JP2955005B2 - 自動車用ファスナー及びその取付構造並びに製造方法 - Google Patents
自動車用ファスナー及びその取付構造並びに製造方法Info
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- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用ウインドモールディング等のよう
な長尺状の自動車取付部品と自動車パネルとの間に介挿
使用される自動車用ファスナー及びその取付構造並びに
製造方法に関する。
な長尺状の自動車取付部品と自動車パネルとの間に介挿
使用される自動車用ファスナー及びその取付構造並びに
製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車のボデーパネルに対しては、ウインド
モールディング等の長尺状押出部材からなる自動車取付
部品が数多く装着されている。このウインドモールディ
ング等のような自動車取付部品を自動車パネル側に装着
するにあたっては、まず自動車パネル側にファスナーを
装着し、そのファスナーに対して自動車取付部品を係合
・挾持させることがしばしば行なわれている。
モールディング等の長尺状押出部材からなる自動車取付
部品が数多く装着されている。このウインドモールディ
ング等のような自動車取付部品を自動車パネル側に装着
するにあたっては、まず自動車パネル側にファスナーを
装着し、そのファスナーに対して自動車取付部品を係合
・挾持させることがしばしば行なわれている。
このような自動車用ファスナーの一例が、特開昭61−
282116号公報、特開昭61−27723号公報、実開昭63−182
914号公報、実開昭63−182915号公報、実開昭64−44818
号公報等に記載されている。これらの自動車用ファスナ
ーでは、まず自動車パネルの基準位置に該自動車用ファ
スナーの基部を当接させつつ固定を行ない、さらにこの
自動車用ファスナーの係止部に、前記自動車取付部品の
一部を嵌合させることによって自動車取付部品の装着を
行なうようにしている。そしてこのとき自動車取付部品
および自動車用ファスナーのリップ状シール部を自動車
パネルの表面上に密着させることによって、自動車パネ
ルと自動車取付部品との間の隙間を覆う。
282116号公報、特開昭61−27723号公報、実開昭63−182
914号公報、実開昭63−182915号公報、実開昭64−44818
号公報等に記載されている。これらの自動車用ファスナ
ーでは、まず自動車パネルの基準位置に該自動車用ファ
スナーの基部を当接させつつ固定を行ない、さらにこの
自動車用ファスナーの係止部に、前記自動車取付部品の
一部を嵌合させることによって自動車取付部品の装着を
行なうようにしている。そしてこのとき自動車取付部品
および自動車用ファスナーのリップ状シール部を自動車
パネルの表面上に密着させることによって、自動車パネ
ルと自動車取付部品との間の隙間を覆う。
一方、自動車用ファスナーを介して自動車取付部品と
してのウインドウモールディングを装着する場合におい
て、例えば実開昭64−2613号公報、実開昭64−14513号
公報等に記載されているように、ウインドウガラスの周
縁部に沿って自動車取付部品としてのウインドウモール
ディングを装着する場合に、自動車パネルのサイド部の
一部とウインドウガラスとの間に所定の段差を設け、そ
の段差を利用して雨水排水用の溝とする技術がある。
してのウインドウモールディングを装着する場合におい
て、例えば実開昭64−2613号公報、実開昭64−14513号
公報等に記載されているように、ウインドウガラスの周
縁部に沿って自動車取付部品としてのウインドウモール
ディングを装着する場合に、自動車パネルのサイド部の
一部とウインドウガラスとの間に所定の段差を設け、そ
の段差を利用して雨水排水用の溝とする技術がある。
(発明が解決しようとする課題) ところが上述のようにして構成される雨水排水用溝
は、ウインドウガラスの表面とウインドウモールディン
グとの間に一定の段差を形成したものに過ぎず、雨水の
流れを受けた場合の堰き止め作用が良好でないという問
題があるとともに、溝の断面積を適切に調整することが
できない。
は、ウインドウガラスの表面とウインドウモールディン
グとの間に一定の段差を形成したものに過ぎず、雨水の
流れを受けた場合の堰き止め作用が良好でないという問
題があるとともに、溝の断面積を適切に調整することが
できない。
また自動車用ファスナーは、長尺状の自動車取付部品
に対応して同様に長尺状になす必要があるため、一般的
には押出成形により製造され、その横断面形状は長手方
向に一定の形状になされている。しかしながら上記雨水
排水用溝は、サイド部のみに設けられる場合がほとんど
であり、自動車用ファスナーの横断面形状を長手方向に
異ならせる必要がある。このため従来では、アッパー部
用の自動車用ファスナーとサイド部用の自動車用ファス
ナーとを別々に形成し、ジョイント部材を用いてそれぞ
れを接続することが行なわれている。しかしながらこの
ような接続を行なう場合には、工程の増大および部品の
増大によって生産性が低下するとともに、接続部分にお
ける破損や異音の発生のみならず外観不良を生じる原因
となる。
に対応して同様に長尺状になす必要があるため、一般的
には押出成形により製造され、その横断面形状は長手方
向に一定の形状になされている。しかしながら上記雨水
排水用溝は、サイド部のみに設けられる場合がほとんど
であり、自動車用ファスナーの横断面形状を長手方向に
異ならせる必要がある。このため従来では、アッパー部
用の自動車用ファスナーとサイド部用の自動車用ファス
ナーとを別々に形成し、ジョイント部材を用いてそれぞ
れを接続することが行なわれている。しかしながらこの
ような接続を行なう場合には、工程の増大および部品の
増大によって生産性が低下するとともに、接続部分にお
ける破損や異音の発生のみならず外観不良を生じる原因
となる。
そこで本発明は、良好な機能を備える雨水排水用溝を
設けることができるようにした自動車用ファスナー及び
その取付構造並びに製造方法を提供することを第1の目
的とし、さらに本発明は、雨水排水用溝をサイド部等の
一部のみに設ける場合であってもアッパー部とサイド部
とを連続的に成形することができるようにした自動車用
ファスナー及びその取付構造並びに製造方法を提供する
ことを第2の目的とする。」 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため請求項の1にかかる発明は、
自動車パネルの窓枠開口縁部に装着されたウインドガラ
スのの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部品を固定さ
せるように、上記自動車取付部品の一部に嵌合する構成
になされた長尺状の押出部材であって、前記自動車パネ
ルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲げ
部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部の室外
側端部分において前記自動車パネル側に向って折れ曲が
るようにして延びるシール部と、上記壁部の室内側端部
分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する係止部
と、を備えてなる自動車用ファスナーにおいて、長手方
向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出方向
と反対側のウインドガラスの外表面側方向に向かって延
びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相当する
部位に設けてなり、上記隆起部におけるウインドガラス
側への延出量を、長手方向に沿って徐々に変化させた構
成を有している。
設けることができるようにした自動車用ファスナー及び
その取付構造並びに製造方法を提供することを第1の目
的とし、さらに本発明は、雨水排水用溝をサイド部等の
一部のみに設ける場合であってもアッパー部とサイド部
とを連続的に成形することができるようにした自動車用
ファスナー及びその取付構造並びに製造方法を提供する
ことを第2の目的とする。」 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため請求項の1にかかる発明は、
自動車パネルの窓枠開口縁部に装着されたウインドガラ
スのの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部品を固定さ
せるように、上記自動車取付部品の一部に嵌合する構成
になされた長尺状の押出部材であって、前記自動車パネ
ルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲げ
部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部の室外
側端部分において前記自動車パネル側に向って折れ曲が
るようにして延びるシール部と、上記壁部の室内側端部
分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する係止部
と、を備えてなる自動車用ファスナーにおいて、長手方
向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出方向
と反対側のウインドガラスの外表面側方向に向かって延
びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相当する
部位に設けてなり、上記隆起部におけるウインドガラス
側への延出量を、長手方向に沿って徐々に変化させた構
成を有している。
また請求項の2にかかる発明は、請求項の1に記載さ
れた自動車用ファスナーにおいて、長手方向に直交する
横断面に関して、壁部の室内外方向に延びる長さが段差
部の折曲げ部に対応して変化しているとともに、シール
部の形成位置が係止部を基準として設定され、かつこの
係止部を基準とするシール部の形成位置が、上記壁部の
室内外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に
変化した構成を有している。
れた自動車用ファスナーにおいて、長手方向に直交する
横断面に関して、壁部の室内外方向に延びる長さが段差
部の折曲げ部に対応して変化しているとともに、シール
部の形成位置が係止部を基準として設定され、かつこの
係止部を基準とするシール部の形成位置が、上記壁部の
室内外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に
変化した構成を有している。
さらに請求項の3にかかる発明は、自動車のウインド
ガラスを装着するための自動車パネル開口の側縁部に沿
って上下方向に延びるように固定され、長尺状のウイン
ドモールディングの一部を嵌合する長尺状の押出部材か
らなるファスナーを備えたものであって、上記ファスナ
