JP3014408B2 - 酸素透過性高分子材料の製造方法 - Google Patents
酸素透過性高分子材料の製造方法Info
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- JP3014408B2 JP3014408B2 JP2128186A JP12818690A JP3014408B2 JP 3014408 B2 JP3014408 B2 JP 3014408B2 JP 2128186 A JP2128186 A JP 2128186A JP 12818690 A JP12818690 A JP 12818690A JP 3014408 B2 JP3014408 B2 JP 3014408B2
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Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、特に耐汚れ性および酸素透過性が良好で、
コンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼科材料として極
めて有用な酸素透過性高分子材料の製造方法に関する。
コンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼科材料として極
めて有用な酸素透過性高分子材料の製造方法に関する。
b. 従来の技術 従来からコンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼科材
料として、各種のプラスチック材料、例えばポリメチル
メタクリレートが使用されているが、この材料は酸素透
過性が低く、涙液や眼内液中の成分が固着して汚れるた
め、長時間装用できないという問題があった。
料として、各種のプラスチック材料、例えばポリメチル
メタクリレートが使用されているが、この材料は酸素透
過性が低く、涙液や眼内液中の成分が固着して汚れるた
め、長時間装用できないという問題があった。
このような状況において、ポリ(N−ビニル−2−ピ
ロリドン)を主成分とする高含水性の軟質コンタクトレ
ンズが、長時間装用を可能にするべく開発されたが、高
含水性のために機械的強度が小さく、また、含水するた
めに、装用する際には煮沸消毒する必要があるなど、取
扱いが繁雑になるという問題がある。
ロリドン)を主成分とする高含水性の軟質コンタクトレ
ンズが、長時間装用を可能にするべく開発されたが、高
含水性のために機械的強度が小さく、また、含水するた
めに、装用する際には煮沸消毒する必要があるなど、取
扱いが繁雑になるという問題がある。
近年、これらの欠点を克服するコンタクトレンズの材
料として、シロキサニル(メタ)アクリレートとフルオ
ロ(メタ)アクリレートを組み合わせた酸素透過性高分
子が提案されている。
料として、シロキサニル(メタ)アクリレートとフルオ
ロ(メタ)アクリレートを組み合わせた酸素透過性高分
子が提案されている。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記酸素透過性高分子においては、酸
素透過性を上げるためにシロキサニル(メタ)アクリレ
ートを増せば、汚れの固着が著しく、また脆く、柔らか
い素材となり、フルオロ(メタ)アクリレートを増せ
ば、汚れは固着しにくくなるが、酸素透過性が低下する
という問題がある。
素透過性を上げるためにシロキサニル(メタ)アクリレ
ートを増せば、汚れの固着が著しく、また脆く、柔らか
い素材となり、フルオロ(メタ)アクリレートを増せ
ば、汚れは固着しにくくなるが、酸素透過性が低下する
という問題がある。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、酸素透過性が
高く、しかも、涙液や眼内液の成分が固着して汚れるこ
とのないコンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼用材料
として好適に使用される酸素透過性高分子材料の製造方
法を提供することにある。
高く、しかも、涙液や眼内液の成分が固着して汚れるこ
とのないコンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼用材料
として好適に使用される酸素透過性高分子材料の製造方
法を提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 本発明は、 (A) 下記一般式(I): 〔式中、Rは、水素原子またはメチル基を示し、Rfは、
炭素原子数1〜8のフルオロアルキル基を示し、aおよ
びbは、1〜3の整数であり、nは、1〜20の整数であ
る。〕で表わされるシロキサニルジ(メタ)アクリレー
ト(以下「単量体(A)という)30〜90重量%、およ
び、 (B) シロキサニルモノ(メタ)アクリレート(以下
「単量体(B)」という)10〜50重量%を共重合してな
ることを特徴とする酸素透過性高分子材料の製造方法、 ならびに、 (C) 下記一般式(II): 〔式中、Rは、前述した意味を示し、R1およびR2は、そ
れぞれ炭素原子数1〜8のアルキル基あるいはフルオロ
アルキル基、またはフェニル基を示し、これらは互いに
同一でも異なっていてもよく、bは、1〜3の整数であ
り、mは、1〜20の整数である。〕で表わされるシロキ
サニルジ(メタ)アクリレート(以下「単量体(C)」
という)10〜90重量%、および、 (D) 水素原子を含むフルオロアルキル基を有するフ
ルオロアルキルモノ(メタ)アクリレート(以下「単量
体(D)」という)10〜70重量%を共重合してなること
を特徴とする酸素透過性高分子材料の製造方法を提供す
るものである。
炭素原子数1〜8のフルオロアルキル基を示し、aおよ
びbは、1〜3の整数であり、nは、1〜20の整数であ
る。〕で表わされるシロキサニルジ(メタ)アクリレー
ト(以下「単量体(A)という)30〜90重量%、およ
び、 (B) シロキサニルモノ(メタ)アクリレート(以下
「単量体(B)」という)10〜50重量%を共重合してな
ることを特徴とする酸素透過性高分子材料の製造方法、 ならびに、 (C) 下記一般式(II): 〔式中、Rは、前述した意味を示し、R1およびR2は、そ
れぞれ炭素原子数1〜8のアルキル基あるいはフルオロ
アルキル基、またはフェニル基を示し、これらは互いに
同一でも異なっていてもよく、bは、1〜3の整数であ
り、mは、1〜20の整数である。〕で表わされるシロキ
サニルジ(メタ)アクリレート(以下「単量体(C)」
という)10〜90重量%、および、 (D) 水素原子を含むフルオロアルキル基を有するフ
ルオロアルキルモノ(メタ)アクリレート(以下「単量
体(D)」という)10〜70重量%を共重合してなること
を特徴とする酸素透過性高分子材料の製造方法を提供す
るものである。
上記のように、本発明の酸素透過性高分子材料の製造
方法には2つのタイプがあり、以下、これらのタイプ別
に本発明を説明する。
方法には2つのタイプがあり、以下、これらのタイプ別
に本発明を説明する。
第1のタイプ 第1のタイプの製造方法は、前記のとおり、単量体
(A)および単量体(B)を共重合するものである。
(A)および単量体(B)を共重合するものである。
単量体(A); 単量体(A)は、前記一般式(I)、すなわち、 で表わされる。
ここで、Rは、水素原子またはメチル基であり、また
Rfは、CF3−、C2F5−、C3F7−、C4F9−、C6F13−、C8F
17−などの炭素原子数1〜8のフルオロアルキル基であ
る。
Rfは、CF3−、C2F5−、C3F7−、C4F9−、C6F13−、C8F
17−などの炭素原子数1〜8のフルオロアルキル基であ
る。
さらにaおよびbは1〜3の整数であり、nは1〜20
