JP2993746B2 - 密閉形スクロール圧縮機 - Google Patents
密閉形スクロール圧縮機Info
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Description
等の冷媒用圧縮機として用いられる密閉形スクロール圧
縮機に関する。
は、特開昭62−75094 号公報に開示されているように、
スクロール圧縮機構部で圧縮した冷媒ガスを、上部の吐
出室から連通路を介して電動機室に導き、電動機の周囲
を通して、圧縮機の吐出管から外部に流出すると共に、
回転軸をモータ上方にあるフレーム中央部にあって上,
下端部に配した二個の軸受部(主軸受部,下軸受部)に
よって支持したものがある(従来技術1)。 また、特開昭60−75795 号公報には、縦型の補助軸受構
造をしたスクロール圧縮機が開示されている(従来技術
2)。
は、圧縮機の回転数の高速化を達成しようとすると、圧
縮機の負荷の増大に伴う回転軸の振れまわり(軸の径方
向変位)が大きくなり、ひいては、圧縮機の振動が著し
く増大する。また、フレームに配置した二個の軸受スパ
ンが短かいことによって、これら二個の軸受に作用する
軸受荷重が大きくなり、機械損失も増大する。また、高
速化とともに、軸受油量が増えて背圧室でのバランスウ
エイトによる油撹拌損失も増大する。これらの損失は回
転数の三乗ないし四乗に比例して大きくなり、圧縮機の
性能が顕著に低下する。一方、従来技術2のものでは、
遠心ポンプ作用による給油によるものであり、下部軸受
がころがり軸受を備えたものではなく、下部軸受部と軸
部との芯だし法についても開示がなされていない。本発
明は、高速回転時における圧縮機の性能の向上及び圧縮
機の振動と騒音の低減を図ることができると共に、信頼
性の向上を図ることができる密閉形スクロール圧縮機を
得ることにある。
本発明は、密閉容器内に、圧縮機部と電動機部をフレー
ムに支承した回転軸を介して連設して収納し、前記密閉
容器内底部に油溜りを有し、前記圧縮機部は、円板状鏡
板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部材及び
旋回スクロール部材を、ラップを内側にしてかみ合せ、
前記旋回スクロール部材と前記回転軸とを偏心して係合
し、前記旋回スクロール部材を自転することなく前記固
定スクロール部材に対し旋回運動させ、前記固定スクロ
ール部材には中心部に開口する吐出口と外周部に開口す
る吸入口を設け、前記吸入口よりガスを吸入し、前記両
スクロール部材で形成される圧縮空間を中心に移動させ
容積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐
出すようにした密閉形スクロール圧縮機において、前記
電動機部より圧縮機部側に位置して前記フレームに前記
回転軸を支える主軸受部を設け、前記電動機部より反圧
縮機部側に位置して前記回転軸を支えるころがり軸受を
備えた補助軸受部を配し、前記補助軸受部を支える補助
フレームを前記密閉容器に固定し、前記補助フレームの
周方向に前記電動機部のロータとステータとの空隙部に
組立て用ゲージが通せる孔部を設け、前記補助軸受部を
前記補助フレームと別体にすると共に、前記補助フレー
ムに前記補助軸受部を径方向に調整する調整手段を備え
たことを特徴とするものである。 好ましくは、前記補助
フレームを前記密閉容器に圧入して固定すると共に、前
記調整手段を、前記補助フレームの複数のねじ部と、前
記補助軸受部の径方向の調整が可能な大きな複数の孔と
ねじで構成すると良い。 本発明の他の特徴は、密閉容器
内に、圧縮機部と電動機部をフレームに支承した回転軸
を介して連設して収納し、前記密閉容器内底部に油溜り
を有し、前記回転軸の中心部に給油孔を有し、前記圧縮
機部は、円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定ス
