JP2972249B2 - 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス - Google Patents
回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランスInfo
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Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、VTR(ビデオテープレコーダ)やDAT(ディ
ジタルオーディオテープレコーダ)等に使用される回転
磁気ヘッド装置とそれに用いられる回転トランスに関す
るものである。
ジタルオーディオテープレコーダ)等に使用される回転
磁気ヘッド装置とそれに用いられる回転トランスに関す
るものである。
第7図は、かかる回転磁気ヘッド装置の回転シリンダ
の要部断面図である。同図において、1は磁気ヘッド、
1′はヘッドベース、2は回転ドラム、2′は固定ドラ
ム、3は中継板(ローター側)、4はローターコア(以
下、単にローターと云うこともある)、5は回転軸、6
は中継板(ステーター側)、7はコイル(ローター
側)、8はステーターコア(以下、単にステーターと云
うこともある)、9はコイル(ステーター側)、12は玉
軸受け、13はディスク、である。ここで、ローターコア
4とステーターコア8によって回転トランスが構成され
る。
の要部断面図である。同図において、1は磁気ヘッド、
1′はヘッドベース、2は回転ドラム、2′は固定ドラ
ム、3は中継板(ローター側)、4はローターコア(以
下、単にローターと云うこともある)、5は回転軸、6
は中継板(ステーター側)、7はコイル(ローター
側)、8はステーターコア(以下、単にステーターと云
うこともある)、9はコイル(ステーター側)、12は玉
軸受け、13はディスク、である。ここで、ローターコア
4とステーターコア8によって回転トランスが構成され
る。
同図に見られるように、回転軸5は、固定ドラム2′
に回転自在に支持されている。回転軸5の上部にはディ
スク13が嵌合固定されている。ディスク13には、磁気ヘ
ッドが固定された回転ドラムが固定され、またディスク
13の下端には回転トランスの構成要素としてのローター
コア4が回転軸と同軸状に接着固定されている。
に回転自在に支持されている。回転軸5の上部にはディ
スク13が嵌合固定されている。ディスク13には、磁気ヘ
ッドが固定された回転ドラムが固定され、またディスク
13の下端には回転トランスの構成要素としてのローター
コア4が回転軸と同軸状に接着固定されている。
一方、回転トランスの他方の構成要素としてのステー
ターコア8は、回転軸5と同軸状に固定ドラム2′に接
着等により固定されている。
ターコア8は、回転軸5と同軸状に固定ドラム2′に接
着等により固定されている。
回転軸5の下部(固定ドラム2′の下部)には図示し
ていないが、駆動用モータを取り付けて駆動力(回転
力)が得られる構造となっている。回転ドラムに取り付
けられている磁気ヘッド1と回転トランスを構成するロ
ーター4との電気的接続は、雄型中継子31と雌型中継子
32との接触により行われる。
ていないが、駆動用モータを取り付けて駆動力(回転
力)が得られる構造となっている。回転ドラムに取り付
けられている磁気ヘッド1と回転トランスを構成するロ
ーター4との電気的接続は、雄型中継子31と雌型中継子
32との接触により行われる。
ローター4とステーター8から成る回転トランスは、
一般的に磁気ヘッド1の数と同数のコイルを、ローター
又はステーターを構成する磁性材コアの表面に形成した
溝内に配し、ローター4としての磁性コア及びステータ
ー8としての磁性コアにそれぞれ設けられた溝を各々同
心状に対向させて、コイル間で信号の伝達を行うもので
あり、対向するローター(磁性コア)4とステーター
(磁性コア)8との間の間隔は10〜60μm程度となって
いる。
一般的に磁気ヘッド1の数と同数のコイルを、ローター
又はステーターを構成する磁性材コアの表面に形成した
溝内に配し、ローター4としての磁性コア及びステータ
ー8としての磁性コアにそれぞれ設けられた溝を各々同
心状に対向させて、コイル間で信号の伝達を行うもので
あり、対向するローター(磁性コア)4とステーター
(磁性コア)8との間の間隔は10〜60μm程度となって
いる。
第8図は、回転トランスを構成するローターコア4と
ステーターコア8が対向する状態にあるときの要部断面
を示し、(a),(b)はポリウレタン銅線のように外
周に絶縁被膜が施された導体を円状に成型し7,9として
溝41または81に接着剤11にて固定した例を示し、
(c),(d)はスパッタ,蒸着及びフォトリソグラフ
ィー技術を利用したメッキ,エッチング等により、複数
個の溝に同時にスパイラルコイル7,9を、コア面に直接
形成させた例を示す。(b),(c)は単位巻数のコイ
ルの例を示している。
ステーターコア8が対向する状態にあるときの要部断面
を示し、(a),(b)はポリウレタン銅線のように外
周に絶縁被膜が施された導体を円状に成型し7,9として
溝41または81に接着剤11にて固定した例を示し、
(c),(d)はスパッタ,蒸着及びフォトリソグラフ
ィー技術を利用したメッキ,エッチング等により、複数
個の溝に同時にスパイラルコイル7,9を、コア面に直接
形成させた例を示す。(b),(c)は単位巻数のコイ
ルの例を示している。
これら、コイル7,9の巻始め部,巻終わり部を前記中
継子等に接続するためには、回転トランスとしてのロー
ター4とステーター8との間の信号伝送には直接的に関
与しないコイル端部のリード部を何らかの形で、当該磁
性コア4、または8の対向面とは反対側の面に導き出す
必要がある。第9図は、かかるリード部の従来の形態を
示す斜視図である。
継子等に接続するためには、回転トランスとしてのロー
ター4とステーター8との間の信号伝送には直接的に関
与しないコイル端部のリード部を何らかの形で、当該磁
性コア4、または8の対向面とは反対側の面に導き出す
必要がある。第9図は、かかるリード部の従来の形態を
示す斜視図である。
第9図(a)は、第8図(a)の複数ターンのコイル
7について磁性コア4の溝41に設けられた貫通孔401を
利用して反対側の面にコイル7の始端リード部7′と終
端リード部7″を引き出す例を示した斜視図である。同
じ一つの穴401に始端リード部7′も終端リードブ7″
も挿入されていることが認められるであろう。
7について磁性コア4の溝41に設けられた貫通孔401を
利用して反対側の面にコイル7の始端リード部7′と終
端リード部7″を引き出す例を示した斜視図である。同
じ一つの穴401に始端リード部7′も終端リードブ7″
も挿入されていることが認められるであろう。
第9図(b)は、第8図(b)の単位巻数のコイル7
に関し、溝41の端部などに各々独立に貫通孔401a,401b
を設けておき、コイル7の始端リード部7′は貫通孔40
1aに、終端リード部7″は貫通孔401bに、各々挿通する
例を示している。
に関し、溝41の端部などに各々独立に貫通孔401a,401b
を設けておき、コイル7の始端リード部7′は貫通孔40
1aに、終端リード部7″は貫通孔401bに、各々挿通する
例を示している。
第9図(c)は、第8図(c)に示すローターコア4
における如き単位巻数のコイル7について、溝41に2つ
の貫通孔401a,401bを設け、始端リード部7′は貫通孔4
01aに、終端リード部7″は間通あな401bに、各々挿通
する例を示している。
における如き単位巻数のコイル7について、溝41に2つ
の貫通孔401a,401bを設け、始端リード部7′は貫通孔4
01aに、終端リード部7″は間通あな401bに、各々挿通
する例を示している。
第9図(d)は、第8図(a)の複数のターンコイル
について、貫通孔を設けて利用するのではなく、磁性コ
ア4のコイル溝41に、引き出し用溝410を形成してお
き、これを使って始端リード部7′と終端リード部7″
を引き出してくる例を示している。
について、貫通孔を設けて利用するのではなく、磁性コ
ア4のコイル溝41に、引き出し用溝410を形成してお
き、これを使って始端リード部7′と終端リード部7″
を引き出してくる例を示している。
第9図(e)は、第8図(d)に示されている如きス
パッタ,蒸着及びフォトリソグラフィ技術を利用したメ
ッキ,エッチング等により、複数個の溝に同時に形成し
たスパイラルコイル7を、溝41の近傍に設けた二つの貫
通孔401a,401bに、始端リード部7′は貫通孔401aに、
終端リード部7″は貫通孔401bに、と云う具合に別々に
引き出すように、リード部もコイル7の形成と同時に形
成した例を示す。
パッタ,蒸着及びフォトリソグラフィ技術を利用したメ
ッキ,エッチング等により、複数個の溝に同時に形成し
たスパイラルコイル7を、溝41の近傍に設けた二つの貫
通孔401a,401bに、始端リード部7′は貫通孔401aに、
終端リード部7″は貫通孔401bに、と云う具合に別々に
引き出すように、リード部もコイル7の形成と同時に形
成した例を示す。
第10図(a),(b),(c)は、回転トランスを構
成するローターコアとステーターコアのうち、ローター
コアの従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断
面図、(c)が裏面図である。これらの図において4が
コア、40は位置決め溝、42はショートリング用溝、41,4
3,44,45はコイル溝、401〜405は貫通孔、である。貫通
孔401〜405は、いずれもコア4の一側から他側へ貫通し
ており、コイル溝41,43,44,45に施されるコイルの始端
