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JP3001142B2 - 電線ジョイント装置と電線ジョイント方法及び電線検尺方法 - Google Patents

電線ジョイント装置と電線ジョイント方法及び電線検尺方法

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Publication number
JP3001142B2
JP3001142B2 JP5231334A JP23133493A JP3001142B2 JP 3001142 B2 JP3001142 B2 JP 3001142B2 JP 5231334 A JP5231334 A JP 5231334A JP 23133493 A JP23133493 A JP 23133493A JP 3001142 B2 JP3001142 B2 JP 3001142B2
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JP
Japan
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branch line
line
branch
wire
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Application number
JP5231334A
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JPH0785939A (ja
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修二 三室
昭一 渡辺
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH0785939A publication Critical patent/JPH0785939A/ja
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基線と枝線とを同一機
内で検尺・切断・皮剥きをして自動的に接続させる電線
ジョイント装置と電線ジョイント方法及び該電線ジョイ
ント方法に用いられる電線検尺方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に用いるワイヤーハーネス等にお
いて、基線の中間部に枝線の端部を接続する電線ジョイ
ント装置が提案されており(例えば、特開昭63−93
48号公報等)、また、我々は図10及び図11に示す
ような電線処理方法及び電線処理装置を過去に提案した
(特開昭55−144671号公報及び特開昭55−1
44676号公報)。この電線処理装置81は、電線曲
り矯正ローラ82と、一対の電線検尺ローラ83と、該
電線検尺ローラ83から送り出された電線84を反転さ
せる反転円板85と、該反転円板85のクランプ86
(図11)に把持された電線84の基部を切断するカッ
タ87と、支持台88上にUターンして載置される電線
84をクランプする搬送爪89と、電線84の両端部を
皮剥きする皮剥き機90と、皮剥き検査機91と、端子
圧着機92とにより構成される。
【0003】前記反転円板85は、図11に示すように
電線導出ノズル93から電線検尺ローラ83により送り
出された電線84の先端部を一方のクランプ86で把持
した状態で180°回転させ、該電線検尺ローラ83で
さらに電線84を送り出して反転円板85の前方に電線
84をU字状に突出させるものである。該電線84の基
部は他方のクランプ86で把持され、前記カッタ87で
切断される。そして電線84の両端部84aは該クラン
プ86から前述のチェーン駆動の搬送爪89に移し換え
られ、前記皮剥き機90による皮剥きを経て両端部84
aに端子94が圧着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら従来の電
線ジョイント装置にあっては、基線、枝線の切断、中間
部及び端末部の皮剥き、端末部への端子圧着等の加工処
理を予め施す必要がある。一方、前記電線処理装置81
