JP2973316B1 - インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構造 - Google Patents
インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構造Info
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 3
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 206010020100 Hip fracture Diseases 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws or setting implements
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/74—Devices for the head or neck or trochanter of the femur
- A61B17/742—Devices for the head or neck or trochanter of the femur having one or more longitudinal elements oriented along or parallel to the axis of the neck
- A61B17/744—Devices for the head or neck or trochanter of the femur having one or more longitudinal elements oriented along or parallel to the axis of the neck the longitudinal elements coupled to an intramedullary nail
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Abstract
【要約】
【課題】 インプラント用ネイルに用いるラグスクリュ
ー及びその固定構造を提供する。 【解決手段】 先端部11にねじ部を有し、胴部12か
ら基部13にかけて断面六角形状に形成し、中央長手方
向にガイドワイヤー挿通用の貫通孔を形成したラグスク
リュー10と、頭部21にラグスクリューの断面六角形
状に嵌合する六角溝を有し、基部23は円柱状であっ
て、ドライバー嵌合用の嵌合穴を形成した固定部材20
と、外周にねじ部を有する押圧部31と円板状の蓋部3
2とから構成した締結部材30とを使用し、インプラン
ト用ネイル1を骨内に挿入し、ラグスクリューをねじ込
んだ状態において、固定部材を、その頭部の六角溝がラ
グスクリューの六角状胴部に嵌合するように挿入し、締
結部材をねじ込んで、その押圧部が固定部材の基部の頂
部25に当接してラグスクリューが押圧される。
ー及びその固定構造を提供する。 【解決手段】 先端部11にねじ部を有し、胴部12か
ら基部13にかけて断面六角形状に形成し、中央長手方
向にガイドワイヤー挿通用の貫通孔を形成したラグスク
リュー10と、頭部21にラグスクリューの断面六角形
状に嵌合する六角溝を有し、基部23は円柱状であっ
て、ドライバー嵌合用の嵌合穴を形成した固定部材20
と、外周にねじ部を有する押圧部31と円板状の蓋部3
2とから構成した締結部材30とを使用し、インプラン
ト用ネイル1を骨内に挿入し、ラグスクリューをねじ込
んだ状態において、固定部材を、その頭部の六角溝がラ
グスクリューの六角状胴部に嵌合するように挿入し、締
結部材をねじ込んで、その押圧部が固定部材の基部の頂
部25に当接してラグスクリューが押圧される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に転子部骨折の
骨接合術に関し、特にインプラント用ネイルに用いるラ
グスクリューの固定構造に関する。
骨接合術に関し、特にインプラント用ネイルに用いるラ
グスクリューの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されてきたインプラント用
ネイル1に用いるラグスクリュー4としては、図12に
示すように、その胴部5に長手方向の溝6を複数形成し
たものがあり、当該溝付きラグスクリュー4と、先端部
8が尖形の固定ロッド7とを使用し、図13に示すよう
に、インプラント用ネイル1に前記固定ロッド7をねじ
込んで、インプラント用ネイル1に挿通した溝付きラグ
スクリュー4の溝6に前記固定ロッド7の先端部8を強
く押し当てることによりラグスクリュー4を固定してい
た。
ネイル1に用いるラグスクリュー4としては、図12に
示すように、その胴部5に長手方向の溝6を複数形成し
たものがあり、当該溝付きラグスクリュー4と、先端部
8が尖形の固定ロッド7とを使用し、図13に示すよう
に、インプラント用ネイル1に前記固定ロッド7をねじ
込んで、インプラント用ネイル1に挿通した溝付きラグ
スクリュー4の溝6に前記固定ロッド7の先端部8を強
く押し当てることによりラグスクリュー4を固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のラグスクリュー4の固定構造では、固定ロッド7
