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JP2954739B2 - 磁気記録再生装置のカム操作機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のカム操作機構

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Publication number
JP2954739B2
JP2954739B2 JP3142641A JP14264191A JP2954739B2 JP 2954739 B2 JP2954739 B2 JP 2954739B2 JP 3142641 A JP3142641 A JP 3142641A JP 14264191 A JP14264191 A JP 14264191A JP 2954739 B2 JP2954739 B2 JP 2954739B2
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JP
Japan
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cam
operating
gear
cam surface
magnetic recording
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Application number
JP3142641A
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English (en)
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JPH04341960A (ja
Inventor
博文 田口
俊康 澤野
秀和 武田
究一郎 長井
信行 賀来
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH04341960A publication Critical patent/JPH04341960A/ja
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Publication of JP2954739B2 publication Critical patent/JP2954739B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作部材を用いて機構
素子を動作させる磁気記録再生装置のカム操作機構に関
し、特に操作方向に応じて機構素子の高速な移動を可能
にするカム操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置のカム操作機構
においては、ローディングモータから駆動力をギア列に
よりモードギアに伝え、モードギアにより各テープ操作
モード(早送り、巻戻し、記録、再生、スチル、サーチ
など)に応じてカム及びカムスライダが操作される。
【0003】モード操作に応じて駆動されるモード操作
機構の機構素子(メインブレーキ、供給側サブブレー
キ、巻取り側サブブレーキ、テンションアームなど)
は、操作部材側面に設けられたカムにより動作を制御さ
れるという簡潔な機構で構成されている。また、操作部
材のカム面には機構素子がその上を滑らかに移動可能な
ように一定の角度θが付けられ、前記機構素子は、操作
部材の移動方向によらず同一のカム面上を移動してい
た。
【0004】カム操作機構は動作の方向、及び動作量の
変換機構であり、多種多様の装置に採用されている。例
えば、特開昭58−60450号公報に記載されている
ように、ビデオテープレコーダにおいて、操作部材にそ
の移動方向へと伸びるカム部を設けたものがある。これ
ら多種多様のカム操作機構は、1)早送り・巻戻し,
2)ストップ,3)記録・再生,4)逆転再生などのモ
ード操作において、イ)ブレーキ類,ロ)ピンチローラ
アームの操作,ハ)テンションコントロールアームの操
作などの機構素子を所定の態様に切替えるために使用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、1つ
の駆動源で、テープ装架手段と操作モード切替手段の2
つの機構手段を、その負荷の切替により正確に連携よく
切替ることができるように構成されているため、装置の
小型・軽量化及び装置の組立作業などの向上には有効で
あるが、モード切替途中の機構素子の移動時間の短縮化
については考慮されていない。その一例として、磁気記
録再生装置のブレーキ操作を考えると、ブレーキ力を操
作する部材を機構素子が操作しブレーキをかける場合に
は、瞬間的に動作を行なわせるようにすると、テープ弛
