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JP2984264B1 - トランシットの支持具 - Google Patents

トランシットの支持具

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Publication number
JP2984264B1
JP2984264B1 JP31932698A JP31932698A JP2984264B1 JP 2984264 B1 JP2984264 B1 JP 2984264B1 JP 31932698 A JP31932698 A JP 31932698A JP 31932698 A JP31932698 A JP 31932698A JP 2984264 B1 JP2984264 B1 JP 2984264B1
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Japan
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transit
buried pipe
arm
substrate
support
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JP31932698A
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JP2000146588A (ja
Inventor
英明 山下
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明の目的とするところは、径の小さな埋
設管を推進して曲線部の勾配を測量する際にも、確実に
水平状態を保って測量ができると共に、埋設管内におい
て場所をとらないコンパクトなトランシットの支持具を
提供することにある。 【解決手段】 埋設管18の内壁面19の側部に支持手
段5で支持固定される基板2と、該基板2に前後揺動可
能に軸支されるアーム体3と、該アーム体3に上下揺動
可能に軸支されると共に、トランシット17を回転自在
に設置固定するテーブル4と、から構成し、前記アーム
体3と前記テーブル4とを揺動調節した位置に固定手段
7,8で固定可能に形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもにコンクリー
ト埋設管内における曲線部の勾配を測量する際に使用さ
れるトランシットの支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、推進工法によって埋設管の推進方
向を変更する場合には、推進方向の変更予定箇所に縦坑
を設け、該縦坑から目的の方向に向けて再び直線的に埋
設管を推進させていた。しかしながら、近年は推進機の
性能の向上もあって、操作可能な推進方向の修正手段を
備えた先導管を地山に推進させることにより、推進方向
に曲線部を設けることが可能となり、該先導管の推進で
地山に形成された掘削孔に沿って埋設管を順次推進させ
ていくことで、該埋設管の推進方向を変更することが可
能になった。この際、埋設管の正確な推進方向を把握す
るため、埋設管の曲線部の勾配をトランシットを用いて
測量する必要があったから、埋設管の中に作業者が入
り、前記した曲線部を構成する埋設管毎にトランシット
を設置して勾配が測量されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】埋設管は一般的に円筒
状に成形されるものであるから、トランシットを安定し
て設置することが困難であり、該トランシットを水平に
設置するため、埋設管の底部に三脚を設置し、その上に
トランシットを設置して測量を行っていた。しかしなが
ら、埋設管の中には直径が80cm程度の小さなものが
あり、このような埋設管の中には当然ながら三脚を立て
ることができないから、三脚の代わりに木箱等を設置
し、その上にトランシットを置いて測量が行われてい
た。このことから、トランシットを安定状態で設置する
には、前記した木箱のように大きな支持体が必要であっ
たため該支持体に場所をとられ、作業者は埋設管の中で
ほとんど身動きがとれない状態で測量を行なわなければ
ならず、埋設管内での測量作業を行う際には大変辛いも
のがあった。また、木箱のように即席で設けた支持手段
には当然ながらトランシットを水平位置に調整する手段
もなく、測量の精度においても問題点があった。
【0004】本発明の目的とするところは、径の小さな
埋設管を推進して曲線部の勾配を測量する際にも、確実