の整数であり、得られる材料を硬質材料とするために
は、nは9以下の整数であることが好ましい。
の整数であり、得られる材料を硬質材料とするために
は、nは9以下の整数であることが好ましい。
単量体(A)の具体例としては、以下のものを例示す
ることができる。
ることができる。
これらの単量体(A)は、単独で、あるいは2種以上
組み合わせて使用することができる。
組み合わせて使用することができる。
本発明の第1のタイプの製造方法は、上記単量体
(A)を、30〜90重量%、好ましくは40〜80重量%の割
合で共重合する。この共重合量が30重量%未満であると
得られる材料が十分な耐汚れ性および酸素透過性を示さ
ず、また90重量%を超えると得られる材料の強度が不十
分となり、脆いものとなる。
(A)を、30〜90重量%、好ましくは40〜80重量%の割
合で共重合する。この共重合量が30重量%未満であると
得られる材料が十分な耐汚れ性および酸素透過性を示さ
ず、また90重量%を超えると得られる材料の強度が不十
分となり、脆いものとなる。
単量体(B); 単量体(B)の具体例としては、次のものが挙げられ
る。
る。
ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、
ペンタメチルジシロキサニルメチルアクリレート、ペン
タメチルジシロキサニルプロピルメタクリレート、ペン
タメチルジシクロキサニルプロピルアクリレート、メチ
ルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルアクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレート、トリス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルアクリレート、モノ(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピルメタクリレート、モノ(メチル
ビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルアクリレート、トリス(メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)シリルプロ
ピルメタクリレート、トリス(メチルビス(トリメチル
シロキシ)シロキシ)シリルプロピルアクリレート、メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセ
ロールメタクリレート、メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルグリセロールアクリレート、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセロールメ
タクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプ
ロピルグリセロールアクリレート、モノ(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピルグリセロールメタクリレート、
モノ(メチルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビ
ス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセロール
アクリレート、トリメチルシリルエチルテトラメチルジ
シロキサニルプロピルグリセロールメタクリレート、ト
リメチルシリルエチルテトラメチルジシロキサニルプロ
ピルグリセロールアクリレート、トリメチルシリルメチ
ルメタクリレート、トリメチルシリルメチルアクリレー
ト、トリメチルシリルプロピルメタクリレート、トリメ
チルシリルプロピルアクリレート、トリメチルシリルプ
ロピルグリセロールメタクリレート、トリメチルシリル
プロピルグリセロールアクリレート、ペンタメチルジシ
ロキサニルプロピルグリセロールメタクリレート、ペン
タメチルジシロキサニルプロピルグリセロールアクリレ
ート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチル
テトラメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチルテトラメ
チルジシロキサニルメチルアクリレート、テトラメチル
トリイソプロピルシクロテトラシロキサニルプロピルメ
タクリレート、テトラメチルトリイソプロピルシクロテ
トラシロキサニルプロピルアクリレート、テトラメチル
トリイソプロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、テトラメ
チルトリイソプロピルシクロテトラシロキシビス(トリ
メチルシロキシ)シリルプロピルアクリレート。
ペンタメチルジシロキサニルメチルアクリレート、ペン
タメチルジシロキサニルプロピルメタクリレート、ペン
タメチルジシクロキサニルプロピルアクリレート、メチ
ルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルアクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレート、トリス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルアクリレート、モノ(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピルメタクリレート、モノ(メチル
ビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルアクリレート、トリス(メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)シリルプロ
ピルメタクリレート、トリス(メチルビス(トリメチル
シロキシ)シロキシ)シリルプロピルアクリレート、メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセ
ロールメタクリレート、メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルグリセロールアクリレート、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセロールメ
タクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプ
ロピルグリセロールアクリレート、モノ(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピルグリセロールメタクリレート、
モノ(メチルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ)ビ
ス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセロール
アクリレート、トリメチルシリルエチルテトラメチルジ
シロキサニルプロピルグリセロールメタクリレート、ト
リメチルシリルエチルテトラメチルジシロキサニルプロ
ピルグリセロールアクリレート、トリメチルシリルメチ
ルメタクリレート、トリメチルシリルメチルアクリレー
ト、トリメチルシリルプロピルメタクリレート、トリメ
チルシリルプロピルアクリレート、トリメチルシリルプ
ロピルグリセロールメタクリレート、トリメチルシリル
プロピルグリセロールアクリレート、ペンタメチルジシ
ロキサニルプロピルグリセロールメタクリレート、ペン
タメチルジシロキサニルプロピルグリセロールアクリレ
