JP2974270B2 - 自動車用内装部品の製造方法 - Google Patents
自動車用内装部品の製造方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1671—Making multilayered or multicoloured articles with an insert
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3041—Trim panels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モールドプレス成形
工法を使用した自動車用内装部品の製造方法に関するも
ので、特に、表皮材の破れやシボ流れ等が防止でき、外
観性能に優れた自動車用内装部品の製造方法に関する。
工法を使用した自動車用内装部品の製造方法に関するも
ので、特に、表皮材の破れやシボ流れ等が防止でき、外
観性能に優れた自動車用内装部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、自動車用内装部品の1つであ
る自動車用ドアトリムを示す断面図であり、自動車用ド
アトリム1は、所望の曲面形状に成形され、保形性なら
びにドアパネルへの取付剛性を備えた樹脂芯材2の表面
に、装飾性ならびにクッション性を付与する表皮材3を
一体貼着して構成されている。
る自動車用ドアトリムを示す断面図であり、自動車用ド
アトリム1は、所望の曲面形状に成形され、保形性なら
びにドアパネルへの取付剛性を備えた樹脂芯材2の表面
に、装飾性ならびにクッション性を付与する表皮材3を
一体貼着して構成されている。
【0003】ところで、最近では、樹脂芯材2の成形工
法として、モールドプレス成形工法が多用され、工程を
短縮化する意味合いから、樹脂芯材2のモールドプレス
成形時に樹脂芯材2と表皮材3とを一体プレス成形する
ようにしている。
法として、モールドプレス成形工法が多用され、工程を
短縮化する意味合いから、樹脂芯材2のモールドプレス
成形時に樹脂芯材2と表皮材3とを一体プレス成形する
ようにしている。
【0004】上記自動車用ドアトリム1の製造工程を簡
単に説明すると、図17に示すように、モールドプレス
成形用上型4に樹脂シートからなる表皮材3をセットす
る。このとき、上型4の下方にはモールドプレス成形用
下型5が位置しており、下型5の型面上に樹脂芯材2の
素材である溶融樹脂を供給するために射出成形機6が接
続されており、射出成形機6から下型5に設けたゲート
5aを通じて、下型5の型面所定箇所に溶融樹脂が分配
供給される。
単に説明すると、図17に示すように、モールドプレス
成形用上型4に樹脂シートからなる表皮材3をセットす
る。このとき、上型4の下方にはモールドプレス成形用
下型5が位置しており、下型5の型面上に樹脂芯材2の
素材である溶融樹脂を供給するために射出成形機6が接
続されており、射出成形機6から下型5に設けたゲート
5aを通じて、下型5の型面所定箇所に溶融樹脂が分配
供給される。
【0005】そして、図18に示すように、モールドプ
レス成形用上下型4,5の係合圧締めにより、樹脂芯材
2が所要形状にプレス成形されるとともに、この樹脂芯
材2の表面側に表皮材3が一体化されるというものであ
る。
レス成形用上下型4,5の係合圧締めにより、樹脂芯材
2が所要形状にプレス成形されるとともに、この樹脂芯
材2の表面側に表皮材3が一体化されるというものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
表皮材3として樹脂シートを上型4にセットしておき、
モールドプレス成形時、この表皮材3を上型4の型面に
馴染ませて樹脂芯材2と一体化するという構成であるた
め、製品形状が複雑で展開率が高い場合には、表皮材3
に切れ,破れ等の不良が生じ、そこから樹脂が外部に漏
れて、成形不良が生じやすいという欠点が指摘されてい
る。したがって、製品の造形自由度に大きな制約を受け
るという問題点があった。
表皮材3として樹脂シートを上型4にセットしておき、
モールドプレス成形時、この表皮材3を上型4の型面に
馴染ませて樹脂芯材2と一体化するという構成であるた
め、製品形状が複雑で展開率が高い場合には、表皮材3
に切れ,破れ等の不良が生じ、そこから樹脂が外部に漏
れて、成形不良が生じやすいという欠点が指摘されてい
る。したがって、製品の造形自由度に大きな制約を受け
るという問題点があった。
【0007】さらに、表皮材3の表面には意匠性を考慮
して、シボ模様等が形成されていることが多いが、高展
開率部分ではシボ模様が流れ、あるいはシボ消失等が生
じやすく、シボ模様を活かすことができず、良好な外観
意匠性が得られないという問題点も指摘されている。
して、シボ模様等が形成されていることが多いが、高展