は一本の電線84の両端部84aに端子94を圧着させ
るためのものであり、該電線84の中間部に図示しない
枝線を接続させるためには、別の工程で枝線の一端部に
端子を圧着させると共に該枝線の他端部を皮剥きし、さ
らに別の工程で、電線84の中間部に皮剥き部を形成
し、その皮剥き部に該枝線の他端部を端子でジョイント
圧着させる必要がある。そのため、電線のジョイント作
業には多くの工数がかかり、また電線のジョイント位置
の変更を行う場合には、中剥き位置を変える作業が面倒
でさらに多くの手間を要する等解決すべき課題が多い。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、基線の中間
部に枝線の端末を接続するに際して同一の装置で接続で
、しかも電線の中間部の皮剥き位置を変更したりする
ことが容易に行える電線ジョイント装置と電線ジョイン
ト方法及びその電線ジョイント方法に用いられる電線
尺方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電線ジョイント装置は、基線の中間部に枝
線の端部を接続する電線ジョイント装置であって、枝線
を送り出す枝線検尺ローラと、両側に枝線クランプを有
していて回転することにより該枝線を反転させてU字状
に繰り出させる反転円板と、枝線を切断する枝線カッタ
と、該枝線クランプから枝線の両端部を受け渡される枝
線搬送爪と、該枝線の両端部を皮剥きする枝線皮剥き機
と、該枝線の一端部に端子を圧着する枝線圧着機と、前
記枝線が接続されるべき基線を送り出す基線検尺ローラ
と、該基線検尺ローラにより送り出された基線の中間部
を皮剥きする中剥き機と、該基線の両端部をクランプす
る基線搬送爪と、該基線を切断する基線カッタと、該基
線の両端部を皮剥きする基線皮剥き機と、該基線の両端
部に端子を圧着する基線圧着機と、前記枝線の他端部と
該基線の中間部とを接続させるジョイント圧着機と、が
設けられ、前記枝線の一端部を枝線搬送爪から取り外す
第一チャック爪と、該枝線の他端部を枝線搬 送爪から取
り外す第二チャック爪と、該第二チャック爪から該枝線
の他端部を受け渡され、該他端部を前記ジョイント圧着
機内に移送させる移動クランプと、前記基線検尺ローラ
から送り出される基線をクランプする基線クランプを両
側に有する反転ヘッドと、該反転ヘッドを前記基線検尺
ローラからの基線送り方向に直線的に往復移動させるリ
ニア移動装置とを具備し、該反転ヘッドにより前記基線
の中剥き部を前記ジョイント圧着機内に位置させて前記
枝線の他端部と接続させ、且つ基線クランプから基線の
両端部を前記基線搬送爪に受け渡すようにしたことを特
徴とする。
【0007】本発明の電線ジョイント方法は、基線の中
間部に枝線の端部を接続するために、枝線検尺ローラに
よって送り出された枝線を両側に枝線クランプを有する
反転円板で反転させてU字状に繰り出してクランプし、
この状態で枝線繰り出し側を切断した後、枝線クランプ
から枝線の両端部を枝線搬送爪に受け渡し、枝線皮剥き
機で枝線の両端部を枝線皮剥き機で皮剥きすると共に枝
線圧着機で該枝線の一端部に端子を圧着し、前記枝線が
接続されるべき基線を基線検尺ローラで送り出すと共に
該基線の中間部を中剥き機で皮剥きし、該基線の両端部
をクランプする基線搬送爪でクランプすると共に繰り出
し側を切断し、該基線の両端部を基線皮剥き機で皮剥き
すると共に基線圧着機で該基線の両端部に端子を圧着
し、前記枝線の他端部と基線の中間部とをジョイント圧
着機で接続する電線ジョイント方法であって、枝線搬送
爪に把持された枝線をチャック爪で取り外してジョイン
ト圧着機に移送し、基線検尺ローラで送られる基線を反
転ヘッドで把持すると共に、該反転ヘッドを基線検尺ロ
ーラの電線送り方向に直線的に往復移動させるようにし
たリニア移動装置により直線移動させ、前記基線検尺ロ
ーラの回転動作と前記反転ヘッドの直線移動と前記反転
ヘッドの反転動作とにより基線の中剥きすべき部位を設
定すると共に該中剥き部位を前記基線検尺ローラと反転
ヘッドとの間の中剥き機上に位置させて皮剥きし、該基
線の中剥き部をジョイント圧着機内に移送して該中剥き
部と前記枝線の他端部とを接続させることを特徴とす