クロール部材及び旋回スクロール部材を、ラップを内側
にしてかみ合せ、前記旋回スクロール部材と前記回転軸
とを偏心して係合し、前記旋回スクロール部材を自転す
ることなく前記固定スクロール部材に対し旋回運動さ
せ、前記固定スクロール部材には中心部に開口する吐出
口と外周部に開口する吸入口 を設け、前記吸入口よりガ
スを吸入し、前記両スクロール部材で形成される圧縮空
間を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、吐出
口より圧縮ガスを密閉容器内に吐出して前記油溜りに高
圧を加えるようにし、前記旋回スクロールの鏡板背面と
前記フレームとの間に吐出圧力より低い圧力の背圧室を
構成し、該背圧室内に前記回転軸のバランスウエイトを
配置し、前記旋回スクロールに設けた旋回軸受部の両側
を前記給油孔及び前記背圧室に連通し、該旋回軸受部の
軸受隙間を介して前記背圧室に流入する油経路を備えた
密閉形スクロール圧縮機において、前記電動機部より圧
縮機部側に位置して前記フレームに前記回転軸を支える
円筒ころ軸受を備えた主軸受部を設け、該主軸受の一側
を前記背圧室に連通すると共に、該主軸受の他側をシー
ルするシール材を備え、前記電動機部より反圧縮機部側
に位置して前記回転軸を支える補助軸受部を配し、前記
補助軸受部を支える補助フレームを前記密閉容器に固定
し、前記補助フレームの周方向に前記電動機部のロータ
とステータとの空隙部に組立て用ゲージが通せる孔部を
設け、前記補助軸受部を前記補助フレームと別体にする
と共に、前記補助フレームに前記補助軸受部を径方向に
調整する調整手段を備え、前記油溜りに加わる圧縮ガス
の圧力を利用して油溜り内の潤滑油を前記フレームの主
軸受部及び前記補助軸受部へ給油することにある。
るフレームに回転軸を支える主軸受部を設け、電動機よ
り反圧縮機部側で回転軸を支える補助軸受部を配したの
で、主軸受部と補助軸受部とのスパンが長くなり、両軸
受部に分担されて主軸受部にかかる軸受荷重が大幅に低
減されると共に、軸受部の油温上昇が抑えられる。これ
により、高速回転時における圧縮機の信頼性を向上する
ことができる。しかも、軸受荷重が低減されることによ
り、機械損失が低減され、高速回転時における圧縮機の
性能を向上することができる。
長くなったことにより回転軸の振れ回りを補助軸受部の
軸受隙間内にとどめることができ、特にころがり軸受を
備えた補助軸受部としているので、高速回転時での圧縮
機の振動と騒音の低減を図ることができる。しかも、主
軸受部に円筒ころ軸受を備えたので、より一層高速回転
時での圧縮機の振動と騒音の低減を図ることができる。
さらには、油溜りに加わる圧縮ガスの圧力を利用して油
溜り内の潤滑油をフレームの主軸受部及び補助軸受部の
ころがり軸受へ給油する差圧給油方式をとっているた
め、低速回転時あるいは高速回転時にも主軸受部と転が
り軸受を備えた補助軸受部に対して油量は常に確保さ
れ、補助軸受部の潤滑も良好に行うことができ、信頼性
を向上することができる。また、補助軸受部を支える補
助フレームを密閉容器に固定し、補助フレームの周方向
に電動機部のロータとステータとの空隙部に組立て用ゲ
ージが通せる孔部を設け、補助軸受部を前記補助フレー
ムと別体にすると共に、補助フレームに補助軸受部を径
方向に調整する調整手段を備えているので、補助軸受部
と回転軸との芯だし作業において、径方向の調整を容易
に行うことができる。なお、補助フレームを密閉容器に
圧入して固定すると共に、調整手段を補助フレームの複
数のねじ部と補助軸受部の径方向の調整が可能な大きな
複数の孔とねじで構成することにより、補助フレーム及
び補助軸受部の芯出し作業をより一層容易に行うことが
できる。また、旋回軸受部の軸受隙間を介して背圧室に
流入する油経路を備え、円筒ころ軸受よりなる主軸受の
