JP2995391B2 - Pga用ソケットコンタクトおよびその製造方法 - Google Patents
Pga用ソケットコンタクトおよびその製造方法Info
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- Connecting Device With Holders (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
うに外部接続用のピンが格子状に多数配されたピン・グ
リッド・アレイ(Pin Grid Array:PGA)のピンをピン
ガイド穴に挿入して横方向にシフトすることにより外部
との電気的接続を得るためのソケットに用いられるソケ
ットコンタクトの構造の工夫に関するものである。
は、図6に示すようなPGA用ソケットコネクタを用い
て行われる。PGA用ソケットコネクタはPGAに対応
したピンガイド穴12のあいたカバーインシュレータ1
3と、各ピンガイド穴に対応したソケットコンタクトが
埋め込まれているベースインシュレータ14とからな
り、図示されていないPGAをピンガイド穴12へ挿入
した後レバー15を倒すとカバーインシュレータ13が
矢印方向へ平行移動し、各ピンがベースインシュレータ
14内の各ソケットコンタクト(接触子)と接触するよ
うになっている。
カバーインシュレータ13の移動方向に長穴となってお
り、その移動方向寄りの方にソケットコンタクト(接触
子)が埋め込まれていることになる。図7はレバー15
を倒すことによりカバーインシュレータ13が図6での
矢印方向へ移動したことを示す図である。
いられるソケットコンタクト(接触子)は図8に示すよ
うにピンを挿入した際、左右の接触片に挟まれるように
して接触する接触片が2つの構造のものや図9に示すよ
うに接触片が1つでピンとの接触が片側だけのものが用
いられていた。そして、図9の接触子をベースインシュ
レータに埋め込んだ状態が図11の断面図である。
0のような形のものを打ち抜き、折り曲げ線Lでコの字
状に折り曲げたものであった。そしてその利点はピンに
対し安定した両側接触が得られるという点である。ま
た、図9の接触子はその平面形通りのものを板ばね材か
ら打ち抜いて得たものである。その利点は図8の接触子
に較べて板ばね材料からの材料取り(材料利用率)がよ
くコスト低減に効果があるという点である。
接触子は図10に示すような型抜きをしなければならな
いので材料取りが悪いという問題があるし、図9の接触
子はピンとの接触が片側接触ということで、図8のよう
な両側接触に較べて接触の安定性が劣るという問題があ
る。
鑑みて、両側接触であり且つ材料取りのよい接触子およ
びその製造方法を提供することにある。
成するために次の手段構成を有する。第1の発明は、接
触子の製造方法の発明であって、1枚の板ばね材の上辺
から接触子の接触片の高さ寸法だけ下がった位置で一方
の側辺から接触片の奥行き寸法だけ内側へ進みそこから
下方へ接触子の腕部を形成する形状に沿って腕部の高さ
寸法だけ下がった切断線に沿って切断し、その切断の止
まった位置で他方の側辺がわの面部分を幅方向の線に沿
って折り曲げ、その曲げた位置から上部の接触片間の寸
法が所定の寸法になるような位置で再び元の方向へ折り
曲げ戻しクランク状にすることにより上部の2つの接触
片が挿入されるピンを挟む構造にすることを特徴とする
PGA用ソケットコンタクトの製造方法である。
う切断および2箇所の折り曲げを剪断プレス機で行うも
のであってもよい。
されるPGA用ソケットコンタクトであって、1枚の板
ばね材が基部より上の部分で2つの接触子部分に切断さ
れており、一方の接触子は板ばね材の基部と同じ面の延
長上に伸びており、他方の接触子は前記切断の行き止ま
りの高さ位置でクランク状に折り曲げられその上部の接
触片が前記一方の接触子の接触片と所定の間隔で対向し
た構造であることを特徴とするPGA用ソケットコンタ
クトである。
材料取りが図10に示すように、左右の接触子を構成す
る部分は、ピンが挿入される接触子間隔に相当する間隔
を置いて中心に対して左右対称の形で行われるのに対
し、本発明の場合殆ど幅を必要としない切断線を境にし
て両側部分がそれぞれ左右の接触子を形成し、両接触子
のピン挿入間隔は切断線の凸側の材料をクランク状に曲
げることにより形成しているという点である。これによ
り、板ばね材料からの2接触子ソケットコンタクトの材
料取りの利用率が従来よりよくなるという利点がある。
種々の実施の形態が存在する。まず切断線に対する加工
であるが、これはカッターなどで予めスリットを入れる
方法と、剪断機で剪断する方法がある。前者の場合には
スリットを入れた後クランク曲げを行うことになるが、
後者の場合は剪断とクランク曲げを1回で行うことにな
る。
は種々の形状をとりうるし、接触片におけるピンの挿入
方向もクランク曲げに対して横方向からの場合と正面方
向からの場合も考えられるので、その方向に応じたピン
の誘い込み(先端部をやや外反りにした形状)を持たせ
た形状が考えられる。
する。図1は、板ばね材からプレス抜きして得た平材に
スリット1を入れたものである。スリット1は平材の上
辺から接触片2の高さ寸法だけ下がった位置で右側辺か
ら接触片2の奥行き寸法だけ左方へ進みそこから下方へ
腕部4,5の形を形成するようにしてその高さ寸法だけ
下がって止まっている。その高さ位置で、スリットが入
り始めた側とは反対側の面部分即ち腕部5を紙面の手前
側に折り曲げ、その曲げた位置から手前側へ、接触片2
と3が挿入ピンの直径との関係で予め定められた間隔に
なるような寸法の位置で、再び元の方向へ立ち上げるよ
うに折り曲げる。即ちクランク状に折り曲げる。そうす
ると図2に示す構造となる。
たときに接触片2と3の間に挿入される。接触片2と3
の間の間隔は、ピン10の挿入前はピン10の直径より
も少し狭くなるようにしておき、ピン10を押し込むと
腕部4と5のばね作用によってピンを一定の力で挟むこ
とになる。9は、半田付け端子7に強度を持たせるため
にプレスによって押型をしたリブである。8は、こうし
て得られた接触子をベースインシュレータ14へ装着し
たときの固定用の保持部である。これがベースインシュ
レータ14の接触子装着孔の壁に喰い込んで接触子が固
定されることになる。また、接触片2および3はピン1