る。
【0008】そして、本発明の電線検尺方法は、基線の
中間部に枝線の端部を接続するため に、枝線検尺ローラ
によって送り出された枝線を両側に枝線クランプを有す
る反転円板で反転させてU字状に繰り出してクランプ
し、この状態で枝線繰り出し側を切断した後、枝線クラ
ンプから枝線の両端部を枝線搬送爪に受け渡し、枝線皮
剥き機で枝線の両端部を枝線皮剥き機で皮剥きすると共
に枝線圧着機で該枝線の一端部に端子を圧着し、前記枝
線が接続されるべき基線を基線検尺ローラで送り出すと
共に該基線の中間部を中剥き機で皮剥きし、該基線の両
端部をクランプする基線搬送爪でクランプすると共に繰
り出し側を切断し、該基線の両端部を基線皮剥き機で皮
剥きすると共に基線圧着機で該基線の両端部に端子を圧
着し、前記枝線の他端部と基線の中間部とをジョイント
圧着機で接続する電線ジョイント方法に用いられる電線
検尺方法であって、基線検尺ローラで送られる基線を反
転ヘッドで把持すると共に、該反転ヘッドを基線検尺ロ
ーラの電線送り方向に直線的に往復移動させるようにし
たリニア移動装置により直線移動させ、前記基線検尺ロ
ーラの回転運動と前記反転ヘッドの直線運動と前記反転
ヘッドの反転運動とによる電線の移動距離の総和により
電線の検尺を行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】枝線検尺ローラで送り出された枝線は、一端部
が反転円板の一方の枝線クランプで把持された状態で反
転円板の回転により反転し、更に前記枝線検尺ローラで
所定長さ送り出されることによりU字状に繰り出され、
他端部側が前記反転円板の他方の枝線クランプで把持さ
れると共に繰り出し側の基端部が切断され、その両端部
は前記枝線クランプから枝線搬送爪に受け渡される。こ
の状態で搬送され、両端部の皮剥き、一端部への端子の
取付け、等が行われるこのようにして一端に端子が取
り付けられた枝線はチャック爪により枝線搬送爪から取
り外され、移動クランプに受け渡される。移動クランプ
は移動して枝線の皮剥きされた端部をジョイント圧着機
内に位置させる。一方、基線はリニア移動装置の反転ヘ
ッドの一方のクランプで先端方を把持されて直線的に延
ばされ、且つ反転されると共に、基線検尺ローラでヘッ
ド前方にU字状に繰り出される。該基線の中剥き部位、
即ち、ジョイント位置は基線検尺ローラの回転と反転ヘ
ッドの直線移動と該反転ヘッドの回転の三通りの検尺手
段の組み合わせにより所望の位置が設定される。そして
基線の中剥き部は回転ヘッドの直線運動でジョイント圧
着機内に移動、枝線の皮剥き部と重なった状態で接続
される。ジョイントが完了した基線は反転ヘッドのクラ
ンプから基線搬送爪に移し換えられて両端部に端子が圧
着される。
【0010】
【実施例】図1〜7は本発明に係る電線ジョイント装置
を示すものである。電線ジョイント装置1は、概略的に
は、図1に示すように、右側から枝線2を供給し、中央
から基線3を供給してリニア移動装置4により該基線3
の中剥き部5(図3)を中央前方のジョイント圧着機6
に移動させ、該ジョイント圧着機6により基線3と枝線
2とを接続させた後、左側へ移送しつつ基線3の両端部
端子圧着を行わせるものである。
【0011】該枝線2は、図示しない電線ロールから水
平な種別ノズル7を経て曲り矯正ローラ8を通り枝線
尺ローラ9で長さを検尺されつつ前方へ押し出され、反
転円板10の一方のクランプ11に先端方を把持された
状態で該反転円板の回転により反転され、他方のクラン
プ12を開いた状態で前記枝線検尺ローラ9が更に回転
することにより前方にU字状に繰り出された後、クラン
プ12を閉じて把持される。そして枝線カッタ73で切
断され、チェーン駆動の枝線搬送爪13に把持されて皮
剥き機14により両端部の被覆が除去され、皮剥き検査
装置15を経て、圧着機16により一端部に端子17が
圧着される。ここまでの工程は我々の提案に係る前記電
線処理装置と同様である。
【0012】そして、前後及び上下に移動可能な第一チ
ャック爪18により枝線搬送爪13から枝線2の一端部
(端子側)が取り外され、後述のように、前後及び上下
に移動可能な一対の曲り直し爪19により前方に延ばさ