又は終端のリード部が該貫通孔を介してコア4の他側へ
導かれて所要の電気的接続が行われるものであることは
述べるまでもないであろう。
成するローターコアとステーターコアのうち、ローター
コアの従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断
面図、(c)が裏面図である。これらの図において4が
コア、40は位置決め溝、42はショートリング用溝、41,4
3,44,45はコイル溝、401〜405は貫通孔、である。貫通
孔401〜405は、いずれもコア4の一側から他側へ貫通し
ており、コイル溝41,43,44,45に施されるコイルの始端
又は終端のリード部が該貫通孔を介してコア4の他側へ
導かれて所要の電気的接続が行われるものであることは
述べるまでもないであろう。
第10図(d),(e),(f)は、回転トランスを構
成するローターコアとステーターコアのうち、ステータ
ーコアの従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が
断面図、(f)が裏面図である。これらの図において、
8がコア、80は位置決め溝、82はショートリング用溝、
81,83,84,85はコイル溝、801〜805は貫通孔、である。
ステーターコアもその構成及び作用においてローターコ
アと殆ど変わるところがない。
成するローターコアとステーターコアのうち、ステータ
ーコアの従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が
断面図、(f)が裏面図である。これらの図において、
8がコア、80は位置決め溝、82はショートリング用溝、
81,83,84,85はコイル溝、801〜805は貫通孔、である。
ステーターコアもその構成及び作用においてローターコ
アと殆ど変わるところがない。
第11図(a),(b),(c)は、ローターコアの他
の従来例を示すで、(a)が平面図、(b)が断面図、
(c)が裏面図である。ここでは貫通孔401〜405がそれ
ぞれ、添え字aとbを付したように2組、設けられてお
り、コイルの始端リードと終端リードが別々の穴を介し
てコア4の他側へ導かれ所要の電気的接続が行われる例
が示されている。
の従来例を示すで、(a)が平面図、(b)が断面図、
(c)が裏面図である。ここでは貫通孔401〜405がそれ
ぞれ、添え字aとbを付したように2組、設けられてお
り、コイルの始端リードと終端リードが別々の穴を介し
てコア4の他側へ導かれ所要の電気的接続が行われる例
が示されている。
第11図(d),(e),(f)は、ステーターコアの
他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面
図、(f)が裏面図である。貫通孔801〜805がそれぞ
れ、添え字aとbを付したように2組、設けられてい
る。
他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面
図、(f)が裏面図である。貫通孔801〜805がそれぞ
れ、添え字aとbを付したように2組、設けられてい
る。
第12図(a),(b),(c)は、ローターコアの他
の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断面
図、(c)が裏面図である。ここでは貫通孔401〜405が
それぞれ、添え字aとbを付したように2組、設けられ
ており、コイルの始端リードと終端リードが別々の穴を
介してコア4の他側へ導かれ所要の電気接続が行われる
例が示されている。
の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断面
図、(c)が裏面図である。ここでは貫通孔401〜405が
それぞれ、添え字aとbを付したように2組、設けられ
ており、コイルの始端リードと終端リードが別々の穴を
介してコア4の他側へ導かれ所要の電気接続が行われる
例が示されている。
第12図(d),(e),(f)は、ステーターコアの
他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面
図、(f)が裏面図である。貫通孔801〜805がそれぞ
れ、添え字aとbを付したように2組、設けられてい
る。
他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面
図、(f)が裏面図である。貫通孔801〜805がそれぞ
れ、添え字aとbを付したように2組、設けられてい
る。
第13図(a),(b),(c)は、ローターコアの更
に他の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断
面図、(c)が裏面図である。ここで、41〜45,410〜45
0はそれぞれ溝である。
に他の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)が断
面図、(c)が裏面図である。ここで、41〜45,410〜45
0はそれぞれ溝である。
第13図(d),(e),(f)は、ステーターコアの
更に他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が
断面図、(f)が裏面図である。81〜85,810〜850はそ
れぞれ溝である。
更に他の従来例を示す図で、(d)が平面図、(e)が
断面図、(f)が裏面図である。81〜85,810〜850はそ
れぞれ溝である。
第14図(a),(b),(c)は、ローターコアのな
お更に他の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)
が断面図、(c)が裏面図である。ここで、401a,401b
は、本来一つの貫通孔なのであるが、非磁性の介在物10
によって仕切られて二つの小穴となったものを指してい
る。
お更に他の従来例を示す図で、(a)が平面図、(b)
が断面図、(c)が裏面図である。ここで、401a,401b
は、本来一つの貫通孔なのであるが、非磁性の介在物10
によって仕切られて二つの小穴となったものを指してい
る。
第14図(d),(e),(f)は、ステーターコアの
なお更に他の従来例を示す図で、(d)が平面図、
(e)が断面図、(f)が裏面図である。801a,801b
は、本来一つの貫通孔なのであるが、非磁性の介在物10
によって仕切られて二つの小穴となったものを指してい
る。
なお更に他の従来例を示す図で、(d)が平面図、
(e)が断面図、(f)が裏面図である。801a,801b
は、本来一つの貫通孔なのであるが、非磁性の介在物10
によって仕切られて二つの小穴となったものを指してい
る。
以上、従来の回転磁気ヘッド装置とそこに用いられる
回転トランスについて述べられてきたが、かかる従来技
術を記載した文献としては、特開昭59−78508号公報,
特開昭61−201405号公報,特開昭62−179107号公報,実
開昭62−114868号公報,実開昭57−29295号公報,実開
昭63−11686号公報,特開昭63−80510公報等を挙げるこ
とが出来る。
回転トランスについて述べられてきたが、かかる従来技
術を記載した文献としては、特開昭59−78508号公報,
特開昭61−201405号公報,特開昭62−179107号公報,実
開昭62−114868号公報,実開昭57−29295号公報,実開
昭63−11686号公報,特開昭63−80510公報等を挙げるこ
とが出来る。
上記従来技術において、例えば第11図(b),
(c),(e)等を参照して説明した如き、コイルの始
端リードと終端リードを各々別個の穴を介してコアの一
側から他側に導く形式の回転トランスでは、回転トラン
スのローターコア側のコイルとステーターコア側のコイ
ルとの間での結合係数が劣化し、両コイル間の信号伝達
効率が低くなるという問題があった。
(c),(e)等を参照して説明した如き、コイルの始
端リードと終端リードを各々別個の穴を介してコアの一
側から他側に導く形式の回転トランスでは、回転トラン
スのローターコア側のコイルとステーターコア側のコイ
ルとの間での結合係数が劣化し、両コイル間の信号伝達
効率が低くなるという問題があった。
つまり始端リードと終端リードが、同一の穴を介して
コアの一側から他側に導かれるのであれば、始端に流れ
る電流の方向と終端リードに流れる電流の方向とは当然
逆方向であるので、両リードに発生する磁界成分は互い
にキャンセルし合って零近くなるので、コア側のコイル
とステーターコア側のコイルとの間の結合係数に悪影響
を及ぼすことはなくなるが、始端リードと終端リードを
各自別個の穴を介して導く場合には、そのようなキャン
セルは期待できないので、各リードから発生する磁界成
分が悪影響を及ぼして結合係数が劣化する。
コアの一側から他側に導かれるのであれば、始端に流れ
る電流の方向と終端リードに流れる電流の方向とは当然
逆方向であるので、両リードに発生する磁界成分は互い
にキャンセルし合って零近くなるので、コア側のコイル
とステーターコア側のコイルとの間の結合係数に悪影響
を及ぼすことはなくなるが、始端リードと終端リードを
各自別個の穴を介して導く場合には、そのようなキャン
セルは期待できないので、各リードから発生する磁界成
分が悪影響を及ぼして結合係数が劣化する。
特に多数の磁気ヘッドを搭載した回転磁気ヘッド装置
における回転トランスでは、ローターコア側のコイルと
ステーターコア側のコイルの組合せが、その磁気ヘッド
の数だけ設けられており、かかる多チャンネルタイプの
回転トランスにおいて、上述のような結合係数の劣化は
著しいものがあった。
における回転トランスでは、ローターコア側のコイルと
ステーターコア側のコイルの組合せが、その磁気ヘッド
