JP2969415B2 - 木造建築物の軸組通しパネル - Google Patents
木造建築物の軸組通しパネルInfo
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Description
先立って、予め工場等で通し柱、横架材、間柱、内外板
を一体に形成して規格化した軸組通しパネルに関する。
する在来工法では、建方以前に行う木工事は、そのほと
んどが主要構造材の加工だけであった。
とした壁パネル、根太、断熱材、床下地板を一体として
床パネル、垂木、断熱材、屋根下地板を一体とした屋根
パネルなど、単体として工場製作したパネルを建方の時
に組み込んで行く工法が一部にとられている。
定した平面プランによって、通し柱、管柱の位置、及び
構架材の位置、寸法等を決定しているが、通常通し柱は
建物の出隅、入隅、及び主要な横架材の交叉部分に設
け、通し柱相互を横架材で連結し、さらに横架材間に管
柱を設けている。
る梁は、中間の通し柱又は管柱に支えられた横架材に架
けられ、取付材に設けられる仕口は、断面の大きさ、取
付位置によって変えている。
あり、壁体を単体としてパネル化することは可能である
が、種々の平面プランに共通して対応できる軸組自体を
組み込んだパネルの設定は不可能であった。
わるのは主要な軸組材のみであって、上棟以降大工の作
業が終了するまでに多くの工程が残されており、これに
ともなう材料の搬入、残材の整理搬出、廃棄物の搬出処
分等、直接工事の進捗に関係のない作業が多分に要求さ
れる。そのために作業延べ人数の縮小、工期の短縮、経
費の節減等を図りにくい欠点があった。
取付けは建方に追従して、柱、横架材の取付けが終わっ
た後の作業となり、内外板の釘打ちなど現場作業が要求
される。
種平面プランに共通して対応できるよう、かつ建前に先
立って製作できるよう、通し柱を壁体に組み込んで規格
した防湿手段を備えた軸組通しパネルを実現することに
ある。
ルは、両端の通し柱を横架材で連結するとともに、両通
し柱に外板と内板とを取付けてなる軸組通しパネルに於
いて、通し柱には、合わせ梁の梁主材連結用の仕口と、
梁主材の両側に取付けられる添梁を通し柱に締結するた
めのボルト孔とが設けられており、パネル内に形成され
る空間には、断熱材が充填されており、断熱材と内板と
の間に敷き込んだ防湿シートの四辺を外部に取り出すと
ともに、外部に取り出した防湿シートの上辺は折り曲げ
られて外板の全面を覆っていることに特徴がある。
ルP1を示す。1aは中間軸組通しパネルP1の両端に
位置する通し柱で、上端部及び中央部に仕口2が設けら
れている。3は横架材であり、上端部及び中央部で両端
の通し柱1aをそれぞれ連結している。4は両通し柱1
aの最下端に取付けられた下枠、5は両通し柱1aの中
間に割付け固定された間柱で、これら両通し柱1a、横
架材3、下枠4、間柱5で軸組を形成する。6は外板、
7は内板であって前記軸組のほぼ全面を覆い、例えば下
地ボ−ドなどが用いられおり、後述の防湿手段を取りつ
けたのち、下地となる材すべてに連続した釘打ちを行っ
て留付けられている。
ネルP2を示す。1bは隅通し柱で、その両端直角方向
に通し柱1aが位置させられる。8aは縦枠で、内板7
の受け桟となるものである。その外は中間軸組通しパネ
ルP1と同様の構成である。
2について説明すると、仕口2は、図5で詳細に示すよ
うに、通し柱1aに両側から取り付く横架材3の直上
に、傾き大入れ短ぼそ差し仕口に形成されている。9は
上下2本のボルト孔である。
られる梁について説明すると、図6は梁のうちの基本と
なる合わせ梁10aを示す。11は梁主材で、その先端
は傾き大入れに加工され、両側に木の添梁12aをボル
ト締めされて一体化されている。13は上下2個のボル
ト孔であって、前記ボルト孔9と同軸となる位置に設け
られている。なお大きいスパンに対応するためには、図
7に示す梁主材11に鉄骨の添梁12bを用いた、合わ
せ梁10bを使用する。図8は、単梁10cに傾き大入
れ短ぼそ差しを施した例を示す。
a、10bの場合は梁主材11を、通し柱1aの仕口2
に収め、通し柱1aのボルト孔9と、添梁12a又は1
2bのボルト孔13とに図外ボルトを通してボルト締め
する。単梁10Cの場合はそのまま通し柱1aの仕口2
に収め、図外羽子板ボルト又は単梁10c上部に内蔵さ
せた図外引きつけボルトで通し柱1aに締結して取付け