開率部分ではシボ模様が流れ、あるいはシボ消失等が生
じやすく、シボ模様を活かすことができず、良好な外観
意匠性が得られないという問題点も指摘されている。
【0008】また、表皮材3は予め所定寸法にカットす
るため、多くの端材が生じるなど材料ロスが多く、かつ
シート状にストックするため、在庫スペース等も必要に
なる等、コスト高を招くとともに、工程管理が面倒であ
るという不具合もある。
るため、多くの端材が生じるなど材料ロスが多く、かつ
シート状にストックするため、在庫スペース等も必要に
なる等、コスト高を招くとともに、工程管理が面倒であ
るという不具合もある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、モールドプレス成形工法を利用して樹脂芯
材と表皮材とからなる自動車用内装部品を製造する方法
において、複雑な曲面形状であっても、表皮材に切れ,
破れ等が生じることがなく、しかも表皮材に均一なシボ
模様を付すことができ、かつ廉価に製作できる自動車用
内装部品の製造方法を提供することを目的としている。
れたもので、モールドプレス成形工法を利用して樹脂芯
材と表皮材とからなる自動車用内装部品を製造する方法
において、複雑な曲面形状であっても、表皮材に切れ,
破れ等が生じることがなく、しかも表皮材に均一なシボ
模様を付すことができ、かつ廉価に製作できる自動車用
内装部品の製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モールドプレス成形用型内で樹脂芯材用
溶融樹脂を所要形状に成形してなる樹脂芯材と、樹脂芯
材と一体化される表皮材とから構成される自動車用内装
部品の製造方法において、下型に配設されたゲートを通
じて、上下型内に樹脂芯材用溶融樹脂を分配供給し、上
下型の係合圧締めにより樹脂芯材を成形する樹脂芯材の
成形工程と、次いで、上型を若干上昇させ、上型に配設
されたゲートを通じて、上型と樹脂芯材との間に表皮材
用溶融樹脂を樹脂芯材の表面側から分配供給し、上下型
の係合圧締めにより、表皮材を所要形状に成形するとと
もに、樹脂芯材と表皮材とを一体化する表皮材の成形工
程と、からなることを特徴とする。
に、本発明は、モールドプレス成形用型内で樹脂芯材用
溶融樹脂を所要形状に成形してなる樹脂芯材と、樹脂芯
材と一体化される表皮材とから構成される自動車用内装
部品の製造方法において、下型に配設されたゲートを通
じて、上下型内に樹脂芯材用溶融樹脂を分配供給し、上
下型の係合圧締めにより樹脂芯材を成形する樹脂芯材の
成形工程と、次いで、上型を若干上昇させ、上型に配設
されたゲートを通じて、上型と樹脂芯材との間に表皮材
用溶融樹脂を樹脂芯材の表面側から分配供給し、上下型
の係合圧締めにより、表皮材を所要形状に成形するとと
もに、樹脂芯材と表皮材とを一体化する表皮材の成形工
程と、からなることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、脂芯材と表皮材との間
にパッド材を介装した自動車用内装部品の製造方法にお
いて、上型に配設されたゲートを通じて、上型と樹脂芯
材との間にパッド材用溶融樹脂を分配供給し、型締め
後、発泡圧に応じて上型を若干上昇させて、パッド材を
所要形状に成形するとともに、樹脂芯材とパッド材とを
一体化するパッド材の成形工程を樹脂芯材の成形工程と
表皮材の成形工程との間に組入れたことを特徴とする。
にパッド材を介装した自動車用内装部品の製造方法にお
いて、上型に配設されたゲートを通じて、上型と樹脂芯
材との間にパッド材用溶融樹脂を分配供給し、型締め
後、発泡圧に応じて上型を若干上昇させて、パッド材を
所要形状に成形するとともに、樹脂芯材とパッド材とを
一体化するパッド材の成形工程を樹脂芯材の成形工程と
表皮材の成形工程との間に組入れたことを特徴とする。
【0012】
【作用】以上の構成から明らかなように、表皮材の成形
工程は、従来のように、シート状の表皮材を絞り成形す
るのではなく、モールドプレス成形による樹脂芯材の成
形後、表皮材用溶融樹脂を上型と樹脂芯材との間に供給
し、モールドプレス成形型内でモールドプレス成形する
ため、展開率が高い場合でも、良好な成形性が得られ
る。
工程は、従来のように、シート状の表皮材を絞り成形す
るのではなく、モールドプレス成形による樹脂芯材の成
形後、表皮材用溶融樹脂を上型と樹脂芯材との間に供給
し、モールドプレス成形型内でモールドプレス成形する
ため、展開率が高い場合でも、良好な成形性が得られ
る。
【0013】さらに、上型にシボ模様等を刻設しておけ
ば、展開率に関係なく、表皮材の製品表面側に良好なシ
ボ模様を形成することが可能である。
ば、展開率に関係なく、表皮材の製品表面側に良好なシ
ボ模様を形成することが可能である。
【0014】また、従来のように、シート状の表皮材を
予め一定寸法にカットする必要がないため、端材が生じ