の数だけ設けられており、かかる多チャンネルタイプの
回転トランスにおいて、上述のような結合係数の劣化は
著しいものがあった。
又第16図を参照して説明した如き、同一の穴を非磁性
の物質で二つの小穴に仕切って始端リードと終端リード
を各々の小穴に通す方式の回転トランスにおいては、結
合係数の劣化は改善できるが、仕切るために穴を配置す
る非磁性の物質が必要であった。
の物質で二つの小穴に仕切って始端リードと終端リード
を各々の小穴に通す方式の回転トランスにおいては、結
合係数の劣化は改善できるが、仕切るために穴を配置す
る非磁性の物質が必要であった。
かかる非磁性の物質を配して、磁性コアの同一穴を仕
切って、寸法精度良く二つの微小な小穴とすることは非
常に難しく、又磁性コアと非磁性物との接触部において
も、僅かな隙間も無く構成することは非常に難しく、か
つ製作工数も多大なものとなっていた。
切って、寸法精度良く二つの微小な小穴とすることは非
常に難しく、又磁性コアと非磁性物との接触部において
も、僅かな隙間も無く構成することは非常に難しく、か
つ製作工数も多大なものとなっていた。
又、フォトリソグラフィ技術により形成したコイルの
始端リードと終端リードを、共に磁性コアの同一穴内に
導く他の例として特開昭63−80510公報に示されるよう
なコイル導体間に絶縁物を配し別部材のリード用導体と
接続し、該リード用導体を貫通孔内に配する方法は、絶
縁物の塗布及びリード用導体との接続工程が必要とな
り、リード用導体を貫通孔から出る位置にて、更に他の
部材との電気的接続が必要となっていた。
始端リードと終端リードを、共に磁性コアの同一穴内に
導く他の例として特開昭63−80510公報に示されるよう
なコイル導体間に絶縁物を配し別部材のリード用導体と
接続し、該リード用導体を貫通孔内に配する方法は、絶
縁物の塗布及びリード用導体との接続工程が必要とな
り、リード用導体を貫通孔から出る位置にて、更に他の
部材との電気的接続が必要となっていた。
本発明の目的は、かかる従来技術における問題を克服
し、ローターコア側のコイルとステーターコア側のコイ
ルとの結合係数の劣化を招くことなく、又回転トランス
を構成するコアに設けられる貫通孔の形成に余分な工数
を加えることなく、又特に導体間に絶縁部材をも配する
必要性もない、生産性が高く高性能な、回転トランスを
用いて構成した回転磁気ヘッド装置と、そのような回転
トランスそのものとを提供することにある。
し、ローターコア側のコイルとステーターコア側のコイ
ルとの結合係数の劣化を招くことなく、又回転トランス
を構成するコアに設けられる貫通孔の形成に余分な工数
を加えることなく、又特に導体間に絶縁部材をも配する
必要性もない、生産性が高く高性能な、回転トランスを
用いて構成した回転磁気ヘッド装置と、そのような回転
トランスそのものとを提供することにある。
上記目的達成のため、本発明にかかる第1の回転磁気
ヘッド装置では、回転トランスを構成するローターコア
とステーターコアのうち、ローターコアを回転ドラムに
取り付け、ステーターコアを固定ドラムに取り付け、固
定ドラム側から前記回転トランスを介して回転ドラム側
の磁気ヘッドに記録信号を供給し、該磁気ヘッドからの
再生信号を前記回転トランスを介して固定ドラム側へ伝
達するようにした回転磁気ヘッド装置において、回転ト
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向において一
対の貫通孔を設け、該対の貫通孔同士を連結する連結部
の幅が、前記貫通孔の径よりも小なる事として、該連結
部により磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くとし、前
記コアを構成する磁性体の表面に施したコイルとしての
導体の始端と終端を、前記連結された各々の貫通孔を通
して、該磁性体の裏面に導いて所要の接続を行うことと
した。
ヘッド装置では、回転トランスを構成するローターコア
とステーターコアのうち、ローターコアを回転ドラムに
取り付け、ステーターコアを固定ドラムに取り付け、固
定ドラム側から前記回転トランスを介して回転ドラム側
の磁気ヘッドに記録信号を供給し、該磁気ヘッドからの
再生信号を前記回転トランスを介して固定ドラム側へ伝
達するようにした回転磁気ヘッド装置において、回転ト
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向において一
対の貫通孔を設け、該対の貫通孔同士を連結する連結部
の幅が、前記貫通孔の径よりも小なる事として、該連結
部により磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くとし、前
記コアを構成する磁性体の表面に施したコイルとしての
導体の始端と終端を、前記連結された各々の貫通孔を通
して、該磁性体の裏面に導いて所要の接続を行うことと
した。
更に本発明にかかる第2の回転磁気ヘッド装置では、
上述のような回転磁気ヘッド装置において、回転トラン
スを構成するローターコアとステーターコアのいずれか
一方又は双方において、該コアの表面に設けられる導体
が少なくともフォトリソグラフィ技術により形成され、
コイルとしての導体の始端と終端を、裏面にも設けられ
たリードとしての導体と、所要の接続を貫通孔を介して
行うとき、前記導体を配する溝の深さを0.05〜0.15mmと
特定する。つまり溝の深さが0.05〜0.15mmであれば、導
体を接着する接着剤の溝内への塗布においてスクリーン
印刷等により、微量塗布が可能となり、前記導体を圧着
しても溝外へはみ出すことも無く、接着層の厚さを0.01
mmオーダで制御できることになる。
上述のような回転磁気ヘッド装置において、回転トラン
スを構成するローターコアとステーターコアのいずれか
一方又は双方において、該コアの表面に設けられる導体
が少なくともフォトリソグラフィ技術により形成され、
コイルとしての導体の始端と終端を、裏面にも設けられ
たリードとしての導体と、所要の接続を貫通孔を介して
行うとき、前記導体を配する溝の深さを0.05〜0.15mmと
特定する。つまり溝の深さが0.05〜0.15mmであれば、導
体を接着する接着剤の溝内への塗布においてスクリーン
印刷等により、微量塗布が可能となり、前記導体を圧着
しても溝外へはみ出すことも無く、接着層の厚さを0.01
mmオーダで制御できることになる。
上記第1,第2の回転磁気ヘッド装置において、該回転
トランスを構成する前記ローターコアとステーターコア
のいずれか一方は又は双方において、該コアを構成する
磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向におい
て設けられる貫通孔の断面形状が、方形を呈するか、又
は該断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することと
した。
トランスを構成する前記ローターコアとステーターコア
のいずれか一方は又は双方において、該コアを構成する
磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向におい
て設けられる貫通孔の断面形状が、方形を呈するか、又
は該断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することと
した。
また上記第1,第2の回転磁気ヘッド装置において、回
転トランスを構成する前記ローターコアとステーターコ
アのいずれか一方又は双方において、該コアを構成する
磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向に貫通
孔を設ける位置は、前記コアの対向面において、前記ス
パイラル状導体を配しない部分であり、該導体を配する
溝の両側を構成する土手部であり、主たる磁気回路を構
成する円環状の対向部内に、該円環を切り離す如くに設
ける溝内に配することとした。
転トランスを構成する前記ローターコアとステーターコ
アのいずれか一方又は双方において、該コアを構成する
磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向に貫通
孔を設ける位置は、前記コアの対向面において、前記ス
パイラル状導体を配しない部分であり、該導体を配する
溝の両側を構成する土手部であり、主たる磁気回路を構
成する円環状の対向部内に、該円環を切り離す如くに設
ける溝内に配することとした。
また本発明に係る第1の回転トランスにおいては、該
回転トランスを構成する前記ローターコアとステーター
コアのいずれか一方又は双方において、該コアを構成す
る磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向にお
いて一対の貫通孔を設け、該対の貫通孔同士を連結する
連結部の幅が、前記貫通孔の径よりも小なる事として、
該連結部により磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くと
し、前記コアを構成する磁性体の表面に施したコイルと
しての導体の始端と終端を、前記連結された各々の貫通
孔を通して、該磁性体の裏面に導いて所要の接続を行う
こととした。
回転トランスを構成する前記ローターコアとステーター
コアのいずれか一方又は双方において、該コアを構成す
る磁性体であるソフトフェライト体にその厚み方向にお
いて一対の貫通孔を設け、該対の貫通孔同士を連結する
連結部の幅が、前記貫通孔の径よりも小なる事として、
該連結部により磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くと
し、前記コアを構成する磁性体の表面に施したコイルと