0が挿入される際、確実且つ円滑に行われるよう若干外
側に反らせてピン10に対する案内作用を持たせてい
る。
ネクタに装着し、PGAを有するLSI17のピン10
をカバーインシュレータ13のピンガイド穴12へ挿入
したときの断面図である。接触子18は、保持部8がベ
ースインシュレータ14の接触子装着孔19の内壁に喰
い込むことによって保持固定されている。
(図6)のレバー15をまだ倒していない状態でピン1
0は接触片2と3の間に挿入されていない状態である
が、レバー15を図7のように倒すとピン10はカバー
インシュレータ13によってLSI17ごと左の方へ押
されて接触片2と3の間に挿入されることになる。
持片11を設けたものである。これは、紙面の向う側へ
90度折り曲げて、ベースインシュレータ14の接触子
装着孔19へ装着した際、図5に示すように折り曲げた
支持片11の先端を接触子装着孔19の内壁へ当接させ
るようにするものである。
際、接触片2と3の間隔を狭まめに設定即ち、ピン10
の挿入に対してきつめになるように折り曲げたものを、
支持片11が内壁に当接することにより接触片2と3を
若干開く方向に作用することになる。こうすることによ
り、ピン10が挿入されるときの誘い性が良くなり、ピ
ン・コンタクトの座屈がなくなり、また挿入力も小さく
てすむようになる。
ソケットコンタクトの製造方法は、1枚の板ばね材上に
基部を残して、左右の接触片および左右の腕部を仕切る
切断線を設定し、この切断線に沿った切断をし、ピンの
挿入側からみて後方の腕部をクランク状に折り曲げるこ
とにより2つの接触片でピンを挟む形の接触子を得るよ
うにしたので、板ばね材から形取りをする際、従来のよ
うにピンを挟む間隔を置いて左右対称の接触片および腕
部を形取りする場合に較べて材料取り(材料利用率)が
高くなりコストの低減が可能になるという利点がある。
取りして得た平材にスリットを入れた状態を示す図であ
る。
の根元部分をクランク状に折り曲げた状態の斜視図であ
る。
着し、PGAを有するLSIのピンをカバーインシュレ
ータのピンガイド穴へ挿入したときの断面図である。
た形取り平材の平面図である。
接触片2,3に反りをつけ、腕部5の根元部分をクラン
ク状に折り曲げたものをベースインシュレータの接触子
装着孔へ装着し、支持片11の先端を接触子装着孔の内
壁へ当接させた状態の斜視図である。
図である。
である。
面図である。
トコネクタに装着しPGAのピンをカバーインシュレー
タのピンガイド穴へ挿入した後レバーを倒してピンを接
触片へ接触させた状態の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 1枚の板ばね材の上辺から接触子の接触
片の高さ寸法だけ下がった位置で一方の側辺から接触片
の奥行き寸法だけ内側へ進みそこから下方へ接触子の腕
部を形成する形状に沿って腕部の高さ寸法だけ下がった
切断線に沿って切断し、その切断の止まった位置で他方
の側辺がわの面部分を幅方向の線に沿って折り曲げ、そ
の曲げた位置から上部の接触片間の寸法が所定の寸法に
なるような位置で再び元の方向へ折り曲げ戻しクランク
状にすることにより上部の2つの接触片が挿入されるピ
ンを挟む構造にすることを特徴とするPGA用ソケット
コンタクトの製造方法。 - 【請求項2】 前記切断線に沿う切断および2箇所の折
り曲げを剪断プレス機で行うことを特徴とする請求項1
記載のPGA用ソケットコンタクトの製造方法。 - 【請求項3】 1枚の板ばね材が基部より上の部分で2
つの接触子部分に切断されており、一方の接触子は板ば
ね材の基部と同じ面の延長上に伸びており、他方の接触
子は前記切断の行き止まりの高さ位置でクランク状に折
り曲げられその上部の接触片が前記一方の接触子の接触
片と所定の間隔で対向した構造であることを特徴とする
PGA用ソケットコンタクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032704A JP2995391B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | Pga用ソケットコンタクトおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032704A JP2995391B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | Pga用ソケットコンタクトおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204969A JPH09204969A (ja) | 1997-08-05 |
JP2995391B2 true JP2995391B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=12366242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032704A Expired - Fee Related JP2995391B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | Pga用ソケットコンタクトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995391B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3256898B2 (ja) * | 1998-12-05 | 2002-02-18 | モレックス インコーポレーテッド | ピングリッドアレイパッケージ用ソケット |
JP3470314B2 (ja) * | 1999-07-05 | 2003-11-25 | 日本航空電子工業株式会社 | Zifコネクタ |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8032704A patent/JP2995391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09204969A (ja) | 1997-08-05 |
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