方向の傾斜部14は、中間接続された転がり軸受15
により連続して上昇し、その結果、構成部材10及び1
1は互いに回転運動だけでなく、軸方向運動も実施す
る。
は、それぞれ球軸受8,9の一方を介してクラッチケー
ス4に支持されるか、スプリング舌片6に支持される。
両方の構成部材10,11は、軸方向に延びる管状突起
16,17を備えており、これらの管状突起は軸方向で
クラッチから離れてクラッチケース4から突出してい
て、かつ相互の半径方向のガイドを生ぜしめるように構
成されている。図1の破断線A−Bに沿って見た拡大断
面図である図3において示すように、両方の管状突起1
6,17は、図示しないクラッチペダルが操作時に両方
の管状突起16及び17を互いに相対的に回転すること
ができるようにケーブル18を摺動可能に内装したケー
ブルシース19で構成されるケーブル摺動機構と結合さ
れている。このような操作時に、構成部材10,11の
軸方向の傾斜部14は、中間接続された転がり軸受15
により連続して上昇し、その結果、構成部材10及び1
1は互いに回転運動だけでなく、軸方向運動も実施す
る。
【0027】このため、一方の構成部材11を球軸受9
を介してクラッチケース4に支持することによって、か
つ他方の構成部材10を球軸受8を介してダイヤフラム
スプリング2のスプリング舌片に支持することによって
クラッチオフ運動が得られ、これは、スプリング舌片6
がクラッチケース4から対抗プレッシャープレート34
の方向で旋回され、かつこのためダイヤフラムスプリン
グ2の半径方向外側の範囲が対抗プレッシャープレート
34から離れて運動され、これによってプレッシャープ
レート3がクラッチディスクを解放することができるか
らである。
を介してクラッチケース4に支持することによって、か
つ他方の構成部材10を球軸受8を介してダイヤフラム
スプリング2のスプリング舌片に支持することによって
クラッチオフ運動が得られ、これは、スプリング舌片6
がクラッチケース4から対抗プレッシャープレート34
の方向で旋回され、かつこのためダイヤフラムスプリン
グ2の半径方向外側の範囲が対抗プレッシャープレート
34から離れて運動され、これによってプレッシャープ
レート3がクラッチディスクを解放することができるか
らである。
【0028】反対側に向かうクラッチイン運動において
は、軸方向の傾斜部14及び転がり軸受15がダイヤフ
ラムスプリング2の力によって常に当接されて保持さ
れ、さらに破断線A−Bにおいて示されるスプリング2
0は、ケーブル18が常に引っ張り応力で保持され、か
つクラッチペダルが再び戻し案内されることができるよ
うに配慮されている。ケーブル18もケーブルシース1
9も、管状突起16,17から接線方向で離れて案内さ
れ、しかも回転軸線5に対してほぼ垂直に案内される。
これによって、摩擦クラッチからクラッチペダルへの振
動の伝達を遮断することができる。
は、軸方向の傾斜部14及び転がり軸受15がダイヤフ
ラムスプリング2の力によって常に当接されて保持さ
れ、さらに破断線A−Bにおいて示されるスプリング2
0は、ケーブル18が常に引っ張り応力で保持され、か
つクラッチペダルが再び戻し案内されることができるよ
うに配慮されている。ケーブル18もケーブルシース1
9も、管状突起16,17から接線方向で離れて案内さ
れ、しかも回転軸線5に対してほぼ垂直に案内される。
これによって、摩擦クラッチからクラッチペダルへの振
動の伝達を遮断することができる。
【0029】クラッチケースは、この実施例では二部構
造で構成されている。第1のクラッチケース部分4は、
普通の形式でほぼ深皿状に構成されており、かつ外周縁
35を介して対抗プレッシャープレート34に固定され
ており、例えばねじ結合されており、底範囲36の周り
にはダイヤフラムスプリング2が支持されており、かつ
底範囲36は、ダイヤフラム舌片6への遮断機構7の接
近を可能にするために使用される中央の開口37を有し
ている。この中央の開口37の領域には、第2のクラッ
チケース部分38が配置され、かつ固定されており、こ
のクラッチケース部分は、第1のケース部分よりさらに
深いコップ状に構成されている。
造で構成されている。第1のクラッチケース部分4は、
普通の形式でほぼ深皿状に構成されており、かつ外周縁
35を介して対抗プレッシャープレート34に固定され
ており、例えばねじ結合されており、底範囲36の周り
にはダイヤフラムスプリング2が支持されており、かつ
底範囲36は、ダイヤフラム舌片6への遮断機構7の接
近を可能にするために使用される中央の開口37を有し
ている。この中央の開口37の領域には、第2のクラッ