ることがなく、加えて、シート材料の在庫スペース等も
不要となる。
予め一定寸法にカットする必要がないため、端材が生じ
ることがなく、加えて、シート材料の在庫スペース等も
不要となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用内装部品の製造
方法の実施例ついて、添付図面を参照しながら詳細に説
明する。
方法の実施例ついて、添付図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0016】図1は本発明方法を使用して製作した自動
車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図、図3は本発明方法に使用する
モールドプレス成形装置の構成を示す断面図、図4ない
し図8は本発明方法をドアトリムの製造方法に適用した
第1実施例の各工程を示す断面図である。
車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図、図3は本発明方法に使用する
モールドプレス成形装置の構成を示す断面図、図4ない
し図8は本発明方法をドアトリムの製造方法に適用した
第1実施例の各工程を示す断面図である。
【0017】また、図9は本発明方法により製作した自
動車用ドアトリムの別実施例を示す断面図、図10,図
11は、図9に示すドアトリムの成形工程を示す各断面
図である。
動車用ドアトリムの別実施例を示す断面図、図10,図
11は、図9に示すドアトリムの成形工程を示す各断面
図である。
【0018】さらに、図12は本発明方法により製作し
た自動車用ドアトリムの別実施例を示すもので、図13
ないし図15は、図12に示す自動車用ドアトリムの成
形工程を示す各断面図である。
た自動車用ドアトリムの別実施例を示すもので、図13
ないし図15は、図12に示す自動車用ドアトリムの成
形工程を示す各断面図である。
【0019】まず、図1,図2に基づき、本発明方法に
より製作された自動車用ドアトリム10の構成について
簡単に説明する。
より製作された自動車用ドアトリム10の構成について
簡単に説明する。
【0020】自動車用ドアトリム10は、所望の曲面形
状に成形された樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表
面に貼着される表皮材12とから構成されており、樹脂
芯材11は、タルク等のフィラーを混入したポリプロピ
レン樹脂を素材として、後述するモールドプレス成形に
より複雑な曲面形状に成形されており、この樹脂芯材1
1の表面に表皮材12が一体貼着されている。
状に成形された樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表
面に貼着される表皮材12とから構成されており、樹脂
芯材11は、タルク等のフィラーを混入したポリプロピ
レン樹脂を素材として、後述するモールドプレス成形に
より複雑な曲面形状に成形されており、この樹脂芯材1
1の表面に表皮材12が一体貼着されている。
【0021】なお、本実施例では、表皮材12として塩
ビ樹脂が使用されており、樹脂芯材11と表皮材12と
の間には両面メリアス等の基布13が介挿されている。
ビ樹脂が使用されており、樹脂芯材11と表皮材12と
の間には両面メリアス等の基布13が介挿されている。
【0022】次いで、図3に基づいて、上記自動車用ド
アトリム10の製造に使用する成形装置について説明す
る。
アトリム10の製造に使用する成形装置について説明す
る。
【0023】成形装置20は、所望の型面形状を備えた
モールドプレス成形用下型30と、ほぼ同一の型面を備
え、上下動可能なモールドプレス成形用上型40と、樹
脂芯材11の材料を供給するために、下型30に接続さ
れる射出成形機50と、表皮材12の材料を供給すべく
上型40に接続される射出成形機60とから大略構成さ
れている。
モールドプレス成形用下型30と、ほぼ同一の型面を備
え、上下動可能なモールドプレス成形用上型40と、樹
脂芯材11の材料を供給するために、下型30に接続さ
れる射出成形機50と、表皮材12の材料を供給すべく
上型40に接続される射出成形機60とから大略構成さ
れている。
【0024】さらに詳しくは、下型30には、ホットラ
ンナ31が配設されており、このホットランナ31と連
通して複数のゲート32が配設されている。
ンナ31が配設されており、このホットランナ31と連
通して複数のゲート32が配設されている。
【0025】そして、射出成形機50からの溶融樹脂
は、ホットランナ31,ゲート32を通じて下型30の
所定箇所に分配供給される。
は、ホットランナ31,ゲート32を通じて下型30の
所定箇所に分配供給される。
【0026】なお、ホットランナ31とゲート32との
接続部には、ゲートバルブ33が設置されている。
接続部には、ゲートバルブ33が設置されている。