ート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチル
テトラメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、メ
チルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチルテトラメ
チルジシロキサニルメチルアクリレート、テトラメチル
トリイソプロピルシクロテトラシロキサニルプロピルメ
タクリレート、テトラメチルトリイソプロピルシクロテ
トラシロキサニルプロピルアクリレート、テトラメチル
トリイソプロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、テトラメ
チルトリイソプロピルシクロテトラシロキシビス(トリ
メチルシロキシ)シリルプロピルアクリレート。
これらの単量体(B)は単独で、あるいは2種以上組
み合わせて使用することができる。
み合わせて使用することができる。
本発明において特に好適に使用される単量体(B)
は、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレー
ト、ペンタメチルジシロキサニルプロピルメタクリレー
ト、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
メタクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)、シリ
ルプロピルメタクリレート、モノ(メチルビス(トリメ
チルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート、トリス(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)シリルプロピルメタ
クリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
エチルテトラメチルジシロキサニルメチルメタクリレー
ト、テトラメチルトリイソプロピルシクロテトラシロキ
サニルプロピルメタクリレート、テトラメチルトリイソ
プロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルメタクリレートなどである。
は、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレー
ト、ペンタメチルジシロキサニルプロピルメタクリレー
ト、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
メタクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)、シリ
ルプロピルメタクリレート、モノ(メチルビス(トリメ
チルシロキシ)シロキシ)ビス(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート、トリス(メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ)シリルプロピルメタ
クリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
エチルテトラメチルジシロキサニルメチルメタクリレー
ト、テトラメチルトリイソプロピルシクロテトラシロキ
サニルプロピルメタクリレート、テトラメチルトリイソ
プロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルメタクリレートなどである。
これら単量体(B)の共重合量は、10〜50重量%、好
ましくは15〜45重量%である。この共重合量が10重量%
未満では得られる材料が十分な酸素透過性を示さず、ま
た50重量%を超えると得られる材料が強度的に不満足で
脆くなる。
ましくは15〜45重量%である。この共重合量が10重量%
未満では得られる材料が十分な酸素透過性を示さず、ま
た50重量%を超えると得られる材料が強度的に不満足で
脆くなる。
その他の単量体; 本発明の第1のタイプの製造方法は、上述した単量体
(A)および単量体(B)以外にも、これらの共重合量
が前記で規定する範囲内にある限りにおいて、他の単量
体を共重合することができる。
(A)および単量体(B)以外にも、これらの共重合量
が前記で規定する範囲内にある限りにおいて、他の単量
体を共重合することができる。
例えば単量体(A)は2官能性単量体であることか
ら、架橋性単量体は特に必須ではないが、材料の硬度を
増して加工性を向上させるなどの点において架橋性単量
体を共重合することが望ましい。
ら、架橋性単量体は特に必須ではないが、材料の硬度を
増して加工性を向上させるなどの点において架橋性単量
体を共重合することが望ましい。
このような架橋性単量体としては、単量体(A)以外
の2官能性単量体を使用することができ、その例として
は、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、テトラメチルジシロキサニルビス(メ
チルメタクリレート)、テトラメチルジシロキサニルビ
ス(メチルアクリレート)、ヘキサメチルトリシロキサ
ニルビス(メチルメタクリレート)、ヘキサメチルトリ
シロキサニルビス(メチルアクリレート)、テトラメチ
ルジシロキサニルビス(エチルメタクリレート)、テト
ラメチルジシロキサニルビス(エチルアクリレート)、
ヘキサメチルトリシロキサニルビス(エチルメタクリレ
ート)、ヘキサメチルトリシロキサニルビス(エチルア
クリレート)、テトラメチルジシロキサニルビス(プロ
ピルメタクリレート)、テトラメチルジシロキサニルビ
ス(プロピルアクリレート)、ヘキサメチルトリシロキ
サニルビス(プロピルメタクリレート)、ヘキサメチル
トリシロキサニルビス(プロピルアクリレート)などを
挙げることができる。これらの架橋性単量体は、1種以
上を用いることができる。
の2官能性単量体を使用することができ、その例として
は、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、テトラメチルジシロキサニルビス(メ
チルメタクリレート)、テトラメチルジシロキサニルビ
ス(メチルアクリレート)、ヘキサメチルトリシロキサ
ニルビス(メチルメタクリレート)、ヘキサメチルトリ
シロキサニルビス(メチルアクリレート)、テトラメチ
ルジシロキサニルビス(エチルメタクリレート)、テト
ラメチルジシロキサニルビス(エチルアクリレート)、
ヘキサメチルトリシロキサニルビス(エチルメタクリレ
ート)、ヘキサメチルトリシロキサニルビス(エチルア
クリレート)、テトラメチルジシロキサニルビス(プロ
ピルメタクリレート)、テトラメチルジシロキサニルビ
ス(プロピルアクリレート)、ヘキサメチルトリシロキ
サニルビス(プロピルメタクリレート)、ヘキサメチル
トリシロキサニルビス(プロピルアクリレート)などを
挙げることができる。これらの架橋性単量体は、1種以
上を用いることができる。
これら架橋性単量体の共重合量があまり多くなると得
られる材料が脆くなったり、酸素透過性が低くなったり
するため、60重量%以下の範囲で共重合することが望ま
しい。特にテトラメチルジシロキサニルビス(メチルメ
タクリレート)などのシロキサニルビス(アルキル(メ
タ)アクリレート)を使用する場合は、60重量%までの
割合で含有してもよいが、エチレングリコールジメタク
リレートなどのアルキレングリコールジ(メタ)アクリ
レートを使用する場合は、20重量%以下の共重合量とす
ることが好ましい。
られる材料が脆くなったり、酸素透過性が低くなったり
するため、60重量%以下の範囲で共重合することが望ま
しい。特にテトラメチルジシロキサニルビス(メチルメ
タクリレート)などのシロキサニルビス(アルキル(メ