チケース部分38が配置され、かつ固定されており、こ
のクラッチケース部分は、第1のケース部分よりさらに
深いコップ状に構成されている。
【0030】第2のクラッチケース部分は、第1のクラ
ッチケース部分4の底範囲36に固定されている外周縁
39を有しており、さらに外周縁39から軸方向で間隔
を置いて、しかも対抗プレッシャープレート34から離
れて配置されていてかつ第1のクラッチケース部分4の
中央の開口37より小さい開口を有する底範囲40を有
している。
ッチケース部分4の底範囲36に固定されている外周縁
39を有しており、さらに外周縁39から軸方向で間隔
を置いて、しかも対抗プレッシャープレート34から離
れて配置されていてかつ第1のクラッチケース部分4の
中央の開口37より小さい開口を有する底範囲40を有
している。
【0031】この実施例では、底範囲40の開口は、ス
プリング舌片6の内側直径範囲にほぼ相応して構成され
ている。このスプリング舌片6と底範囲40との間に、
遮断機構7が配置されていてかつ軸方向で支持されてい
る。両方のクラッチケース部分4,38の結合は、有利
にはバヨネット状の結合部を介して行われ、このため、
第1のクラッチケース部分4は軸方向で張り出す耳片4
1を有しており、この耳片は、鉢縁39が回転によって
生じる中間室内に周方向で導入されることができるよう
に底範囲36に対して相対的に軸方向で張り出してい
る。クラッチケースの2部構造の構成は、両方の部分が
別個に可塑的な材料から成形されることができ、かつ遮
断機構を簡単に組付け或いは補修できるという利点を有
している。
プリング舌片6の内側直径範囲にほぼ相応して構成され
ている。このスプリング舌片6と底範囲40との間に、
遮断機構7が配置されていてかつ軸方向で支持されてい
る。両方のクラッチケース部分4,38の結合は、有利
にはバヨネット状の結合部を介して行われ、このため、
第1のクラッチケース部分4は軸方向で張り出す耳片4
1を有しており、この耳片は、鉢縁39が回転によって
生じる中間室内に周方向で導入されることができるよう
に底範囲36に対して相対的に軸方向で張り出してい
る。クラッチケースの2部構造の構成は、両方の部分が
別個に可塑的な材料から成形されることができ、かつ遮
断機構を簡単に組付け或いは補修できるという利点を有
している。
【0032】図4及び図5に示す実施例は、主に、遮断
機構23もしくは30の構成が図1に示す実施例と異な
っている。これらの遮断機構はそれぞれ、互いにほぼ同
心的に配置された2つの構成部材21,22、25,2
6から成っている。図4に示す実施例では、両方の構成
部材は少なくとも、互いに向かい合う領域の軸方向の部
分範囲にわたって係合部材24を備えており、この係合
部材はねじ山状に構成されており、かつこの係合部材
は、構成部材21及び22が互いに回転する際に互いに
軸方向運動を与える。
機構23もしくは30の構成が図1に示す実施例と異な
っている。これらの遮断機構はそれぞれ、互いにほぼ同
心的に配置された2つの構成部材21,22、25,2
6から成っている。図4に示す実施例では、両方の構成
部材は少なくとも、互いに向かい合う領域の軸方向の部
分範囲にわたって係合部材24を備えており、この係合
部材はねじ山状に構成されており、かつこの係合部材
は、構成部材21及び22が互いに回転する際に互いに
軸方向運動を与える。
【0033】図5に示す実施例では、構成部材25及び
26が半径方向で互いに間隔を置いて保持されており、
かつやはりねじ山状に延びていてかつ球28の形状の転
動体を受容する係合部材27を有しており、その結果、
遊星歯車装置に類似して、両方の構成部材25および2
6が相対回転する際に両方の構成部材の軸方向移動を行
う。構成部材21もしくは26とクラッチケース4との
間にそれぞれ球軸受9が配置されており、かつ構成部材
22もしくは25とスプリング舌片6との間に球軸受8
が配置されている。
26が半径方向で互いに間隔を置いて保持されており、
かつやはりねじ山状に延びていてかつ球28の形状の転
動体を受容する係合部材27を有しており、その結果、
遊星歯車装置に類似して、両方の構成部材25および2
6が相対回転する際に両方の構成部材の軸方向移動を行
う。構成部材21もしくは26とクラッチケース4との
間にそれぞれ球軸受9が配置されており、かつ構成部材
22もしくは25とスプリング舌片6との間に球軸受8
が配置されている。
【0034】両方の球軸受は、ほぼ半径方向で互いに上
下に配置されており、これによって軸方向でスペース節
減されて収容されている。有利には、構成部材21,2
2;25,26は球の走行面を直接備えている。この場
