JP2963892B1 - マタニティ用下半身衣類 - Google Patents
マタニティ用下半身衣類Info
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- Knitting Of Fabric (AREA)
- Socks And Pantyhose (AREA)
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
Abstract
ぞれぞれの体型に対応させた着用感のよいマタニティ用
パンティストッキングあるいはタイツを提供する。 【解決手段】 妊娠初期のパンティストッキングでは、
ストッキングに連続するパンティ部には腹部と臀部に当
たる第1部分と、該第1部分とウエスト部の間の帯状の
第2部分と、ニットインで形成するウエスト部の第3部
分との3領域に上下方向に区画し、第1部分の縦伸びを
L1、第2部分の縦伸びをL2、第3部分の縦伸びをL
3とすると、L2<L3<L1となるように編み方を変
える。または、パンティ部の前側に前方へ膨出させて形
成した区画部をもうけ、区画部を縦方向の伸びが大きな
編み方とする。
Description
衣類に関し、詳しくは、妊婦に好適に用いられる薄手の
パンティストッキング、厚手のタイツに関し、特に、妊
娠初期(3ヶ月〜6ヶ月)、妊娠中期(5ヶ月〜7ヶ
月)、妊娠後期(7ヶ月〜臨月)のぞれぞれの体型に相
応しい形態にして着用感の向上を図るものである。
阻があり、胃に当たる腹部及びウエストが締め付けられ
ると不快感が一層増す。このため、妊娠初期において
は、妊婦はパンティストッキングを着用する場合、妊娠
前よりも大きいサイズのパンティストッキングを着用し
て締め付けが軽減されるようにしている。一方、妊娠中
〜後期(5ヶ月〜臨月)においては腹部のせり出し(膨
出)が大きくなるため、通常のパンティストッキングの
大きいサイズのものを着用しても腹部が収まりきらなく
なる。そこで、従来より図7に示すようなパンティ部5
の前側の腹部に当たる部分の中央とヒップに当たる部分
の中央とにマチ布5a、5bを設けてパンティ部5を横
に伸び易くしたマタニティパンティストッキング10が
市販されている。
に通常のパンティストッキングの大きいサイズのものを
着用した場合、本来ウエスト位置に保持されるウエスト
部がウエスト位置に保持されず、パンティ部がずり落ち
てしまうことがある。また、大きなサイズでも、上端の
締付力を最も大きくしているため、ウエストの締め付け
感はあまり軽減されず、胃を圧迫する問題がある。
さいものの、腹部の膨出によりウエスト位置から股部ま
での長さが妊娠前に比べて長くなる。しかしながら、通
常のパンティストッキングは特にパンティ部を縦方向に
伸びやすくする工夫をしていないため、大きいサイズの
ものを着用した場合でも、ウエスト部から股部に当たる
部分までの長さが短く、緊締力を大きくしているウエス
ト部が腹部上に位置して腹部を締め付る場合がある。
ティパンティストッキング10は横伸びのみを考慮して
おり、膨出した腹部に横方向には比較的ゆとりをもって
フィットするが、縦方向に余り伸びないために膨出した
腹部を完全に覆うことができず、パンティ部の上端のウ
エスト部が膨出した腹部上に位置する。よって、着用感
が悪く、また、身体を動かした時にウエスト部が膨出し
た腹部の頂点より下側にずれてパンティ部がずり落ちて
しまう場合がある。
のであり、妊娠初期、妊娠中〜後期のぞれぞれの体型に
追従できる形態として着用感のよいマタニティ用下半身
衣類を提供することを課題としている。
に、本発明は、請求項1で、ストッキング部に連続する
パンティ部は、腹部と臀部に当たる第1部分と、該第1
部分とウエスト部の間の帯状の第2部分と、ニットイン
で形成するウエスト部の第3部分との3領域に上下方向
に区画し、第1部分の伸びをL1、第2部分の伸びをL
2、第3部分の伸びをL3とすると、L2<L3<L1
となるように編み方を変えていることを特徴とするマタ
ニティ用下半身衣類を提供している。
