JP2999879B2 - バッフルメカニズム - Google Patents
バッフルメカニズムInfo
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- JP2999879B2 JP2999879B2 JP2506992A JP2506992A JP2999879B2 JP 2999879 B2 JP2999879 B2 JP 2999879B2 JP 2506992 A JP2506992 A JP 2506992A JP 2506992 A JP2506992 A JP 2506992A JP 2999879 B2 JP2999879 B2 JP 2999879B2
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000007496 glass forming Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIS型ガラス成形機のブ
ローアンドブロープロセスのためのバッフルメカニズム
に関するものである。
ローアンドブロープロセスのためのバッフルメカニズム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IS型ガラス成形機のブローアンドブロ
ープロセスでは、業界において周知のように粗型へゴブ
が投入された後にバッフルメカニズムによってバッフル
が粗型の上端を閉じ、バッフルからセットルブローエア
ーを噴出してゴブを粗型の下側に向かって加圧し、その
後に下側からカウンターブローが入ってパリソンをブロ
ー成形する。
ープロセスでは、業界において周知のように粗型へゴブ
が投入された後にバッフルメカニズムによってバッフル
が粗型の上端を閉じ、バッフルからセットルブローエア
ーを噴出してゴブを粗型の下側に向かって加圧し、その
後に下側からカウンターブローが入ってパリソンをブロ
ー成形する。
【0003】このカウンターブローが入るときには、セ
ットルブローエアーの通路を閉じてその内部にガラスが
入り込むことを防止する必要がある。従来一般のブロー
アンドブロープロセスでは、粗型へゴブを投入するため
のファンネルを利用してこの問題を解決していた。即
ち、セットルブローはファンネルの上からバッフルを当
てて行うことによりセットルブローエアーの通路をファ
ンネルを利用して確保し、次にカウンターブローが入る
前にファンネルを外してバッフルを直接粗型の上面に密
着させることにより粗型との密着面に形成したセットル
ブローエアーの通路を閉じるようにしたのである。しか
しこの方法では、セットルブローとカウンターブローと
の間にファンネルを除去したうえで再びバッフルを下ろ
す必要があり、この間に無駄な時間を要するために単位
時間当たりの成形数の向上に限界がある。
ットルブローエアーの通路を閉じてその内部にガラスが
入り込むことを防止する必要がある。従来一般のブロー
アンドブロープロセスでは、粗型へゴブを投入するため
のファンネルを利用してこの問題を解決していた。即
ち、セットルブローはファンネルの上からバッフルを当
てて行うことによりセットルブローエアーの通路をファ
ンネルを利用して確保し、次にカウンターブローが入る
前にファンネルを外してバッフルを直接粗型の上面に密
着させることにより粗型との密着面に形成したセットル
ブローエアーの通路を閉じるようにしたのである。しか
しこの方法では、セットルブローとカウンターブローと
の間にファンネルを除去したうえで再びバッフルを下ろ
す必要があり、この間に無駄な時間を要するために単位
時間当たりの成形数の向上に限界がある。
【0004】そこで最近ではファンネルを使用せずに直
接粗型へゴブを投入する方式が開発されている。この場
合にはバッフルは直接粗型に密着するので、上記したよ
うなファンネルとの密着面にセットルブローエアーの通
路を形成する方式を採用することはできず、図5に示し
たような特殊なバッフルを使用する必要がある。
接粗型へゴブを投入する方式が開発されている。この場
合にはバッフルは直接粗型に密着するので、上記したよ
うなファンネルとの密着面にセットルブローエアーの通
路を形成する方式を採用することはできず、図5に示し
たような特殊なバッフルを使用する必要がある。
【0005】この図5に示されたバッフルは米国のエム
ハルト社が開発したビルトインバッフルと呼ばれるもの
で、バッフル本体21の内部に昇降可能な弁体22を設けた
ものである。このビルトインバッフルは、セットルブロ
ーを行う際には弁体22を一点鎖線の位置まで下げてセッ
トルブローエアーの通路23を開き、カウンターブローの
際には実線の位置まで弁体22を引き上げてセットルブロ
ーエアーの通路23を閉じるとともに、パリソン成形に必
要な滑らかなバッフル内面の形状を形成するようにした
ものである。
ハルト社が開発したビルトインバッフルと呼ばれるもの
で、バッフル本体21の内部に昇降可能な弁体22を設けた
ものである。このビルトインバッフルは、セットルブロ
ーを行う際には弁体22を一点鎖線の位置まで下げてセッ
トルブローエアーの通路23を開き、カウンターブローの
際には実線の位置まで弁体22を引き上げてセットルブロ
ーエアーの通路23を閉じるとともに、パリソン成形に必
要な滑らかなバッフル内面の形状を形成するようにした
ものである。
【0006】しかしこのビルトインバッフルは単位時間
当たりの成形数の向上には寄与するものの、バッフル本