【0027】同様に、上型40においても、射出成形機
60から供給される溶融樹脂の供給通路としてホットラ
ンナ41、ホットランナ41と連通する複数のゲート4
2が配設されており、ホットランナ41とゲート42と
の間にはゲートバルブ43が設置されている。
60から供給される溶融樹脂の供給通路としてホットラ
ンナ41、ホットランナ41と連通する複数のゲート4
2が配設されており、ホットランナ41とゲート42と
の間にはゲートバルブ43が設置されている。
【0028】加えて、上型40は、昇降可能なことが必
要であるから、昇降用シリンダ44と接続しており、下
型40の下面外周には、基布13をセットするためのセ
ットピン45が設けられている。
要であるから、昇降用シリンダ44と接続しており、下
型40の下面外周には、基布13をセットするためのセ
ットピン45が設けられている。
【0029】また、射出成形機60から上型40のホッ
トランナ41に溶融樹脂を供給する供給機構としては、
溶融樹脂供給管61が設置されているが、この供給管6
1は、上型40の昇降動作を許容できるように、リンク
機構62が供給管61に設置されている。また、供給管
61をフレキシブルな構成にしても良い。
トランナ41に溶融樹脂を供給する供給機構としては、
溶融樹脂供給管61が設置されているが、この供給管6
1は、上型40の昇降動作を許容できるように、リンク
機構62が供給管61に設置されている。また、供給管
61をフレキシブルな構成にしても良い。
【0030】次に、図3に示す成形装置20を使用し
て、図1,図2に示す自動車用ドアトリム10の製造工
程について、図4ないし図8を基に詳細に説明する。
て、図1,図2に示す自動車用ドアトリム10の製造工
程について、図4ないし図8を基に詳細に説明する。
【0031】まず、図4に示すように、上型40が最上
方位置に位置するとき、基布13を上型40のセットピ
ン45に突き刺して、基布13をセットする。
方位置に位置するとき、基布13を上型40のセットピ
ン45に突き刺して、基布13をセットする。
【0032】そして、基布13のセットが完了すれば、
昇降用シリンダ44が駆動して、上型40が所定ストロ
ーク下降動作を行ない、図5に示すように、上下型3
0,40の間が所定クリアランスに達したとき停止す
る。
昇降用シリンダ44が駆動して、上型40が所定ストロ
ーク下降動作を行ない、図5に示すように、上下型3
0,40の間が所定クリアランスに達したとき停止す
る。
【0033】そして、上型40の停止動作と同時に、射
出成形機50から樹脂芯材11の素材である溶融樹脂M
1 が、下型30のホットランナ31,ゲート32を通じ
て、下型30の型面所定箇所に分配供給される。
出成形機50から樹脂芯材11の素材である溶融樹脂M
1 が、下型30のホットランナ31,ゲート32を通じ
て、下型30の型面所定箇所に分配供給される。
【0034】なお、溶融樹脂M1 の所定量が予め計量さ
れており、所定量に到達した際、ゲートバルブ33が閉
じて、必要量だけ供給されることになる。
れており、所定量に到達した際、ゲートバルブ33が閉
じて、必要量だけ供給されることになる。
【0035】そして、樹脂芯材11を形成するための溶
融樹脂M1 が分配供給されたのち、図6に示すように、
上型40が下降して、上下型30,40により樹脂芯材
11がモールドプレス成形される。このときのプレス圧
は80kgf/cm2 、冷却時間は40秒に設定されて
いる。以上が樹脂芯材11の成形工程である。
融樹脂M1 が分配供給されたのち、図6に示すように、
上型40が下降して、上下型30,40により樹脂芯材
11がモールドプレス成形される。このときのプレス圧
は80kgf/cm2 、冷却時間は40秒に設定されて
いる。以上が樹脂芯材11の成形工程である。
【0036】次いで、樹脂芯材11が成形されたのち、
上型40は20〜30mmの間で所定ストローク上昇す
る。
上型40は20〜30mmの間で所定ストローク上昇す
る。
【0037】そして、樹脂芯材11と上型40の型面と
の間に所定のクリアランスを形成したのち、図7に示す
ように、射出成形機60,供給管61を通じて、上型4
0のホットランナ41,ゲート42を通じて、表皮材形
成用の溶融樹脂M2 (本実施例では塩ビ樹脂)が上下型
内に分配供給され、その後、図8に示すように、上型4
0が下降して、溶融樹脂M2 をキャビティ全面に行きわ
たるようにモールドプレス成形が行なわれる。このとき
のプレス圧は80kgf/cm2 、冷却時間は40秒に
設定されている。以上が表皮材12の成形工程である。
の間に所定のクリアランスを形成したのち、図7に示す
ように、射出成形機60,供給管61を通じて、上型4
0のホットランナ41,ゲート42を通じて、表皮材形
成用の溶融樹脂M2 (本実施例では塩ビ樹脂)が上下型
内に分配供給され、その後、図8に示すように、上型4
