JP2971291B2 - 光学活性2−アミノ酪酸の製法 - Google Patents
光学活性2−アミノ酪酸の製法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種医薬品または農薬
の原料として有用な光学活性2−アミノ酪酸の新規な製
法、さらに詳しくは、新規な2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩を用い、優先晶析法を利用して高純度
の光学活性2−アミノ酪酸を工業的に製造する方法に関
する。
の原料として有用な光学活性2−アミノ酪酸の新規な製
法、さらに詳しくは、新規な2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩を用い、優先晶析法を利用して高純度
の光学活性2−アミノ酪酸を工業的に製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学活性2−アミノ酪酸はα−アミノ酸
の一種であり、近年キラルプール剤や不斉合成の触媒の
原料として重要度が一段と増しつつある。また、D−体
は抗生物質の修飾剤をはじめ各種医薬品の原料として注
目を集めている物質である。光学活性2−アミノ酪酸の
製造法としては、光学活性トランス−1,2−シクロヘ
キサンジカルボン酸無水物を光学分割剤に用いてラセミ
型2−アミノ酪酸をジアステレオマー光学分割する方法
が報告されている(日本化学会誌,(6)765(19
79))。しかし、この方法は光学分割剤が特殊な試薬
で市販されていないため調製が必要であること、またア
ミド化結合させて光学分割するため、分割後遊離の光学
活性2−アミノ酪酸を得るためには塩酸で加水分解しな
ければならず、面倒な上にラセミ化する危険性があり、
必ずしも有利な方法とはいえない。
の一種であり、近年キラルプール剤や不斉合成の触媒の
原料として重要度が一段と増しつつある。また、D−体
は抗生物質の修飾剤をはじめ各種医薬品の原料として注
目を集めている物質である。光学活性2−アミノ酪酸の
製造法としては、光学活性トランス−1,2−シクロヘ
キサンジカルボン酸無水物を光学分割剤に用いてラセミ
型2−アミノ酪酸をジアステレオマー光学分割する方法
が報告されている(日本化学会誌,(6)765(19
79))。しかし、この方法は光学分割剤が特殊な試薬
で市販されていないため調製が必要であること、またア
ミド化結合させて光学分割するため、分割後遊離の光学
活性2−アミノ酪酸を得るためには塩酸で加水分解しな
ければならず、面倒な上にラセミ化する危険性があり、
必ずしも有利な方法とはいえない。
【0003】また、ラセミ型N−アセチル−2−アミノ
酪酸のアンモニウム塩として優先晶析光学分割する方法
が報告されている(Bull.Chem.Soc.Jp
n.,60(3),947(1987))。しかし、こ
の方法は遊離の2−アミノ酪酸を一旦N−アセチル化し
た後、さらにアンモニウム塩に誘導しなければならず、
しかも分割後もこれらの除去が必要であり、さらに分割
効率もよくないので工業的に有利とはいえない。したが
って、工業的に有利に製造しうる光学活性2−アミノ酪
酸の新規な製造法が求められていた。
酪酸のアンモニウム塩として優先晶析光学分割する方法
が報告されている(Bull.Chem.Soc.Jp
n.,60(3),947(1987))。しかし、こ
の方法は遊離の2−アミノ酪酸を一旦N−アセチル化し
た後、さらにアンモニウム塩に誘導しなければならず、
しかも分割後もこれらの除去が必要であり、さらに分割
効率もよくないので工業的に有利とはいえない。したが
って、工業的に有利に製造しうる光学活性2−アミノ酪
酸の新規な製造法が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上述した
従来の欠点を克服すべく鋭意研究を進めた結果、経済的
でかつ工業的に平易な操作で光学活性な2−アミノ酪酸
を効率よく調製することができる優先晶析光学分割法を
見いだした。優先晶析法の原理はたとえばジェー ジェ
クエス、エー コレット、エス、エッチ ワイレン著
「エナンチオマーズ、ラセメート、アンド レゾリュウ
ション」ジェー ウイリー アンド サン、ニューヨー
ク(1981)に記載されているように周知であり、通
常ラセミ体の過飽和溶液に一方の光学活性体を接種し
て、接種したのと同じ光学活性体を分離取得する方法で
ある。この方法はジアステレオマー法のように特殊でか
つ高価な光学活性な分割剤を必要としないので工業的に
有利な分割方法といわれている。しかしこの方法が有利