所謂パンテイストッキングと、厚手の所謂タイツとを含
むものである。
初期の妊婦に好適に着用されるものであり、妊娠初期の
妊婦が着用した場合、腹部と臀部に当たる第1部分がよ
りよく縦伸びして妊娠初期の比較的膨出の程度が小さい
腹部を締め付けることなくフィットする。また、ニット
インで形成したウエスト部(第3部分)はウエストライ
ンに緩くフィットして締め付け感を軽減し、胃への圧迫
感を無くすことができる。上端のウエスト部を緩くして
いるため、ずり落ちないように、該ウエスト部の下部の
帯状の第2部分はウエスト部よりは緊締力を若干強くし
ている。この上端ウエスト部と腹部の間の帯状の第2部
分は、膨出した腹部の比較的締付け感を感じにくい上端
周囲(腰骨の当たり)に着圧することとなり、ウエスト
を締め付けることなく、パンティ部のずり落ちを防止す
ることができる。よって、妊娠初期において、不快感を
感じることなく着用することができる。
状の第2部分の周長よりも大きくして弛ませる一方、帯
状の第2部分にはデニール数の大きな弾性繊維を編み込
んで緊締力を付与しているのが好ましい。該構成とする
と、ウエスト部(第3部分)の締め付けをより緩和して
も、帯状の第2部分でパンテイ部のずり落ちを防止する
ことができる。
リブ編みのような特に縦方向の伸びが大きな編み方とす
るのが好ましい。該構成により、上記第1部分がよりス
ムーズに縦方向に伸びて膨出した腹部を締め付けること
なくフィットさせることができる。
る膨出してくる腹部に対応するウエスト部から股部にか
ける部分を区画して、該区画部を前方へ膨出させて形成
していると共に縦方向の伸びが大きな編み方としている
ことを特徴とするマタニティ用下半身衣類を提供してい
る。
グは妊娠中期〜後期の妊婦に好適に着用される。妊娠中
期〜後期の妊婦が着用した場合、大きく膨出してくる腹
部を、前方ヘ膨出すると共に縦方向に伸びやすくした区
画部が締め付けることなく包み込み、ウエスト部は膨出
した腹部の上に保持されるので、不快感を感じることな
く着用することができる。なお、具体的には上記区画部
におけるウエスト部はニットインで形成して適度な緊締
力を持たせ、ウエスト部下から股部にかける部分をリブ
編みにして縦伸びしやすくするのが好ましい。該構成に
すると、ウエスト部のずり落ちを確実に防止できると共
に、膨出する腹部を確実に包み込むことができる。
も上方に突出させて、腹部の膨出によりウエスト部の前
面側が下降した時にウエスト位置にウエスト部を保持で
きる構成とするのが好ましい。すなわち、予め膨出する
腹部により前側のウエスト部が下降する分を見越して、
前側のウエスト部を上方に突出させている。なお、通常
のパンティストッキングはヒップの膨らみを吸収するた
めに、後面側を前面側よりも上部へ突出させているが、
本発明のマタニティ用では、腹部の膨出に追従するた
め、上記のように、前面側を後面側より上方へ突出さ
せ、突出量は20mm〜80mmとしている。
下端位置まで延在し、該区画部を別体の編地片で形成し
て、他の部分と縫着しているのが好ましい。該構成とす
ると、区画部を他の部分と別体とするので区画部をより
前方に膨出させやすく、また、区画部を股部を通って背
面側の臀裂の下端位置まで延在させているので、縦伸び
量をより大きくすることができる。よって、腹部の膨出
の程度が大きくなっても膨出した腹部を区画部で確実に
包み込むことができる。
を形成する一方、該周縁部より内側は緩く編んで該略U
字の周縁部と連続する部分にギャザーを形成して前方へ
膨出させた形状とするのが好ましい。該構成とすると、
きつく(高密度)に編んだ略U字の周縁部が膨出した腹
部の下側周縁部に沿うことにより、膨出した腹部を下側
から支えた状態で腹部を包み込む。また、ギャザーによ
り編地片を前方へ大きく膨出でき、妊娠後期の膨出の程
度が大きい腹部にゆとりをもってフィットさせることが
できる。
部下の腰部に当たる部分を縦伸びしにくく横方向に伸縮
性をもたせたリブ編みにするのが好ましい。該構成とす
ると、膨出してくる腹部を包み込んだ区画部を上記横方