ーは、前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段
差部を形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁
部と、上記壁部の室外側端部分において前記自動車パネ
ル側に向って折れ曲がるようにして延びるシール部と、
上記壁部の室内側端部分において前記ウインドモールデ
ィングの脚部に嵌合する係止部と、を有し、前記ウイン
ドモールディングは、上記ファスナーの係止部に嵌合す
る脚部からウインドガラスの表面上に延びる装飾モール
部を備えた自動車用ファスナーの取付構造において、長
手方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出
方向と反対側のウインドガラス外表面側方向に向かって
延びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相当す
る部位に沿って設け、この隆起部と前記装飾モール部と
の間にウインドガラス側に向って開口する雨水排出溝を
画成するとともに、上記隆起部におけるウインドガラス
側への延出量を、長手方向に沿って徐々に変化させるこ
とにより、前記雨水排出溝の溝深さを連続的に変化させ
た構成を有している。
ガラスを装着するための自動車パネル開口の側縁部に沿
って上下方向に延びるように固定され、長尺状のウイン
ドモールディングの一部を嵌合する長尺状の押出部材か
らなるファスナーを備えたものであって、上記ファスナ
ーは、前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段
差部を形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁
部と、上記壁部の室外側端部分において前記自動車パネ
ル側に向って折れ曲がるようにして延びるシール部と、
上記壁部の室内側端部分において前記ウインドモールデ
ィングの脚部に嵌合する係止部と、を有し、前記ウイン
ドモールディングは、上記ファスナーの係止部に嵌合す
る脚部からウインドガラスの表面上に延びる装飾モール
部を備えた自動車用ファスナーの取付構造において、長
手方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出
方向と反対側のウインドガラス外表面側方向に向かって
延びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相当す
る部位に沿って設け、この隆起部と前記装飾モール部と
の間にウインドガラス側に向って開口する雨水排出溝を
画成するとともに、上記隆起部におけるウインドガラス
側への延出量を、長手方向に沿って徐々に変化させるこ
とにより、前記雨水排出溝の溝深さを連続的に変化させ
た構成を有している。
さらにまた、請求項の4にかかる発明は、上記請求項
の3に記載された自動車用ファスナーの取付構造におい
て、長手方向に直交する横断面に関して、ファスナーの
壁部の室内外方向に延びる長さが段差部の折曲げ部に対
応して変化しているとともに、当該ファスナーのシール
部の形成位置が係止部を基準として設定され、かつこの
係止部を基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の
室内外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に
変化させていることによって、雨水排出溝の溝幅をウイ
ンドガラス側縁部の上下方向に連続的に変化させた構成
を有している。
の3に記載された自動車用ファスナーの取付構造におい
て、長手方向に直交する横断面に関して、ファスナーの
壁部の室内外方向に延びる長さが段差部の折曲げ部に対
応して変化しているとともに、当該ファスナーのシール
部の形成位置が係止部を基準として設定され、かつこの
係止部を基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の
室内外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に
変化させていることによって、雨水排出溝の溝幅をウイ
ンドガラス側縁部の上下方向に連続的に変化させた構成
を有している。
また、請求項の5にかかる発明は、自動車パネルの窓
枠開口縁部に装着されたウインドガラスの側縁部に沿っ
て長尺状の自動車取付部品を固定させるように、上記自
動車取付部品の一部に嵌合する構成になされた自動車用
ファスナーを、複数のダイにより画成される押出形成口
を通して長尺状に押し出す方法であって、前記自動車パ
ネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲
げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部の室
外側端部分において前記自動車パネル側に向って折れ曲
がるようにして延びるシール部と、上記壁部の室内側端
部分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する係止
部とを、前記押出成形口から所定の形状に押し出するよ
うにした自動車用ファスナーの製造方法において、長手
方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出方
向と反対側の前記ウインドガラスの外表面側方向に向か
って延びる隆起部を、ウインドガラスの側縁部に相当す
る部位に沿うように前記押出成形口から押出形成するも
のであって、上記隆起部におけるウインドガラス側への
延出量を長手方向に沿って徐々に変化させるように、前
記複数のダイを相対的に移動させつつ押出成形を行う構
成を有している。
枠開口縁部に装着されたウインドガラスの側縁部に沿っ
て長尺状の自動車取付部品を固定させるように、上記自
動車取付部品の一部に嵌合する構成になされた自動車用
ファスナーを、複数のダイにより画成される押出形成口
を通して長尺状に押し出す方法であって、前記自動車パ
ネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲
げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部の室
外側端部分において前記自動車パネル側に向って折れ曲
がるようにして延びるシール部と、上記壁部の室内側端
部分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する係止
部とを、前記押出成形口から所定の形状に押し出するよ
うにした自動車用ファスナーの製造方法において、長手
方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延出方
向と反対側の前記ウインドガラスの外表面側方向に向か
って延びる隆起部を、ウインドガラスの側縁部に相当す
る部位に沿うように前記押出成形口から押出形成するも
のであって、上記隆起部におけるウインドガラス側への
延出量を長手方向に沿って徐々に変化させるように、前
記複数のダイを相対的に移動させつつ押出成形を行う構
成を有している。
さらに、請求項の6にかかる発明は、上記請求項の5
に記載された自動車用ファスナーの製造方法において、
長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、係止
部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形成す
るように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止部を
基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の室内外方
向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化させ
るように前記複数のダイを相対的に移動させるようにし
た構成を有している。
に記載された自動車用ファスナーの製造方法において、
長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、係止
部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形成す
るように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止部を
基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の室内外方
向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化させ
るように前記複数のダイを相対的に移動させるようにし
た構成を有している。
さらにまた、請求項7にかかる発明は、自動車パネル
の窓枠開口縁部に装着されたウインドガラスの側縁部に
沿って長尺状の自動車取付部品を固定させるように、上
記自動車取付部品の一部に嵌合する構成になされた自動
車用ファスナーを、複数のダイにより画成される押出形
成口を通して長尺状に押し出す方法であって、前記自動
車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する
折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部
の室外側端部分において前記自動車パネル側に沿って折
れ曲がるようにして延びるシール部と、上記壁部の室内
側端部分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する
係止部とを、前記押出成形口から所定の形状に押し出す
るようにした自動車用ファスナーの製造方法において、
長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、係止
部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形成す
るように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止部を
基準とするシール部の形成位置を、前記壁部の室内外方
向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化させ
るように前記複数のダイを相対的に移動させるようにし
た構成を有している。
の窓枠開口縁部に装着されたウインドガラスの側縁部に
沿って長尺状の自動車取付部品を固定させるように、上
記自動車取付部品の一部に嵌合する構成になされた自動
車用ファスナーを、複数のダイにより画成される押出形
成口を通して長尺状に押し出す方法であって、前記自動
車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する