み防止に効果がある。一方、モード切替途中に必要な時
間は、操作部材が所定の速度で移動するためカムの所定
の角度θによって決まる。しかしながら、前記の従来の
技術では、この角度θは機構素子を滑らかに動作させる
ために垂直に近い大きな値を取ることはできないので、
モード切替途中に時間を要し、テープの緩みを防止する
ことができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、モード切替え途中の機構素子の移動時間の
短縮を図ることができるカム操作機構を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、外部からの操作入力に応じて移
動する操作部材に、機構素子が当接するカム面の角度を
変化するように回動可能に支持された操作板を搭載した
ことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、異なる勾配のカム面を
持つ第1、第2の操作部材と、該操作部材を互に異る速
度で移動する手段と、前記カム面と係合して移動する機
構素子とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、操作部材は所定の一
方向の移動に対しては、機構素子がカム面に圧接しなが
ら移動するためその角度を変えることが可能であり、機
構素子は連続的に移動する。また操作部材が、反対の方
向に移動する際には、カム面を形成している操作部材は
付勢されているバネにより角度が立ち、機構素子はカム
面を瞬時に移動する。従って、磁気記録再生装置のモー
ド切替時の機構素子の移動時間を短縮することが可能と
なった。請求項2の発明によれば、第1、第2の操作部
材の移動速度を異らせ、機構素子を第1の位置から第2
の位置に移動させる場合と、第2の位置から第1の位置
へ移動させる場合とで、機構素子と係合させる操作部材
を切替ることにより、磁気記録再生装置のモード切替時
の機構素子の移動時間を短縮することが可能となった。
【0010】
【実施例】以下、本発明による一実施例を図を用いて説
明する。図1、図2は、本発明を用いた磁気記録再生装
置の主要部分の構成図であり、図1は、表から見た図で
あり、図2、図3は、裏から見た図である。
【0011】図1において、1aはメインシャーシ、1
bはサブシャーシ、2はシリンダ、3はローディングモ
ータ、4は入側テープ引出部材、5は出側テープ引出部
材、61,62はローディングアームである。また6は
供給側リール台、7は巻取り側リール台、8はテンショ
ンアーム、9はキャプスタン、10はピンチローラ、1
3a,13bはメインブレーキ、14aは供給側サブブ
レーキ、14bは巻取り側サブブレーキ、15はテープ
カセット(二点鎖線で示す)、16aは入側ローディン
グギア,16bは出側ローディングギア、44,45,
46はアイドラギア、47はインヒビットアーム、48
はアイドラアーム、50はテンションバンドである。図
2において、20,21,22,23,24は減速ギ
ア、25はカムギア、26はカム溝、27は扇ギア、2
8は駆動ギア、30はモードギア、31は減速ギア、1
00は操作部材、33は操作レバー、35はブレーキ操
作レバー、40はキャプスタンモータ、41はモータプ
ーリ、42はアイドラプーリ、43はベルトである。
【0012】次に、この実施例の動作について説明す
る。図1において、入側ローディングギア16aはロー
ディングモータ3により減速ギア20,21,22,2
3,24、カムギア25、扇ギア27、および駆動ギア
28を介して減速駆動され、出側ローディングギア16
bは入側ローディングギア16aから駆動力を得て駆動
される。入側および出側ローディングギア16a、16
bが駆動されると、ローディングギア16a,16bに
取付けてあるローディングアーム61、62に連結され
た入側テープ引出部材4、及び出側テープ引出部材5は
駆動される。なお、駆動ギア28は2段になっていて、
図示されないギアと扇ギア27とがかみ合っている。ま
た、カムギア25から後述する切替機構を介し、モード
ギア30に伝達された駆動力は減速ギア31と操作部材
100に設けられたラック100cにより操作部材10
0に伝達される。これにより、操作部材100は駆動さ
れる。操作部材100の上部カム部には、軸35aを支
点とし、反時計方向に付勢されたブレーキ操作レバー3
5の端部が係合しており、該レバー35の第2部材35
bにメインブレーキ13a,13bの駆動部材13が連
動している。一方、操作部材100の下部カム部には、
供給側サブブレーキ14a,巻取側サブブレーキ14b
の駆動部材が係合している。この結果操作部材100の
移動により、それらの機構素子は供給側・巻取側両リー