向に伸縮性を持たせたリブ編みの編地が両脇から引っ張
って支えた状態になり、膨出した腹部を支える腰の負担
を軽減することができる。
性を高めているのが好ましい。妊娠中は膣内からの分泌
物(おりもの)が多くなるため、股部がむれやすい。よ
って、該構成にすると、股部のむれ感を軽減することが
できる。
下部、膝上から膝下までを覆う中間部、太股部を覆う上
部の順に皮膚への着圧力を3段階に緩めているのが好ま
しい。妊娠中は脚部がむくみやすく、特に、膝下から足
先のむくみがはげしい。また、妊娠中〜後期は腹帯、ガ
ードル等をつけて膨出した腹部を下側から支えている
が、腹帯、ガードル等を付けた場合に下腹部に圧迫感を
感じる。よって、下腹部周囲の太股部、特に、脚の付け
根当たりをストッキング部で締め付けると、不快感が一
層増すこととなる。よって、ストッキング部の着圧力を
上記の3段階に変化させたものとすることにより、脚の
むくみを抑えるとともに、着用感を向上させることがで
きる。
照して説明する。図1及び図2は第1実施形態の妊娠初
期の妊婦に好適に使用されるマタニティパンティストッ
キングの未着用状態と着用状態を示している。
パンティ部50Aとストッキング部50Bとからなり、
右半身の足先からウエストまでに当たる部分を連続編み
で形成した右半身編物100Aと、左半身の足先からウ
エストまでに当たる部分を連続編みで形成した左半身編
物100Bをパンティ部の真ん中で縫い合わせて全体を
構成している。図中の51a、51bは両者の前側と後
側の縫着ラインである。
部および臀部に当たる胴下回り部54、腹部とウエスト
部の間の第2部分の帯状部53、第3部分のウエスト部
52の編み方を変えている。
ウレタン糸からなるシングルカバリングヤーンとウーリ
ー66ナイロン繊維をプレーン編みしたニットインの編
地にしている。
イロン繊維、140デニールのポリウレタン糸からなる
シングルカバリングヤーンをタックリブ編みにした編地
からなる帯状部53を形成している。該帯状部53の下
に前側において腹部に当たり後ろ側において臀部に当た
る胴下回り部54を20デニールのポリウレタン糸から
なるシングルカバリングヤーンとウーリー66ナイロン
繊維をプレーン編みにした編地で形成している。上記帯
状部53はデニール数の大きいポリウレタン系弾性繊維
を編込むことで他の部位に比べて緊締力を持たせてい
る。
はそれぞれ70〜78cmと63〜71cm程度とし、
ウエスト部52の周長を帯状部53の周長より大きく
し、ウエスト部52を帯状部53に若干弛んだ状態で連
続させている。
くい編み方にし、また、腹部と臀部とを含む胴下回り部
54はウエスト部52より更に縦に伸びやすい編み方に
している。すなわち、胴下回り部54の伸びをL1、帯
状部53の伸びをL2、ウエスト部52の伸びをL3と
すると、これらはL2<L3<L1の関係に設定してい
る。これら各部の伸びの関係は横伸びよりも縦伸びにお
いてより顕著に現れるようにしている。例えば、胴下回
り部54は未着用状態で縦幅は16〜22cm程度であ
り、着用時には最大で縦幅が50〜78cm程度まで伸
びるようにしている。
トッキングと同様であり20デニールのポリウレタン糸
とカバリング糸がナイロンからなるダブルカバリングヤ
ーンと66ナイロンのベアー糸からなるプレーン編みで
形成している。
する胴下回り部54の下側部にも編み方をタックリブ編
みに変えた帯状部分54aを設け、若干の緊締力を付与
し、ここでストッキング部50Bが弛むのを防止してい
る。
ティパンティストッキング100を妊娠初期の妊婦が着
用した場合、胴下回り部54が腹部20aと臀部20b
に沿って大きく縦伸びし、妊娠初期の比較的膨出の程度
が小さい腹部20aに該腹部20aを締め付けることな
くフィットする。また、ウエスト部52はニットインに
より緩やかな緊締力を付与しているが、胴下回り部54
上の帯状部53より周長を大にして弛ませているので、
ウエストを締め付けることなく、よって、胃を圧迫する
ことなく、ウエスト位置Xに緩くフィットする。