に適用できるのは、一般に当該ラセミ体の結晶がラセミ
混合物を形成する場合に限られる。しかしいかなる化合
物が結晶化してラセミ混合物を形成するか、そして優先
晶析ができるかは不明であり、しかもその規則性もな
い。すなわち、この光学分割法を適用しうるラセミ混合
物を見いだすには一つ一つ2−アミノ酪酸の塩の結晶を
調製し同定することが必要である。通常ラセミ混合物を
形成する確率は極めて低く、形成するのはむしろ特殊な
場合と解釈できる。したがって、この様な条件を満足す
る化合物を見いだすには非常な努力を払わなければなら
ない。
従来の欠点を克服すべく鋭意研究を進めた結果、経済的
でかつ工業的に平易な操作で光学活性な2−アミノ酪酸
を効率よく調製することができる優先晶析光学分割法を
見いだした。優先晶析法の原理はたとえばジェー ジェ
クエス、エー コレット、エス、エッチ ワイレン著
「エナンチオマーズ、ラセメート、アンド レゾリュウ
ション」ジェー ウイリー アンド サン、ニューヨー
ク(1981)に記載されているように周知であり、通
常ラセミ体の過飽和溶液に一方の光学活性体を接種し
て、接種したのと同じ光学活性体を分離取得する方法で
ある。この方法はジアステレオマー法のように特殊でか
つ高価な光学活性な分割剤を必要としないので工業的に
有利な分割方法といわれている。しかしこの方法が有利
に適用できるのは、一般に当該ラセミ体の結晶がラセミ
混合物を形成する場合に限られる。しかしいかなる化合
物が結晶化してラセミ混合物を形成するか、そして優先
晶析ができるかは不明であり、しかもその規則性もな
い。すなわち、この光学分割法を適用しうるラセミ混合
物を見いだすには一つ一つ2−アミノ酪酸の塩の結晶を
調製し同定することが必要である。通常ラセミ混合物を
形成する確率は極めて低く、形成するのはむしろ特殊な
場合と解釈できる。したがって、この様な条件を満足す
る化合物を見いだすには非常な努力を払わなければなら
ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、2−アミ
ノ酪酸の効率のよい光学分割法について種々検討を重ね
た結果、2−アミノ酪酸を単にp−トルエンスルホン酸
との塩にするだけで、その塩がラセミ混合物を形成する
ことを見いだし、さらにラセミ体塩と光学活性体塩との
溶解度特性から効率よく光学活性体塩とラセミ体塩とに
分離できる優先晶析光学分割法を完成した。すなわち、
本発明は医薬、農薬の原料として有用な光学活性2−ア
ミノ酪酸を従来法に比べて安価に、且つ工業的に有利に
製造しうる新規製法、ならびにそれに用いる新規2−ア
ミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩を提供するもので
ある。
ノ酪酸の効率のよい光学分割法について種々検討を重ね
た結果、2−アミノ酪酸を単にp−トルエンスルホン酸
との塩にするだけで、その塩がラセミ混合物を形成する
ことを見いだし、さらにラセミ体塩と光学活性体塩との
溶解度特性から効率よく光学活性体塩とラセミ体塩とに
分離できる優先晶析光学分割法を完成した。すなわち、
本発明は医薬、農薬の原料として有用な光学活性2−ア
ミノ酪酸を従来法に比べて安価に、且つ工業的に有利に
製造しうる新規製法、ならびにそれに用いる新規2−ア
ミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩を提供するもので
ある。
【0006】本発明によれば、光学分割すべき2−アミ
ノ酪酸をまず新規な2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩に導き、これを優先晶析法を利用して光学分割
した後、得られた光学活性2−アミノ酪酸・p−トルエ
ンスルホン酸塩を分解することにより、所望の光学活性
2−アミノ酪酸を高純度、高収率にて製造する。
ノ酪酸をまず新規な2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩に導き、これを優先晶析法を利用して光学分割
した後、得られた光学活性2−アミノ酪酸・p−トルエ
ンスルホン酸塩を分解することにより、所望の光学活性
2−アミノ酪酸を高純度、高収率にて製造する。
【0007】本発明に用いる2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩は、水または水溶性有機溶媒中にp−
トルエンスルホン酸を溶解し、ここに2−アミノ酪酸を
徐々に加え、この溶液を適当な濃度に濃縮し、析出した
結晶を分離採取することにより容易に得ることができ