タ)アクリレート)を使用する場合は、60重量%までの
割合で含有してもよいが、エチレングリコールジメタク
リレートなどのアルキレングリコールジ(メタ)アクリ
レートを使用する場合は、20重量%以下の共重合量とす
ることが好ましい。
また、材料強度の向上、加工性などの改良あるいは耐
汚れ性改良のために、例えば(フルオロ)アルキルモノ
(メタ)アクリレートなどを共重合してもよい。
汚れ性改良のために、例えば(フルオロ)アルキルモノ
(メタ)アクリレートなどを共重合してもよい。
これら(フルオロ)アルキルモノ(メタ)アクリレー
トの共重合量は、50重量%以下の範囲であることが望ま
しく、50重量%を超えると得られる材料の酸素透過性の
低下を伴なう場合がある。
トの共重合量は、50重量%以下の範囲であることが望ま
しく、50重量%を超えると得られる材料の酸素透過性の
低下を伴なう場合がある。
これら(フルオロ)アルキルモノ(メタ)アクリレー
トとしては、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレー
ト、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、2,2,2,2′,
2′,2′−ヘキサフルオロイソプロピルメタクリレー
ト、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイソプロピル
アクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、イ
ソプロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ター
シヤリブチルメタクリレート、ターシヤリブチルアクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレートなどを挙げることができ、これらの1種
以上を用いることができる。
トとしては、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレー
ト、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、2,2,2,2′,
2′,2′−ヘキサフルオロイソプロピルメタクリレー
ト、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイソプロピル
アクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、イ
ソプロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ター
シヤリブチルメタクリレート、ターシヤリブチルアクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレートなどを挙げることができ、これらの1種
以上を用いることができる。
また、材料表面の親水性を発現させるために、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートなどの親水性単量体を共重合することもできる
が、これらとの共重合は得られる材料の酸素透過性を低
下させるので、その共重合量は最小限に押さえることが
好ましく、通常は20重量%以下が望ましい。
ニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートなどの親水性単量体を共重合することもできる
が、これらとの共重合は得られる材料の酸素透過性を低
下させるので、その共重合量は最小限に押さえることが
好ましく、通常は20重量%以下が望ましい。
第2のタイプ 第2のタイプの製造方法は、前記のとおり、単量体
(C)および単量体(D)を共重合するものである。
(C)および単量体(D)を共重合するものである。
単量体(C); 単量体(C)は、前記一般式(II)、すなわち、 で表わされる。
ここでRは、前記一般式(I)と同様、水素原子また
はメチル基であり、またR1およびR2はそれぞれCH3−、C
2H5−、C3H7−、C4H9−、C5H11−、C8H17−、CF3−、C2
F5−、C3F7−、C4F9−、C6F13−などの炭素原子数が1
〜8のアルキル基あるいはフルオロアルキル基、または
フェニル基であり、R1およびR2の少なくともいずれか一
方がフルオロアルキル基、特に炭素原子数1〜6のフル
オロアルキル基であることが、得られる材料が十分な耐
汚れ性を発現するために好適である。さらにbは1〜3
の整数であり、mは1〜20の整数であり、得られる材料
を硬質材料とするためには、mは9以下の整数であるこ
とが望ましい。
はメチル基であり、またR1およびR2はそれぞれCH3−、C
2H5−、C3H7−、C4H9−、C5H11−、C8H17−、CF3−、C2
F5−、C3F7−、C4F9−、C6F13−などの炭素原子数が1
〜8のアルキル基あるいはフルオロアルキル基、または
フェニル基であり、R1およびR2の少なくともいずれか一
方がフルオロアルキル基、特に炭素原子数1〜6のフル
オロアルキル基であることが、得られる材料が十分な耐
汚れ性を発現するために好適である。さらにbは1〜3
の整数であり、mは1〜20の整数であり、得られる材料
を硬質材料とするためには、mは9以下の整数であるこ
とが望ましい。
単量体(C)は、一部が前記単量体(A)と重複する
が、その具体例としては以下のものを例示することがで
きる。
が、その具体例としては以下のものを例示することがで
きる。
これらの単量体(C)は、単独で、あるいは2種以上
組み合わせて使用することができる。
組み合わせて使用することができる。
本発明の第2のタイプの製造方法は、上記単量体
(C)を、10〜90重量%、好ましくは30〜80重量%の割
合で共重合するものである。この共重合量が10重量%未
満であると得られる材料が十分な耐汚れ性および酸素透
過性を示さず、また90重量%を超えると得られる材料の
強度が不十分となり脆いものとなる。
(C)を、10〜90重量%、好ましくは30〜80重量%の割
合で共重合するものである。この共重合量が10重量%未
満であると得られる材料が十分な耐汚れ性および酸素透
過性を示さず、また90重量%を超えると得られる材料の
強度が不十分となり脆いものとなる。
単量体(D); 本発明の第2のタイプの製造方法は、例えば下記一般
式(III): 〔式中、Rは、水素原子またはメチル基を示し、Rgは、
1以上の水素原子を含むフルオロアルキル基を示し、b
は1〜3の整数である。〕 で表わされる単量体(D)を共重合するものであること
が重要である。例えば単量体(D)において、そのフル
オロアルキル基がパーフルオロプロピル基のように炭素
原子に水素原子が全く結合していないものである場合に
は、得られる材料の硬度が高くならないなどの不都合を
生ずる。
式(III): 〔式中、Rは、水素原子またはメチル基を示し、Rgは、
1以上の水素原子を含むフルオロアルキル基を示し、b
は1〜3の整数である。〕 で表わされる単量体(D)を共重合するものであること
が重要である。例えば単量体(D)において、そのフル
オロアルキル基がパーフルオロプロピル基のように炭素
原子に水素原子が全く結合していないものである場合に
は、得られる材料の硬度が高くならないなどの不都合を
生ずる。
好ましい単量体(D)としては、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフル
オロプロピルアクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフル
オロブチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフル
オロブチルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
ルオロペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オ
クタフルオロペンチルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルメタクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルアク
リレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサ
デカフルオロノニルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサデカフルオロノニルアクリレ
ート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11
−エイコサフルオロウンデシルメタクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8−ドデカフルオロオクチルメタクリレ
ート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−ドデカフルオロオク
チルアクリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,1
0−ヘキサデカデカフルオロデシルメタクリレート、3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカデカフ
ルオロデシルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8,9,9,10,10,11,11−エイコサフルオロウンデシルア
クリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−メチルプ
ロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−1
−メチルプロピルアクリレート、2,2,3,3−テトラフル
オロ−1,1−ジメチルプロピルメタクリレート、2,2,3,3
−テトラフルオロ−1,1−ジメチルプロピルアクリレー
ト、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,1−ジメチル
ペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
ルオロ−1,1−ジメチルペンチルアクリレートなどを例
示することができ、これらの中でも特に好適なものとし
て、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレー
ト、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレー
ト、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレー
ト、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルメタク
リレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ
ヘプチルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−
1−メチルプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロ−1,1−ジメチルプロピルメタクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,1−ジメチルペンチ
ルメタクリレートなどを挙げることができる。
ルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフル
オロプロピルアクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフル
オロブチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフル
オロブチルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
ルオロペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オ
クタフルオロペンチルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルメタクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルアク
リレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサ
デカフルオロノニルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサデカフルオロノニルアクリレ
ート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11
−エイコサフルオロウンデシルメタクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8−ドデカフルオロオクチルメタクリレ
ート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−ドデカフルオロオク
チルアクリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,1
0−ヘキサデカデカフルオロデシルメタクリレート、3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカデカフ
ルオロデシルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8,9,9,10,10,11,11−エイコサフルオロウンデシルア
クリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−メチルプ
ロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−1
−メチルプロピルアクリレート、2,2,3,3−テトラフル
オロ−1,1−ジメチルプロピルメタクリレート、2,2,3,3
−テトラフルオロ−1,1−ジメチルプロピルアクリレー
ト、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,1−ジメチル
ペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
ルオロ−1,1−ジメチルペンチルアクリレートなどを例
示することができ、これらの中でも特に好適なものとし
て、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレー
ト、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレー
ト、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレー
ト、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルメタク
リレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ
ヘプチルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−