一側を前記背圧室に連通し他側にシール材を配した構成
とすることにより、主軸受部から背圧室への潤滑油の流
入をシール材で阻止することができ、背圧室への流入油
量を抑えることができると共に背圧室から主軸受部に潤
滑油を供給することができる。これにより、主軸受部の
信頼性を維持しつつ、背圧室内でのバランスウエイトに
よる油攪拌損失を軽減することができる。
示す。図1は、本発明の全体構成を示す密閉形スクロー
ル圧縮機の縦断面図である。
機部100が、下方に電動機部3が収納されている。そ
して、密閉容器1内は上部室1a(吐出室)と電動機室
1b,1cとに区画されている。
旋回スクロール部材6を互いに噛合せて圧縮空間(密閉
空間)7を形成している。固定スクロール部材5は、円
板状の鏡板5aと、これに直立し、インボリュート曲
線、あるいは、これに近似の曲線に形成されたラップ5
bとからなり、その中心部に吐出口10,外周部に吸入
口16を備えている。旋回スクロール部材6は円板状の
鏡板6aと、これに直立し、固定スクロールのラップと
同一形状に形成されたラップ6bと、鏡板6aの反ラッ
プ面に形成されたボス6cからなっている。フレーム1
1は中央部に軸受部を形成し、この軸受部に回転軸14
が支承され、回転軸先端の偏心軸14aは、ボス6cに
旋回運動が可能なように挿入されている。また、フレー
ム11には固定スクロール部材5が複数本のボルトによ
って固定され、旋回スクロール部材6はオルダムリング
およびオルダムキーよりなるオルダム機構12によって
フレーム11に支承され、旋回スクロール部材6は固定
スクロール部材5に対して、自転しないで旋回運動をす
るように形成されている。回転軸14には下部に、ロー
タ3bに固定された電動機軸14bを一体に連設し、電
動機部3を直結している。固定スクロール部材5の吸入
口16には密閉容器1の蓋2aを貫通して垂直方向の吸
入管17が接続され、吐出口10が開口している上部室
1aは通路18a,18bを介して上部電動機室1bと
連通している。この上部電動室1bは電動機ステータ3
aと密閉容器1側壁との間の通路19を介して下部電動
機室1cに連通している。また上部電動機室1bは密閉
容器1を貫通する吐出管20に連通している。
りを示す。図中実線矢印は冷媒ガスの流れ方向、破線矢
印は油の流れ方向を示す。なお、8と21は、旋回スク
ロール6の旋回運動に伴う遠心力を相殺するための第一
と第二のバランスウェイトである。
説明する。
り22として溜められる。回転軸14の上端部には偏心
軸部(クランクピン)14aを備え、偏心軸部14aが
旋回スクロール6の鏡板6aのボス部6c内の旋回軸受
39を介して、スクロール圧縮要素部である旋回スクロ
ール6と係合している。回転軸14には、各軸受部への
給油を行なうための中心縦孔13が回転軸14の下端か
ら上端面まで形成される。13aは、回転軸14の下端
と底部油溜り22を連ねる揚油管である。偏心軸部14
aの下部には、旋回スクロール6のボス部6cの先端面
と対向する主軸受40の上部にバランスウェイト8が回
転軸14と結合し、一体化して形成されている。潤滑油
22aの油溜り22内に浸漬された揚油管13aの下端
は高圧の吐出圧力Pdを受けており、一方、下流となる
旋回軸受39(図2参照)及び主軸受40のまわりは、
旋回鏡板6aに設けた細孔6eにより圧縮途中の圧力で
ある中間圧力Pmを受けているため、(Pd−Pm)の
圧力差によって、容器底部の油溜り22中の潤滑油22
aは、中心縦孔13内を上昇する。このように、各軸受
部への給油を、中心縦孔給油による差圧給油法によって
行なう。
は、補助軸受51a、及び、旋回軸受39へ給油され
る。旋回軸受39へ給油された油は、背圧室41に流入
し、背圧室41に流入した油は冷媒ガスと混合し、背圧
孔6eを介して圧縮室7に流出する。圧縮室7に至った
