JP2952161B2 - ドアロック装置におけるアンチセフト機構 - Google Patents
ドアロック装置におけるアンチセフト機構Info
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- JP2952161B2 JP2952161B2 JP23073594A JP23073594A JP2952161B2 JP 2952161 B2 JP2952161 B2 JP 2952161B2 JP 23073594 A JP23073594 A JP 23073594A JP 23073594 A JP23073594 A JP 23073594A JP 2952161 B2 JP2952161 B2 JP 2952161B2
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアロック装置に関す
るものであり、特に、ドアロック装置の防犯性能を向上
させるアンチセフト機構に関するものである。ここで、
アンチセフト機構とは、スーパーロック機構またはデッ
ドロック機構と同義であり、車内の内側ロックボタン
(シルノブ)操作ではロック装置のロック状態を解除で
きなくする機構を示す。
るものであり、特に、ドアロック装置の防犯性能を向上
させるアンチセフト機構に関するものである。ここで、
アンチセフト機構とは、スーパーロック機構またはデッ
ドロック機構と同義であり、車内の内側ロックボタン
(シルノブ)操作ではロック装置のロック状態を解除で
きなくする機構を示す。
【0002】
【従来技術】従来周知のドアロック装置には、施錠状態
(ロック状態)と解錠状態(アンロック状態)とに切り
替わるロックレバーが設けられており、ロックレバーを
施錠すると、周知のように、車外からではキー(又はリ
モコン)がなければ開扉できなくなる。しかし、ロック
レバーを施錠していても、窓ガラスを割って室内の内側
ロックボタンが解錠操作されると、キー又はリモコンが
なくとも開扉されてしまう。これに対して、特開平2−
85488号公報、特開平2−269281号公報、特
開平3−158583号公報、USP4,978,15
4号明細書等では、内側ロックボタンによるロックレバ
ーの解錠を不能にすることができるアンチセフト機構を
取付けたロック装置が提案されている。図10は、一般
的なアンチセフト機構付ロック装置の概念図を示してお
り、AはモータMにより回転する出力部材、Bはロック
装置を施錠状態と解錠状態とに切替えるロックレバー、
Cはアンチセフト機構をアンチセフト状態とその解除状
態とに切替えるアンチセフト部材、Dはアンチセフト部
材Cに取付けられたバネであり、該バネDにはアンチセ
フト部材Cを解除位置側に付勢するコイルバネと、アン
チセフト部材Cを死点を境にアンチセフト位置と解除位
置のいずれか一方に保持するオーバーセンターバネの2
種類がある。図示した装置では、出力部材Aが左転して
解錠位置XになるとロックレバーBは解錠状態になり、
出力部材Aが右転して施錠位置Yになると、ロックレバ
ーBは施錠状態になる。また、出力部材Aが施錠位置Y
を越えてアンチセフト位置Zまで回転すると、ロックレ
バーBは施錠位置のままアンチセフト部材Cがアンチセ
フト位置に切り替わるというものである。なお、前記U
SP4,978,154号明細書に記載された発明も、
基本概念は図10と同じである。
(ロック状態)と解錠状態(アンロック状態)とに切り
替わるロックレバーが設けられており、ロックレバーを
施錠すると、周知のように、車外からではキー(又はリ
モコン)がなければ開扉できなくなる。しかし、ロック
レバーを施錠していても、窓ガラスを割って室内の内側
ロックボタンが解錠操作されると、キー又はリモコンが
なくとも開扉されてしまう。これに対して、特開平2−
85488号公報、特開平2−269281号公報、特
開平3−158583号公報、USP4,978,15
4号明細書等では、内側ロックボタンによるロックレバ
ーの解錠を不能にすることができるアンチセフト機構を
取付けたロック装置が提案されている。図10は、一般
的なアンチセフト機構付ロック装置の概念図を示してお
り、AはモータMにより回転する出力部材、Bはロック
装置を施錠状態と解錠状態とに切替えるロックレバー、
Cはアンチセフト機構をアンチセフト状態とその解除状
態とに切替えるアンチセフト部材、Dはアンチセフト部
材Cに取付けられたバネであり、該バネDにはアンチセ
