JP2985034B2 - トレーリングアーム式サスペンションの構造 - Google Patents
トレーリングアーム式サスペンションの構造Info
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- B60G2206/8102—Shaping by stamping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、トレーリングアーム
式サスペンションの構造に関する。
式サスペンションの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体と車輪との間には、サスペ
ンションが介設されており、このサスペンションは自動
車の乗り心地や走行性能等に大きな影響を与える。
ンションが介設されており、このサスペンションは自動
車の乗り心地や走行性能等に大きな影響を与える。
【0003】たとえば、実開昭58−45108号公報
に記載されているようなトレーリングアーム式リヤサス
ペンションの場合、左右のアーム部の前端部にボス部を
それぞれ設け、各ボス部を車体側の支軸に円筒状のゴム
ブッシュ等を介して套嵌支持させることにより、サスペ
ンションアームを車体に連結している。一方、上記アー
ム部の後端部には、車輪を支持するスピンドルブラケッ
トが溶接によって接合されている。また、上記左右のア
ーム部は、これらの間に車幅方向に掛け渡されたビーム
部を介して連結されている。
に記載されているようなトレーリングアーム式リヤサス
ペンションの場合、左右のアーム部の前端部にボス部を
それぞれ設け、各ボス部を車体側の支軸に円筒状のゴム
ブッシュ等を介して套嵌支持させることにより、サスペ
ンションアームを車体に連結している。一方、上記アー
ム部の後端部には、車輪を支持するスピンドルブラケッ
トが溶接によって接合されている。また、上記左右のア
ーム部は、これらの間に車幅方向に掛け渡されたビーム
部を介して連結されている。
【0004】上記トレーリングアーム式リヤサスペンシ
ョンにおいては、上記ビームを左右のアーム部に掛け渡
し状に設けることによって車幅方向の剛性が高められ、
しかも、上記ビームが捩じり弾性を有するためスタビラ
イザとして機能し、走行安定性を高めることができる。
ョンにおいては、上記ビームを左右のアーム部に掛け渡
し状に設けることによって車幅方向の剛性が高められ、
しかも、上記ビームが捩じり弾性を有するためスタビラ
イザとして機能し、走行安定性を高めることができる。
【0005】ところで、上記スタビライザ効果は、左右
のアーム部に掛け渡された上記ビーム部がいわゆるトー
ションバネとして機能し、左右のアーム部の上下動によ
って弾性的に捩じり変形させられる場合に生じる捩じり
弾発力が左右のアーム部の上下動を調整することにより
発揮される。
のアーム部に掛け渡された上記ビーム部がいわゆるトー
ションバネとして機能し、左右のアーム部の上下動によ
って弾性的に捩じり変形させられる場合に生じる捩じり
弾発力が左右のアーム部の上下動を調整することにより
発揮される。
【0006】ところが、上記アーム部とビーム部とは溶
接によって接合されているため、上記ビーム部が捩じら
れるとき、これらの接合部に応力が集中しやすく、接合
部に亀裂等が生じて強度上の問題が発生しやすい。
接によって接合されているため、上記ビーム部が捩じら
れるとき、これらの接合部に応力が集中しやすく、接合
部に亀裂等が生じて強度上の問題が発生しやすい。
【0007】上記問題を解決するために、たとえば、上
記公報に記載されている発明においては、上記ビーム
を、側方に向かって拡幅した連結部材を介して上記アー
ム部に連結している。
記公報に記載されている発明においては、上記ビーム
を、側方に向かって拡幅した連結部材を介して上記アー
ム部に連結している。
【0008】上記連結部材は、上記アーム部とビーム部
とを連結する補強部材として機能し、上記アーム部とビ
ーム部端部との接合強度を高めることができる。
とを連結する補強部材として機能し、上記アーム部とビ
ーム部端部との接合強度を高めることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載されているような従来のサスペンションの構造にお
いては、上記アーム部と上記トーションビームとを接合
するために、別途連結部材や補強部材を必要とする。こ
のため、部品点数が増加し、製造コストが増加するとい
った問題が生じる。また、上記連結部材あるいは補強部
材を接合するためにアーク溶接部の溶接長さが長くな
り、製造工程が増加するとともに組立作業性が低下する
といった問題もある。さらに、重量も増加して車体の軽
量化を図ることも困難である。
記載されているような従来のサスペンションの構造にお
いては、上記アーム部と上記トーションビームとを接合
するために、別途連結部材や補強部材を必要とする。こ
のため、部品点数が増加し、製造コストが増加するとい