しての導体の始端と終端を、前記連結された各々の貫通
孔を通して、該磁性体の裏面に導いて所要の接続を行う
こととした。
更に本発明にかかる第2の回転トランスでは、該回転
トランスを構成する前記ローターコアとステーターコア
のいずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁
性体の表面に施したコイルとしての導体の始端と終端
を、裏面にも設けられたリードとしての導体と、所要の
接続を貫通孔を介して行うとき、前記導体を配する溝の
深さを0.05〜0.15mmと特定する。
トランスを構成する前記ローターコアとステーターコア
のいずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁
性体の表面に施したコイルとしての導体の始端と終端
を、裏面にも設けられたリードとしての導体と、所要の
接続を貫通孔を介して行うとき、前記導体を配する溝の
深さを0.05〜0.15mmと特定する。
また上記第1,第2の回転トランスにおいて、該回転ト
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向において設
けられる貫通孔の断面形状が、方形を呈するか、又は該
断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することとし
た。
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向において設
けられる貫通孔の断面形状が、方形を呈するか、又は該
断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することとし
た。
また上記第1,第2の回転トランスにおいて、該回転ト
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向に貫通孔を
設ける位置は、前記コアの対向面において、前記スパイ
ラル状導体を配しない部分であり、該導体を配する溝の
両側を構成する土手部であり、主たる磁気回路を構成す
る円環状の対向部内に、該円環を切り離す如くに設ける
溝内に配することとした。
ランスを構成する前記ローターコアとステーターコアの
いずれか一方又は双方において、該コアを構成する磁性
体であるソフトフェライト体にその厚み方向に貫通孔を
設ける位置は、前記コアの対向面において、前記スパイ
ラル状導体を配しない部分であり、該導体を配する溝の
両側を構成する土手部であり、主たる磁気回路を構成す
る円環状の対向部内に、該円環を切り離す如くに設ける
溝内に配することとした。
回転トランスにおいて対向する磁性体(ローターコア
とステーターコア)の面内に設けられた溝内に各々配さ
れるコイル用導体間での信号の授受を行うが、此のコイ
ル用導体の巻回数は接続される磁気ヘッド及び電気回路
の諸定数によって最適な値がとられることは松下電器産
業(株)1972年8月発行の雑誌:「ナショナル テクニ
カルレポート」第18巻4号(National TechnicalRepor
t,vol.18,No4,Aug.1972)「回転トランス」(坂田,田
中)等に示されているところである。
とステーターコア)の面内に設けられた溝内に各々配さ
れるコイル用導体間での信号の授受を行うが、此のコイ
ル用導体の巻回数は接続される磁気ヘッド及び電気回路
の諸定数によって最適な値がとられることは松下電器産
業(株)1972年8月発行の雑誌:「ナショナル テクニ
カルレポート」第18巻4号(National TechnicalRepor
t,vol.18,No4,Aug.1972)「回転トランス」(坂田,田
中)等に示されているところである。
又回転トランスの特性の良否は、ローターコイルとス
テーターコイルとの間の結合係数Kによって代表され
る。この結合係数は次式(1)によって表され、は漏
洩インダクタンス、Lは組合せインダクタンスである。
テーターコイルとの間の結合係数Kによって代表され
る。この結合係数は次式(1)によって表され、は漏
洩インダクタンス、Lは組合せインダクタンスである。
特に漏洩インダクタンスを小さくすることが結合係
数を高くし、信号の伝送効率を向上させることにつなが
る。
数を高くし、信号の伝送効率を向上させることにつなが
る。
導体経路中に高い透磁率を有する磁性体が存在するこ
とによりインダクタンス分が浮遊するL分に関与する
が、該コイル用の導体の巻始め部と巻終わり部に対応す
るリード部については、コア磁性体に設けられた貫通孔
の経路相当分が無効分としての漏洩インダクタンスと
して作用する事となる。
とによりインダクタンス分が浮遊するL分に関与する
が、該コイル用の導体の巻始め部と巻終わり部に対応す
るリード部については、コア磁性体に設けられた貫通孔
の経路相当分が無効分としての漏洩インダクタンスと
して作用する事となる。
よって始端部と終端部用の各リード部導体が磁性体に
設けられた各々独立の貫通孔を介して導かれるものとす
ると、その貫通孔の長さ相当分に比例して漏洩インダク
タンスが大きくなる事となる。
設けられた各々独立の貫通孔を介して導かれるものとす
ると、その貫通孔の長さ相当分に比例して漏洩インダク
タンスが大きくなる事となる。
磁性体から構成される二つの貫通孔がスリット状の孔
により互いに連結し、該断面形状が略瓢箪型を呈して
も、磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くなり、上記コ
イル導体の巻終わり終端部及び始端部に対応する各リー
ド部が共にその同じ貫通孔を介して導かれるようにする
事により、両リード部の各電流の方向が逆である為、イ
ンダクタンス分が相殺される形となり、漏洩インダクタ
ンスに与える磁性体の厚み(貫通孔の長さ相当)分のリ
ード部長の影響を大幅に軽減させることが出来る。
により互いに連結し、該断面形状が略瓢箪型を呈して
も、磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くなり、上記コ
イル導体の巻終わり終端部及び始端部に対応する各リー
ド部が共にその同じ貫通孔を介して導かれるようにする
事により、両リード部の各電流の方向が逆である為、イ
ンダクタンス分が相殺される形となり、漏洩インダクタ
ンスに与える磁性体の厚み(貫通孔の長さ相当)分のリ
ード部長の影響を大幅に軽減させることが出来る。
また前記ローターコアとステーターコアの対向面側に
設けられ信号の伝達を行うスパイラル状導体、及び前記
スパイラル状導体の巻始め及び巻終わり部と電気的に導
通し該対向面とは反対側の面側に設けられるリード部導
体を配するコア溝の深さ0.05mm以上で0.15mm以下と特定
することは、つまり導体を接着する接着剤の溝内への塗
布において、スクリーン印刷等により微量塗布が可能と
なり、前記導体を圧着しても溝外へはみ出すことも無
く、接着層の厚さを0.01mmオーダで制御できることにな
る。
設けられ信号の伝達を行うスパイラル状導体、及び前記
スパイラル状導体の巻始め及び巻終わり部と電気的に導
通し該対向面とは反対側の面側に設けられるリード部導
体を配するコア溝の深さ0.05mm以上で0.15mm以下と特定
することは、つまり導体を接着する接着剤の溝内への塗
布において、スクリーン印刷等により微量塗布が可能と
なり、前記導体を圧着しても溝外へはみ出すことも無
く、接着層の厚さを0.01mmオーダで制御できることにな
る。
換言すれば、溝深さが0.15mm以上の凹凸を有する場合
には、スクリーン印刷等により溝内への精密な接着剤の
塗布が出来ないこととなる。
には、スクリーン印刷等により溝内への精密な接着剤の
塗布が出来ないこととなる。
また導体の厚みを大きくすることは、直流抵抗が減る
ことになり、1MHz以下の低周波数帯域での伝送損失を減
らすためには有効であるが、コイル形成の一般的な製法
であるメッキ,エッチング等によればその厚みは0.03mm
程度であり、この導体厚みと接着層との関係より、溝内
に配する該導体が前記コア表面より露出しない最小の溝
深さは、0.05mmとなる。
ことになり、1MHz以下の低周波数帯域での伝送損失を減
らすためには有効であるが、コイル形成の一般的な製法
であるメッキ,エッチング等によればその厚みは0.03mm
程度であり、この導体厚みと接着層との関係より、溝内
に配する該導体が前記コア表面より露出しない最小の溝
深さは、0.05mmとなる。
更に、一般的に溝を浅くし導体コイルの溝に対する占
有率を上げる事は、結合係数等の性能面からも良好とな
り、溝深さの上限を規定することは特性劣化をも規定す
ることとなる。
有率を上げる事は、結合係数等の性能面からも良好とな
り、溝深さの上限を規定することは特性劣化をも規定す
ることとなる。
また前記導体がコア表面から露出しない事は、対向す
る前記コア間の隙間管理が高精度に行え、又各コアを固
定ドラム及び回転ドラム等に固定する際に、該導体とド
ラムとの接触による、短絡不良等を防止することにな
る。
る前記コア間の隙間管理が高精度に行え、又各コアを固
定ドラム及び回転ドラム等に固定する際に、該導体とド
ラムとの接触による、短絡不良等を防止することにな
る。
以上のことから、コア溝の深さを0.05mm以上で0.15mm
以下と特定することは、信頼性が高く、更に生産性も高
く、且つ高性能な回転トランスを得る事となる。
以下と特定することは、信頼性が高く、更に生産性も高
く、且つ高性能な回転トランスを得る事となる。
次に、前記ローターコアとステーターコアの対向面に
設けられた溝内に、配せられるスパイラル状導体の、巻
始め及び巻終わり部を該対向面とは反対側の面側に導く
貫通孔の各々の断面形状が、方形を呈するか、又は該断