フト部材Cを解除位置側に付勢するコイルバネと、アン
チセフト部材Cを死点を境にアンチセフト位置と解除位
置のいずれか一方に保持するオーバーセンターバネの2
種類がある。図示した装置では、出力部材Aが左転して
解錠位置XになるとロックレバーBは解錠状態になり、
出力部材Aが右転して施錠位置Yになると、ロックレバ
ーBは施錠状態になる。また、出力部材Aが施錠位置Y
を越えてアンチセフト位置Zまで回転すると、ロックレ
バーBは施錠位置のままアンチセフト部材Cがアンチセ
フト位置に切り替わるというものである。なお、前記U
SP4,978,154号明細書に記載された発明も、
基本概念は図10と同じである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に示したような
アンチセフト機構付ロック装置では、ロックレバーBの
施錠だけをするときは、出力部材Aを確実に施錠位置Y
で停止させなければならない。このため、従来では、出
力部材Aにセンサー等を取付けて、出力部材Aが施錠位
置Yになったら、センサー等がこれを検知してモータM
への給電を停止させるようにしている。しかしながら、
センサー等を用いても、モータMへの給電は確実に停止
させることはできるが、モータMの回転を確実に停止さ
せることまではできない。つまり、電源が切れてもモー
タMは慣性により多少回転するから出力部材Aも施錠位
置Yを越えて余剰回転し、最悪のときは、アンチセフト
部材Cが意に反してアンチセフト位置Zに切替わってし
まうこともある。出願人において、試作品を用いて実験
したところ(本試作品は本願実施例に記載した構造の製
品)、前記のような誤切替を完全に防止することはでき
なかった。
アンチセフト機構付ロック装置では、ロックレバーBの
施錠だけをするときは、出力部材Aを確実に施錠位置Y
で停止させなければならない。このため、従来では、出
力部材Aにセンサー等を取付けて、出力部材Aが施錠位
置Yになったら、センサー等がこれを検知してモータM
への給電を停止させるようにしている。しかしながら、
センサー等を用いても、モータMへの給電は確実に停止
させることはできるが、モータMの回転を確実に停止さ
せることまではできない。つまり、電源が切れてもモー
タMは慣性により多少回転するから出力部材Aも施錠位
置Yを越えて余剰回転し、最悪のときは、アンチセフト
部材Cが意に反してアンチセフト位置Zに切替わってし
まうこともある。出願人において、試作品を用いて実験
したところ(本試作品は本願実施例に記載した構造の製
品)、前記のような誤切替を完全に防止することはでき
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、ドア
のキーシリンダ14および内側ロックボタン26に連結
され施錠位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー1
3と、前記内側ロックボタン26による前記ロックレバ
ー13の解錠操作を不能とするアンチセフト位置とその
解除位置とに切り替わるアンチセフト部材29と、所定
量正転すると前記ロックレバー13を施錠位置に切替え
前記所定量を越えて正転を継続すると前記アンチセフト
部材29をアンチセフト位置に切替え逆転すると前記ア
ンチセフト部材29を解除位置に復帰させ得るモータ4
と、該モータ4により前記ロックレバー13を施錠位置
に切り替える施錠制御と前記モータ4により前記アンチ
セフト部材29をアンチセフト位置に切り替えるアンチ
セフト制御と前記モータ4により前記アンチセフト部材
29を解除位置に切り替える解除制御とを有する制御部
46と、前記アンチセフト部材29の位置検出用センサ
ー48とからなり、前記制御部46は前記施錠制御によ
り前記ロックレバー13を施錠位置に切替えたときに前
記位置検出用センサー48が前記アンチセフト部材29
のアンチセフト位置を検出したときは前記解除制御によ
り前記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させるよ
うにしたドアロック装置におけるアンチセフト機構とし
たものである。また、本発明は、ドアのキーシリンダ1
4および内側ロックボタン26に連結され施錠位置と解
錠位置とに切り替わるロックレバー13と、前記内側ロ
ックボタン26による前記ロックレバー13の解錠操作
を不能とするアンチセフト位置とその解除位置とに切り
替わるアンチセフト部材29と、所定量正転すると前記
