JP2970349B2 - ハーネス製造装置およびハーネス製造方法 - Google Patents
ハーネス製造装置およびハーネス製造方法Info
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- JP2970349B2 JP2970349B2 JP5269936A JP26993693A JP2970349B2 JP 2970349 B2 JP2970349 B2 JP 2970349B2 JP 5269936 A JP5269936 A JP 5269936A JP 26993693 A JP26993693 A JP 26993693A JP 2970349 B2 JP2970349 B2 JP 2970349B2
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- wire
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電線の端部処理、特
に中間領域の皮剥処理も行うことができるハーネス製造
装置およびハーネス製造方法に関する。
に中間領域の皮剥処理も行うことができるハーネス製造
装置およびハーネス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図17および図18は、それぞれ従来の
ハーネス製造装置の構成を示す概略側面図である。この
ハーネス製造装置は、電線送給装置2により間欠的に送
給される電線1に後述する種々の処理を施して、両端に
端子10aが圧着された所定寸法のハーネスを順次製造
するための装置であって、電線送給装置2、ドローロー
ラ6、フロント側クランプ7、カッター群8およびリア
側クランプ9が設けられている。
ハーネス製造装置の構成を示す概略側面図である。この
ハーネス製造装置は、電線送給装置2により間欠的に送
給される電線1に後述する種々の処理を施して、両端に
端子10aが圧着された所定寸法のハーネスを順次製造
するための装置であって、電線送給装置2、ドローロー
ラ6、フロント側クランプ7、カッター群8およびリア
側クランプ9が設けられている。
【0003】電線送給装置2には、測長ローラ3および
送りローラ4がそれぞれ回転自在に設けられるととも
に、これら両ローラ3、4は図示しない動力伝達機構を
介して相互に同期して同方向に同量回転するように構成
されている。
送りローラ4がそれぞれ回転自在に設けられるととも
に、これら両ローラ3、4は図示しない動力伝達機構を
介して相互に同期して同方向に同量回転するように構成
されている。
【0004】また、両ローラ3,4の近傍には、電線1
を各ローラ3、4にそれぞれ圧接するための圧接装置5
が設けられ、スプリング5aにより付勢された押えロー
ラ5bにより電線1を測長ローラ3、送りローラ4の周
囲に圧接し、滑りなどが生じて電線の送り量に誤差が生
じないようになっている。
を各ローラ3、4にそれぞれ圧接するための圧接装置5
が設けられ、スプリング5aにより付勢された押えロー
ラ5bにより電線1を測長ローラ3、送りローラ4の周
囲に圧接し、滑りなどが生じて電線の送り量に誤差が生
じないようになっている。
【0005】なお、図17、図18において、測長ロー
ラ3、送りローラ4、ドローローラ6、クランプ7、
9、およびカッター群8などを個別に駆動するための駆
動装置およびその制御装置は図示を省略している。
ラ3、送りローラ4、ドローローラ6、クランプ7、
9、およびカッター群8などを個別に駆動するための駆
動装置およびその制御装置は図示を省略している。
【0006】このように構成されたハーネス製造装置の
動作を以下説明する。まず、電線1は、図示しないスト
ックリールから引き出されて、測長ローラ3と押えロー
ラ5b間に挿通され、さらに送りローラ4に掛けられて
全体としてS字状に巻き掛けられてから、ドローローラ
6間、フロント側クランプ7間、カッター群8間、およ
びリア側クランプ9間に順次挿通され、セットされる。
動作を以下説明する。まず、電線1は、図示しないスト
ックリールから引き出されて、測長ローラ3と押えロー
ラ5b間に挿通され、さらに送りローラ4に掛けられて
全体としてS字状に巻き掛けられてから、ドローローラ
6間、フロント側クランプ7間、カッター群8間、およ
びリア側クランプ9間に順次挿通され、セットされる。
【0007】この状態で、両クランプ7,9によって電
線1を把持し、カッター群8を同期して閉成する。これ
により、カッター群8の中央の切断カッター8aにより
電線1が切断されるとともに、その両側の切込カッター
8bにより電線1の外周被覆部が切り込まれる。さら
に、その切込状態で、フロント側クランプ7の移動によ
り、残存する側の電線1(以下「残留電線1」という)
が矢符Q方向に移動されて残留電線1の端部の被覆部が
剥ぎ取られ、またその動作に並行するようにして、リア
側クランプ9が矢符P方向に移動して当該クランプ9に
把持された電線1(以下「切断電線1」という)の端部
の被覆部が剥ぎ取られる。
線1を把持し、カッター群8を同期して閉成する。これ
により、カッター群8の中央の切断カッター8aにより
電線1が切断されるとともに、その両側の切込カッター
8bにより電線1の外周被覆部が切り込まれる。さら
に、その切込状態で、フロント側クランプ7の移動によ
り、残存する側の電線1(以下「残留電線1」という)
が矢符Q方向に移動されて残留電線1の端部の被覆部が
剥ぎ取られ、またその動作に並行するようにして、リア
側クランプ9が矢符P方向に移動して当該クランプ9に
把持された電線1(以下「切断電線1」という)の端部
の被覆部が剥ぎ取られる。
【0008】続いて、残留電線1がフロント側クランプ
7とともに、図17の紙面に対し垂直方向に移動し、そ
こで図示しない端子圧着機により残留電線1の皮剥端部
に端子10aが圧着され、フロント側クランプ7が元の
位置に戻る(図18参照)。
7とともに、図17の紙面に対し垂直方向に移動し、そ
こで図示しない端子圧着機により残留電線1の皮剥端部
に端子10aが圧着され、フロント側クランプ7が元の
位置に戻る(図18参照)。
【0009】一方、リア側クランプ9は、同じく図17
の紙面に対し垂直方向に移動し、そこで図示しない端子
圧着機により切断電線1の皮剥端部に端子(図示省略)
を圧着してから、その切断電線1を所定の排出位置に排
出し、元の位置に戻る。
の紙面に対し垂直方向に移動し、そこで図示しない端子
圧着機により切断電線1の皮剥端部に端子(図示省略)
を圧着してから、その切断電線1を所定の排出位置に排
出し、元の位置に戻る。
【0010】つづいて、図18に示すように、両クラン
プ7,9が開成し、測長ローラ3、送給ロ―ラ4が回転
駆動されて、電線1がドローロ―ラ6側に送給されると
ともに、その電線送給と少し時期を遅らせてドローロ―
ラ6が回転駆動され、図17に示すように電線1がリア
側クランプ9側に送り出される。
プ7,9が開成し、測長ローラ3、送給ロ―ラ4が回転
駆動されて、電線1がドローロ―ラ6側に送給されると
ともに、その電線送給と少し時期を遅らせてドローロ―
ラ6が回転駆動され、図17に示すように電線1がリア
側クランプ9側に送り出される。
【0011】その後、上述の切断・端子圧着の動作が繰
り返されて両端部に端子10aが圧着された切断電線
(ハーネス)が順次製造される。
り返されて両端部に端子10aが圧着された切断電線
(ハーネス)が順次製造される。
【0012】これにより1サイクルが完了し、このサイ
クルを繰り返すことによりハーネスが順次製造されてい
く。
クルを繰り返すことによりハーネスが順次製造されてい
く。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなハーネス
製造装置においては、測長ローラ3を所定量回転させて
電線1を送給することにより電線寸法を規定しているの
で、その寸法精度を維持するためには電線1が測長ロー
ラ3に対して滑らないように、圧接装置5の押えローラ
5bで電線1を測長ローラ3に押圧して圧接する必要が
あった。
製造装置においては、測長ローラ3を所定量回転させて
電線1を送給することにより電線寸法を規定しているの
で、その寸法精度を維持するためには電線1が測長ロー
ラ3に対して滑らないように、圧接装置5の押えローラ
5bで電線1を測長ローラ3に押圧して圧接する必要が
あった。
【0014】しかしながら、このハーネス製造装置に供
給される電線1が、既に他の中間皮剥装置もしくは手作
業により所定箇所の被覆部が剥ぎ取られて芯線が露出さ
れている部分(以下「中間皮剥部」という)がある場合
には、測長ローラ3に巻き掛けられた電線1に段部が生
じることになり、図19に示すように押えローラ5aが
中間皮剥部において露出した芯線1aを強く押し付けて
損傷を与える結果になる。特に、自動車などの電装部分
に使用されるハーネスには高度の安全性が要求され、芯
線1aに少しでも損傷が生じることは望ましくない。
給される電線1が、既に他の中間皮剥装置もしくは手作
業により所定箇所の被覆部が剥ぎ取られて芯線が露出さ
れている部分(以下「中間皮剥部」という)がある場合
には、測長ローラ3に巻き掛けられた電線1に段部が生
じることになり、図19に示すように押えローラ5aが
中間皮剥部において露出した芯線1aを強く押し付けて
損傷を与える結果になる。特に、自動車などの電装部分
に使用されるハーネスには高度の安全性が要求され、芯
線1aに少しでも損傷が生じることは望ましくない。
