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JP3006503B2 - モジュール化された脚部一体型構造物ユニットの据付工法 - Google Patents

モジュール化された脚部一体型構造物ユニットの据付工法

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Publication number
JP3006503B2
JP3006503B2 JP8224616A JP22461696A JP3006503B2 JP 3006503 B2 JP3006503 B2 JP 3006503B2 JP 8224616 A JP8224616 A JP 8224616A JP 22461696 A JP22461696 A JP 22461696A JP 3006503 B2 JP3006503 B2 JP 3006503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
installation
unit
foundation
plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8224616A
Other languages
English (en)
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JPH1046600A (ja
Inventor
秀雄 嵯峨
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP8224616A priority Critical patent/JP3006503B2/ja
Publication of JPH1046600A publication Critical patent/JPH1046600A/ja
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Publication of JP3006503B2 publication Critical patent/JP3006503B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモジュール化された
脚部一体型構造物のユニットを基礎コンクリート上に据
え付けるための据付工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、LNG基地を建設する場合、
多数の配管を敷設する作業が必要となるが、この際、配
管を支持する架構をすべて現場で構築していたのでは能
率が悪いため、従来よりユニット工法が採用されてい
る。
【0003】従来のユニット工法の一例を示すと、図3
(イ)に示す如く、予め、工場にて、脚部2や配管支持
架構主体3等からなるモジュール化した配管支持架構を
ユニット1として製作し、該ユニット1を現地に据え付
ける場合は、ユニット1を台船4によって現地まで海上
輸送し、現地で、海上クレーン等を用いて、待機させて
おいたドーリー5の受台6上に、図3(ロ)に示す如く
移載させるようにして陸揚げし、次に、ドーリー5を用
いてユニット1を据付現場まで運搬させるようにし、一
方、据付現場では、先行工事として図3(ハ)に示す如
く、予め、基礎コンクリート7に基礎ボルト8を埋め立
てる基礎工事が行われており、かかる基礎工事が行われ
た基礎コンクリート7間に上記ドーリー5を位置させ
て、ドーリー5上のユニット1の脚部2を基礎コンクリ
ート7上に位置させた後、ドーリー5をジャッキダウン
させてユニット1を下降させて行くようにし、図3
(ニ)に示す如く、脚部2の下端に予め固設しておいた
ベースプレート9のボルト孔10に、基礎コンクリート
7から上方へ突出している基礎ボルト8を挿通させ、基
礎ボルト8の上端部にナット11を螺合させて締め付け
ることにより、ユニット1を基礎コンクリート7に据え
付けるようにしている。なお、12は基礎コンクリート
7とベースプレート9との間に介在させるようにするモ
ルタル製パット、13は高さ調整用ライナを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ユニット工法においては、脚部ベースプレート9のボル
ト孔10に基礎コンクリート7に埋め込まれた基礎ボル
ト8を挿通させてユニット1を据え付けるようにするも
のであるため、ボルト孔10と基礎ボルト8の位置が一
致していないと据え付けを行うことができなくなってし
まうおそれがある。そのため、従来のユニット工法で
は、基礎コンクリート7の打設及び基礎ボルト8の埋設
等の基礎工事を、ユニット1の製作よりも先行工事とし
て施工し、その施工精度の実績をフィードバックするこ
とにより、配管支持架構主体3へ各脚部2の配置間隔を
定めて溶接したり、ベースプレート9にボルト孔10を
正確に穿設するようにしているために、ユニット1の製
作、組立工程に支障を来す問題があり、更に、基礎工事
が遅延したりして、施工精度のフィードバックが間に合
わないような場合には、ユニット1の最終的な組み立て
を現地で行わなければならないような事態が生じたり、
基礎工事をやり直すことがある。
【0005】又、基礎ボルト8が基礎コンクリート7に
固定されていて、この基礎ボルト8にベースプレート9
のボルト孔10を通すようにすることから、現地工事に
おいて、ベースプレート9のボルト孔10と基礎ボルト