合、球軸受9の軌道輪は直接クラッチケース4の底範囲
40に支持され、かつ球軸受8の軌道輪はスプリング舌
片6に支持される。図4においてクラッチケースは2部
構造で構成されており、かつ例えば図1の実施例に相応
してバヨネット状の錠止部を備えている。図5の実施例
では、クラッチケースは一体に構成されている。
下に配置されており、これによって軸方向でスペース節
減されて収容されている。有利には、構成部材21,2
2;25,26は球の走行面を直接備えている。この場
合、球軸受9の軌道輪は直接クラッチケース4の底範囲
40に支持され、かつ球軸受8の軌道輪はスプリング舌
片6に支持される。図4においてクラッチケースは2部
構造で構成されており、かつ例えば図1の実施例に相応
してバヨネット状の錠止部を備えている。図5の実施例
では、クラッチケースは一体に構成されている。
【0035】図4及び図5から明らかな残りの部材は、
図1の実施例に関連して既に記載されている。図4及び
図5の構造は、いわゆる引離し形摩擦クラッチの場合に
も使用することができ、この場合、遮断のためにスプリ
ング舌片6とクラッチケースの底範囲40との間隔は小
さくされなければならない。さらに、原理的に球軸受8
のみがスプリング舌片6の後方に係合しなければならな
い。もちろん、遮断機構から出発するケーブル摺動機構
は、液圧式の操作距離にわたってクラッチペダルと結合
されていることができる。
図1の実施例に関連して既に記載されている。図4及び
図5の構造は、いわゆる引離し形摩擦クラッチの場合に
も使用することができ、この場合、遮断のためにスプリ
ング舌片6とクラッチケースの底範囲40との間隔は小
さくされなければならない。さらに、原理的に球軸受8
のみがスプリング舌片6の後方に係合しなければならな
い。もちろん、遮断機構から出発するケーブル摺動機構
は、液圧式の操作距離にわたってクラッチペダルと結合
されていることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明による摩擦クラッチは、傾斜路構
体の2つの構成部材が、ケーブル及びケーブルシースを
介して操作可能である事により、かつクラッチケースの
内部に機械的な遮断機構が支持されていることにより、
遮断機構がプレッシャープレートに組み込まれる事が可
能であり、省スペース化が図られる。従って、ベルハウ
ジング全体を小型化する事が可能となる。さらに、ケー
ブル及びケーブルシースを直接に遮断機構に取り付ける
形式により、クラッチ接離時に生ずる遮断機構から車体
への振動の伝達をかなり減衰することができ、その上、
摩擦クラッチもしくはうクランク軸の振動に起因するケ
ーブル・シース間の相対運動が生じないので、これら振
動がクラッチペダルに直接伝達されることが回避され
る。その上、傾斜路構体の両方の構成部材が同心的に配
置されていることによって、変速機側の動力伝達軸の周
りの省スペース化が図られると言った多くの効果が得ら
れる。
体の2つの構成部材が、ケーブル及びケーブルシースを
介して操作可能である事により、かつクラッチケースの
内部に機械的な遮断機構が支持されていることにより、
遮断機構がプレッシャープレートに組み込まれる事が可
能であり、省スペース化が図られる。従って、ベルハウ
ジング全体を小型化する事が可能となる。さらに、ケー
ブル及びケーブルシースを直接に遮断機構に取り付ける
形式により、クラッチ接離時に生ずる遮断機構から車体
への振動の伝達をかなり減衰することができ、その上、
摩擦クラッチもしくはうクランク軸の振動に起因するケ
ーブル・シース間の相対運動が生じないので、これら振
動がクラッチペダルに直接伝達されることが回避され
る。その上、傾斜路構体の両方の構成部材が同心的に配
置されていることによって、変速機側の動力伝達軸の周
りの省スペース化が図られると言った多くの効果が得ら
れる。
【図1】軸方向の傾斜部を有する遮断機構を備えた摩擦
クラッチの縦断面図である。
クラッチの縦断面図である。
【図2】図1の矢印Aから見たリング円板状の領域の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図3】図1の破断線A−Bに沿って見た拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】ねじ山状の係合部材を有する摩擦クラッチの縦
断面図である。
断面図である。
【図5】球−ねじ駆動装置を有する遮断機構を備えた摩
擦クラッチの縦断面図である。
擦クラッチの縦断面図である。