ロックレバー13を施錠位置に切替え前記所定量を越え
て正転を継続すると前記アンチセフト部材29をアンチ
セフト位置に切替え所定量逆転すると前記アンチセフト
部材29を解除位置に復帰させ前記所定量を越えて逆転
を継続すると前記ロックレバー13を解錠位置に切替え
得るモータ4と、該モータ4により前記ロックレバー1
3を施錠位置に切り替える施錠制御と前記モータ4によ
り前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置に切り
替えるアンチセフト制御と前記モータ4により前記ロッ
クレバー13を施錠位置に留めたまま前記アンチセフト
部材29を解除位置に切り替える解除制御とを有する制
御部46と、前記アンチセフト部材29の位置検出用セ
ンサー48とからなり、前記制御部46は前記施錠制御
により前記ロックレバー13を施錠位置に切替えたとき
に前記位置検出用センサー48が前記アンチセフト部材
29のアンチセフト位置を検出したときは前記解除制御
により前記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させ
るようにしたドアロック装置におけるアンチセフト機構
としたものである。
のキーシリンダ14および内側ロックボタン26に連結
され施錠位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー1
3と、前記内側ロックボタン26による前記ロックレバ
ー13の解錠操作を不能とするアンチセフト位置とその
解除位置とに切り替わるアンチセフト部材29と、所定
量正転すると前記ロックレバー13を施錠位置に切替え
前記所定量を越えて正転を継続すると前記アンチセフト
部材29をアンチセフト位置に切替え逆転すると前記ア
ンチセフト部材29を解除位置に復帰させ得るモータ4
と、該モータ4により前記ロックレバー13を施錠位置
に切り替える施錠制御と前記モータ4により前記アンチ
セフト部材29をアンチセフト位置に切り替えるアンチ
セフト制御と前記モータ4により前記アンチセフト部材
29を解除位置に切り替える解除制御とを有する制御部
46と、前記アンチセフト部材29の位置検出用センサ
ー48とからなり、前記制御部46は前記施錠制御によ
り前記ロックレバー13を施錠位置に切替えたときに前
記位置検出用センサー48が前記アンチセフト部材29
のアンチセフト位置を検出したときは前記解除制御によ
り前記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させるよ
うにしたドアロック装置におけるアンチセフト機構とし
たものである。また、本発明は、ドアのキーシリンダ1
4および内側ロックボタン26に連結され施錠位置と解
錠位置とに切り替わるロックレバー13と、前記内側ロ
ックボタン26による前記ロックレバー13の解錠操作
を不能とするアンチセフト位置とその解除位置とに切り
替わるアンチセフト部材29と、所定量正転すると前記
ロックレバー13を施錠位置に切替え前記所定量を越え
て正転を継続すると前記アンチセフト部材29をアンチ
セフト位置に切替え所定量逆転すると前記アンチセフト
部材29を解除位置に復帰させ前記所定量を越えて逆転
を継続すると前記ロックレバー13を解錠位置に切替え
得るモータ4と、該モータ4により前記ロックレバー1
3を施錠位置に切り替える施錠制御と前記モータ4によ
り前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置に切り
替えるアンチセフト制御と前記モータ4により前記ロッ
クレバー13を施錠位置に留めたまま前記アンチセフト
部材29を解除位置に切り替える解除制御とを有する制
御部46と、前記アンチセフト部材29の位置検出用セ
ンサー48とからなり、前記制御部46は前記施錠制御
により前記ロックレバー13を施錠位置に切替えたとき
に前記位置検出用センサー48が前記アンチセフト部材
29のアンチセフト位置を検出したときは前記解除制御
により前記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させ
るようにしたドアロック装置におけるアンチセフト機構
としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は中心軸2に回転自在に支持された扇形形状の出力部
材であり、その外周部に形成したギア部3にはモータ4