8とが一致していないときは、基礎ボルト8とボルト孔
10とを強い力で合わせて据付けるようにしているの
で、非常に多くの手間がかかり、工期が長くなる原因と
なっていた。
【0006】そこで、本発明は、基礎工事の施工精度の
フィードバックを待つことなくユニットを組み立てるこ
とができるようにし、且つ、たとえ、基礎工事が遅延し
たとしてもユニットの組み立てには支障を来たさないよ
うにして、現地でユニットを能率よく据え付けることが
できるようなモジュール化された脚部一体型構造物ユニ
ットの据付工法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、現地で基礎コンクリートの上面に据付プ
レートを固定する基礎工事を行い、脚部の下端に複数の
ボルト孔を有するベースプレートを取り付けてモジュー
ル化した脚部付きの構造物のユニットを現地に搬入し、
脚部を上記据付プレート上に載置させるときに、上記ベ
ースプレートの各ボルト孔に据付ボルトを挿通させて、
該据付ボルトの下端を据付プレートの上面に溶接し、し
かる後、ベースプレートの上方で据付ボルトの上端部側
をナットで固定して、据え付けを行うようにするモジュ
ール化された脚部一体型構造物ユニットの据付工法とす
る。
【0008】ベースプレートのボルト孔に挿通させる据
付ボルトの下端が据付プレート上に載る位置にあれば実
施でき、この際、ベースプレートのボルト孔に基礎コン
クリート側のボルトを位置合わせするような操作は不要
であることから、能率よくユニットを据え付けることが
できる。
【0009】又、据付ボルトとして頭部付ボルトを用
い、ベースプレートのボルト孔に予め頭部付ボルトを上
向きに挿通させてナットで抜け止め保持させておくよう
にし、頭部付ボルトの頭部を据付プレートに溶接した
後、ナットでベースプレートに固定するようにすると、
据付作業をより能率的に行うことができる。
【0010】更に、据付プレートの下面に基礎ボルトの
上端を溶接して、基礎コンクリートの打設時に敷設する
ようにしておくと、据付プレートの敷設作業を容易に行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1(イ)(ロ)(ハ)は本発明の工法の
手順を示すもので、図3(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示
したと同様に、モジュール化した配管支持架構をユニッ
ト1とした場合について示す。
【0013】予め、工場にて、モジュール化した配管支
持架構のユニット1を製作し、その際、脚部2の下端に
固設したベースプレート9の所定位置に、基礎工事の施
工精度のフィードバックを待たずにボルト孔10を穿設
しておくようにする。
【0014】一方、現地では、先行工事として、基礎コ
ンクリート7を打設し、このとき同時に、裏面に基礎ボ
ルト8の上端を固設した据付プレート14を、基礎コン
クリート7上に敷設しておくようにする。
【0015】基礎工事の完成に合わせて、ユニット1
を、従来の場合と同様に現地まで運搬し、図1(イ)に
示す如く、基礎コンクリート7の上方に脚部2が位置す
るようにユニット1を配置した後、ユニット1を下降さ
せ、基礎コンクリート7上に敷設された据付プレート1
4の上にパット12及びライナ13を介して脚部2のベ
ースプレート9を載置させるようにする。
【0016】次に、図1(ロ)に示す如く、ベースプレ
ート9と据付プレート14との間の間隔寸法よりも長い
寸切りボルトからなる据付ボルト15を、ベースプレー
ト9の上方からボルト孔10に挿通させて下端を据付プ
レート14の上面に当接させた後、該据付ボルト15の
下端を据付プレート14の上面に溶接する。
【0017】しかる後、図1(ハ)に示す如く、ベース
プレート9から上方に突出している据付ボルト15の上
端部側にナット11を螺合させて締め付けて固定するこ
とにより、据え付けを完了する。なお、ナット11は基
礎ボルト15に予め螺合させておくようにしてもよい。
【0018】上記において、脚部2のベースプレート9
は、基礎コンクリート7側から突出する基礎ボルトによ
って固定するのではなく、ボルト孔10に挿通させて据
付プレート14の上面に溶接した据付ボルト15によっ
て固定するので、図1(ロ)に示す如く、基礎コンクリ
ート7の中心線C1 と脚部2の中心線C2 とがずれてい
ても、据付ボルト15が据付プレート14の上面に載る
位置にあればよいので、基礎精度に関係なく、しかも面
倒な位置合わせを不要として容易に据え付けることがで
きる。又、たとえ、基礎工事が遅延したとしても、ユニ
ット1は完成した状態で現地に搬入できるので、現地で
の追加工事も不要である。したがって、作業の能率化、
省力化、工期の短縮化を図ることができる。更に、据付
プレート14は、予め下面に基礎ボルト8の上端を固設
しておいた状態で、基礎コンクリート7の打設時に同時
に敷設することができるので、基礎工事を特に複雑化す
ることなく容易に敷設することができる。
【0019】次に、図2は本発明の他の実施の形態を示
すもので、据付ボルトとして通常の頭部付ボルト16を
用い、ベースプレート9のボルト孔10に、頭部付ボル
ト16を上向きに挿通させてナット11で抜け止め保持
させておくようにし、頭部16aを据付プレート14の
上面に溶接した後、ナット11を締め付けて固定するよ
うにしたものである。
【0020】図2に示すようにすると、ユニット1を基
礎コンクリート7上に載置した後に、直ちに頭部付ボル
