JP3004534B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP3004534B2 JP3004534B2 JP6090260A JP9026094A JP3004534B2 JP 3004534 B2 JP3004534 B2 JP 3004534B2 JP 6090260 A JP6090260 A JP 6090260A JP 9026094 A JP9026094 A JP 9026094A JP 3004534 B2 JP3004534 B2 JP 3004534B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器、またはPD
A等の携帯用機器に搭載する液晶表示装置に関するもの
である。
A等の携帯用機器に搭載する液晶表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置等の画面のコントラ
スト比を大きくして、見やすい画面とするために、非画
素部分である画素間に遮光膜を設ける方法がある。その
具体的な例は、例えば、特開平5−264984号公報
や、特開平6−11613号公報に開示されている。
スト比を大きくして、見やすい画面とするために、非画
素部分である画素間に遮光膜を設ける方法がある。その
具体的な例は、例えば、特開平5−264984号公報
や、特開平6−11613号公報に開示されている。
【0003】例えば、図13に示すネガ表示型液晶表示
セル78のブラックマスク72は、透明基板71上に光
吸収材料を含有する塗料をオフセット印刷することによ
って、所望のパターンで形成されている。光吸収材料と
しては、拡散反射率の低い黒色の材料である硫化ビスマ
ス、カーボンブラック、チタンブラック、黒鉛等が用い
られる。透明電極73は、ブラックマスク72の形成後
にITO(インジウム錫酸化物)の蒸着およびエッチン
グによって形成される。また、液晶77は、シール膜7
4と透明電極75を形成したガラス板76とを設けた後
に、注入され封止される。シール膜74にも上記の塗料
が用いられているが、ガラススペーサーが添加混合され
ている。ライト79は、透明基板71の下方に設けられ
ている。
セル78のブラックマスク72は、透明基板71上に光
吸収材料を含有する塗料をオフセット印刷することによ
って、所望のパターンで形成されている。光吸収材料と
しては、拡散反射率の低い黒色の材料である硫化ビスマ
ス、カーボンブラック、チタンブラック、黒鉛等が用い
られる。透明電極73は、ブラックマスク72の形成後
にITO(インジウム錫酸化物)の蒸着およびエッチン
グによって形成される。また、液晶77は、シール膜7
4と透明電極75を形成したガラス板76とを設けた後
に、注入され封止される。シール膜74にも上記の塗料
が用いられているが、ガラススペーサーが添加混合され
ている。ライト79は、透明基板71の下方に設けられ
ている。
【0004】このように画素間に設けられた遮光膜は、
隣の画素からの光漏れや、外光の反射を抑制することが
でき、表示画面のコントラスト比を大きくするのに役立
つ。
隣の画素からの光漏れや、外光の反射を抑制することが
でき、表示画面のコントラスト比を大きくするのに役立
つ。
【0005】一方、画素間に金属遮光膜と光散乱膜とを
設ける従来技術が、特開平6−18714号公報に開示
されている。この開示によれば、感光性バインダに酸化
ジルコニウム微粒子を分散させた分散液を透明基板上に
塗布し、現像することによって、光散乱膜を形成してい
る。金属遮光膜は、光散乱膜上にCr膜をスパッタリン
グすることによって形成されている。これにより、表示
画面の観察者側から入射し、金属遮光膜で反射した光
が、光散乱膜で散乱されるので、反射光に起因する表示
画面のコントラスト比の低下を抑えることができる。し
かし、光散乱膜と金属遮光膜との2層構造を採用してお
り、光散乱膜自体は反射膜と遮光膜との両機能を兼ね備
えていない。
設ける従来技術が、特開平6−18714号公報に開示
されている。この開示によれば、感光性バインダに酸化
ジルコニウム微粒子を分散させた分散液を透明基板上に
塗布し、現像することによって、光散乱膜を形成してい
る。金属遮光膜は、光散乱膜上にCr膜をスパッタリン
グすることによって形成されている。これにより、表示
画面の観察者側から入射し、金属遮光膜で反射した光
が、光散乱膜で散乱されるので、反射光に起因する表示
画面のコントラスト比の低下を抑えることができる。し
かし、光散乱膜と金属遮光膜との2層構造を採用してお
り、光散乱膜自体は反射膜と遮光膜との両機能を兼ね備
えていない。
【0006】また、反射・透過兼用表示の従来の液晶表
示パネルには、画素間に遮光膜、反射膜等の膜が何も形
成されていない。
示パネルには、画素間に遮光膜、反射膜等の膜が何も形
成されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の画素
間にブラックマスク等の遮光膜を形成した液晶表示装置
は、黒色顔料のような光に対する表面反射率の小さい材
料を用いているため、透過型表示専用の使用しかできな
い。すなわち、この型の液晶表示装置を反射表示や、あ
るいは反射・透過兼用表示に用いた場合には、反射表示
が暗くて視認性が悪くなるという問題点が生ずる。
間にブラックマスク等の遮光膜を形成した液晶表示装置
は、黒色顔料のような光に対する表面反射率の小さい材
料を用いているため、透過型表示専用の使用しかできな
い。すなわち、この型の液晶表示装置を反射表示や、あ
るいは反射・透過兼用表示に用いた場合には、反射表示
が暗くて視認性が悪くなるという問題点が生ずる。
【0008】また、画素間に遮光性の膜が無い従来の反
射・透過兼用型の液晶表示装置は、透過表示で使用する
場合に、黒表示の際、画素間から光漏れが生じて、メリ
ハリの無い低コントラストの表示になるという問題点を
有している。
射・透過兼用型の液晶表示装置は、透過表示で使用する
場合に、黒表示の際、画素間から光漏れが生じて、メリ
ハリの無い低コントラストの表示になるという問題点を
有している。
【0009】本発明の目的は、上記2点の問題点を同時
に解消し、反射表示で明るく、透過表示で高コントラス
トの液晶表示装置を提供することにある。
に解消し、反射表示で明るく、透過表示で高コントラス
トの液晶表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る反
射・透過兼用型の液晶表示装置は、上記の課題を解決す
るために、液晶表示パネルの表示面とは反対面側に半透
過反射板が設けられた反射・透過兼用型の液晶表示装置
において、上記液晶表示パネルの画素間に、光に対する
拡散反射性と遮光性とを兼ね備えた単層の膜を形成し、
上記膜の光に対する拡散反射率が可視光域において50
%以上で、かつ透過率が可視光域において5%以下とな
るように、上記の膜が、粒径1μm以下の白色顔料(例
えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン)または