る。この際、p−トルエンスルホン酸をそのアルカリ金
属塩またはアルカリ土類金属塩として用いることもでき
るが、その場合は、溶液中に塩酸、硫酸等の鉱酸を存在
させて上記操作を行えばよい。該2−アミノ酪酸・p−
トルエンスルホン酸塩は、上記のように結晶として分離
採取されるが、工業的実施に際しては結晶として必ずし
も単離する必要はなく、2−アミノ酪酸・p−トルエン
スルホン酸塩の溶液をそのまま光学分割に使用すること
ができ、その場合、該塩の過飽和溶液として用いるのが
好ましい。なお、上記2−アミノ酪酸・p−トルエンス
ルホン酸塩としては、ラセミ型2−アミノ酪酸・p−ト
ルエンスルホン酸塩、または、いずれか一方の光学活性
2−アミノ酪酸がより過剰に含まれる光学活性2−アミ
ノ酪酸の混合物から得られる、いずれか一方の光学活性
体塩が過剰に存在する2−アミノ酪酸・p−トルエンス
ルホン酸塩をあげることができる。
エンスルホン酸塩は、水または水溶性有機溶媒中にp−
トルエンスルホン酸を溶解し、ここに2−アミノ酪酸を
徐々に加え、この溶液を適当な濃度に濃縮し、析出した
結晶を分離採取することにより容易に得ることができ
る。この際、p−トルエンスルホン酸をそのアルカリ金
属塩またはアルカリ土類金属塩として用いることもでき
るが、その場合は、溶液中に塩酸、硫酸等の鉱酸を存在
させて上記操作を行えばよい。該2−アミノ酪酸・p−
トルエンスルホン酸塩は、上記のように結晶として分離
採取されるが、工業的実施に際しては結晶として必ずし
も単離する必要はなく、2−アミノ酪酸・p−トルエン
スルホン酸塩の溶液をそのまま光学分割に使用すること
ができ、その場合、該塩の過飽和溶液として用いるのが
好ましい。なお、上記2−アミノ酪酸・p−トルエンス
ルホン酸塩としては、ラセミ型2−アミノ酪酸・p−ト
ルエンスルホン酸塩、または、いずれか一方の光学活性
2−アミノ酪酸がより過剰に含まれる光学活性2−アミ
ノ酪酸の混合物から得られる、いずれか一方の光学活性
体塩が過剰に存在する2−アミノ酪酸・p−トルエンス
ルホン酸塩をあげることができる。
【0008】本発明の光学分割を実施するためには、先
ずラセミ型2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
の過飽和溶液またはいずれか一方の光学活性体塩が過剰
に存在する2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
の過飽和溶液を調製する。通常、ラセミ型2−アミノ酪
酸・p−トルエンスルホン酸塩またはいずれか一方の光
学活性体塩を過剰に含有する塩の混合物を高温で飽和溶
液とした後、冷却あるいは濃縮すればよい。工業的には
高温で飽和したものを徐冷し、過飽和溶液とする方法が
よい。
ずラセミ型2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
の過飽和溶液またはいずれか一方の光学活性体塩が過剰
に存在する2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
の過飽和溶液を調製する。通常、ラセミ型2−アミノ酪
酸・p−トルエンスルホン酸塩またはいずれか一方の光
学活性体塩を過剰に含有する塩の混合物を高温で飽和溶
液とした後、冷却あるいは濃縮すればよい。工業的には
高温で飽和したものを徐冷し、過飽和溶液とする方法が
よい。
【0009】使用する溶媒は水またはメタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸、プロピオン
酸、ハロゲノ酢酸等の低級脂肪酸類、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N,N’−ジメチルイミダゾリジノ
ン、N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、
ジオキサン等のエーテル類の水溶性有機溶媒と水との混
合溶媒が使用可能である。過飽和溶液中の2−アミノ酪
酸・p−トルエンスルホン酸塩の濃度は分割時の温度に
よっても異なるが、溶媒が水であるときは8〜15W/
V%程度で、混合溶媒を使用する場合は、15〜35W
/V%程度がよい。
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸、プロピオン
酸、ハロゲノ酢酸等の低級脂肪酸類、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N,N’−ジメチルイミダゾリジノ
ン、N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、
