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JP3000881B2 - フィルムのラミネート方法及びその方法に使用する案内部材 - Google Patents

フィルムのラミネート方法及びその方法に使用する案内部材

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Publication number
JP3000881B2
JP3000881B2 JP7048540A JP4854095A JP3000881B2 JP 3000881 B2 JP3000881 B2 JP 3000881B2 JP 7048540 A JP7048540 A JP 7048540A JP 4854095 A JP4854095 A JP 4854095A JP 3000881 B2 JP3000881 B2 JP 3000881B2
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JP
Japan
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guide member
films
film
upper layer
laminating
Prior art date
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Application number
JP7048540A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08244192A (ja
Inventor
憲治 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7048540A priority Critical patent/JP3000881B2/ja
Publication of JPH08244192A publication Critical patent/JPH08244192A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2枚のフィルムを熱
可塑性の接着剤を介して重ね合わせ、これを一対のヒー
タローラに挟み込んで加熱しながら2枚のフィルムを貼
り合わせるフィルムのラミネート方法及びこのラミネー
ト方法に使用されるフィルムの案内部材に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚のフィルムを貼り合わせるフィルム
のラミネート方法としては、以下のような方法が一般的
に行われている。即ち、図5(a)に示すように、ラミ
ネートしようとする2枚のフィルム51、52のそれぞ
れの片面に熱可塑性の接着剤を塗布して接着層(図示せ
ず)を形成し、同図(b)に示すように、この接着層同
士が接触するように2枚のフィルム51、52を重ね合
わせ、この状態で2枚のフィルム51、52を、同図
(c)に示すように、一対のヒーターローラ53に挟み
込んで加熱しながら送り出すことでラミネートフィルム
50が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法でフィルムをラミネートする場合、フィルム51、5
2の厚さがある程度厚く、重ね合わされた2枚のフィル
ム51、52自体に腰がある場合には特に問題は生じな
いが、フィルム51、52の厚さが薄く、重ね合わされ
た2枚のフィルム51、52自体に腰がない場合には、
図5(d)に示すように、前記ヒーターローラ53によ
って加熱され、送り出されたラミネートフィルム50が
その熱及びその他の影響を受けて、送り出された後もヒ
ータローラ53の表面に貼り付いた状態となって巻き込
まれてしまうといった問題がある。
【0004】そこで、この発明の課題は、薄くて腰のな
いフィルムであっても、ヒータローラに巻き込まれるこ
とがなく、確実にラミネートすることのできるフィルム
のラミネート方法及びその方法に使用する案内部材を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、2枚のフィルムを熱可塑性の接着剤を
介して重ね合わせ、これを一対のヒータローラに挟み込
んで加熱しながら前記2枚のフィルムを貼り合わせるフ
ィルムのラミネート方法において、前記ヒータローラに
挟み込む際に、重ね合わされた2枚のフィルムの先端部
に、その重ね合わされた2枚のフィルムより可撓性の小
さいシート状の案内部材を取り付け、この案内部材から
前記ヒータローラに挟み込むようにしたのである。
【0006】そして、上述したラミネート方法に使用す
る前記案内部材としては、ラミネートするために重ね合
わされた2枚のフィルムより可撓性が小さいシート状の
材料によって形成されており、その後端部に、重ね合わ
された2枚の前記フィルムの先端部を挟み込む、上層及
びこの上層と分離された下層からなる挟持部を有してい
るものが適しており、特に、上層又は下層のいずれか一
方の長さを他方より短くしておくことが好ましい。
【0007】
【作用】以上のように構成されたフィルムのラミネート
方法によれば、ラミネートしようとするフィルムの先端
に可撓性の小さい案内部材が取り付けられているので、
最初に送り出される案内部材がヒータローラに貼り付く
ことがなく、それに続くフィルムもその案内部材に導か
れるので、ヒータローラに巻き付くことなくスムースに
送り出される。
【0008】また、以上のように構成された案内部材
は、上層と下層とに分離された挟持部にラミネートしよ
うとするフィルムの先端を挟み込むだけでフィルムの先
端に案内部材が取り付けられる。特に、上層又は下層の
いずれか一方の長さが他方に比べて短いものにあって
は、一方の先端縁が他方の面上に位置しているので、挟
持部にフィルム先端を挟み込む際に上層を下層から分離
し易い。
【0009】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は、このフィルムのラミネート方法による作業
工程図を示している。同図(a)に示すように、まず、
ラミネートしようとする2枚のフィルム11、12のそ
れぞれの片面に熱可塑性の接着剤を塗布して接着層(図
示せず)を形成する。次に、同図(b)に示すように、
この接着層同士が接触するように2枚のフィルム11、
12を重ね合わせた後、同図(c)に示すように、この
重ね合わされた2枚のフィルム11、12の先端に案内
部材20を取り付ける。
【0010】この案内部材20は、図2に示すように、
重ね合わされた2枚の前記フィルム11、12より厚
く、しかも腰のある(可撓性が小さい)同一サイズの2
