JP3015178U - 液体容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は持ち運びが非常に便利な液体容器を
提供することを目的とする。 【構成】 蓋体１と基体２とから成り、液体を内在して
携帯を可能とする液体容器３であって、該液体容器３の
基体２に吊り紐等の吊り下げ部材４を接続する接続体５
を着脱自在に設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯に便利な液体容器に関するするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、レジャー等をはじめ様々な場面において携帯可能な水筒が使用され ている。

【０００３】 その中の一例として、最近、表面に金属が露出する携帯可能な水筒（以下、従 来例という。）が流行している。この従来例は全体としてスリム且つオシャレで あり、大変好評を博している。

【０００４】 ところで、この従来例には業界において子供用といわれるものと、大人用とい われるものとがある。子供用とは、子供が持ち運ぶ場合に使用する紐を接続する 接続体がボディに突設されており、該接続体に紐を接続し首や肩などに吊り下げ て本水筒を持ち運ぶものである。また、大人用とは、大人が持ち運ぶ際には一般 に本水筒を紐により首や肩などに吊り下げたりはせず、カバン等に収納して持ち 運ぶケースが多いことに鑑み、本体から突出する接続体等を一切設けていないも のである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従って、例えば、子供用の従来例を購入した場合、大人が使用し、カバンに入 れたりすると、紐や接続体が邪魔になり、カバンからの出し入れに不便であると いう欠点並びに子供用の従来例は、突設した接続体の存在故に、即ち、ボディか ら飛び出したものがある為、美感が悪く、オシャレでないという欠点（特に若者 はこの点を嫌う。）があり、また、大人用を購入した場合、子供が使用したくて も紐がない為、首や肩にかけることができないという欠点がある。

【０００６】 従って、無駄を覚悟で子供用，大人用２本を購入しているのが現状である。

【０００７】 本考案は、上記の問題を解決する液体容器を提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。

【０００９】 蓋体１と基体２とから成り、液体を内在して携帯を可能とする液体容器３であ って、該液体容器３の基体２に吊り紐等の吊り下げ部材４を接続する接続体５を 着脱自在に設けたことを特徴とする液体容器に係るものである。

【００１０】 請求項１記載の液体容器３において、接続体５として環状の接続体５を採用し 、該環状の接続体５を、蓋体１を被嵌する基体２上部の蓋体被嵌部６に被嵌止着 したことを特徴とする液体容器に係るものである。

【００１１】 請求項２記載の液体容器３において、接続体５と蓋体被嵌部６とを螺着構造に 構成したことを特徴とする液体容器に係るものである。

【００１２】 請求項２，３いずれか１項に記載の液体容器３において、接続体５及び蓋体被 嵌部６を適宜な合成樹脂で成形したことを特徴とする液体容器に係るものである 。

【００１３】

【作用】

液体容器３を首や肩等に吊り下げる場合には、液体容器３の基体２に接続体５ を設け、該接続体５に吊り下げ部材４を接続する。また、液体容器３をカバン等 に収納する場合、該液体容器３の基体２から接続体５を外す。

【００１４】

【実施例】

図面は本考案の一実施例を図示したもので、以下に説明する。

【００１５】 本実施例は図示したように、基体２はステンレス製の内槽2aと外槽2bとを所定 の真空間隙を介して配設し、口部で接合した真空二重断熱構造を採用している。 また、基体２の口部７には適宜な合成樹脂で一体成形した蓋体被嵌部６が設け られており、該蓋体被嵌部６の外面下部側及び内面上部側には螺子部6a，6bが形 成されている。この外面下部側の螺子部6aは蓋体１用の螺子部、接続体５用の螺 子部双方に兼用される。蓋体被嵌部６は合成樹脂で一体成形するものである為、 螺子部6a，6bは蓋体被嵌部６の成形に際し同時に形成されることになる。

【００１６】 符号８は基体２の口部７の前記螺子部6bと螺合する栓体である。この栓体は該 栓体を手で回動せしめて液体容器３内の液体を導出する構造のもの、また、所謂 ワンタッチ栓と呼ばれるもので、栓体に設けたボタンを突没させることで開栓， 閉栓を行い、液体容器３内の液体を導出する構造のもの等どのような栓体を採用 しても良い。

【００１７】 蓋体被嵌部６の螺子部6aに螺入される接続体５は合成樹脂製の環部材であって 、内面に螺子部5aが形成され、また、外面対向位置には紐体を接続する紐体接続 部5bが突設されている。該接続嵌5bに紐体を直接結び付けたり、紐体４の両端に 鉤状のフック等を設け、このフックを引っ掛けたりする。

【００１８】 尚、接続体５を液体容器３の蓋体被嵌部６へ付設する手段としては、本実施例 のような螺着式に限らず、合成樹脂の柔軟性を活かしたはめ込み式（圧入式）等 適宜設計し得るものである。

【００１９】 また、本実施例の蓋体１は外面ステンレス製，内面合成樹脂製で、内面に前記 螺子部6aと螺合する螺子部1aが成形されている。

【００２０】 本実施例は上述のように構成したから、液体容器３をカバン等に収納して持ち 運ぶ場合、接続体５を使用せず、蓋体被嵌部６に蓋体１を螺入して使用する。液 体容器３の表面に突出物がない為、美感に秀れ、スリムでオシャレな液体容器３ となり、また、カバン等への円滑な収納が可能となるとともに接続体５の高さｈ 分だけ蓋体１が下がる為、それだけ液体容器３の全長が短くコンパクトになり、 この点においてもカバン等への収納が楽になる。

【００２１】 また、液体容器３を首や肩などに掛けて持ち運ぶ場合、接続体５を蓋体被嵌部 ６に螺入し、続いて、蓋体１を螺入し、該接続体５の接続嵌5bに紐体を接続し、 該紐体を首や肩等に吊り下げ、液体容器３を持ち運ぶ。

【００２２】 本実施例の液体容器３は紐体を接続する接続体５が着脱自在であるから、従来 例のように子供，大人が兼用して使用できる液体容器３となり、従って、複数の 液体容器３を購入する無駄を確実に回避することができる。

【００２３】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成したから、接続体の着脱により、例えば首や肩等に 掛け吊り下げて持ち運びでき、また、カバン等の中に収納して持ち運びでき、よ って、持ち運びに大変便利な液体容器となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の分解斜視図である。

【図２】本実施例の使用状態を示す断面図である。

【図３】本実施例の別使用状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 蓋体 ２ 基体 ３ 液体容器 ４ 吊り下げ部材 ５ 接続体 ６ 蓋体被嵌部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 蓋体と基体とから成り、液体を内在して
   携帯を可能とする液体容器であって、該液体容器の基体
   に吊り紐等の吊り下げ部材を接続する接続体を着脱自在
   に設けたことを特徴とする液体容器。
2. 【請求項２】 請求項１記載の液体容器において、接続
   体として環状の接続体を採用し、該環状の接続体を、蓋
   体を被嵌する基体上部の蓋体被嵌部に被嵌止着したこと
   を特徴とする液体容器。
3. 【請求項３】 請求項２記載の液体容器において、接続
   体と蓋体被嵌部とを螺着構造に構成したことを特徴とす
   る液体容器。
4. 【請求項４】 請求項２，３いずれか１項に記載の液体
   容器において、接続体及び蓋体被嵌部を適宜な合成樹脂
   で成形したことを特徴とする液体容器。