れてU字状の曲りが矯正される。
【0013】前記第一チャック爪18は図2の如く枝線
搬送爪13の前後に掴み部18aを有すると共に逆凹字
状に形成されていて枝線搬送爪13を逃げる形状とな
っており、開閉シリンダ20を介して縦シリンダ21で
上下方向に、横シリンダ22でガイドバー23上を前後
方向にそれぞれ移動できる構成である。第一チャック爪
18が下降して枝線2を掴むと枝線搬送爪13が開き、
第一チャック爪18は上昇して前進し、枝線2の一端部
を離す。一端部側が自由になった枝線2は図1の曲り直
し爪19により他端部側から一端部側にかけて曲り矯正
される。
【0014】該曲り直し爪19は閉じた状態で内周面が
ループ状となり、ループ24内を端子17付きの枝線2
が遊嵌して通り抜ける。なお枝線2が長い場合はループ
24を開いて枝線2を外す。該曲り直し爪19も縦シリ
ンダ25と横シリンダ26により上下及び前後に移動可
能である。
【0015】曲り矯正後に該枝線2の他端部(皮剥き
側)は第二チャック爪27により枝線搬送爪13から取
り外され、枝線搬送爪13後方の移動クランプ28に受
け渡される。図3,4の如く該第二チャック爪27も前
記第一チャック爪18と同様に枝線搬送爪13を逃げる
掴み部27aを有し、縦シリンダ29と横シリンダ30
とで上下及び前後に移動可能である。該第二チャック爪
27は枝線搬送爪13の上方に対向して開閉シリンダ3
1により開閉し、枝線2を掴んで移動クランプ28に受
け渡す。
【0016】図3,4の如く該移動クランプ28は枝線
搬送爪13の後方で枝線搬送爪13と平行に位置し、装
置本体32に設置された横シリンダ33と該横シリンダ
33上の前後シリンダ34とにより枝線搬送爪13の移
動方向及びそれと直交する方向に移動できる構成であ
る。該移動クランプ28は開閉シリンダ35により左右
に開閉し、上方の第二チャック爪27の中央の凹部27
b内に係入した状態で枝線2を受け取り、横シリンダ3
3により搬送爪移動方向に移動し、前後シリンダ34に
より後方に移動して、ジョイント圧着機6の上型36と
下型37の間に枝線2の他端方の皮剥き部2aを位置さ
せる。該下型37にはジョイント用のU字状端子38が
自動セットされる。
【0017】なお、前記ジョイント圧着機6は図4の如
く移動クランプ28の横移動と平行に図示しない送り機
構により横方向に移動可能であり、移動前において、図
3の基線3を把持したリニア移動装置4の反転ヘッド3
9の直進路を確保する。また、該ジョイント圧着機6の
別の例として端子38を使わずに基線3と枝線2とをジ
ョイント熱圧着させるものでもよい。
【0018】前記リニア移動装置4は図1,5の如く
搬送爪13,40の移動方向に対して直交する方向に
設置され、反転ヘッド39を基線3の導出方向に直線的
に往復移動できる構成である。基線3はテンション検知
機41を経て前記枝線2と同様に種別ノズル42から矯
正ローラ43を通って一対の基線検尺ローラ44に送ら
れ、先端方反転ヘッド39の一方のクランプ46aに
把持され、反転ヘッド39を反転した状態(図1)で該
基線検尺ローラ44により前方にU字状に繰り出され
る。
【0019】前記基線検尺ローラ44の前方には基線3
の中間部の被覆を剥ぐ中剥き機47が設置され、該中剥
き機47の前方には一対のカッタ48aを有する切断機
48が設置され、該切断機48の前方にチェーン駆動の
基線搬送爪40が設置される。そして基線3の中剥き位
置はリニア移動装置4の反転ヘッド39の直線移動と該
反転ヘッド39の反転動作と基線検尺ローラ44の回動
の三手段により所望の位置に設定され、中剥き部5(図
3)は該反転ヘッド39の前進により図3の如くジョイ
ント圧着機6の上型36と下型37との間に移送され、
枝線2の端末皮剥き部2a上に重なって位置する。
【0020】前記リニア移動装置4は、図5,6の如く
の上部レール49に係合した横スライダ50と、該横ス
ライダ50の延長板51に貫通したネジ軸52と、該横
スライダ50上に設置されて該ネジ軸52をプーリ駆動
する上下動用サーボモータ53と、該ネジ軸52の下部
に固定された上下移動台54と、該移動台54に回動自
在に貫通したヘッド軸55と、該移動台54上に設置さ