パール顔料をバインダ(例えば、光硬化性樹脂)中に5
0〜90重量%の割合で分散させた材料で形成されてい
ることを特徴としている。
射・透過兼用型の液晶表示装置は、上記の課題を解決す
るために、液晶表示パネルの表示面とは反対面側に半透
過反射板が設けられた反射・透過兼用型の液晶表示装置
において、上記液晶表示パネルの画素間に、光に対する
拡散反射性と遮光性とを兼ね備えた単層の膜を形成し、
上記膜の光に対する拡散反射率が可視光域において50
%以上で、かつ透過率が可視光域において5%以下とな
るように、上記の膜が、粒径1μm以下の白色顔料(例
えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン)または
パール顔料をバインダ(例えば、光硬化性樹脂)中に5
0〜90重量%の割合で分散させた材料で形成されてい
ることを特徴としている。
【0011】
【0012】請求項2の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、請求項
1に記載の膜が、液晶層を介在させて対向する透明基板
の一方に、画素間の形状に対応したパターンで形成され
ていることを特徴としている。
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、請求項
1に記載の膜が、液晶層を介在させて対向する透明基板
の一方に、画素間の形状に対応したパターンで形成され
ていることを特徴としている。
【0013】請求項3の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、液晶層
を介在させて対向する2枚の透明基板と、各透明基板の
対向面に、互いに直交する方向にそれぞれストライプ状
に形成された透明電極とを備え、請求項1に記載の膜
が、各透明基板の対向面上であって、それぞれの透明電
極間の間隙部分に形成されていることを特徴としてい
る。
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、液晶層
を介在させて対向する2枚の透明基板と、各透明基板の
対向面に、互いに直交する方向にそれぞれストライプ状
に形成された透明電極とを備え、請求項1に記載の膜
が、各透明基板の対向面上であって、それぞれの透明電
極間の間隙部分に形成されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項4の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、請求項
3に記載の膜が、上記液晶層を形成する液晶材料の比抵
抗(例えば、1×108 Ωcm)より大きな比抵抗を備
えた材料(例えば、光硬化性樹脂)で形成されているこ
とを特徴としている。
液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、請求項
3に記載の膜が、上記液晶層を形成する液晶材料の比抵
抗(例えば、1×108 Ωcm)より大きな比抵抗を備
えた材料(例えば、光硬化性樹脂)で形成されているこ
とを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の構成により、第1に画素間に拡散反
射性の膜を設けることで、反射表示の際に、液晶表示装
置に観察者側から入射した光は、拡散反射性の膜によっ
ても拡散的に反射されるので、反射表示を明るくするこ
とができる。第2に拡散反射性の膜が遮光性を兼備して
いるので、例えばバックライトを用いた透過表示による
黒表示の際に、画素間からの光漏れが抑制され、メリハ
リのある高コントラストの表示を得ることができる。ま
た、画素間に単層の膜を設けるだけでよいので、液晶表
示装置の作製も容易である。
射性の膜を設けることで、反射表示の際に、液晶表示装
置に観察者側から入射した光は、拡散反射性の膜によっ
ても拡散的に反射されるので、反射表示を明るくするこ
とができる。第2に拡散反射性の膜が遮光性を兼備して
いるので、例えばバックライトを用いた透過表示による
黒表示の際に、画素間からの光漏れが抑制され、メリハ
リのある高コントラストの表示を得ることができる。ま
た、画素間に単層の膜を設けるだけでよいので、液晶表
示装置の作製も容易である。
【0016】このように、請求項1の構成によれば、反
射表示で明るく、透過表示で高コントラストの反射・透
過兼用型に適した液晶表示装置を提供することができ
る。
射表示で明るく、透過表示で高コントラストの反射・透
過兼用型に適した液晶表示装置を提供することができ
る。
【0017】また、白色顔料またはパール顔料の粒径が
1μm以下であれば、上記の膜の光に対する拡散反射率
を可視光域において50%以上とすることができる。こ
れにより、反射表示に要求される白表示の明るさを得る
ことができ、視認性の良い表示が得られる。ただし、バ
インダ中に顔料を分散する割合が50重量%未満である
と、可視光透過率が5%を越えてしまい、透過表示によ
る黒表示の際に、画素間から光漏れが起きるのを充分に
抑制することができなくなる。また、90重量%を越え
ると、バインダとして樹脂を用いた場合に充分に硬化し
なくなり、膜の形成が困難となる。したがって、粒径1
μm以下の白色顔料またはパール顔料をバインダ中に5
0〜90重量%の割合で分散させることが重要である。
1μm以下であれば、上記の膜の光に対する拡散反射率
を可視光域において50%以上とすることができる。こ
れにより、反射表示に要求される白表示の明るさを得る
ことができ、視認性の良い表示が得られる。ただし、バ
インダ中に顔料を分散する割合が50重量%未満である
と、可視光透過率が5%を越えてしまい、透過表示によ
る黒表示の際に、画素間から光漏れが起きるのを充分に
抑制することができなくなる。また、90重量%を越え
ると、バインダとして樹脂を用いた場合に充分に硬化し
なくなり、膜の形成が困難となる。したがって、粒径1
μm以下の白色顔料またはパール顔料をバインダ中に5
0〜90重量%の割合で分散させることが重要である。
【0018】請求項2の構成により、上記の膜を画素間
の形状に対応したパターンで形成することによって、全
ての画素間に隙間無く上記の膜を形成することになるの
で、透過表示による黒表示の際に、画素間からの光漏れ
を充分に抑制することができる。
の形状に対応したパターンで形成することによって、全
ての画素間に隙間無く上記の膜を形成することになるの
で、透過表示による黒表示の際に、画素間からの光漏れ
を充分に抑制することができる。
【0019】請求項3の構成により、透明電極間の間隙
部分が画素間に相当するから、上記の膜をそれぞれの透
明電極間の間隙部分に形成することによって、全ての画
素間に隙間無く上記の膜を形成することになるので、透
過表示による黒表示の際に、画素間からの光漏れを充分
に抑制することができる。
部分が画素間に相当するから、上記の膜をそれぞれの透
明電極間の間隙部分に形成することによって、全ての画
素間に隙間無く上記の膜を形成することになるので、透
過表示による黒表示の際に、画素間からの光漏れを充分
に抑制することができる。
