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JP2996022B2 - 曲面積層パネルの製造方法 - Google Patents

曲面積層パネルの製造方法

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Publication number
JP2996022B2
JP2996022B2 JP4249571A JP24957192A JP2996022B2 JP 2996022 B2 JP2996022 B2 JP 2996022B2 JP 4249571 A JP4249571 A JP 4249571A JP 24957192 A JP24957192 A JP 24957192A JP 2996022 B2 JP2996022 B2 JP 2996022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
honeycomb
core
thin plate
panel
honeycomb core
Prior art date
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JP4249571A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0699530A (ja
Inventor
守 大原
守成 服部
寛二 西山
澄生 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面を有する積層パネ
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層パネルは、二つの面板とこの間に配
置したハニカム状のコアとからなる。ハニカム状のコア
は波形状の薄板を接合したり、接合後、展張してコアと
している。コアと2つの面板の間は接着剤やろう材で接
合している。
【0003】このような積層パネルで曲面パネルを製造
する方法としては、高温・高圧のオートクレーブ内に曲
面型を配置し、これに積層パネルを吸着させて製作する
ようにしている。または、平担な一対の上下熱板の間に
面板を介して接着対とハニカムコアを配置し、上下熱板
に温度差を与えるように温度設定を行ってホットプレス
を行って曲面パネルを製造するようにしている。いずれ
も特開平1−181931号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記手段では装置が高
価になると共に、曲率が小さい積層パネルを製造するこ
とができない。
【0005】本発明の目的は、曲率の小さい積層パネル
を製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハニカムコア
用の薄板に対して、接合部と非接合部とを交互に薄板の
長手方向に沿って多数設け、全ての前記接合部と全ての
前記非接合部とのそれぞれの境は放射状に設けており、
前記放射状の中心点は前記薄板よりも外部であって前記
薄板の長手方向に沿った位置にあり、この薄板を積層し
て接合作業を行い、次に、この積層体を積層方向に展張
させてハニカムコアを作り、次に、このハニカムコアの
両側に面板を重ねて接合をすること、を特徴とする曲面
積層パネルの製造方法である。
【0007】
【作用】上記において、接合とは、ろう付け又は接着で
ある。上記のように接合部を放射状に設けているので、
接合作業の後展張させると、ハニカムコアとなると、共
に、薄板の長手方向に沿って円弧状になる。これによっ
て、円弧状のコアが得られ、円弧状のハニカムパネルを
作ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1〜図4の一実施例により
説明する。
【0009】図1において、ハニカムパネルはハニカム
状のセルを有するコア10とこれの両面に設置した面板
2,3とからなる。コア10はハニカムを構成するため
に波形に形成した多数の薄板1,1…を積層したもので
ある。この薄板1の長手方向に半径Rで曲って、曲面パ
ネルとなっている。薄板1,1…の積層方向は半径Rの
円弧の方向に対して直角方向に向いている。
【0010】以下、このハニカムパネルの製造手順を説
明する。このものでは展張法によって製造する。先ず、
コア10となる長方形の薄板1,1…を図2のように積
層してろう付けする。薄板1は波形になっていない。薄
板1の長方形の短辺hの大きさはコア10の高さと同一
であり、長辺の長さはハニカムパネルの幅である。図2
において、ハッチング部Xはろう材をブレージングした
部分であり、黒部分Yは非ブレージング部である。ブレ
ージング部Xは千鳥状に配置している。ブレージング部
Xの形状等は従来と異なり、その詳細は後述する。この
ように薄板1,1…を積層した状態でろう付けする。
【0011】次に、このろう付けした積層体を積層方向
に展張させ(引張り)、ハニカムコア10とする。後述
するように、ブレージング部Xが特別に設定してあるの
で、コア10は半径Rの円弧状になる。円弧の向きは薄
板1の長手方向である。
【0012】次に、半径Rを基準とした円弧状の面板
2,3をコア10に重ね、再度ろう付けする。これによ
って曲面ハニカムパネルとなる。尚、面板が軟ければ、
ろう付け時に円弧状にすることができる。
【0013】上記方法において、ブレージング部Xを特
別に設定し、円弧状のコア10を作ること以外は、展張
法と呼ばれる公知の製造方法と同一である。即ち、薄板
を積層して4鳥状にろう付けし、これを展張させてハニ
カムコアを作り、これに面板を重ねて再度ろう付けする
ことは公知のとおりである。
【0014】次に、ブレージング部Xの大きさについて
図3〜図4により説明する。薄板1は長方形であるが、
ブレージング部X(即ち、非ブレージング部Y)を半径
Rの中心に向けて放射状に設置している。ブレージング
部Xの幅aは図4に示すように、半径Rの円弧方向に沿
ったハニカムの辺(即ち、薄板1の長手方向のハニカム
の辺)の長さaに等しい。図3のハッチング部Yは非ブ
レージング部であり、図4のハニカムの斜辺の長さKで
ある。ブレージング部Xは半径Rの中心側から角度αで
拡大している。角度αは数1で示される。
【0015】
【数1】
【0016】そして、前記a,K,及び数1等により求
められるa’,K’をそれぞれ薄板1の長手方向に加算
して、ブレージング部X,非ブレージング部Yの境界を
設定する。
【0017】従って、αの設定によって小さな曲げ半径
のハニカムパネルを作ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、小さな曲げ半径を有す
るハニカムパネルを製造することができる。又、信頼性
が大幅に向上でき、多量に製造することができるので、
価格も安く、軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカムパネルの切欠き斜視図であ
る。
【図2】ハニカムコアとなる積層体の部分横断面図であ
る。
【図3】コア用薄板のろう付け個所を示す図である。
【図4】展張したときのハニカムコアを上側から見た図
である。
【符号の説明】
1…コア、2,3…面板、10…ハニカムコア、X…ブ
レージングシート、Y…溶融個所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 澄生 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−220329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B21D 47/00 E04C 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコア用の薄板に対して、接合部と
    非接合部とを交互に薄板の長手方向に沿って多数設け、
    全ての前記接合部と全ての前記非接合部とのそれぞれの
    境は放射状に設けており、前記放射状の中心点は前記薄
    板よりも外部であって前記薄板の長手方向に沿った位置
    にあり、 この薄板を積層して接合作業を行い、次に、この積層体
    を積層方向に展張させてハニカムコアを作り、 次に、このハニカムコアの両側に面板を重ねて接合をす
    ること、 を特徴とする曲面積層パネルの製造方法。
JP4249571A 1992-09-18 1992-09-18 曲面積層パネルの製造方法 Expired - Fee Related JP2996022B2 (ja)

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DE102019113067B3 (de) 2019-05-17 2020-10-22 Technische Universität Dresden Verfahren zur Herstellung eines flexibel formbaren Wabenkerns, Verwendung des Wabenkerns sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens

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