JP2994242B2 - サッチ収集車におけるサッチ収集装置 - Google Patents
サッチ収集車におけるサッチ収集装置Info
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芝刈り機により刈
り取った芝の切り屑すなわちサッチを収集するサッチ収
集車の改良に関する。
り取った芝の切り屑すなわちサッチを収集するサッチ収
集車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等では、コース上の芝生を品質
よく管理するため、定期的に芝刈り機により芝を刈って
芝の高さを揃える等のメンテナンス作業を行っている。
芝刈り後はサッチが大量に発生するが、サッチをそのま
ま放置しておくと、芝の成育を阻害したり、競技にも支
障が生じるため、サッチ収集車によりすみやかにサッチ
を収集しコースを清掃する。サッチ収集車は、水平方向
に取り付けたサッチ収集ロータを回転して放射状のブレ
ードにより地上のサッチを掻き集め、これをファンで吸
い上げるのであるが、従来は、地面に凹凸があると、サ
ッチ収集ロータのブレードが凹部の底に届かないため、
凹部のサッチが収集できずに残ってしまうという問題が
あった。
よく管理するため、定期的に芝刈り機により芝を刈って
芝の高さを揃える等のメンテナンス作業を行っている。
芝刈り後はサッチが大量に発生するが、サッチをそのま
ま放置しておくと、芝の成育を阻害したり、競技にも支
障が生じるため、サッチ収集車によりすみやかにサッチ
を収集しコースを清掃する。サッチ収集車は、水平方向
に取り付けたサッチ収集ロータを回転して放射状のブレ
ードにより地上のサッチを掻き集め、これをファンで吸
い上げるのであるが、従来は、地面に凹凸があると、サ
ッチ収集ロータのブレードが凹部の底に届かないため、
凹部のサッチが収集できずに残ってしまうという問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
従来は収集できなかった凹んだ地面のサッチも残らず収
集してコースを隈なく清掃することを目的とする。
従来は収集できなかった凹んだ地面のサッチも残らず収
集してコースを隈なく清掃することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため本発明
では、サッチ収集ロータの回転軸の途中に自在継手を介
装して屈曲部を形成すると共に、回転軸の左右両端を機
枠に自在継手を介して軸受けし、さらに前記屈曲部を昇
降フレームに軸受けし、昇降フレームの後部を機枠の支
軸に回動自在に連結し、昇降フレームの前部には遊転自
在な接地輪を取り付ける。さらに、サッチ収集ロータを
前後平行に2基併設し、それらの回転軸より放射状に延
びるブレードが、前方のサッチ収集ロータのものと後方
のサッチ収集ロータのもので左右交互に並ぶように配列
してブレード重合部を形成する。そして両回転軸の屈曲
部を前記昇降フレームにそれぞれ連結すると共に、両回
転軸の左右両端を機枠に自在継手を介してそれぞれ軸受
けし、さらにブレード重合部のブレードが、前方のサッ
チ収集ロータのものも、後方のサッチ収集ロータのもの
も、上昇方向に回転するように両回転軸を互いに反対方
向に回転させる。
では、サッチ収集ロータの回転軸の途中に自在継手を介
装して屈曲部を形成すると共に、回転軸の左右両端を機
枠に自在継手を介して軸受けし、さらに前記屈曲部を昇
降フレームに軸受けし、昇降フレームの後部を機枠の支
軸に回動自在に連結し、昇降フレームの前部には遊転自
在な接地輪を取り付ける。さらに、サッチ収集ロータを
前後平行に2基併設し、それらの回転軸より放射状に延
びるブレードが、前方のサッチ収集ロータのものと後方
のサッチ収集ロータのもので左右交互に並ぶように配列
してブレード重合部を形成する。そして両回転軸の屈曲
部を前記昇降フレームにそれぞれ連結すると共に、両回
転軸の左右両端を機枠に自在継手を介してそれぞれ軸受
けし、さらにブレード重合部のブレードが、前方のサッ
チ収集ロータのものも、後方のサッチ収集ロータのもの
も、上昇方向に回転するように両回転軸を互いに反対方
向に回転させる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示し
て説明する。図1は、本発明を実施したサッチ収集車の