った問題が生じる。また、上記連結部材あるいは補強部
材を接合するためにアーク溶接部の溶接長さが長くな
り、製造工程が増加するとともに組立作業性が低下する
といった問題もある。さらに、重量も増加して車体の軽
量化を図ることも困難である。
【0010】しかも、上記アーム部と上記車体の下面と
の間にコイルスプリングが介装される場合には、上記コ
イルスプリングを支持するためのスプリングシートをさ
らに設けなければならない。このため、サスペンション
の構造がさらに複雑となり部品点数が増加することにな
る。
の間にコイルスプリングが介装される場合には、上記コ
イルスプリングを支持するためのスプリングシートをさ
らに設けなければならない。このため、サスペンション
の構造がさらに複雑となり部品点数が増加することにな
る。
【0011】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、トレーリ
ングアーム式サスペンションの構造において、部品点数
を大幅に削減できるとともに製造工程を省略することが
可能となり、製造コストを低減させることができるトレ
ーリングアーム式サスペンションの構造を提供すること
をその課題とする。
れたものであって、上記従来の問題を解決し、トレーリ
ングアーム式サスペンションの構造において、部品点数
を大幅に削減できるとともに製造工程を省略することが
可能となり、製造コストを低減させることができるトレ
ーリングアーム式サスペンションの構造を提供すること
をその課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、車体前後方向
に延び、前端部が車体側の支軸に枢支されるとともに後
端部に車輪を支持するスピンドルブラケットを設けた左
右一対のアーム部と、車幅方向に延びこの左右のアーム
部を相互に連結するビーム部とを備えるトレーリングア
ーム式サスペンションの構造において、上記アーム部
は、上下に2分割され、かつそれぞれが碗状にプレス成
形された板金部材どうしをそれらの周縁部を向かい合わ
せて接合することによって中空断面構造をなすように形
成されているとともに、各板金部材には、上記ビーム部
に沿って車幅方向内方へ一体延出させられるビーム接合
片が一体形成されており、各ビーム接合片は、上記ビー
ム部の端部に対し、上下から挟むようにして接合されて
いることを特徴とする。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、車体前後方向
に延び、前端部が車体側の支軸に枢支されるとともに後
端部に車輪を支持するスピンドルブラケットを設けた左
右一対のアーム部と、車幅方向に延びこの左右のアーム
部を相互に連結するビーム部とを備えるトレーリングア
ーム式サスペンションの構造において、上記アーム部
は、上下に2分割され、かつそれぞれが碗状にプレス成
形された板金部材どうしをそれらの周縁部を向かい合わ
せて接合することによって中空断面構造をなすように形
成されているとともに、各板金部材には、上記ビーム部
に沿って車幅方向内方へ一体延出させられるビーム接合
片が一体形成されており、各ビーム接合片は、上記ビー
ム部の端部に対し、上下から挟むようにして接合されて
いることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用および効果】本願発明に係るトレーリング
アーム式サスペンションの構造においては、アーム部自
体が、碗状にプレス成形された上下板金部材の周縁部を
向かい合わせて接合してなる上下2分割の中空断面構造
によって構成されている。
アーム式サスペンションの構造においては、アーム部自
体が、碗状にプレス成形された上下板金部材の周縁部を
向かい合わせて接合してなる上下2分割の中空断面構造
によって構成されている。
【0014】しかも、ビーム部とアーム部との間の連結
は、各板金部材に上記ビーム部に沿って車幅方向内方へ
一体延出させられるビーム接合片を一体形成するととも
に、各ビーム接合片を、上記ビーム部の端部に対し、上
下から挟むようにして接合することによって行なってい
る。
は、各板金部材に上記ビーム部に沿って車幅方向内方へ
一体延出させられるビーム接合片を一体形成するととも
に、各ビーム接合片を、上記ビーム部の端部に対し、上
下から挟むようにして接合することによって行なってい
る。
【0015】アーム部を形成する上下の板金部材に一体
に形成したビーム接合片が、ビーム部を上下から挟むよ
うに接合しているため、このビーム接合片が従来の補強
部材と同様の補強効果を発揮し、しかも、ビームを介し
てアームに伝わる力が適切にアーム部を形成する上下の
板金部材に分散され、接合部の強度上の問題が発生しに
くい。
に形成したビーム接合片が、ビーム部を上下から挟むよ
うに接合しているため、このビーム接合片が従来の補強
部材と同様の補強効果を発揮し、しかも、ビームを介し
てアームに伝わる力が適切にアーム部を形成する上下の
板金部材に分散され、接合部の強度上の問題が発生しに