【0020】請求項4の構成により、上記の膜をそれぞ
れの透明電極間の間隙部分に形成した場合に、隣合う透
明電極間でリークが発生するのを防止することができ
る。なぜなら、もし、液晶材料の比抵抗より小さな比抵
抗を備えた材料で上記の膜を形成したとすると、電流は
抵抗の小さい方へ流れるため、液晶層に流れず、膜を通
して隣の透明電極へリークすることになるからである。
したがって、上記の膜を、液晶材料の比抵抗より大きな
比抵抗の材料で形成することにより、このようなリーク
の発生を防止することができる。
れの透明電極間の間隙部分に形成した場合に、隣合う透
明電極間でリークが発生するのを防止することができ
る。なぜなら、もし、液晶材料の比抵抗より小さな比抵
抗を備えた材料で上記の膜を形成したとすると、電流は
抵抗の小さい方へ流れるため、液晶層に流れず、膜を通
して隣の透明電極へリークすることになるからである。
したがって、上記の膜を、液晶材料の比抵抗より大きな
比抵抗の材料で形成することにより、このようなリーク
の発生を防止することができる。
【0021】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明すれば、以下のとおりである。
いて説明すれば、以下のとおりである。
【0022】図1に示すように、本発明の実施例1に係
る液晶表示装置17は、スーパーツイステッドネマティ
ック(STN)モードで動作し、後述する上側偏光板1
2、位相差板13、液晶表示パネル11、下側偏光板1
4、および半透過反射板15を順に積層し、半透過反射
板15の下側にバックライト16を配置して構成されて
いる。
る液晶表示装置17は、スーパーツイステッドネマティ
ック(STN)モードで動作し、後述する上側偏光板1
2、位相差板13、液晶表示パネル11、下側偏光板1
4、および半透過反射板15を順に積層し、半透過反射
板15の下側にバックライト16を配置して構成されて
いる。
【0023】上側偏光板12は、単体透過率44.5%、
偏光度97.8%のニュートラルグレイタイプの偏光板で
あり、例えば日東電工株式会社製F1225DUNを用
いることができる。位相差板13は、第1の位相差層1
3aおよび第2の位相差層13bから構成されている。
位相差層13a・13bはいずれも一軸延伸高分子フィ
ルム(例えば、ポリカーボネート)から成る厚み50μ
m程度の膜で、そのリターデーション値は430nmで
ある。
偏光度97.8%のニュートラルグレイタイプの偏光板で
あり、例えば日東電工株式会社製F1225DUNを用
いることができる。位相差板13は、第1の位相差層1
3aおよび第2の位相差層13bから構成されている。
位相差層13a・13bはいずれも一軸延伸高分子フィ
ルム(例えば、ポリカーボネート)から成る厚み50μ
m程度の膜で、そのリターデーション値は430nmで
ある。
【0024】上側透明基板1および下側透明基板9の材
料は、ガラス、プラスチックのいずれでもよい。図1に
ハッチングで示す反射膜2は、顔料を50〜90重量%
の割合で分散した樹脂を上側透明基板1上に塗布するこ
とによって形成される。この顔料には、粒径1μm以下
の酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン等の白色顔
料、またはパール顔料を使用できる。顔料を分散するた
めのバインダとしての樹脂には、光硬化性樹脂を用い
る。これにより、反射膜2は拡散反射率が大きく、かつ
遮光性を有するものとなる。
料は、ガラス、プラスチックのいずれでもよい。図1に
ハッチングで示す反射膜2は、顔料を50〜90重量%
の割合で分散した樹脂を上側透明基板1上に塗布するこ
とによって形成される。この顔料には、粒径1μm以下
の酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン等の白色顔
料、またはパール顔料を使用できる。顔料を分散するた
めのバインダとしての樹脂には、光硬化性樹脂を用い
る。これにより、反射膜2は拡散反射率が大きく、かつ
遮光性を有するものとなる。
【0025】ここで、拡散反射とは、反射の法則に従う
鏡面反射を除いた拡散的な光の反射を意味し、拡散反射
率とは、入射光量に対する拡散反射光量の比率を意味し
ている。また、光硬化性樹脂に顔料を分散する割合が5
0重量%未満であると、反射膜2の可視光透過率が5%
を越えて遮光性が不十分となり、90重量%を越える
と、光硬化性樹脂が充分に硬化しなくなる。
鏡面反射を除いた拡散的な光の反射を意味し、拡散反射
率とは、入射光量に対する拡散反射光量の比率を意味し
ている。また、光硬化性樹脂に顔料を分散する割合が5
0重量%未満であると、反射膜2の可視光透過率が5%
を越えて遮光性が不十分となり、90重量%を越える
と、光硬化性樹脂が充分に硬化しなくなる。
【0026】さらに、反射膜2は、ストライプ状に形成
される上側透明電極4の電極間に位置するように、かつ
上側透明電極4と直交するストライプ状に形成される下
側透明電極8の電極間にも対応するように形成される。
すなわち、図2に示すように、反射膜2は上側透明基板
1の裏面に格子状に形成される。ただし、反射膜2を、
上側透明基板1の裏面ではなく、下側透明基板9の表面
に同様に形成してもよい。反射膜2を下側透明基板9の
表面に形成する場合には、オーバーコート層3も下側透
明基板9側に形成される。
される上側透明電極4の電極間に位置するように、かつ
上側透明電極4と直交するストライプ状に形成される下
側透明電極8の電極間にも対応するように形成される。
すなわち、図2に示すように、反射膜2は上側透明基板
1の裏面に格子状に形成される。ただし、反射膜2を、
上側透明基板1の裏面ではなく、下側透明基板9の表面
に同様に形成してもよい。反射膜2を下側透明基板9の
表面に形成する場合には、オーバーコート層3も下側透
明基板9側に形成される。
【0027】オーバーコート層3は、熱硬化性樹脂から
成り、反射膜2と上側透明電極4との絶縁膜、上側透明
電極4を形成するための平坦性を出す下地膜、および液
晶層6が反射膜2からイオン性不純物によって汚染され
るのを防ぐための保護膜としての目的で設けられる。配
向膜5・7は、SiO2 などを蒸着した無機薄膜や、ラ
ビング処理を施した高分子薄膜から成り、液晶分子の必
要な配向を容易に得る目的で設けられる。
成り、反射膜2と上側透明電極4との絶縁膜、上側透明
電極4を形成するための平坦性を出す下地膜、および液
晶層6が反射膜2からイオン性不純物によって汚染され
るのを防ぐための保護膜としての目的で設けられる。配
向膜5・7は、SiO2 などを蒸着した無機薄膜や、ラ
ビング処理を施した高分子薄膜から成り、液晶分子の必
要な配向を容易に得る目的で設けられる。
【0028】液晶層6は、液晶分子のツイスト角を24
0°、液晶層の厚さを6μmに設定すると共に、液晶分
子の屈折率異方性Δn=0.140、弾性定数比K33/K
11=1.7で、カイラルドーパントを添加した液晶材料を
使用した。
0°、液晶層の厚さを6μmに設定すると共に、液晶分
子の屈折率異方性Δn=0.140、弾性定数比K33/K