締力を与えていると共に、表面に凹凸が表れた編地とし
て滑りにくくしているため、帯状部53を腰骨ライン2
5上で保持して、ウエスト部52が緩く、ずり落ちよう
としても、帯状部53でずり落ちを防止し、ウエスト部
52をウエスト位置に保持できる。
期の妊婦、特に、妊娠中期の妊婦に好適に使用されるマ
タニティパンティストッキングの未着用状態と着用状態
を示している。該マタニティパンティストッキング20
0は、第一実施形態と同様に、パンティ部60Aとスト
ッキング部60Bとで構成されている。
に膨出してくる。よって、該膨出する腹部に対応する前
側のウエスト部61aから股部62にかける部分を区画
して、該区画部63を前方へ膨出させ、かつ、該区画部
63を縦方向の伸びが大きくなる編み方で形成してい
る。
61aから股部62を通って背面側の臀裂の下端位置2
6まで延在する別体の編地片64で構成している。該編
地片64の両側端64a、64bを、右脚と腹部右サイ
ドから右裏側の臀部及びウエストに充当する部分と連続
編みで一体に形成した右半身編物200Aと、左脚と腹
部左サイドから左裏側の臀部及びウエストに充当する部
分を連続編みで一体に形成した左半身編物200Bに縫
着し、これら右半身編物200Aと左半身編物200B
を後側で縫着することでパンティストッキング全体を構
成している。図4(b)中の201は左半身編物200
Bと右半身編物200Aの縫着ラインである。
66ナイロン繊維と140デニールのポリウレタン系弾
性繊維をメッシュ編みしたニットインの編地で形成し、
比較的強い緊締力を持たせている。ウエスト部61a以
外は40デニールのポリウレタン糸からなるシングルカ
バリングヤーンとウーリー66ナイロン繊維をリブ編の
編地で形成して、縦方向に大きく伸びるようにしてい
る。また、編地片64の臀裂の下端位置から股部62及
び股部62上のV字に延びる周縁部67までの領域
(Y)を比較的伸び少なく編み、該領域Yとウエスト部
61aの間の腹部を包み込む腹部充当領域(Z)を緩く
編んで弛ませて前方に大きく膨出させている。上記腹部
充当領域(Z)は未着用状態では縦幅は18〜28cm
で、着用時には最大縦幅が60〜107cmまで伸びる
ようにしている。
は、ウエスト部61b、61cをウーリー66ナイロン
繊維とポリウレタン系弾性繊維をプレーン編みしたニッ
トインの編地で形成して比較的強い緊締力を持たせてい
る。腹部の脇から臀部に充当する部分65a、65bは
40デニールのポリウレタン糸からなるシングルカバリ
ングヤーンとウーリー66ナイロン繊維をプレーン編み
した編地としている。脚に充当する部分66a、66b
(ストッキング部60B)は20デニールのポリウレタ
ン糸とカバリング糸がナイロンからなるダブルカバリン
グヤーンとウーリー66ナイロン繊維をプレーン編みし
た編地としている。また、図3(B)に示すように、着
用前は前面側のウエスト部61aの上端は後面側のウエ
スト部61b、61cの上端よりも上方に突出させてい
る。
ング200では、妊娠中〜後記の妊婦が着用した場合、
図4に示すように、パンティ部前側のウエスト部61か
ら股部62にかける区画部63を、前方へ膨出すると共
に特に縦方向に延び易くした編地片64で形成している
ため、膨出する腹部20cを締め付けることなく包み込
むことができる。この時、比較的きつく編んだ臀裂の下
端位置26から股部62上のV字に延びる周縁部67ま
での編地領域(Y)が膨出する腹部20cの下端周囲を
サポートしている。よって、突き出して膨出する腹部を
安定して支持することができる。
る腹部20cにより下降するが、予め上方に突出させて
いるので、ウエスト位置Xにウエスト部61a、61
b、61cを保持させることができる。よって、腹部2
0cを締め付けることなく腹部20bにフィットし、し
かも、ウエスト部(61a、61b、61c)がずり落
ちることがないので、不快感を感じることなく着用する
ことができる。
第三実施形態のマタニティパンテイストッキングは妊娠
後期、特に腹部の膨出量が極めて大きくなる臨月に近い