くい。
【0016】このため、従来の補強部材等を設ける構造
に比較して、部品点数を大幅に削減できるとともに溶接
長さを短縮することが可能となる。また、組立作業が格
段に容易になるとともに、製造工程を削減することも可
能となり、製造コストを大幅に低減させることができ
る。
に比較して、部品点数を大幅に削減できるとともに溶接
長さを短縮することが可能となる。また、組立作業が格
段に容易になるとともに、製造工程を削減することも可
能となり、製造コストを大幅に低減させることができ
る。
【0017】さらに、本願発明に係るアーム部は、碗状
にプレス成形された上下板金部材の周縁部を向かい合わ
せて接合してなる上下2分割の中空断面構造に形成され
ている。このため、各板金部材を絞り加工するにも問題
がなく、アーム部の断面積を容易に大きくすることがで
きる。この結果、重量を増加させることなくアーム部の
強度を高めることができるとともに、サスペンションの
構造の軽量化を図ることもできる。
にプレス成形された上下板金部材の周縁部を向かい合わ
せて接合してなる上下2分割の中空断面構造に形成され
ている。このため、各板金部材を絞り加工するにも問題
がなく、アーム部の断面積を容易に大きくすることがで
きる。この結果、重量を増加させることなくアーム部の
強度を高めることができるとともに、サスペンションの
構造の軽量化を図ることもできる。
【0018】さらに、本願発明に係るアーム部は、碗状
にプレス成形された上下板金部材から構成されているた
め、この板金部材を車幅方向内方へ延出させることによ
り、サスペンションスプリングの下端部を支持するスプ
リングシートを容易に一体形成することができる。
にプレス成形された上下板金部材から構成されているた
め、この板金部材を車幅方向内方へ延出させることによ
り、サスペンションスプリングの下端部を支持するスプ
リングシートを容易に一体形成することができる。
【0019】したがって、スプリングシートを設ける場
合にも、部品点数が増加することはなく、また製造工程
が増加することもない。この結果、製造コストをさらに
低減させることが可能となる。
合にも、部品点数が増加することはなく、また製造工程
が増加することもない。この結果、製造コストをさらに
低減させることが可能となる。
【0020】
【実施例の説明】以下、本願発明に係る実施例を図に基
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
【0021】図1に本願発明に係るサスペンションの構
造の要部の分解斜視図、図2に平面図、図3に図2にお
けるIII 方向矢視図を示す。
造の要部の分解斜視図、図2に平面図、図3に図2にお
けるIII 方向矢視図を示す。
【0022】図2に示すように、本実施例に係るトレー
リングアーム式サスペンションは、車体前後方向に延
び、前端部が車体側の支軸に枢支される左右一対のアー
ム部1と、車幅方向に延び上記左右のアーム部1を相互
に連結するビーム部2とを備えて大略構成される。な
お、実施例においては、左側のアーム部について説明を
行うが右側のアーム部も同様に形成されている。
リングアーム式サスペンションは、車体前後方向に延
び、前端部が車体側の支軸に枢支される左右一対のアー
ム部1と、車幅方向に延び上記左右のアーム部1を相互
に連結するビーム部2とを備えて大略構成される。な
お、実施例においては、左側のアーム部について説明を
行うが右側のアーム部も同様に形成されている。
【0023】上記アーム部1は、図1に示すように、碗
状にプレス成形された上下板金部材4a,4bの周縁部
9a,9bを溶接によって接合してなる中空断面構造に
形成されている。また、上記アーム部1の前端部には、
上記上下板金部材4a,4bの間に挟み込むようにし
て、車体側の支軸に套挿される円筒状の連結体5が接合
されている。 一方、上記各アーム部1の後端部には、
車輪を支持するスピンドルブラケット3が連結されてい
る。上記左右のアーム部の内側には、図1および図2に
示すように、車幅方向に延びる断面略横V字状のビーム
部2の端部がそれぞれ溶接されており、このビーム部2
よって左右のアーム部1相互に連結されている。
状にプレス成形された上下板金部材4a,4bの周縁部
9a,9bを溶接によって接合してなる中空断面構造に
形成されている。また、上記アーム部1の前端部には、
上記上下板金部材4a,4bの間に挟み込むようにし
て、車体側の支軸に套挿される円筒状の連結体5が接合
されている。 一方、上記各アーム部1の後端部には、
車輪を支持するスピンドルブラケット3が連結されてい
る。上記左右のアーム部の内側には、図1および図2に
示すように、車幅方向に延びる断面略横V字状のビーム
部2の端部がそれぞれ溶接されており、このビーム部2
よって左右のアーム部1相互に連結されている。
【0024】本実施例に係る上記アーム部1には、内側
から上記ビーム部2の前面に沿って延出させられ、上記
ビーム部1のV字前方外側面に添着させられるビーム接