【0015】本発明は、上述のような問題を解消して、
簡単な構成により、中間皮剥部を有するハーネスを安定
した品質で製造できるハーネス製造装置、及びハーネス
製造方法を提供することを目的とする。
簡単な構成により、中間皮剥部を有するハーネスを安定
した品質で製造できるハーネス製造装置、及びハーネス
製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のハーネス製造装置は、切断電極の中間領
域の所定箇所において被覆部が剥ぎ取られたハーネスを
製造するためのハーネス製造装置であって、電線をその
長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給する電線送給
機構と、前記電線送給機構の電線送給方向に対し上流側
に配置され、前記電線の中間領域の所定箇所の被覆部を
剥ぎ取る中間皮剥機構と、前記電線送給機構の前記電線
送給方向に対し下流側に配置され、前記電線送給機構か
ら送り出された電線を切断して処理する電線端部処理機
構と、を備え、前記電線供給機構は、測長ローラと、前
記電線の被覆部を前記測長ローラの周囲に圧接する少な
くとも2個の押えローラとを有し、前記押えローラの前
記測量ローラ方向への移動量が前記押えローラの外周が
前記電線の被覆部を剥ぎ取られた部分の芯線に接触しな
い程度に規制されている。
め、請求項1のハーネス製造装置は、切断電極の中間領
域の所定箇所において被覆部が剥ぎ取られたハーネスを
製造するためのハーネス製造装置であって、電線をその
長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給する電線送給
機構と、前記電線送給機構の電線送給方向に対し上流側
に配置され、前記電線の中間領域の所定箇所の被覆部を
剥ぎ取る中間皮剥機構と、前記電線送給機構の前記電線
送給方向に対し下流側に配置され、前記電線送給機構か
ら送り出された電線を切断して処理する電線端部処理機
構と、を備え、前記電線供給機構は、測長ローラと、前
記電線の被覆部を前記測長ローラの周囲に圧接する少な
くとも2個の押えローラとを有し、前記押えローラの前
記測量ローラ方向への移動量が前記押えローラの外周が
前記電線の被覆部を剥ぎ取られた部分の芯線に接触しな
い程度に規制されている。
【0017】また、請求項2のハーネス製造装置は、請
求項1における前記押えローラが、その前記測長ローラ
方向への移動量を測定するセンサを備え、前記センサの
測定値により求められた前記電線の線径と、前記測長ロ
ーラの径寸法とに基づいて前記測長ローラに巻き掛けら
れた前記電線の芯線部中心の曲率半径を求め、この曲率
半径と前記測長ローラの回転数により前記電線の送給量
を制御するようにしている。
求項1における前記押えローラが、その前記測長ローラ
方向への移動量を測定するセンサを備え、前記センサの
測定値により求められた前記電線の線径と、前記測長ロ
ーラの径寸法とに基づいて前記測長ローラに巻き掛けら
れた前記電線の芯線部中心の曲率半径を求め、この曲率
半径と前記測長ローラの回転数により前記電線の送給量
を制御するようにしている。
【0018】請求項3のハーネス製造装置は、請求項1
における前記押えローラの前記電線押圧部相互の間隔
が、前記被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の間隔と異なっ
ている。
における前記押えローラの前記電線押圧部相互の間隔
が、前記被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の間隔と異なっ
ている。
【0019】請求項4のハーネス製造方法は、測長ロー
ラを備えた電線送給機構により電線をその長手方向に沿
って所定量ずつ間欠的に送給する第1の工程と、前記第
1の工程の送給停止期間において、前記電線送給機構の
電線送給方向に対し上流側に配置された中間皮剥機構に
より、前記中間領域の所定箇所の被覆部を剥ぎ取る第2
の工程と、前記第1の工程の送給停止期間において、前
記電線送給機構の前記電線送給方向に対し下流側に配置
された電線端部処理機構により、前記電線送給機構から
送り出された電線を切断処理する第3の工程とを含み、
前記第1の工程により前記電線を所定量ずつ間欠的に送
給しながら、送給のたびに前記第2および/または前記
第3の工程を実行することにより、中間領域の所定箇所
の被覆部が剥ぎ取られたハーネスを製造する方法であっ
て、前記電線送給機構は、さらに少なくとも2個の押え
ローラを備え、それぞれの押えローラの前記測長ローラ
方向への移動量を、当該押えローラの外周が前記電線の
被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の芯線に接触しない程度
に規制しつつ、当該押えローラにより前記電線を前記測
長ローラの周囲へ圧接するようにしている。
ラを備えた電線送給機構により電線をその長手方向に沿
って所定量ずつ間欠的に送給する第1の工程と、前記第
1の工程の送給停止期間において、前記電線送給機構の
電線送給方向に対し上流側に配置された中間皮剥機構に
より、前記中間領域の所定箇所の被覆部を剥ぎ取る第2
の工程と、前記第1の工程の送給停止期間において、前
記電線送給機構の前記電線送給方向に対し下流側に配置
された電線端部処理機構により、前記電線送給機構から
送り出された電線を切断処理する第3の工程とを含み、
前記第1の工程により前記電線を所定量ずつ間欠的に送
給しながら、送給のたびに前記第2および/または前記
第3の工程を実行することにより、中間領域の所定箇所
の被覆部が剥ぎ取られたハーネスを製造する方法であっ
て、前記電線送給機構は、さらに少なくとも2個の押え
ローラを備え、それぞれの押えローラの前記測長ローラ
方向への移動量を、当該押えローラの外周が前記電線の
被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の芯線に接触しない程度
に規制しつつ、当該押えローラにより前記電線を前記測
長ローラの周囲へ圧接するようにしている。
【0020】
【作用】請求項1と請求項4の発明によれば、中間皮剥
機構により中間領域の所定箇所の被覆部が剥ぎ取られた
電線は、電線送給機構により所定量ずつ間欠的に電線端
部処理機構に送られて切断され処理される。当該電線送
給機構は、測長ローラと、電線の被覆部を前記測長ロー
ラの周囲に圧接する少なくとも2個の押えローラとを有
しており、各押えローラの測長ローラへの移動量は、被
覆部が剥ぎ取られて露出した芯線に接触しない程度に規
制されるので、当該芯線を損傷することはない。また、
押えローラが2個以上あるので、ある押えローラの押圧
部に中間皮剥部がきても、他の押えローラは電線の被覆
部を押圧することができ、これにより電線と測長ローラ
間のスリップを防止し、電線を測長ローラの回転に追随
させて所望の量だけ確実に送給する。
機構により中間領域の所定箇所の被覆部が剥ぎ取られた
電線は、電線送給機構により所定量ずつ間欠的に電線端
部処理機構に送られて切断され処理される。当該電線送
給機構は、測長ローラと、電線の被覆部を前記測長ロー
ラの周囲に圧接する少なくとも2個の押えローラとを有
しており、各押えローラの測長ローラへの移動量は、被
覆部が剥ぎ取られて露出した芯線に接触しない程度に規
制されるので、当該芯線を損傷することはない。また、
押えローラが2個以上あるので、ある押えローラの押圧
部に中間皮剥部がきても、他の押えローラは電線の被覆
部を押圧することができ、これにより電線と測長ローラ
間のスリップを防止し、電線を測長ローラの回転に追随
させて所望の量だけ確実に送給する。
【0021】請求項2の発明によれば、センサにより押
えローラの移動量を測定して、これにより電線の線径を
求め、この線径と測長ローラの径寸法によって前記測長
ローラに巻き掛けられた前記電線の芯線部中心の曲率半
径を求める。この曲率半径と前記測長ローラの回転数に
より電線送給量が規定されるので、正確な電線送給量の
制御が可能になる。
えローラの移動量を測定して、これにより電線の線径を
求め、この線径と測長ローラの径寸法によって前記測長
ローラに巻き掛けられた前記電線の芯線部中心の曲率半
径を求める。この曲率半径と前記測長ローラの回転数に
より電線送給量が規定されるので、正確な電線送給量の
制御が可能になる。
【0022】請求項3の発明によれば、中間皮剥部が電
線の短い区間内に複数箇所ある場合であっても、押えロ
ーラの前記電線押圧部の相互の間隔は、前記被覆部を剥
ぎ取られた所定箇所の間隔と異なるように設定されるの
で、複数の押えローラの押圧部が同時に皮の剥ぎ取られ
た芯線部に位置することはなく、いずれかの押えローラ
が確実に電線の被覆部を押圧し、正確に電線の送給量を
制御できる。
線の短い区間内に複数箇所ある場合であっても、押えロ
ーラの前記電線押圧部の相互の間隔は、前記被覆部を剥
ぎ取られた所定箇所の間隔と異なるように設定されるの
で、複数の押えローラの押圧部が同時に皮の剥ぎ取られ
た芯線部に位置することはなく、いずれかの押えローラ
が確実に電線の被覆部を押圧し、正確に電線の送給量を
制御できる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の一実施例を
詳細に説明するが、これにより本発明の技術範囲が限縮
されるものではない。
詳細に説明するが、これにより本発明の技術範囲が限縮
されるものではない。
【0024】<ハーネス製造装置の構成>まず、本発明
に係るハーネス製造装置の全体の構成について説明す