折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、上記壁部
の室外側端部分において前記自動車パネル側に沿って折
れ曲がるようにして延びるシール部と、上記壁部の室内
側端部分において前記自動車取付部品の一部に嵌合する
係止部とを、前記押出成形口から所定の形状に押し出す
るようにした自動車用ファスナーの製造方法において、
長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、係止
部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形成す
るように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止部を
基準とするシール部の形成位置を、前記壁部の室内外方
向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化させ
るように前記複数のダイを相対的に移動させるようにし
た構成を有している。
(作用) このような構成を有する手段においては、隆起部を設
けることによって雨水排水用溝が深溝状に形成され、深
溝による良好な雨水堰き止め作用が得られるとともに、
粗水排水用溝の溝断面積が隆起部の突出量によって適宜
に調整されるようになっている。
けることによって雨水排水用溝が深溝状に形成され、深
溝による良好な雨水堰き止め作用が得られるとともに、
粗水排水用溝の溝断面積が隆起部の突出量によって適宜
に調整されるようになっている。
また上記手段によれば、自動車用ファスナーの各部の
形成位置が長手方向に連続的に変化されることによっ
て、雨水排水用溝をサイド部等の一部に設ける場合であ
っても、自動車用ファスナーが連続成形されるようにな
っている。
形成位置が長手方向に連続的に変化されることによっ
て、雨水排水用溝をサイド部等の一部に設ける場合であ
っても、自動車用ファスナーが連続成形されるようにな
っている。
(実 施 例) 以下、自動車取付部品としてのウインドモールディン
グを装着するための自動車用ファスナーに対して本発明
を適用した実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
グを装着するための自動車用ファスナーに対して本発明
を適用した実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
まず第4図に表わされているように、自動車のフロン
トウインドガラス1の周縁部には、長尺状の自動車取付
部品としてのウインドモールディング2が、図示を省略
したファスナーを介して装着されている。ウインドモー
ルディング2は、フロントウインドガラス1の上縁部と
ルーフパネル3との間に装着されるアッパー側モールデ
ィング4およびフロントウインドガラス1の両側縁部と
ピラーパネル5との間に装着されるサイド側モールディ
ング6を有しており、これら両モールディング4,6は、
一体連続的に押出成形されている。またこのウインドモ
ールディング2を固定するためのファスナーも、アッパ
ー側とサイド側とを有しており、これらアッパー側ファ
スナーおよびサイド側ファスナーが一体連続的に押出成
形されている。ウインドモールディング2およびファス
ナーの第1実施例が第1図ないし第3図に示されてい
る。
トウインドガラス1の周縁部には、長尺状の自動車取付
部品としてのウインドモールディング2が、図示を省略
したファスナーを介して装着されている。ウインドモー
ルディング2は、フロントウインドガラス1の上縁部と
ルーフパネル3との間に装着されるアッパー側モールデ
ィング4およびフロントウインドガラス1の両側縁部と
ピラーパネル5との間に装着されるサイド側モールディ
ング6を有しており、これら両モールディング4,6は、
一体連続的に押出成形されている。またこのウインドモ
ールディング2を固定するためのファスナーも、アッパ
ー側とサイド側とを有しており、これらアッパー側ファ
スナーおよびサイド側ファスナーが一体連続的に押出成
形されている。ウインドモールディング2およびファス
ナーの第1実施例が第1図ないし第3図に示されてい
る。
第1図に示されているように、ルーフパネル3の前端
側開口縁部分は、室内側(第1図右側)に向かって窪む
段差を有するように折り曲げられており、室内側折曲げ
部3aを介して、フロントウインドガラス1側に延びるフ
ランジ部3bが設けられている。そしてルーフパネル3の
室内側折曲げ部3aとフランジ部3bとの交差部分にアッパ
ー側ファスナー9が固定されているとともに、前記フロ
ントウインドガラス1の側端縁部分がアッパー側ファス
ナー9と一定の間隔をあけるようにして対向配置されて
いる。フロントウインドガラス1は、上記フランジ部3b
上にダムラバー7を介して重ね合わせられており、その
重なり合い部分に接着剤8が充填されることによって上
記各部材9,1,7,3bどうしが固着されている。
側開口縁部分は、室内側(第1図右側)に向かって窪む
段差を有するように折り曲げられており、室内側折曲げ
部3aを介して、フロントウインドガラス1側に延びるフ
ランジ部3bが設けられている。そしてルーフパネル3の
室内側折曲げ部3aとフランジ部3bとの交差部分にアッパ
ー側ファスナー9が固定されているとともに、前記フロ
ントウインドガラス1の側端縁部分がアッパー側ファス
ナー9と一定の間隔をあけるようにして対向配置されて
いる。フロントウインドガラス1は、上記フランジ部3b
上にダムラバー7を介して重ね合わせられており、その
重なり合い部分に接着剤8が充填されることによって上
記各部材9,1,7,3bどうしが固着されている。
また上記アッパー側ファスナー9には、前記ウインド
モールディング2のアッパー側、すなわちアッパー側モ
ールディング4が装着されている。これらアッパー側フ
ァスナー9およびアッパー側モールディング4の構造を
詳述する。
モールディング2のアッパー側、すなわちアッパー側モ
ールディング4が装着されている。これらアッパー側フ
ァスナー9およびアッパー側モールディング4の構造を
詳述する。
まず第1図および第3図に示されているように、アッ
パー側ファスナー9の基部を構成する係止部901は、前
記ルーフパネル3におけるフランジ部3bと室内側折曲げ
部3aとの折り曲げ角部に当接するように横断面コ字状に
形成されており、ルーフパネル3の開口縁底位置に取付
け基準として装着されている。この係止部901は、前記
アッパー側モールディング4の一部を挾持するためのも
のであって、前方側(第1図左方側)に向かって開口す
る溝状をなし、前記ルーフパネル3の室内側折曲げ部3a
に沿って延びる壁部901aと、この壁部901aからやや離れ
てフロントウインドガラス1の前方側(第1図左方側)
に突出する鍵形状部901bとを有している。
パー側ファスナー9の基部を構成する係止部901は、前
記ルーフパネル3におけるフランジ部3bと室内側折曲げ
部3aとの折り曲げ角部に当接するように横断面コ字状に
形成されており、ルーフパネル3の開口縁底位置に取付
け基準として装着されている。この係止部901は、前記
アッパー側モールディング4の一部を挾持するためのも
のであって、前方側(第1図左方側)に向かって開口す
る溝状をなし、前記ルーフパネル3の室内側折曲げ部3a
に沿って延びる壁部901aと、この壁部901aからやや離れ
てフロントウインドガラス1の前方側(第1図左方側)
に突出する鍵形状部901bとを有している。
上記壁部901aの背後には両面接着テープ11が介挿され
ており、この両面接着テープ11によってファスナー9の
固定が行なわれている。また上記壁部901aと鍵形状部90
1bとの間部分には、モールディング挾持溝901cが形成さ
れており、当該モールディング挾持溝901cを構成する鍵
形状部901bの内側壁面に、横断面が鋸歯状の係止段部が
3段にわたって形成されている。モールディング挾持溝
901c内に嵌挿されたアッパー側モールディング4は、上
記鍵形状部901bの係止段部によって固定される。この点
については後述する。
ており、この両面接着テープ11によってファスナー9の
固定が行なわれている。また上記壁部901aと鍵形状部90
1bとの間部分には、モールディング挾持溝901cが形成さ
れており、当該モールディング挾持溝901cを構成する鍵
形状部901bの内側壁面に、横断面が鋸歯状の係止段部が
3段にわたって形成されている。モールディング挾持溝
901c内に嵌挿されたアッパー側モールディング4は、上
記鍵形状部901bの係止段部によって固定される。この点
については後述する。
一方上記係止部901の壁部901aは、ルーフパネル3の
室内側折曲げ部3aに沿ってフロントウインドガラス1の
前方側(第1図左方側)に延びており、その延出先端部
分は、前記ルーフパネル3の外表面に沿って緩やかな内
曲率を有するように曲げ形成されてなるリップ状のシー
ル部902になされている。このシール部902は、ルーフパ
ネル3の外表面側に密着されており、ルーフパネル3と
フロントウインドガラス1との隙間における上側シール
作用を行なう。
室内側折曲げ部3aに沿ってフロントウインドガラス1の
前方側(第1図左方側)に延びており、その延出先端部
分は、前記ルーフパネル3の外表面に沿って緩やかな内
曲率を有するように曲げ形成されてなるリップ状のシー
ル部902になされている。このシール部902は、ルーフパ
ネル3の外表面側に密着されており、ルーフパネル3と
フロントウインドガラス1との隙間における上側シール
作用を行なう。
次にアッパー側モールディング4は、上記アッパー側
ファスナー9の係止部901に嵌合され挾持される脚部401
と、この脚部401からフロントウインドガラス1の前面
側に回り込むように延びるリップ状の装飾モール部402
とを備えている。
ファスナー9の係止部901に嵌合され挾持される脚部401
と、この脚部401からフロントウインドガラス1の前面
側に回り込むように延びるリップ状の装飾モール部402
とを備えている。
上記脚部401の先端部分には、横断面が鋸歯状の係合
段部が3段にわたって形成されており、前記ファスナー
9の係止部901を構成するモールディング挾持溝901c内
に挿入され嵌合される。これら両部材401,901cの嵌合関
係によってアッパー側モールディング4がアッパー側フ
ァスナー9に対して脱落なき状態に係合され一定位置に
保持されるようになっている。一方上記装飾モール部40
2の下縁部分は、フロントウインドガラス1の表面上に
圧着されており、ルーフパネル3とフロントウインドガ
ラス1との隙間における下側シール作用を行なってい
る。
段部が3段にわたって形成されており、前記ファスナー
9の係止部901を構成するモールディング挾持溝901c内
に挿入され嵌合される。これら両部材401,901cの嵌合関
係によってアッパー側モールディング4がアッパー側フ
ァスナー9に対して脱落なき状態に係合され一定位置に
保持されるようになっている。一方上記装飾モール部40
2の下縁部分は、フロントウインドガラス1の表面上に