1−メチルプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロ−1,1−ジメチルプロピルメタクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,1−ジメチルペンチ
ルメタクリレートなどを挙げることができる。
これらの単量体(D)は単独で、あるいは2種以上組
み合わせて使用することができ、単量体(D)の共重合
量は、10〜70重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲で
ある。この単量体(D)の共重合量が10重量%未満であ
ると、得られる材料が柔らかくなり、また十分な耐汚れ
性を示さず、また70重量%を超えると、得られる材料の
酸素透過性が低下する。
み合わせて使用することができ、単量体(D)の共重合
量は、10〜70重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲で
ある。この単量体(D)の共重合量が10重量%未満であ
ると、得られる材料が柔らかくなり、また十分な耐汚れ
性を示さず、また70重量%を超えると、得られる材料の
酸素透過性が低下する。
その他の単量体; 本発明の第2のタイプの製造方法は、第1のタイプの
製造方法と同様、上記単量体(C)および単量体(D)
以外にも、これらの共重合量が前記で規定する範囲内に
ある限りにおいて、他の単量体を共重合することができ
る。
製造方法と同様、上記単量体(C)および単量体(D)
以外にも、これらの共重合量が前記で規定する範囲内に
ある限りにおいて、他の単量体を共重合することができ
る。
例えば、第1のタイプの製造方法の場合と同様に単量
体(C)は2官能性単量体であることから架橋性単量体
は特に必須ではないが、材料の硬度を増して加工性を向
上させるなどの点において架橋性単量体を共重合するこ
とが望ましい。
体(C)は2官能性単量体であることから架橋性単量体
は特に必須ではないが、材料の硬度を増して加工性を向
上させるなどの点において架橋性単量体を共重合するこ
とが望ましい。
このような架橋性単量体としては、単量体(A)以外
の2官能性単量体を使用することができ、その例として
は、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレートなどのアルキレングリコールジ(メタ)
アクリレートおよび前記一般式(I)で表わされるシロ
キサニルジ(メタ)アクリレートにおいてnが5以下の
ものを挙げることができ、これらの1種以上を用いるこ
とができる。
の2官能性単量体を使用することができ、その例として
は、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレートなどのアルキレングリコールジ(メタ)
アクリレートおよび前記一般式(I)で表わされるシロ
キサニルジ(メタ)アクリレートにおいてnが5以下の
ものを挙げることができ、これらの1種以上を用いるこ
とができる。
これら架橋性単量体の共重合量があまり多くなると得
られる材料が脆くなったり、酸素透過性が低くなったり
するため、一般には60重量%以下、好ましくは30重量%
以下、特に好ましくは20重量%以下の範囲とする。
られる材料が脆くなったり、酸素透過性が低くなったり
するため、一般には60重量%以下、好ましくは30重量%
以下、特に好ましくは20重量%以下の範囲とする。
また第1のタイプの製造方法の単量体(B)やアルキ
ル(メタ)アクリレートを他の単量体として用いること
ができ、アルキル(メタ)アクリレートとしては、前記
第1のタイプの製造方法のその他の単量体における(フ
ルオロ)アルキル(メタ)アクリレートとして列挙した
もののうちのアルキル(メタ)アクリレートを好適に使
用することができる。なお、単量体(B)およびアルキ
ル(メタ)アクリレートの共重合量は、50重量%以下の
範囲とすることが望ましく、50重量%を超えると、得ら
れる材料の酸素透過性の低下や耐汚れ性の低下を生ず
る。
ル(メタ)アクリレートを他の単量体として用いること
ができ、アルキル(メタ)アクリレートとしては、前記
第1のタイプの製造方法のその他の単量体における(フ
ルオロ)アルキル(メタ)アクリレートとして列挙した
もののうちのアルキル(メタ)アクリレートを好適に使
用することができる。なお、単量体(B)およびアルキ
ル(メタ)アクリレートの共重合量は、50重量%以下の
範囲とすることが望ましく、50重量%を超えると、得ら
れる材料の酸素透過性の低下や耐汚れ性の低下を生ず
る。
さらに、親水性単量体を他の単量体として用いること
もできるが、共重合量は、得られる材料の酸素透過性の
低下を防止するために最小限に押えることが好ましく、
通常は20重量%以下とする。
もできるが、共重合量は、得られる材料の酸素透過性の
低下を防止するために最小限に押えることが好ましく、
通常は20重量%以下とする。
上述した本発明の第1および第2のタイプの製造方法
における共重合方法は特に限定されるものではないが、
例えば単量体混合物を熱重合開始剤としてのベンゾイル
パーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルなどの過
酸化物またはアゾ化合物の存在下に段階的に昇温させて
重合する方法、単量体混合物をベンゾイン、ベンゾフェ
ノン、ミヒラーズケトンなどの光重合開始剤の存在下に
紫外線を照射して重合する方法などを用いることがで
き、重合開始剤は、単量体混合物100重量部当り、通常
0.01〜1重量部用いられる。
における共重合方法は特に限定されるものではないが、
例えば単量体混合物を熱重合開始剤としてのベンゾイル
パーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルなどの過
酸化物またはアゾ化合物の存在下に段階的に昇温させて
重合する方法、単量体混合物をベンゾイン、ベンゾフェ
ノン、ミヒラーズケトンなどの光重合開始剤の存在下に
紫外線を照射して重合する方法などを用いることがで
き、重合開始剤は、単量体混合物100重量部当り、通常
0.01〜1重量部用いられる。
上記の本発明の製造方法により得られる材料は、従来
のポリメチルメタクリレートからなるハードコンタクト
レンズと同様の切削性・研磨性を示し、強靭で酸素透過
性、耐汚れ性に優れたものであることが望ましい。
のポリメチルメタクリレートからなるハードコンタクト
レンズと同様の切削性・研磨性を示し、強靭で酸素透過
性、耐汚れ性に優れたものであることが望ましい。
本発明の製造方法によって得られる材料は、例えば切
削、研磨などの光学材料における通常の加工法により加
工することができ、これによって目的とする用途に応じ
て成形を行ない使用に供することができる。
削、研磨などの光学材料における通常の加工法により加
工することができ、これによって目的とする用途に応じ
て成形を行ない使用に供することができる。
また、コンタクトレンズ、眼内レンズなどの涙液や眼
内液とのなじみが必要な用途に用いる場合は、アルカリ
処理、酸素、窒素などによるプラズマ処理、親水性モノ
マーや酸素を含む化合物などによるプラズマ重合、無機
酸化物などの蒸着、スパッタリング、イオンプレーティ
ングなどによる表面処理によって、コンタクトレンズや
眼内レンズ表面を親水化することもできる。
内液とのなじみが必要な用途に用いる場合は、アルカリ
処理、酸素、窒素などによるプラズマ処理、親水性モノ
マーや酸素を含む化合物などによるプラズマ重合、無機
酸化物などの蒸着、スパッタリング、イオンプレーティ
ングなどによる表面処理によって、コンタクトレンズや
眼内レンズ表面を親水化することもできる。
e. 実施例 以下、実施例と比較例により本発明を更に詳しく説明