0が下降して、溶融樹脂M2 をキャビティ全面に行きわ
たるようにモールドプレス成形が行なわれる。このとき
のプレス圧は80kgf/cm2 、冷却時間は40秒に
設定されている。以上が表皮材12の成形工程である。
【0038】上記表皮材12の成形工程において、樹脂
芯材11と表皮材12との間に基布13が介挿されてい
るため、比較的接着性の乏しいポリプロピレン樹脂を使
用しても、基布13のアンカー効果により、樹脂芯材1
1と表皮材12とは強固に接合される。
芯材11と表皮材12との間に基布13が介挿されてい
るため、比較的接着性の乏しいポリプロピレン樹脂を使
用しても、基布13のアンカー効果により、樹脂芯材1
1と表皮材12とは強固に接合される。
【0039】このように、従来、シート状の表皮材を絞
り成形していたのに比べ、本発明方法では、樹脂芯材1
1のモールドプレス成形後、表皮材12においても、表
皮材用溶融樹脂M2 をモールドプレス成形するというも
のであるから、ドアトリム10の製品形状を複雑な曲面
形状、高展開率部分を多く設定しても、従来のように、
表皮切れ等の成形不良が生じることがないため、造形自
由度を飛躍的に拡大させることができる。
り成形していたのに比べ、本発明方法では、樹脂芯材1
1のモールドプレス成形後、表皮材12においても、表
皮材用溶融樹脂M2 をモールドプレス成形するというも
のであるから、ドアトリム10の製品形状を複雑な曲面
形状、高展開率部分を多く設定しても、従来のように、
表皮切れ等の成形不良が生じることがないため、造形自
由度を飛躍的に拡大させることができる。
【0040】また、上型40の型面にシボ模様を刻設し
ておけば、高展開率部分でシボ流れ,シボ消失等が生じ
ることがなく、均一なシボ模様が得られる。
ておけば、高展開率部分でシボ流れ,シボ消失等が生じ
ることがなく、均一なシボ模様が得られる。
【0041】加えて、表皮材12形成用の溶融樹脂M2
をモールドプレス成形型30,40内に供給して、所要
形状の表皮材12を成形するという構成のため、従来の
ように、端材が発生したり、シート状の表皮材をストッ
クするための在庫スペースもなくなり、コストダウンを
招来するとともに、工程管理も容易となる。
をモールドプレス成形型30,40内に供給して、所要
形状の表皮材12を成形するという構成のため、従来の
ように、端材が発生したり、シート状の表皮材をストッ
クするための在庫スペースもなくなり、コストダウンを
招来するとともに、工程管理も容易となる。
【0042】次いで、図9ないし図11は、本発明の第
2実施例を示すもので、本発明方法を適用した自動車用
ドアトリム10の変形例を示す断面図である。
2実施例を示すもので、本発明方法を適用した自動車用
ドアトリム10の変形例を示す断面図である。
【0043】すなわち、図9に示すように、表皮材12
として、クッション性表皮材12´が使用されている。
として、クッション性表皮材12´が使用されている。
【0044】この自動車用ドアトリムの製造工程は、基
本的に第1実施例と同一であるため、重複する部分の説
明は省略するが、クッション性表皮材12´の成形工程
についてのみ、図10,図11において説明する。
本的に第1実施例と同一であるため、重複する部分の説
明は省略するが、クッション性表皮材12´の成形工程
についてのみ、図10,図11において説明する。
【0045】すなわち、図10に示すように、射出成形
機60,供給管61,ホットランナ41,ゲート42を
通じて、上下型30,40内に供給される表皮材用溶融
樹脂M3 には発泡剤が混入されており、所定量の溶融樹
脂M3 を分配供給したのち、一旦上型40が所定ストロ
ーク下降して、溶融樹脂M3 をキャビティ内に行きわた
らせるが、その後、図11に示すように、発泡反応によ
りクッション性表皮材12´が膨化するため、上型40
は若干上昇して、この状態でクッション性表皮材12´
を冷却固化させる。
機60,供給管61,ホットランナ41,ゲート42を
通じて、上下型30,40内に供給される表皮材用溶融
樹脂M3 には発泡剤が混入されており、所定量の溶融樹
脂M3 を分配供給したのち、一旦上型40が所定ストロ
ーク下降して、溶融樹脂M3 をキャビティ内に行きわた
らせるが、その後、図11に示すように、発泡反応によ
りクッション性表皮材12´が膨化するため、上型40
は若干上昇して、この状態でクッション性表皮材12´
を冷却固化させる。
【0046】本実施例によれば、クッション性表皮材1
2´を使用することにより、製品のクッション性能が向
上するという利点がある。
2´を使用することにより、製品のクッション性能が向
上するという利点がある。
【0047】次いで、図12は本発明方法を適用した自
動車用ドアトリム10のさらに別実施例の構成を示す断
面図である。
動車用ドアトリム10のさらに別実施例の構成を示す断
面図である。