圧着されており、ルーフパネル3とフロントウインドガ
ラス1との隙間における下側シール作用を行なってい
る。
このようなウインドモールディングとファスナーとの
構造は、第2図に示されているサイド部においても基本
的には同様である。
構造は、第2図に示されているサイド部においても基本
的には同様である。
すなわち第2図に示されているように、ピラーパネル
5の前端側開口縁部分は、室内側(第2図下側)に向か
って窪む段差を有するように折り曲げられており、室内
側折曲げ部5aを介してフランジ部5bが設けられている。
そしてピラーパネル5の室内側折曲げ部5aとフランジ部
5bとの交差部分にサイド側ファスナー12が固定されてい
るとともに、前記フロントウインドガラス1の側端縁部
分がサイド側ファスナー12と一定の間隔をあけるように
して対向配置されている。フロントウインドガラス1
は、上記フランジ部5b上にダムラバー7を介して重ね合
わせられており、その重なり合い部分に接着剤8が充填
されることによって上記各部材12,1,7,5bどうしが固着
されている。
5の前端側開口縁部分は、室内側(第2図下側)に向か
って窪む段差を有するように折り曲げられており、室内
側折曲げ部5aを介してフランジ部5bが設けられている。
そしてピラーパネル5の室内側折曲げ部5aとフランジ部
5bとの交差部分にサイド側ファスナー12が固定されてい
るとともに、前記フロントウインドガラス1の側端縁部
分がサイド側ファスナー12と一定の間隔をあけるように
して対向配置されている。フロントウインドガラス1
は、上記フランジ部5b上にダムラバー7を介して重ね合
わせられており、その重なり合い部分に接着剤8が充填
されることによって上記各部材12,1,7,5bどうしが固着
されている。
また上記サイド側ファスナー12には、前記ウインドモ
ールディング2のサイド側、すなわちサイド側モールデ
ィング6が装着されている。これらサイド側ファスナー
12およびサイド側モールディング6の構造を詳述する。
ールディング2のサイド側、すなわちサイド側モールデ
ィング6が装着されている。これらサイド側ファスナー
12およびサイド側モールディング6の構造を詳述する。
まず第2図および第3図に示されているように、サイ
ド側ファスナー12の基部を構成する係止部121は、前記
ピラーパネル5におけるフランジ部5bと室内側折曲げ部
5aとの折り曲げ角部に当接するように横断面コ字状に形
成されており、ピラーパネル5の開口縁底位置に取付け
基準として装着されている。この係止部121は、サイド
側モールディング6の一部を挾持するためのものであっ
て、前方側(第2図上方側)に向かって開口する溝状を
なし、前記ピラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って
延びる壁部121aと、この壁部121aからやや離れてフロン
トウインドガラス1の前方側(第2図上方側)に突出す
る鍵形状部121bとを有している。
ド側ファスナー12の基部を構成する係止部121は、前記
ピラーパネル5におけるフランジ部5bと室内側折曲げ部
5aとの折り曲げ角部に当接するように横断面コ字状に形
成されており、ピラーパネル5の開口縁底位置に取付け
基準として装着されている。この係止部121は、サイド
側モールディング6の一部を挾持するためのものであっ
て、前方側(第2図上方側)に向かって開口する溝状を
なし、前記ピラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って
延びる壁部121aと、この壁部121aからやや離れてフロン
トウインドガラス1の前方側(第2図上方側)に突出す
る鍵形状部121bとを有している。
上記壁部121aの背後には両面接着テープ11が介挿され
ており、この両面接着テープ11によってファスナー12の
固定が行なわれている。また上記壁部121aと鍵形状部12
1bとの間部分には、モールディング挾持溝121cが形成さ
れており、当該モールディング挾持溝121cを構成する鍵
形状部121bの内側壁面に、横断面が鋸歯状の係止段部が
3段にわたって形成されている。モールディング挾持溝
121c内に嵌挿されたサイド側モールディング6は、上記
鍵形状部121bの係止段部に嵌合される。この点について
は後述する。
ており、この両面接着テープ11によってファスナー12の
固定が行なわれている。また上記壁部121aと鍵形状部12
1bとの間部分には、モールディング挾持溝121cが形成さ
れており、当該モールディング挾持溝121cを構成する鍵
形状部121bの内側壁面に、横断面が鋸歯状の係止段部が
3段にわたって形成されている。モールディング挾持溝
121c内に嵌挿されたサイド側モールディング6は、上記
鍵形状部121bの係止段部に嵌合される。この点について
は後述する。
一方上記係止部121の壁部121aは、ピラーパネル5の
室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2図上方側)に延
びており、その延出先端部分は、横断面略T字状に分岐
されてシール部122と隆起部123とになされている。前記
ピラーパネル5側に延びるリップ状のシール部122は、
その裏側面がピラーパネル5の外表面に沿うように緩や
かな曲率の湾曲面に形成されている。このシール部122
は、ピラーパネル5の外表面側に圧着されており、ピラ
ーパネル5とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る外側シール作用を行なっている。また上記シール部12
2の延出方向と反対側の方向に延びる隆起部123は、後述
するようにサイド側モールディング6の上方位置に配置
されており、この隆起部123とサイド側モールディング
6との間に画成される空間部分に、後述する雨水排水用
溝13が設けられている。
室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2図上方側)に延
びており、その延出先端部分は、横断面略T字状に分岐
されてシール部122と隆起部123とになされている。前記
ピラーパネル5側に延びるリップ状のシール部122は、
その裏側面がピラーパネル5の外表面に沿うように緩や
かな曲率の湾曲面に形成されている。このシール部122
は、ピラーパネル5の外表面側に圧着されており、ピラ
ーパネル5とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る外側シール作用を行なっている。また上記シール部12
2の延出方向と反対側の方向に延びる隆起部123は、後述
するようにサイド側モールディング6の上方位置に配置
されており、この隆起部123とサイド側モールディング
6との間に画成される空間部分に、後述する雨水排水用
溝13が設けられている。
次にサイド側モールディング6は、上記サイド側ファ
スナー12の係止部121に嵌合され挾持される脚部601と、
この脚部601からフロントウインドガラス1の前面側に
回り込むように延びるリップ状の装飾モール部602とを
備えている。
スナー12の係止部121に嵌合され挾持される脚部601と、
この脚部601からフロントウインドガラス1の前面側に
回り込むように延びるリップ状の装飾モール部602とを
備えている。
上記脚部601の先端部分には、横断面が鋸歯状の係止
段部が3段にわたって形成されており、前記ファスナー
12の係止部121を構成するモールディング挾持溝121c内
に挿入され嵌合される。これら両部材601,121cの嵌合関
係によってサイド側モールディング6がサイド側ファス
ナー12に対して脱落なき状態に係合され一定位置に保持
されるようになっている。
段部が3段にわたって形成されており、前記ファスナー
12の係止部121を構成するモールディング挾持溝121c内
に挿入され嵌合される。これら両部材601,121cの嵌合関
係によってサイド側モールディング6がサイド側ファス
ナー12に対して脱落なき状態に係合され一定位置に保持
されるようになっている。
一方このサイド部においては、上記ピラーパネル5の
室内側折曲げ部5aが、フロントウインドガラス1の表面
上から一定量立ち上がる方向に長尺化されている。そし
てこの室内側折曲げ部5aの立ち上げ分に対応して、前記
ファスナー12の壁部121aが、フロントウインドガラス1
の前方側(第2図上方側)に向かって一定量立ち上げら
れており、前記サイド側モールディング6との間に一定
の段差が形成されている。また上述したサイド側ファス
ナー12の隆起部123は、壁部121aの立ち上げ部分の先端
部分からほぼ直角に折れ曲がるようにして内側(第2図
右側)に向かって延出されており、当該サイド側ファス
ナー12の隆起部123と、上記壁部121aの立ち上げ部分
と、前記サイド側モールディング6の装飾モール部602
とによって画成される横断面略コ字状の空間内に雨水排
水用溝13が形成されている。この雨水排水用溝13は、フ
ロントウインドガラス1の両側縁部に配され、上記フロ
ントウインドガラス1上に付着した雨水等の液体を所定
の方向に導くことによって、サイドウインド側への液回
り込みおよび液飛散を防止する機能を有している。
室内側折曲げ部5aが、フロントウインドガラス1の表面
上から一定量立ち上がる方向に長尺化されている。そし
てこの室内側折曲げ部5aの立ち上げ分に対応して、前記
ファスナー12の壁部121aが、フロントウインドガラス1
の前方側(第2図上方側)に向かって一定量立ち上げら
れており、前記サイド側モールディング6との間に一定
の段差が形成されている。また上述したサイド側ファス
ナー12の隆起部123は、壁部121aの立ち上げ部分の先端
部分からほぼ直角に折れ曲がるようにして内側(第2図
右側)に向かって延出されており、当該サイド側ファス
ナー12の隆起部123と、上記壁部121aの立ち上げ部分
と、前記サイド側モールディング6の装飾モール部602
とによって画成される横断面略コ字状の空間内に雨水排
水用溝13が形成されている。この雨水排水用溝13は、フ
ロントウインドガラス1の両側縁部に配され、上記フロ
ントウインドガラス1上に付着した雨水等の液体を所定
の方向に導くことによって、サイドウインド側への液回
り込みおよび液飛散を防止する機能を有している。
ここでアッパー側ファスナー9およびサイド側ファス
ナー12の横断面において、シール部902,122の形成位置
は、係止部901,121を基準として定められている。すな
わち上述したようにアッパー側ファスナー9およびサイ
ド側ファスナー12のいずれにおいても、係止部901,121
は、室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部3b,5bとの折り曲
げ角部に当接されており、一定位置に装着されている。
そしてアッパー側ファスナー9では、シール部902が係
止部901に対して第1図に示されている一定の位置関係
をなすようにして長手方向にそのまま維持されている。
ナー12の横断面において、シール部902,122の形成位置
は、係止部901,121を基準として定められている。すな