の出力歯車(図示なし)を噛合させる。出力部材1の上
面には図2のように中心軸2を中心とした円弧溝5を形
成し、該円弧溝5内に中立復帰バネ6を収納させる。出
力部材1は前記モータ4が非回転(非通電)のときは、
中立復帰バネ6の弾力により図1に示された中立位置に
保持され、モータ4が通電されて正転すると、図1の中
立位置から中立復帰バネ6の弾力に抗してロック点Iを
経由してストッパー7に当接するアンチセフト点IIまで
右転し、反対に、モータ4が逆転すると、中立位置から
アンチセフト解除点III を経由してストッパー8に当接
するアンロック点IVまで左転する。
1は中心軸2に回転自在に支持された扇形形状の出力部
材であり、その外周部に形成したギア部3にはモータ4
の出力歯車(図示なし)を噛合させる。出力部材1の上
面には図2のように中心軸2を中心とした円弧溝5を形
成し、該円弧溝5内に中立復帰バネ6を収納させる。出
力部材1は前記モータ4が非回転(非通電)のときは、
中立復帰バネ6の弾力により図1に示された中立位置に
保持され、モータ4が通電されて正転すると、図1の中
立位置から中立復帰バネ6の弾力に抗してロック点Iを
経由してストッパー7に当接するアンチセフト点IIまで
右転し、反対に、モータ4が逆転すると、中立位置から
アンチセフト解除点III を経由してストッパー8に当接
するアンロック点IVまで左転する。
【0006】前記出力部材1の近傍位置には連動軸9を
設け、該連動軸9の異径部10を連動レバー11の異径
孔12に係合させる。前記連動軸9はドアロック装置
の、施錠位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー1
3に連結され(図2)、ロックレバー13と連動レバー
11とは連動して変位するように構成する。14はロッ
クレバー13を施錠位置と解錠位置とに切替えるドアの
キーシリンダである。
設け、該連動軸9の異径部10を連動レバー11の異径
孔12に係合させる。前記連動軸9はドアロック装置
の、施錠位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー1
3に連結され(図2)、ロックレバー13と連動レバー
11とは連動して変位するように構成する。14はロッ
クレバー13を施錠位置と解錠位置とに切替えるドアの
キーシリンダである。
【0007】前記連動レバー11の表面側には直方体状
の凸部15と、該凸部15の頂部から更に突出する棒状
の突起16が形成される。該突起16は前記出力部材1
の背面側に形成したカム溝17内に臨ませる。前記連動
レバー11は、前記出力部材1が中立位置から左右に回
転すると、突起16がカム溝17により押圧されて連動
軸9を中心に回転する。この関係について図1により詳
細に説明すると、カム溝17は基本的には、前記中心軸
2を中心とする円弧状の内側周壁18と外側周壁19、
および右カム壁20と左カム壁21とから構成され、外
側周壁19と右カム壁20との交差部には中心軸2を中
心とする円弧軌跡上に伸びる空振溝22が設けられてい
る。前記したようにロックレバー13と連動する連動レ
バー11は、ロックレバー13が解錠位置にあるときは
図1の位置にあり、連動レバー11の突起16は実線で
示したように内側周壁18と右カム壁20の間に形成さ
れた第1コーナー部23に位置する。この状態で、モー
タ4により出力部材1をロック点Iまで右転させると、
右カム壁20が突起16と係合して連動レバー11を左
転させて、突起16を仮想線で示した施錠位置に変位さ
せ、これによりロックレバー13も連動して施錠位置に
切り替わる。
の凸部15と、該凸部15の頂部から更に突出する棒状
の突起16が形成される。該突起16は前記出力部材1
の背面側に形成したカム溝17内に臨ませる。前記連動
レバー11は、前記出力部材1が中立位置から左右に回
転すると、突起16がカム溝17により押圧されて連動
軸9を中心に回転する。この関係について図1により詳
細に説明すると、カム溝17は基本的には、前記中心軸
2を中心とする円弧状の内側周壁18と外側周壁19、
および右カム壁20と左カム壁21とから構成され、外
側周壁19と右カム壁20との交差部には中心軸2を中
心とする円弧軌跡上に伸びる空振溝22が設けられてい
る。前記したようにロックレバー13と連動する連動レ
バー11は、ロックレバー13が解錠位置にあるときは
図1の位置にあり、連動レバー11の突起16は実線で