る。図1は、この発明の一実施例であるハーネス製造装
置を模式化した場合の平面配置図、図2はそのハーネス
製造装置の概略側面図、図3はそのハーネス製造装置に
より製造されるハーネス10の例を示す図である。
に係るハーネス製造装置の全体の構成について説明す
る。図1は、この発明の一実施例であるハーネス製造装
置を模式化した場合の平面配置図、図2はそのハーネス
製造装置の概略側面図、図3はそのハーネス製造装置に
より製造されるハーネス10の例を示す図である。
【0025】図1、図2に示すように本発明に係るハー
ネス製造装置は、電線配設ラインX(図1)に沿って、
ストレートナー11、中間皮剥機構12、電線経路長調
整機構13、電線送給機構14、電線ガイド機構15、
ドローロ―ラ16、フロント側クランプ17、カッター
機構18、およびリア側クランプ19が、この順に配置
されるとともに、カッター機構18の両側には端子圧着
機構20,21が配置されており、これらの動作は、図
示しない制御装置により制御される。
ネス製造装置は、電線配設ラインX(図1)に沿って、
ストレートナー11、中間皮剥機構12、電線経路長調
整機構13、電線送給機構14、電線ガイド機構15、
ドローロ―ラ16、フロント側クランプ17、カッター
機構18、およびリア側クランプ19が、この順に配置
されるとともに、カッター機構18の両側には端子圧着
機構20,21が配置されており、これらの動作は、図
示しない制御装置により制御される。
【0026】このように配設されたハーネス製造装置に
より、電線1は種々の処理がほどこされて最終的に図3
に示すように、両端に端子10aが圧着されるととも
に、中間皮剥部10bの外周被覆部が剥ぎ取られて芯線
1aが外部に露出したハーネス10が順次製造される。
より、電線1は種々の処理がほどこされて最終的に図3
に示すように、両端に端子10aが圧着されるととも
に、中間皮剥部10bの外周被覆部が剥ぎ取られて芯線
1aが外部に露出したハーネス10が順次製造される。
【0027】以下、このハーネス製造装置の各部の構成
を説明する。ストレートナー11は、電線配設ラインX
に沿ってその上下に複数のロ―ラ111が配置されて構
成され、図示しないストックリールから引き出された電
線1は複数のロ―ラ111間を通過することにより、そ
の曲りくせが矯正されるようになっている。
を説明する。ストレートナー11は、電線配設ラインX
に沿ってその上下に複数のロ―ラ111が配置されて構
成され、図示しないストックリールから引き出された電
線1は複数のロ―ラ111間を通過することにより、そ
の曲りくせが矯正されるようになっている。
【0028】中間皮剥機構12は、シリンダ122a等
の駆動手段により駆動されて電線配設ラインX上の電線
1を把持・解除自在なクランプ122と、その電線1の
外周被覆部を切り込むための一対のカッター121とを
有している。このカッター121は、シリンダ121a
等を含む駆動手段により開閉駆動されるとともに、電線
配設ラインXに沿って移動できるように構成される。
の駆動手段により駆動されて電線配設ラインX上の電線
1を把持・解除自在なクランプ122と、その電線1の
外周被覆部を切り込むための一対のカッター121とを
有している。このカッター121は、シリンダ121a
等を含む駆動手段により開閉駆動されるとともに、電線
配設ラインXに沿って移動できるように構成される。
【0029】電線経路長調整機構13は、中間皮剥機構
12から後述のカッター機構18までの電線経路長を調
整するために設けられるものであって、ほぼ円形のリー
ルを上下に2分割したような形状をしており、電線1が
上部リール131と下部リール132のそれぞれの外周
に沿って設けられた多数の小さなベアリング(図示せ
ず)に掛けられて、円滑に送給されるようになってい
る。
12から後述のカッター機構18までの電線経路長を調
整するために設けられるものであって、ほぼ円形のリー
ルを上下に2分割したような形状をしており、電線1が
上部リール131と下部リール132のそれぞれの外周
に沿って設けられた多数の小さなベアリング(図示せ
ず)に掛けられて、円滑に送給されるようになってい
る。
【0030】上部リール131は、図示しない駆動装置
により上下動可能であって、下部リール132との離間
距離が可変なようになっており、これにより上記電線1
の中間皮剥機構12から後述のカッター機構18までの
電線経路長を適当な長さに設定できるようになってい
る。
により上下動可能であって、下部リール132との離間
距離が可変なようになっており、これにより上記電線1
の中間皮剥機構12から後述のカッター機構18までの
電線経路長を適当な長さに設定できるようになってい
る。
【0031】なお、電線経路長調整機構13に導入され
る電線1と電線経路長調整機構13から導出される電線
1が交差する交差部133において、電線1が相互に接
触しないように、下部リール132のうち導入リール1
32aは、導出リール132bより若干半径が小さくな
っているとともに、その電線導入面が導出リール132
bにおける電線の導出面より紙面において若干手前にく
るように設定されており、電線1が交差部133におい
て立体的に交差するように構成されている。
る電線1と電線経路長調整機構13から導出される電線
1が交差する交差部133において、電線1が相互に接
触しないように、下部リール132のうち導入リール1
32aは、導出リール132bより若干半径が小さくな
っているとともに、その電線導入面が導出リール132
bにおける電線の導出面より紙面において若干手前にく
るように設定されており、電線1が交差部133におい
て立体的に交差するように構成されている。
【0032】また、上部リール131の下部リール13
2からの離間距離は、製造されるハーネス10の電線寸
法(切断寸法)をL1(図3参照)、ハーネス10の電
線端部からハーネス10の中間皮剥領域の一端側までの
寸法(以下「中間皮剥位置」という)をL2、および中
間皮剥用のカッター121による切込位置Mから切断カ
ッター181による切断位置Eまでの電線配設ラインX
に沿った距離(電線配設距離)をL3(図1参照)とし
たとき、L3=nL1+L2(n=0,1,2,3,…
…)の関係式を満たすように、上部リール131の位置
が決定される。なお、図4では、例としてn=5の場合
の切断位置Eと切込位置Mの関係が示されており、便宜
上、中間皮剥部は被覆のまま示されている。また、理解
しやすいように切断位置E、切込位置Mはカッター機構
18に近いものから順に番号を付しており、E1 〜E6
は、カッター181での切断予定位置を、M1 〜M6 は
中間皮剥機構12におけるカッター121の切り込み位
置を、それぞれ順番に示す。
2からの離間距離は、製造されるハーネス10の電線寸
法(切断寸法)をL1(図3参照)、ハーネス10の電
線端部からハーネス10の中間皮剥領域の一端側までの
寸法(以下「中間皮剥位置」という)をL2、および中
間皮剥用のカッター121による切込位置Mから切断カ
ッター181による切断位置Eまでの電線配設ラインX
に沿った距離(電線配設距離)をL3(図1参照)とし
たとき、L3=nL1+L2(n=0,1,2,3,…
…)の関係式を満たすように、上部リール131の位置
が決定される。なお、図4では、例としてn=5の場合
の切断位置Eと切込位置Mの関係が示されており、便宜
上、中間皮剥部は被覆のまま示されている。また、理解
しやすいように切断位置E、切込位置Mはカッター機構
18に近いものから順に番号を付しており、E1 〜E6
は、カッター181での切断予定位置を、M1 〜M6 は
中間皮剥機構12におけるカッター121の切り込み位
置を、それぞれ順番に示す。
【0033】これにより、電線1の切断予定位置Enを
切断カッター181の先端に対応させて配置すると、同
時に電線1の中間皮剥予定領域の一端側(切込位置M(n
+5))が、中間皮剥用のカッター121の先端に対応し
て配置されることになり、切断動作と中間皮剥動作を同
時に行うことが可能になり、その間に電線の送給工程を
設ける必要がないので、ハーネス製造の効率化を図るこ
とができる。
切断カッター181の先端に対応させて配置すると、同
時に電線1の中間皮剥予定領域の一端側(切込位置M(n
+5))が、中間皮剥用のカッター121の先端に対応し
て配置されることになり、切断動作と中間皮剥動作を同
時に行うことが可能になり、その間に電線の送給工程を
設ける必要がないので、ハーネス製造の効率化を図るこ
とができる。
【0034】また、電線送給機構14は、それぞれ回転
自在な測長ローラ141、および送りロ―ラ142を備
えており、これらのローラ141、142に電線1をS
字状に掛け渡した状態で、図示しない駆動手段により、
当該ローラ141、142を回転駆動すると、電線1が
その長手方向(図1における電線配設ラインX)に沿っ
て矢符P方向(以下「電線送給方向P」という)に送給
されるようになっている。
自在な測長ローラ141、および送りロ―ラ142を備
えており、これらのローラ141、142に電線1をS
字状に掛け渡した状態で、図示しない駆動手段により、
当該ローラ141、142を回転駆動すると、電線1が
その長手方向(図1における電線配設ラインX)に沿っ
て矢符P方向(以下「電線送給方向P」という)に送給
されるようになっている。
【0035】この際、測長ローラ141の周囲と電線1
間に滑りが生じないように圧接装置143が設けられて
いる。図5は、当該圧接装置143の具体的な構成を示