【0048】すなわち、本実施例では、樹脂芯材11と
表皮材12との間にパッド材14が介挿されている。な
お、基布13は樹脂芯材11とパッド材14との間に介
挿される。
表皮材12との間にパッド材14が介挿されている。な
お、基布13は樹脂芯材11とパッド材14との間に介
挿される。
【0049】さらに、図13ないし図15に基づいて、
パッド材14を付け加えた自動車用ドアトリム10の製
造工程について簡単に説明する。
パッド材14を付け加えた自動車用ドアトリム10の製
造工程について簡単に説明する。
【0050】この実施例においても、第1実施例,第2
実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0051】すなわち、図13に示すように、下型30
の構成は、第1実施例,第2実施例と同一であるが、上
型40の構成が異なる。
の構成は、第1実施例,第2実施例と同一であるが、上
型40の構成が異なる。
【0052】すなわち、上型40には、表皮材12の材
料を供給するための射出成形機60,供給管61,ホッ
トランナ41,ゲート42,ゲートバルブ43が配設さ
れているが、それに加えて、パッド材14の材料供給手
段である射出成形機70,供給管71,ホットランナ4
6,ゲート47,ゲートバルブ48が配設されている。
料を供給するための射出成形機60,供給管61,ホッ
トランナ41,ゲート42,ゲートバルブ43が配設さ
れているが、それに加えて、パッド材14の材料供給手
段である射出成形機70,供給管71,ホットランナ4
6,ゲート47,ゲートバルブ48が配設されている。
【0053】したがって、樹脂芯材11のモールドプレ
ス成形後、図14に示すように、上型40が若干上昇
し、樹脂芯材11と上型40の型面との間にクリアラン
スが形成され、このクリアランス内にパッド材形成用の
溶融樹脂M4 が射出成形機70,供給管71,ホットラ
ンナ46,ゲート47を通じて分配供給され、一旦上下
型30,40で型締めされ、溶融樹脂M4 をキャビティ
内に行きわたらせたのち、図15に示すように、パッド
材14の発泡圧に応じて所定寸法上型40を上昇させ
て、パッド材14を発泡硬化させて、樹脂芯材11の表
面側に基布13を介してパッド材14をプレス一体化す
る。
ス成形後、図14に示すように、上型40が若干上昇
し、樹脂芯材11と上型40の型面との間にクリアラン
スが形成され、このクリアランス内にパッド材形成用の
溶融樹脂M4 が射出成形機70,供給管71,ホットラ
ンナ46,ゲート47を通じて分配供給され、一旦上下
型30,40で型締めされ、溶融樹脂M4 をキャビティ
内に行きわたらせたのち、図15に示すように、パッド
材14の発泡圧に応じて所定寸法上型40を上昇させ
て、パッド材14を発泡硬化させて、樹脂芯材11の表
面側に基布13を介してパッド材14をプレス一体化す
る。
【0054】なお、パッド材14の表面に表皮材12を
モールドプレス成形する工程は、第1実施例と同一であ
るため、ここでは省略する。
モールドプレス成形する工程は、第1実施例と同一であ
るため、ここでは省略する。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0056】(1)本発明方法は、樹脂芯材のモールド
プレス成形後、表皮材においてもモールドプレス成形す
るというものであるから、従来のように、シート状の表
皮材を用いた場合、展開率が高い部位では、シート切れ
やシート破れが生じていたが、本発明方法では、これら
シート切れ等の成形不良が確実に防止できることから、
不良率を大幅に低減させることができるとともに、製品
の造形自由度を飛躍的に向上させることができるという
効果を有する。
プレス成形後、表皮材においてもモールドプレス成形す
るというものであるから、従来のように、シート状の表
皮材を用いた場合、展開率が高い部位では、シート切れ
やシート破れが生じていたが、本発明方法では、これら
シート切れ等の成形不良が確実に防止できることから、
不良率を大幅に低減させることができるとともに、製品
の造形自由度を飛躍的に向上させることができるという
効果を有する。
【0057】(2)本発明方法は、樹脂芯材のモールド
プレス成形後、表皮材においてもモールドプレス成形す
るというものであるから、モールドプレス成形用上型の
型面にシボ模様を刻設しておけば、製品の造形上、高展
開率部分が設定されても、シボ流れ,シボ消失等が生じ
ることがなく、均一なシボ模様を製品表面に形成するこ
とができ、外観意匠性を著しく向上させることができる
という効果を有する。
プレス成形後、表皮材においてもモールドプレス成形す
るというものであるから、モールドプレス成形用上型の
型面にシボ模様を刻設しておけば、製品の造形上、高展
開率部分が設定されても、シボ流れ,シボ消失等が生じ
ることがなく、均一なシボ模様を製品表面に形成するこ