わち上述したようにアッパー側ファスナー9およびサイ
ド側ファスナー12のいずれにおいても、係止部901,121
は、室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部3b,5bとの折り曲
げ角部に当接されており、一定位置に装着されている。
そしてアッパー側ファスナー9では、シール部902が係
止部901に対して第1図に示されている一定の位置関係
をなすようにして長手方向にそのまま維持されている。
一方サイド側ファスナー12においては、隆起部123お
よびシール部122の係止部121に対する形成位置および形
状が、サイド側上方側のコーナー寄りの部分からサイド
部下方に向かって徐々に変化されており、第1図と同一
の位置関係状態から第2図に示されている位置関係状態
に変化されている。具体的には、隆起部123およびシー
ル部122が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウイ
ンドガラス1の前方側に徐々に迫り出されており、その
迫り出し分にわたって、隆起部123およびシール部122と
係止部121との距離が、サイド部下方へ行くに従って徐
々に大きくなっている。そしてこのようなサイド側ファ
スナー12における隆起部123およびシール部122の形成位
置の変化に従って、上述したように壁部121aの立ち上げ
が行なわれている。
よびシール部122の係止部121に対する形成位置および形
状が、サイド側上方側のコーナー寄りの部分からサイド
部下方に向かって徐々に変化されており、第1図と同一
の位置関係状態から第2図に示されている位置関係状態
に変化されている。具体的には、隆起部123およびシー
ル部122が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウイ
ンドガラス1の前方側に徐々に迫り出されており、その
迫り出し分にわたって、隆起部123およびシール部122と
係止部121との距離が、サイド部下方へ行くに従って徐
々に大きくなっている。そしてこのようなサイド側ファ
スナー12における隆起部123およびシール部122の形成位
置の変化に従って、上述したように壁部121aの立ち上げ
が行なわれている。
さらに上記サイド側ファスナー12における隆起部123
の突出量は、サイド部上方側のコーナー寄りの部分から
サイド部下方に向かって徐々に変化されており、第1図
と同一の位置関係状態から第2図に示されている位置関
係状態に変化されている。具体的には、隆起部123は、
サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガラス1
側に徐々に張り出されており、その張り出し量は、サイ
ド部下方へ行くに従って徐々に大きくなっている。
の突出量は、サイド部上方側のコーナー寄りの部分から
サイド部下方に向かって徐々に変化されており、第1図
と同一の位置関係状態から第2図に示されている位置関
係状態に変化されている。具体的には、隆起部123は、
サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガラス1
側に徐々に張り出されており、その張り出し量は、サイ
ド部下方へ行くに従って徐々に大きくなっている。
このようなサイド側ファスナー12における隆起部123
およびシール部122の形成位置変化および形状変化によ
って、上述したような横断面略コ字状の雨水排水用溝13
が形成されるものである。
およびシール部122の形成位置変化および形状変化によ
って、上述したような横断面略コ字状の雨水排水用溝13
が形成されるものである。
なおサイド側ファスナー12およびサイド側モールディ
ング6は、サイド部の上方から下方にかけて第2図に示
される位置関係まで変化された以後の下方部分において
は、第2図に示される位置関係が長手方向下方にそのま
ま維持されている。
ング6は、サイド部の上方から下方にかけて第2図に示
される位置関係まで変化された以後の下方部分において
は、第2図に示される位置関係が長手方向下方にそのま
ま維持されている。
このような実施例によれば、隆起部123を設けること
によって雨水排水用溝13が深溝状に形成され、この深溝
状の雨水排水用溝13によって良好な雨水堰き止め作用が
得られるようになっている。このとき雨水排水用溝13の
溝断面積は、隆起部123の突出量によって適宜に調整さ
れる。
によって雨水排水用溝13が深溝状に形成され、この深溝
状の雨水排水用溝13によって良好な雨水堰き止め作用が
得られるようになっている。このとき雨水排水用溝13の
溝断面積は、隆起部123の突出量によって適宜に調整さ
れる。
またこの実施例においては、自動車用ファスナー9,12
における各部の形成位置を長手方向に連続的に変化させ
ることによって雨水排水用溝13をサイド部の一部に設け
ており、したがって自動車用ファスナー9,12を連続成形
しつつ雨水排水用溝13の構築が可能となっている。
における各部の形成位置を長手方向に連続的に変化させ
ることによって雨水排水用溝13をサイド部の一部に設け
ており、したがって自動車用ファスナー9,12を連続成形
しつつ雨水排水用溝13の構築が可能となっている。
上述した第1実施例と同一の構成物を同一の符号で表
わした第5図ないし第7図に示されている第2実施例を
次に説明する。
わした第5図ないし第7図に示されている第2実施例を
次に説明する。
第5図に示されているように、フロントウインドガラ
ス1の上端縁とルーフパネル3の室内側折曲げ部3aとの
間には、所定の間隔をもって隙間が形成されており、こ
の隙間に、アッパー側ファスナー29を介してアッパー側
モールディング24が装着されている。これらアッパー側
ファスナー29およびアッパー側モールディング24の構造
を詳述する。
ス1の上端縁とルーフパネル3の室内側折曲げ部3aとの
間には、所定の間隔をもって隙間が形成されており、こ
の隙間に、アッパー側ファスナー29を介してアッパー側
モールディング24が装着されている。これらアッパー側
ファスナー29およびアッパー側モールディング24の構造
を詳述する。
まず第5図および第7図に示されているように、アッ
パー側ファスナー29の基部291は、前記ルーフパネル3
におけるフランジ部3bと室内側折曲げ部3aとの折り曲げ
角部に当接するように形成されており、ルーフパネル3
の開口縁底位置に取付け基準として装着されている。こ
の基部291からは、板状の係止部292が、前記ルーフパネ
ル3の室内側折曲げ部3aに沿って前方側(第1図左方
側)に延出されている。この係止部292は、前記アッパ
ー側モールディング24の一部を挾持するためのものであ
って、該係止部292の背後に介挿された両面接着テープ1
1によってファスナー29の固定が行なわれている。また
この係止部292のフロントウインドガラス1側に臨む側
面上には、横断面が鋸歯状の係止段部が2段にわたって
形成されており、後述するようにアッパー側モールディ
ング24の一部が、上記係止部292の係止段部に嵌合され
るようになっている。
パー側ファスナー29の基部291は、前記ルーフパネル3
におけるフランジ部3bと室内側折曲げ部3aとの折り曲げ
角部に当接するように形成されており、ルーフパネル3
の開口縁底位置に取付け基準として装着されている。こ
の基部291からは、板状の係止部292が、前記ルーフパネ
ル3の室内側折曲げ部3aに沿って前方側(第1図左方
側)に延出されている。この係止部292は、前記アッパ
ー側モールディング24の一部を挾持するためのものであ
って、該係止部292の背後に介挿された両面接着テープ1
1によってファスナー29の固定が行なわれている。また
この係止部292のフロントウインドガラス1側に臨む側
面上には、横断面が鋸歯状の係止段部が2段にわたって
形成されており、後述するようにアッパー側モールディ
ング24の一部が、上記係止部292の係止段部に嵌合され
るようになっている。
さらに上記係止部292は、ルーフパネル3の室内側折
曲げ部3aに沿ってフロントウインドガラス1の前方側
(第5図左方側)に延びており、その延出先端部分は、
前記ルーフパネル3の外表面に沿って緩やかな内曲率を
有するように曲げ形成されてなるリップ状のシール部29
3になされている。このシール部293は、ルーフパネル3
の外表面側に密着されており、ルーフパネル3とフロン
トウインドガラス1との隙間における上側シール作用を
行なっている。
曲げ部3aに沿ってフロントウインドガラス1の前方側
(第5図左方側)に延びており、その延出先端部分は、
前記ルーフパネル3の外表面に沿って緩やかな内曲率を
有するように曲げ形成されてなるリップ状のシール部29
3になされている。このシール部293は、ルーフパネル3
の外表面側に密着されており、ルーフパネル3とフロン
トウインドガラス1との隙間における上側シール作用を
行なっている。
次にアッパー側モールディング24は、上記アッパー側
ファスナー29の係止部292に嵌合され挾持される脚部241
と、この脚部241からフロントウインドガラス1の前面
側に向かって延びるリップ状の装飾モール部242とを備
えている。
ファスナー29の係止部292に嵌合され挾持される脚部241
と、この脚部241からフロントウインドガラス1の前面
側に向かって延びるリップ状の装飾モール部242とを備
えている。
上記脚部241の奥側(第5図右側)の先端部分は、横
断面略T字状に分岐されており、前記アッパー側ファス
ナー29に向かって延出するファスナー側係合部241aと、
フロントウインドガラス1側に向かって延出するガラス
側係合部241bとになされている。このうちファスナー側
係合部241aの先端側部分は、前方側(第5図左側)に向
かって折り曲げられており、その折り曲げ部分が、前記
アッパー側ファスナー29の係止部292を構成する2段の
係止段部どうしの間に嵌合されている。一方ガラス側係
合部241bの先端側部分は、二又状に分岐されており、当
該二又部分が、前記フロントウインドガラス1の上端縁
における奥側稜部に当接・嵌合されている。このような
各部材241a,292の嵌合関係および部材241b,1の嵌合関係
によって、アッパー側モールディング24がアッパー側フ
ァスナー29およびフロントウインドガラス1に対して脱
落なき状態に係合され一定位置に保持されるようになっ
ている。一方上記装飾モール部402の下縁部分は、フロ
ントウインドガラス1の表面上に圧着されており、ルー
フパネル3とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る下側シール作用を行なっている。
断面略T字状に分岐されており、前記アッパー側ファス
ナー29に向かって延出するファスナー側係合部241aと、
フロントウインドガラス1側に向かって延出するガラス
側係合部241bとになされている。このうちファスナー側
係合部241aの先端側部分は、前方側(第5図左側)に向
かって折り曲げられており、その折り曲げ部分が、前記
アッパー側ファスナー29の係止部292を構成する2段の