す平面図、図6は、図5におけるI−I線矢視断面図、
図7は、図5におけるII−II線矢視断面図である。2個
の押えローラ143a,143bが、保持部材143c
によって回転可能に保持されており、保持部材143c
は、ベース板143dに形成された溝143e(図6)
に摺動可能に嵌合し、測長ローラ141の中心T方向に
のみに拘束されて移動可能になっている。
間に滑りが生じないように圧接装置143が設けられて
いる。図5は、当該圧接装置143の具体的な構成を示
す平面図、図6は、図5におけるI−I線矢視断面図、
図7は、図5におけるII−II線矢視断面図である。2個
の押えローラ143a,143bが、保持部材143c
によって回転可能に保持されており、保持部材143c
は、ベース板143dに形成された溝143e(図6)
に摺動可能に嵌合し、測長ローラ141の中心T方向に
のみに拘束されて移動可能になっている。
【0036】また、ベース板143dに固定されたL金
具143fにはエアシリンダー143gが取り付けら
れ、金具143hを介して上記保持部材143cを測長
ローラ141の中心T方向に一定の力で付勢するように
構成されている。押えローラ143a,143bは保持
部材143cの移動方向(測長ローラ141の中心T方
向)に対して左右対称に取り付けられ、その回転中心T
1,T2は、測長ローラ141の中心Tから等距離にな
るようにして配設される(図8参照)。
具143fにはエアシリンダー143gが取り付けら
れ、金具143hを介して上記保持部材143cを測長
ローラ141の中心T方向に一定の力で付勢するように
構成されている。押えローラ143a,143bは保持
部材143cの移動方向(測長ローラ141の中心T方
向)に対して左右対称に取り付けられ、その回転中心T
1,T2は、測長ローラ141の中心Tから等距離にな
るようにして配設される(図8参照)。
【0037】このような構成によると、図8に示すよう
に仮に電線1の中間皮剥部1bが、押えローラの一方
(図8では、押えローラ143b)の押圧部の位置にき
ても、もう一方の押えローラ(143a)は、電線1の
被覆部に当接し、しかも保持部材143の移動方向が測
長ローラ141の中心T方向のみに拘束されているた
め、押えローラ143bの測長ローラ141方向の移動
も規制されて芯線1aに接触することはない。
に仮に電線1の中間皮剥部1bが、押えローラの一方
(図8では、押えローラ143b)の押圧部の位置にき
ても、もう一方の押えローラ(143a)は、電線1の
被覆部に当接し、しかも保持部材143の移動方向が測
長ローラ141の中心T方向のみに拘束されているた
め、押えローラ143bの測長ローラ141方向の移動
も規制されて芯線1aに接触することはない。
【0038】このようにして他方の押えローラ143a
(142b)により、もう一方の押えローラ143b
(143a)の移動量が芯線1aに接触しない程度に規
制されるため、芯線1aが押えローラの付勢力による損
傷を防止する。
(142b)により、もう一方の押えローラ143b
(143a)の移動量が芯線1aに接触しない程度に規
制されるため、芯線1aが押えローラの付勢力による損
傷を防止する。
【0039】ところが、複数の中間皮剥部1bが短い区
間内に複数あって、隣接する中間皮剥部1bの間隔が上
記押えローラ143a,143bと測長ローラ141と
の当接部相互の間隔とほぼ同じ場合には、押えローラ1
43a,143bが同時に中間皮剥部1bを押し付ける
場合があり、この場合は上記規制は働かないで、押えロ
ーラ143a,143bが同時に芯線1aを付勢して損
傷してしまう。この場合には、上記押えローラ143
a,143bと電線1との当接部相互の距離A(図9に
おいて押えローラ143a,143bの押接点B、Cを
結ぶ円弧の長さ)、近接する2つの中間皮剥部1bに挟
まれた被覆部の長さLは、異なるように設定される必要
があり、L≧A+α (α>0)に設定される方が望ま
しい。
間内に複数あって、隣接する中間皮剥部1bの間隔が上
記押えローラ143a,143bと測長ローラ141と
の当接部相互の間隔とほぼ同じ場合には、押えローラ1
43a,143bが同時に中間皮剥部1bを押し付ける
場合があり、この場合は上記規制は働かないで、押えロ
ーラ143a,143bが同時に芯線1aを付勢して損
傷してしまう。この場合には、上記押えローラ143
a,143bと電線1との当接部相互の距離A(図9に
おいて押えローラ143a,143bの押接点B、Cを
結ぶ円弧の長さ)、近接する2つの中間皮剥部1bに挟
まれた被覆部の長さLは、異なるように設定される必要
があり、L≧A+α (α>0)に設定される方が望ま
しい。
【0040】もっとも、押えローラを3個以上設けた場
合には、通常1本のハーネスの短い区間内に3個の中間
皮剥部が設けられるのは希であり、この場合には上述の
ような押えローラの測長ローラとの当接部間の距離につ
いて特に規制する必要はないと考えられる。
合には、通常1本のハーネスの短い区間内に3個の中間
皮剥部が設けられるのは希であり、この場合には上述の
ような押えローラの測長ローラとの当接部間の距離につ
いて特に規制する必要はないと考えられる。
【0041】また、押えローラ143a,143bをそ
れぞれ独立の保持部材に保持させて、それぞれの保持部
材の移動量を、上記中間皮剥部1bの芯線1aに接触し
ない程度に規制する規制手段を設けておくようにしても
よい。
れぞれ独立の保持部材に保持させて、それぞれの保持部
材の移動量を、上記中間皮剥部1bの芯線1aに接触し
ない程度に規制する規制手段を設けておくようにしても
よい。
【0042】なお、図6における141aは測長ローラ
141の駆動軸であって、図外の駆動モータにより測長
ローラ141が回転駆動される。
141の駆動軸であって、図外の駆動モータにより測長
ローラ141が回転駆動される。
【0043】測長ローラ141による電線送給量Lr
は、測長ローラ141に巻き掛けられた電線1の芯線部
の曲率半径をr(図8参照)、測長ローラ141の回転
数をxとした場合に次の(1)式により求められる。
は、測長ローラ141に巻き掛けられた電線1の芯線部
の曲率半径をr(図8参照)、測長ローラ141の回転
数をxとした場合に次の(1)式により求められる。
【0044】Lr=2πr×x ……(1) そして、測長ローラ141の半径をR、電線1の線径を
Dとした場合、上記曲率半径rは、通常r=R+D/2
で表される。この式を上記(1)式に代入することによ
り、所望の電線送給量Lrに対する回転数xが求めるこ
とができ、これにより電線送給量が制御されることにな
る。
Dとした場合、上記曲率半径rは、通常r=R+D/2
で表される。この式を上記(1)式に代入することによ
り、所望の電線送給量Lrに対する回転数xが求めるこ
とができ、これにより電線送給量が制御されることにな
る。
【0045】しかし、実際は、押えローラ143a,1
43bの付勢による被覆部の変形や、送給速度、電線1
の種類、被覆部の材質などの諸条件により送給中の径D
は微妙に変化しており、これに伴って送給量Lrが変化
する。精度の高い電線送給を実現するため、変化した線
径Dの値を測定してその都度、作業員が制御装置に入力
するようにすることも考えられるが、手間を要する上、
送給中の電線1は複雑に変形しており、人手による実測
が難しい。そこで、本実施例では、上記圧接装置143
に保持部材143cの変位量を検出するセンサを設け、
これにより電線1の径Dを測定して送給量を制御するよ
うに構成している。
43bの付勢による被覆部の変形や、送給速度、電線1
の種類、被覆部の材質などの諸条件により送給中の径D
は微妙に変化しており、これに伴って送給量Lrが変化
する。精度の高い電線送給を実現するため、変化した線
径Dの値を測定してその都度、作業員が制御装置に入力
するようにすることも考えられるが、手間を要する上、
送給中の電線1は複雑に変形しており、人手による実測
が難しい。そこで、本実施例では、上記圧接装置143
に保持部材143cの変位量を検出するセンサを設け、
これにより電線1の径Dを測定して送給量を制御するよ
うに構成している。
【0046】すなわち、ベース板143dの裏面にはセ
ンサ保持板143iを介して渦電流式変位センサ143
jが付設され(図6)、そのセンサヘッド143kに対
向するようにして保持部材143cに金属製の被検出体
143mが取り付けられている。なお、図7において
は、便宜上、センサヘッド143kの位置のみを破線で
示している。
ンサ保持板143iを介して渦電流式変位センサ143
jが付設され(図6)、そのセンサヘッド143kに対
向するようにして保持部材143cに金属製の被検出体
143mが取り付けられている。なお、図7において
は、便宜上、センサヘッド143kの位置のみを破線で
示している。
【0047】これにより、保持部材143cの測長ロー
ラ141方向への移動に付随して、被検出体143mが
センサヘッド143kに接近離隔し、当該センサ143
jから押えローラ143a,143bの測長ローラ40
2への離隔量に対応する信号が図示しない制御装置に出
力される。
ラ141方向への移動に付随して、被検出体143mが
センサヘッド143kに接近離隔し、当該センサ143
jから押えローラ143a,143bの測長ローラ40
2への離隔量に対応する信号が図示しない制御装置に出
力される。
【0048】センサ143jの出力調整は、まず押えロ
ーラ143a,143bを測長ローラ141に接触させ
た状態で、離隔量がゼロとなるように出力調整し、その