平面図、図2はその側面図である。自走車1の前方に
は、サッチを収集する収集装置29と収集したサッチを
空気搬送する搬送ファン装置2を搭載した台車3を設け
る。台車3は車輪の高さをあらかじめ調節して、地面の
傾斜や凹凸に対応し地面に沿って所定の高さを保ち走行
する。自走車1の後部には、連結部4を介して装架台枠
5を水平に取り付ける。装架台枠5上にはサイクロン7
を設ける。サイクロン7の下部にホッパ8を設け、ホッ
パ8の下端にサッチ排出シャッタ10を有する排出口9
を設け、その下方に上部を開口したサッチ収納袋11を
懸下する。サイクロン7の上部には予備排出口12と予
備排出ダクト13を設け、下方に懸下し上部を開口した
予備のサッチ収納袋11に予備排出ダクト13の下端を
挿入する。
て説明する。図1は、本発明を実施したサッチ収集車の
平面図、図2はその側面図である。自走車1の前方に
は、サッチを収集する収集装置29と収集したサッチを
空気搬送する搬送ファン装置2を搭載した台車3を設け
る。台車3は車輪の高さをあらかじめ調節して、地面の
傾斜や凹凸に対応し地面に沿って所定の高さを保ち走行
する。自走車1の後部には、連結部4を介して装架台枠
5を水平に取り付ける。装架台枠5上にはサイクロン7
を設ける。サイクロン7の下部にホッパ8を設け、ホッ
パ8の下端にサッチ排出シャッタ10を有する排出口9
を設け、その下方に上部を開口したサッチ収納袋11を
懸下する。サイクロン7の上部には予備排出口12と予
備排出ダクト13を設け、下方に懸下し上部を開口した
予備のサッチ収納袋11に予備排出ダクト13の下端を
挿入する。
【0006】図3は、収集装置と搬送ファン装置の構成
を示す側面図で、台車3は前部に高さ調整可能な一対の
支持前輪14と、後部に一対の固定後輪15を設ける。
台車3は、自走車1の前方に突出したアーム16と機枠
支持ロッド17により自走車1に連結する。そして台車
3をアーム16の軸線を中心に回転自在にすると共に、
機枠支持ロッド17をアーム16の軸線に対し直交方向
の軸回りに回転可能にすることにより、台車3を自走車
1に対しローリング及びピッチング自在に連結する。台
車3上には底面を開放した箱体の機枠19を設け、その
天面に搬送ファン装置2を搭載し、内側に向け搬送ファ
ン装置2の吸込口を形成する。機枠19の中央には、機
枠19の左右の側壁18と平行に昇降フレーム20を設
け、機枠19の後部に固定後輪15の車軸と平行に設け
た支軸36に、昇降フレーム20の後端を回動自在に軸
支する。
を示す側面図で、台車3は前部に高さ調整可能な一対の
支持前輪14と、後部に一対の固定後輪15を設ける。
台車3は、自走車1の前方に突出したアーム16と機枠
支持ロッド17により自走車1に連結する。そして台車
3をアーム16の軸線を中心に回転自在にすると共に、
機枠支持ロッド17をアーム16の軸線に対し直交方向
の軸回りに回転可能にすることにより、台車3を自走車
1に対しローリング及びピッチング自在に連結する。台
車3上には底面を開放した箱体の機枠19を設け、その
天面に搬送ファン装置2を搭載し、内側に向け搬送ファ
ン装置2の吸込口を形成する。機枠19の中央には、機
枠19の左右の側壁18と平行に昇降フレーム20を設
け、機枠19の後部に固定後輪15の車軸と平行に設け
た支軸36に、昇降フレーム20の後端を回動自在に軸
支する。
【0007】図4は、機枠と昇降フレームの連結機構の
詳細を示す側面図で、昇降フレーム20の前端に上方に
突出した接地輪支持部30を形成し、接地輪支持部30
の前面に高さ調整可能に接地輪21を取付ける。接地輪
支持部30の後方で、昇降フレーム20の上面に、連結
ピン取付台38を一体に立設し、連結ピン取付台38に
連結ピン32の一端を支持ピン39により軸支する。一
方、機枠19の前面に前方に水平に突出した連結ピン座
40を設け、連結ピン座40に上下方向に貫通し連結ピ
ン32を挿通する孔を設ける。さらに、連結ピン32を
直立した状態で連結ピン32の上下2か所に軸心を貫通
する割りピン孔(図示せず)を設ける。そして、連結ピ
ン32の下方の割りピン孔に割りピン41を挿入して固
定し、上方から連結ピン32を挿通する平座金42とス
プリング31を挿通し、連結ピン32を下方から連結ピ
ン座40に挿入し、さらに連結ピン32の先端からスプ