る。
し図11により説明する。この開口部パネルP3は、両
中間軸組通しパネルP1の間、中間軸組通しパネルP1
と出隅軸組通しパネルP2との間に形成される、開口部
分に図11のように取付けられるものである。
縦枠8bに取付けられる。15は上下枠14、4の間に
形成される中間開口部であって、それぞれ両端を縦枠8
bに取付けられた、上下の開口部枠16により区画され
る。間柱5は、上枠14と上の開口部枠16とに、又下
枠4と下の開口部枠16とに、それぞれ均等に割付けら
れる。図11に於いて、17は中間開口部15に取付け
られるサッシ枠、18はサッシ枠17に付随した造作材
の額縁、又19は受け桟である。
形成される長方形よりも少し大きく形成され、後述の防
湿手段を取付けたのち中間軸組通しパネルP1、出隅用
軸組通しパネルP2と同様、釘打ちで固定される。
について説明する。先ず中間軸組通しパネルP1の場合
には、通し柱1a、横架材3、外板6、内板7で形成さ
れる壁体の空間内に設けられる。20は継ぎ目のない連
続した合成樹脂シート、防水紙などの防湿シート、21
はグラスウールなどの断熱材である。断熱材21を包み
込んだ防湿シート20は、前記壁体内に敷きこまれ、左
右の端部は通し柱1aと外板6との間を通って外側へ折
り曲げられている。又防湿シート20の下部は下枠4、
外板6、土台22の間を通って外部に取り出される。上
部は横架材3と外板6との間を通って外部に取り出され
て折り曲げられ、外板6のほぼ全面を覆って取付けられ
ている。
取付ける前に行われる。なお外板6のほぼ全面を覆う防
湿シート20は、図示しない外壁材を取付けるまでの外
板6を防水するものである。
も、間柱5、縦枠8b、上枠14、開口部枠16で形成
される壁体内の空間、両間柱5、縦枠8b、開口部枠1
6、下枠4で形成される壁体内の空間等に、中間軸組通
しパネルP1の場合と同様に取付けられる。
1、出隅用軸組通しパネルP2を縦長の形状に収められ
るよう、通し柱1a、1a又は1a、1bの位置を、例
えば約1m、及び約2mの間隔に設定して、建物の外周
及び内部の構造上重要な間仕切に配置し、前記パネルP
1間、P1とP2間に形成される開口部には開口部パネ
ルP3を配置することにより、種々の平面プランに対応
できる。
設けられているため、スパンが標準より異なったときに
対応できる。
同種類の使用枚数が多いので、工場等で規格化して予め
製作が可能であり、従って工期の短縮に効果がある。
込みで、中間軸組通しパネルでは2本の、又出隅用軸組
通しパネルでは3本の通し柱が運ばれ、しかも土台から
軒桁下端までの構造体が、壁体の断熱、防湿処理、及び
内外下地板まで完成した状態で建てこまれるので、建方
終了時点での工事進捗歩合が高い。従って建前以降の現
場工事量が少なくてすみ、在来工法の難点であった作業
延人数の縮小、工期の短縮、経費の節減を図れる。
でほぼ2mの間隔で通し柱が建てられ、2階梁、小屋梁
も同じ位置に架けられるので、耐力壁、横架部材ともに
全平面に対して釣合いのよい配置となり、必然的に安定
した構造の建物が得られる利点も兼ね備える。
断熱効果が得られるとともに、防湿シートにより、壁体
内に発生した結露水の室内への浸透を防ぎ、水分及び湿
気は防湿シートを伝わって徐々に壁体外へ排出される。
同時に室内に発生した結露水等による湿気の壁体内への
浸入を防止できる。
し、さらに下へ折り曲げて外板の全面を覆って取付けた
一連の防湿シートによって、建築工事中に於ける雨水、
湿気等の壁体内への浸透を防止できる。
図である。
ある。
す縦断面図である。
す横断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 両端の通し柱を横架材で連結するととも
に、両通し柱に外板と内板とを取付けてなる軸組通しパ
ネルに於いて、通し柱には、合わせ梁の梁主材連結用の
仕口と、梁主材の両側に取付けられる添梁を通し柱に締
結するためのボルト孔とが設けられており、パネル内に
形成される空間には、断熱材が充填されており、断熱材
と内板との間に敷き込んだ防湿シートの四辺を外部に取
り出すとともに、外部に取り出した防湿シートの上辺は
折り曲げられて外板の全面を覆っている木造建築物の軸
組通しパネル。
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