11=1.7で、カイラルドーパントを添加した液晶材料を
使用した。
【0029】下側偏光板14は、上側偏光板12と同様
に、単体透過率44.5%、偏光度97.8%のニュートラ
ルグレイタイプの偏光板であり、例えば日東電工株式会
社製F1225DUNを用いることができる。半透過反
射板15は透過率2.5%の無指向性半透過反射板であ
る。
に、単体透過率44.5%、偏光度97.8%のニュートラ
ルグレイタイプの偏光板であり、例えば日東電工株式会
社製F1225DUNを用いることができる。半透過反
射板15は透過率2.5%の無指向性半透過反射板であ
る。
【0030】上記の構成要素を備えた液晶表示パネル1
1の製造方法は次のとおりである。
1の製造方法は次のとおりである。
【0031】まず、上側透明基板1上に上述の顔料を分
散した樹脂を塗布する。顔料を分散した樹脂を塗布後、
フォトマスクを介して光を照射する。これにより、光硬
化性樹脂の光の照射を受けた部分は硬化し、光の照射を
受けなかった部分は未硬化のままなので、未硬化部分を
除去することにより反射膜2を形成する。
散した樹脂を塗布する。顔料を分散した樹脂を塗布後、
フォトマスクを介して光を照射する。これにより、光硬
化性樹脂の光の照射を受けた部分は硬化し、光の照射を
受けなかった部分は未硬化のままなので、未硬化部分を
除去することにより反射膜2を形成する。
【0032】次に、反射膜2を形成した上側透明基板1
上に熱硬化性樹脂を用いてオーバーコート層3を積層す
る。さらに、既存の方法、例えばITO(インジウム錫
酸化物)の蒸着およびエッチング等によりストライプ状
の上側透明電極4を積層した後、配向膜5を順に積層す
る。同じように、対向する下側透明基板9にも下側透明
電極8と配向膜7とを積層する。最後に、セル内スペー
サーを介して上下基板をシール材10により貼り合わ
せ、液晶材料を注入して液晶層6とする。以上の手順に
より、液晶表示パネル11を製造する。
上に熱硬化性樹脂を用いてオーバーコート層3を積層す
る。さらに、既存の方法、例えばITO(インジウム錫
酸化物)の蒸着およびエッチング等によりストライプ状
の上側透明電極4を積層した後、配向膜5を順に積層す
る。同じように、対向する下側透明基板9にも下側透明
電極8と配向膜7とを積層する。最後に、セル内スペー
サーを介して上下基板をシール材10により貼り合わ
せ、液晶材料を注入して液晶層6とする。以上の手順に
より、液晶表示パネル11を製造する。
【0033】図3は、液晶表示装置17の各構成要素の
配置関係を示している。図3に示す各矢印の内、矢印P
1は上側透明基板1側に位置する配向膜5の表面におけ
る液晶分子の配向軸を表し、矢印P2は下側透明基板9
側に位置する配向膜7の表面における液晶分子の配向軸
を表し、矢印P3は上側偏光板12の吸収軸を表し、矢
印P4は下側偏光板14の吸収軸を表し、矢印P5は第
1の位相差層13aの遅相軸を表し、矢印P6は第2の
位相差層13bの遅相軸を表している。
配置関係を示している。図3に示す各矢印の内、矢印P
1は上側透明基板1側に位置する配向膜5の表面におけ
る液晶分子の配向軸を表し、矢印P2は下側透明基板9
側に位置する配向膜7の表面における液晶分子の配向軸
を表し、矢印P3は上側偏光板12の吸収軸を表し、矢
印P4は下側偏光板14の吸収軸を表し、矢印P5は第
1の位相差層13aの遅相軸を表し、矢印P6は第2の
位相差層13bの遅相軸を表している。
【0034】また、角度α1は矢印P1と矢印P3との
なす角度、角度β1は矢印P2と矢印P4とのなす角
度、角度θ1は矢印P1と矢印P6とのなす角度、角度
γ1は矢印P1と矢印P5とのなす角度、角度φ1は液
晶分子のツイスト角をそれぞれ表している。実施例1で
は、α1=55°、β1=50°、θ1=80°、γ1
=125°となるようにそれぞれの構成部材を設定配設
した。また、液晶分子のツイスト角φ1=240°に設
定した。
なす角度、角度β1は矢印P2と矢印P4とのなす角
度、角度θ1は矢印P1と矢印P6とのなす角度、角度
γ1は矢印P1と矢印P5とのなす角度、角度φ1は液
晶分子のツイスト角をそれぞれ表している。実施例1で
は、α1=55°、β1=50°、θ1=80°、γ1
=125°となるようにそれぞれの構成部材を設定配設
した。また、液晶分子のツイスト角φ1=240°に設
定した。
【0035】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図4お
よび図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
よび図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0036】図4に示すように、本発明の実施例2に係
る液晶表示装置33は、スーパーツイステッドネマティ
ック(STN)モードで動作する。液晶表示装置33が
備える上側透明基板18、液晶層22、配向膜20・2
3、下側透明基板25、上側偏光板28、第1の位相差
層29aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板
29、下側偏光板30、並びに半透過反射板31は、実
施例1における上側透明基板1、液晶層6、配向膜5・
7、下側透明基板9、上側偏光板12、第1の位相差層
13aおよび第2の位相差層13bから成る位相差板1
3、下側偏光板14、並びに半透過反射板15と同様の
構成でよい。
る液晶表示装置33は、スーパーツイステッドネマティ
ック(STN)モードで動作する。液晶表示装置33が
備える上側透明基板18、液晶層22、配向膜20・2
3、下側透明基板25、上側偏光板28、第1の位相差
層29aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板
29、下側偏光板30、並びに半透過反射板31は、実
施例1における上側透明基板1、液晶層6、配向膜5・
7、下側透明基板9、上側偏光板12、第1の位相差層
13aおよび第2の位相差層13bから成る位相差板1
3、下側偏光板14、並びに半透過反射板15と同様の
構成でよい。
【0037】液晶表示パネル27の製造方法は次のとお
りである。
りである。
【0038】まず、上側透明基板18上に顔料を分散し
た樹脂を塗布する。ただし、本実施例では、図4にハッ
チングで示す反射膜21を隣合う上側透明電極19の
間、および隣合う下側透明電極24の間に設けている。
そこで、透明電極のパターン間でのリークの発生を避け
るために、顔料を分散するバインダとしての樹脂には、
液晶材料の一般的な値である比抵抗1×108 Ωcmを
上回る材料を用いる。このような樹脂として、フォトレ
ックA704のような光硬化性樹脂を使用すればよい。
顔料については、実施例1で説明したとおりである。
た樹脂を塗布する。ただし、本実施例では、図4にハッ
チングで示す反射膜21を隣合う上側透明電極19の
間、および隣合う下側透明電極24の間に設けている。
そこで、透明電極のパターン間でのリークの発生を避け
るために、顔料を分散するバインダとしての樹脂には、