をラグスクリューの溝6に押し当てて固定ロッドの先端
部8によりラグスクリュー4を押圧するだけのため、ラ
グスクリュー4の進退方向には点接触となるので、固定
が不安定になり、場合によってはラグスクリュー4がず
れ動いて短縮転位等のトラブルが発生するおそれがあ
る。また、固定ロッド5のラグスクリュー4に対する押
圧に緩みが生じた場合には、ラグスクリュー4が回転す
るおそれがあり、回旋が生じて骨の接合に支障を来たす
こともあり得る。さらに、患者の骨接合の状況に応じて
は、接合すべき骨同士間の圧力を若干緩める場合があ
り、そのような場合には、固定ロッド7を緩めることに
なり、その結果、ラグスクリュー4が回転することによ
り回旋によるトラブルが発生するおそれが高くなる。
従来のラグスクリュー4の固定構造では、固定ロッド7
をラグスクリューの溝6に押し当てて固定ロッドの先端
部8によりラグスクリュー4を押圧するだけのため、ラ
グスクリュー4の進退方向には点接触となるので、固定
が不安定になり、場合によってはラグスクリュー4がず
れ動いて短縮転位等のトラブルが発生するおそれがあ
る。また、固定ロッド5のラグスクリュー4に対する押
圧に緩みが生じた場合には、ラグスクリュー4が回転す
るおそれがあり、回旋が生じて骨の接合に支障を来たす
こともあり得る。さらに、患者の骨接合の状況に応じて
は、接合すべき骨同士間の圧力を若干緩める場合があ
り、そのような場合には、固定ロッド7を緩めることに
なり、その結果、ラグスクリュー4が回転することによ
り回旋によるトラブルが発生するおそれが高くなる。
【0004】そこで、本発明者は鋭意研究を重ね、ラグ
スクリューの回転を規制して回旋が完全に防止できると
共に、ラグスクリューが進退方向へずれ動くことを規制
して短縮転位を防止でき、かつ、ラグスクリューが進退
方向へずれ動くように調節した場合でも回旋に対しては
十分に防止し得るインプラント用ネイルに用いるラグス
クリュー及びその固定構造を発明した。
スクリューの回転を規制して回旋が完全に防止できると
共に、ラグスクリューが進退方向へずれ動くことを規制
して短縮転位を防止でき、かつ、ラグスクリューが進退
方向へずれ動くように調節した場合でも回旋に対しては
十分に防止し得るインプラント用ネイルに用いるラグス
クリュー及びその固定構造を発明した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構
造は、前記の断面多角形状のラグスクリューと、前記ラ
グスクリューの多角形状に嵌合する嵌合頭部を有する固
定部材と、該固定部材を押圧する締結部材とにより、イ
ンプラント用ネイルにおけるラグスクリュー挿通穴に前
記ラグスクリューを挿通し、該ラグスクリューの胴部に
固定部材を嵌合させ、前記締結部材を締付けることによ
り該固定部材を押圧してラグスクリューを固定する構成
としたものである。
インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構
造は、前記の断面多角形状のラグスクリューと、前記ラ
グスクリューの多角形状に嵌合する嵌合頭部を有する固
定部材と、該固定部材を押圧する締結部材とにより、イ
ンプラント用ネイルにおけるラグスクリュー挿通穴に前
記ラグスクリューを挿通し、該ラグスクリューの胴部に
固定部材を嵌合させ、前記締結部材を締付けることによ
り該固定部材を押圧してラグスクリューを固定する構成
としたものである。
【0006】上記のように構成したことにより、断面多
角形状のラグスクリューは、該ラグスクリューの多角形
状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材により嵌合され
るので、ラグスクリューの回転を完全に規制できる。ま
た、ラグスクリューと前記の固定部材は、面接触である
ので、ラグスクリューがずれ動くようなおそれがなく、
安定的に固定される。また、ラグスクリューに設けたス
トッパーは、ラグスクリューのずれ動きを許容するよう
に調節した場合でも、該ストッパーにより、予定の範囲
以上にずれることがない。
角形状のラグスクリューは、該ラグスクリューの多角形
状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材により嵌合され
るので、ラグスクリューの回転を完全に規制できる。ま
た、ラグスクリューと前記の固定部材は、面接触である
ので、ラグスクリューがずれ動くようなおそれがなく、
安定的に固定される。また、ラグスクリューに設けたス
トッパーは、ラグスクリューのずれ動きを許容するよう
に調節した場合でも、該ストッパーにより、予定の範囲
以上にずれることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施例を、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0008】図1は本発明に係るラグスクリューの斜視
図であり、図2は前記ラグスクリューのA−A線断面図
である。図3は固定部材の斜視図であり、図4は締結部
材の斜視図である。図5はラグスクリューに固定部材を
