JP2992158B2 - 2端子サージ防護素子及び多線防護方法 - Google Patents
2端子サージ防護素子及び多線防護方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信回路などの弱電回路
のサージ防護に好適な2端子サージ防護素子に関するも
のである。
のサージ防護に好適な2端子サージ防護素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通信回路などの弱電回路をサージから防
護する手段として、小型安価で高速動作のサイリスタ型
2端子サージ防護素子、例えば図6(a)の断面図に示
すP1N2 P3 N4 の4層構造よりなる素子、或いは図
6(b)の断面図に示す図6(a)の構成においてN2
層の一部をP1 層を貫通して表面に露呈させ、かつP1
層と短絡された構造をもつ、図6(c)に示すような電
圧−電流特性をもつ、VBO点弧の片方向サージ素子がよ
く用いられ知られている。このサージ防護素子によるサ
ージ防護は、図7(a)に示す回路図のように素子Zを
被防護回路Gと並列に線路LI1 ,LI2 に接続して行
われる。また両方向サージSに対しては図7(b)に示
す回路図のように、ダイオードブリッジ回路DBを介し
て被防護機器Gが接続された線路LI1 ,LI2 間に接
続して行われる。また更にLI1 〜LIN のN個の線路
を持つ回路における正負両方向サージに対しては、図7
(c)に示す回路図のように、線路LI1 〜LIN にそ
れぞれダイオードD1 ,D2 を介して1個のサージ防護
素子Zを共通に接続して保護が行われる。即ち線路に侵
入したサージ電圧Sが素子Zの耐圧VBOを越えたときサ
ージ防護素子Zがターンオンし、これにより素子Zに電
流を流して、被防護回路Gに耐圧VBO以上の電圧が侵入
しないように働いて保護を行うものである。なお実際に
はサージ電圧Sの立上り速度dV/dtが大きいとき
は、後述するように耐圧VBOより大きい動作電圧VCLに
おいてターンオンする。そしてサージが通過してサージ
防護素子Zを流れる電流が減少して保持電流IH を下廻
ると、線路インピーダンスRとバイアス電圧Eによる続
流を遮断して通常状態に復帰して次のサージに備える動
作を行う。
護する手段として、小型安価で高速動作のサイリスタ型
2端子サージ防護素子、例えば図6(a)の断面図に示
すP1N2 P3 N4 の4層構造よりなる素子、或いは図
6(b)の断面図に示す図6(a)の構成においてN2
層の一部をP1 層を貫通して表面に露呈させ、かつP1
層と短絡された構造をもつ、図6(c)に示すような電
圧−電流特性をもつ、VBO点弧の片方向サージ素子がよ
く用いられ知られている。このサージ防護素子によるサ
ージ防護は、図7(a)に示す回路図のように素子Zを
被防護回路Gと並列に線路LI1 ,LI2 に接続して行
われる。また両方向サージSに対しては図7(b)に示
す回路図のように、ダイオードブリッジ回路DBを介し
て被防護機器Gが接続された線路LI1 ,LI2 間に接
続して行われる。また更にLI1 〜LIN のN個の線路
を持つ回路における正負両方向サージに対しては、図7
(c)に示す回路図のように、線路LI1 〜LIN にそ
れぞれダイオードD1 ,D2 を介して1個のサージ防護
素子Zを共通に接続して保護が行われる。即ち線路に侵
入したサージ電圧Sが素子Zの耐圧VBOを越えたときサ
ージ防護素子Zがターンオンし、これにより素子Zに電
流を流して、被防護回路Gに耐圧VBO以上の電圧が侵入
しないように働いて保護を行うものである。なお実際に
はサージ電圧Sの立上り速度dV/dtが大きいとき
は、後述するように耐圧VBOより大きい動作電圧VCLに
おいてターンオンする。そしてサージが通過してサージ
防護素子Zを流れる電流が減少して保持電流IH を下廻
ると、線路インピーダンスRとバイアス電圧Eによる続
流を遮断して通常状態に復帰して次のサージに備える動
作を行う。
【0003】ところでこのような2端子サージ防護素子
により、よりよい防護を行うためには、次の条件を満足