示したように内側周壁18と右カム壁20の間に形成さ
れた第1コーナー部23に位置する。この状態で、モー
タ4により出力部材1をロック点Iまで右転させると、
右カム壁20が突起16と係合して連動レバー11を左
転させて、突起16を仮想線で示した施錠位置に変位さ
せ、これによりロックレバー13も連動して施錠位置に
切り替わる。
【0008】これに対して、図1において仮想線で示し
た施錠位置の突起16は、出力部材1が中立位置にある
ときは、外側周壁19と左カム壁21との間に形成され
た第2コーナー部24からは相当に離れた位置にあり、
出力部材1を解除点III まで左転させると突起16は第
2コーナー部24と当接する関係にある。このため、出
力部材1が中立位置から解除点III まで左転しても連動
レバー11は回転せず、解除点III を越えて左転すると
初めて左カム壁21が突起16を押圧して連動レバー1
1を右転させ、アンロック点IVに至ると連動レバー11
は解錠位置に切り替わる。なお、中立位置の第2コーナ
ー部24と施錠位置の突起16とを離間させた理由は、
後述するアンチセフト状態の解除を行うためである。ま
た、出力部材1がロック点Iを越えてアンチセフト点II
まで右転したときは、図5のように突起16は前記空振
溝22内に進入する。
た施錠位置の突起16は、出力部材1が中立位置にある
ときは、外側周壁19と左カム壁21との間に形成され
た第2コーナー部24からは相当に離れた位置にあり、
出力部材1を解除点III まで左転させると突起16は第
2コーナー部24と当接する関係にある。このため、出
力部材1が中立位置から解除点III まで左転しても連動
レバー11は回転せず、解除点III を越えて左転すると
初めて左カム壁21が突起16を押圧して連動レバー1
1を右転させ、アンロック点IVに至ると連動レバー11
は解錠位置に切り替わる。なお、中立位置の第2コーナ
ー部24と施錠位置の突起16とを離間させた理由は、
後述するアンチセフト状態の解除を行うためである。ま
た、出力部材1がロック点Iを越えてアンチセフト点II
まで右転したときは、図5のように突起16は前記空振
溝22内に進入する。
【0009】25はドアの内側ロックボタン26に連結
される中空軸であり、該中空軸25は前記連動軸9の上
端側の小径軸27に回転自在に挿着する。中空軸25に
は放射方向に突出するキー部28を一体的に形成し、該
キー部28にアンチセフト部材29の一端側に形成した
二又部30をスライド自在に係合させる。アンチセフト
部材29の他端側には側面に開口部31を形成した釣り
針状のフック32を設け、該フック32内には前記連動
レバー11の凸部15を臨ませる。
される中空軸であり、該中空軸25は前記連動軸9の上
端側の小径軸27に回転自在に挿着する。中空軸25に
は放射方向に突出するキー部28を一体的に形成し、該
キー部28にアンチセフト部材29の一端側に形成した
二又部30をスライド自在に係合させる。アンチセフト
部材29の他端側には側面に開口部31を形成した釣り
針状のフック32を設け、該フック32内には前記連動
レバー11の凸部15を臨ませる。
【0010】アンチセフト部材29をスライドさせる具
体的方法は後述するが、アンチセフト部材29はキー部
28に対してスライドすると、図4に示したように凸部
15がフック32に係合した状態と、図5に示したよう
に凸部15がフック32から離脱して開口部31に臨む
状態とに切り替わる。フック32と凸部15とが係合し
た状態では、内側ロックボタン26の操作により中空軸
25を回転させるとキー部28と二又部30との係合に
よりアンチセフト部材29が回転し、これにより連動レ
バー11が回転し、もって連動軸9を介して前記ロック
レバー13を切替えることができる。つまり、フック3
2と凸部15とが係合した状態では、内側ロックボタン
26とロックレバー13とは連結状態となり、内側ロッ
クボタン26の操作で自由にロックレバー13を切替え
ることができる。しかし、図5のように凸部15がフッ
ク32の開口部31に臨む状態では、アンチセフト部材
29を右転させてもフック32は凸部15と係合しない
で空振りとなるから連動レバー11を回転させることは
できない。つまり、内側ロックボタン26の操作では、
施錠位置のロックレバー13を解錠位置に変位させるこ
とはできなくなる。この空振機構が、本願のアンチセフ
ト機構であり、アンチセフト部材29は図5の位置がア
ンチセフト位置となり、または図4の位置がその解除位