液晶材料の一般的な値である比抵抗1×108 Ωcmを
上回る材料を用いる。このような樹脂として、フォトレ
ックA704のような光硬化性樹脂を使用すればよい。
顔料については、実施例1で説明したとおりである。
【0039】顔料を分散した樹脂を塗布後、フォトマス
クを介して光を照射する。これにより、光硬化性樹脂の
光の照射を受けた部分は硬化し、光の照射を受けなかっ
た部分は未硬化のままなので、未硬化部分を除去するこ
とにより反射膜21を形成する。反射膜21は、次に形
成する上側透明電極19の間隙を埋める位置にストライ
プ状に形成する。
クを介して光を照射する。これにより、光硬化性樹脂の
光の照射を受けた部分は硬化し、光の照射を受けなかっ
た部分は未硬化のままなので、未硬化部分を除去するこ
とにより反射膜21を形成する。反射膜21は、次に形
成する上側透明電極19の間隙を埋める位置にストライ
プ状に形成する。
【0040】また、図5に示すように、上側透明基板1
8上に反射膜21を形成するのと同様の方法で、反射膜
21を下側透明基板25上にも形成する。ただし、下側
透明基板25上の反射膜21は、続いて形成する下側透
明電極24の間隙を埋める位置にストライプ状に形成す
る。これにより、反射膜21は、それぞれの透明基板1
8および25上で互いに交差方向に延伸するように設け
られる。
8上に反射膜21を形成するのと同様の方法で、反射膜
21を下側透明基板25上にも形成する。ただし、下側
透明基板25上の反射膜21は、続いて形成する下側透
明電極24の間隙を埋める位置にストライプ状に形成す
る。これにより、反射膜21は、それぞれの透明基板1
8および25上で互いに交差方向に延伸するように設け
られる。
【0041】次に、例えばITO(インジウム錫酸化
物)から成る透明導電膜を反射膜21上に蒸着により形
成し、さらにフォトレジストを塗布した後、フォトマス
クを介して露光、現像、エッチング処理を経て透明電極
19を形成する。続いて、従来の方法により配向膜20
を形成する。
物)から成る透明導電膜を反射膜21上に蒸着により形
成し、さらにフォトレジストを塗布した後、フォトマス
クを介して露光、現像、エッチング処理を経て透明電極
19を形成する。続いて、従来の方法により配向膜20
を形成する。
【0042】最後に、セル内スペーサーを介して上下基
板をシール材26により貼り合わせ、カイラルドーパン
トを添加した液晶材料を注入して液晶層22とする。以
上の手順により、液晶表示パネル27を製造する。
板をシール材26により貼り合わせ、カイラルドーパン
トを添加した液晶材料を注入して液晶層22とする。以
上の手順により、液晶表示パネル27を製造する。
【0043】液晶層22は、液晶分子のツイスト角24
0°、液晶層の厚さ6μmに設定し、液晶分子の屈折率
異方性Δn=0.140で、弾性定数比K33/K11=1.7
の液晶材料を使用した。
0°、液晶層の厚さ6μmに設定し、液晶分子の屈折率
異方性Δn=0.140で、弾性定数比K33/K11=1.7
の液晶材料を使用した。
【0044】液晶表示パネル27を構成する各要素の配
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
【0045】〔比較例1〕実施例1・2の構成から成る
液晶表示装置17・33に対し、画面の表示特性を比較
するために、比較例1としての液晶表示装置48を作製
した。
液晶表示装置17・33に対し、画面の表示特性を比較
するために、比較例1としての液晶表示装置48を作製
した。
【0046】図6に示すように、液晶表示装置48は、
実施例2の液晶表示装置33におけるシール材26、液
晶表示パネル27、上側偏光板28、第1の位相差層2
9aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板2
9、下側偏光板30、半透過反射板31、並びにバック
ライト32を、それぞれシール材41、液晶表示パネル
42、上側偏光板43、第1の位相差層44aおよび第
2の位相差層44bから成る位相差板44、下側偏光板
45、半透過反射板46、並びにバックライト47に置
き換えた構成となっている。また、液晶表示パネル27
の上側透明基板18、上側透明電極19、液晶層22、
配向膜20・23、下側透明電極24、および下側透明
基板25も同様に、上側透明基板34、上側透明電極3
5、液晶層37、配向膜36・38、下側透明電極3
9、および下側透明基板40に置き換えた構成となって
いる。
実施例2の液晶表示装置33におけるシール材26、液
晶表示パネル27、上側偏光板28、第1の位相差層2
9aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板2
9、下側偏光板30、半透過反射板31、並びにバック
ライト32を、それぞれシール材41、液晶表示パネル
42、上側偏光板43、第1の位相差層44aおよび第
2の位相差層44bから成る位相差板44、下側偏光板
45、半透過反射板46、並びにバックライト47に置
き換えた構成となっている。また、液晶表示パネル27
の上側透明基板18、上側透明電極19、液晶層22、
配向膜20・23、下側透明電極24、および下側透明
基板25も同様に、上側透明基板34、上側透明電極3
5、液晶層37、配向膜36・38、下側透明電極3
9、および下側透明基板40に置き換えた構成となって
いる。
【0047】液晶表示装置48と液晶表示装置33との
相違点は、上側透明電極35のパターン間、および下側
透明電極39のパターン間に反射膜が設けられていない
ことである。
相違点は、上側透明電極35のパターン間、および下側
透明電極39のパターン間に反射膜が設けられていない
ことである。
【0048】液晶表示パネル42を構成する各要素の配
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
【0049】〔比較例2〕実施例1・2の構成から成る
液晶表示装置17・33と画面に対し、表示特性を比較
するために、他の比較例2としての液晶表示装置64を
作製した。
液晶表示装置17・33と画面に対し、表示特性を比較
するために、他の比較例2としての液晶表示装置64を
作製した。
【0050】図7に示すように、液晶表示装置64は、
実施例2の液晶表示装置33におけるシール材26、液
晶表示パネル27、上側偏光板28、第1の位相差層2
9aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板2
9、下側偏光板30、半透過反射板31、並びにバック
ライト32を、それぞれシール材57、液晶表示パネル
58、上側偏光板59、第1の位相差層60aおよび第
2の位相差層60bから成る位相差板60、下側偏光板
61、半透過反射板62、並びにバックライト63に置
き換えた構成となっている。また、液晶表示パネル27
の上側透明基板18、上側透明電極19、液晶層22、
配向膜20・23、下側透明電極24、および下側透明
基板25も同様に、上側透明基板49、上側透明電極5
0、液晶層53、配向膜51・54、下側透明電極5