リング31と平座金42を挿通し、上方の割りピン孔に
割りピン41を挿入して固定する。連結ピン座40に対
して連結ピン32は地表面の凹凸に対して上下できるよ
うに遊嵌し、接地輪21の地表面の凹凸への追従を円滑
に行うとともに、接地輪21からの衝撃をスプリング3
1の伸縮により吸収し、機枠19に対して昇降フレーム
20の前面を上下方向に昇降自在に連結する。連結ピン
32の連結ピン座40に当接する部分に、連結ピン座4
0より若干巾広にその径をスプリング31の内径より大
きい大径部を設け、連結ピン座40に連結ピン32を挿
入した状態で、上下からスプリング31と平座金42を
挿通して割りピン41により固定し、連結ピン32の下
端を昇降フレーム20の連結ピン取付台38に取付け、
連結ピン座40とスプリング31との間に隙間を設け、
接地輪21と機枠19間に上下方向の遊びを設けると、
なお衝撃の吸収が良い。
詳細を示す側面図で、昇降フレーム20の前端に上方に
突出した接地輪支持部30を形成し、接地輪支持部30
の前面に高さ調整可能に接地輪21を取付ける。接地輪
支持部30の後方で、昇降フレーム20の上面に、連結
ピン取付台38を一体に立設し、連結ピン取付台38に
連結ピン32の一端を支持ピン39により軸支する。一
方、機枠19の前面に前方に水平に突出した連結ピン座
40を設け、連結ピン座40に上下方向に貫通し連結ピ
ン32を挿通する孔を設ける。さらに、連結ピン32を
直立した状態で連結ピン32の上下2か所に軸心を貫通
する割りピン孔(図示せず)を設ける。そして、連結ピ
ン32の下方の割りピン孔に割りピン41を挿入して固
定し、上方から連結ピン32を挿通する平座金42とス
プリング31を挿通し、連結ピン32を下方から連結ピ
ン座40に挿入し、さらに連結ピン32の先端からスプ
リング31と平座金42を挿通し、上方の割りピン孔に
割りピン41を挿入して固定する。連結ピン座40に対
して連結ピン32は地表面の凹凸に対して上下できるよ
うに遊嵌し、接地輪21の地表面の凹凸への追従を円滑
に行うとともに、接地輪21からの衝撃をスプリング3
1の伸縮により吸収し、機枠19に対して昇降フレーム
20の前面を上下方向に昇降自在に連結する。連結ピン
32の連結ピン座40に当接する部分に、連結ピン座4
0より若干巾広にその径をスプリング31の内径より大
きい大径部を設け、連結ピン座40に連結ピン32を挿
入した状態で、上下からスプリング31と平座金42を
挿通して割りピン41により固定し、連結ピン32の下
端を昇降フレーム20の連結ピン取付台38に取付け、
連結ピン座40とスプリング31との間に隙間を設け、
接地輪21と機枠19間に上下方向の遊びを設けると、
なお衝撃の吸収が良い。
【0008】図5はサッチ収集ロータの取付状態を示す
断面平面図、図6はその断面正面図で、サッチ収集ロー
タ22は、回転軸24にブレード連結体35を取付け、
このブレード連結体35の外周に一定間隔を開けてゴム
等の弾性体からなるブレード23を放射状に植設して形
成する。サッチ収集ロータ22のブレード連結体35の
中心を貫通する回転軸24の両端に、それぞれ自在継手
25を取付け、機枠19の左右の側壁18と昇降フレー
ム20との間に2つのサッチ収集ロータ22を同軸に配
置し、昇降フレーム20に接する両方の自在継手25を
連結して一体とし、連結部分に屈曲自在な屈曲部33を
形成する。ついで、機枠19の左右の側壁18および昇
降フレーム20の中央部にそれぞれベアリング軸受26
を固定し、一体連結された一対のサッチ収集ロータ22
を、その両端の自在継手25を介して回転軸24を左右
の側壁18に、屈曲部33を昇降フレーム20に軸支す
る。さらに、左右いずれか一方の側壁18に駆動モータ
27を取付け、サッチ収集ロータ22の回転軸24を自
在継手25を介して駆動モータ27に連結する。なお、
この例では駆動モータを使用しているが、自走車1から
ベルト駆動によって回転してもよい。昇降フレーム20
に軸支した屈曲部33は、接地輪21の上下動に追従し
て、図6に示すように自在継手25を介して屈曲し、そ
の屈曲した状態でも駆動モータ27により自在継手25
を介して円滑に回転する。
断面平面図、図6はその断面正面図で、サッチ収集ロー
タ22は、回転軸24にブレード連結体35を取付け、
このブレード連結体35の外周に一定間隔を開けてゴム