ジオキサン等のエーテル類の水溶性有機溶媒と水との混
合溶媒が使用可能である。過飽和溶液中の2−アミノ酪
酸・p−トルエンスルホン酸塩の濃度は分割時の温度に
よっても異なるが、溶媒が水であるときは8〜15W/
V%程度で、混合溶媒を使用する場合は、15〜35W
/V%程度がよい。
【0010】光学活性の2−アミノ酪酸・p−トルエン
スルホン酸塩は通常上記のようにして調製したラセミ体
塩の過飽和溶液に種晶を接種することにより得られる。
この接種に使用する種晶は当然光学的に高純度のものが
好ましい。接種量は多いほど好ましいが、通常溶質量の
1〜5%で充分である。一方の光学活性体塩が過剰に存
在する過飽和溶液に同じ光学活性体塩を接種し、同種の
光学活性体塩を優先晶析させる場合、その溶液の旋光度
は光学活性体塩の優先晶析が進むにつれて次第に減少
し、いずれはその方向が逆転するので、通常晶析量は溶
存していた光学活性体塩の1.5〜2.5倍で打ち切る
のが好ましい。この場合の接種量は、溶質量の0.1%
以下でも充分である。析出晶を採取した残りの母液は、
ラセミ体塩を加えて過飽和溶液とし、母液中に過剰に存
在している光学活性体塩と同種の光学活性体塩を接種
し、優先晶析を上記と同様に行うことによって他方の光
学活性体塩を得ることができる。また、一般に知られて
いるように過飽和溶液状態を安定化するために適当な共
存塩、たとえば2−アミノ酪酸の鉱酸塩(塩酸塩、硫酸
塩など)、2−アミノ酪酸の有機酸塩(ベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、置換ベンゼン
スルホン酸塩など)を添加すると、より効率よく光学分
割ができる場合がある。上記の優先晶析は、バッチ式で
も連続式でも実施することができる。
スルホン酸塩は通常上記のようにして調製したラセミ体
塩の過飽和溶液に種晶を接種することにより得られる。
この接種に使用する種晶は当然光学的に高純度のものが
好ましい。接種量は多いほど好ましいが、通常溶質量の
1〜5%で充分である。一方の光学活性体塩が過剰に存
在する過飽和溶液に同じ光学活性体塩を接種し、同種の
光学活性体塩を優先晶析させる場合、その溶液の旋光度
は光学活性体塩の優先晶析が進むにつれて次第に減少
し、いずれはその方向が逆転するので、通常晶析量は溶
存していた光学活性体塩の1.5〜2.5倍で打ち切る
のが好ましい。この場合の接種量は、溶質量の0.1%
以下でも充分である。析出晶を採取した残りの母液は、
ラセミ体塩を加えて過飽和溶液とし、母液中に過剰に存
在している光学活性体塩と同種の光学活性体塩を接種
し、優先晶析を上記と同様に行うことによって他方の光
学活性体塩を得ることができる。また、一般に知られて
いるように過飽和溶液状態を安定化するために適当な共
存塩、たとえば2−アミノ酪酸の鉱酸塩(塩酸塩、硫酸
塩など)、2−アミノ酪酸の有機酸塩(ベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、置換ベンゼン
スルホン酸塩など)を添加すると、より効率よく光学分
割ができる場合がある。上記の優先晶析は、バッチ式で
も連続式でも実施することができる。
【0011】この様にして得られた光学活性2−アミノ
酪酸・p−トルエンスルホン酸塩が、光学的に純粋でな
い場合は水または前記に示した水溶性有機溶媒と水との
混合溶媒から再結晶することによって、容易により高純
度の光学活性体塩とすることができる。この様にして得
られた光学活性2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン
酸塩は水または水溶性有機溶媒あるいはそれらの混合溶
媒に溶解、または分散せしめ、常法により、例えば、水
酸化ナトリウム、トリエチルアミンなどを加えて、中和
するかまたはイオン交換樹脂に通す方法によって塩を分
解すれば光学活性2−アミノ酪酸が容易に得られる。
酪酸・p−トルエンスルホン酸塩が、光学的に純粋でな
い場合は水または前記に示した水溶性有機溶媒と水との
混合溶媒から再結晶することによって、容易により高純
度の光学活性体塩とすることができる。この様にして得
られた光学活性2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン
酸塩は水または水溶性有機溶媒あるいはそれらの混合溶
媒に溶解、または分散せしめ、常法により、例えば、水
酸化ナトリウム、トリエチルアミンなどを加えて、中和
するかまたはイオン交換樹脂に通す方法によって塩を分
解すれば光学活性2−アミノ酪酸が容易に得られる。