ル台6,7と圧接・離脱動作を行なう。
【0013】また、図1のアイドラギア44は、キャプ
スタンモータ40に係合しているプーリ41からベルト
43、アイドラプーリ42、該アイドラプーリ42と同
軸のギア(図示されていない)を介して駆動される。ア
イドラギア45はアイドラギア44から駆動力を得て供
給側リール台6へ、または、アイドラギア46は巻取り
側リール台7へ、アイドラアーム48の左右動に応じて
駆動力を伝達する。また、アイドラアーム48には、立
ち上げ部48bが設けられており、巻取り側サブブレー
キ14bに係合しているインヒビットアーム47と当接
して、正転走行時以外に巻取り側リール台7にアイドラ
ギア46が係合しないように動作するように構成されて
いる。また、ピンチローラ10には、ローディングギア
16b、駆動ギア90,91を介して駆動力が伝達され
る。
【0014】次に、図4を参照して、本実施例の要部の
前記カム操作機構を詳細に説明する。ここに、図4は図
3の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図を示し、かつ操作
部材100が左(矢印H方向)移動した状態を示す。
【0015】図4において、操作部材100には、該操
作部材とは異なる板101が、操作部材100に植立さ
れたピン102を中心に自由に回動可能となるように搭
載されている。103,104は操作部材100に固定
されているストッパで、板101がピン102のまわり
に回動し過ぎるのを防止している。105は操作部材1
00と板101を付勢するバネである。
【0016】上記の構成のカム操作機構によれば、板1
01の側面に形成されたカム面101aと当接している
機構素子35の端部は、操作部材100が矢印F方向へ
動かされると、図5に示すように機構素子35が板10
1のカム面100bに瞬時に移動する。この結果、モー
ド切替時の機構素子35の移動時間を短縮することが可
能となる。
【0017】一方、操作部材100が矢印H方向に動か
されると、板101が機構素子35に押圧されているた
め、図6に示すように板101は操作部材100に対し
てカム面の角度を変化させる。これにより機構素子35
は滑らかに板101のカム面上を移動することが可能と
なる。
【0018】なお、本実施例では、操作部材100は直
線状としているが、円弧状もしくは円環状の操作部材で
あっても良い。
【0019】上記の構成を有する本実施例を磁気記録再
生装置に適用すると、表1に示した磁気記録再生装置の
モード遷移TRにおいて、TR時間を短縮することが可
能となる。例えば、FF/REWからLSTOP(ロー
ディングストップ)の動作が急速に行われ、テープ弛み
を防止することができる。
【0020】
【表1】 次に、本発明のカム操作機構の第2実施例について説明
する。図7において、110,120は互いに異なるカ
ム面を持つ第1、第2の操作部材、35は機構素子、1
30,140はモータ、131,132,133,14
1,142,143は減速ギアである。また、図8,図
9,図10において、110a,110b,110cは
第1の操作部材110のカム面、120a,120b,
120cは第2の操作部材120のカム面であり、第1
の操作部材110は緩やかな勾配をもつカム面110b
を、第2の操作部材120は急な勾配をもつカム面12
0bをもっている。また図中で2枚の操作部材は説明の
ため2枚が必ずしも重なって描かれてないが、本来は重
なるものである。
【0021】図7において、第1の操作部材110は、
モータ130により、減速ギア131,132,13
3,操作部材110のラック部110dを介して減速駆
動される。また、第2の操作部材120も同様に、モー
タ140により、減速ギア141,142,143,操
作部材120のラック部120dを介して減速駆動され
る。
【0022】図8に示すように、機構素子35は操作部
材のカム面110bと120bとに同時に当接したまま
移動するようにモータ130,140(図は省略)の減
速比を決定している。第1、第2の操作部材110,1
20をJ方向に移動する際に、第1の操作部材110を
操作部材120より速く移動させることにより、図9の
状態を経て、図10に示すようにカム面110c,12
0cに機構素子35を当接させることが可能である。一
方、第1、第2の操作部材110,120をI方向に移
動させる場合も同様に、第1の操作部材110を第2操
作部材120より速く移動させることにより、図10の
状態から図9の状態を経て、図8の状態にすることが可
能である。この時、機構素子35はカム面110c、1
20cからカム面110a、120aに瞬時に移動す
る。
【0023】なお、機構素子35に当接する操作部材は
2枚同時でなく1枚だけにしてもよい。