する。
する。
なお、実施例1および2は第1のタイプの製造方法に
ついての実施例であり、実施例3および4は第2のタイ
プのものについての実施例である。
ついての実施例であり、実施例3および4は第2のタイ
プのものについての実施例である。
実施例1 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 60重量部 トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート 35重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル(光重合開始剤) 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
レート 35重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル(光重合開始剤) 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を形
成することにより下記の加工性を評価し、次いで下記の
各種試験を行った。結果を表−1に示した。
コンタトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を形
成することにより下記の加工性を評価し、次いで下記の
各種試験を行った。結果を表−1に示した。
加工性は、以下の基準に基づき切削性、研磨性を評
価した。
価した。
切削性の基準 A:切削面に光沢がある B:切削面の光沢はあるが、やや不透明となる C:切削面が荒れて白くなる 研磨性の基準 A:研磨面は光沢良好 B:研磨面にむらが生じる C:研磨面が荒れて白くなる 酸素透過係数は、コンタクトレンズを用い、理化精
機工業(株)製科研式フイルム酸素透過計を使用し、35
℃0.9%生理食塩中で測定した。
機工業(株)製科研式フイルム酸素透過計を使用し、35
℃0.9%生理食塩中で測定した。
可視光線透過率は、円盤を用い、日立製作所(株)
製ダブルビーム分光光度計200−20型で500〜600nmにお
ける透過率を測定した。
製ダブルビーム分光光度計200−20型で500〜600nmにお
ける透過率を測定した。
汚れ性は、円盤を汚れ液中に30日間浸漬したのち、
コンタクトレンズ用クリーナー((株)リッキーコンタ
クトレンズ社製オールウェイクリーナー)で洗浄し、表
面に付着する汚れを除去し、汚れ液浸漬前後の可視光線
透過率の変化から求めた。浸漬前の可視光線透過率を10
0としたときの変化率で表した。
コンタクトレンズ用クリーナー((株)リッキーコンタ
クトレンズ社製オールウェイクリーナー)で洗浄し、表
面に付着する汚れを除去し、汚れ液浸漬前後の可視光線
透過率の変化から求めた。浸漬前の可視光線透過率を10
0としたときの変化率で表した。
なお、汚れ液としては、卵白アルブミン0.1重量部、
卵白リゾチーム0.1重量部、牛胃粘膜ムチン0.1重量部、
卵黄レシチン0.1重量部、精製水100重量部からなる混合
液を用い、2〜3日ごとに新しい汚れ液と交換した。
卵白リゾチーム0.1重量部、牛胃粘膜ムチン0.1重量部、
卵黄レシチン0.1重量部、精製水100重量部からなる混合
液を用い、2〜3日ごとに新しい汚れ液と交換した。
実施例2 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 60重量部 メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタ
クリレート 15重量部 2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート 20重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
クリレート 15重量部 2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート 20重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行った。結果を
表−1に示した。
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行った。結果を
表−1に示した。
比較例1 トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート 45重量部 2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート 50重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
レート 45重量部 2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート 50重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行った。結果を
表−1に示した。
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行った。結果を
表−1に示した。
実施例3 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 60重量部 2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート 25重量部 トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート 10重量部 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 5重量部 および ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
レート 10重量部 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 5重量部 および ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行い、さらに以
下のような強度試験を行った。結果を表−2に示した。
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例1と同様に各種試験を行い、さらに以
下のような強度試験を行った。結果を表−2に示した。
強度試験は厚さ0.15mm、直径8.5mm、ベースカーブ9mm
のコンタクトレンズを作製し、フロントカーブ面を上に
して試験台に置き、重さ6.0gの鋼球を落下させ、破壊し
たその落下高さからコンタクトレンズの破壊強度を調べ
た。
のコンタクトレンズを作製し、フロントカーブ面を上に
して試験台に置き、重さ6.0gの鋼球を落下させ、破壊し
たその落下高さからコンタクトレンズの破壊強度を調べ
た。
実施例4 下記式: で表わされるシロキサニルジメタクリレート 60重量部 2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート 35重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例3と同様に各種試験を行った。結果を
表−2に示した。
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例3と同様に各種試験を行った。結果を
表−2に示した。
比較例2 トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