妊婦に好適に使用される。図5はパンテイストッキング
の未着用状態、図6は着用状態を示し、これらの図にお
いて図3及び図4と同一符号は、同一または相当する部
分を示している。
は、第二実施形態と同様に、パンティ部60Aの膨出す
る腹部に対応する前側のウエスト部61aから股部62
かける部分を区画して、該区画部63を別体の編地片8
3で形成している。該編地片83は、タックリブ編みで
きつく(高密度に)編んで比較的伸びにくくした略U字
の周縁部81を設けると共に、該周縁部81の内側部分
82はプレーン編みで緩く(低密度に)編み、周縁部8
1と連続する部分にギャザー82aを形成して内側部分
82を前方へ膨出させると共に縦伸びし易くしている。
さらに、編地片83の股部62をメッシュ形状にして通
気性を良くしている。
00Bの区画部63の両脇から後側のウエスト部下の腰
部に当たる領域84を縦伸びしにくくし、主として横方
向に伸縮性を持たせたタックリブ編みの編地で形成して
いる。パンテイ部の他の構成は第二実施形態と同様であ
る。
までを覆う下部85、膝上から膝下までを覆う中間部8
6、太股部を覆う上部87の順に皮膚への着圧力を3段
階に緩めたプレーン編みにしている点が相違している。
キング300では、図6に示すように、区画部63の編
地片83の内側部分82をギャザー82aにより大きく
膨出させ、かつ、縦伸びし易くしているので、妊娠後期
の妊婦の膨出量が極めて大きい腹部20dをゆとりをも
って包み込むことができる。よって、ウエスト位置Xに
ウエスト部61a、61b、61cを保持することがで
きる。
た略U字の周縁部81が膨出した腹部20dの下縁周囲
部を下から支えると共に、区画部63(編地片83)の
両脇から後側のウエスト部下の腰部に当たる領域84を
縦伸びしにくく主として横方向に伸縮性をもたせたリブ
編みで形成しているので、膨出してくる腹部20dを包
み込んだ区画部63(編地片83)を両脇から引っ張っ
て支えた状態となり、腹部を支える腰の負担を軽減する
ことができる。
物(おりもの)が多くなるため股部がむれやすいが、股
部62の編地を荒く編んでメッシュ形状にして通気性を
良好としているため、股部のむれ感が軽減される。
足先までを覆う下部85、膝上から膝下までを覆う中間
部86、太股部を覆う上部87を、下から上へと皮膚へ
の着圧力を3段階に緩めているので、窮屈間を感じるこ
となく、また、歩行しにくくすることなく、妊婦の特に
むくみやすい膝下から足先までのむくみを抑制すること
ができる。また、妊娠中〜後期は腹帯、ガードル等をつ
けて膨出した腹部を下側から支えているので、下腹部に
圧迫感を感じるが、下腹部に近接する太股部、特に、脚
の付け根当たりの締め付けを弱めることができるので、
不快感が増すのを抑制することができる。
(おりもの)は個人差があり、これらの現象が妊娠初期
からでも顕著に表れる人もいる。よって、本第3実施形
態における股部をメッシュ形状とする構成、及び、脚部
を3段着圧にする構成は第1実施形態の妊娠初期に好適
なパンティストッキングに採用しても良いことは言うま
でもない。
ンテイストッキングに関するものであるが、ストッキン
グ部およびパンテイ部を厚手としたタイツにも適用でき
ることは言うまでもない。
明によれば、妊娠初期の妊婦に好適なタイプのもので
は、膨出する腹部に充当する部分を縦伸びしやすくする
一方、ウエスト部を弛ませてウエスト部下の帯状部を腹
部の上端に着圧するようにしたので、締め付け感が軽減
し、かつ、ウエスト部のずり落ちもない、着用感のよい
マタニティパンテイストッキング、マタニティタイツか
らなるマタニテイ用下半身衣類を得ることができる。
なタイプのものでは、大きく膨出してくる腹部に当たる
部分を区画して前方へ膨出させると共に縦伸びし易くし
たので、膨出してくる腹部全体を包み込むことができ
る。よって、腹部の締め付け感がなく、しかも、ウエス
ト部がずり落ちにくい、着用感を高めることができる。
用状態)の前側から見た平面図である。