係止段部どうしの間に嵌合されている。一方ガラス側係
合部241bの先端側部分は、二又状に分岐されており、当
該二又部分が、前記フロントウインドガラス1の上端縁
における奥側稜部に当接・嵌合されている。このような
各部材241a,292の嵌合関係および部材241b,1の嵌合関係
によって、アッパー側モールディング24がアッパー側フ
ァスナー29およびフロントウインドガラス1に対して脱
落なき状態に係合され一定位置に保持されるようになっ
ている。一方上記装飾モール部402の下縁部分は、フロ
ントウインドガラス1の表面上に圧着されており、ルー
フパネル3とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る下側シール作用を行なっている。
また上記アッパー側モールディング24には、装飾モー
ル部242の延出方向とは反対側の上側方向に延びるよう
に突起部243が設けられている。この突起部243の突出先
端部分は、前記アッパー側ファスナー29における係止部
292とシール部293と境界部分に当接されており、アッパ
ー側モールディング24とアッパー側ファスナー29との間
のシール作用を行なっている。
ル部242の延出方向とは反対側の上側方向に延びるよう
に突起部243が設けられている。この突起部243の突出先
端部分は、前記アッパー側ファスナー29における係止部
292とシール部293と境界部分に当接されており、アッパ
ー側モールディング24とアッパー側ファスナー29との間
のシール作用を行なっている。
このようなウインドモールディングとファスナーとの
構造は、第6図および第7図に示されているサイド部に
おいても基本的には同様である。
構造は、第6図および第7図に示されているサイド部に
おいても基本的には同様である。
すなわち第6図に示されているように、フロントウイ
ンドガラス1の側端縁とピラーパネル5の室内側折曲げ
部5aとの間には、所定の間隔をもって隙間が形成されて
おり、この隙間に、サイド側ファスナー22を介してサイ
ド側モールディング26が装着されている。これらサイド
側ファスナー22およびサイド側モールディング26の構造
を詳述する。
ンドガラス1の側端縁とピラーパネル5の室内側折曲げ
部5aとの間には、所定の間隔をもって隙間が形成されて
おり、この隙間に、サイド側ファスナー22を介してサイ
ド側モールディング26が装着されている。これらサイド
側ファスナー22およびサイド側モールディング26の構造
を詳述する。
まず第6図および第7図に示されているように、サイ
ド側ファスナー22の基部221は、前記ピラーパネル5に
おけるフランジ部5bと室内側折曲げ部5aとの折り曲げ角
部に当接するように形成されており、ピラーパネル5の
開口縁底位置に取付け基準として装着されている。この
基部221からは、板状の係止部222が、前記ピラーパネル
5の室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第6図上方側)
に延出されている。この係止部222は、前記サイド側モ
ールディング26の一部を挾持するためのものであって、
該係止部222の背後に介挿された両面接着テープ11によ
ってファスナー22の固定が行なわれている。またこの係
止部222のフロントウインドガラス1側に臨む側面上に
は、横断面が鋸歯状の係止段部が4段にわたって形成さ
れており、後述するようにサイド側モールディング26の
複数部分が、上記係止部222の係止段部に嵌合されるよ
うになっている。
ド側ファスナー22の基部221は、前記ピラーパネル5に
おけるフランジ部5bと室内側折曲げ部5aとの折り曲げ角
部に当接するように形成されており、ピラーパネル5の
開口縁底位置に取付け基準として装着されている。この
基部221からは、板状の係止部222が、前記ピラーパネル
5の室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第6図上方側)
に延出されている。この係止部222は、前記サイド側モ
ールディング26の一部を挾持するためのものであって、
該係止部222の背後に介挿された両面接着テープ11によ
ってファスナー22の固定が行なわれている。またこの係
止部222のフロントウインドガラス1側に臨む側面上に
は、横断面が鋸歯状の係止段部が4段にわたって形成さ
れており、後述するようにサイド側モールディング26の
複数部分が、上記係止部222の係止段部に嵌合されるよ
うになっている。
さらに上記サイド側ファスナー22の係止部222は、ピ
ラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2
図上方側)に延びており、その延出先端部分は、横断面
略T字状に分岐されてシール部223と隆起部224とになさ
れている。前記ピラーパネル5側に延びるリップ状のシ
ール部223は、その裏面側がピラーパネル5の外表面に
沿うように緩やかな曲率の湾曲面に形成されている。こ
のシール部223は、ピラーパネル5の外表面側に密着さ
れており、ピラーパネル5とフロントウインドガラス1
との隙間における外側シール作用を行なっている。また
上記シール部223の延出方向と反対側の方向に延びる隆
起部224は、後述するようにサイド側モールディング26
の上方位置に配置されており、この隆起部224とサイド
側モールディング26との間に画成される空間部分に、後
述する雨水排水用溝23が設けられている。
ラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2
図上方側)に延びており、その延出先端部分は、横断面
略T字状に分岐されてシール部223と隆起部224とになさ
れている。前記ピラーパネル5側に延びるリップ状のシ
ール部223は、その裏面側がピラーパネル5の外表面に
沿うように緩やかな曲率の湾曲面に形成されている。こ
のシール部223は、ピラーパネル5の外表面側に密着さ
れており、ピラーパネル5とフロントウインドガラス1
との隙間における外側シール作用を行なっている。また
上記シール部223の延出方向と反対側の方向に延びる隆
起部224は、後述するようにサイド側モールディング26
の上方位置に配置されており、この隆起部224とサイド
側モールディング26との間に画成される空間部分に、後
述する雨水排水用溝23が設けられている。
次にサイド側モールディング26は、上記サイド側ファ
スナー22の係止部222に嵌合され挾持される脚部261と、
この脚部261からフロントウインドガラス1の前面側に
向かって延びるリップ状の装飾モール部262とを備えて
いる。
スナー22の係止部222に嵌合され挾持される脚部261と、
この脚部261からフロントウインドガラス1の前面側に
向かって延びるリップ状の装飾モール部262とを備えて
いる。
また上記脚部261の奥側(第6図下側)の先端部分
は、横断面略T字状に分岐されており、前記サイド側フ
ァスナー22側に向かって延出するファスナー側係合部26
1aと、フロントウインドガラス1側に向かって延出する
ガラス側係合部261bとになされている。このうちファス
ナー側係合部261aの先端側部分は、前方側(第6図上
側)に向かって折り曲げられており、その折り曲げ部分
が、前記サイド側ファスナー22の係止部222を構成する
係止段部の下方側に嵌合されている。一方ガラス側係合
部261bの先端側部分は、二又状に分岐されており、当該
二又部分が、前記フロントウインドガラス1の側端縁に
おける奥側稜部に当接・嵌合されている。このような各
部材261a,222の嵌合関係および部材261b,1の嵌合関係に
よって、サイド側モールディング26がサイド側ファスナ
ー22およびフロントウインドガラス1に対して脱落なき
状態に係合され一定位置に保持されるようになってい
る。一方上記装飾モール部262の内側(第6図右側)縁
部分は、フロントウインドガラス1の表面上に圧着され
ており、ピラーパネル5とフロントウインドガラス1と
の隙間における側部シール作用を行なっている。
は、横断面略T字状に分岐されており、前記サイド側フ
ァスナー22側に向かって延出するファスナー側係合部26
1aと、フロントウインドガラス1側に向かって延出する
ガラス側係合部261bとになされている。このうちファス
ナー側係合部261aの先端側部分は、前方側(第6図上
側)に向かって折り曲げられており、その折り曲げ部分
が、前記サイド側ファスナー22の係止部222を構成する
係止段部の下方側に嵌合されている。一方ガラス側係合
部261bの先端側部分は、二又状に分岐されており、当該
二又部分が、前記フロントウインドガラス1の側端縁に
おける奥側稜部に当接・嵌合されている。このような各
部材261a,222の嵌合関係および部材261b,1の嵌合関係に
よって、サイド側モールディング26がサイド側ファスナ
ー22およびフロントウインドガラス1に対して脱落なき
状態に係合され一定位置に保持されるようになってい
る。一方上記装飾モール部262の内側(第6図右側)縁
部分は、フロントウインドガラス1の表面上に圧着され
ており、ピラーパネル5とフロントウインドガラス1と
の隙間における側部シール作用を行なっている。
また上記サイド側モールディング26には、装飾モール
部262の延出方向と反対側の外側方向に延びるように突
起部263が設けられている。この突起部263の突出先端部
分は、前記サイド側ファスナー22の係止部222を構成す
る係止段部の上方側に嵌合されており、サイド側モール
ディング26とサイド側ファスナー22との間のシール作用
を行なっている。
部262の延出方向と反対側の外側方向に延びるように突
起部263が設けられている。この突起部263の突出先端部
分は、前記サイド側ファスナー22の係止部222を構成す
る係止段部の上方側に嵌合されており、サイド側モール
ディング26とサイド側ファスナー22との間のシール作用
を行なっている。
上記脚部261の先端部分は、前記ファスナー22の係止
部222を構成する横断面が鋸歯状の係止段部の下段側に
嵌合されており、これら両部材261,222の嵌合関係によ
ってサイド側モールディング26がサイド側ファスナー22
に対して脱落なき状態に係合され一定位置に保持される
ようになっている。
部222を構成する横断面が鋸歯状の係止段部の下段側に
嵌合されており、これら両部材261,222の嵌合関係によ
ってサイド側モールディング26がサイド側ファスナー22
に対して脱落なき状態に係合され一定位置に保持される
ようになっている。
一方このサイド部においては、上記ピラーパネル5の
室内側折曲げ部5aが、フロントウインドガラス1の表面
上から一定量立ち上がる方向に長尺化されている。そし
てこの室内側折曲げ部5aの立ち上げ分に対応して、前記
ファスナー22の係止部222が、フロントウインドガラス
1の前方側(第6図上方側)に向かって一定量立ち上げ
られており、前記サイド側モールディング26との間に一
定の段差が形成されている。また上述したサイド側ファ
スナー22の隆起部224は、係止部222の立ち上げ部分の先