合部6が設けられている。このビーム接合部6は、上記
上下板金部材4a,4bを車体内方に延出させて接合片
6a,6bを一体形成することにより構成されており、
図6に示すように、上記ビーム部2の端部におけるV字
外側面に上下から挟むように添着して溶接されるととも
に、上記ビーム部2とともに閉断面構造を形成するよう
に構成されている。
から上記ビーム部2の前面に沿って延出させられ、上記
ビーム部1のV字前方外側面に添着させられるビーム接
合部6が設けられている。このビーム接合部6は、上記
上下板金部材4a,4bを車体内方に延出させて接合片
6a,6bを一体形成することにより構成されており、
図6に示すように、上記ビーム部2の端部におけるV字
外側面に上下から挟むように添着して溶接されるととも
に、上記ビーム部2とともに閉断面構造を形成するよう
に構成されている。
【0025】さらに、本実施例に係る上記アーム部1の
車体内方には、図2および図5に示すように、上方板金
部材4aを延出させることにより、サスペンションスプ
リング7の下端部を支持する平面視略円形のスプリング
シート部8が一体的に形成されている。
車体内方には、図2および図5に示すように、上方板金
部材4aを延出させることにより、サスペンションスプ
リング7の下端部を支持する平面視略円形のスプリング
シート部8が一体的に形成されている。
【0026】上記構成のサスペンションの構造において
は、上記アーム部1を構成する上下板金部材4a,4b
から一体延出するビーム接合片6a,6bからなる上記
ビーム接合部6が、ビーム部2の端部側面を上下から挟
むようにして添着するように延出させられるとともに、
溶接によって接合されている。このため、上記ビーム部
2と上記アーム部1とを、ビームから伝わる力を上下板
金部材4a,4bにうまく分散させるようにして強固に
連結することができるとともに、従来のサスペンション
構造のように、接合強度を向上させるための補強部材が
必要でなくなり、その分部品点数を削減することができ
る。
は、上記アーム部1を構成する上下板金部材4a,4b
から一体延出するビーム接合片6a,6bからなる上記
ビーム接合部6が、ビーム部2の端部側面を上下から挟
むようにして添着するように延出させられるとともに、
溶接によって接合されている。このため、上記ビーム部
2と上記アーム部1とを、ビームから伝わる力を上下板
金部材4a,4bにうまく分散させるようにして強固に
連結することができるとともに、従来のサスペンション
構造のように、接合強度を向上させるための補強部材が
必要でなくなり、その分部品点数を削減することができ
る。
【0027】しかも、上記補強部材等を必要とすること
がなくなるため、その分アーク溶接の長さを短縮するこ
とが可能となり、製造工程を削減することもできる。
がなくなるため、その分アーク溶接の長さを短縮するこ
とが可能となり、製造工程を削減することもできる。
【0028】また、本実施例においては、サスペンショ
ンスプリング7を支持するスプリングシート部8も上記
アーム部1から一体的に延出形成されている。このた
め、部品点数および製造工程をさらに削減することがで
きる。
ンスプリング7を支持するスプリングシート部8も上記
アーム部1から一体的に延出形成されている。このた
め、部品点数および製造工程をさらに削減することがで
きる。
【0029】さらに、図4ないし図6に示すように、本
実施例に係る上記アーム部1は、中空閉断面構造に形成
されている。このため、従来のアーム部に比較して強度
が低下することはなく、さらに、重量を増加させること
なく断面積を増加させて、強度を向上させることもでき
る。
実施例に係る上記アーム部1は、中空閉断面構造に形成
されている。このため、従来のアーム部に比較して強度
が低下することはなく、さらに、重量を増加させること
なく断面積を増加させて、強度を向上させることもでき
る。
【0030】さらにまた、図1に示すように、上記アー
ム部1の後端部に連結されるスピンドルブラケット3
を、上記上下板金部材4a,4bの間に挟み込むように
して保持固定できる。このため、上記スピンドルブラケ
ットを連結するための特別の部材を必要とすることがな
く、また、十分な接合強度を確保することも可能とな
る。
ム部1の後端部に連結されるスピンドルブラケット3
を、上記上下板金部材4a,4bの間に挟み込むように
して保持固定できる。このため、上記スピンドルブラケ
ットを連結するための特別の部材を必要とすることがな
く、また、十分な接合強度を確保することも可能とな
る。
【0031】本願発明は、上述の実施例に限定されるこ
とはない。実施例においては、サスペンションの左側の
構造のみを示したが、右側の構造も実施例と同様に構成
されている。
とはない。実施例においては、サスペンションの左側の
構造のみを示したが、右側の構造も実施例と同様に構成
されている。
【0032】また、アーム部およびビーム部の形状も実
施例に限定されることはなく、スピンドルブラケット3