【0024】次に図11,図12、図13に一方の操作
部材のカム傾斜面を直角にした第2実施例の変形例を示
す。
【0025】ここで、150,160は第1、第2の操
作部材、150a,150b,150cは第1の操作部
材150のカム面、160a,160b,160cは第
2の操作部材160のカム面である。図11において、
第2の操作部材160の側面に設けられたカム面160
cと当接している機構素子35の端部はカム面160c
に沿うよう付勢されているので、第2の操作部材160
が矢印I方向へ動作することにより図12に示すように
機構素子35が第1、第2の操作部材のカム面150
a,160aに瞬時に移動し、モード切替時の機構素子
35の移動時間を短縮することが可能となる。再び前モ
ード(図11)に切替る場合は、第1の操作部材150
をJ方向に高速移動することによりモード切替時間を短
縮し、機構素子35を第1の操作部材150のカム面1
50cにまず当接させる。その後、機構素子35を第2
の操作部材160のカム面160cにも当接させるた
め、第2の操作部材160をJ方向に移動する(図13
参照)。また、第1の操作部材150は次の高速モード
切替に対応可能なようにI方向に移動し待機する(図1
1)。なお、本実施例では第1、第2の操作部材15
0,160を移動させるために2モータとしているが、
これは切替機構付きの1モータによる構成としても良
い。
【0026】また、操作部材110,120,150,
160は直線状としているが、円弧状、もしくは円環状
の操作部材であっても良い。
【0027】また、前記第1、第2実施例では、本発明
をメインブレーキを駆動する機構素子に適用した例で説
明したが、本発明はこれに限定されず、サブブレーキ
や、走行モード切換部材、例えばピンチローラのキャプ
スタンへの圧着、脱着等に供される機構素子にも適用す
ることができる。
【0028】次に、本発明を備えた磁気記録再生装置の
各モードについて、主に図1、図2を参照して説明す
る。
【0029】停止状態においては、供給側・巻取側の両
リール台6,7にはメインブレーキ13a,13b及
び、供給側サブブレーキ14a,巻取側サブブレーキ1
4bが押圧されている。テープカセット15の装着後、
操作者が記録・再生モードを選択するとローディングモ
ータ3はローディング方向に回転を始め、減速ギア2
0,21,22,23,24を介してカムギア25が回
転を始める。カムギア25の回転によりモードギア30
が回転し、操作部材100が図4のH方向に移動してメ
インブレーキ13a,13bのみ解除される。供給側サ
ブブレーキ14a,巻取側サブブレーキ14bは供給側
・巻取側の両リール台6,7に押圧したままである。
【0030】さらにカムギア25の回転が進むとロ−デ
ィング(LOADING)モ−ドとなり、カムギア25
に設けてあるカム溝26に係合している扇ギア27が回
転を開始し、入側ロ−ディングギア16a、及び出側ロ
−ディングギア16bが回転し、ロ−ディングア−ム6
1,62を介して入側テ−プ引出し部材4,出側テ−プ
引出し部材5を移動させ、テ−プカセット15から磁気
テ−プを引出しシリンダ2に巻装する。
【0031】その後、操作者が早送り・巻戻し(FF/
REW)モ−ドを選択すると巻取側リ−ル台7の巻取側
サブブレ−キ14bの圧接が解除し、早送り又は巻戻し
が進行する。適当なタイミングで操作者がSTOPモ−
ドを選択すると、例えば操作部材100が図4のF方向
に移動して、メインブレーキ13a、13bが供給側、
巻取側の両リール台を押圧し、磁気テープは停止する。
この時、本実施例のカム操作機構により、メインブレー
キ13a、13bは瞬間的に前記供給側、巻取側の両リ
ール台を押圧することとなり、該両リール台に瞬時にブ
レーキがかかる。この結果、STOPモード遷移時の磁
気テープの弛みを十分に防止することができる、また、
前記巻取側サブブレーキ14bは、再び巻取側リール台
7を圧接する。この早送り・巻戻し動作の間ピンチロ−
ラの圧接は行なわず、供給側サブブレ−キ14aは、圧
接したままであり、テンションア−ム8は規制されたま
まの状態である。
【0032】次に記録・再生モードの操作がされると、
供給側・巻取側の両リ−ル台6,7の供給側サブブレ−
キ14a,巻取側サブブレ−キ14bの圧接が解除され
ると共にテンションア−ム8の規制が解除されて、テン
ションア−ム8に植立されたテンションピンが磁気テ−
プに接触し、ピンチロ−ラ10がキャプスタン9に圧接
して磁気テ−プを挟持すると共に、磁気テ−プを巻取る
ためアイドラギア46を巻取側リ−ル台7に係合して記
録・再生モ−ドとなる。
【0033】またサ−チモ−ドでは、正転の場合、モ−
ド機構素子は記録・再生モ−ドと同じでキャプスタン9
が高速で回転する。
【0034】逆転サ−チモ−ドでは、ロ−ディングモ−