油は、冷媒ガスとともに加圧され、固定スクロール5の
上方の吐出室1aさらに電動機室1bへと移動する。こ
の電動機室1bと下方の空間1cで冷媒ガスと油は分離
され、油は密閉容器1の下部の油溜り22に落下し、再
び各摺動部に供給される。
金を使用すれば、圧縮機の高速化のためには有利とな
る。すなわち、旋回軸受部に作用する遠心力の軽減化に
伴い軸受損失の低下など性能向上や信頼性向上にさらに
一層有効となるためである。
転軸14を支える主軸受40を設け、主軸受部40の近
くの下方に電動機室1bと背圧室41とをシールするシ
ール部材9を備え、電動機3の下方に回転軸14(14
c)を支え、チャンバ部材であるケーシング部2bと別
体構造とした補助軸受部51を配する。主軸受部40に
は円筒コロ軸受を配置し、この軸受の潤滑は、旋回軸受
39側から背圧室41へ流入した油を供給する。図2
に、シール部材9のまわりの拡大図を示す。主軸受40
の近くに設けるシール部材9は、内周面に円周溝9b
を、一方、円周溝9bに高圧油を供給するために回転軸
14に径方向の給油孔14f(放射状孔)を付した構造
の組合せによるシール軸受構造とする。給油孔14fの
回転に伴う遠心ポンプ作用により円周溝9bにはより高
い油圧がかかる。図2に示すように、シール部材9の下
端部は、ロータ部3bのエンドリング上端部に位置した
両者の位置関係としている。これにより、電動機からの
発熱の影響をシール部材9が受けなくなる。これは、シ
ール部材9の信頼性の面で好ましい。図3はシール機能
を増すため、背圧室41内の油を高圧側に逆に油を移動
させるのに効果のあるねじシール部9d(ビイスコねじ
シール構造)をシール部材9に付加したものである。図
中には、右ねじ部と記しているが、このねじ方向は回転
軸14の方向により決まる。シール部9dは、矩形断面
のねじ溝構造とする。シール部材9には、補助軸受51
aが回転軸下端にあるため回転軸14をささえる必要が
なく、その部分での荷重負荷能力は僅少でよい。このた
め、シール部9dは、シール機能だけでよい。この結
果、シール部材9により、背圧室41へ流入する油量を
調節する機構とすることができる。このように、主軸受
部40の近くにはシール部材9を配備しているので、こ
の部分からの高圧油の流入は阻止される。従って従来機
では旋回軸受部側とフレーム側の下軸受部側からの両軸
受から背圧室へ高圧油が流入していたが、本発明では旋
回軸受39側だけの油流入となる。従って本発明の構成
によれば、従来機のものに比べて背圧室への流入油量を
約半分から数分の一以下に抑えることができるもので、
この背圧室41内で振れ回っているバランスウェイト8
による油撹拌損失を大きく軽減することができる。
実施例を示す平面図と縦断面図である。図4の図中に
は、二点破線で電動機ステータ部3aのガス通路用切欠
きを示す。
チャンバ22の油を吹き上げないように、補助フレーム
52の壁体部でガスの流れをせきとめる。このため、圧
縮機内を循環する油を底チャンバ22に戻すための通路
52aは、通路18(18a,18b)の反対側に設け
ている。このように、補助フレーム部材52は、ガスの
流れを積極的に変えガス中の油を分離する作用を備えて
いる。52fは、補助軸受部51を固定するためのねじ
部である。図6と、図7は、補助フレーム部材52の他
の実施例を示す平面図と縦断面図である。図1と図7に
示すように、補助軸受部51を支える補助フレーム52
が密閉チャンバ部材(ケーシング部2b)と圧入による固
定法からなり、これにより補助フレーム52の芯出し作
業を簡単に行なえるようにしている。また、補助フレー
ム52の周方向に電動機ステータ部3aとロータ部3b
との空隙部3eを均一に保持する組立用厚さゲージ57
が通せる孔部52aを補助フレーム52に設け、厚さゲ
ージ57を組付けた状態で補助軸受51を回転軸14c
と連設し、回転軸14の芯出し作業を容易に行なえるよ