あるいはビーム部2の形状等に応じて変更することもで
きる。
施例に限定されることはなく、スピンドルブラケット3
あるいはビーム部2の形状等に応じて変更することもで
きる。
【0033】さらに、実施例においては、サスペンショ
ンスプリング7を支持するスプリングシート部8を、上
方の板金部材4aから延出形成したが、下方の板金部材
4b、あるいは上下両方の板金部材を延出させることに
より形成することもできる。
ンスプリング7を支持するスプリングシート部8を、上
方の板金部材4aから延出形成したが、下方の板金部材
4b、あるいは上下両方の板金部材を延出させることに
より形成することもできる。
【図1】本願発明に係るサスペンションの構造の要部の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】本願発明に係るサスペンションの構造の平面図
である。
である。
【図3】図2おけるサスペンションの構造のIII 方向矢
視図である。
視図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】 1 アーム部 2 ビーム部 3 スピンドルブラケット 4a,4b 板金部材 6 ビーム接合部 9a,9b 周縁部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体前後方向に延び、前端部が車体側の
支軸に枢支されるとともに後端部に車輪を支持するスピ
ンドルブラケットを設けた左右一対のアーム部と、車幅
方向に延びこの左右のアーム部を相互に連結するビーム
部とを備えるトレーリングアーム式サスペンションの構
造において、 上記アーム部は、上下に2分割され、かつそれぞれが碗
状にプレス成形された板金部材どうしをそれらの周縁部
を向かい合わせて接合することによって中空断面構造を
なすように形成されているとともに、各板金部材には、
上記ビーム部に沿って車幅方向内方へ一体延出させられ
るビーム接合片が一体形成されており、各ビーム接合片
は、上記ビーム部の端部に対し、上下から挟むようにし
て接合されていることを特徴とする、トレーリングアー
ム式サスペンションの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272082A JP2985034B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | トレーリングアーム式サスペンションの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272082A JP2985034B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | トレーリングアーム式サスペンションの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122307A JPH06122307A (ja) | 1994-05-06 |
JP2985034B2 true JP2985034B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17508842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4272082A Expired - Lifetime JP2985034B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | トレーリングアーム式サスペンションの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985034B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10011845B4 (de) * | 2000-03-10 | 2008-07-31 | Volkswagen Ag | Lenker in Schalenbauweise |
FR2819754B1 (fr) * | 2001-01-23 | 2005-09-30 | Auto Chassis Int | Essieu souple arriere pour vehicule automobile |
JP6464825B2 (ja) * | 2015-03-02 | 2019-02-06 | スズキ株式会社 | トーションビーム式サスペンション |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4272082A patent/JP2985034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06122307A (ja) | 1994-05-06 |
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