置(非アンチセフト位置)となる。
体的方法は後述するが、アンチセフト部材29はキー部
28に対してスライドすると、図4に示したように凸部
15がフック32に係合した状態と、図5に示したよう
に凸部15がフック32から離脱して開口部31に臨む
状態とに切り替わる。フック32と凸部15とが係合し
た状態では、内側ロックボタン26の操作により中空軸
25を回転させるとキー部28と二又部30との係合に
よりアンチセフト部材29が回転し、これにより連動レ
バー11が回転し、もって連動軸9を介して前記ロック
レバー13を切替えることができる。つまり、フック3
2と凸部15とが係合した状態では、内側ロックボタン
26とロックレバー13とは連結状態となり、内側ロッ
クボタン26の操作で自由にロックレバー13を切替え
ることができる。しかし、図5のように凸部15がフッ
ク32の開口部31に臨む状態では、アンチセフト部材
29を右転させてもフック32は凸部15と係合しない
で空振りとなるから連動レバー11を回転させることは
できない。つまり、内側ロックボタン26の操作では、
施錠位置のロックレバー13を解錠位置に変位させるこ
とはできなくなる。この空振機構が、本願のアンチセフ
ト機構であり、アンチセフト部材29は図5の位置がア
ンチセフト位置となり、または図4の位置がその解除位
置(非アンチセフト位置)となる。
【0011】前記連動レバー11の背面側には前記中心
軸2に回転自在に支持させたアンチセフト状態を切替え
る切替体33を併設する。切替体33は好適には薄い金
属板で形成され、切替体33の所望の位置にはオーバー
センターバネ34の一端を係止させ、これにより、切替
体33がオーバーセンターバネ34の死点を境に図3の
非作動位置と図5の作動位置とのいずれか一方側に切り
替わるように構成する。
軸2に回転自在に支持させたアンチセフト状態を切替え
る切替体33を併設する。切替体33は好適には薄い金
属板で形成され、切替体33の所望の位置にはオーバー
センターバネ34の一端を係止させ、これにより、切替
体33がオーバーセンターバネ34の死点を境に図3の
非作動位置と図5の作動位置とのいずれか一方側に切り
替わるように構成する。
【0012】前記切替体33には概略三角形状の係合孔
35を形成し、該係合孔35には前記アンチセフト部材
29に形成した係合ピン36を係合させる。前記切替体
33が図3の非作動位置にあるときは、アンチセフト部
材29は係合孔35と係合ピン36との係合により右側
にスライドして非アンチセフト位置に保持され、前記切
替体33がオーバーセンターバネ34の死点を越えて作
動位置に変位すると、アンチセフト部材29は係合孔3
5と係合ピン36との係合により左側にスライドして図
5のアンチセフト位置に変位する。
35を形成し、該係合孔35には前記アンチセフト部材
29に形成した係合ピン36を係合させる。前記切替体
33が図3の非作動位置にあるときは、アンチセフト部
材29は係合孔35と係合ピン36との係合により右側
にスライドして非アンチセフト位置に保持され、前記切
替体33がオーバーセンターバネ34の死点を越えて作
動位置に変位すると、アンチセフト部材29は係合孔3
5と係合ピン36との係合により左側にスライドして図
5のアンチセフト位置に変位する。
【0013】前記切替体33には前記出力部材1の側面
と係合し得る屈曲片37を形成し、図4の状態で出力部
材1がロック点Iを越えてアンチセフト点IIに向けて右
転すると、出力部材1の側面が屈曲片37と係合して切
替体33を非作動位置からオーバーセンターバネ34の
弾力に抗して作動位置に切り替え、これによりアンチセ
フト部材29はアンチセフト位置に変位する。
と係合し得る屈曲片37を形成し、図4の状態で出力部
材1がロック点Iを越えてアンチセフト点IIに向けて右
転すると、出力部材1の側面が屈曲片37と係合して切
替体33を非作動位置からオーバーセンターバネ34の
弾力に抗して作動位置に切り替え、これによりアンチセ
フト部材29はアンチセフト位置に変位する。
【0014】以上までの内容を簡単にまとめると、本願
では、出力部材1がロック点Iまで回転すると、右カム
壁20と突起16との係合により、連動レバー11(ロ
ックレバー13)は施錠位置に変位し、出力部材1がロ
ック点Iを越えてアンチセフト点IIまで回転すると、切
替体33は作動位置に変位して係合孔35と係合ピン3
6との係合によりアンチセフト部材29がアンチセフト
位置に変位する。