等の弾性体からなるブレード23を放射状に植設して形
成する。サッチ収集ロータ22のブレード連結体35の
中心を貫通する回転軸24の両端に、それぞれ自在継手
25を取付け、機枠19の左右の側壁18と昇降フレー
ム20との間に2つのサッチ収集ロータ22を同軸に配
置し、昇降フレーム20に接する両方の自在継手25を
連結して一体とし、連結部分に屈曲自在な屈曲部33を
形成する。ついで、機枠19の左右の側壁18および昇
降フレーム20の中央部にそれぞれベアリング軸受26
を固定し、一体連結された一対のサッチ収集ロータ22
を、その両端の自在継手25を介して回転軸24を左右
の側壁18に、屈曲部33を昇降フレーム20に軸支す
る。さらに、左右いずれか一方の側壁18に駆動モータ
27を取付け、サッチ収集ロータ22の回転軸24を自
在継手25を介して駆動モータ27に連結する。なお、
この例では駆動モータを使用しているが、自走車1から
ベルト駆動によって回転してもよい。昇降フレーム20
に軸支した屈曲部33は、接地輪21の上下動に追従し
て、図6に示すように自在継手25を介して屈曲し、そ
の屈曲した状態でも駆動モータ27により自在継手25
を介して円滑に回転する。
【0009】図7は自在継手25により連結された一対
のサッチ収集ロータ22を、前後に平行に2基併設した
台車3の側面図で、図8はそのサッチ収集ロータ22の
連結状態を示す平面図である。台車3には、底面を開放
した機枠19が設けられ、台車3の前方に設けた一対の
支持前輪14と、後方に設けた一対の固定後輪15によ
り機枠19を支える。機枠19の中央に前後方向に伸び
る昇降フレーム20を設け、その前端を接地輪21によ
り支持し、後端を機枠19の後部に固定後輪15の車軸
と平行に設けた支軸に回動自在に軸支する。機枠19の
左右両側の側壁18と昇降フレーム20との間に、自在
継手25を介して連結した一対のサッチ収集ロータ22
を取付け、その前方に一定の間隔を開けて同様に一対の
サッチ収集ロータ22を取付ける。この時、前後2基の
サッチ収集ロータ22は、図8に示すように、それぞれ
のブレード23が互いに衝突しないように左右交互にず
らして配列し、ブレード重合部34を形成する。この状
態で、図6と同様に、接地輪21の上下動作により、昇
降フレーム20の前端の高さを変え、前後2基のサッチ
収集ロータ22は、その屈曲部33で自在継手25によ
り屈曲し、サッチ収集ロータ22の回転軸24が上下動
する。後方のサッチ収集ロータ22の回転軸24に、機
枠19の側壁18に取付けた駆動モータ27を連結し、
反対側の側壁18から外に突出した前後2列のサッチ収
集ロータ22の回転軸24にそれぞれ平歯車28を装着
し、平歯車28の噛合せにより、前方に位置するサッチ
収集ロータ22に駆動モータ27の動力を伝える。
のサッチ収集ロータ22を、前後に平行に2基併設した
台車3の側面図で、図8はそのサッチ収集ロータ22の
連結状態を示す平面図である。台車3には、底面を開放
した機枠19が設けられ、台車3の前方に設けた一対の
支持前輪14と、後方に設けた一対の固定後輪15によ
り機枠19を支える。機枠19の中央に前後方向に伸び
る昇降フレーム20を設け、その前端を接地輪21によ
り支持し、後端を機枠19の後部に固定後輪15の車軸
と平行に設けた支軸に回動自在に軸支する。機枠19の
左右両側の側壁18と昇降フレーム20との間に、自在
継手25を介して連結した一対のサッチ収集ロータ22
を取付け、その前方に一定の間隔を開けて同様に一対の
サッチ収集ロータ22を取付ける。この時、前後2基の
サッチ収集ロータ22は、図8に示すように、それぞれ
のブレード23が互いに衝突しないように左右交互にず
らして配列し、ブレード重合部34を形成する。この状
態で、図6と同様に、接地輪21の上下動作により、昇
降フレーム20の前端の高さを変え、前後2基のサッチ
収集ロータ22は、その屈曲部33で自在継手25によ
り屈曲し、サッチ収集ロータ22の回転軸24が上下動
する。後方のサッチ収集ロータ22の回転軸24に、機
枠19の側壁18に取付けた駆動モータ27を連結し、
反対側の側壁18から外に突出した前後2列のサッチ収
集ロータ22の回転軸24にそれぞれ平歯車28を装着
し、平歯車28の噛合せにより、前方に位置するサッチ
収集ロータ22に駆動モータ27の動力を伝える。