うにしている。組立用厚さゲージ57は、治具56に止
めボルト57aにより固定される。図8は、補助軸受部
51の構造を示す部分断面図で、図9は、軸部14cに
平行溝14eを設けた場合の横断面図である。図8に示
すように、補助軸受部51には、チャンバ部材と別体構
造としているので、補助フレーム52に取付けるため
に、径方向の調整が可能な大きい孔51fを複数個設け
ている。補助軸受51aは、給油孔14cを介して軸部
14cの平行溝14e内の油により潤滑される。平行溝
14eの溝深さは0.5mm 前後と十分深くしてよい。図
10は、補助軸受部51にころがり軸受51gの構造を
適用した場合の実施例で、軸受まわりの部分断面図であ
る。ころがり軸受51gをこの部分に用いても補助軸受
部としてチャンバ部材と別体構造としているため、両部
材の合わせ作業が可能となり、回転軸14(14c)の
芯出し作業を容易に行なえる。
形スクロール圧縮機の縦断面図である。
構造を示す部分拡大図を示す。
13を支持する軸受部として電動機3をはさんで配置
し、スクロール圧縮要素部5,6と反対側に位置する補
助軸受51aへの給油源となる油溜め機能を備えた油カ
バー部61を補助軸受51aの支持部51に連設してい
る。71と72は吐出室1aと電動機室とをつなぐ油通
路である。このように、本発明では、差圧給油方式とし
ているため、油は底チャンバ部から油カバー部61まで
簡単に上昇する。
なぐ鉛直管62を配している。なお、油カバー部61の
端部61aは補助軸受の支持部51と取付けの容易な圧
入構造としている。このように、図1と図11とを見て
分かるように、本発明の構成とすることにより給油管1
3aと油カバー部61を交換するだけで、圧縮機構部の
共用化を含めて概ね縦型構造と横型構造の共通部品化が
可能となる。
縮機の性能の向上及び圧縮機の振動と騒音の低減を図る
ことができると共に、信頼性の向上を図ることができる
密閉形スクロール圧縮機を得ることができる。
示す縦断面図である。
のまわりの構造を示す部分断面図である。
のまわりの他の実施例の構造を示す部分断面図である。
ム部材の取付構造を示す横断面図である。
フレーム部材の縦断面図である。
ム部材の他の実施例の組立て方法を示す横断面図であ
る。
ム部材の組立て方法を示す縦断面図である。
分の構造を示す部分断面図である。
行溝部分の横断面図である。
部にころがり軸受を適用した実施例の軸受まわりの部分
断面図である。
の全体構成を示す縦断面図である。
のまわりの構造を示す部分拡大図である。
定スクロール部材、6…旋回スクロール部材、9…シー
ル部材、11…フレーム、13a…孔、14…回転軸、
22…油溜り、22a…潤滑油、39…旋回軸受、40
…主軸受、51…補助軸受部、51a…補助軸受、52
…補助フレーム部材、100…圧縮機部。
Claims (3)
- 【請求項1】密閉容器内に、圧縮機部と電動機部をフレ
ームに支承した回転軸を介して連設して収納し、前記密
閉容器内底部に油溜りを有し、前記圧縮機部は、円板状
鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部材及
び旋回スクロール部材を、ラップを内側にしてかみ合
せ、前記旋回スクロール部材と前記回転軸とを偏心して
係合し、前記旋回スクロール部材を自転することなく前
記固定スクロール部材に対し旋回運動させ、前記固定ス
クロール部材には中心部に開口する吐出口と外周部に開
口する吸入口を設け、前記吸入口よりガスを吸入し、前
記両スクロール部材で形成される圧縮空間を中心に移動
させ容積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガス
を吐出すようにした密閉形スクロール圧縮機において、
前記電動機部より圧縮機部側に位置して前記フレームに
前記回転軸を支える主軸受部を設け、前記電動機部より