5、および下側透明基板56に置き換えた構成となって
いる。
実施例2の液晶表示装置33におけるシール材26、液
晶表示パネル27、上側偏光板28、第1の位相差層2
9aおよび第2の位相差層29bから成る位相差板2
9、下側偏光板30、半透過反射板31、並びにバック
ライト32を、それぞれシール材57、液晶表示パネル
58、上側偏光板59、第1の位相差層60aおよび第
2の位相差層60bから成る位相差板60、下側偏光板
61、半透過反射板62、並びにバックライト63に置
き換えた構成となっている。また、液晶表示パネル27
の上側透明基板18、上側透明電極19、液晶層22、
配向膜20・23、下側透明電極24、および下側透明
基板25も同様に、上側透明基板49、上側透明電極5
0、液晶層53、配向膜51・54、下側透明電極5
5、および下側透明基板56に置き換えた構成となって
いる。
【0051】液晶表示装置64と液晶表示装置33との
相違点は、上側透明電極50のパターン間、および下側
透明電極55のパターン間に拡散反射率の低い遮光膜5
2(図7にハッチングで図示)を設けたことである。遮
光膜52は、カーボンブラック等で形成される。
相違点は、上側透明電極50のパターン間、および下側
透明電極55のパターン間に拡散反射率の低い遮光膜5
2(図7にハッチングで図示)を設けたことである。遮
光膜52は、カーボンブラック等で形成される。
【0052】液晶表示パネル58を構成する各要素の配
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
置関係は、図3に基づいて実施例1で説明した配置関係
と同様に設定している。
【0053】〔比較結果〕図8に、実施例1の液晶表示
パネル11の反射膜2、実施例2の液晶表示パネル27
の反射膜21、および比較例2の液晶表示パネル58の
遮光膜52の可視光域における拡散反射率の分光特性を
示す。拡散反射率の測定機器には、例えばミノルタ製C
M1000を用いることができる。測定機器は、内壁に
拡散反射面を有する拡散球と光源とを備えている。拡散
球内で拡散反射された光源の光で測定試料を照射し、測
定試料面で反射した光を同一の拡散球内で受光すること
によって、拡散反射率を求める。このとき、拡散球の1
箇所に開いた測定試料面に標準白色板を置いて校正を行
う。測定試料面の拡散反射率は、標準白色板の反射率を
およそ100%としたときの相対値として算出される。
パネル11の反射膜2、実施例2の液晶表示パネル27
の反射膜21、および比較例2の液晶表示パネル58の
遮光膜52の可視光域における拡散反射率の分光特性を
示す。拡散反射率の測定機器には、例えばミノルタ製C
M1000を用いることができる。測定機器は、内壁に
拡散反射面を有する拡散球と光源とを備えている。拡散
球内で拡散反射された光源の光で測定試料を照射し、測
定試料面で反射した光を同一の拡散球内で受光すること
によって、拡散反射率を求める。このとき、拡散球の1
箇所に開いた測定試料面に標準白色板を置いて校正を行
う。測定試料面の拡散反射率は、標準白色板の反射率を
およそ100%としたときの相対値として算出される。
【0054】実施例1、実施例2の反射膜2・21は共
に、曲線65で示される同じ分光特性を示し、可視光域
における拡散反射率は50%以上である。また、比較例
2の遮光膜52は、曲線66で示される分光特性を示
し、可視光域における拡散反射率は50%以下の低い値
であった。
に、曲線65で示される同じ分光特性を示し、可視光域
における拡散反射率は50%以上である。また、比較例
2の遮光膜52は、曲線66で示される分光特性を示
し、可視光域における拡散反射率は50%以下の低い値
であった。
【0055】図9に、実施例1の液晶表示パネル11の
反射膜2、実施例2の液晶表示パネル27の反射膜2
1、および比較例2の液晶表示パネル58の遮光膜52
の可視光域における透過率の分光特性を示す。実施例
1、実施例2、比較例2共に、曲線67で示される同じ
分光特性を示し、可視光域における透過率はそれぞれ5
%以下であった。
反射膜2、実施例2の液晶表示パネル27の反射膜2
1、および比較例2の液晶表示パネル58の遮光膜52
の可視光域における透過率の分光特性を示す。実施例
1、実施例2、比較例2共に、曲線67で示される同じ
分光特性を示し、可視光域における透過率はそれぞれ5
%以下であった。
【0056】次表1に、実施例1、実施例2、比較例
1、比較例2それぞれの液晶表示装置のコントラスト比
および反射表示における電圧無印加時の明るさL*を示
す。なお、反射表示中は、バックライト16・32・4
7・63を消灯した。
1、比較例2それぞれの液晶表示装置のコントラスト比
および反射表示における電圧無印加時の明るさL*を示
す。なお、反射表示中は、バックライト16・32・4
7・63を消灯した。
【0057】
【表1】
【0058】表1において、コントラスト比の測定は次
の条件で行った。
の条件で行った。
【0059】 コントラスト測定条件:駆動 1/240DUTY,1/13Bias 環境温度 25℃ 測定スポット径 10mmφ また、明るさL*は、CIE1976L*a*b*表色
系(JIS Z8729−(1980))で定義された
ものである。
系(JIS Z8729−(1980))で定義された
ものである。
【0060】図10は、実施例1の液晶表示装置17お
よび実施例2の液晶表示装置33の白黒表示における画
素および画素間の状態を示す模式図である。
よび実施例2の液晶表示装置33の白黒表示における画
素および画素間の状態を示す模式図である。
【0061】表1にも示すように、反射表示(バックラ
イト消灯)では、黒表示のとき、画素間が明るいためコ
ントラスト比は低いが、白表示のときには画素間の反射
膜2・21の拡散反射率が高いため画素、画素間共に明
るくなる。
イト消灯)では、黒表示のとき、画素間が明るいためコ
ントラスト比は低いが、白表示のときには画素間の反射
膜2・21の拡散反射率が高いため画素、画素間共に明
るくなる。
【0062】透過表示(バックライト点灯)では、画素
間の反射膜2・21がバックライトの光を遮光するた
め、メリハリのある白黒表示が得られ、コントラスト比
が高くなる。
間の反射膜2・21がバックライトの光を遮光するた
め、メリハリのある白黒表示が得られ、コントラスト比
が高くなる。
【0063】図11は、反射膜を設けていない比較例1
の液晶表示装置48の白黒表示における画素および画素
間の状態を示す模式図である。
の液晶表示装置48の白黒表示における画素および画素
間の状態を示す模式図である。
【0064】表1にも示すように、反射表示(バックラ
イト消灯)では、黒表示のとき、画素間が明るいためコ
ントラスト比は低いが、白表示のときには画素、画素間
共に半透過反射板46の拡散反射率が高いために、実施
例1および2と同程度に明るい。
イト消灯)では、黒表示のとき、画素間が明るいためコ
ントラスト比は低いが、白表示のときには画素、画素間
共に半透過反射板46の拡散反射率が高いために、実施
例1および2と同程度に明るい。