させることが要求される。 遮断能力の向上のため、
保持電流IH と、回路インピーダンスRとバイアス電圧
Eにより流れる電流E/Rの関係がIH >E/Rを満足
するように保持電流IH を大にする。 サージ電流耐
量を大にする。 線路間に接続されるサージ防護素子
の静電容量を極力小として、線路に接続される静電容量
を極力小とし、これによる伝送信号の減衰による通信性
能の劣化を防ぐ。 サージ電圧の立上り速度が大きく
なることにより生ずる、耐圧(直流阻止電圧)VBOより
大となるサージ動作電圧VCLを小として、被防護回路G
に侵入するサージ電圧を極力小とする。即ち、耐圧VBO
は例えば前記図6(a)の構造において、構成トランジ
スタN4 P3 N2 及びP1 N2 P3 の電流増幅率をそれ
ぞれα1 ,α2 とし、接合N2,P3 単独の耐圧(ブレ
ークダウンボルテージ)をVB とする。 VBO〜VB {1−(α1 +α2 )}1/n 但し、n〜2〜6 また前記図6(b)の構造では、 VBO〜VB (1−α1 )1/n で近似される。そのためVBO<VB になっている。一方
例えば通常のサージ電圧の立上り速度であるdV/dt
が100Vμs程度になると、サージ動作電圧VCLはV
B に等しくなる。従って VCL(≒VB )>VB となり、よりよいサージ防護能力をもたせるためには、
極力VCL=VBOとするのが望まれる。
により、よりよい防護を行うためには、次の条件を満足
させることが要求される。 遮断能力の向上のため、
保持電流IH と、回路インピーダンスRとバイアス電圧
Eにより流れる電流E/Rの関係がIH >E/Rを満足
するように保持電流IH を大にする。 サージ電流耐
量を大にする。 線路間に接続されるサージ防護素子
の静電容量を極力小として、線路に接続される静電容量
を極力小とし、これによる伝送信号の減衰による通信性
能の劣化を防ぐ。 サージ電圧の立上り速度が大きく
なることにより生ずる、耐圧(直流阻止電圧)VBOより
大となるサージ動作電圧VCLを小として、被防護回路G
に侵入するサージ電圧を極力小とする。即ち、耐圧VBO
は例えば前記図6(a)の構造において、構成トランジ
スタN4 P3 N2 及びP1 N2 P3 の電流増幅率をそれ
ぞれα1 ,α2 とし、接合N2,P3 単独の耐圧(ブレ
ークダウンボルテージ)をVB とする。 VBO〜VB {1−(α1 +α2 )}1/n 但し、n〜2〜6 また前記図6(b)の構造では、 VBO〜VB (1−α1 )1/n で近似される。そのためVBO<VB になっている。一方
例えば通常のサージ電圧の立上り速度であるdV/dt
が100Vμs程度になると、サージ動作電圧VCLはV
B に等しくなる。従って VCL(≒VB )>VB となり、よりよいサージ防護能力をもたせるためには、
極力VCL=VBOとするのが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし以上のような諸
要求条件相互には、素子の設計上互いに酷しいトレード
オフの関係がある。例えば公知のように素子の縦構造、
即ちP1 N2 P3 N4 層の不純物濃度,厚さ等の選定に
より、構成トランジスタのα1 ,α2 等を小さくして、
耐圧VBOのVB からの低下を減少させることができる
が、このようにするとサージ電流耐量の低下を招く。ま
た例えば通信性能の劣化防止のため、素子のもつ静電容
量を小にすると、VBOが高くなるなどのトレードオフ関
係を有し、従来の構造ではこれらのトレードオフ関係を
解消して前記条件のすべてを満足させることは容易では
ない。
要求条件相互には、素子の設計上互いに酷しいトレード
オフの関係がある。例えば公知のように素子の縦構造、
即ちP1 N2 P3 N4 層の不純物濃度,厚さ等の選定に
より、構成トランジスタのα1 ,α2 等を小さくして、
耐圧VBOのVB からの低下を減少させることができる
が、このようにするとサージ電流耐量の低下を招く。ま
た例えば通信性能の劣化防止のため、素子のもつ静電容
量を小にすると、VBOが高くなるなどのトレードオフ関
係を有し、従来の構造ではこれらのトレードオフ関係を