面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することは、前記
コア表面の両面に各々設けられた溝内に接着される該導
体の、該貫通孔に導かれる部分に相当する導体箔を該貫
通孔内に折り曲げて該貫通孔内で接続する場合、該貫通
孔のコア表面に露出する縁辺が直線を呈する為に、前記
導体箔の折り曲げが該縁辺に添うこととなり、折り曲げ
が容易となり、折り曲げ精度が向上する。
設けられた溝内に、配せられるスパイラル状導体の、巻
始め及び巻終わり部を該対向面とは反対側の面側に導く
貫通孔の各々の断面形状が、方形を呈するか、又は該断
面のうちの少なくとも一辺が直線を呈することは、前記
コア表面の両面に各々設けられた溝内に接着される該導
体の、該貫通孔に導かれる部分に相当する導体箔を該貫
通孔内に折り曲げて該貫通孔内で接続する場合、該貫通
孔のコア表面に露出する縁辺が直線を呈する為に、前記
導体箔の折り曲げが該縁辺に添うこととなり、折り曲げ
が容易となり、折り曲げ精度が向上する。
また貫通孔を設ける位置について、前記スパイラル状
導体を配する円環状部外に設けることにより、スパイラ
ル状導体の導体幅を大きくすることが出来るため、複数
のコイルが配置される多チャンネルタイプについて、特
にローター側において問題となる直流抵抗を、低く抑え
ることが出来、前述の1MHz以下の低周波数帯域での伝送
損失を減らすために有効となる。
導体を配する円環状部外に設けることにより、スパイラ
ル状導体の導体幅を大きくすることが出来るため、複数
のコイルが配置される多チャンネルタイプについて、特
にローター側において問題となる直流抵抗を、低く抑え
ることが出来、前述の1MHz以下の低周波数帯域での伝送
損失を減らすために有効となる。
次に図を参照して本発明の実施例を説明する。第1図
は本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。同図に
おいて第11図(a)におけるのと同じもの、或は対応し
たものには同じ符号を付してある。
は本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。同図に
おいて第11図(a)におけるのと同じもの、或は対応し
たものには同じ符号を付してある。
即ち第1図(a)において、41は磁性体から成るロー
ターコアに形成されたコイル用導体を配置するための
溝、401は該コイル用導体の始端リードや終端リードを
該コアの一側から他側へ導くための貫通孔、20は該貫通
孔の外径よりも小さい幅を呈するスリット状の、前記貫
通孔を連結する連結孔である。
ターコアに形成されたコイル用導体を配置するための
溝、401は該コイル用導体の始端リードや終端リードを
該コアの一側から他側へ導くための貫通孔、20は該貫通
孔の外径よりも小さい幅を呈するスリット状の、前記貫
通孔を連結する連結孔である。
このスリット状孔20により磁気的には連結され、機械
的な機能面では各々独立した貫通孔401a,401bに分離さ
れている。この二つの小穴401a,401bにコイル用導体の
始端リードと終端リードを個別に通す。其の様子を第1
図(a)に示す。
的な機能面では各々独立した貫通孔401a,401bに分離さ
れている。この二つの小穴401a,401bにコイル用導体の
始端リードと終端リードを個別に通す。其の様子を第1
図(a)に示す。
第1図(b)において、7が溝41に配されたコイル用
導体であり、7′が始端リード、7″が終端リードであ
る。始端リード7′は貫通孔401a内に折り曲げられる如
く形成され、終端リード7″は貫通孔401b内に同様に折
り曲げられる如く形成,図示されていることが認められ
るであろう。
導体であり、7′が始端リード、7″が終端リードであ
る。始端リード7′は貫通孔401a内に折り曲げられる如
く形成され、終端リード7″は貫通孔401b内に同様に折
り曲げられる如く形成,図示されていることが認められ
るであろう。
コイル用導体7は、別部材上にフォトリソグラフィー
技術を利用したメッキ,エッチング等により形成され、
始端リード7′及び終端リード7″も同様にして同時に
形成することが出来る。別部材上に複数個同時に形成さ
れた前記コイル用導体及び短絡導体は、溝41内にスクリ
ーン印刷等により精密に接着剤14が塗布されたところに
圧着固定された後、別部材が除去されて、第1図(b)
の状態となる。
技術を利用したメッキ,エッチング等により形成され、
始端リード7′及び終端リード7″も同様にして同時に
形成することが出来る。別部材上に複数個同時に形成さ
れた前記コイル用導体及び短絡導体は、溝41内にスクリ
ーン印刷等により精密に接着剤14が塗布されたところに
圧着固定された後、別部材が除去されて、第1図(b)
の状態となる。
このようにして始端リード7′と終端リード7″が、
磁気的に同一の貫通孔401を共用することになるので、
両リード部のインダクタンスは相互にキャンセルし合
い、回転トランスの結合係数を劣化させることがない。
しかも二つの貫通孔401a,401bを連結するスリット状の
連結孔20は、コイル用導体7を横切るようになり該導体
7が接着されない部分となるが、幅が狭い為にコイル用
導体7のコア4への接着力を阻害するものとはならな
い。
磁気的に同一の貫通孔401を共用することになるので、
両リード部のインダクタンスは相互にキャンセルし合
い、回転トランスの結合係数を劣化させることがない。
しかも二つの貫通孔401a,401bを連結するスリット状の
連結孔20は、コイル用導体7を横切るようになり該導体
7が接着されない部分となるが、幅が狭い為にコイル用
導体7のコア4への接着力を阻害するものとはならな
い。
なお、以上の説明では、ローターコア4側のコイル用
導体7の始端リードと終端リードについて説明してきた
が、ステーターコア側についても同様なことを実施でき
るのは述べるまでもない。また、上記コイル用導体の始
端リード7′と終端リード7″に接続し、コイル用導体
7が設けられている対向面とは反対側のコア面に設けら
れる、リード用導体71a,71bについても同様である。
導体7の始端リードと終端リードについて説明してきた
が、ステーターコア側についても同様なことを実施でき
るのは述べるまでもない。また、上記コイル用導体の始
端リード7′と終端リード7″に接続し、コイル用導体
7が設けられている対向面とは反対側のコア面に設けら
れる、リード用導体71a,71bについても同様である。
第2図は、本発明の実施例の要部断面を示す斜視図で
ある。同図において、第11図(e)におけるものと同じ
もの、或は対応したものには同じ符号を付してある。
ある。同図において、第11図(e)におけるものと同じ
もの、或は対応したものには同じ符号を付してある。
第2図においては、4はローターコア、41は該コア4
の一側に形成された溝、42は隣接する短絡導体15を配す
る溝、410′は該コア4の他側に前記溝とは交差する方
向において形成されたリード引き出し用溝、7は溝41に
配置され接着されたコイル用導体、401a及び401bはコア
において連結孔20により連結された貫通孔、7′は貫通
孔401aに通された始端リード、7″は貫通孔401bに通さ
れた終端リード、71a,71bは溝410′に配置され接着され
たリード用導体である。
の一側に形成された溝、42は隣接する短絡導体15を配す
る溝、410′は該コア4の他側に前記溝とは交差する方
向において形成されたリード引き出し用溝、7は溝41に
配置され接着されたコイル用導体、401a及び401bはコア
において連結孔20により連結された貫通孔、7′は貫通
孔401aに通された始端リード、7″は貫通孔401bに通さ
れた終端リード、71a,71bは溝410′に配置され接着され
たリード用導体である。
リード用導体71a,71bは、貫通孔401a及び401b内に曲
げられた導体箔でありる始端リード7′及び終端リード
7″に半田等にて電気的に接続されている。
げられた導体箔でありる始端リード7′及び終端リード
7″に半田等にて電気的に接続されている。
また第1図、及び第2図に示される、コイル導体用溝
41及びリード導体用溝410′の深さを、0.05〜0.15mmと
特定している。
41及びリード導体用溝410′の深さを、0.05〜0.15mmと
特定している。
溝深さを特定する理由については、前述した如く、導
体を接着する為の接着剤14の塗布方法において、従来一
般的に用いられててたディスペンサーを使用する方法で
は、0.01mmオーダーの塗布量の制御が出来ず、スクリー
ン印刷等の印刷技術を利用したものとなり、この方法で
は凹凸を有する面に塗布するとき、前記塗布量の制御が
可能なる段差としては0.15mm程度となる。
体を接着する為の接着剤14の塗布方法において、従来一
般的に用いられててたディスペンサーを使用する方法で
は、0.01mmオーダーの塗布量の制御が出来ず、スクリー
ン印刷等の印刷技術を利用したものとなり、この方法で
は凹凸を有する面に塗布するとき、前記塗布量の制御が
可能なる段差としては0.15mm程度となる。
また、導体の厚さが0.03mm程度であることにより、導
体が溝内に収まるための条件としては、接着剤の厚さか
ら0.05mm以上必要となる。
体が溝内に収まるための条件としては、接着剤の厚さか
ら0.05mm以上必要となる。
以上のことより、溝深さの上限を規定することは、回
転トランスとしての結合係数の劣化をも規制できること
になる。
転トランスとしての結合係数の劣化をも規制できること
になる。
一般的に高性能な回転シリンダに要求される回転トラ
ンスの結合係数は勿論高い程良いが、実用的には0.95以
上とされている。従来の回転トランスである導体径φ0.