に水平状態を保って測量ができると共に、埋設管内にお
いて場所をとらないコンパクトなトランシットの支持具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、埋設管の内壁面の側部に支持
手段で支持固定される基板と、該基板に前後揺動可能に
軸支されるアーム体と、該アーム体に上下揺動可能に軸
支されると共に、トランシットを回転自在に設置固定す
るテーブルと、から構成し、前記アーム体と前記テーブ
ルとを揺動調節した位置に固定手段で固定可能に形成し
たことを特徴とする。ここで、アーム体が揺動する前後
とは、埋設管の長手方向に沿う方向をいう。また、支持
手段とは、埋設管の内壁面に本支持具を固定、あるいは
離脱することが可能なものであればよく、具体的には、
ボルトや蝶ネジ等が挙げられる。さらに、固定手段と
は、アーム体やテーブルを揺動調節した位置に固定でき
るものであればよく、具体的には、ボルトや、蝶ネジを
ナットで締結するものが挙げられる。
【0006】このように形成すると、埋設管の内壁面の
側部に支持された支持具にトランシットを設置した際、
アーム体を前後方向に揺動調節してテーブルの前後方向
の傾きを是正して固定手段を保持した後、さらに、上下
方向に揺動調節することでテーブルの上下方向の傾きも
是正して固定手段で保持することによって、テーブル上
のトランシットを水平状態に保つことができる。また、
支持具は埋設管の内壁面の側部に固定するものであるか
ら、三脚や木箱のように埋設管の底部からトランシット
を支持する必要がなく、狭い埋設管内においても場所を
有効に利用できる。
【0007】また、請求項2のように、前記テーブルに
レベルを設けていることにより、このように形成すれ
ば、前記アームと前記テーブルとをそれぞれ前後方向と
上下方向に揺動調節する際に、前記レベルによって水平
状況を目視しテーブルの位置を確実に水平状態にするこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図1乃至図
3に基づいて説明する。本発明のトランシット17の支
持具は、埋設管18の内壁面19の側部にボルト5の螺
入で支持固定される基板2と、該基板2から前後揺動可
能で且つ蝶ネジ7で前記基板2に締付け保持可能に軸支
されるアーム体3と、該アーム体3から上下揺動可能で
且つ蝶ネジ8でアーム体3に締付け保持可能に軸支され
ると共に、トランシット17を回転自在に設置固定する
テーブル4と、から成っている。
【0009】基板2は、埋設管18の内壁面19の側部
に沿って縦に固定されるものであり、該基板2の上端側
と下端側には、前記内壁面19に沿って当接することが
可能な折曲片9,9がそれぞれ設けてある。そして、該
各折曲片9,9の複数の箇所にはボルト5を螺入して埋
設管18の周壁まで差し込むことで、基板2が埋設管1
8の内壁面19から強固に支持固定されることとなる。
また、基板2の上部側における前後に間隔をおいた箇所
には、半円弧状の摺動孔6が、基板2とアーム体3を軸
支するリベット20を軸とする同心円上にそれぞれ設け
てある。さらに、該各摺動孔6,6に前記アーム体3ま
で貫通する蝶ネジ7を差し入れることで、アーム体3が
摺動孔6の形成長さの範囲で基板2から前後方向に揺動
し、該蝶ネジ7でアーム体3と基板2をナット23で締
結することによって、基板2からアーム体3を締付け固
定することが可能となる。
【0010】アーム体3は、前記基板2から軸支される
側を基端側とする先端側に向けて、該アーム体3の前後
方向の両端側から、それぞれ板状の腕部10を突出する
ものである。該各腕部10,10には、肉厚方向に貫通
する半円弧状のガイド孔11,11が、各腕部10,1
0のそれぞれ対向位置に一致する形状で形成してあり、
該各腕部10,10からリベット21によって、上下揺
動自在に軸支してある前記テーブル4を、各ガイド孔1
1,11を介してテーブル4まで貫通する蝶ネジ8でそ
れぞれ締結している。このことによって、アーム体3か
らテーブル4をガイド孔11の形成長さの範囲内で上下
揺動することが可能となり、しかも、蝶ネジ8の締結に
よってテーブル4を水平位置まで調節し、アーム体3に
締付け固定することが可能となっている。
【0011】テーブル4は、その上面側にトランシット
17を設置固定するフラットな板体であり、該テーブル
4の前後方向の両端側には、前記アーム体3の各腕部1
0,10と対面するように、垂下片12,12がそれぞ
れ形成されている。そして、前記アーム体3の腕部10
と共に、僅かな間隔をもって垂下片12をリベット21
でかしめることで、テーブル4がアーム体3から上下揺