解消して前記条件のすべてを満足させることは容易では
ない。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は以上の諸要求のうち、特
にVCL=VBOの実現と保持電流IH の増大の実現を、他
の要求を犠牲にすることなく実現して、サージ防護性能
と、遮断性能を従来のものより向上できるようにした一
方向サージを対象とする2端子サージ防護素子の提示に
ある。
にVCL=VBOの実現と保持電流IH の増大の実現を、他
の要求を犠牲にすることなく実現して、サージ防護性能
と、遮断性能を従来のものより向上できるようにした一
方向サージを対象とする2端子サージ防護素子の提示に
ある。
【0006】
【課題を解決するための本発明の手段】前記図7(a)
の回路は一方向のサージ対応であり、図7(b)及び
(c)の回路は両方向サージ対応であるが、ダイオード
によってサージ防護素子Zには一方向サージのみ印加さ
れる。従ってサージ防護素子Zの特性としては図6
(c)の逆方向耐圧は不必要であるので、サージ防護素
子は逆導通型でよい。本発明はこのことを利用してなさ
れたもので、本発明の目的は図1(a)に示すようにP
1 N2 P3 N4 の4層構造からなり、N2 領域とP3 領
域の一部がそれぞれP1 領域とN4 領域を貫通して表裏
面に露呈し、かつこれらの露呈部分がそれぞれP1 領域
のN4 領域と金属電極T1 ,T2 により短絡された構造
F,Hをもつ構成とすると共に、貫通して表面と裏面に
露呈されたF,Hは、表面から裏面方向に透視した状態
で重なり合うことなく、かつFとH相互間の距離が等し
くなるように配置することにより達成される。
の回路は一方向のサージ対応であり、図7(b)及び
(c)の回路は両方向サージ対応であるが、ダイオード
によってサージ防護素子Zには一方向サージのみ印加さ
れる。従ってサージ防護素子Zの特性としては図6
(c)の逆方向耐圧は不必要であるので、サージ防護素
子は逆導通型でよい。本発明はこのことを利用してなさ
れたもので、本発明の目的は図1(a)に示すようにP
1 N2 P3 N4 の4層構造からなり、N2 領域とP3 領
域の一部がそれぞれP1 領域とN4 領域を貫通して表裏
面に露呈し、かつこれらの露呈部分がそれぞれP1 領域
のN4 領域と金属電極T1 ,T2 により短絡された構造
F,Hをもつ構成とすると共に、貫通して表面と裏面に
露呈されたF,Hは、表面から裏面方向に透視した状態
で重なり合うことなく、かつFとH相互間の距離が等し
くなるように配置することにより達成される。
【0007】
【作用】以上の構成とすることにより、以下の動作説明
が明らかなように、サージ防護素子の降伏がP1 領域と
N2 領域の接合J2 単独の降伏電圧VB できまる。従っ
て前記VBO<VB =VCLの関係をなくして、耐圧VBOと
サージ動作電圧VCLの関係をVBO=VCLとすることがで
き、本発明の目的を達成できる。また表面の短絡構造F
と裏面の短絡構造Hを利用することにより、本発明の他
の目的である保持電流IH の増大を図ることができる。
以下その詳細を図1を用いて説明する。図1(a)にお
いて電圧印加の方向を金属電極T1 からT2 の方向とす
る。接合J2 が逆バイアスとなり、サージ電圧が接合J
2 の降伏電圧を越えると、電流Iが流れ始める。このI
の成分I1 ,I2 はそれぞれN2 領域とP3 領域の横方
向実効抵抗RN ,RP によって電圧降下を生じ、この電
圧降下が短絡構造F,Hより離れる程大になるように接
合J1 及びJ3 を逆バイアスする。この順方向バイアス
電圧が電流の増加と共に増加し、接合J1 とJ3 の順方
向立上り電圧を越えると、接合J1 とJ3 を通って電流
が流れ始め、それぞれ正孔ih及び電子ieの注入が生
じる。このため電流Iが大となると、サージ防護素子は
ターンオンして導通状態に移行する。このオン状態は正
孔ihと電子ieにより維持され、このオン状態は短絡
構造F,Hを除く全面積において行われる。このとき短
絡構造F,Hの近傍では注入キャリアの再結合を生じて
いるが、大電流(通常サージ電流の波高値は数10〜数