後保持部材143cを移動させて、その移動量をゲージ
で測定し、そのときのセンサ143jの出力が当該ゲー
ジの測定値と等しくなるように調整することによってな
される。今、図8に示すように電線1を測長ローラに1
41に巻き掛けた状態で押えローラ143aで押し付け
たときに、センサ143jの出力がD´であり、そのと
きの押接点B(もしくは押接点C)と測長ローラ141
の中心Tを結ぶ直線が、保持部材143cの中心線とな
す角をθとすると、図9の部分拡大図から推察できるよ
うに、電線1の線径Dと移動量D´との関係は、ほぼD
=COSθ・D´と表すことができる。もちろん当該θ
の値は、電線1の径の大きさにより微小な範囲で変動す
るおそれがあるが、電線1の線径に比較して測長ローラ
141の径が大きいためその変化はほとんど無視できる
程度であってほぼ一定値と考えてよい。したがって、押
えローラ143a,143bの移動量D´さえ検出すれ
ば、電線1の線径Dを容易に求めることができる。
ーラ143a,143bを測長ローラ141に接触させ
た状態で、離隔量がゼロとなるように出力調整し、その
後保持部材143cを移動させて、その移動量をゲージ
で測定し、そのときのセンサ143jの出力が当該ゲー
ジの測定値と等しくなるように調整することによってな
される。今、図8に示すように電線1を測長ローラに1
41に巻き掛けた状態で押えローラ143aで押し付け
たときに、センサ143jの出力がD´であり、そのと
きの押接点B(もしくは押接点C)と測長ローラ141
の中心Tを結ぶ直線が、保持部材143cの中心線とな
す角をθとすると、図9の部分拡大図から推察できるよ
うに、電線1の線径Dと移動量D´との関係は、ほぼD
=COSθ・D´と表すことができる。もちろん当該θ
の値は、電線1の径の大きさにより微小な範囲で変動す
るおそれがあるが、電線1の線径に比較して測長ローラ
141の径が大きいためその変化はほとんど無視できる
程度であってほぼ一定値と考えてよい。したがって、押
えローラ143a,143bの移動量D´さえ検出すれ
ば、電線1の線径Dを容易に求めることができる。
【0049】そこで、電線1の送給停止時に上記センサ
143jの測定値により求められた線径をDs とし、そ
の後予備運転を行なって電線1を所定量送給している際
に求められた線径をDmとすると、一般にDm>Dsの
関係があり、これらの値から下記実験式(2)に基づい
て、電線1の芯線部中心の曲率半径rが求められる。
143jの測定値により求められた線径をDs とし、そ
の後予備運転を行なって電線1を所定量送給している際
に求められた線径をDmとすると、一般にDm>Dsの
関係があり、これらの値から下記実験式(2)に基づい
て、電線1の芯線部中心の曲率半径rが求められる。
【0050】 r=R+Ds−(Dm/2)+k……(2)
【0051】kは実験データから求められる定数であ
り、この実験式(2)に基づいて求められる曲率半径r
は、実際の送給時の電線1の曲率半径に非常に近似した
値であって、当該曲率半径rの値に基づいて上記(1)
式により、測長ローラ141の回転数xを決定すること
により、電線1の送給精度を高めることができる。
り、この実験式(2)に基づいて求められる曲率半径r
は、実際の送給時の電線1の曲率半径に非常に近似した
値であって、当該曲率半径rの値に基づいて上記(1)
式により、測長ローラ141の回転数xを決定すること
により、電線1の送給精度を高めることができる。
【0052】このような電線送給機構14の構成によれ
ば、送給処理される電線1の線径を自動的に測定して、
最適な送給制御を行なうことができるので、線径や種類
の異なる電線1を処理する場合にも人手による調整は不
要となって作業の能率化が図れる。
ば、送給処理される電線1の線径を自動的に測定して、
最適な送給制御を行なうことができるので、線径や種類
の異なる電線1を処理する場合にも人手による調整は不
要となって作業の能率化が図れる。
【0053】なお、電線1の線径を測定するためには、
上述のようにセンサ143jにより押えローラ143
a,143bの移動量を測定する方法の他、測長ローラ
141の周囲に別の変位検出器を設けてその接触子を直
接電線1に接触させてその変位量により線径を検出する
方法なども考えられるが、上述のように押えローラの変
位量を測定することにより構成が容易になるという利点
がある。
上述のようにセンサ143jにより押えローラ143
a,143bの移動量を測定する方法の他、測長ローラ
141の周囲に別の変位検出器を設けてその接触子を直
接電線1に接触させてその変位量により線径を検出する
方法なども考えられるが、上述のように押えローラの変
位量を測定することにより構成が容易になるという利点
がある。
【0054】また、押えローラ143a.143bは、
エアシリンダ143gにより測長ローラ141側に付勢
するようにしているので、電線径にかかわらず、終始一
定の押圧力を確保でき、押えローラ143a,143b
による押圧力調整作業が省略でき、一層電線変更時の準
備作業が容易となる。
エアシリンダ143gにより測長ローラ141側に付勢
するようにしているので、電線径にかかわらず、終始一
定の押圧力を確保でき、押えローラ143a,143b
による押圧力調整作業が省略でき、一層電線変更時の準
備作業が容易となる。
【0055】なお、送りローラ142における圧接装置
144も上記圧接装置143と同じ構成になっている
が、測長ローラ141による送給力が十分な場合には、
それのみで送りローラの作用も兼用することができるの
で、上記圧接装置144や送りローラ142は省略する
ことができ、本発明において必ずしも必須のものではな
い。
144も上記圧接装置143と同じ構成になっている
が、測長ローラ141による送給力が十分な場合には、
それのみで送りローラの作用も兼用することができるの
で、上記圧接装置144や送りローラ142は省略する
ことができ、本発明において必ずしも必須のものではな
い。
【0056】図2に戻り、電線ガイド機構15は、その
本体153の上部に間隔をあけて2個のガイドロ―ラ1
51,152が回転自在に取り付けられる。そして、上
記電線送給機構14から送り出される電線1を両ガイド
ロ―ラ151,152間でたるませ、これにより電線1
を、後述するドローロ―ラ16により送給されるまで待
機させるように構成している。
本体153の上部に間隔をあけて2個のガイドロ―ラ1
51,152が回転自在に取り付けられる。そして、上
記電線送給機構14から送り出される電線1を両ガイド
ロ―ラ151,152間でたるませ、これにより電線1
を、後述するドローロ―ラ16により送給されるまで待
機させるように構成している。
【0057】一対のドローロ―ラ16は、相互に接離駆
動自在で、電線配設ラインX(図1)上の電線1を挟持
できるように構成されるとともに、電線1を挟持した状
態で図示しない駆動手段により相反する方向に回転駆動
することにより、電線1が電線送給方向Pに沿って送り
出されるように構成している。
動自在で、電線配設ラインX(図1)上の電線1を挟持
できるように構成されるとともに、電線1を挟持した状
態で図示しない駆動手段により相反する方向に回転駆動
することにより、電線1が電線送給方向Pに沿って送り
出されるように構成している。
【0058】フロント側クランプ17は、電線配設ライ
ンX上の電線1を把持・解除自在に構成されるととも
に、図示しない駆動手段により電線配設ラインXを含む
水平面内を自在に移動できるように構成されている。
ンX上の電線1を把持・解除自在に構成されるととも
に、図示しない駆動手段により電線配設ラインXを含む
水平面内を自在に移動できるように構成されている。
【0059】カッター機構18には、電線配設ラインX
上の電線1を切断するための一対の切断カッター181
と、その切断カッター181の前後両側にそれぞれ配置
され、電線1外周の被覆部を切り込むための一対の切込
カッター182,182とが設けられる。さらに、カッ
ター機構18は、図示しない駆動手段により、各カッタ
ー181,182がそれぞれ同期して開閉駆動するよう
に構成される。
上の電線1を切断するための一対の切断カッター181
と、その切断カッター181の前後両側にそれぞれ配置
され、電線1外周の被覆部を切り込むための一対の切込
カッター182,182とが設けられる。さらに、カッ
ター機構18は、図示しない駆動手段により、各カッタ
ー181,182がそれぞれ同期して開閉駆動するよう
に構成される。
【0060】また、リア側クランプ19は、電線配設ラ
インX上の電線1を把持・解除自在に構成されるととも
に、図示しない駆動手段により、電線配設ラインXを含
む水平面内を自在に移動できるように構成される。
インX上の電線1を把持・解除自在に構成されるととも
に、図示しない駆動手段により、電線配設ラインXを含
む水平面内を自在に移動できるように構成される。
【0061】以上のようなフロント側クランプ17、カ
ッター機構18、リア側クランプ19および、これらの
左右に配設された端子圧着機構20,21(図1)によ
って電線端部処理機構が構成される。
ッター機構18、リア側クランプ19および、これらの
左右に配設された端子圧着機構20,21(図1)によ
って電線端部処理機構が構成される。
【0062】<ハーネス製造装置の動作>次に、上述し
たハーネス製造装置における動作を図10のタイミング
チャートに基づいて説明する。