【0012】
【実施例】以下に実施例によって本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 p−トルエンスルホン酸・1水和物48.4gを水50
mlに溶解し、DL−2−アミノ酪酸25gを加え50
℃に加熱下完全に溶解した。この溶液を減圧濃縮して乾
固体とした後、アセトン150mlを加え、析出晶を濾
過してアセトンで洗浄後乾燥してDL−2−アミノ酪酸
・p−トルエンスルホン酸塩62.4gを得た。 収率 93.6% m.p.:153〜156℃ IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.03,H:6.20,N:5.11
る。 実施例1 p−トルエンスルホン酸・1水和物48.4gを水50
mlに溶解し、DL−2−アミノ酪酸25gを加え50
℃に加熱下完全に溶解した。この溶液を減圧濃縮して乾
固体とした後、アセトン150mlを加え、析出晶を濾
過してアセトンで洗浄後乾燥してDL−2−アミノ酪酸
・p−トルエンスルホン酸塩62.4gを得た。 収率 93.6% m.p.:153〜156℃ IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.03,H:6.20,N:5.11
【0013】実施例2 p−トルエンスルホン酸・1水和物18.8gを水30
mlに溶解し、D−2−アミノ酪酸10gを加え50℃
に加熱下完全に溶解した。この溶液を以下実施例1と同
様に処理してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩26.1gを得た。 収率 99.3% m.p.:186〜188℃ [α]D 25:−11.6°(c=1,メタノール) IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.11,H:6.19,N:5.09
mlに溶解し、D−2−アミノ酪酸10gを加え50℃
に加熱下完全に溶解した。この溶液を以下実施例1と同
様に処理してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩26.1gを得た。 収率 99.3% m.p.:186〜188℃ [α]D 25:−11.6°(c=1,メタノール) IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.11,H:6.19,N:5.09
【0014】実施例3 p−トルエンスルホン酸・1水和物9.4gを水30m
lに溶解し、L−2−アミノ酪酸5gを加え50℃に加
熱下完全に溶解した。この溶液を以下実施例1と同様に
処理してL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸
塩12.4gを得た。 収率 94.3% m.p.:186〜188℃ [α]D 25:+11.6°(c=1,メタノール) IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.01,H:6.20,N:5.07
lに溶解し、L−2−アミノ酪酸5gを加え50℃に加
熱下完全に溶解した。この溶液を以下実施例1と同様に
処理してL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸
塩12.4gを得た。 収率 94.3% m.p.:186〜188℃ [α]D 25:+11.6°(c=1,メタノール) IR(KBr)cm−1:3420,2950,174
5,1600,1520,1170,1040,810 NMR(DMSO−d6)δ:0.93(t,3H,J
=7.5),1.73−1.87(m,2H),2.2
9(s,3H),3.87(s,1H),7.12
(d,2H,J=8.2),7.49(d,2H,J=
8.0),8.20(s,3H) 元素分析(C11H17O5NSとして): 計算値 C:47.99,H:6.22,N:5.09 測定値 C:48.01,H:6.20,N:5.07
【0015】実施例4 DL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩1
5.84g、D−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩0.80g、水10mlを三角マイエルに仕込み
50℃で加熱溶解し、この溶液をゆっくりと撹拌し30
℃まで冷却した。そこにD−2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩の種晶0.01gを添加し、25℃ま