体21と弁体22とのスライド面24のラインがパリソンの表
面に残るため、成形されたガラス壜の底面がみにくくな
るという問題がある。このラインは品質上は全く問題が
ないものの、商品の外観に厳しいわが国においては好ま
しくないものであった。またある種の検査機において
は、このラインが障害となり充分な自動検査ができない
などの問題が生じていた。
当たりの成形数の向上には寄与するものの、バッフル本
体21と弁体22とのスライド面24のラインがパリソンの表
面に残るため、成形されたガラス壜の底面がみにくくな
るという問題がある。このラインは品質上は全く問題が
ないものの、商品の外観に厳しいわが国においては好ま
しくないものであった。またある種の検査機において
は、このラインが障害となり充分な自動検査ができない
などの問題が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消して、単位時間当たりの成形数を向上さ
せることができ、しかも成形されたガラス壜の底面の外
観を損なうことのないバッフルメカニズムを提供するた
めに完成されたものである。
の問題点を解消して、単位時間当たりの成形数を向上さ
せることができ、しかも成形されたガラス壜の底面の外
観を損なうことのないバッフルメカニズムを提供するた
めに完成されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、バッフル本体の内部にセットル
ブローエアーの通路を備えた弁体を昇降自在に設け、か
つこの弁体とバッフル本体との間のスライド面を粗型の
形状端部よりも外側に位置させたことを特徴とするもの
である。
めになされた本発明は、バッフル本体の内部にセットル
ブローエアーの通路を備えた弁体を昇降自在に設け、か
つこの弁体とバッフル本体との間のスライド面を粗型の
形状端部よりも外側に位置させたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1、図2は本発明の第1の実施例を示
すもので、1はバッフル本体、2は粗型、3はバッフル
本体1の内部に昇降自在に設けられた弁体である。この
弁体3は上部の小径部4と下部の大径部5とからなり、
この大径部5の外周面が弁体3とバッフル本体との間の
スライド面6となっている。そしてこのスライド面6は
粗型2の形状端部7よりも外側に位置している。
細に説明する。図1、図2は本発明の第1の実施例を示
すもので、1はバッフル本体、2は粗型、3はバッフル
本体1の内部に昇降自在に設けられた弁体である。この
弁体3は上部の小径部4と下部の大径部5とからなり、
この大径部5の外周面が弁体3とバッフル本体との間の
スライド面6となっている。そしてこのスライド面6は
粗型2の形状端部7よりも外側に位置している。
【0010】弁体3は上部の小径部4に設けられたばね
8により常時は図1のように上方へ引き上げられてお
り、セットルブローエアーは弁体3の内部に設けられた
セットルブローエアーの通路9、バッフル本体1の内部
に設けられた通路10、弁体3の大径部5の外周部に設
けられた通路11を経て粗型2の内部に吹き込まれるよ
うになっている。
8により常時は図1のように上方へ引き上げられてお
り、セットルブローエアーは弁体3の内部に設けられた
セットルブローエアーの通路9、バッフル本体1の内部
に設けられた通路10、弁体3の大径部5の外周部に設
けられた通路11を経て粗型2の内部に吹き込まれるよ
うになっている。
【0011】しかしカウンターブローの際に図2のよう
に弁体3を強制的に押し下げれば、これらの通路9、1
0、11は遮断され、ガラスは粗型2の形状端部7より
も外側に流入することなくパリソンの成形が行われる。
従って成形されたパリソンに弁体3とバッフル本体1と
の間のスライド面6のラインが入ることがない。
に弁体3を強制的に押し下げれば、これらの通路9、1
0、11は遮断され、ガラスは粗型2の形状端部7より
も外側に流入することなくパリソンの成形が行われる。
従って成形されたパリソンに弁体3とバッフル本体1と
の間のスライド面6のラインが入ることがない。
【0012】図3、図4に示す本発明の第2の実施例で
は、弁体3の上部がホルダー12により保持されてお
り、このホルダー12の下面とバッフル本体1との間に
ばね13が設けられている。この実施例でも弁体3とバ
ッフル本体との間のスライド面6は粗型2の形状端部7
よりも外側に位置している。このため図3のようにホル
ダー12により弁体3が持ち上げられた状態ではカウン
ターブローが弁体3の内部に設けられたセットルブロー
エアーの通路9を経て粗型2の内部に導入されるが、図
4のようにホルダー12がばね13に逆らって弁体3を
押し下げれば、これらの通路は遮断されることとなり、
成形されたパリソンに弁体3とバッフル本体1との間の
スライド面6のラインが入ることがない。
は、弁体3の上部がホルダー12により保持されてお
り、このホルダー12の下面とバッフル本体1との間に
ばね13が設けられている。この実施例でも弁体3とバ
ッフル本体との間のスライド面6は粗型2の形状端部7
よりも外側に位置している。このため図3のようにホル
ダー12により弁体3が持ち上げられた状態ではカウン
ターブローが弁体3の内部に設けられたセットルブロー
エアーの通路9を経て粗型2の内部に導入されるが、図
4のようにホルダー12がばね13に逆らって弁体3を
押し下げれば、これらの通路は遮断されることとなり、
成形されたパリソンに弁体3とバッフル本体1との間の