レート 35重量部 2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイソロピルメタク
リレート 60重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
レート 35重量部 2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイソロピルメタク
リレート 60重量部 エチレングリコールジメタクリレート 5重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して共重合させた。
共重合後、得られた塊状共重合体を切削し、研磨して
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例3と同様に各種試験を行った。結果を
表−2に示した。
コンタクトレンズおよび厚さ0.2mm、直径15mmの円盤を
得、次いで実施例3と同様に各種試験を行った。結果を
表−2に示した。
比較例3 メチルメタクリレート 100重量部 および、 ベンゾインメチルエーテル 0.1重量部 を室温でよく混合し、この混合液をポリエチレン製重合
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して重合させた。
容器中に注入し、窒素雰囲気下、室温にて紫外線を16時
間照射して重合させた。
重合後、実施例3と同様に強度試験を行った。結果を
表−2に示した。
表−2に示した。
f. 発明の効果 本発明の製造方法によれば、酸素透過性が高く、しか
も、涙液や眼内液の成分が固着して汚れることのないコ
ンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼用材料として好適
に使用される酸素透過性高分材料を得ることができる。
も、涙液や眼内液の成分が固着して汚れることのないコ
ンタクトレンズ、眼内レンズなどの眼用材料として好適
に使用される酸素透過性高分材料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 健二 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−249508(JP,A) 特開 平3−240021(JP,A) 特開 平3−257421(JP,A) 特開 平3−257420(JP,A) 特開 平3−223321(JP,A) 特開 平3−43711(JP,A) 特開 平2−304093(JP,A) 特開 平3−228014(JP,A) 特開 昭54−115590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 290/00 - 290/14 G02C 7/04 A61L 27/00 C08F 30/00 - 30/10 C08F 230/00 - 230/10
Claims (2)
- 【請求項1】(A)下記一般式(I): 〔式中、Rは、水素原子またはメチル基を示し、Rfは、
炭素原子数1〜8のフルオロアルキル基を示し、aおよ
びbは、1〜3の整数であり、nは、1〜20の整数であ
る。〕 で表わされるシロキサニルジ(メタ)アクリレート30〜
90重量%、 (B)シロキサニルモノ(メタ)アクリレート10〜50重
量%、およびモノマーが100重量%になるように、他の
共重合性モノマー60重量%まで を共重合してなることを特徴とする酸素透過性高分子材
料の製造方法。 - 【請求項2】(C)下記一般式(II): 〔式中、Rは、前述した意味を示し、R1およびR2は、そ
れぞれ炭素原子数4〜8のアルキル基あるいは2−(ト
リフルオロメチル)エチル基を除く、炭素原子数1〜8
のフルオロアルキル基を示し、これらは互いに同一でも
異なっていてもよく、bは、1〜3の整数であり、m
は、1〜20の整数である。〕 で表わされるシロキサニルジ(メタ)アクリレート10〜
90重量%、 (D)水素原子を含むフルオロアルキル基を有するフル
オロアルキルモノ(メタ)アクリレート10〜70重量%、
および 全モノマーが100重量%になるように、他の共重合性モ
ノマー60重量%まで を共重合してなることを特徴とする酸素透過性高分子材
料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128186A JP3014408B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 酸素透過性高分子材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128186A JP3014408B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 酸素透過性高分子材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423819A JPH0423819A (ja) | 1992-01-28 |
JP3014408B2 true JP3014408B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=14978570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128186A Expired - Fee Related JP3014408B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 酸素透過性高分子材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014408B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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JP3530287B2 (ja) * | 1995-10-24 | 2004-05-24 | 株式会社メニコン | 低含水性眼用レンズ用材料、それからなる低含水性眼用レンズ用成形体、ならびにそれからなる低含水性眼用レンズおよびその製法 |
FR2816622A1 (fr) | 2000-11-15 | 2002-05-17 | Atofina | Copolymeres fluores pour le traitement hydrophobe et oleophobe des materiaux de construction |
WO2005066662A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-21 | Advanced Medical Optics, Inc. | Intraocular lens materials suitable for insertion through a small bore cartridge |
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JP7288234B2 (ja) * | 2020-12-17 | 2023-06-07 | Dic株式会社 | 化合物、レベリング剤、コーティング組成物、レジスト組成物及び物品 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP2128186A patent/JP3014408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0423819A (ja) | 1992-01-28 |
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