とができ、外観意匠性を著しく向上させることができる
という効果を有する。
【0058】(3)本発明方法は、樹脂芯材をモールド
プレス成形したのち、表皮材においてもモールドプレス
成形するというものであるから、従来のように、シート
状の表皮材を所定寸法に切断する必要がないため、端材
が生じることがなく、しかもシート材料の在庫スペース
等を考慮しなくてもよいことから、コストダウンを招来
できるとともに、工程管理も容易になるという効果を有
する。
プレス成形したのち、表皮材においてもモールドプレス
成形するというものであるから、従来のように、シート
状の表皮材を所定寸法に切断する必要がないため、端材
が生じることがなく、しかもシート材料の在庫スペース
等を考慮しなくてもよいことから、コストダウンを招来
できるとともに、工程管理も容易になるという効果を有
する。
【図1】本発明方法を適用して製作した自動車用ドアト
リムの第1実施例を示す正面図。
リムの第1実施例を示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムの成形に使用す
るモールドプレス成形装置の構成を示す断面図。
るモールドプレス成形装置の構成を示す断面図。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムにおける基布の
セット工程を示す断面図。
セット工程を示す断面図。
【図5】図1に示す自動車用ドアトリムにおける樹脂芯
材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
【図6】図1に示す自動車用ドアトリムにおける樹脂芯
材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
【図7】図1に示す自動車用ドアトリムにおける表皮材
用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
【図8】図1に示す自動車用ドアトリムにおける表皮材
のモールドプレス成形工程を示す断面図。
のモールドプレス成形工程を示す断面図。
【図9】本発明方法を適用して製作した自動車用ドアト
リムの第2実施例を示す断面図。
リムの第2実施例を示す断面図。
【図10】図9に示す自動車用ドアトリムにおける表皮
材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
【図11】図9に示す自動車用ドアトリムにおける表皮
材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
【図12】本発明方法を適用して製作した自動車用ドア
トリムの第3実施例を示す断面図。
トリムの第3実施例を示す断面図。
【図13】図12に示す自動車用ドアトリムの成形に使
用するモールドプレス成形装置の構成を示す断面図。
用するモールドプレス成形装置の構成を示す断面図。
【図14】図12に示す自動車用ドアトリムにおけるパ
ッド材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
ッド材用溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
【図15】図12に示す自動車用ドアトリムにおけるパ
ッド材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
ッド材のモールドプレス成形工程を示す断面図。
【図16】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
図。
【図17】従来のモールドプレス成形装置の従来例を示
す断面図。
す断面図。
【図18】従来のモールドプレス成形装置におけるモー
ルドプレス成形工程を示す断面図。
ルドプレス成形工程を示す断面図。
10 自動車用ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 13 基布 14 パッド材 20 モールドプレス成形装置 30 モールドプレス成形用下型 32 ゲート 33 ゲートバルブ 40 モールドプレス成形用上型 42,47 ゲート 43,48 ゲートバルブ 50,60,70 射出成形機 61,71 供給管 M1 樹脂芯材用溶融樹脂 M2 表皮材用溶融樹脂 M3 発泡性表皮材用溶融樹脂 M4 パッド材用溶融樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−247423(JP,A) 特開 平5−131478(JP,A) 実開 平2−126920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 43/00 - 43/58 B29C 45/00 - 45/84
Claims (2)