100Aである)では再結合の影響は無視できる。続い
てオン電流が減少すると、再結合の影響が支配的とな
る。このためオン状態を維持できなくなって、ターンオ
フ動作が始まり、電流Iと保持電流IH がI=IH にな
るとオフ状態に移行する。また金属電極T 2 からT 1 の
方向への電圧印加の場合には、単に接合J2 の順方向特
性を示すのみであるので、本発明サージ防護素子の電
圧,電流特性は図1(b)に示すものとなる。
が明らかなように、サージ防護素子の降伏がP1 領域と
N2 領域の接合J2 単独の降伏電圧VB できまる。従っ
て前記VBO<VB =VCLの関係をなくして、耐圧VBOと
サージ動作電圧VCLの関係をVBO=VCLとすることがで
き、本発明の目的を達成できる。また表面の短絡構造F
と裏面の短絡構造Hを利用することにより、本発明の他
の目的である保持電流IH の増大を図ることができる。
以下その詳細を図1を用いて説明する。図1(a)にお
いて電圧印加の方向を金属電極T1 からT2 の方向とす
る。接合J2 が逆バイアスとなり、サージ電圧が接合J
2 の降伏電圧を越えると、電流Iが流れ始める。このI
の成分I1 ,I2 はそれぞれN2 領域とP3 領域の横方
向実効抵抗RN ,RP によって電圧降下を生じ、この電
圧降下が短絡構造F,Hより離れる程大になるように接
合J1 及びJ3 を逆バイアスする。この順方向バイアス
電圧が電流の増加と共に増加し、接合J1 とJ3 の順方
向立上り電圧を越えると、接合J1 とJ3 を通って電流
が流れ始め、それぞれ正孔ih及び電子ieの注入が生
じる。このため電流Iが大となると、サージ防護素子は
ターンオンして導通状態に移行する。このオン状態は正
孔ihと電子ieにより維持され、このオン状態は短絡
構造F,Hを除く全面積において行われる。このとき短
絡構造F,Hの近傍では注入キャリアの再結合を生じて
いるが、大電流(通常サージ電流の波高値は数10〜数
100Aである)では再結合の影響は無視できる。続い
てオン電流が減少すると、再結合の影響が支配的とな
る。このためオン状態を維持できなくなって、ターンオ
フ動作が始まり、電流Iと保持電流IH がI=IH にな
るとオフ状態に移行する。また金属電極T 2 からT 1 の
方向への電圧印加の場合には、単に接合J2 の順方向特
性を示すのみであるので、本発明サージ防護素子の電
圧,電流特性は図1(b)に示すものとなる。
【0008】以上の説明から、本発明によれば 接合
J2 が降伏して電流Iが流れ出すとき、電流は短絡構造
FからHへ単に接合J2 を通って流れるのみであって、
キャリアの注入がないためサージ防護素子の降伏電圧V
BOは単なる接合J2 の耐圧VB 、即ちVBO=VB =VCL
となり、前記要求条件が達成される。 本発明では表
面の短絡構造Fの他に、裏面にも短絡構造Hを設けてお
り、この短絡構造Hが注入電子に対する再結合効果を増
大させることになるので、保持電流IH を従来の構造の
ものに比べて大にする。また前記したようにターンオフ
動作は短絡構造F,Hの周辺から開始されるから、F,
Hの距離が小さい程(同一チップ面積では数が多い程)
保持電流IH の増大効果を大にすることができる。なお
複数個の短絡構造F,Hを設けた場合、他面の短絡構造
からの距離L(図1参照)を等距離にするのが有効であ
ることは云うまでもない。なおサージ電流耐量は短絡構
造以外の部分の有効面積できまるから、短絡構造F,H
の総面積を小さくすれば、サージ電流耐量に対する影響
はない。この場合この素子は金属電極T2 →T1 の方向
では使用されないため、短絡構造Fの面積を大にするこ
とを要しない。次に本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
J2 が降伏して電流Iが流れ出すとき、電流は短絡構造
FからHへ単に接合J2 を通って流れるのみであって、
キャリアの注入がないためサージ防護素子の降伏電圧V
BOは単なる接合J2 の耐圧VB 、即ちVBO=VB =VCL
となり、前記要求条件が達成される。 本発明では表
面の短絡構造Fの他に、裏面にも短絡構造Hを設けてお