1 摩擦クラッチ、 2 ダイヤフラムスプリング、 3 プレッシャープレート、 4 クラッチケース(第1のクラッチケース部分)、 5 回転軸線、 6 スプリング舌片、 7 遮断機構、 8,9 球軸受、 10,11 構成部材、 12,13 領域、 14 傾斜部、 15 転がり軸受、 16,17 管状突起、 18 ケーブル、 19 ケーブルシース、 20 スプリング、 21,22 構成部材、 23 遮断機構、 24 係合部材、 25,26 構成部材、 27 係合部材、 28 球、 29 装置、 30 遮断機構、 31 伝動装置ケース、 32 動力伝達軸、 33 さらばね又はダイヤフラムスプリング、 34 対抗プレッシャープレート、 35 鉢縁、 36 底範囲、 37 開口、 38 第2のクラッチケース部分、 39 鉢縁、 40 底範囲、 41 耳片
フロントページの続き (72)発明者 トーマス・オットー ドイツ連邦共和国 ゴーホシャイム、ア ム ゼッアン 104 (72)発明者 トーマス・ヴァルター ドイツ連邦共和国 コーリッアイム、シ ュールシュトラ−セ 17 (72)発明者 ウルリヒ・フッサ ドイツ連邦共和国 シュヴァインフル ト、スパーリングシュトラーセ 38 (56)参考文献 特開 平1−169126(JP,A) 特開 平7−71476(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 25/14
Claims (15)
- 【請求項1】プレッシャープレート(3)と対抗プレッ
シャープレート(34)との間にクラッチディスクを締
め込むためのスプリング部材(2)を有しており、前記
プレッシャープレートが、相対回転不能かつ軸方向移動
可能にクラッチケース(4)内に案内されており、かつ
これらの部材が動力伝達軸(32)の回転軸線(5)に
沿って配設されており、前記スプリング部材のばね力に
抗してプレッシャープレートを解放するための操作部材
(6)を有しており、 操作部材(6)を操作するために前記回転軸線に対して
同心的に配置された、一面ではクラッチケース(4)
に、かつ他面では操作部材(6)に支持された遮断機構
(7,23,30)を備えた自動車の動力伝達ラインの
ための摩擦クラッチにおいて、 前記遮断機構(7,23,30)が、2つの転がり軸受
(8,9)を有し、かつこれら転がり軸受を互いに反対
方向に軸方向変位するために、これらの軸受間に位置す
る傾斜路構体(10,11;21,22;25,26)
を有しており、 前記2つの転がり軸受のうち一方が傾斜路構体と操作部
材(6)との間に、他方が傾斜路構体とクラッチケース
(4)との間に配置されており、 前記傾斜路構体が、ケーブル摺動機構(18,19)を
介して操作可能な少なくとも2つの構成部材から構成さ
れ、 さらに、前記2つの構成部材が、円筒状に構成されてい
て回転軸線(5)に対して共に同心的に配置されている
と同時に、一方の部材に前記ケーブル摺動機構を構成す
るケーブル(18)が、他方の部材にケーブルシース
(19)が支持されており、 前記ケーブル(18)とケーブルシース(19)との相
対運動が、前記構成部材の前記回転軸線を中心とした相
対回転を生じ、さらに、この相対回転が、前記回転軸線
に沿った互いに離間する方向への移動に変換されるよう
に成したことを特徴とする摩擦クラッチ。 - 【請求項2】両方の前記構成部材(21,22)が、互
いにほぼ同心的に配置されており、相対回転及び軸方向
移動のために、互いに向かい合う接触範囲の少なくとも
一部分にわたってねじ山状の係合部材(24)を備えて
おり、 半径方向外側の構成部材が、一方の転がり軸受(9)を
介してクラッチケース(4)に、かつ半径方向内側の構
成部材が他方の転がり軸受(8)を介して操作部材
(6)に支持されていることを特徴とする請求項1記載
の摩擦クラッチ。 - 【請求項3】両方の前記構成部材(25,26)が互い
にほぼ同心的に配置されており、かつ互いに向かい合う
範囲の少なくとも一部分にわたってねじ山状の係合部材
(27)並びにこれらの間に配置された転動体(28)
を備えていることを特徴とする請求項1記載の摩擦クラ
ッチ。 - 【請求項4】前記転がり軸受(8)が、各々1列の球軸
受(8,9)として構成されていることを特徴とする請
求項2または3記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項5】両方の前記球軸受(8,9)のリング状に
配置された球が、互いにほぼ同心的に配置されているこ
とを特徴とする請求項4記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項6】前記構成部材(21,22;25,26)
のそれぞれが直接球軸受(8,9)の球走行軌道を備え
