JP2976591B2 - ラインモニタ - Google Patents
ラインモニタInfo
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- JP2976591B2 JP2976591B2 JP3156226A JP15622691A JP2976591B2 JP 2976591 B2 JP2976591 B2 JP 2976591B2 JP 3156226 A JP3156226 A JP 3156226A JP 15622691 A JP15622691 A JP 15622691A JP 2976591 B2 JP2976591 B2 JP 2976591B2
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- Japan
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- optical fibers
- line monitor
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- optical
- optical fiber
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信用伝送路内の伝
送信号を分岐信号として取り出してモニタするラインモ
ニタに関する。
送信号を分岐信号として取り出してモニタするラインモ
ニタに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、故障の原因調
査等の目的で、伝送信号の一部を分岐させ、その分岐信
号を監視することは、一般的に行われている。その機能
を果たす光部品をラインモニタと称している。従来のラ
インモニタ18を図2にもとづいて説明する。図中、ケ
ース17には先端にレンズ13、14を有する光ファイ
バ11、12が同一直線上に、レンズ13、14が対向
するようにパイプ15、16を介して取り付けられ、レ
ンズ13、14の間には、2本の光ファイバ11、12
の光軸と45度の傾斜角をなして、半透過膜3が配置さ
れている。また、光ファイバ11からの光25が半透過
膜3で反射した反射光26をモニタできるようにフォト
ダイオード(PD)6がケース17に取り付けられてい
る。71、72はPDでの検出信号を取り出すための電
極端子である。
査等の目的で、伝送信号の一部を分岐させ、その分岐信
号を監視することは、一般的に行われている。その機能
を果たす光部品をラインモニタと称している。従来のラ
インモニタ18を図2にもとづいて説明する。図中、ケ
ース17には先端にレンズ13、14を有する光ファイ
バ11、12が同一直線上に、レンズ13、14が対向
するようにパイプ15、16を介して取り付けられ、レ
ンズ13、14の間には、2本の光ファイバ11、12
の光軸と45度の傾斜角をなして、半透過膜3が配置さ
れている。また、光ファイバ11からの光25が半透過
膜3で反射した反射光26をモニタできるようにフォト
ダイオード(PD)6がケース17に取り付けられてい
る。71、72はPDでの検出信号を取り出すための電
極端子である。
【0003】図3は、従来の別のラインモニタ22を示
したものである。このラインモニタ22においては、光
信号の分岐に融着型光ファイバカプラ19が用いられて
おり、融着型光ファイバカプラ19の分岐側の光ファイ
バには融着接続部21を介してPDモジュール20が融
着接続されている。
したものである。このラインモニタ22においては、光
信号の分岐に融着型光ファイバカプラ19が用いられて
おり、融着型光ファイバカプラ19の分岐側の光ファイ
バには融着接続部21を介してPDモジュール20が融
着接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、光ファイバからの光をレンズを介して平行光
とするため、光軸方向に対してレンズの焦点距離以上必
要し、このため小型化しにくく、また、レンズ、光ファ
イバの光軸の位置調整が必要となり、組立に時間がかか
るという問題がある。また、後者の場合には、融着型フ
ァイバカプラとPDモジュールの2つの光部品から構成
されている。したがって、このラインモニタを実装する
場合、融着型光ファイバカプラ、PDモジュールの2つ
の部品の実装(装置への固定)構造を備えた装置をつく
る必要があるという問題がある。本発明は、上記した従
来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とする
ところは、小型で、かつ組立てが容易でしかも安価なラ
インモニタを提供することにある。
場合には、光ファイバからの光をレンズを介して平行光
とするため、光軸方向に対してレンズの焦点距離以上必
要し、このため小型化しにくく、また、レンズ、光ファ
イバの光軸の位置調整が必要となり、組立に時間がかか
るという問題がある。また、後者の場合には、融着型フ
ァイバカプラとPDモジュールの2つの光部品から構成
されている。したがって、このラインモニタを実装する
場合、融着型光ファイバカプラ、PDモジュールの2つ
の部品の実装(装置への固定)構造を備えた装置をつく
る必要があるという問題がある。本発明は、上記した従
来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とする
ところは、小型で、かつ組立てが容易でしかも安価なラ
インモニタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、近接する2本の光ファイバの近接部から
分岐光をモニタするラインモニタであって、前記光ファ
イバの外径よりもわずかに大きな内径を有するガラスパ
イプ内で前記2本の光ファイバの端面を突き合わせると
ともに、この2本の光ファイバの突き合わせ端面を斜め
に形成し、この突き合わせ端面に半透過膜を設けたもの
である。
に、本発明は、近接する2本の光ファイバの近接部から