ト16を据付プレート14に溶接することができるの
で、据付作業をより能率的に行うことができる。
【0021】なお、上記実施の形態では、モジュール化
した構造物のユニットとして、LNG基地での配管支持
架構への適用例を示したが、他のあらゆる構造物のユニ
ットに適用できること、又、基礎ボルト8の上端を据付
プレート14の下面に溶接して固定した場合を示した
が、基礎ボルト8と据付プレート14の固定方法は他の
手段、たとえば、据付プレート14に基礎ボルト8を貫
通させて固定させてもよいこと、その他本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のモジュール化
された脚部一体型構造物ユニットの据付工法によれば、
次の如き優れた効果を発揮する。 (1) 現地で基礎コンクリートの上面に据付プレートを固
定する基礎工事を行い、脚部の下端に複数のボルト孔を
有するベースプレートを取り付けてモジュール化した脚
部付きの構造物のユニットを現地に搬入し、脚部を上記
据付プレート上に載置させるときに、上記ベースプレー
トの各ボルト孔に据付ボルトを挿通させて、該据付ボル
トの下端を据付プレートの上面に溶接し、しかる後、ベ
ースプレートの上方で据付ボルトの上端部側をナットで
固定して、据え付けを行うようにするので、基礎精度に
関係なく、しかも面倒な位置合わせを行うことなくユニ
ットを容易に据え付けることができ、又、たとえ、基礎
工事が遅延するような事態が生じたとしてもユニットを
完成状態で現地へ搬入することができることから、現地
での追加工事を不要とすることができ、したがって、作
業の能率化、省力化を図ることができると共に、工期の
短縮化を図ることができる。 (2) 据付ボルトとして頭部付ボルトを用い、ベースプレ
ートのボルト孔に予め頭部付ボルトを上向きに挿通させ
てナットで抜け止め保持させておくようにし、頭部付ボ
ルトの頭部を据付プレートに溶接した後、ナットでベー
スプレートに固定することによって、ユニットを基礎コ
ンクリート上に載置した後、直ちにボルトの溶接作業を
行うことができるので、据付作業をより能率的に行うこ
とができる。 (3) 据付プレートの下面に基礎ボルトの上端を溶接し
て、基礎コンクリートの打設時に敷設するようにするこ
とにより、据付プレートの敷設作業を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモジュール化された脚部一体型構造物
ユニットの据付工法の実施の一形態を示すもので、
(イ)(ロ)(ハ)は具体的な手順を示す概要図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す概要図である。
【図3】ユニット工法の一例を示すもので、(イ)
(ロ)(ハ)(ニ)は具体的な手順を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 ユニット 2 脚部 7 基礎コンクリート 8 基礎ボルト 9 ベースプレート 10 ボルト孔 11 ナット 12 パット 14 据付プレート 15 据付ボルト 16 頭部付ナット 16a 頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現地で基礎コンクリートの上面に据付プ
    レートを固定する基礎工事を行い、脚部の下端に複数の
    ボルト孔を有するベースプレートを取り付けてモジュー
    ル化した脚部付きの構造物のユニットを現地に搬入し、
    脚部を上記据付プレート上に載置させるときに、上記ベ
    ースプレートの各ボルト孔に据付ボルトを挿通させて、
    該据付ボルトの下端を据付プレートの上面に溶接し、し
    かる後、ベースプレートの上方で据付ボルトの上端部側
    をナットで固定して、据え付けを行うようにすることを
    特徴とするモジュール化された脚部一体型構造物ユニッ
    トの据付工法。
  2. 【請求項2】 据付ボルトとして頭部付ボルトを用い、
    ベースプレートのボルト孔に予め頭部付ボルトを上向き
    に挿通させてナットで抜け止め保持させておくように
    し、頭部付ボルトの頭部を据付プレートに溶接した後、
    ナットでベースプレートに固定するようにする請求項1
    記載のモジュール化された脚部一体型構造物ユニットの
    据付工法。
  3. 【請求項3】 据付プレートの下面に基礎ボルトの上端
    を溶接して、基礎コンクリートの打設時に敷設するよう
    にした請求項1又は2記載のモジュール化された脚部一
    体型構造物ユニットの据付工法。
JP8224616A 1996-08-08 1996-08-08 モジュール化された脚部一体型構造物ユニットの据付工法 Expired - Lifetime JP3006503B2 (ja)

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JPH1046600A JPH1046600A (ja) 1998-02-17
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JP7500354B2 (ja) * 2020-08-31 2024-06-17 鹿島建設株式会社 塔状構造物の運搬装置、運搬装置への搭載方法、及び運搬・仮置き方法

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