タ3がロ−ディング方向に回転して操作部材100に設
けた下部カム部により巻取側サブブレ−キ14bを巻取
側リ−ル台7に圧接する。また、巻取側サブブレ−キ1
4bの圧接動作によりインヒビットア−ム47が回転
し、アイドラア−ム48は巻取側リ−ル台7より離脱さ
せられる。他の機構素子は操作部材100に設けられた
カムにより、またピンチローラはカムギア25に設けら
れたカム溝26により動作しないよう制御されている。
そして、キャプスタンモ−タの逆回転によりキャプスタ
ン9とピンチロ−ラ10との間に挟持された磁気テ−プ
は逆転方向に繰り出され、またアイドラ45が供給リ−
ル台6に係合して磁気テ−プをテープカセット内の供給
側リ−ルに巻取り、逆転サ−チを行なう。以上、ロ−デ
ィングモ−タ3がロ−ディング方向に回転した順でモー
ドが進行した時の各モ−ドにおける機構素子の動作を説
明したが、逆方向でモ−ドが進行した場合も同様の動作
を行なう。
【0035】次に、駆動ギアの前記切替機構について説
明する。図14は駆動ギアを構成するカムギア25,扇
ギア27,モ−ドギア30の構造を分解して示した図で
あり、カムギア25は減速ギア24と係合し、扇ギア2
7を駆動させるカム溝26を設けたギア部70,モ−ド
ギア30の回転を制御する側面カム部71,モ−ドギア
30と係合し駆動力を伝えるギア部72の三層構造をな
している。次に、扇ギア27はカムギア25のカム溝2
6に扇ギア27に植立されたピン74が係合し、カムギ
ア25の回転によりシャ−シ1a上に植立されている軸
73を中心に回動する。またモ−ドギア30は、カムギ
ア25のギア部72と係合し駆動力を減速ギア24から
伝達されるギア部75と、側面カム部71と係合する側
面カム部76より出来ている。
【0036】次に図15,図16,図17を用いて、カ
ムギア25によるロ−ディングモ−タ3からの駆動力を
ロ−ディング機構側とモ−ド操作機構側とで切替える動
作方法について説明する。テ−プカセット15装着後、
図15のカムギア25は角度θ1 だけ矢印A方向に回転
を行ない、図9に示すようにカムギア25の外周に設け
てあるギア部70と一体になって回動するギア72によ
りモ−ドギア30を介して操作部材100に駆動力を伝
え、モ−ド操作機構を操作する。この間、ロ−ディング
機構に駆動力を伝える扇ギア27は、カムギア25に設
けてあるカム溝26の形状により動作しない。
【0037】次の角度θ2 の範囲は、ロ−ディングの区
間でカムギア25のカム溝26に沿って、扇ギア27が
回動する。この間、図17に示すようにモ−ドギア30
のギア部75はカムギア25のギア部72の切欠部側と
係合し、さらにカムギア25の側面カム部71の凸部側
とモ−ドギア30の側面カム部76の切欠部側とが係合
しモ−ドギア30の回転を停止している。
【0038】またロ−ディングが終了した後、次の角度
θ3 の範囲で、モ−ド操作が行なわれる。扇ギア27
は、ロ−ディングが終了した後も、磁気テ−プを走行さ
せるためピンチロ−ラ10をキャプスタン9に圧着させ
るため回動する。モ−ドギア30は、カムギア25のギ
ア部72に再び係合し操作部材100に駆動力を伝え、
各モ−ドに応じて機構素子を操作する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明のカム操作機構によれば、モード切替途中に要する
時間を短縮し、機構素子の高速移動が可能になるため、
例えば磁気記録再生装置のブレーキ操作を瞬間的に行な
うことが可能となる。この結果、例えばテープ弛み防止
に効果がある。また、異なる角度を形成できるカム面
を、簡潔な構造で構成でき、かつ低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた磁気記録再生装置の主要部分の
構成図である。
【図2】図1の裏面図である。
【図3】磁気記録再生装置の操作部材、モードギア、減
速ギア、機構素子の概略図である。
【図4】本発明の第1実施例のカム操作機構の説明図で
ある。
【図5】図4のカム操作機構の動作説明図である。
【図6】図4のカム操作機構の動作説明図である。
【図7】磁気記録再生装置の操作部材、モータ、減速ギ
ア、機構素子の概略図である。
【図8】本発明の第2実施例のカム操作機構の説明図で
ある。
【図9】図8のカム操作機構の動作説明図である。
【図10】図8のカム操作機構の動作説明図である。
【図11】第2実施例のカム操作機構の変形例を示す図
である。
【図12】図11のカム操作機構の動作説明図である。
【図13】図11のカム操作機構の動作説明図である。
【図14】磁気記録再生装置のカムギア、扇ギア、モー
ドギアの分解斜視図である。
【図15】カムギアの拡大平面図である。
【図16】カムギア、モードギアの駆動力切替機構の平