では、出力部材1がロック点Iまで回転すると、右カム
壁20と突起16との係合により、連動レバー11(ロ
ックレバー13)は施錠位置に変位し、出力部材1がロ
ック点Iを越えてアンチセフト点IIまで回転すると、切
替体33は作動位置に変位して係合孔35と係合ピン3
6との係合によりアンチセフト部材29がアンチセフト
位置に変位する。
【0015】38は切替体33をモータ4の動力により
作動位置から非作動位置に復帰させる解除レバーであ
り、軸39に回転自在に支持される。解除レバー38の
回動端側には突起40を形成し、該突起40を切替体3
3に形成した長孔41に係合させ、解除レバー38と切
替体33とを連動するように連結する。解除レバー38
の側部には出力部材1の裏面側に形成したしずく状の凸
部42と係合し得る係合片43を設ける。係合片43と
凸部42とは、図6のように、切替体33が作動位置に
あり、また出力部材1が中立位置に保持された状態では
略接面しており、この状態で出力部材1を解除点III ま
で左転させると、凸部42は係合片43と係合して解除
レバー38を軸39を中心に右転させるから、これによ
り切替体33は中心軸2を中心に左転して、作動位置か
ら非作動位置に変位し、アンチセフト部材29はアンチ
セフト位置から解除位置に切り替わる。なお、出力部材
1が解除点III まで左転しても、前記のようにカム溝1
7の左カム壁21は連動レバー11の突起16とは係合
しないので、連動レバー11は施錠位置のまま留まり解
錠はされず、出力部材1が解除点III を越えてアンロッ
ク点IVまで左転すると、連動レバー11は左カム壁21
の作用により右転して解錠位置に変位する。
作動位置から非作動位置に復帰させる解除レバーであ
り、軸39に回転自在に支持される。解除レバー38の
回動端側には突起40を形成し、該突起40を切替体3
3に形成した長孔41に係合させ、解除レバー38と切
替体33とを連動するように連結する。解除レバー38
の側部には出力部材1の裏面側に形成したしずく状の凸
部42と係合し得る係合片43を設ける。係合片43と
凸部42とは、図6のように、切替体33が作動位置に
あり、また出力部材1が中立位置に保持された状態では
略接面しており、この状態で出力部材1を解除点III ま
で左転させると、凸部42は係合片43と係合して解除
レバー38を軸39を中心に右転させるから、これによ
り切替体33は中心軸2を中心に左転して、作動位置か
ら非作動位置に変位し、アンチセフト部材29はアンチ
セフト位置から解除位置に切り替わる。なお、出力部材
1が解除点III まで左転しても、前記のようにカム溝1
7の左カム壁21は連動レバー11の突起16とは係合
しないので、連動レバー11は施錠位置のまま留まり解
錠はされず、出力部材1が解除点III を越えてアンロッ
ク点IVまで左転すると、連動レバー11は左カム壁21
の作用により右転して解錠位置に変位する。
【0016】なお、凸部42と係合片43との係合は、
出力部材1が中立位置から左転して解除点III に至る途
中で解除されるが、この時には、切替体33はオーバー
センターバネ34の死点を越えているためオーバーセン
ターバネ34の弾力により確実に非作動位置に切り替わ
る。
出力部材1が中立位置から左転して解除点III に至る途
中で解除されるが、この時には、切替体33はオーバー
センターバネ34の死点を越えているためオーバーセン
ターバネ34の弾力により確実に非作動位置に切り替わ
る。
【0017】44は切替体33に形成した別の概略三角
形状の係合孔であり、係合孔44には前記連動レバー1
1に形成した係合ピン45を係合させる。係合ピン45
は、図6のアンチセフト状態で連動レバー11を右転さ
せると、係合孔44と係合して切替体33を作動位置か
ら非作動位置に切替える。このことは、キーシリンダ1
4を解錠操作してロックレバー13(および連動レバー
11)を解錠位置に切替えると、これに連動して切替体
33が作動位置から非作動位置に切替わり、アンチセフ
ト部材29の解除位置への復帰も同時に行えることを意
味する。
形状の係合孔であり、係合孔44には前記連動レバー1
1に形成した係合ピン45を係合させる。係合ピン45
は、図6のアンチセフト状態で連動レバー11を右転さ
せると、係合孔44と係合して切替体33を作動位置か
ら非作動位置に切替える。このことは、キーシリンダ1
4を解錠操作してロックレバー13(および連動レバー
11)を解錠位置に切替えると、これに連動して切替体
