JP3004502U - 太突起付きつぼ刺激具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一基の刺激具で、掌と指に存在するつぼを刺
激しながら、他の掌や、首、背中、腕、脚、足の裏等に
存在するつぼを同時に刺激出来るつぼ刺激具を得る。 【構成】 長球状の基体１の表面に、細突起２を複数個
装着して本体Ａを形成して、その基体１の一端部３に中
太突起Ｂを装着するとともに、他の一端部４に、根元に
穴９を開けて紐５を通した太突起Ｃを装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、つぼ刺激具に係るものであり、詳しくは、掌に存在するつぼを刺激 しながら、他の掌や、首、背中、腕、脚、足の裏等に存在するつぼを同時に刺激 出来るつぼ刺激具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、全身に存在するつぼを刺激することは、健康に大変効果が有る事から、 図１に示すような掌マッサージ具や、図２に示すような首、背中、腕、脚、足の 裏等のつぼを刺激する棒状つぼ刺激具が知られている（例えば、出願番号 意匠 平 ５−２７１７０参照）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術の項で述べた様に、つぼ刺激具には色々なものが知られているが、 掌マッサージ具は掌や指の狭い範囲に集中して存在するつぼだけを、又棒状つぼ 刺激具は、首、背中、腕、脚、足の裏等に存在する点状のつぼを、一度に一か所 しか刺激できないと言う問題があった。

【０００４】 又、つぼには、狭範囲に複数個のつぼが存在する所や、点状の部分を刺激する 事で効果があるつぼ、更に、広い部分を刺激しないと効果のないつぼ等あるが、 この様な色々なつぼを、一基の刺激具で効果的に刺激できるものはなかった。

【０００５】 上記により、点状のつぼを刺激するには、例えば、棒状つぼ刺激具が必要であ り、面状のつぼを刺激するには、面状つぼ用刺激具が必要なので、点状のつぼと 面状つぼ、即ち、体全体に存在するつぼを刺激するためには、最低二種類のつぼ 刺激具が必要であった。

【０００６】 上記の様に、二種類のつぼ刺激具が必要な場合には、二倍の費用が必要である し、更に、二倍の保管場所が必要で有った。特に、二種類のつぼ刺激具を常時携 帯するには煩わしさが有った。

【０００７】 更に、例えば、点状つぼ用刺激棒では、一度に一点のつぼしか刺激出来ないの で、別に面状のつぼを刺激するには、それだけに別の時間が必要であった。

【０００８】 本考案は、従来の技術の有するこのよな問題点に鑑みて成されたものであり、 その目的とするところは、一基のつぼ刺激具で、点状のつぼも面状のつぼも刺激 出来、しかも、それを同時に刺激出来るつぼ刺激具を提供しようとするものであ る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案におけるつぼ刺激具は、従来市販されて いる掌マッサージ具の様な、基体がラグビーボール形の長球状で、その表面に複 数本の細突起を装着して本体を構成して、その基体の一端に、小指程度の太さの 棒状中太突起を装着し、他の一端に、紐を輪状にして取付けてなるものである。

【００１０】 また、上記つぼ刺激具の他の一端に取付けた紐の替わりに、親指の太さ程度の 棒状太突起を装着する。これにより、本考案における太突起付きつぼ刺激具一基 に、細突起と中太突起及び太突起の三種類の太さの違う突起を備える事になる。

【００１１】 また、上記太突起付きつぼ刺激具の他の一端に装着した棒状太突起の根元に穴 を開け、その穴に紐を通して輪状にして取付ける。

【００１２】 そして、基体に装着した夫々の棒状太突起の先端を滑らかな球面状にする。

【００１３】

【作用】

本考案の太突起付きつぼ刺激具は、細突起を複数本装着した本体部分を掌で握 る様にして使用する。この時、軽く握ったり強く握ったりを繰り返す事により、 掌の全面及び五本の指に存在するつぼを刺激する事が出来る。

【００１４】 また、本体部分を握って、棒状太突起の先端部分で首、背中、腕、脚、足の裏 等に存在する点状つぼを刺激する。この時、本体部分を握っている手の掌に存在 する面状のつぼ、及び五本の指に存在するつぼも同時に刺激されることになる。

【００１５】 また、基体の両端に、太め、及び中太の棒状突起二本をそれぞれ装着すれば、 点状のつぼや、少し広めのつぼも、一基のつぼ刺激具で刺激することが出来る。

【００１６】 また、棒状太突起の先端部が滑らかな球面状になっているので、刺激する部位 を傷める事はない。

【００１７】 また、棒状太突起部分でつぼを刺激する場合、握っている本体の基体部分には 細突起が複数本装着してあるので、本考案の太突起付きつぼ刺激具が掌内で滑る 事がない。