で徐々に冷却した後析出した結晶を濾別し、アセトンで
洗浄後乾燥してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩1.44g([α]D 25:−8.9°(c=
1,メタノール)、光学純度:76.7%)を得た。さ
らに、この濾過母液にDL−2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩1.44gを加え50℃で加熱溶解
し、この溶液をゆっくりと撹拌し30℃まで冷却した。
そこに同温度でL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩の種晶0.01gを添加し、25.5℃まで徐
々に冷却した後、析出した結晶を濾別し、アセトンで洗
浄後乾燥してL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩0.67gを([α]D 25:+9.3°(c=
1,メタノール)、光学純度:80.2%)を得た。以
下、上記と同様にこの分割母液に取得した光学活性体塩
に相当するDL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩を加える方法で、D−体塩とL−体塩を交互に各
1回光学分割し、それぞれD−2−アミノ酪酸・p−ト
ルエンスルホン酸塩0.89g([α]D 25:−8.
1°(c=1,メタノール)、光学純度:69.8%)
およびL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
0.69g([α]D 25:+9.0°(c=1,メタ
ノール)、光学純度:77.5%)を得た。
5.84g、D−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩0.80g、水10mlを三角マイエルに仕込み
50℃で加熱溶解し、この溶液をゆっくりと撹拌し30
℃まで冷却した。そこにD−2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩の種晶0.01gを添加し、25℃ま
で徐々に冷却した後析出した結晶を濾別し、アセトンで
洗浄後乾燥してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩1.44g([α]D 25:−8.9°(c=
1,メタノール)、光学純度:76.7%)を得た。さ
らに、この濾過母液にDL−2−アミノ酪酸・p−トル
エンスルホン酸塩1.44gを加え50℃で加熱溶解
し、この溶液をゆっくりと撹拌し30℃まで冷却した。
そこに同温度でL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスル
ホン酸塩の種晶0.01gを添加し、25.5℃まで徐
々に冷却した後、析出した結晶を濾別し、アセトンで洗
浄後乾燥してL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩0.67gを([α]D 25:+9.3°(c=
1,メタノール)、光学純度:80.2%)を得た。以
下、上記と同様にこの分割母液に取得した光学活性体塩
に相当するDL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホ
ン酸塩を加える方法で、D−体塩とL−体塩を交互に各
1回光学分割し、それぞれD−2−アミノ酪酸・p−ト
ルエンスルホン酸塩0.89g([α]D 25:−8.
1°(c=1,メタノール)、光学純度:69.8%)
およびL−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
0.69g([α]D 25:+9.0°(c=1,メタ
ノール)、光学純度:77.5%)を得た。
【0016】実施例5 D−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩1.4
4g([α]D 25:−8.9°(c=1,メタノー
ル)、光学純度:76.7%)を含水アセトンから再結
晶してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
1.01g([α]D 25:−11.6°(c=1,メ
タノール))を得た。この塩の光学純度は100%であ
り、融点、IRおよびNMRも実施例2で得たD−体塩
の標準品と一致した。さらにこの塩0.9gをメタノー
ル3mlに加熱溶解し、50℃でトリエチルアミン0.