たハーネス製造装置における動作を図10のタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0063】(1) まず、動作開始前における電線1
のセット状態は、電線1を図示しないストックリールか
ら引き出してストレートナー11の複数のロ―ラ111
間に通した後、中間皮剥機構12の一対のカッター12
1間、およびクランプ122間に通す。さらに、電線経
路長調整機構13の上下リール131、132に巻き掛
けてから、測長ローラ141、送りローラ142にS字
状に巻き掛ける。さらに、電線ガイド機構15の2個の
ガイドロ―ラ151,152上を通過させ、一対のドロ
ーロ―ラ16間、およびフロント側クランプ17間を通
過させて、最後にカッター機構18の各カッター18
1,182間、およびリア側クランプ19間を通過させ
る。このとき、中間皮剥機構12のクランプ122およ
び電線端部処理機構のクランプ17,19はそれぞれ電
線1の把持を解除した状態にあり、一対のドローロ―ラ
16は相互に離隔して、図2の想像線に示すように電線
1の挟持を解除した状態となっている。
のセット状態は、電線1を図示しないストックリールか
ら引き出してストレートナー11の複数のロ―ラ111
間に通した後、中間皮剥機構12の一対のカッター12
1間、およびクランプ122間に通す。さらに、電線経
路長調整機構13の上下リール131、132に巻き掛
けてから、測長ローラ141、送りローラ142にS字
状に巻き掛ける。さらに、電線ガイド機構15の2個の
ガイドロ―ラ151,152上を通過させ、一対のドロ
ーロ―ラ16間、およびフロント側クランプ17間を通
過させて、最後にカッター機構18の各カッター18
1,182間、およびリア側クランプ19間を通過させ
る。このとき、中間皮剥機構12のクランプ122およ
び電線端部処理機構のクランプ17,19はそれぞれ電
線1の把持を解除した状態にあり、一対のドローロ―ラ
16は相互に離隔して、図2の想像線に示すように電線
1の挟持を解除した状態となっている。
【0064】また、上述のように電線経路長調整機構1
3は、中間皮剥用のカッター121による切込位置M6
から切断カッター181による切断位置E1 の電線配設
ラインXに沿った距離(電線配設距離)をL3(図1参
照)としたときに、L3=nL1+L2(n=0,1,
2,3,……)(図3参照)の関係式を満たすように、
上部リール131の位置が設定される。
3は、中間皮剥用のカッター121による切込位置M6
から切断カッター181による切断位置E1 の電線配設
ラインXに沿った距離(電線配設距離)をL3(図1参
照)としたときに、L3=nL1+L2(n=0,1,
2,3,……)(図3参照)の関係式を満たすように、
上部リール131の位置が設定される。
【0065】(2) このような状態で、図示しない制
御装置に動作開始指令を与えると、図10の時刻t0〜
t1に示すように、電線1がフロント側クランプ17お
よびリア側クランプ19にそれぞれ把持されてから、図
11に示すように切断カッター181および切込カッタ
ー182が同期して閉成し、電線1が切断予定位置で切
断カッター181により切断されるとともに、切断位置
の両側で電線1外周の被覆部が切込カッター182によ
りそれぞれ切り込まれる。さらに、この切込状態で、図
12に示すようにフロント側クランプ17が電線送給方
向Pに対し逆方向Qに移動し、そのクランプ17に把持
された電線1(以下「残留電線1」と称す)の電線送給
方向Pに対し下流側端部の被覆部が剥ぎ取られる。さら
にその動作と並行して、リア側クランプ19が矢符P方
向に移動し、そのクランプ19に把持された電線1(以
下「切断電線1」と称す)の電線送給方向Pに対し上流
側端部の被覆部が剥ぎ取られる(切断・端部皮剥処
理)。
御装置に動作開始指令を与えると、図10の時刻t0〜
t1に示すように、電線1がフロント側クランプ17お
よびリア側クランプ19にそれぞれ把持されてから、図
11に示すように切断カッター181および切込カッタ
ー182が同期して閉成し、電線1が切断予定位置で切
断カッター181により切断されるとともに、切断位置
の両側で電線1外周の被覆部が切込カッター182によ
りそれぞれ切り込まれる。さらに、この切込状態で、図
12に示すようにフロント側クランプ17が電線送給方
向Pに対し逆方向Qに移動し、そのクランプ17に把持
された電線1(以下「残留電線1」と称す)の電線送給
方向Pに対し下流側端部の被覆部が剥ぎ取られる。さら
にその動作と並行して、リア側クランプ19が矢符P方
向に移動し、そのクランプ19に把持された電線1(以
下「切断電線1」と称す)の電線送給方向Pに対し上流
側端部の被覆部が剥ぎ取られる(切断・端部皮剥処
理)。
【0066】(3) 次に時刻t1で、図13に示すよ
うに測長ローラ141、送りロ―ラ142による電線1
の送給が開始されるとともに、その送給と並行するよう
にして時刻t1〜t2で端子圧着処理が行われる。すな
わち、残留電線1を把持したフロント側クランプ17
が、端子圧着機構20に向けて図1の矢印Rに示す右方
向に移動し、端子圧着機構20により残留電線1の皮剥
端部に端子10aが圧着される。その後、フロント側ク
ランプ17が左方向Sに向けて移動し、残留電線1が再
び電線配設ラインX上に配置される。また、この動作に
並行して、リア側クランプ19が端子圧着機構21に向
けて左方向Sに移動し、切断電線1の皮剥端部に端子1
0aが圧着される。その後、リア側クランプ19は切断
電線1への把持を解除して所定の排出箇所に排出し、電
線配設ラインX上の元の位置に戻る。なお、この端子圧
着処理が行われている間、電線送給機構14により送り
出された電線1は、電線ガイド機構15のガイドローラ
151,152間にたるみを形成しており、残留電線1
の左右方向の移動を許容するようになっている。
うに測長ローラ141、送りロ―ラ142による電線1
の送給が開始されるとともに、その送給と並行するよう
にして時刻t1〜t2で端子圧着処理が行われる。すな
わち、残留電線1を把持したフロント側クランプ17
が、端子圧着機構20に向けて図1の矢印Rに示す右方
向に移動し、端子圧着機構20により残留電線1の皮剥
端部に端子10aが圧着される。その後、フロント側ク
ランプ17が左方向Sに向けて移動し、残留電線1が再
び電線配設ラインX上に配置される。また、この動作に
並行して、リア側クランプ19が端子圧着機構21に向
けて左方向Sに移動し、切断電線1の皮剥端部に端子1
0aが圧着される。その後、リア側クランプ19は切断
電線1への把持を解除して所定の排出箇所に排出し、電
線配設ラインX上の元の位置に戻る。なお、この端子圧
着処理が行われている間、電線送給機構14により送り
出された電線1は、電線ガイド機構15のガイドローラ
151,152間にたるみを形成しており、残留電線1
の左右方向の移動を許容するようになっている。
【0067】(4) 端子圧着・排出処理が完了した時
刻t2になると、図14に示すようにフロント側クラン
プ17による電線1の把持が解除される一方、ドローロ
―ラ16が、残留電線1を挟持して回転駆動され、これ
によりドローロ―ラ16による残留電線1の送給が開始
される。
刻t2になると、図14に示すようにフロント側クラン
プ17による電線1の把持が解除される一方、ドローロ
―ラ16が、残留電線1を挟持して回転駆動され、これ
によりドローロ―ラ16による残留電線1の送給が開始
される。
【0068】つづいて、時刻t3になって、時刻t1〜
t3間の電線送給機構14による電線1の送給により、
電線1が切断寸法L1に相当する量だけ送給されると、
上記電線送給機構14による電線1の送給が停止され
る。こうして電線1が電線送給機構14により切断寸法
分だけ送給されることにより、中間皮剥用のカッター1
21の先端位置には、電線1の次の中間皮剥予定領域の
一端側が対応して配置されることになる。
t3間の電線送給機構14による電線1の送給により、
電線1が切断寸法L1に相当する量だけ送給されると、
上記電線送給機構14による電線1の送給が停止され
る。こうして電線1が電線送給機構14により切断寸法
分だけ送給されることにより、中間皮剥用のカッター1
21の先端位置には、電線1の次の中間皮剥予定領域の
一端側が対応して配置されることになる。
【0069】(5) また、上記電線送給の完了直後の
時刻t3から、時刻t4にかけては中間皮剥機構12は
動作準備のために待機し(待機時間tw)、時刻t4で
中間皮剥処理が開始される。すなわち、図15に示すよ
うに中間皮剥機構12のクランプ122により電線1が
把持されてから、カッター121が閉成されて、中間皮
剥領域の一端側における被覆部外周がカッター121に
より切り込まれる。
時刻t3から、時刻t4にかけては中間皮剥機構12は
動作準備のために待機し(待機時間tw)、時刻t4で
中間皮剥処理が開始される。すなわち、図15に示すよ
うに中間皮剥機構12のクランプ122により電線1が
把持されてから、カッター121が閉成されて、中間皮
剥領域の一端側における被覆部外周がカッター121に
より切り込まれる。
【0070】そして、その切込状態のまま、図16に示
すようにカッター121が中間皮剥領域の他端側に向け
て矢符Q方向に移動し、これにより中間皮剥領域の被覆
部がその一端側で残りの被覆部から切り離されて他端側
に圧縮され、中間皮剥領域の被覆部が剥ぎ取られる。こ
うして、中間皮剥処理が完了する(時刻t5)。
すようにカッター121が中間皮剥領域の他端側に向け
て矢符Q方向に移動し、これにより中間皮剥領域の被覆