枚の合成樹脂フィルム21、22を接着剤によって貼り
合わせたものであり、その後端部には上層であるフィル
ム21と下層であるフィルム22とが互いに貼り合わさ
れずに分離された状態にある挟持部23が形成されてい
る。
【0011】従って、この案内部材20の挟持部23に
前記フィルム11、12の先端部を挟み込むと、合成樹
脂フィルム特有の粘性等によってフィルム11、12と
案内部材20を構成している合成樹脂フィルム21、2
2とがある程度密着してその取り付け状態が保持され
る。
【0012】そして、このようにして先端部に案内部材
20が取り付けられたフィルム11、12を、図1
(d)に示すように、その案内部材20の先端部から一
対のヒータローラ13に挟み込んで、加熱、押圧しなが
ら送り出すと、前記フィルム11、12に形成された熱
可塑性の接着剤が加熱溶解され、フィルム11、12が
相互に接着されたラミネートフィルム10が形成され
る。この時、このラミネートフィルム10の先端には、
厚く、腰のある案内部材20が取り付けられているた
め、その案内部材20自体がヒータローラ13のローラ
表面に貼り付くことはなく、そのままストレート状態で
前方に送り出される。従って、形成されたラミネートフ
ィルム10(フィルム11、12)も、その案内部材2
0に導かれてストレート状態で前方に送り出され、前記
ヒータローラ13に貼り付いて巻き込まれることがな
い。
【0013】なお、この実施例においては、単品のラミ
ネートフィルム10の製造について説明したが、ロール
状に巻かれた2枚の連続フィルムをそれぞれのロールか
ら繰り出しながら連続的にラミネートするような連続処
理の場合にも適用でき、かかる場合に、作業効率が向上
すると共にフィルムのロスがなくなって経済面において
も有利になるという、このラミネート方法特有の効果が
顕著に発揮される。
【0014】また、前記実施例では、上述したように同
一サイズの2枚の合成樹脂フィルム21、22によって
案内部材20を形成したが、これに限定されるものでは
なく、例えば、図3に示すように、2枚の合成樹脂フィ
ルム21、22のうち、上層となる合成樹脂フィルム2
1の長さを、下層となる合成樹脂フィルム22より短く
することにより、前記挟持部23において、合成樹脂フ
ィルム21の先端縁が合成樹脂フィルム22の先端縁よ
り内側に入り込むようにしておくと、合成樹脂フィルム
22に重なっている合成樹脂フィルム21を下層の合成
樹脂フィルム22から分離し易いので、案内部材20の
フィルム11、12先端への取り付け作業性がさらに向
上する。また、上層の合成樹脂フィルム21、および下
層の合成樹脂フィルム22が同一長さであっても、いず
れか一方の先端縁の一部に切り欠きを設けておくと、同
様の効果が得られる。
【0015】また、上層を構成する合成樹脂フィルム2
1は、挟持部23を除いて下層である合成樹脂フィルム
22の全面を覆う必要はないので、例えば、図4に示す
ように、挟持部23及びその近傍を部分的に覆う大きさ
のものを使用することもできる。
【0016】さらに、前記案内部材20は、合成樹脂フ
ィルムによって形成されているが、所定の条件(腰の強
さ、耐熱性等)が満足でき、ヒータローラ13に挟み込
めるものであれば、金属、ガラス繊維等他の材料によっ
て形成されたものであってもよい。
【0017】また、このラミネート方法によれば、単に
2枚のフィルムをラミネートするだけでなく、その間に
薄い紙やフィルム等を挟み込んだものやパターン化され
た導体箔を挟み込んだフレキシブル平型回路配線板の製
造にも応用できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明のフィルムのラ
ミネート方法は、重ね合わされた2枚のフィルムをヒー
タローラに挟み込む際に、そのフィルムの先端部に、そ
のフィルムより可撓性の小さいシート状の案内部材を取
り付け、この案内部材から前記ヒータローラに挟み込む
ようにしたため、フィルム自体が薄くて腰がないもので
あってもヒータローラに貼り付いて巻き込まれることが
なく、単品処理のみならず連続処理を効率的に行うこと
ができる。
【0019】また、案内部材を、重ね合わされた2枚の
フィルムより可撓性の小さいシート状の材料によって形
成すると共にその後端部に上層及びこの上層と分離され
た下層からなる挟持部を設けるようにしたため、フィル
ムの先端を前記挟持部の上層と下層との間に挟み込むだ
けで簡単に取り付けることができるので作業性がよい。
特に、上層又は下層のいずれか一方の長さを他方より短
かくしたものにあっては、上層と下層とを分離し易いの
で、案内部材のフィルム先端への取り付け作業性がさら
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例を示すフィルムのラ
ミネート方法の工程図である。
【図2】同上のラミネート方法に使用する案内部材を示
す斜視図である。
【図3】同上のラミネート方法に使用する案内部材の変
形例を示す斜視図である。
【図4】同上のラミネート方法に使用する案内部材の他
の変形例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す工程図である。
【図6】他の従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ラミネートフィルム 11、12 フィルム 13 ヒータローラ 20 案内部材 21、22合成樹脂フィルム 23 挟持部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のフィルムを熱可塑性の接着剤を介
    して重ね合わせ、これを一対のヒータローラに挟み込ん
    で加熱しながら前記2枚のフィルムを貼り合わせるフィ
    ルムのラミネート方法において、 前記ヒータローラに挟み込む際に、重ね合わされた2枚
    のフィルムの先端部に、その重ね合わされた2枚のフィ
    ルムより可撓性の小さいシート状の案内部材を取り付
    け、この案内部材から前記ヒータローラに挟み込むよう
    にしたフィルムのラミネート方法。
  2. 【請求項2】 ラミネートするために重ね合わされた2
    枚のフィルムより可撓性が小さいシート状の材料によっ
    て形成されており、 その後端部に、重ね合わされた2枚の前記フィルムの先
    端部を挟み込む、上層及びこの上層と分離された下層か
    らなる挟持部を有している案内部材。
  3. 【請求項3】 前記上層又は下層のいずれか一方の長さ
    が他方に比べて短くなっている請求項2記載の案内部
    材。
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