スライド面6のラインが入ることがない。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のバッフ
ルメカニズムは従来のビルトインバッフルと同様に単に
弁体3を昇降するだけでセットルブローエアーの導入と
カウンターブローによるパリソン成形の切替えが行える
ので、ファンネルを使用していた従来のものに比較して
単位時間当たりの成形数を向上させることができる。し
かも本発明のバッフルメカニズムによれば成形されたパ
リソンに弁体3とバッフル本体1との間のスライド面6
のラインが入ることがなく、成形されたガラス壜の底面
の外観が損なわれない利点がある。よって本発明は従来
の問題点を解消したものとして業界に寄与するところは
極めて大きいものがある。
ルメカニズムは従来のビルトインバッフルと同様に単に
弁体3を昇降するだけでセットルブローエアーの導入と
カウンターブローによるパリソン成形の切替えが行える
ので、ファンネルを使用していた従来のものに比較して
単位時間当たりの成形数を向上させることができる。し
かも本発明のバッフルメカニズムによれば成形されたパ
リソンに弁体3とバッフル本体1との間のスライド面6
のラインが入ることがなく、成形されたガラス壜の底面
の外観が損なわれない利点がある。よって本発明は従来
の問題点を解消したものとして業界に寄与するところは
極めて大きいものがある。
【図1】本発明の第1の実施例を、セットルブローの状
態で示す断面図である。
態で示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を、カウンターブローの
状態で示す断面図である。
状態で示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を、セットルブローの状
態で示す断面図である。
態で示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を、カウンターブローの
状態で示す断面図である。
状態で示す断面図である。
【図5】従来のビルトインバッフルを示す断面図であ
る。
る。
1 バッフル本体 2 粗型 3 弁体 6 スライド面 7 形状端部
Claims (1)
- 【請求項1】 バッフル本体の内部にセットルブローエ
アーの通路を備えた弁体を昇降自在に設け、かつこの弁
体とバッフル本体との間のスライド面を粗型の形状端部
よりも外側に位置させたことを特徴とするバッフルメカ
ニズム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506992A JP2999879B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | バッフルメカニズム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506992A JP2999879B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | バッフルメカニズム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221661A JPH05221661A (ja) | 1993-08-31 |
JP2999879B2 true JP2999879B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12155640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2506992A Expired - Fee Related JP2999879B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | バッフルメカニズム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999879B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6240747B1 (en) * | 1997-11-06 | 2001-06-05 | Emhart Glass S.A. | Baffle mechanism for I.S. machine |
FR2771082B1 (fr) * | 1997-11-06 | 2000-05-26 | Emhart Glass Sa | Machine a former a sections individuelles |
US5931982A (en) * | 1997-11-06 | 1999-08-03 | Emhart Glass S.A. | Baffle mechanism for an I.S. machine |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP2506992A patent/JP2999879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05221661A (ja) | 1993-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991001 |
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