部がその一端側で残りの被覆部から切り離されて他端側
に圧縮され、中間皮剥領域の被覆部が剥ぎ取られる。こ
うして、中間皮剥処理が完了する(時刻t5)。
【0071】(6) 時刻t6になって、時刻t2〜t
6間のドローローラ16による電線1の送給により電線
1が切断寸法L1に相当する量だけ送給されると、一対
のドローロ―ラ16が回転停止して離隔され、ドローロ
―ラ16による電線1の送給が完了する(図2参照)。
これにより、電線ガイド機構15の2個のガイドロ―ラ
151,152間に形成されていた電線1のたるみが消
失する。こうして、電線1がフロント側クランプ17か
らリア側クランプ19に向けて切断寸法分だけ送給され
ることにより、カッター機構18の切断カッター181
の先端位置には、電線1の次の切断予定位置が対応して
配置されることになる。
6間のドローローラ16による電線1の送給により電線
1が切断寸法L1に相当する量だけ送給されると、一対
のドローロ―ラ16が回転停止して離隔され、ドローロ
―ラ16による電線1の送給が完了する(図2参照)。
これにより、電線ガイド機構15の2個のガイドロ―ラ
151,152間に形成されていた電線1のたるみが消
失する。こうして、電線1がフロント側クランプ17か
らリア側クランプ19に向けて切断寸法分だけ送給され
ることにより、カッター機構18の切断カッター181
の先端位置には、電線1の次の切断予定位置が対応して
配置されることになる。
【0072】これにより1サイクルの動作が完了し、そ
の後は、上述の動作が繰り返し行われて、両端に端子1
0aが圧着され、中間領域10bの被覆部が剥ぎ取られ
たハーネス10が順次製造される。
の後は、上述の動作が繰り返し行われて、両端に端子1
0aが圧着され、中間領域10bの被覆部が剥ぎ取られ
たハーネス10が順次製造される。
【0073】このようなハーネス製造装置によれば、電
線送給機構14と中間皮剥機構12との間に、その間の
電線経路長を自在に設定できる電線経路長調整機構13
を配置し、その電線経路長調整機構13により、切断カ
ッター181の切断位置から中間皮剥用カッター121
の切込位置までの電線1の配設距離L3が、電線1の切
断寸法L1の整数倍と中間皮剥位置L2との和に等しく
なるように、電線経路長を設定しているため、1サイク
ル中に電線送給機構14(およびドローロ―ラ16)に
より電線1を切断寸法(L1)分に対応させて1回送給
するだけで、電線1の切断カッター181への位置決め
と、中間皮剥用のカッター121への位置決めとが同時
に設定できる。このため、1サイクル中に電線送給機構
14の送給・停止の回数がそれぞれ1回で済むので工数
が少なくなるとともに、電線送給機構14の停止直後か
ら次の処理が開始されるまでの待機時間twも1回で済
むことになり、1サイクルの所要時間を低減してハーネ
ス10を効率よく製造できる。
線送給機構14と中間皮剥機構12との間に、その間の
電線経路長を自在に設定できる電線経路長調整機構13
を配置し、その電線経路長調整機構13により、切断カ
ッター181の切断位置から中間皮剥用カッター121
の切込位置までの電線1の配設距離L3が、電線1の切
断寸法L1の整数倍と中間皮剥位置L2との和に等しく
なるように、電線経路長を設定しているため、1サイク
ル中に電線送給機構14(およびドローロ―ラ16)に
より電線1を切断寸法(L1)分に対応させて1回送給
するだけで、電線1の切断カッター181への位置決め
と、中間皮剥用のカッター121への位置決めとが同時
に設定できる。このため、1サイクル中に電線送給機構
14の送給・停止の回数がそれぞれ1回で済むので工数
が少なくなるとともに、電線送給機構14の停止直後か
ら次の処理が開始されるまでの待機時間twも1回で済
むことになり、1サイクルの所要時間を低減してハーネ
ス10を効率よく製造できる。
【0074】また、電線送給機構14においては、測長
ロール141の中心方向に、2個の押えローラ143
a,143bを平行に付勢するように構成し、一方の押
えローラが電線1の被覆部に当接したときには、他方の
押えローラは、それ以上測長ロール141方向に移動し
ないように構成しているので、中間皮剥部における芯線
が当該押えローラの付勢を受けて損傷することはない。
ロール141の中心方向に、2個の押えローラ143
a,143bを平行に付勢するように構成し、一方の押
えローラが電線1の被覆部に当接したときには、他方の
押えローラは、それ以上測長ロール141方向に移動し
ないように構成しているので、中間皮剥部における芯線
が当該押えローラの付勢を受けて損傷することはない。
【0075】また、これらの一連の作業は自動的に行わ
れるため、品質の安定化が図られるとともに、中間皮剥
処理および端部処理間の電線搬送作業も必要なく、工程
数も削減できる。
れるため、品質の安定化が図られるとともに、中間皮剥
処理および端部処理間の電線搬送作業も必要なく、工程
数も削減できる。
【0076】なお、上述の実施例では、中間皮剥処理に
おいて、電線1の中間皮剥領域における被覆部の前部
(切込位置M)にカッター121を切り込ませて、カッ
ター121をQ方向に移動させて皮剥ぎしているが、当
該中間皮剥領域における被覆部の後部にカッター121
を切り込ませてP方向に移動させることにより中間皮剥
処理を行ってもよい。
おいて、電線1の中間皮剥領域における被覆部の前部
(切込位置M)にカッター121を切り込ませて、カッ
ター121をQ方向に移動させて皮剥ぎしているが、当
該中間皮剥領域における被覆部の後部にカッター121
を切り込ませてP方向に移動させることにより中間皮剥
処理を行ってもよい。
【0077】また、電線1の中間皮剥領域における被覆
部に電線1の方向に沿って切り込みを入れ、その切り込
みの両端部において当該電線1の被覆部をカッターで輪
切にして、当該被覆を完全に除去するようにしてもよ
い。
部に電線1の方向に沿って切り込みを入れ、その切り込
みの両端部において当該電線1の被覆部をカッターで輪
切にして、当該被覆を完全に除去するようにしてもよ
い。
【0078】また、電線経路長調整機構13は、必ずし
も、中間皮剥機構12と電線送給機構14との間に配置
する必要はなく、中間皮剥機構12とカッター機構18
(電線端部処理機構)との間に配置されていればよい
し、また、電線1の送給動作を頻繁に行うことにより省
略も可能である。
も、中間皮剥機構12と電線送給機構14との間に配置
する必要はなく、中間皮剥機構12とカッター機構18
(電線端部処理機構)との間に配置されていればよい
し、また、電線1の送給動作を頻繁に行うことにより省
略も可能である。
【0079】また、1本のハーネスに対して、中間皮剥
部を複数形成する場合には、電線配設ラインXに沿って
中間皮剥機構を複数配置するとともに、複数の電線経路
長調整機構を各中間皮剥機構の間にそれぞれ配置すれ
ば、1サイクル中に送りロ―ラにより電線を1回送給す
るだけで、カッター機構の切断カッターへの位置決め
と、各中間皮剥機構のカッターへの位置決めとを同時に
行うことができる。
部を複数形成する場合には、電線配設ラインXに沿って
中間皮剥機構を複数配置するとともに、複数の電線経路
長調整機構を各中間皮剥機構の間にそれぞれ配置すれ
ば、1サイクル中に送りロ―ラにより電線を1回送給す
るだけで、カッター機構の切断カッターへの位置決め
と、各中間皮剥機構のカッターへの位置決めとを同時に
行うことができる。
【0080】さらには、電線配設ラインXに沿ってマー
キング機構を設けて、電線1の外表面に識別マークを付
与するようにしてもよい。
キング機構を設けて、電線1の外表面に識別マークを付
与するようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、電線を所定量ずつ間欠的に送給する電線送給機構
は、測長ローラとこれに電線を圧接する少なくとも2個
のローラを備え、当該複数のローラは、それぞれ前記測
量ローラ方向への移動量が前記押えローラの外周が前記
電線の被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の芯線に接触しな
い程度に規制されているので、中間皮剥機構において形
成された皮剥領域における芯線に当接して損傷すること
はない。また、押えローラが2個以上あるので、ある押
えローラの押圧部に中間皮剥部がきても、他の押えロー
ラは電線の被覆部を押圧することができ、これにより電
線と測長ローラ間のスリップを防止して電線を測長ロー
ラの回転に追随させて所望の量だけ確実に送給すること
ができる。これにより、皮剥部の芯線を損傷せず、しか
も製造されたハーネスの寸法精度を維持することができ
る。
れば、電線を所定量ずつ間欠的に送給する電線送給機構
は、測長ローラとこれに電線を圧接する少なくとも2個
のローラを備え、当該複数のローラは、それぞれ前記測
量ローラ方向への移動量が前記押えローラの外周が前記
電線の被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の芯線に接触しな
い程度に規制されているので、中間皮剥機構において形
成された皮剥領域における芯線に当接して損傷すること
はない。また、押えローラが2個以上あるので、ある押
えローラの押圧部に中間皮剥部がきても、他の押えロー
ラは電線の被覆部を押圧することができ、これにより電
線と測長ローラ間のスリップを防止して電線を測長ロー
ラの回転に追随させて所望の量だけ確実に送給すること
ができる。これにより、皮剥部の芯線を損傷せず、しか