【0010】次に動作を説明する。自走車1の走行によ
り、前方の台車3はアーム16と機枠支持ロッド17に
より押出され、支持前輪14と固定後輪15により地表
面を走行する。サッチ収集ロータ22は、あらかじめ台
車3の支持前輪14の高さを調整して地表面に近接した
状態に保持し、走行の際に、ブレード23の先端が直接
地表面に当たることなく、サッチを掻き寄せられるよう
に調節する。一方、昇降フレーム20の先端に取付けら
れた接地輪21は、自重により地表面に密着し、平坦地
では、ブレード23の先端がほぼ横一線になるように
し、地表面の凹凸に追従して昇降フレーム20の前端の
高さを変えて前進する。サッチ収集ロータ22の屈曲部
33は、昇降フレーム20に従って昇降し、左右のサッ
チ収集ロータ22を左右の側壁18のベアリング軸受2
6を支点として、自在継手25により内側に向い傾斜し
た状態に保持して、駆動モータ27の回転により、地表
面の傾斜に従って平行に左右のサッチ収集ロータ22を
回転し、サッチ収集ロータ22のブレード23によりサ
ッチを機枠19内に掬い上げ、収集したサッチを、搬送
ファン装置2により搬送ダクト6を通して、サイクロン
7に送る。地表面の凹凸により、接地輪21が上下動す
ると、昇降フレーム20の先端は接地輪21に追従して
昇降し、昇降フレーム20の昇降に応じて、サッチ収集
ロータ22の傾斜を変え、サッチ収集ロータ22が地表
面に対して平行になるように支持する。駆動モータ27
に直結したサッチ収集ロータ22を、走行方向と逆向き
に回転することにより、サッチを簡単にブレード23に
より掬上げることができる。以上のように、サッチ収集
ロータ22を地面に沿って傾斜した状態で回転すること
により、平坦な芝生ばかりでなく起伏ある芝生でも、ブ
レード23の先端を地表面に近接して回転し、サッチを
取り残しなく収集することができる。
り、前方の台車3はアーム16と機枠支持ロッド17に
より押出され、支持前輪14と固定後輪15により地表
面を走行する。サッチ収集ロータ22は、あらかじめ台
車3の支持前輪14の高さを調整して地表面に近接した
状態に保持し、走行の際に、ブレード23の先端が直接
地表面に当たることなく、サッチを掻き寄せられるよう
に調節する。一方、昇降フレーム20の先端に取付けら
れた接地輪21は、自重により地表面に密着し、平坦地
では、ブレード23の先端がほぼ横一線になるように
し、地表面の凹凸に追従して昇降フレーム20の前端の
高さを変えて前進する。サッチ収集ロータ22の屈曲部
33は、昇降フレーム20に従って昇降し、左右のサッ
チ収集ロータ22を左右の側壁18のベアリング軸受2
6を支点として、自在継手25により内側に向い傾斜し
た状態に保持して、駆動モータ27の回転により、地表
面の傾斜に従って平行に左右のサッチ収集ロータ22を
回転し、サッチ収集ロータ22のブレード23によりサ
ッチを機枠19内に掬い上げ、収集したサッチを、搬送
ファン装置2により搬送ダクト6を通して、サイクロン
7に送る。地表面の凹凸により、接地輪21が上下動す
ると、昇降フレーム20の先端は接地輪21に追従して
昇降し、昇降フレーム20の昇降に応じて、サッチ収集
ロータ22の傾斜を変え、サッチ収集ロータ22が地表
面に対して平行になるように支持する。駆動モータ27
に直結したサッチ収集ロータ22を、走行方向と逆向き
に回転することにより、サッチを簡単にブレード23に
より掬上げることができる。以上のように、サッチ収集
ロータ22を地面に沿って傾斜した状態で回転すること
により、平坦な芝生ばかりでなく起伏ある芝生でも、ブ
レード23の先端を地表面に近接して回転し、サッチを
取り残しなく収集することができる。
【0011】さらに、図7および図8に示すように、自
在継手25を介して連結したサッチ収集ロータ22を2
基前後2列に配置し、双方のブレード23が交互に位置
するように近接し、後方のサッチ収集ロータ22の回転
軸24を駆動モータ27に連結し、前後二列の回転軸2
4の他端にそれぞれ平歯車28を取付け、その平歯車2
8の噛合により、前方のサッチ収集ロータ22と連結す
る。駆動モータ27により後方のサッチ収集ロータ22
をブレード重合部34のブレード23が上昇方向に回転
すると、前方のサッチ収集ロータ22も重合部34のブ
レード23が上昇方向に回転するように、平歯車28の
噛合により両回転軸を互いに反対方向に回転する。この