り、この短絡構造Hが注入電子に対する再結合効果を増
大させることになるので、保持電流IH を従来の構造の
ものに比べて大にする。また前記したようにターンオフ
動作は短絡構造F,Hの周辺から開始されるから、F,
Hの距離が小さい程(同一チップ面積では数が多い程)
保持電流IH の増大効果を大にすることができる。なお
複数個の短絡構造F,Hを設けた場合、他面の短絡構造
からの距離L(図1参照)を等距離にするのが有効であ
ることは云うまでもない。なおサージ電流耐量は短絡構
造以外の部分の有効面積できまるから、短絡構造F,H
の総面積を小さくすれば、サージ電流耐量に対する影響
はない。この場合この素子は金属電極T2 →T1 の方向
では使用されないため、短絡構造Fの面積を大にするこ
とを要しない。次に本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】
【実施例】〔A〕図2(a)(b)は基板半導体P3 を
もとにして例えば拡散法により製造された、本発明サー
ジ防護素子の一実施例図を示す金属電極の図示を省略し
た上面図、及びA−A′部矢視断面図であって、この例
は表面の5箇所に短絡構造F(平面図の実線表示)を設
け、裏面の4箇所に短絡構造Hを設けた例である。この
例では図1を用いて前記した動作説明における、電流成
分I1 ,I2 が均等に分布し、その結果としてターンオ
ンをもたらす場合、J1 ,J3 からのキャリア注入が各
部において均等に分布するように、各短絡構造FとH間
の距離L2を等しく配置している。またこの例ではター
ンオンが中央部で始まり、次第に周辺に拡がるようにす
るため、素子周辺と短絡構造F,Hの距離L1 に対して
短絡構造相互間の距離L2を2L1 ≦L2 としている。 〔B〕図3(a)(b)は本発明の他の実施例を示す電
極を除いた上面図と、そのA−A′部における矢視断面
図であって、この例は短絡構造F,Hのうちの一部を、
接合J1 ,J3 の周辺部に設けた例である。 〔C〕図4(a)(b)は本発明の他の実施例を示す電
極を除いた上面図と、そのA−A′部における矢視断面
図で、この例では短絡構造HをN 4 の周辺に一体の領域
として設けた例である。 〔D〕図5(a)(b)(c)は短絡構造F,Hの他の
配置例を示す電極を除いた上面図である。以上本発明を
説明したが、目的に応じて短絡構造の数,形状,配置な
どを変更できる。また以上ではP1 N2 P3 N4 の構成
を用いた場合について説明したが、電導型を逆にしたN
1 P2 N3 P4 の構成においても同様に成立する。
もとにして例えば拡散法により製造された、本発明サー
ジ防護素子の一実施例図を示す金属電極の図示を省略し
た上面図、及びA−A′部矢視断面図であって、この例
は表面の5箇所に短絡構造F(平面図の実線表示)を設
け、裏面の4箇所に短絡構造Hを設けた例である。この
例では図1を用いて前記した動作説明における、電流成
分I1 ,I2 が均等に分布し、その結果としてターンオ
ンをもたらす場合、J1 ,J3 からのキャリア注入が各
部において均等に分布するように、各短絡構造FとH間
の距離L2を等しく配置している。またこの例ではター
ンオンが中央部で始まり、次第に周辺に拡がるようにす
るため、素子周辺と短絡構造F,Hの距離L1 に対して
短絡構造相互間の距離L2を2L1 ≦L2 としている。 〔B〕図3(a)(b)は本発明の他の実施例を示す電
極を除いた上面図と、そのA−A′部における矢視断面
図であって、この例は短絡構造F,Hのうちの一部を、
接合J1 ,J3 の周辺部に設けた例である。 〔C〕図4(a)(b)は本発明の他の実施例を示す電
極を除いた上面図と、そのA−A′部における矢視断面
図で、この例では短絡構造HをN 4 の周辺に一体の領域
として設けた例である。 〔D〕図5(a)(b)(c)は短絡構造F,Hの他の
配置例を示す電極を除いた上面図である。以上本発明を
説明したが、目的に応じて短絡構造の数,形状,配置な
どを変更できる。また以上ではP1 N2 P3 N4 の構成
を用いた場合について説明したが、電導型を逆にしたN