- 【請求項1】 モールドプレス成形用型(30,40)
内で樹脂芯材用溶融樹脂(M1 )を所要形状に成形して
なる樹脂芯材(11)と、樹脂芯材(11)と一体化さ
れる表皮材(12)とから構成される自動車用内装部品
の製造方法において、 下型(30)に配設されたゲート(32)を通じて、上
下型(30,40)内に樹脂芯材用溶融樹脂(M1 )を
分配供給し、上下型(30,40)の係合圧締めにより
樹脂芯材(11)を成形する樹脂芯材の成形工程と、 次いで、上型(40)を若干上昇させ、上型(40)に
配設されたゲート(42)を通じて、上型(40)と樹
脂芯材(11)との間に表皮材用溶融樹脂(M2 )を樹
脂芯材(11)の表面側から分配供給し、上下型(3
0,40)の係合圧締めにより、表皮材(12)を所要
形状に成形するとともに、樹脂芯材(11)と表皮材
(12)とを一体化する表皮材の成形工程と、 からなることを特徴とする自動車用内装部品の製造方
法。 - 【請求項2】 樹脂芯材(11)と表皮材(12)との
間にパッド材(14)を介装した自動車用内装部品の製
造方法において、 上型(40)に配設されたゲート(47)を通じて、上
型(40)と樹脂芯材(11)との間にパッド材用溶融
樹脂(M4 )を分配供給し、型締め後、発泡圧に応じて
上型(40)を若干上昇させて、パッド材(14)を所
要形状に成形するとともに、樹脂芯材(11)とパッド
材(14)とを一体化するパッド材の成形工程を樹脂芯
材の成形工程と表皮材の成形工程との間に組入れたこと
を特徴とする請求項1記載の自動車用内装部品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334281A JP2974270B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334281A JP2974270B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186165A JPH07186165A (ja) | 1995-07-25 |
JP2974270B2 true JP2974270B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=18275590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334281A Expired - Lifetime JP2974270B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974270B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3532547B2 (ja) | 2000-11-30 | 2004-05-31 | 本田技研工業株式会社 | シール一体型セパレータの製造方法 |
US8092733B2 (en) | 2003-12-31 | 2012-01-10 | International Automotive Components Group North America, Inc. | In mold lamination of decorative products |
US7981342B2 (en) | 2003-12-31 | 2011-07-19 | International Automotive Components Group North America, Inc. | In-mold lamination of decorative products |
US8083979B2 (en) | 2003-12-31 | 2011-12-27 | International Automotive Components Group North America, Inc. | In mold lamination of decorative products |
EP1704035A4 (en) | 2003-12-31 | 2011-05-04 | Int Automotive Components | LAMINATION OF PRESERVED PRODUCTS IN TOOL |
JP4948986B2 (ja) * | 2006-11-21 | 2012-06-06 | 東芝機械株式会社 | 射出プレス成形方法および射出成形機 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334281A patent/JP2974270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07186165A (ja) | 1995-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990823 |