【0065】図12は、遮光膜52を設けた比較例2の
液晶表示装置64の白黒表示における画素および画素間
の状態を示す模式図である。
液晶表示装置64の白黒表示における画素および画素間
の状態を示す模式図である。
【0066】表1にも示すように、反射表示(バックラ
イト消灯)では、黒表示のとき、画素、画素間共に暗く
なるためコントラスト比は高いが、白表示のときには画
素間の遮光膜52の拡散反射率が低いために暗くなるの
で(明るさL*=39)、商品には向かない。
イト消灯)では、黒表示のとき、画素、画素間共に暗く
なるためコントラスト比は高いが、白表示のときには画
素間の遮光膜52の拡散反射率が低いために暗くなるの
で(明るさL*=39)、商品には向かない。
【0067】透過表示(バックライト点灯)では、画素
間の遮光膜52がバックライトの光を遮光するためメリ
ハリのある白黒表示が得られ、コントラスト比が高くな
る。
間の遮光膜52がバックライトの光を遮光するためメリ
ハリのある白黒表示が得られ、コントラスト比が高くな
る。
【0068】表1のように、実施例1、実施例2のいず
れにおいても、画素間に反射膜を設けていない比較例1
に比べて透過表示におけるコントラスト比が10倍にな
っていることがわかる。
れにおいても、画素間に反射膜を設けていない比較例1
に比べて透過表示におけるコントラスト比が10倍にな
っていることがわかる。
【0069】また、実施例1、実施例2のいずれにおい
ても、画素間に遮光膜52を設けた比較例2に比べて、
反射表示における明るさL*が大きくなっていることが
わかる。
ても、画素間に遮光膜52を設けた比較例2に比べて、
反射表示における明るさL*が大きくなっていることが
わかる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明に係る反射・透過兼用型
の液晶表示装置は、以上のように、液晶表示パネルの画
素間に、光に対する拡散反射性と遮光性とを兼ね備えた
単層の膜を形成し、上記膜の光に対する拡散反射率が可
視光域において50%以上で、かつ透過率が可視光域に
おいて5%以下となるように、上記の膜が、粒径1μm
以下の白色顔料またはパール顔料をバインダ中に50〜
90重量%の割合で分散させた材料で形成されている構
成である。
の液晶表示装置は、以上のように、液晶表示パネルの画
素間に、光に対する拡散反射性と遮光性とを兼ね備えた
単層の膜を形成し、上記膜の光に対する拡散反射率が可
視光域において50%以上で、かつ透過率が可視光域に
おいて5%以下となるように、上記の膜が、粒径1μm
以下の白色顔料またはパール顔料をバインダ中に50〜
90重量%の割合で分散させた材料で形成されている構
成である。
【0071】それゆえ、上記の膜が拡散反射性を備えて
いることで、反射表示が明るくなり、また、上記の膜が
遮光性を備えていることで、透過表示が高コントラスト
となるので、反射・透過兼用型として適切な液晶表示装
置を提供することができるという効果を奏する。
いることで、反射表示が明るくなり、また、上記の膜が
遮光性を備えていることで、透過表示が高コントラスト
となるので、反射・透過兼用型として適切な液晶表示装
置を提供することができるという効果を奏する。
【0072】
【0073】また、白色顔料またはパール顔料の粒径を
1μm以下とすることで、上記の膜の光に対する拡散反
射率を可視光域において50%以上とすることができ、
この結果、反射表示を明るくすることができ、視認性の
良い表示を得ることができる。また、白色顔料またはパ
ール顔料をバインダ中に50重量%以上の割合で分散さ
せることで、上記の膜は、画素間からの光漏れを抑制す
るのに充分な遮光性を得ることができる。さらに、白色
顔料またはパール顔料をバインダ中に90重量%以下の
割合で分散させることで、上記の膜は、バインダに樹脂
を用いた場合でも硬化が容易で、膜を容易に形成するこ
とができるという効果を奏する。
1μm以下とすることで、上記の膜の光に対する拡散反
射率を可視光域において50%以上とすることができ、
この結果、反射表示を明るくすることができ、視認性の
良い表示を得ることができる。また、白色顔料またはパ
ール顔料をバインダ中に50重量%以上の割合で分散さ
せることで、上記の膜は、画素間からの光漏れを抑制す
るのに充分な遮光性を得ることができる。さらに、白色
顔料またはパール顔料をバインダ中に90重量%以下の
割合で分散させることで、上記の膜は、バインダに樹脂
を用いた場合でも硬化が容易で、膜を容易に形成するこ
とができるという効果を奏する。
【0074】請求項2の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、以上のように、請求項1に記載の膜
が、液晶層を介在させて対向する透明基板の一方に、画
素間の形状に対応したパターンで形成されている構成で
ある。
液晶表示装置は、以上のように、請求項1に記載の膜
が、液晶層を介在させて対向する透明基板の一方に、画
素間の形状に対応したパターンで形成されている構成で
ある。
【0075】それゆえ、全ての画素間に隙間無く上記の
膜を形成することになるので、透過表示による黒表示の
際に、画素間からの光漏れを充分に抑制することができ
るという効果を奏する。
膜を形成することになるので、透過表示による黒表示の
際に、画素間からの光漏れを充分に抑制することができ
るという効果を奏する。
【0076】請求項3の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、以上のように、液晶層を介在させて対
向する2枚の透明基板と、各透明基板の対向面に、互い
に直交する方向にそれぞれストライプ状に形成された透
明電極とを備え、請求項1に記載の膜が、各透明基板の
対向面上であって、それぞれの透明電極間の間隙部分に
形成されている構成である。
液晶表示装置は、以上のように、液晶層を介在させて対
向する2枚の透明基板と、各透明基板の対向面に、互い
に直交する方向にそれぞれストライプ状に形成された透
明電極とを備え、請求項1に記載の膜が、各透明基板の
対向面上であって、それぞれの透明電極間の間隙部分に
形成されている構成である。
【0077】それゆえ、上記の膜をそれぞれの透明電極
間の間隙部分に形成することによって、全ての画素間に
隙間無く上記の膜を形成することになるので、透過表示
による黒表示の際に、画素間からの光漏れを充分に抑制
することができるという効果を奏する。
間の間隙部分に形成することによって、全ての画素間に
隙間無く上記の膜を形成することになるので、透過表示
による黒表示の際に、画素間からの光漏れを充分に抑制
することができるという効果を奏する。
【0078】請求項4の発明に係る反射・透過兼用型の
液晶表示装置は、以上のように、請求項3に記載の膜
が、上記液晶層を形成する液晶材料の比抵抗より大きな
比抵抗を備えた材料で形成されている構成である。
液晶表示装置は、以上のように、請求項3に記載の膜
が、上記液晶層を形成する液晶材料の比抵抗より大きな
比抵抗を備えた材料で形成されている構成である。
【0079】それゆえ、上記の膜をそれぞれの透明電極