れて該ヘッド軸55をプーリ駆動する反転用サーボモー
タ56と、該ヘッド軸55の先端に固定された前記反転
ヘッド39とにより概ね構成される。なお該横スライダ
50は装置本体57内のモータ58によるネジ軸59の
回動等で駆動される。また上下移動台54にはスライド
突部60が形成され、横スライダ50の延長板51に該
スライド突部60に対する上下方向のガイド61が形成
されている。
【0021】前記反転ヘッド39は、図5〜7の如く両
側にアーム状に設けられた一対の基線クランプ46a,
46bと、半円状の後部アール62を有して周上に基線
挿通用の周溝63を形成したヘッド本体64と、該基線
クランプ46a,bを開閉する前方のアクチュエータ6
5とにより構成される。該基線クランプ46a,bは図
5の如く前記チャック爪27と同様に逆凹字状に形成さ
れ、切断機48前方の基線搬送爪40を中央の凹溝46
c内に入れた状態でジョイント終了後の基線3を該基線
搬送爪40に受け渡すようになっている。また、該凹溝
46cは切断機48上の位置決めバー67に係合して反
転ヘッド39の初期位置が設定される。基線搬送爪40
の前方には基線補助クランプ68を設けてジョイント圧
着時の基線3の弛みを防止することも可能である。
【0022】中剥き機47の一対のカッタ47aで被覆
を皮剥きされた(一例として被覆を長手方向片側に寄せ
られた)基線3の中剥き部5(図3)は、反転ヘッド3
9に把持されて直線的に前進しジョイント圧着機6内
(上型36と下型37の間)に位置する。なお反転ヘッ
ド39の移動に際してジョイント圧着機6は干渉しない
ように図4の鎖線の如く横方向へ移動できる。該中剥き
部5の位置設定は反転ヘッド39の直線移動と反転移動
基線検尺ローラ44の回動とを適宜組み合わせて行わ
れる。
【0023】図8(a) 〜(g) は枝線2と基線3のジョイ
ント位置の設定及び基線3の長さの設定を行わせる電線
検尺方法の一例を示すものである。すなわち先ず(a)
の如く曲り矯正ローラ43から基線検尺ローラ44を経
て送られた基線3の先端方を反転ヘッド39の一方のク
ランプ46aで把持する。次いで(b) の如く反転ヘッド
39を基線搬送爪40(図5)のライン40′まで前進
させて180°反転させ、基線3をヘッド39の後部ア
ール62に沿わせてU字状に屈曲させる。さらに(c) の
如く他方のクランプ46bを開いたまま基線検尺ローラ
44を回転させて基線3を送り出し、ヘッド39の前方
に基線3をU字状に突出させる。その後、中剥き機47
で基線3の中剥きを行う。
【0024】そして(d) の如く該反転ヘッド39を更に
前進させて基線3の中剥き部5(図3)をジョイント圧
着位置イ(ジョイント圧着機6(図3)内)に位置さ
せ、中剥き部5と枝線3の端部とを端子38で圧着接続
させる。次いでクランプ46bを開いて反転ヘッド39
基線搬送爪40のライン40′まで後退させる。その
後、基線検尺ローラ44により基線3を更に繰り出す。
さらに、(f) の如く切断機48の一対のカッタ48aで
基線3の基部を切断し、U字状の基線3を反転ヘッド3
9のクランプ46から基線搬送爪40に受け渡す。最後
に(g) の如く反転ヘッド39が直線的に後退すると共に
再度反転して原位置に復帰する。この方法により枝線2
は基線3の基端寄りにジョイントされる。
【0025】図9(a) 〜(f) は電線検尺方法の他の例を
示すものである。この例は(a) の如く反転ヘッド39が
初期位置で基線3をクランプした状態で中剥き機47に
より基線3の中剥きを行い、(b) の如く反転ヘッド39
の前進により中剥き部5をジョイント圧着位置イに位置
させ、枝線2を接続後、(c) の如く反転ヘッド39を反
転し、(d) の如く反転ヘッド39を後退させると同時
に、基線検尺ローラ44で基線3を前方に繰り出し、
(e) の如く基線3をカッタ48aで切断して基線搬送爪
40に受け渡し、(f) の如く反転ヘッド39を更に後退
させて反転して元位置に復帰させるものである。この方
法により枝線2は基線3の先端寄りにジョイントされ
る。
【0026】またその他の例として図8(b) において
反転ヘッド39を反転させると同時に中剥きし、該反転
ヘッド39をそのまま前進させてジョイント位置イを出