1 P2 N3 P4 の構成においても同様に成立する。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、一方向サージを保護の対象とする素子またはダ
イオード回路により両方向サージのうちの片方向のサー
ジを保護の対象とする素子の保持電流IH の増大と、耐
圧VBOとサージ動作電圧VCLの差を小さくして、遮断性
能の向上とサージ防護能力の向上を図りうるすぐれた利
点をを有するもので通信回路その他この種回路のサージ
防護に用いて大きな効果を発揮する。
よれば、一方向サージを保護の対象とする素子またはダ
イオード回路により両方向サージのうちの片方向のサー
ジを保護の対象とする素子の保持電流IH の増大と、耐
圧VBOとサージ動作電圧VCLの差を小さくして、遮断性
能の向上とサージ防護能力の向上を図りうるすぐれた利
点をを有するもので通信回路その他この種回路のサージ
防護に用いて大きな効果を発揮する。
【図1】本発明サージ防護素子の説明図である。
【図2】本発明の一実施例の説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の説明図である。
【図6】従来の2端子サージ防護素子の説明図である。
【図7】その動作を説明するための回路図である。
Z サージ防護素子 LI1 〜LIN 線路 G 被防護機器 E バイアス電圧 S サージ電圧 R 回路インピーダンス VBO 耐圧 VCL サージ動作電圧 VB 接合N2 とP3 層の耐圧 F 短絡構造 H 短絡構造 L 短絡構造FとH間の距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/861 H01L 27/06 H02H 9/04
Claims (2)
- 【請求項1】 P1 N2 P3 N4 の各領域からなる4層
構造を有し、前記N2 領域と前記P3 領域の一部はそれ
ぞれ1ないし複数箇所において前記P1 領域と前記N4
領域をそれぞれ貫通して表面と裏面に露呈されると共
に、前記N2 領域の表面露呈部と前記P3 領域の裏面露
呈部は表面から裏面方向に透視した状態で重なり合うこ
となく、かつ前記N2 領域の表面露呈部と前記P3 領域
の裏面露呈部相互間の距離が等しくなるように配置さ
れ、前記P1 領域と前記N2 領域の各表面露呈部及び前
記N4 領域と前記P3 領域の各裏面露呈部はそれぞれ金
属電極により短絡されている2端子サージ防護素子。 - 【請求項2】 請求項1に記載の2端子サージ防護素子
1個を用い、該2端子サージ防護素子のカソードに正端
子が接続され、アノードに負端子が接続された直列接続
の2個のダイオードを1組とするダイオード回路を入出
力線路数に対応して複数個設け、該各ダイオード回路の
2個のダイオードの直列接続点を接続端子として前記各
入出力線路に接続してサージ防護を行うようにした多線
防護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023382A JP2992158B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 2端子サージ防護素子及び多線防護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023382A JP2992158B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 2端子サージ防護素子及び多線防護方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677505A JPH0677505A (ja) | 1994-03-18 |
JP2992158B2 true JP2992158B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=12108979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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