分岐光をモニタするラインモニタであって、前記光ファ
イバの外径よりもわずかに大きな内径を有するガラスパ
イプ内で前記2本の光ファイバの端面を突き合わせると
ともに、この2本の光ファイバの突き合わせ端面を斜め
に形成し、この突き合わせ端面に半透過膜を設けたもの
である。
【0006】
【作用】本発明においては、2本の光ファイバの端面を
直接突き合わせたものであり、ラインモニタのための光
軸方向のスペースをほとんど必要としない。また、2本
の光ファイバはガラスパイプ内に収納され、光軸方向の
調整が不要となる。
直接突き合わせたものであり、ラインモニタのための光
軸方向のスペースをほとんど必要としない。また、2本
の光ファイバはガラスパイプ内に収納され、光軸方向の
調整が不要となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にもとづいて説
明する。図1は本発明の側断面図である。同図に示すラ
インモニタ10において、2本の光ファイバ1、2はそ
れじれ先端が斜め45度に形成され、ガラスパイプ5の
内部で突き合わせて接続されている。ここで、光ファイ
バ1、2はコア径50μm、クラッド径125μmの光
ファイバを用いている。光ファイバ1の端面にはあらか
じめ誘電体の半透過膜3が蒸着4されている。半透過膜
3は0.85μmの光が斜め45度に入射した場合、透
過率90%、反射率10%となるものを選んでいる。ガ
ラスパイプ5は硬質ガラス性で、内径130μm、外径
1mm、全長8mmとしてある。2本の光ファイバ1、
2を収納したガラスパイプ5は、補強のため、スリット
入りの金属性のパイプ8に収納固定され、さらに、ケー
ス9に固定されている。光ファイバ1を伝送する光23
が半透過膜3からの反射光24をモニタする位置にシリ
コン・フォトダイオード(Si−PD)6を取付けた。
明する。図1は本発明の側断面図である。同図に示すラ
インモニタ10において、2本の光ファイバ1、2はそ
れじれ先端が斜め45度に形成され、ガラスパイプ5の
内部で突き合わせて接続されている。ここで、光ファイ
バ1、2はコア径50μm、クラッド径125μmの光
ファイバを用いている。光ファイバ1の端面にはあらか
じめ誘電体の半透過膜3が蒸着4されている。半透過膜
3は0.85μmの光が斜め45度に入射した場合、透
過率90%、反射率10%となるものを選んでいる。ガ
ラスパイプ5は硬質ガラス性で、内径130μm、外径
1mm、全長8mmとしてある。2本の光ファイバ1、
2を収納したガラスパイプ5は、補強のため、スリット
入りの金属性のパイプ8に収納固定され、さらに、ケー
ス9に固定されている。光ファイバ1を伝送する光23
が半透過膜3からの反射光24をモニタする位置にシリ
コン・フォトダイオード(Si−PD)6を取付けた。
【0008】図2に示した従来例では、光ファイバの先
端にレンズを配置する必要があるため、ケースの大きさ
はレンズ長、レンズの焦点距離の倍以上に大きくなり、
全長を25mm以下にすることが極めて困難である。こ
れに対して、上述した本実施例では、ケースの全長を1
0mm以内におさめることができ、小型化を図ることが
可能となる。また、本発明では、製作工程中に光軸調整
が不要であるため、図2に示した従来例と比較して、4
分の1以下の時間で組立てが可能になる。なお、本実施
例では、半透過膜からの反射光をモニタするようにした
が、半透過膜を用いずに、2本の光ファイバ同士の間に
隙間をつくり、フレネル反射光をモニタしても可能であ
る。また、本実施例では、モニタ用のPDを光ファイバ
から離して、配置したが、ガラスパイプの側面あるいは
内部に配置してもよいことは勿論である。また、本実施
例では、半透過膜を一方のファイバに蒸着して挟み込ん
でいるが、蒸着を必要とせずに、単に2本のファイバで
半透過膜を挟み込んでも組立てが可能である。
端にレンズを配置する必要があるため、ケースの大きさ
はレンズ長、レンズの焦点距離の倍以上に大きくなり、
全長を25mm以下にすることが極めて困難である。こ
れに対して、上述した本実施例では、ケースの全長を1
0mm以内におさめることができ、小型化を図ることが
可能となる。また、本発明では、製作工程中に光軸調整
が不要であるため、図2に示した従来例と比較して、4
分の1以下の時間で組立てが可能になる。なお、本実施
例では、半透過膜からの反射光をモニタするようにした
が、半透過膜を用いずに、2本の光ファイバ同士の間に
隙間をつくり、フレネル反射光をモニタしても可能であ
る。また、本実施例では、モニタ用のPDを光ファイバ
から離して、配置したが、ガラスパイプの側面あるいは
内部に配置してもよいことは勿論である。また、本実施
例では、半透過膜を一方のファイバに蒸着して挟み込ん
でいるが、蒸着を必要とせずに、単に2本のファイバで
半透過膜を挟み込んでも組立てが可能である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先端が斜めに形成された2本の光ファイバをガラスパイ
プ内で、半透過膜を挟んで接続し、半透過膜で反射され
た分岐光をモニタするように構成したので、組立ての際
に光軸調整が不要となり、かつ小型のラインモニタを実
現できるという効果がある。
先端が斜めに形成された2本の光ファイバをガラスパイ
プ内で、半透過膜を挟んで接続し、半透過膜で反射され
た分岐光をモニタするように構成したので、組立ての際
に光軸調整が不要となり、かつ小型のラインモニタを実
現できるという効果がある。
【図1】本発明の側断面図である。
【図2】従来の側断面図である。
【図3】別の従来の概略図である。
1 光ファイバ 2 光ファイバ 3 半透過膜 5 ガラスパイプ 6 フォトダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】 近接する2本の光ファイバの近接部から
分岐光をモニタするラインモニタにおいて、前記光ファ
イバの外径よりもわずかに大きな内径を有するガラスパ