嵌め込む状態を示す概略図であり、図6はラグスクリュ
ーと固定部材の嵌合状態を示す斜視図である。図7は固
定部材を押圧する締結部材をねじ込む状態を示す概略図
であり、図8はラグスクリューに固定部材を嵌め込み、
締結部材をねじ込んだ状態を示す一部切欠斜視図であ
る。図9はラグスクリューに固定部材を嵌め込み、締結
部材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの頭
部の概略図であり、図10はラグスクリューに固定部材
を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示すインプラ
ント用ネイルの別方向から見た頭部の概略図である。図
11は第2の実施例であって、ラグスクリューに固定部
材を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示す一部切
欠斜視図である。
図であり、図2は前記ラグスクリューのA−A線断面図
である。図3は固定部材の斜視図であり、図4は締結部
材の斜視図である。図5はラグスクリューに固定部材を
嵌め込む状態を示す概略図であり、図6はラグスクリュ
ーと固定部材の嵌合状態を示す斜視図である。図7は固
定部材を押圧する締結部材をねじ込む状態を示す概略図
であり、図8はラグスクリューに固定部材を嵌め込み、
締結部材をねじ込んだ状態を示す一部切欠斜視図であ
る。図9はラグスクリューに固定部材を嵌め込み、締結
部材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの頭
部の概略図であり、図10はラグスクリューに固定部材
を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示すインプラ
ント用ネイルの別方向から見た頭部の概略図である。図
11は第2の実施例であって、ラグスクリューに固定部
材を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示す一部切
欠斜視図である。
【0009】図1に示すラグスクリュー10は、先端部
11にねじ部を有し、胴部12から基部13にかけて、
図2に示すように断面六角形状に形成されてなるもので
ある。該ラグスクリュー10は、図2に示すように長手
方向の中央にガイドワイヤー挿通用の貫通孔14が形成
されている。
11にねじ部を有し、胴部12から基部13にかけて、
図2に示すように断面六角形状に形成されてなるもので
ある。該ラグスクリュー10は、図2に示すように長手
方向の中央にガイドワイヤー挿通用の貫通孔14が形成
されている。
【0010】図3に示す固定部材20は、その頭部21
(図における下部)が前記ラグスクリュー10の断面六
角形状に嵌合する六角溝22を有する挾着型に形成さ
れ、基部23(図における上部)は円柱状であって、そ
の中央にはドライバー嵌合用の嵌合穴24が形成された
ものである。なお、固定部材の基部23の形状は前記の
ような円柱状に限られるものではなく、多角形状であっ
てもよい。
(図における下部)が前記ラグスクリュー10の断面六
角形状に嵌合する六角溝22を有する挾着型に形成さ
れ、基部23(図における上部)は円柱状であって、そ
の中央にはドライバー嵌合用の嵌合穴24が形成された
ものである。なお、固定部材の基部23の形状は前記の
ような円柱状に限られるものではなく、多角形状であっ
てもよい。
【0011】図4に示す締結部材30は、外周にねじ部
を有する押圧部31と円板状の蓋部32とから構成され
ている。
を有する押圧部31と円板状の蓋部32とから構成され
ている。
【0012】図5は、インプラント用ネイル1を骨内に
挿入し、ラグスクリュー10をねじ込んで、遠位スクリ
ュー2,2をねじ込んだ状態において、固定部材20を
挿入する状態を示している。該固定部材20は、ドライ
バー3により保持されつつ、固定部材20の頭部21の
六角溝22が、図6に示すように、ラグスクリュー10
の六角状胴部12に嵌合するように調節しながら挿入さ
れる。このようにラグスクリュー10の六角状胴部12
に固定部材20の頭部21の六角溝22に嵌合させれ
ば、ラグスクリュー10の回転が固定部材20により規
制される。図7は、前述のように固定部材20を挿入し
た後、ドライバー3を取除き、締結部材30をねじ込も
うとする状態を示している。該締結部材30は、これを
ねじ込んでいけば、図8に示すように、押圧部31が固
定部材20の基部23の頂部25に当接し、さらに締結
部材30をねじ込んでいけば固定部材20がラグスクリ
ュー10を押圧し、図9及び図10に示すように、イン
プラント用ネイル1と一体的に固定される。
挿入し、ラグスクリュー10をねじ込んで、遠位スクリ
ュー2,2をねじ込んだ状態において、固定部材20を
挿入する状態を示している。該固定部材20は、ドライ
バー3により保持されつつ、固定部材20の頭部21の
六角溝22が、図6に示すように、ラグスクリュー10
の六角状胴部12に嵌合するように調節しながら挿入さ
れる。このようにラグスクリュー10の六角状胴部12
に固定部材20の頭部21の六角溝22に嵌合させれ
ば、ラグスクリュー10の回転が固定部材20により規