用状態)の前側から見た平面図(A)、後側から見た要
部平面図(B)、要部側面図(C)である。
用状態)の前側から見た平面図(A)と要部側面図
(B)である。
状態)の前側から見た平面図(A)、後側から見た要部
平面図(B)、要部側面図(C)である。
用状態)の前側から見た平面図(A)と要部側面図
(B)である。
状態)の前側から見た平面図(A)、後側から見た要部
平面図(B)、要部側面図(C)である。
前側から見た要部斜視図(A)、及び、後側から見た要
部斜視図(B)である。
分) 53 帯状部(第2部分) 54 腹部と臀部からなる胴下回り部(第1部分) 62 股部 63 区画部 64、83 編地片 100、200、300 マタニティパンティストッキ
ング
Claims (10)
- 【請求項1】 ストッキング部に連続するパンティ部は
ストッキング部より伸びを有する編み方とし、かつ、上
記パンティ部は、腹部と臀部に当たる第1部分と、該第
1部分とウエスト部の間の帯状の第2部分と、ニットイ
ンで形成するウエスト部の第3部分との3領域に上下方
向に区画し、第1部分の伸びをL1、第2部分の伸びを
L2、第3部分の伸びをL3とすると、L2<L3<L
1となるように編み方を変えていることを特徴とするマ
タニティ用下半身衣類。 - 【請求項2】 上記腹部と臀部に当たる第1部分は縦方
向に伸びが大きな編み方としている請求項1に記載のマ
タニティ用下半身衣類。 - 【請求項3】 上記ウエスト部の第3部分は未着用状態
での周長を上記帯状の第2部分の周長よりも大きくして
弛ませる一方、上記帯状の第2部分にはデニール数の大
きい弾性繊維を編み込んで緊締力を付与している請求項
1又は請求項2に記載のマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項4】 パンティ部の前側において、膨出してく
る腹部に対応するウエスト部から股部かける部分を区画
して、該区画部を前方へ膨出させて形成していると共に
縦方向の伸びが大きな編み方としていることを特徴とす
るマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項5】 上記ウエスト部はニットインで形成する
と共に、前面側上縁を後面側上縁よりも上方に突出させ
て、腹部の膨出によりウエスト部の前面側が下降した時
にウエスト位置にウエスト部を保持できる構成としてい
る請求項4に記載のマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項6】 上記区画部は股部を通って背面側の臀裂
の下端位置まで延在し、該区画部を別体の編地片で形成
して、他の部分と縫着している請求項4又は請求項5に
記載のマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項7】 上記別体の編地片は、きつく編んだ略U
字の周縁部を有する一方、該周縁部より内側は緩く編ん
で上記略U字の周縁部と連続する部分にギャザーを形成
して前方へ膨出させた形状としている請求項6に記載の
マタニティ用下半身衣類。 - 【請求項8】 上記区画部の両脇から後側のウエスト部
下の腰部に当たる部分を縦伸びしにくく横方向に伸縮性
をもたせたリブ編みで形成している請求項4乃至請求項
6のいずれか一項に記載のマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項9】 上記パンティ部の股部をメッシュ状にし
て通気性を高めている請求項1乃至請求項8のいずれか
一項に記載のマタニティ用下半身衣類。 - 【請求項10】 ストッキング部は膝下から足先までを
覆う下部、膝上から膝下までを覆う中間部、太股部を覆
う上部の順に皮膚への着圧力を3段階に緩めている請求
項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のマタニティ用
下半身衣類。
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