面図である。
【図17】カムギア、モードギアの駆動力切替機構の部
分説明図である。
【符号の説明】
100、110…操作部材、 100a、100b、110a、110b…操作部材の
カム面、 100c、100d…操作部材のラック部、 100d…操作部材100の案内部、 101…部材、 101a、101b、110c…部材101のカム面、 102…ピン、 103,104…ストッパ、 105…バネ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 長井 究一郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 昭60−237660(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/22 G11B 15/18 G11B 15/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドを搭載したシリンダ(2)
    と、該シリンダ(2)を保持するシャーシ部(1a,1
    b)と、該シャーシ部に移動可能に取り付けられ、外部
    からの操作入力に応じて移動するカム面(100a,1
    00b)を備えた操作部材(100)と、該操作部材
    (100)のカム面と係合し、リール台のブレーキ力を
    操作する部材や走行モードを切替る部材を操作する機構
    素子(35)とからなる磁気記録再生装置であって、操
    作部材(100)上に回動可能に支持される操作板(1
    01)を搭載し、該操作板(101)は異なる二つのカ
    ム面(101a,101b)を持ち、操作板(101)
    が第1の位置にあるときに、該カム面(101a,10
    1b)は操作部材(100)に対して所定の第1の角度
    を持つカム面を形成し、また、操作板(101)が第2
    の位置にあるとき、該カム面(101a,101b)は
    操作部材(100)に対して異なる第2の角度(ただ
    し、第1の角度>第2の角度)を持つカム面を形成する
    ことにより、前記第1の角度のカム面を用いて前記機構
    素子(35)の移動時間を短縮するようにしたことを特
    徴とする磁気記録再生装置のカム操作機構。
  2. 【請求項2】操作板(101)は前記第1の位置に付勢
    されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の磁
    気記録再生装置のカム操作機構。
  3. 【請求項3】前記操作部材(100)には、操作板(1
    01)を前記第1の位置、あるいは第2の位置に保持す
    るためのストッパ(103,104)が植立されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気記録再生
    装置のカム操作機構。
  4. 【請求項4】回転磁気ヘッドを搭載したシリンダ(2)
    と、該シリンダ(2)を保持するシャーシ部(1a,1
    b)と、該シャーシ部に移動可能に取り付けられ、外部
    からの操作入力に応じて移動する第1の操作部材(11
    0)と、第2の操作部材(120)と、該第1の操作部
    材(110)のカム面と係合し、リール台のブレーキ力
    を操作する部材や走行モードを切替る部材を操作する機
    構素子(35)とからなる磁気記録再生装置であって、
    前記第1、第2の操作部材(110)、(120)は勾
    配の異なる第1、第2のカム面(110a,110b,
    110c),(120a,120b,120c)(ただ
    し、第1のカム面の勾配<第2のカム面の勾配)を持
    ち、前記機構素子(35)を第1の位置から第2の位置
    に移動させる時に前記第2のカム面を用い、第2の位置
    から第1の位置へ移動させる時に前記第1のカム面を用
    いるように、前記第1の操作部材を第2の操作部材より
    速く移動できるようにすることにより、機構素子(3
    5)の前記第1の位置から第2の位置へ移動速度を短縮
    させるようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置の
    カム操作機構。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の操作部材(110,12
    0)の各々の側面にラック(110d,120d)を形
    成したことを特徴とする請求項4に記載の磁気記録再生
    装置のカム操作機構。
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