反圧縮機部側に位置して前記回転軸を支えるころがり軸
受を備えた補助軸受部を配し、前記補助軸受部を支える
補助フレームを前記密閉容器に固定し、前記補助フレー
ムの周方向に前記電動機部のロータとステータとの空隙
部に組立て用ゲージが通せる孔部を設け、前記補助軸受
部を前記補助フレームと別体にすると共に、前記補助フ
レームに前記補助軸受部を径方向に調整する調整手段を
備えたことを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 【請求項2】前記補助フレームを前記密閉容器に圧入し
て固定すると共に、前記調整手段を、前記補助フレーム
の複数のねじ部と、前記補助軸受部の径方向の調整が可
能な大きな複数の孔とねじで構成したことを特徴とする
請求項1記載の密閉形スクロール圧縮機。 - 【請求項3】密閉容器内に、圧縮機部と電動機部をフレ
ームに支承した回転軸を介して連設して収納し、前記密
閉容器内底部に油溜りを有し、前記回転軸の中心部に給
油孔を有し、前記圧縮機部は、円板状鏡板に渦巻状のラ
ップを直立する固定スクロール部材及び旋回スクロール
部材を、ラップを内側にしてかみ合せ、前記旋回スクロ
ール部材と前記回転軸とを偏心して係合し、前記旋回ス
クロール部材を自転することなく前記固定スクロール部
材に対し旋回運動させ、前記固定スクロール部材には中
心部に開口する吐出口と外周部に開口する吸入口を設
け、前記吸入口よりガスを吸入し、前記両スクロール部
材で形成される圧縮空間を中心に移動させ容積を減少し
てガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを密閉容器内に吐
出して前記油溜りに高圧を加えるようにし、前記旋回ス
クロールの鏡板背面と前記フレームとの間に吐出圧力よ
り低い圧力の背圧室を構成し、該背圧室内に前記回転軸
のバランスウエイトを配置し、前記旋回スクロールに設
けた旋回軸受部の両側を前記給油孔及び前記背圧室に連
通し、該旋回軸受部の軸受隙間を介して前記背圧室に流
入する油経路を備えた密閉形スクロール圧縮機におい
て、前記電動機部より圧縮機部側に位置して前記フレー
ムに前記回転軸を支える円筒ころ軸受を備えた主軸受部
を設け、該主軸受の一側を前記背圧室に連通すると共
に、該主軸受の他側をシールするシール材を備え、前記
電動機部より反圧縮機部側に位置して前記回転軸を支え
る補助軸受部を配し、前記補助軸受部を支える補助フレ
ームを前記密閉容器に固定し、前記補助フレームの周方
向に前記電動機部のロータとステータとの空隙部に組立
て用ゲージが通せる孔部を設け、前記補助軸受部を前記
補助フレームと別体にすると共に、前記補助フレームに
前記補助軸受部を径方向に調整する調整手段を備え、前
記油溜りに加わる圧縮ガスの圧力を利用して油溜り内の
潤滑油を前記フレームの主軸受部及び前記補助軸受部へ
給油することを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
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JP3011902A JP2993746B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 密閉形スクロール圧縮機 |
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JPH04246283A JPH04246283A (ja) | 1992-09-02 |
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JPH04246283A (ja) | 1992-09-02 |
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