動可能に軸支される。また、テーブル4のほぼ中央位置
には、上方にボルト部14を突出し且つ下方に回転つま
み15を突出した固定部13が回動可能に設けてあり、
トランシット17の底部にある一般的には三脚を固定す
るための螺入穴22に、前記固定部13のボルト部14
を螺入することで、トランシット17がテーブル4の上
面側に締付け固定される。また、テーブル4の上面側に
はレベル16が備えてあり、テーブル4及び前記アーム
体3を水平位置に正確に調節することが可能となってい
る。尚、トランシット17をテーブル4から左右方向に
回転させる際には、螺入穴22の近傍部(図示省略)
が、従来は三脚からトランシット17を回動させるもの
であり、該トランシット17の本体から回動するもので
あるから、テーブル4の固定部13からトランシット1
7を締付け固定しても、該トランシット17が離脱する
ことなくテーブル4上を左右方向に軸回転させることが
可能となっている。
【0012】次に、本発明の支持具の実際の使用を説明
する。まず、埋設管18内に作業者が入り、該埋設管1
8の内壁面19側部に基板2を当接し、該基板2の各折
曲片9,9に複数のボルト5を間隔をあけて螺入して強
固に固定する。次に、前記内壁面19に固定された支持
具のテーブル4上にトランシット17を設置し、該トラ
ンシット17底部の螺入穴22に、テーブル4から突出
する固定部13のボルト部14を回転つまみを回して螺
入し、トランシット17をテーブル4上に締付け固定す
る。さらに、テーブル4上に備えてあるレベル16を確
認しながら、アーム体3の前後の傾きを前後方向に揺動
調節して是正した後、蝶ネジ7で締め付けて保持し、次
いで、テーブル4の上下の傾きも同様に上下方向に揺動
して是正することによって、トランシット17を水平な
状態にする。そして、測量を終える場合には、トランシ
ット17をテーブル4からはずし、その後に基板2に螺
入する各ボルト5を順次ゆるめていくことで、支持具を
埋設管18の内壁面19から取りはずす。
【0013】上記した支持具は、アルミやステンレス等
の耐久性や耐腐蝕性の高い金属で成形することが最も望
ましいが、支持具を構成するアーム体3やテーブル4を
厚みをもった木で成形することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明による請求項1記載の発明によれ
ば、トランシットの支持具を埋設管の内壁面に強固に支
持固定しているので、トランシットを埋設管内に安定状
態を保って設置できると共に、支持具が埋設管の底部の
場所を占めることがないから、径の小さな埋設管内でも
作業者が測量に十分な場所を確保できる。また、支持具
は前後方向と上下方向に自在に揺動し、且つその位置で
固定させることが可能であるから、該支持具の上に設置
固定したトランシットを水平位置に調節することが可能
となり、精度の高い測量を行うことができる。
【0015】本発明による請求項2記載の発明によれ
ば、テーブル上にレベルが設けてあるので、トランシッ
トを覗き込みながら支持具を水平位置に調節する必要が
なく、トランシットの水平調節がさらにスム−ズに行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランシットの支持具を示す説明図で
ある。
【図2】本発明のテーブルの上下方向への揺動を示す説
明図である。
【図3】本発明のアーム体の前後方向への揺動を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 基板 3 アーム体 4 テーブル 5 支持手段(ボルト) 7,8 固定手段(蝶ネジ) 16 レベル 17 トランシット 18 埋設管 19 内壁面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設管(18)の内壁面(19)の側部
    に支持手段(5)で支持固定される基板(2)と、該基
    板(2)に前後揺動可能に軸支されるアーム体(3)
    と、該アーム体(3)に上下揺動可能に軸支されると共
    に、トランシット(17)を回転自在に設置固定するテ
    ーブル(4)と、から構成し、前記アーム体(3)と前
    記テーブル(4)とを揺動調節した位置に固定手段
    (7,8)で固定可能に形成したことを特徴とするトラ
    ンシットの支持具。
  2. 【請求項2】 前記テーブル(4)に、レベル(16)
    を設けていることを特徴とする請求項1記載のトランシ
    ットの支持具。
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