すことも可能である。なお、反転ヘッド39の直進動作
例えばリニア移動装置4の駆動モータの信号(回転
数)から検尺長さを演算させ、反転ヘッド39の反転動
作は反転の有無により検尺長さを加算させ、基線検尺ロ
ーラ44の回転動作はローラ駆動モータの信号から検尺
長さを演算させ得る。またジョイント位置イや基線長さ
のデータ入力はパソコンのキーボード操作で行い得る。
【0027】ジョイント圧着して基線搬送爪40に受け
渡された基線3は基線両端部に対する図示しないトリム
機を経て図1の如く皮剥き機69により両端部を皮剥き
され、皮剥き検査機70の検査を経て、圧着機71によ
り両端皮剥き部3aに順次端子72を圧着て、図示し
ない載置装置のハンドにより製品溜め部に一定数をスト
ック、結束用のテーピング機を経て製品受け部に搬送
される。これらは全て電線ジョイント装置1において自
動的に行われる。
【0028】
【発明の効果】本発明の電線ジョイント装置によれば
一つの装置で基線の中間部に枝線の端部を自動的に接続
させることができるから、ジョイント作業を極めて効率
的に行うことができる。さらに、リニア移動装置の反転
ヘッドの直進動作と反転動作と基線検尺ローラの回転動
作とを適宜組み合わせて、基線における枝線のジョイン
ト位置と基線の全長とを簡単且つ確実に変更することが
でき、枝線の長さ変更と合わせて多種のジョイント電線
の製造を一つの装置で効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線ジョイント装置を示す全体斜
視図である。
【図2】枝線の一端部を搬送爪からチャック爪で取り外
す状態を示す側面図である。
【図3】枝線の他端部を移動クランプに受け渡してジョ
イント圧着機内に搬送する状態を示す側面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】基線をリニア移動装置の反転ヘッドで直進且つ
反転させる状態を示す側面図である。
【図6】リニア移動装置を示す正面図である。
【図7】反転ヘッドを示す図6の矢視A下面図である。
【図8】(a) 〜(g) はリニア移動装置と検尺ローラとを
用いた電線検尺方法の一例を示す平面図である。
【図9】(a) 〜(f) は同じく電線検尺方法の他の例を示
す平面図である。
【図10】従来の電線処理装置を示す全体斜視図であ
る。
【図11】同じく反転円板と検尺ローラを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 電線ジョイント装置 2 枝線 4 リニア移動装置 5 中剥き部 6 ジョイント圧着機 9,44 枝線検尺ローラ,基線検尺ローラ 10 反転円板 11,12,46a,46b クランプ13 枝線搬送爪 14,69 皮剥き機 17,38,72 端子 16,71 圧着機 47 中剥き機 18 第一チャック爪 27 第二チャック爪 28 移動クランプ 39 反転ヘッド40 基線搬送爪 48a カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 - 43/28 H01R 4/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基線の中間部に枝線の端部を接続する電
    線ジョイント装置であって、枝線を送り出す枝線検尺ロ
    ーラと、両側に枝線クランプを有していて回転すること
    により該枝線を反転させてU字状に繰り出させる反転円
    板と、枝線を切断する枝線カッタと、該枝線クランプか
    ら枝線の両端部を受け渡される枝線搬送爪と、該枝線の
    両端部を皮剥きする枝線皮剥き機と、該枝線の一端部に
    端子を圧着する枝線圧着機と、前記枝線が接続されるべ
    き基線を送り出す基線検尺ローラと、該基線検尺ローラ
    により送り出された基線の中間部を皮剥きする中剥き機
    と、該基線の両端部をクランプする基線搬送爪と、該基
    線を切断する基線カッタと、該基線の両端部を皮剥きす
    る基線皮剥き機と、該基線の両端部に端子を圧着する基
    線圧着機と、前記枝線の他端部と該基線の中間部とを接