制される。図7は、前述のように固定部材20を挿入し
た後、ドライバー3を取除き、締結部材30をねじ込も
うとする状態を示している。該締結部材30は、これを
ねじ込んでいけば、図8に示すように、押圧部31が固
定部材20の基部23の頂部25に当接し、さらに締結
部材30をねじ込んでいけば固定部材20がラグスクリ
ュー10を押圧し、図9及び図10に示すように、イン
プラント用ネイル1と一体的に固定される。
【0013】このように構成することにより、固定部材
20により、ラグスクリュー10の回転が規制されるの
で回旋が完全に防止でき、締結部材30をねじ込んで固
定部材20によりラグスクリュー10を押圧すれば完全
に固定され、ラグスクリューが進退方向にずれ動くこと
がない。なお、締結部材30を緩めれば、ラグスクリュ
ー10の進退方向へは、ずれ動かすことが可能となる
が、ラグスクリュー10の回転は規制されので、回旋は
防止できる。
20により、ラグスクリュー10の回転が規制されるの
で回旋が完全に防止でき、締結部材30をねじ込んで固
定部材20によりラグスクリュー10を押圧すれば完全
に固定され、ラグスクリューが進退方向にずれ動くこと
がない。なお、締結部材30を緩めれば、ラグスクリュ
ー10の進退方向へは、ずれ動かすことが可能となる
が、ラグスクリュー10の回転は規制されので、回旋は
防止できる。
【0014】図11は、ラグスクリューの第2の実施例
を示すものであって、図におけるラグスクリュー10´
は、その胴部12における先端部側に鍔状のストッパー
15を形成したものである。図は、インプラント用ネイ
ル1を骨内に挿入し、ラグスクリュー10´をねじ込ん
で、遠位スクリュー2,2をねじ込んだ後、固定部材2
0を挿入して、締結部材30をねじ込んだ状態を示して
いる。そして、締結部材30を若干緩めて、ラグスクリ
ュー10´が図において左下方にずれ下がり可能にした
場合でも、当該ラグスクリュー10´に形成したストッ
パー15により、そのストッパー15を形成した位置以
上はずれ下がらない。したがって、このようにストッパ
ー15を形成したことにより、ラグスクリュー10´を
ずれ動き可能にした場合でも短縮転位を防止することが
可能となる。
を示すものであって、図におけるラグスクリュー10´
は、その胴部12における先端部側に鍔状のストッパー
15を形成したものである。図は、インプラント用ネイ
ル1を骨内に挿入し、ラグスクリュー10´をねじ込ん
で、遠位スクリュー2,2をねじ込んだ後、固定部材2
0を挿入して、締結部材30をねじ込んだ状態を示して
いる。そして、締結部材30を若干緩めて、ラグスクリ
ュー10´が図において左下方にずれ下がり可能にした
場合でも、当該ラグスクリュー10´に形成したストッ
パー15により、そのストッパー15を形成した位置以
上はずれ下がらない。したがって、このようにストッパ
ー15を形成したことにより、ラグスクリュー10´を
ずれ動き可能にした場合でも短縮転位を防止することが
可能となる。
【0015】なお、本発明は、前記の実施例に限定され
るものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲の広範
な実施例を含むものである。
るものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲の広範
な実施例を含むものである。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るインプラント用ネイルに用
いるラグスクリューは、ラグスクリューの胴部断面を多
角形状に構成し、当該ラグスクリューと、前記ラグスク
リューの多角形状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材
と、該固定部材を押圧する締結部材とにより、インプラ
ント用ネイルにおけるラグスクリュー挿通穴に前記ラグ
スクリューを挿通し、該ラグスクリューの胴部に固定部
材を嵌合させ、前記締結部材を締付けることにより該固
定部材を押圧してラグスクリューを固定できる構造にし
たため、ラグスクリューは、該ラグスクリューの多角形
状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材により嵌合され
るので、ラグスクリューの回転を規制でき、回旋による
骨接合のトラブルを完全に防止できる。また、ラグスク
リューと前記の固定部材は面接触であるので、ラグスク
リューが進退方向へずれ動くことを規制して短縮転位を
防止できる。しかも、締結部材を緩めてラグスクリュー
が進退方向へずれ動くように調節した場合でも回旋に対
しては十分に防止し得るものである。
いるラグスクリューは、ラグスクリューの胴部断面を多
角形状に構成し、当該ラグスクリューと、前記ラグスク
リューの多角形状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材
と、該固定部材を押圧する締結部材とにより、インプラ
ント用ネイルにおけるラグスクリュー挿通穴に前記ラグ
スクリューを挿通し、該ラグスクリューの胴部に固定部
材を嵌合させ、前記締結部材を締付けることにより該固
定部材を押圧してラグスクリューを固定できる構造にし