20mmのポリウレタン線を使用し、溝深さ0.5mm程度で、
トランスコア間距離が、0.05mmの時の結合係数は、0.96
前後であったのに対し、本発明であるコア形状を採用し
たならば、トランスコア間距離が0.05mmの時の結合係数
は、0.98前後になり、特性改善が著しいものであること
が窺えるであろう。
ンスの結合係数は勿論高い程良いが、実用的には0.95以
上とされている。従来の回転トランスである導体径φ0.
20mmのポリウレタン線を使用し、溝深さ0.5mm程度で、
トランスコア間距離が、0.05mmの時の結合係数は、0.96
前後であったのに対し、本発明であるコア形状を採用し
たならば、トランスコア間距離が0.05mmの時の結合係数
は、0.98前後になり、特性改善が著しいものであること
が窺えるであろう。
更に第1図、及び第2図に示される、貫通孔401a,401
bの断面形状については、方形の例を示している。
bの断面形状については、方形の例を示している。
第3図は、本発明の他の実施例の要部断面を示す斜視
図である。第3図においては、(a),(b),(e)
は連結孔20が変化している例、(c),(d)は貫通孔
401,401bの断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈する
例を示す。
図である。第3図においては、(a),(b),(e)
は連結孔20が変化している例、(c),(d)は貫通孔
401,401bの断面のうちの少なくとも一辺が直線を呈する
例を示す。
何故貫通孔の断面形状についても特定するかと云う
と、第2図を例に取り説明すると、コア4の表面に各々
設けられた溝4,410′内に接着される導体7,71a,71bの、
貫通孔401a,401bに導かれる部分に相当する導体箔(始
端リード7′及び終端リード7″)を、該貫通孔内に折
り曲げる場合、該貫通孔のコア表面に露出する縁辺が直
線となっている為に、前記導体箔の折り曲げが該縁辺に
添って行うことが出来、折り曲げが容易となり、折り曲
げ精度が向上することから、電気的接続に関する製造歩
留り大きく関係するためであり、又折り曲げ部周辺の導
体が貫通孔401a,401bの周りに貼り付いているため、始
端リード7′及び終端リード7″の折り曲げ時の応力が
コイル導体7にかかり導体が剥がれる事を防止できる。
と、第2図を例に取り説明すると、コア4の表面に各々
設けられた溝4,410′内に接着される導体7,71a,71bの、
貫通孔401a,401bに導かれる部分に相当する導体箔(始
端リード7′及び終端リード7″)を、該貫通孔内に折
り曲げる場合、該貫通孔のコア表面に露出する縁辺が直
線となっている為に、前記導体箔の折り曲げが該縁辺に
添って行うことが出来、折り曲げが容易となり、折り曲
げ精度が向上することから、電気的接続に関する製造歩
留り大きく関係するためであり、又折り曲げ部周辺の導
体が貫通孔401a,401bの周りに貼り付いているため、始
端リード7′及び終端リード7″の折り曲げ時の応力が
コイル導体7にかかり導体が剥がれる事を防止できる。
第4図は、本発明の実施例のローターリートランスと
しての対向面とは反対側の面より見たときの要部断面を
示す斜視図である。第4図において71a,71bは溝410′に
配置され接着されたリード用導体であり、7′は貫通孔
401aに通されたリード用導体側の始端リード、7″は貫
通孔401bに通されたリード用導体側の終端リード、であ
る。
しての対向面とは反対側の面より見たときの要部断面を
示す斜視図である。第4図において71a,71bは溝410′に
配置され接着されたリード用導体であり、7′は貫通孔
401aに通されたリード用導体側の始端リード、7″は貫
通孔401bに通されたリード用導体側の終端リード、であ
る。
尚以上の説明では、ローターコア側について説明して
きたが、ステーターコア側についても同様なことを実施
できるのは述べるまでもない。
きたが、ステーターコア側についても同様なことを実施
できるのは述べるまでもない。
又ローターリートランス用コアの材料としては一般的
に、Ni−Zn系、Mg−Zn系フェライトが使用され、これら
は固有抵抗が高いため、コアと導体との間には絶縁部材
を配する必要が無いことは述べるまでもない。
に、Ni−Zn系、Mg−Zn系フェライトが使用され、これら
は固有抵抗が高いため、コアと導体との間には絶縁部材
を配する必要が無いことは述べるまでもない。
第5図(a),(b),(c)は、先に第1図を参照
して説明した如き実施例のローターコアの全体を示す図
で、(a)が平面図、(b)が断面図、(c)が裏面
図、である。
して説明した如き実施例のローターコアの全体を示す図
で、(a)が平面図、(b)が断面図、(c)が裏面
図、である。
第5図(d),(e),(f)は、第1図を参照して
説明した如き実施例のスデーターコアの全体を示す図
で、(d)が平面図、(e)が断面図、(f)が裏面
図、である。
説明した如き実施例のスデーターコアの全体を示す図
で、(d)が平面図、(e)が断面図、(f)が裏面
図、である。
この様な貫通孔部分が異形な形状を有するコアは、射
出成型法によれば、比較的容易に、得ることが出来る。
出成型法によれば、比較的容易に、得ることが出来る。
第6図は、本発明の回転トランスを構成するローター
コア4とステーターコア8が対向する状態にあるときの
要部断面を示し、少なくともフオトリソグラフィー技術
を利用したメッキ,エッチング等により、複数個同時に
スパイラルコイル7,9等の導体を一層形成し、コア面に
接着させた例を示す。
コア4とステーターコア8が対向する状態にあるときの
要部断面を示し、少なくともフオトリソグラフィー技術
を利用したメッキ,エッチング等により、複数個同時に
スパイラルコイル7,9等の導体を一層形成し、コア面に
接着させた例を示す。
本発明によれば、以下に示す効果を期待することが出
来る。
来る。
(1)リード引き出し用貫通孔間に非磁性物を配し、貫
通孔間を仕切ることが不要となり、コアの製造口数が低
減される。
通孔間を仕切ることが不要となり、コアの製造口数が低
減される。
(2)リード引き出し用貫通孔を互いに連結させること
により、磁気的に一つの貫通孔となり、回転トランスに
おける結合係数を劣化させる事が無い。
により、磁気的に一つの貫通孔となり、回転トランスに
おける結合係数を劣化させる事が無い。
(3)リード引き出し用に貫通孔が利用できるため、同
一面に一層の導体層を施すのみで、回転トランス用導体
が複数個同時形成できる。
一面に一層の導体層を施すのみで、回転トランス用導体
が複数個同時形成できる。
(4)貫通孔を連結する連結孔の幅を小さくしたことに
より、コア表面に接着する導体の保持強度が劣化しな
い、信頼性の高い回転トランスを構成できる。
より、コア表面に接着する導体の保持強度が劣化しな
い、信頼性の高い回転トランスを構成できる。
(5)複数個のコイル及び短絡用導体を、ローターやス
テーターにおいて面単位で同時に接着,形成させる事が
出来るため、コイルや短絡導体の導体の個数が多くなる
ほど、工数低減効果が大きくなる。
テーターにおいて面単位で同時に接着,形成させる事が
出来るため、コイルや短絡導体の導体の個数が多くなる
ほど、工数低減効果が大きくなる。
(6)磁性コアに設けられた溝の深さの上限を規定する
ことにより、スクリーン印刷技術等により、磁性コアに
設けられた溝内への接着剤の塗布において、塗布量の制
御を精密に行うことが出来る。
ことにより、スクリーン印刷技術等により、磁性コアに
設けられた溝内への接着剤の塗布において、塗布量の制
御を精密に行うことが出来る。
(7)磁性コアに設けられた溝の深さの下限を規定する
ことにより、少なくともフォトリソグラフィ技術により
形成されて溝内に配される導体が、溝外へ露出すること
の無い、信頼性の高い回転トランスを得る事が出来る。
ことにより、少なくともフォトリソグラフィ技術により
形成されて溝内に配される導体が、溝外へ露出すること
の無い、信頼性の高い回転トランスを得る事が出来る。
(8)磁性コアに設けられた溝の深さの上限を規定する
ことにより、回転トランスとしての結合係数のばらつき
を規制することが出来、結合係数が高く高性能な回転ト
ランスを得る事が出来る。
ことにより、回転トランスとしての結合係数のばらつき
を規制することが出来、結合係数が高く高性能な回転ト
ランスを得る事が出来る。