ていることを特徴とする請求項4記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項7】両方の前記構成部材(21,22;25,
26)が、摩擦クラッチ(1)から離れたクラッチケー
ス(4)に近接した位置において軸方向に変位可能に配
置され、かつこの領域においてクラッチケース(4)の
外側でケーブル(18)及びケーブルシース(19)を
支持していることを特徴とする請求項4記載の摩擦クラ
ッチ。 - 【請求項8】両方の前記構成部材(10,11)が、軸
方向に穿設された傾斜部(14)を有する半径方向に突
出する円板状の2つの領域(12,13)を有してお
り、 それぞれの領域(12,13)が、軸方向でそれぞれ1
つの球軸受(8,9)を介してほぼ同じ直径範囲でそれ
ぞれクラッチケース(4)および操作部材(6)に支持
されており、 かつ、前記球軸受(8,9)の半径方向内側において、
相互の半径方向のガイドのために、互いに同心的に配置
された円筒状の管状突起(16,17)が延設されてお
り、 これら管状突起(16,17)が、摩擦クラッチ(1)
から離れる方向に延びてクラッチケース(4)から突出
していると共に、そこで前記ケーブル(18)および前
記ケーブルシース(19)と各々接続されていることを
特徴とする請求項1記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項9】前記ケーブル摺動機構(18,19)が、
回転軸線(5)に対してほぼ90°だけ旋回されてお
り、かつほぼ円筒状に構成された構成部材(10,1
1;21,22;25,26)に対してほぼ接線方向で
遮断機構(7,23,30)から突出して案内されてい
ることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1記
載の摩擦クラッチ。 - 【請求項10】ケーブル(18)を内装する前記ケーブ
ルシース(19)が、転がり軸受(8,9)に制動モー
メントを付与していることを特徴とする請求項9記載の
摩擦クラッチ。 - 【請求項11】前記プレッシャープレート(3)を負荷
するためのスプリング部材(2)がダイヤフラムスプリ
ングで構成されており、該ダイヤフラムスプリングと前
記プレッシャープレートとの間にはクラッチディスクの
摩擦ライニングのための摩耗補償装置(29)が設けら
れていることを特徴とする請求項1から8までのいずれ
か1記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項12】遮断力を低下させるためにスプリング装
置(33)が、一方の周端縁を軸方向に定置のクラッチ
ケース(4)の内側に、かつ他方の周端縁を前記ダイヤ
フラムスプリング(2)の操作部材(6)に支持されて
おり、 前記スプリング装置が、クラッチイン状態ではほとん
ど、あるいはわずかしか解除力を及ぼさず、かつクラッ
チオフ状態では大きな解除力を及ぼすように設定されて
いることを特徴とする請求項11記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項13】前記クラッチケース(4)が、ほぼ深皿
状に構成されている半径方向外方の第1の部分と、コッ
プ状に構成されている半径方向内方の第2の部分(3
8)を有して二部構造に構成されており、 第1のクラッチケース部分が、半径方向で外側に取り付
けられた外周縁(35)によって対抗プレッシャープレ
ート(34)に固定されていて、プレッシャープレート
(3)、操作部材(6)及びスプリング部材(2)を受
容しており、かつその底範囲(36)において、遮断機
構(7,23)が操作部材(6)に係合するために要す
る直径範囲より大きい中央開口(37)を有しており、 さらに、第2のクラッチケース部分(38)が、外周縁
(39)によって第1のクラッチケース部分(4)の底
範囲(36)に固定されていて、かつ遮断機構(7,2
3)を受容しており、さらに前記底範囲(40)によっ
て遮断機構(7,23)のためのスラスト力支持部を形
成していることを特徴とする請求項1記載の摩擦クラッ
チ。 - 【請求項14】 両方のクラッチケース部分(4,3
8)の結合部が解離可能に構成されていることを特徴と
する請求項13記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項15】 両方のクラッチケース部分(4,3
8)の結合部が、バヨネット状に錠止可能であることを
特徴とする請求項14記載の摩擦クラッチ。
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