たため、ラグスクリューは、該ラグスクリューの多角形
状に嵌合する嵌合頭部を有する固定部材により嵌合され
るので、ラグスクリューの回転を規制でき、回旋による
骨接合のトラブルを完全に防止できる。また、ラグスク
リューと前記の固定部材は面接触であるので、ラグスク
リューが進退方向へずれ動くことを規制して短縮転位を
防止できる。しかも、締結部材を緩めてラグスクリュー
が進退方向へずれ動くように調節した場合でも回旋に対
しては十分に防止し得るものである。
【図1】本発明に係るラグスクリューの斜視図である。
【図2】前記ラグスクリューのA−A線断面図である。
【図3】固定部材の斜視図である。
【図4】締結部材の斜視図である。
【図5】ラグスクリューに固定部材を嵌め込む状態を示
す概略図である。
す概略図である。
【図6】ラグスクリューと固定部材の嵌合状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】固定部材を押圧する締結部材をねじ込む状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図8】ラグスクリューに固定部材を嵌め込み、締結部
材をねじ込んだ状態を示す一部切欠斜視図である。
材をねじ込んだ状態を示す一部切欠斜視図である。
【図9】ラグスクリューに固定部材を嵌め込み、締結部
材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの頭部
の概略図である。
材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの頭部
の概略図である。
【図10】ラグスクリューに固定部材を嵌め込み、締結
部材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの別
方向から見た頭部の概略図である。
部材をねじ込んだ状態を示すインプラント用ネイルの別
方向から見た頭部の概略図である。
【図11】第2の実施例であって、ラグスクリューに固
定部材を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示す一
部切欠斜視図である。
定部材を嵌め込み、締結部材をねじ込んだ状態を示す一
部切欠斜視図である。
【図12】従来のラグスクリューの斜視図である。
【図13】従来のインプラント用ネイルに用いるラグス
クリューの固定構造を示す概略図である。
クリューの固定構造を示す概略図である。
10……ラグスクリュー 10´…ラグスクリュー 11……ラグスクリューのねじ部を有する先端部 12……ラグスクリューの六角状胴部 13……ラグスクリューの基部 14……ラグスクリューのガイドワイヤー挿通用貫通孔 15……ラグスクリューに形成したストッパー 20……固定部材 21……固定部材の頭部 22……固定部材の六角溝 23……固定部材の円柱状基部 24……固定部材のドライバー嵌合用嵌合穴 25……固定部材の頂部 30……締結部材 31……締結部材のねじ部を有する押圧部 32……締結部材の円板状蓋部 1…インプラント用ネイル 2…遠位スクリュー 3…ドライバー 4…従来のラグスクリュー 5…従来のラグスクリューの胴部 6…従来のラグスクリューの胴部の溝 7…従来の固定ロッド 8…従来の固定ロッドの先端部
Claims (1)
- 【請求項1】断面多角形状のラグスクリューと、前記ラ
グスクリューの多角形状に嵌合する嵌合頭部を有する固
定部材と、該固定部材を押圧する締結部材とにより、イ
ンプラント用ネイルにおけるラグスクリュー挿通穴に前
記ラグスクリューを挿通し、該ラグスクリューの胴部に
固定部材を嵌合させ、前記締結部材を締付けることによ
り該固定部材を押圧してラグスクリューを固定したこと
を特徴とするインプラント用ネイルに用いるラグスクリ
ューの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10221630A JP2973316B1 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10221630A JP2973316B1 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | インプラント用ネイルに用いるラグスクリューの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2973316B1 true JP2973316B1 (ja) | 1999-11-08 |
JP2000051224A JP2000051224A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16769786
Family Applications (1)
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1998
- 1998-08-05 JP JP10221630A patent/JP2973316B1/ja not_active Expired - Lifetime
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