時、地表面に刈取られたサッチは、後方のサッチ収集ロ
ータ22により前方に、前方のサッチ収集ロータ22に
より後方に掻き集められ、前後のサッチ収集ロータ22
のブレード重合部34により残すことなく機枠19内に
持ち上げ、効率よくサッチを収集することができる。
在継手25を介して連結したサッチ収集ロータ22を2
基前後2列に配置し、双方のブレード23が交互に位置
するように近接し、後方のサッチ収集ロータ22の回転
軸24を駆動モータ27に連結し、前後二列の回転軸2
4の他端にそれぞれ平歯車28を取付け、その平歯車2
8の噛合により、前方のサッチ収集ロータ22と連結す
る。駆動モータ27により後方のサッチ収集ロータ22
をブレード重合部34のブレード23が上昇方向に回転
すると、前方のサッチ収集ロータ22も重合部34のブ
レード23が上昇方向に回転するように、平歯車28の
噛合により両回転軸を互いに反対方向に回転する。この
時、地表面に刈取られたサッチは、後方のサッチ収集ロ
ータ22により前方に、前方のサッチ収集ロータ22に
より後方に掻き集められ、前後のサッチ収集ロータ22
のブレード重合部34により残すことなく機枠19内に
持ち上げ、効率よくサッチを収集することができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明では、サッチ収集
ロータの回転軸の間に自在継手を介装して屈曲部を形成
し、回転軸の両端を機枠の側壁に、屈曲部を接地輪に支
持された昇降フレームに軸支することにより、地表面の
凹凸により上下動する接地輪に追従して昇降フレームが
昇降し、芝生面の凹凸に沿って左右のサッチ収集ロータ
を傾け、サッチ収集ロータの回転により、凹部のサッチ
も残りなく収集できる。また、このサッチ収集ロータを
そのブレード互いに交互するように接近して前後2列に
配置し、後方のサッチ収集ロータを駆動モータによりそ
のブレード重合部で上向きなるように、平歯車により前
方のサッチ収集ロータも上向きなるように回転すること
により、ブレード重合部にサッチの上向きの流れを生
じ、サッチを確実に収集し機枠内に取り込むことがで
き、サッチ収集作業の効率化と省力化、経費の削減とコ
ストダウンを図ることができる。
ロータの回転軸の間に自在継手を介装して屈曲部を形成
し、回転軸の両端を機枠の側壁に、屈曲部を接地輪に支
持された昇降フレームに軸支することにより、地表面の
凹凸により上下動する接地輪に追従して昇降フレームが
昇降し、芝生面の凹凸に沿って左右のサッチ収集ロータ
を傾け、サッチ収集ロータの回転により、凹部のサッチ
も残りなく収集できる。また、このサッチ収集ロータを
そのブレード互いに交互するように接近して前後2列に
配置し、後方のサッチ収集ロータを駆動モータによりそ
のブレード重合部で上向きなるように、平歯車により前
方のサッチ収集ロータも上向きなるように回転すること
により、ブレード重合部にサッチの上向きの流れを生
じ、サッチを確実に収集し機枠内に取り込むことがで
き、サッチ収集作業の効率化と省力化、経費の削減とコ
ストダウンを図ることができる。
【図1】本発明を実施したサッチ収集機の平面図であ
る。
る。
【図2】同上側面図である。
【図3】本発明を実施したサッチ収集機の収集装置と搬
送ファン装置の構成を示す側面図である。
送ファン装置の構成を示す側面図である。
【図4】本発明を実施したサッチ収集機の機枠と昇降フ
レームの連結機構を示す側面図である。
レームの連結機構を示す側面図である。
【図5】同上収集装置のサッチ収集ロータの取付状態を
示す断面平面図である。
示す断面平面図である。
【図6】同上断面正面図である。
【図7】本発明を実施したサッチ収集ロータを前後に2
基併設した収集装置の側面図である。
基併設した収集装置の側面図である。
【図8】同上収集装置の2基併設したサッチ収集ロータ
の取付状態を示す断面平面図である。
の取付状態を示す断面平面図である。