間の間隙部分に形成した場合に、隣合う透明電極間でリ
ークが発生するのを防止することができるという効果を
奏する。
間の間隙部分に形成した場合に、隣合う透明電極間でリ
ークが発生するのを防止することができるという効果を
奏する。
【図1】本発明に係る液晶表示装置の一構成例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置の透明基板上に形成し
た反射膜の形状を示す斜視図である。
た反射膜の形状を示す斜視図である。
【図3】図1に示す液晶表示装置の各構成要素の配置関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図4】本発明に係る液晶表示装置の他の構成例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】図4に示す液晶表示装置の上下の透明基板上に
形成した反射膜の形状を示す斜視図である。
形成した反射膜の形状を示す斜視図である。
【図6】第1の比較例としての液晶表示装置の一構成例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図7】第2の比較例としての液晶表示装置の一構成例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係る反射膜および第2の比較例の反射
膜の可視光域における拡散反射率の分光特性を示すグラ
フである。
膜の可視光域における拡散反射率の分光特性を示すグラ
フである。
【図9】本発明に係る反射膜および第2の比較例の反射
膜の可視光域における透過率の分光特性を示すグラフで
ある。
膜の可視光域における透過率の分光特性を示すグラフで
ある。
【図10】図1および図4に示す液晶表示装置の白黒表
示における画素と画素間の状態を模式的に示す説明図で
ある。
示における画素と画素間の状態を模式的に示す説明図で
ある。
【図11】図6に示す液晶表示装置の白黒表示における
画素と画素間の状態を模式的に示す説明図である。
画素と画素間の状態を模式的に示す説明図である。
【図12】図7に示す液晶表示装置の白黒表示における
画素と画素間の状態を模式的に示す説明図である。
画素と画素間の状態を模式的に示す説明図である。
【図13】従来の液晶表示装置の構成例を示す縦断面図
である。
である。
1 上側透明基板 2 反射膜(膜) 4 上側透明電極 6 液晶層 8 下側透明電極 9 下側透明基板 17 液晶表示装置 18 上側透明基板 19 上側透明電極 21 反射膜(膜) 22 液晶層 24 下側透明電極 25 下側透明基板 33 液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−24604(JP,A) 特開 平6−18714(JP,A) 特開 昭62−47625(JP,A) 特開 平6−331975(JP,A) 特開 平7−248405(JP,A) 特開 平7−270771(JP,A) 特開 平7−270774(JP,A) 特開 平7−270772(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1335
Claims (4)
- 【請求項1】液晶表示パネルの表示面とは反対面側に半
透過反射板が設けられた反射・透過兼用型の液晶表示装
置において、 上記液晶表示パネルの画素間に、光に対する拡散反射性
と遮光性とを兼ね備えた単層の膜を形成し、 上記の膜の光に対する拡散反射率が可視光域において5
0%以上で、かつ透過率が可視光域において5%以下と
なるように、上記の膜が、粒径1μm以下の白色顔料ま
たはパール顔料をバインダ中に50〜90重量%の割合
で分散させた材料で形成されていることを特徴とする反
射・透過兼用型の液晶表示装置。 - 【請求項2】上記の膜が、液晶層を介在させて対向する
透明基板の一方に、画素間の形状に対応したパターンで
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の反射
・透過兼用型の液晶表示装置。 - 【請求項3】液晶層を介在させて対向する2枚の透明基
板と、 各透明基板の対向面に、互いに直交する方向にそれぞれ
ストライプ状に形成された透明電極とを備え、 上記の膜が、各透明基板の対向面上であって、それぞれ
の透明電極間の間隙部分に形成されていることを特徴と
する請求項1に記載の反射・透過兼用型の液晶表示装
置。 - 【請求項4】上記の膜が、上記液晶層を形成する液晶材
料の比抵抗より大きな比抵抗を備えた材料で形成されて
いることを特徴とする請求項3に記載の反射・透過兼用
型の液晶表示装置。
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---|---|---|---|
JP6090260A JP3004534B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6090260A JP3004534B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07294896A JPH07294896A (ja) | 1995-11-10 |
JP3004534B2 true JP3004534B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=13993537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6090260A Expired - Fee Related JP3004534B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3004534B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3805116B2 (ja) | 1998-11-27 | 2006-08-02 | 富士写真フイルム株式会社 | 画像表示装置及びデジタルカメラ |
KR100313127B1 (ko) * | 1999-12-14 | 2001-11-07 | 김순택 | 반투과형 액정표시장치 |
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JP5256941B2 (ja) | 2008-08-29 | 2013-08-07 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶装置およびプロジェクタ |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6090260A patent/JP3004534B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07294896A (ja) | 1995-11-10 |
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