も製造されたハーネスの寸法精度を維持することができ
る。
【0082】請求項2の発明によれば、センサにより押
えローラの移動量を測定して、これにより電線の線径を
求め、この線径と測長ローラの径寸法によって前記測長
ローラに巻き掛けられた前記電線の芯線部中心の曲率半
径を求める。この曲率半径に基づいて前記測長ローラの
回転数を制御して電線送給量を制御するので、測長ロー
ラとこれに巻回される電線との滑りを防止するととも
に、当該送給処理される電線の線径、種類にかかわらず
精度の高い電線送給を可能にする。
えローラの移動量を測定して、これにより電線の線径を
求め、この線径と測長ローラの径寸法によって前記測長
ローラに巻き掛けられた前記電線の芯線部中心の曲率半
径を求める。この曲率半径に基づいて前記測長ローラの
回転数を制御して電線送給量を制御するので、測長ロー
ラとこれに巻回される電線との滑りを防止するととも
に、当該送給処理される電線の線径、種類にかかわらず
精度の高い電線送給を可能にする。
【0083】請求項3の発明によれば、中間皮剥部が電
線の短い区間内に複数あっても、前記押えローラの電線
押圧部の相互の間隔は、前記隣接する中間皮剥部の間隔
と異なっているので、常にいずれかの押えローラが電線
の被覆部を押圧することになり、全ての押えローラが同
時に電線の皮剥領域に位置して測長ローラと電線の間に
滑りが生じて電線の送りに誤差が生ずるようなことがな
い。
線の短い区間内に複数あっても、前記押えローラの電線
押圧部の相互の間隔は、前記隣接する中間皮剥部の間隔
と異なっているので、常にいずれかの押えローラが電線
の被覆部を押圧することになり、全ての押えローラが同
時に電線の皮剥領域に位置して測長ローラと電線の間に
滑りが生じて電線の送りに誤差が生ずるようなことがな
い。
【0084】請求項4記載の発明によれば、測長ローラ
および、前記測量ローラ方向への移動量が前記押えロー
ラの外周が前記電線の被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の
芯線に接触しない程度に規制されつつ、前記電線の被覆
部を前記測長ローラの周囲に圧接する少なくとも2個の
押えローラとを備えた電線送給機構により、電線をその
長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給してハーネス
を製造するようにしているので、上記請求項1記載の発
明と同様な効果を得ることができる。
および、前記測量ローラ方向への移動量が前記押えロー
ラの外周が前記電線の被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の
芯線に接触しない程度に規制されつつ、前記電線の被覆
部を前記測長ローラの周囲に圧接する少なくとも2個の
押えローラとを備えた電線送給機構により、電線をその
長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給してハーネス
を製造するようにしているので、上記請求項1記載の発
明と同様な効果を得ることができる。
【図1】この発明の一実施例であるハーネス製造装置を
模式化した場合の平面配置図である。
模式化した場合の平面配置図である。
【図2】図1のハーネス製造装置の概略側面図である。
【図3】図1のハーネス製造装置により製造されるハー
ネスを示す図である。
ネスを示す図である。
【図4】図1のハーネス製造装置における電線経路長の
設定方法を説明するための概念図である。
設定方法を説明するための概念図である。
【図5】測長ローラにおける圧接装置の構成を示す平面
図である。
図である。
【図6】図5の圧接装置におけるI−I線における縦断
面図である。
面図である。
【図7】図5の圧接装置におけるII−II線における縦断
面図である。
面図である。
【図8】図5の圧接装置により押えローラの移動量が規
制される様子を説明する図である。
制される様子を説明する図である。
【図9】押えローラの移動量と電線の線径との関係を説
明するための拡大図である。
明するための拡大図である。
【図10】図1のハーネス製造装置の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
めのタイムチャートである。
【図11】図1のハーネス製造装置における電線切断処
理を説明する図である。
理を説明する図である。
【図12】図1のハーネス製造装置における電線切断処
理を説明する図である。
理を説明する図である。
【図13】図1のハーネス製造装置の動作を説明するた
めの側面図である。
めの側面図である。
【図14】図1のハーネス製造装置の動作を説明するた
めの側面図である。
めの側面図である。
【図15】図1のハーネス製造装置における中間皮剥処
理の動作を説明するための図である。
理の動作を説明するための図である。
【図16】図1のハーネス製造装置における中間皮剥処
理の動作を説明するための図である。
理の動作を説明するための図である。
【図17】従来のハーネス製造装置の構成とその動作を
示す概略側面図である。
示す概略側面図である。
【図18】図17のハーネス製造装置の動作を説明する
ための概略側面図である。
ための概略側面図である。
【図19】図17のハーネス製造装置における測長ロー
ラと押えローラの関係を示す概略図である。
ラと押えローラの関係を示す概略図である。
1 電線 10 ハーネス 12 中間皮剥機構 13 電線経路長調整機構 14 電線送給機構 16 フロント側クランプ 18 カッター機構 19 リア側クランプ 141 測長ローラ 143,144 圧接装置 143a,143b 押えローラ P 電線送給方向
Claims (4)
- 【請求項1】 切断電極の中間領域の所定箇所において
被覆部が剥ぎ取られたハーネスを製造するためのハーネ
ス製造装置であって、 電線をその長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給す
る電線送給機構と、 前記電線送給機構の電線送給方向に対し上流側に配置さ
れ、前記電線の中間領域の所定箇所の被覆部を剥ぎ取る
中間皮剥機構と、 前記電線送給機構の前記電線送給方向に対し下流側に配
置され、前記電線送給機構から送り出された電線を切断
して処理する電線端部処理機構と、を備え、 前記電線供給機構は、測長ローラと、前記電線を前記測
長ローラの周囲に圧接する少なくとも2個の押えローラ
とを有し、前記押えローラの前記測量ローラ方向への移
動量が前記押えローラの外周が前記電線の被覆部を剥ぎ
取られた部分の芯線に接触しない程度に規制されている
ことを特徴とするハーネス製造装置。 - 【請求項2】 前記押えローラの前記測長ローラ方向へ
の移動量を測定するセンサを備え、 前記センサの測定値により求められた前記電線の線径
と、前記測長ローラの径寸法とに基づいて前記測長ロー
ラに巻き掛けられた前記電線の芯線部中心の曲率半径を
求め、この曲率半径と前記測長ローラの回転数により前
記電線の送給量を制御するようにしたことを特徴とする
請求項1記載のハーネス製造装置。 - 【請求項3】 前記押えローラによる前記電線押圧部相
互の間隔は、前記被覆部を剥ぎ取られた所定箇所の間隔
と異なることを特徴とする請求項1記載のハーネス製造
装置。 - 【請求項4】 測長ローラを備えた電線送給機構により
電線をその長手方向に沿って所定量ずつ間欠的に送給す
る第1の工程と、 前記第1の工程の送給停止期間において、前記電線送給
機構の電線送給方向に対し上流側に配置された中間皮剥
機構により、前記中間領域の所定箇所の被覆部を剥ぎ取
る第2の工程と、 前記第1の工程の送給停止期間において、前記電線送給
機構の前記電線送給方向に対し下流側に配置された電線
端部処理機構により、前記電線送給機構から送り出され
た電線を切断処理する第3の工程とを含み、 前記第1の工程により前記電線を所定量ずつ間欠的に送
給しながら、送給のたびに前記第2および/または前記
第3の工程を実行することにより、中間領域の所定箇所
の被覆部が剥ぎ取られたハーネスを製造する方法であっ
て、 前記電線送給機構は、さらに少なくとも2個の押えロー
ラを備え、それぞれの押えローラの前記測長ローラ方向
への移動量を、当該押えローラの外周が前記電線の被覆
部を剥ぎ取られた所定箇所の芯線に接触しない程度に規
制しつつ、当該押えローラにより前記電線を前記測長ロ
ーラの周囲へ圧接するようにしたことを特徴とするハー
ネス製造方法。
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JP5269936A JP2970349B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | ハーネス製造装置およびハーネス製造方法 |
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JPH07105760A JPH07105760A (ja) | 1995-04-21 |
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1993
- 1993-10-01 JP JP5269936A patent/JP2970349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07105760A (ja) | 1995-04-21 |
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