1 自走車 2 搬送ファン装置 3 台車 4 連結部 5 装架台枠 6 搬送ダクト 7 サイクロン 8 ホッパ 9 排出口 10 サッチ排出シャッタ 11 袋 12 予備排出口 13 予備排出ダクト 14 支持前輪 15 固定後輪 16 アーム 17 機枠支持ロッド 18 側壁 19 機枠 20 昇降フレーム 21 接地輪 22 サッチ収集ロータ 23 ブレード 24 回転軸 25 自在継手 26 ベアリング軸受 27 駆動モータ 28 平歯車 29 収集装置 30 接地輪支持部 31 スプリング 32 連結ピン 33 屈曲部 34 ブレード重合部 35 ブレード連結体 36 支軸 37 連結機構 38 連結ピン取付台 39 支持ピン 40 連結ピン座 41 割りピン 42 座金 43 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−242609(JP,A) 実開 平6−19415(JP,U) 特公 昭58−44321(JP,B2) 実公 平5−18882(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 90/00 - 90/16 A01D 34/00 - 34/86
Claims (2)
- 【請求項1】自走車の前部に横架するサッチ収集ロータ
を回転して地表のサッチを収集するサッチ収集車におい
て、 前記サッチ収集ロータの回転軸の途中に自在継手を介装
して屈曲部を形成すると共に、回転軸の左右両端を機枠
に自在継手を介して軸受けし、 さらに前記屈曲部を昇降フレームに軸受けし、 昇降フレームの後部を機枠の支軸に回動自在に連結し、
昇降フレームの前部には遊転自在な接地輪を取り付けて
成るサッチ収集装置。 - 【請求項2】 前記サッチ収集ロータを前後平行に2基
併設し、 それらの回転軸より放射状に延びるブレードが、前方の
サッチ収集ロータのものと後方のサッチ収集ロータのも
ので左右交互に並ぶように配列してブレード重合部を形
成し、 そして両回転軸の屈曲部を前記昇降フレームにそれぞれ
連結すると共に、両回転軸の左右両端を機枠に自在継手
を介してそれぞれ軸受けし、 さらにブレード重合部のブレードが、前方のサッチ収集
ロータのものも、後方のサッチ収集ロータのものも、上
昇方向に回転するように、両回転軸を互いに反対方向に
回転して成る請求項1記載のサッチ収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7248771A JP2994242B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | サッチ収集車におけるサッチ収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7248771A JP2994242B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | サッチ収集車におけるサッチ収集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0965753A JPH0965753A (ja) | 1997-03-11 |
JP2994242B2 true JP2994242B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17183143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7248771A Expired - Lifetime JP2994242B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | サッチ収集車におけるサッチ収集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2994242B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009039049A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Toko Sangyo Kk | 芝刈機 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP7248771A patent/JP2994242B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0965753A (ja) | 1997-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990928 |