端部分からほぼ直角に折れ曲がるようにして内側(第6
図右側)に向かって延出されており、当該サイド側ファ
スナー22の隆起部224と、上記係止部222の立ち上げ部分
と、前記サイド側モールディング26の装飾モール部262
とによって画成される横断面略コ字状の空間内に雨水排
水用溝23が形成されている。この雨水排水用溝23は、フ
ロントウインドガラス1の両側縁部に配され、上記フロ
ントウインドガラス1上に付着した雨水等の液体を所定
の方向に導くことによって、サイドウインド側への液回
り込みおよび液飛散を防止する機能を有している。
室内側折曲げ部5aが、フロントウインドガラス1の表面
上から一定量立ち上がる方向に長尺化されている。そし
てこの室内側折曲げ部5aの立ち上げ分に対応して、前記
ファスナー22の係止部222が、フロントウインドガラス
1の前方側(第6図上方側)に向かって一定量立ち上げ
られており、前記サイド側モールディング26との間に一
定の段差が形成されている。また上述したサイド側ファ
スナー22の隆起部224は、係止部222の立ち上げ部分の先
端部分からほぼ直角に折れ曲がるようにして内側(第6
図右側)に向かって延出されており、当該サイド側ファ
スナー22の隆起部224と、上記係止部222の立ち上げ部分
と、前記サイド側モールディング26の装飾モール部262
とによって画成される横断面略コ字状の空間内に雨水排
水用溝23が形成されている。この雨水排水用溝23は、フ
ロントウインドガラス1の両側縁部に配され、上記フロ
ントウインドガラス1上に付着した雨水等の液体を所定
の方向に導くことによって、サイドウインド側への液回
り込みおよび液飛散を防止する機能を有している。
ここでアッパー側ファスナー29およびサイド側ファス
ナー22の横断面において、係止部292,222およびシール
部293,224の各形成位置が、基部291,221を基準として定
められている。すなわち上述したようにアッパー側ファ
スナー29およびサイド側ファスナー22のいずれにおいて
も、基部291,221は、室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部
3b,5bとの折り曲げ角部に当接されており、一定位置に
装着されている。そしてアッパー側ファスナー29では、
係止部292およびシール部293が基部291に対して第5図
に示されている一定の位置関係をなすようにして長手方
向にそのまま維持されている。
ナー22の横断面において、係止部292,222およびシール
部293,224の各形成位置が、基部291,221を基準として定
められている。すなわち上述したようにアッパー側ファ
スナー29およびサイド側ファスナー22のいずれにおいて
も、基部291,221は、室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部
3b,5bとの折り曲げ角部に当接されており、一定位置に
装着されている。そしてアッパー側ファスナー29では、
係止部292およびシール部293が基部291に対して第5図
に示されている一定の位置関係をなすようにして長手方
向にそのまま維持されている。
一方サイド側ファスナー22においては、隆起部224お
よびシール部223の基部221に対する形成位置および形状
が、サイド部上方側のコーナー寄りの部分からサイド部
下方に向かって徐々に変化されており、第5図と同一の
位置関係状態から第6図に示されている位置関係状態に
変化されている。具体的には、まず隆起部224およびシ
ール部223が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウ
インドガラス1の前方側に徐々に迫り出されており、そ
の迫り出し分にわたって、隆起部224およびシール部223
と基部221との距離が、サイド部下方へ行くに従って徐
々に大きくなっている。そしてこのようなサイド側ファ
スナー22における隆起部224およびシール部223の形成位
置の変化に従って、上述したように係止部221の立ち上
げが行なわれている。
よびシール部223の基部221に対する形成位置および形状
が、サイド部上方側のコーナー寄りの部分からサイド部
下方に向かって徐々に変化されており、第5図と同一の
位置関係状態から第6図に示されている位置関係状態に
変化されている。具体的には、まず隆起部224およびシ
ール部223が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウ
インドガラス1の前方側に徐々に迫り出されており、そ
の迫り出し分にわたって、隆起部224およびシール部223
と基部221との距離が、サイド部下方へ行くに従って徐
々に大きくなっている。そしてこのようなサイド側ファ
スナー22における隆起部224およびシール部223の形成位
置の変化に従って、上述したように係止部221の立ち上
げが行なわれている。
さらに上記サイド側ファスナー22における隆起部224
の突出量は、サイド部上方側のコーナー寄りの部分から
サイド部下方に向かって徐々に変化されており、第5図
と同一の位置関係状態から第6図に示されている位置関
係状態に変化されている。具体的には、隆起部224が、
サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガラス1
側に向かって徐々に張り出されており、その張り出し量
は、サイド部下方へ行くに従って徐々に大きくなってい
る。
の突出量は、サイド部上方側のコーナー寄りの部分から
サイド部下方に向かって徐々に変化されており、第5図
と同一の位置関係状態から第6図に示されている位置関
係状態に変化されている。具体的には、隆起部224が、
サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガラス1
側に向かって徐々に張り出されており、その張り出し量
は、サイド部下方へ行くに従って徐々に大きくなってい
る。
このようなサイド側ファスナー12における隆起部224
およびシール部223の形成位置変化および形状変化によ
って、上述したような横断面略コ字状の雨水排水用溝23
が形成されるものである。
およびシール部223の形成位置変化および形状変化によ
って、上述したような横断面略コ字状の雨水排水用溝23
が形成されるものである。
なおサイド側ファスナー22およびサイド側モールディ
ング26は、サイド部の上方から下方にかけて第6図に示
される位置関係まで変化された以後の下方部分において
は、第6図に示される位置関係が長手方向下方にそのま
ま維持されている。
ング26は、サイド部の上方から下方にかけて第6図に示
される位置関係まで変化された以後の下方部分において
は、第6図に示される位置関係が長手方向下方にそのま
ま維持されている。
このような実施例によれば、隆起部224を設けること
によって雨水排水用溝23が深溝状に形成され、この深溝
状の雨水排水用溝23によって良好な雨水堰き止め作用が
得られるようになっている。このとき雨水排水用溝23の
溝断面積は、隆起部224の突出量によって適宜に調整さ
れる。
によって雨水排水用溝23が深溝状に形成され、この深溝
状の雨水排水用溝23によって良好な雨水堰き止め作用が
得られるようになっている。このとき雨水排水用溝23の
溝断面積は、隆起部224の突出量によって適宜に調整さ
れる。
またこの実施例においては、自動車用ファスナー29,2
2における各部の形成位置を長手方向に変化させること
によって雨水排水用溝23をサイド部の一部に設けてお
り、自動車用ファスナー29,22を連続成形しつつ雨水排
水用溝23の構築が可能となっている。
2における各部の形成位置を長手方向に変化させること
によって雨水排水用溝23をサイド部の一部に設けてお
り、自動車用ファスナー29,22を連続成形しつつ雨水排
水用溝23の構築が可能となっている。
つぎに上述した第1実施例にかかる自動車用ファスナ
ーの製造装置を説明する。第8図には、自動車用ファス
ナーの押出形成するためのダイの構成が示されている。
ーの製造装置を説明する。第8図には、自動車用ファス
ナーの押出形成するためのダイの構成が示されている。
本装置におけるダイは、ファスナーの押出方向(紙面
垂直方向)に並設された第1のダイ31と第2のダイ32と
第3のダイ33とを有しており、上記第1のダイ31は固定
状態に設置されているとともに、第2のダイ32および第
3のダイ33は、第1のダイ31の前面側に沿って平行移動
可能に設けられている。第1のダイ31には、前述した構
造を有するファスナー(9,12)の壁部(901a,121a)お
よびシール部(902,122)の外郭に対応した形状の押出
形成口311が設けられているとともに、第2のダイ32に
は、ファスナー(9,12)の鍵形状部(901b,121b)に対
応した形状の押出形成口321が設けられており、さらに
第3のダイ33には、ファスナー(9,12)の隆起部(12
3)に対応した形状の押出形成口331が設けられている。
垂直方向)に並設された第1のダイ31と第2のダイ32と
第3のダイ33とを有しており、上記第1のダイ31は固定
状態に設置されているとともに、第2のダイ32および第
3のダイ33は、第1のダイ31の前面側に沿って平行移動
可能に設けられている。第1のダイ31には、前述した構
造を有するファスナー(9,12)の壁部(901a,121a)お
よびシール部(902,122)の外郭に対応した形状の押出
形成口311が設けられているとともに、第2のダイ32に
は、ファスナー(9,12)の鍵形状部(901b,121b)に対
応した形状の押出形成口321が設けられており、さらに
第3のダイ33には、ファスナー(9,12)の隆起部(12
3)に対応した形状の押出形成口331が設けられている。
また上記第2のダイ32は、一対のガイド322,322によ
って平行移動可能に支持されているとともに、回転運動
変換機構323を介して駆動モータ324の出力軸に接続され
ている。さらに上記第3のダイ33は、一対のガイド332,
332によって平行移動可能に支持されているとともに、
回転運動変換機構333を介して駆動モータ334の出力軸に
接続されている。
って平行移動可能に支持されているとともに、回転運動
変換機構323を介して駆動モータ324の出力軸に接続され
ている。さらに上記第3のダイ33は、一対のガイド332,
332によって平行移動可能に支持されているとともに、
回転運動変換機構333を介して駆動モータ334の出力軸に
接続されている。
このような実施例における製造装置によれば、駆動モ
ータ324および334を稼動させることによって、第1のダ
イ31に対する第2のダイ32および第3のダイ33の設定位
置が適宜調整されることとなり、したがって前述したよ
うな異なる横断面形状を有する自動車用ファスナーが連
続して形成されるようになっている。
ータ324および334を稼動させることによって、第1のダ
イ31に対する第2のダイ32および第3のダイ33の設定位
置が適宜調整されることとなり、したがって前述したよ