    続させるジョイント圧着機と、が設けられ、前記枝線の
    一端部を枝線搬送爪から取り外す第一チャック爪と、該
    枝線の他端部を枝線搬送爪から取り外す第二チャック爪
    と、該第二チャック爪から該枝線の他端部を受け渡さ
    れ、該他端部を前記ジョイント圧着機内に移送させる移
    動クランプと、前記基線検尺ローラから送り出される基
    をクランプする基線クランプを両側に有する反転ヘッ
    と、該反転ヘッド前記基線検尺ローラからの基線送
    り方向に直線的に往復移動させるリニア移動装置とを具
    備し、該反転ヘッドにより前記基線の中剥き部を前記
    ョイント圧着機内に位置させて前記枝線の他端部と接続
    させ、且つ基線クランプから基線の両端部を前記基線搬
    送爪に受け渡すようにしたことを特徴とする電線ジョイ
    ント装置。
  2. 【請求項2】 基線の中間部に枝線の端部を接続するた
    めに、枝線検尺ローラによって送り出された枝線を両側
    に枝線クランプを有する反転円板で反転させてU字状に
    繰り出して把持し、この状態で枝線繰り出し側を切断し
    た後、枝線クランプから枝線の両端部を枝線搬送爪に受
    け渡し、枝線皮剥き機で枝線の両端部を枝線皮剥き機で
    皮剥きすると共に枝線圧着機で該枝線の一端部に端子を
    圧着し、前記枝線が接続されるべき基線を基線検尺ロー
    ラで送り出すと共に該基線の中間部を中剥き機で皮剥き
    し、該基線の両端部をクランプする基線搬送爪で把持す
    ると共に繰り出し側を切断し、該基線の両端部を基線皮
    剥き機で皮剥きすると共に基線圧着機で該基線の両端部
    に端子を圧着し、前記枝線の他端部と基線の中間部とを
    ジョイント圧着機で接続する電線ジョイント方法であっ
    て、 枝線搬送爪に把持された枝線をチャック爪で取り外して
    ジョイント圧着機に移送し、基線検尺ローラで送られる
    基線を反転ヘッドで把持すると共に、該反転ヘッドを基
    線検尺ローラの電線送り方向に直線的に往復移動させる
    ようにしたリニア移動装置により直線移動させ、前記
    線検尺ローラの回転動作と前記反転ヘッドの直線移動と
    前記反転ヘッドの反転動作とにより基線の中剥きすべき
    部位を設定すると共に該中剥き部位を前記基線検尺ロー
    ラと反転ヘッドとの間の中剥き機上に位置させて皮剥き
    し、該基線の中剥き部をジョイント圧着機内に移送して
    該中剥き部と前記枝線の他端部とを接続させることを特
    徴とする電線ジョイント方法。
  3. 【請求項3】 基線の中間部に枝線の端部を接続するた
    めに、枝線検尺ローラによって送り出された枝線を両側
    に枝線クランプを有する反転円板で反転させてU字状に
    繰り出してクランプし、この状態で枝線繰り出し側を切
    断した後、枝線クランプから枝線の両端部を枝線搬送爪
    に受け渡し、枝線皮剥き機で枝線の両端部を枝線皮剥き
    機で皮剥きすると共に枝線圧着機で該枝線の一端部に端
    子を圧着し、前記枝線が接続されるべき基線を基線検尺
    ローラで送り出すと共に該基線の中間部を中剥き機で皮
    剥きし、該基線の両端部をクランプする基線搬送爪でク
    ランプすると共に繰り出し側を切断し、該基線の両端部
    を基線皮剥き機で皮剥きすると共に基線圧着機で該基線
    の両端部に端子を圧着し、前記枝線の他端部と基線の中
    間部とをジョイント圧着機で接続する電線ジョイント方
    法に用いられる電線検尺方法であって、 基線検尺ローラで送られる基線を反転ヘッドで把持する
    と共に、該反転ヘッドを基線検尺ローラの電線送り方向
    に直線的に往復移動させるようにしたリニア移動装置に
    より直線移動させ、前記基線検尺ローラの回転運動と
    反転ヘッドの直線運動と前記反転ヘッドの反転運動と
    による電線の移動距離の総和により電線の検尺を行うこ
    とを特徴とする電線検尺方法。
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