(9)少なくともフォトリソグラフィ技術により形成さ
れる導体における、該貫通孔に導かれる部分に相当する
導体箔を該貫通孔内に折り曲げ、該貫通孔にて電気的接
続を図る時、貫通孔の断面形状を方形等の、本発明の様
な形状にすることにより、折り曲げが容易となり導体箔
の破れや,折り曲げ精度が向上する為、貫通孔内に存在
する導体の長さが均一となり、リード部の電気的接続に
おいて高信頼性な回転トランスを得る事が出来る。
れる導体における、該貫通孔に導かれる部分に相当する
導体箔を該貫通孔内に折り曲げ、該貫通孔にて電気的接
続を図る時、貫通孔の断面形状を方形等の、本発明の様
な形状にすることにより、折り曲げが容易となり導体箔
の破れや,折り曲げ精度が向上する為、貫通孔内に存在
する導体の長さが均一となり、リード部の電気的接続に
おいて高信頼性な回転トランスを得る事が出来る。
(10)貫通孔を設ける位置について、前記スパイラル状
導体を配する円環状部外に設けることにより、スパイラ
ル状導体の導体幅を大きくすることが出来るため、複数
のコイルが配置される多チャンネルタイプについて、直
流抵抗を、最小限に低く抑えることが出来、低周波数帯
域での伝送損失を減らし、高機能で高性能な回転トラン
スを得る事ができる。
導体を配する円環状部外に設けることにより、スパイラ
ル状導体の導体幅を大きくすることが出来るため、複数
のコイルが配置される多チャンネルタイプについて、直
流抵抗を、最小限に低く抑えることが出来、低周波数帯
域での伝送損失を減らし、高機能で高性能な回転トラン
スを得る事ができる。
(11)又貫通孔を設ける位置について、磁性コアの対向
面におけるスパイラル状導体を配しない部分であり、導
体を配する溝の両側を構成する円環状の土手部を切り離
す如くに設ける溝内に、配することにより、始端リード
と終端リードの周辺部の導体を幅広く形成できるため、
始端リードと終端リードに相当する導体箔を貫通孔内に
折り曲げる時に、折り曲げ導体周辺の接着面積が確保で
きるため、周辺の導体が変形し剥離するのを防ぐことが
出来き、導体が溝外へ露出することの無い、信頼性の高
い回転トランスを得る事が出来る。
面におけるスパイラル状導体を配しない部分であり、導
体を配する溝の両側を構成する円環状の土手部を切り離
す如くに設ける溝内に、配することにより、始端リード
と終端リードの周辺部の導体を幅広く形成できるため、
始端リードと終端リードに相当する導体箔を貫通孔内に
折り曲げる時に、折り曲げ導体周辺の接着面積が確保で
きるため、周辺の導体が変形し剥離するのを防ぐことが
出来き、導体が溝外へ露出することの無い、信頼性の高
い回転トランスを得る事が出来る。
(12)少なくと藻フォトリソグラフィ技術により形成さ
れる導体における、該貫通孔に導かれる部分に相当する
導体が、コイル導体と同一工程にて構成され、又コイル
導体間に絶縁物等を配する必要が無いため、製作工数が
短縮される。
れる導体における、該貫通孔に導かれる部分に相当する
導体が、コイル導体と同一工程にて構成され、又コイル
導体間に絶縁物等を配する必要が無いため、製作工数が
短縮される。
第1図から第3図はそれぞれ本発明の一実施例の要部を
示す斜視図、 第4図は本発明の反対側のコア面より見た時の一実施例
の要部を示す斜視図、 第5図(a),(b),(c)は本発明の一実施例のロ
ーターコアの全体を示す図で、(a)が平面図、(b)
が断面図、(c)が裏面図、第5図(d),(e),
(f)は本発明の一実施例の一実施例のステーターコア
の全体を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面図、
(f)が裏面図、 第6図は本発明の回転トランスを構成するローターコア
とステーターコアの断面図、 第7図は回転磁気ヘッドの回転シリンダの要部断面図、 第8図は回転トランスをローターコアとステーターコア
の断面図、 第9図はリード部の引き出し状況を示す斜視図、 第10図から第14図はそれぞれ従来のローターコア及びス
テーターコアを示す図である。 1……磁気ヘッド、1′……ヘッドベース、 2……回転ドラム、2′……固定ドラム、 3……中継板(ローター側)、 31……雄型中継子、32……雌型中継子、 4……ローターコア、5……回転軸、 6……中継子、 6′……中継板(ステーター側)、 7……コイル(ローター側)、 7′……始端リード、7″……終端リード、 8……ステーターコア、 9……コイル(ステーター側)、 10……非磁性部材、20……連結孔、 14……接着剤、12……玉軸受、 13……ディスク、 41,43,44,45……コイル溝、 81,83,84,85……コイル溝、 42……短絡導体用溝、 82……短絡導体用溝、 401〜405……貫通孔、 410〜450……リード導体用溝、 801〜805……貫通孔、 810〜850……リード導体用溝、
示す斜視図、 第4図は本発明の反対側のコア面より見た時の一実施例
の要部を示す斜視図、 第5図(a),(b),(c)は本発明の一実施例のロ
ーターコアの全体を示す図で、(a)が平面図、(b)
が断面図、(c)が裏面図、第5図(d),(e),
(f)は本発明の一実施例の一実施例のステーターコア
の全体を示す図で、(d)が平面図、(e)が断面図、
(f)が裏面図、 第6図は本発明の回転トランスを構成するローターコア
とステーターコアの断面図、 第7図は回転磁気ヘッドの回転シリンダの要部断面図、 第8図は回転トランスをローターコアとステーターコア
の断面図、 第9図はリード部の引き出し状況を示す斜視図、 第10図から第14図はそれぞれ従来のローターコア及びス
テーターコアを示す図である。 1……磁気ヘッド、1′……ヘッドベース、 2……回転ドラム、2′……固定ドラム、 3……中継板(ローター側)、 31……雄型中継子、32……雌型中継子、 4……ローターコア、5……回転軸、 6……中継子、 6′……中継板(ステーター側)、 7……コイル(ローター側)、 7′……始端リード、7″……終端リード、 8……ステーターコア、 9……コイル(ステーター側)、 10……非磁性部材、20……連結孔、 14……接着剤、12……玉軸受、 13……ディスク、 41,43,44,45……コイル溝、 81,83,84,85……コイル溝、 42……短絡導体用溝、 82……短絡導体用溝、 401〜405……貫通孔、 410〜450……リード導体用溝、 801〜805……貫通孔、 810〜850……リード導体用溝、
Claims (12)
- 【請求項1】回転トランスを構成するローターコアとス
テータコアのうち、ローターコアを回転ドラムに取り付
け、ステーターコアを固定ドラムに取り付け、固定ドラ
ム側から前記回転トランスを介して回転ドラム側の磁気
ヘッドに記録信号を供給し、該磁気ヘッドからの再生信
号を前記回転トランスを介して固定ドラム側へ伝達する
ようにした回転磁気ヘッド装置において、 回転トランスを構成する前記ローターコアとステーター
コアの対向面に設けられた溝内に配せられるスパイラル
状導体の、巻始め及び巻終わり部を該対向面とは反対側
の面側に導く貫通孔が、互いに連結し該連結部の幅が前
記貫通孔の外径より小なる形状を程し該連結部によりあ
たかも1つの貫通孔の如く異形な断面を呈することを特
徴とする回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】請求範囲第1項に記載の回転磁気ヘッド装
置において、回転トランスを構成する前記ローターコア
とステーターコアの表面に設けられる導体が少なくとも
フォトリソグラフィ技術により形成され、コア対向面側
に設けられ信号の伝達を行うスパイラル状導体及び短絡
導体や、前記スパイラル状導体の巻始め及び巻終わり部
と電気的に導通し該対向面とは反対側の面側に設けられ
るリード部導体を配する、コア溝の深さが0.05mm以上で
0.15mm以下であり、溝内に配する該導体が前記コア表面
より略露出しないことを特徴とする回転磁気ヘッド装
置。 - 【請求項3】請求範囲第1項に記載の回転磁気ヘッド装
置において、回転トランスを構成する前記ローターコア
とステーターコアの表面に設けられる導体が少なくとも
フォトリソグラフィ技術により形成され、前記ローター
コアとステーターコアの対向面に設けられた溝内に配せ
られるスパイラル状導体の、巻始め及び巻終わり部を該
対向面とは反対側の面側に導く貫通孔の各々の断面形状