うな異なる横断面形状を有する自動車用ファスナーが連
続して形成されるようになっている。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、隆起部を設けて雨水排水
用溝を深溝状に形成することとしたから、深溝状の雨水
排水用溝によって良好な雨水堰き止め作用が得られると
ともに、雨水排水用溝の溝断面積を、隆起部の突出量に
よって適宜に調整することができ、良好な機能を備える
雨水排水用溝を得ることができる。
用溝を深溝状に形成することとしたから、深溝状の雨水
排水用溝によって良好な雨水堰き止め作用が得られると
ともに、雨水排水用溝の溝断面積を、隆起部の突出量に
よって適宜に調整することができ、良好な機能を備える
雨水排水用溝を得ることができる。
また本発明は、各部の形成位置を長手方向に変化させ
ることによって雨水排水用溝をサイド部の一部に設ける
こととしたから、自動車用ファスナーを連続成形しつつ
雨水排水用溝を構成することができ、雨水排水用溝をサ
イド部等の一部のみに設ける場合であってもアッパー部
とサイド部とを連続的に成形することができる。
ることによって雨水排水用溝をサイド部の一部に設ける
こととしたから、自動車用ファスナーを連続成形しつつ
雨水排水用溝を構成することができ、雨水排水用溝をサ
イド部等の一部のみに設ける場合であってもアッパー部
とサイド部とを連続的に成形することができる。
第1図は本発明の一実施例における自動車用ファスナー
の使用状態を表わした第4図中のI−I線に沿う横断面
図、第2図は第1図中のII−II線に沿う横断面図、第3
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーの装着
前の状態を表わした外観斜視図、第4図は本発明を適用
する自動車のフロント側の外観を表わした斜視説明図、
第5図,第6図および第7図は本発明の他の実施例にお
ける自動車用ファスナーを表わした第1図,第2図およ
び第3図相当のI−I線に沿う横断面図,VI−VI線に沿
う横断面図および外観斜視図、第8図は第1図に示され
ているファスナーの製造装置例を表わした正面説明図で
ある。 1……フロントウインドガラス、4,24……アッパー側モ
ールディング、6,26……サイド側モールディング、9,29
……アッパー側ファスナー、12,22……サイド側ファス
ナー、902,122,293,223……シール部、123,224……隆起
部。
の使用状態を表わした第4図中のI−I線に沿う横断面
図、第2図は第1図中のII−II線に沿う横断面図、第3
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーの装着
前の状態を表わした外観斜視図、第4図は本発明を適用
する自動車のフロント側の外観を表わした斜視説明図、
第5図,第6図および第7図は本発明の他の実施例にお
ける自動車用ファスナーを表わした第1図,第2図およ
び第3図相当のI−I線に沿う横断面図,VI−VI線に沿
う横断面図および外観斜視図、第8図は第1図に示され
ているファスナーの製造装置例を表わした正面説明図で
ある。 1……フロントウインドガラス、4,24……アッパー側モ
ールディング、6,26……サイド側モールディング、9,29
……アッパー側ファスナー、12,22……サイド側ファス
ナー、902,122,293,223……シール部、123,224……隆起
部。
Claims (7)
- 【請求項1】自動車パネルの窓枠開口縁部に装着された
ウインドガラスの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部
品を固定させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌
合する構成になされた長尺状の押出部材であって、 前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
上記壁部の室外側端部分において前記自動車パネル側に
向って折れ曲がるようにして延びるシール部と、上記壁
部の室内側端部分において前記自動車取付部品の一部に
嵌合する係止部と、を備えてなる自動車用ファスナーに
おいて、 長手方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延
出方向と反対側のウインドガラスの外表面側方向に向か
って延びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相
当する部位に設けてなり、 上記隆起部におけるウインドガラス側への延出量を、長
手方向に沿って徐々に変化させたことを特徴とする自動
車用ファスナー。 - 【請求項2】請求項の1に記載された自動車用ファスナ
ーにおいて、 長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化してい
るとともに、シール部の形成位置が係止部を基準として
設定され、かつこの係止部を基準とするシール部の形成
位置が、上記壁部の室内外方向に延びる長さに対応して
長手方向に連続的に変化していることを特徴とする自動
車用ファスナー。 - 【請求項3】自動車のウインドガラスを装着するための
自動車パネル開口の側縁部に沿って上下方向に延びるよ
うに固定され、長尺状のウインドモールディングの一部
を嵌合する長尺状の押出部材からなるファスナーを備え
たものであって、 上記ファスナーは、前記自動車パネルの窓枠開口の側縁
部における段差部を形成する折曲げ部に沿って室内外方
向に延びる壁部と、上記壁部の室外側端部分において前
記自動車パネル側に向って折れ曲がるようにして延びる
シール部と、上記壁部の室内側端部分において前記ウイ
ンドモールディングの脚部に嵌合する係止部と、を有
し、 前記ウインドモールディングは、上記ファスナーの係止
部に嵌合する脚部からウインドガラスの表面上に延びる
装飾モール部を備えた自動車用ファスナーの取付構造に
おいて、 長手方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延
出方向と反対側のウインドガラス外表面側方向に向かっ
て延びる隆起部を、前記ウインドガラスの側縁部に相当
する部位に沿って設け、この隆起部と前記装飾モール部
との間にウインドガラス側に向って開口する雨水排出溝
を画成するとともに、 上記隆起部におけるウインドガラス側への延出量を、長
手方向に沿って徐々に変化させることにより、前記雨水
排出溝の溝深さを連続的に変化させていることを特徴と
する自動車用ファスナーの取付構造。 - 【請求項4】請求項の3に記載された自動車用ファスナ
ーの取付構造において、 長手方向に直交する横断面に関して、ファスナーの壁部
の室内外方向に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応し
て変化しているとともに、当該ファスナーのシール部の
形成位置が係止部を基準として設定され、かつこの係止
部を基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の室内
外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化
させていることによって、雨水排出溝の溝幅をウインド
ガラス側縁部の上下方向に連続的に変化させていること
を特徴とする自動車用ファスナーの取付構造。 - 【請求項5】自動車パネルの窓枠開口縁部に装着された
ウインドガラスの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部
品を固定させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌
合する構成になされた自動車用ファスナーを、複数のダ
イにより画成される押出形成口を通して長尺状に押し出
す方法であって、 前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
上記壁部の室外側端部分において前記自動車パネル側に
向って折れ曲がるようにして延びるシール部と、上記壁
部の室内側端部分において前記自動車取付部品の一部に
嵌合する係止部とを、前記押出成形口から所定の形状に
押し出するようにした自動車用ファスナーの製造方法に
おいて、 長手方向に直交する横断面に関して、前記シール部の延
出方向と反対側の前記ウインドガラスの外表面側方向に
向かって延びる隆起部を、ウインドガラスの側縁部に相
当する部位に沿うように前記押出成形口から押出形成す
るものであって、 上記隆起部におけるウインドガラス側への延出量を長手
方向に沿って徐々に変化させるように、前記複数のダイ
を相対的に移動させつつ押出成形を行うことを特徴とす
る自動車用ファスナーの製造方法。 - 【請求項6】請求項の5に記載された自動車用ファスナ
ーの製造方法において、 長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、 係止部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形
成するように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止
部を基準とするシール部の形成位置を、上記壁部の室内
外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化
させるように前記複数のダイを相対的に移動させるよう
にしたことを特徴とする自動車用ファスナーの製造方
法。 - 【請求項7】自動車パネルの窓枠開口縁部に装着された
ウインドガラスの側縁部に向って長尺状の自動車取付部
品を固定させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌
合する構成になされた自動車用ファスナーを、複数のダ
イにより画成される押出形成口を通して長尺状に押し出
す方法であって、 前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
上記壁部の室外側端部分において前記自動車パネル側に
沿って折れ曲がるようにして延びるシール部と、上記壁
部の室内側端部分において前記自動車取付部品の一部に
嵌合する係止部とを、前記押出成形口から所定の形状に
押し出するようにした自動車用ファスナーの製造方法に
おいて、 長手方向に直交する横断面に関して、壁部の室内外方向
に延びる長さが段差部の折曲げ部に対応して変化するよ
うに、複数のダイを相対移動させるものであって、 係止部を基準とした所定の位置に上記シール部を押出形
成するように複数のダイの相対位置を設定し、上記係止
部を基準とするシール部の形成位置を、前記壁部の室内
外方向に延びる長さに対応して長手方向に連続的に変化
させるように前記複数のダイを相対的に移動させるよう
にしたことを特徴とする自動車用ファスナーの製造方
法。
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