イプ内で前記2本の光ファイバの端面を突き合わせると
ともに、この2本の光ファイバの突き合わせ端面を斜め
に形成し、この突き合わせ端面に半透過膜を設けたこと
を特徴とするラインモニタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156226A JP2976591B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ラインモニタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156226A JP2976591B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ラインモニタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355415A JPH04355415A (ja) | 1992-12-09 |
JP2976591B2 true JP2976591B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15623120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3156226A Expired - Fee Related JP2976591B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ラインモニタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976591B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU5948499A (en) | 1998-03-05 | 1999-11-29 | Victor Spivak | Optical-acoustic imaging device |
JP2000284152A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Tohoku Electric Power Co Inc | モニタ機能付フォト中継デバイス |
CA2396831A1 (en) * | 2002-08-02 | 2004-02-02 | Femtonics Corporation | Microstructuring optical wave guide devices with femtosecond optical pulses |
US7245789B2 (en) | 2002-10-07 | 2007-07-17 | Vascular Imaging Corporation | Systems and methods for minimally-invasive optical-acoustic imaging |
US7599588B2 (en) | 2005-11-22 | 2009-10-06 | Vascular Imaging Corporation | Optical imaging probe connector |
JP2009103838A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Fujikura Ltd | 光コネクタアダプタ |
JP5063326B2 (ja) * | 2007-12-14 | 2012-10-31 | 株式会社アドバンスト・ケーブル・システムズ | 通信光検知器 |
WO2010039950A1 (en) | 2008-10-02 | 2010-04-08 | Eberle Michael J | Optical ultrasound receiver |
JP2011145216A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 活線検出装置 |
AU2014293293B2 (en) * | 2013-07-22 | 2018-06-07 | Commscope Technologies Llc | Fiber optic cable and connector assembly including integrated enhanced functionality |
EP3025180A4 (en) | 2013-07-22 | 2017-03-15 | ADC Telecommunications Inc. | Expanded beam fiber optic connector, and cable assembly, and methods for manufacturing |
US9547142B1 (en) | 2015-09-16 | 2017-01-17 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Optical transmitter module |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119513A (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-27 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 光フアイバ型光分割器 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3156226A patent/JP2976591B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04355415A (ja) | 1992-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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