【００１８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１〜図４において、ラグビーボール形の長球状で、例えば金属やプラスチッ ク、或いは竹や木材を用い、切削或いは射出によの成形された基体１の表面に、 こけし状細突紀２を複数本装着して成る、従来市販されているものと同様なマッ サージ具Ａを本体とし、その基体１の長手方向の一端３に、小指程度の太さの棒 状中太突起Ｂを装着する。前記の中太突起Ｂの先端部を表面が滑らかな球面状に する。また、基体１の別の一端４には、本体１を鉤状のものに掛けられるように 紐５を輪状にして取付ける。

【００１９】 また、基体１の一端部４に，紐５の替わりに太突起Ｃを装着する。前記の太突 起Ｃは、中太突起Ｂより太めの親指程度の太さが良く、やはり、その先端部の表 面を滑らかな球面状にする。

【００２０】 上記において、紐５を取付けたい時は、基体１の一端４部に太突起Ｃを装着す る時に、同時に紐５も取付けるか、太突起Ｃの根元に穴９を明けて、その穴に紐 ５を通して輪状にして装着する。

【００２１】 また、上記において、中太突起Ｂ、及び太突起Ｃは、夫々を別々に製作して基 体１に装着する方式でなく、基体１と中太突起Ｂ、又は基体１と太突起Ｃ、或い は、基体１と中太突起Ｂ、及び太突起Ｃを、切削或いは射出により一体成形して も構わない。

【００２２】 更に、基体１に紐５を取付ける場所は、一端４部の他、一端３部や基体１に取 付けても構わない。

【００２３】 また、基体１に取付ける紐５は、特に輪状にする必要はないし、取付けるのは 紐５の他鉤金具でも構わない。

【００２４】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２５】 請求項１の太突起付きつぼ刺激具においては、基体の表面にこけし状細突起が 複数本装着してあるので、本体部分を掌で軽く握ったり、強く握ったりを繰り返 すことにより、掌の全面、及び五本の指に存在する複数のつぼを刺激することが 出来る。

【００２６】 また、請求項１の太突紀付きつぼ刺激具においては、基体の長手方向の一端に 、、中太突起が装着してあるので、その先端部分で首、背中、腕、脚、足の裏等 に存在する点状のつぼを刺激することが出来る。この時、本体部分を掌で握って 行うことになるので、掌の全面と五本の指に存在する複数のつぼも同時に刺激出 来る。

【００２７】 上記のように、同時に二か所のつぼを刺激出来るので、それだけつぼを刺激す る時間が短縮できる。

【００２８】 また、請求項２の太突起付きつぼ刺激具においては、一端に中太突起が、もう 一端には太突起が装着してあるので、点状のつぼも、面状のつぼも刺激出来る。 即ち、本考案の太突起付きつぼ刺激具一基で、体に存在する全てのつぼの刺激に 対応出来ると共に、筋肉痛のマッサージも出来る。

【００２９】 また、基体に装着してある全ての突起の先端は、球面状で滑らかに成形されて いるので、刺激する部分を傷めることがない。

【００３０】 また、請求項１、２の太突起付きつぼ刺激具には、輪状にした紐が取付けてあ ると共に、全体が小型にできているので、保管する場所を心配することもなく、 常時携帯するのに邪魔にならず、キーホルダにも適している。

【００３１】 また、請求項１、２の太突起付きつぼ刺激具は、常時携帯するのに邪魔になら ないことから、歩きながらでも、電車の中ででも、何時でもつぼ刺激ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来市販されている掌マッサージ具の側面図で
ある。

【図２】従来市販されている棒状つぼ刺激具の側面図で
ある。

【図３】本考案の請求項１に係る一実施例の側面図であ
る。

【図４】本考案の請求項２に係る一実施例の斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 本体 Ｂ 中太突起 Ｃ 太突起 １ 基体 ２ 細突起 ３、４ 端部 ５ 紐 ６ 細紐 ７ 太端 ８ 細端 ９ 穴

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】長球状の基体（１）の表面に、細突起
   （２）を複数本装着して本体（Ａ）を構成し、その基体
   （１）の一端部（３）に中太突起（Ｂ）を装着するとと
   もに、基体（１）のもう一端部（４）に紐（５）を取付
   けてなる太突起付きつぼ刺激具。
2. 【請求項２】基体（１）の一端部（４）に太突起（Ｃ）
   を取付けてなる請求項１記載の太突起付きつぼ刺激具。