が、方形を呈するか、又は該断面のうちの少なくとも一
辺が直線状を呈することを特徴とする回転磁気ヘッド装
置。 - 【請求項4】請求範囲第1項に記載の回転磁気ヘッド装
置において、回転トランスを構成する前記ローターコア
とステーターコアの表面に設けられる導体が少なくとも
フォソグラフィ技術により形成され、前記ローターコア
とステーターコアの対向面に設けられた円環状溝内に配
せられるスパイラル状導体の、巻始め及び巻終わり部を
該対向面とは反対側の面側に導く貫通孔を設ける位置
は、前記コアの対向面において、前記スパイラル状導体
を配しない部分であり、主たる磁気回路を構成する円環
状の対向部内に、該円環を切り離す如くに設ける溝内に
配することを特徴とする回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項5】回転トランスを構成するローターコアとス
テーターコアのうち、ローターコアを回転ドラムに取り
付け、ステーターコアを固定ドラムに取り付け、固定ド
ラム側から前記回転トランスを介して回転ドラム側の磁
気ヘッドに記録信号を供給し、該磁気ヘッドからの再生
信号を前記回転トランスを介して固定ドラム側へ伝達す
るようにした回転磁気ヘッド装置において、 回転トランスを構成する前記ローターコアとステーター
コアの対向面側に設けられ信号の伝達を行うスパイラル
状導体及び短絡導体や、前記スパイラル状導体の巻始め
及び巻終わり部と電気的に導通し該対向面とは反対側の
面側に設けられるリード部導体を配する、コア溝の深さ
が、0.05mm以上で0.015mm以下であることを特徴とする
回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項6】請求範囲第5項に記載の回転磁気ヘッド装
置において、回転トランス構成するローターコアとステ
ーターコアの表面に設けられる溝内に配する導体が少な
くともフォトリソグラフィ技術により形成され、溝内に
配する該導体が前記コア表面より略露出しないことを特
徴とする回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項7】ローターコアとステーターコアから成る回
転トランスの該ローターコアとステーターコアの何れか
一方又は双方において、該コアの対向面側に設けられた
溝内に配せられるスパイラル状導体の、巻始め及び巻終
わり部を該対向面とは反対側の面側に導く貫通孔が、互
いに連結し該連結部の幅が前記貫通孔の外径より小なる
形状を程し該連結部によりあたかも1つの貫通孔の如く
異形な断面を呈する回転トセンス。 - 【請求項8】請求範囲第7項に記載の回転トランスおい
て、ローターコアとステーターコアから成る回転トラン
スの該ローターコアとステーターコアの何れか一方又は
双方において、前記ローターコアとステーターコアの表
面に設けられる導体が少なくともフォソグラフィ技術に
より形成され、前記ローターコアとステーターコアの対
向面側に設けられ信号の伝達を行うスパイラル状導体、
及び前記スパイラル状導体の巻始め及び巻終わり部と電
気的に導通し該対向面とは反対側の面側に設けられるリ
ード部導体を配するコア溝の深さが0.05mm以上で0.15mm
以下であり、溝内に配する該導体が前記コア表面より略
露出しないことを特徴とする回転トランス。 - 【請求項9】請求範囲第7項に記載の回転トランスおい
て、回転トランスを構成する前記ローターコアとステー
ターコアの表面に設けられる導体が少なくともフォトリ
ソグラフィ技術により形成され、前記ローターコアとス
テーターコアの対向面に設けられた溝内に配せられるス
パイラル状導体の、巻始め及び巻終わり部を該対向面と
は反対側の面側に導く貫通孔の、各々の断面形状が方形
を呈するか、又は該断面のうち少なくとも一辺が直線を
呈することを特徴とする回転トランス。 - 【請求項10】請求範囲第7項に記載の回転トランスお
いて、前記ローターコアとステーターコアの表面に設け
られる導体が少なくともフォトリソグラフィ技術により
形成され、前記ローターコアとステーターコアの対向面
に設けられた円環状溝内に配せられるスパイラル状導体
の、巻始め及び巻終わり部を該対向面とは反対側の面側
に導く貫通孔を設ける位置は、前記コアの対向面におい
て、前記スパイラル状導体を配しない部分であり、主た
る磁気回路を構成する円環状の対向部内に、該円環を切
り離す如くに設ける溝内に配することを特徴とする回転
トランス。 - 【請求項11】ローターコアとステーターコアから成る
回転トランスの該ローターコアとステーターコアの何れ
か一方又は双方において、前記ローターコアとステータ
ーコアの対向面側に設けられ信号の伝達を行うスパイラ
ル状導体及び短絡導体や、前記スパイラル状導体の巻始
め及び巻終わり部と電気的に導通し該対向面とは反対側
の面側に設けられるリード部導体を配する、コア溝の深
さが、0.05mm以上で0.15mm以下であることを特徴とする
回転トランス。 - 【請求項12】請求範囲第11項に記載の回転トランスに
おいて、回転トランスを構成する前記ローターコアとス
テーターコアの表面に設けられる溝内に配する導体が少
なくともフォトリソグラフィ技術により形成され、溝内
に配する該導体が前記コア表面より略露出しないことを
特徴とする回転トランス。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332714A JP2972249B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス |
US07/508,705 US5126906A (en) | 1989-04-17 | 1990-04-13 | Rotary magnetic head device with rotary transformer having high coupling coefficient |
EP19900107254 EP0393582A3 (en) | 1989-04-17 | 1990-04-17 | Rotary magnetic head device and rotary transformer used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332714A JP2972249B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03195008A JPH03195008A (ja) | 1991-08-26 |
JP2972249B2 true JP2972249B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=18258045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1332714A Expired - Fee Related JP2972249B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-12-25 | 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972249B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03113817U (ja) * | 1990-03-07 | 1991-11-21 | ||
US9742200B2 (en) * | 2013-12-09 | 2017-08-22 | Qualcomm Incorporated | System and method to avoid magnetic power loss while providing alternating current through a ferromagnetic material |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1332714A patent/JP2972249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03195008A (ja) | 1991-08-26 |
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