33gを添加した。次いで室温下で2時間撹拌後、析出
した結晶を濾取し、メタノールで洗浄後乾燥してD−2
−アミノ酪酸0.30gを得た。 収率 90.0% m.p.:302〜306℃ [α]D 25:−7.9°(c=4,H2O) IR(KBr)cm−1:3440,3070,160
0,1420,1310,810 NMR(DMSO−d6+D2O)δ:0.88(t,
3H,J=7.5),1.66−1.75(m,2
H),3.16(t,1H,J=5.5) 元素分析(C4H9O2Nとして): 計算値 C:46.59,H:8.80,N:13.5
8 測定値 C:46.50,H:8.75,N:13.6
1
4g([α]D 25:−8.9°(c=1,メタノー
ル)、光学純度:76.7%)を含水アセトンから再結
晶してD−2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩
1.01g([α]D 25:−11.6°(c=1,メ
タノール))を得た。この塩の光学純度は100%であ
り、融点、IRおよびNMRも実施例2で得たD−体塩
の標準品と一致した。さらにこの塩0.9gをメタノー
ル3mlに加熱溶解し、50℃でトリエチルアミン0.
33gを添加した。次いで室温下で2時間撹拌後、析出
した結晶を濾取し、メタノールで洗浄後乾燥してD−2
−アミノ酪酸0.30gを得た。 収率 90.0% m.p.:302〜306℃ [α]D 25:−7.9°(c=4,H2O) IR(KBr)cm−1:3440,3070,160
0,1420,1310,810 NMR(DMSO−d6+D2O)δ:0.88(t,
3H,J=7.5),1.66−1.75(m,2
H),3.16(t,1H,J=5.5) 元素分析(C4H9O2Nとして): 計算値 C:46.59,H:8.80,N:13.5
8 測定値 C:46.50,H:8.75,N:13.6
1
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ラセミ型2−アミノ酪
酸から容易に製造されるラセミ型2−アミノ酪酸・p−
トルエンスルホン酸塩を原料として優先晶析光学分割す
ることにより従来法に比べて効率よく高純度の光学活性
2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩を得ること
ができる。しかも、分割された光学活性2−アミノ酪酸
・p−トルエンスルホン酸塩は単に脱塩するだけで容易
に光学活性2−アミノ酪酸に導くことができる。したが
って、本発明は、従来法に比べ、光学活性2−アミノ酪
酸を安価に且つ容易に製造しうるものであり、優れた工
業的製造法となりうるものである。
酸から容易に製造されるラセミ型2−アミノ酪酸・p−
トルエンスルホン酸塩を原料として優先晶析光学分割す
ることにより従来法に比べて効率よく高純度の光学活性
2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン酸塩を得ること
ができる。しかも、分割された光学活性2−アミノ酪酸
・p−トルエンスルホン酸塩は単に脱塩するだけで容易
に光学活性2−アミノ酪酸に導くことができる。したが
って、本発明は、従来法に比べ、光学活性2−アミノ酪
酸を安価に且つ容易に製造しうるものであり、優れた工
業的製造法となりうるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 227/34 C07B 57/00 365 C07C 229/06 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン
酸塩を優先晶析法により光学分割した後、該塩を分解す
ることを特徴とする光学活性2−アミノ酪酸の製法。 - 【請求項2】 2−アミノ酪酸・p−トルエンスルホン
酸塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13176893A JP2971291B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光学活性2−アミノ酪酸の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13176893A JP2971291B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光学活性2−アミノ酪酸の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06340599A JPH06340599A (ja) | 1994-12-13 |
JP2971291B2 true JP2971291B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15065715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13176893A Expired - Fee Related JP2971291B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光学活性2−アミノ酪酸の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971291B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4135373B2 (ja) * | 2002-02-15 | 2008-08-20 | 味の素株式会社 | 光学活性β−フェニルアラニン誘導体の製造方法 |
WO2003082815A1 (fr) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Kaneka Corporation | Procede d'amelioration de la purete optique de 1-benzyl-3- aminopyrrolidine et sel utilise dans ce procede |
DK1797037T3 (en) * | 2004-09-29 | 2015-03-30 | Bayer Healthcare Llc | PROCESS FOR THE PREPARATION OF 4- {4 - [({[4-chloro-3- (trifluoromethyl) phenyl] AMINO} CARBONYL) AMINO] PHENYOXY} N-methylpyridine-2-carboxamide |
EP2292306B1 (en) | 2009-09-02 | 2013-05-01 | Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. | Method for separation of racemic compound-forming chiral substances by a cyclic crystallization process and a crystallization device |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP13176893A patent/JP2971291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06340599A (ja) | 1994-12-13 |
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