33が作動位置から非作動位置に切替わり、アンチセフ
ト部材29の解除位置への復帰も同時に行えることを意
味する。
【0018】図9は本発明の制御用ブロック図を示して
おり、46は制御部、47はロックレバー13(連動レ
バー11)の位置を検出するロック位置検出用センサ
ー、48は切替体33(アンチセフト部材29)の位置
を検出するアンチセフト位置検出用センサー、49はキ
ーシリンダ14の操作で切り替わるキースイッチ、50
はリモコン51の受信部である。前記制御部46は、モ
ータ4により出力部材1をロック点Iまで回転させてロ
ックレバー13を施錠位置に切り替える施錠制御と、モ
ータ4により出力部材1をアンチセフト点IIまで回転さ
せてアンチセフト部材29をアンチセフト位置に切り替
えるアンチセフト制御と、モータ4により出力部材1を
解除点III まで回転させてロックレバー13を施錠位置
に留めたまま前記アンチセフト部材29を解除位置に切
り替える解除制御と、モータ4により出力部材1をアン
ロックIVまで回転させて前記ロックレバー13を解錠位
置に切り替える解錠制御とを有する。
おり、46は制御部、47はロックレバー13(連動レ
バー11)の位置を検出するロック位置検出用センサ
ー、48は切替体33(アンチセフト部材29)の位置
を検出するアンチセフト位置検出用センサー、49はキ
ーシリンダ14の操作で切り替わるキースイッチ、50
はリモコン51の受信部である。前記制御部46は、モ
ータ4により出力部材1をロック点Iまで回転させてロ
ックレバー13を施錠位置に切り替える施錠制御と、モ
ータ4により出力部材1をアンチセフト点IIまで回転さ
せてアンチセフト部材29をアンチセフト位置に切り替
えるアンチセフト制御と、モータ4により出力部材1を
解除点III まで回転させてロックレバー13を施錠位置
に留めたまま前記アンチセフト部材29を解除位置に切
り替える解除制御と、モータ4により出力部材1をアン
ロックIVまで回転させて前記ロックレバー13を解錠位
置に切り替える解錠制御とを有する。
【0019】
【作用】図1および図3は、解錠状態を示しており、こ
の状態でキーシリンダ14またはリモコン51により制
御部46に施錠用操作命令を与えると、制御部46はモ
ータ4に通電して出力部材1を右転させ、出力部材1の
裏側に形成したカム溝17の右カム壁20により、連動
レバー11の突起16を押圧して連動レバー11を左転
させ、出力部材1がロック点Iまで回転すると、連動レ
バー11は施錠位置に変位する(図4)。連動レバー1
1が施錠位置に変位すると、ロックレバー13は連動軸
9を介して連動レバー11に連結されているため連動し
て施錠位置に変位し、また同時に、凸部15とフック3
2の係合により連動レバー11に連結されたアンチセフ
ト部材29は、キー部28を介して中空軸25を回転さ
せ、中空軸25に連結した内側ロックボタン26を施錠
位置に変位させる。なお、制御部46はロックセンサー
47が出力部材1のロック点Iを検出するとモータ4へ
の通電を停止させ、これにより、出力部材1は中立復帰
バネ6の弾力により中立位置に復帰する。
の状態でキーシリンダ14またはリモコン51により制
御部46に施錠用操作命令を与えると、制御部46はモ
ータ4に通電して出力部材1を右転させ、出力部材1の
裏側に形成したカム溝17の右カム壁20により、連動
レバー11の突起16を押圧して連動レバー11を左転
させ、出力部材1がロック点Iまで回転すると、連動レ
バー11は施錠位置に変位する(図4)。連動レバー1
1が施錠位置に変位すると、ロックレバー13は連動軸
9を介して連動レバー11に連結されているため連動し
て施錠位置に変位し、また同時に、凸部15とフック3
2の係合により連動レバー11に連結されたアンチセフ
ト部材29は、キー部28を介して中空軸25を回転さ
せ、中空軸25に連結した内側ロックボタン26を施錠
位置に変位させる。なお、制御部46はロックセンサー
47が出力部材1のロック点Iを検出するとモータ4へ
の通電を停止させ、これにより、出力部材1は中立復帰
バネ6の弾力により中立位置に復帰する。
【0020】解錠状態からアンチセフト状態に切替える
ときは、キーシリンダ14またはリモコン51により制
御部46にアンチセフト用操作命令を与えると、制御部
46はモータ4により出力部材1を中立位置から右転さ
せ、ロック点Iで停止させることなくアンチセフト点II
まで回転させる。即ち、前記のようにロック点Iまで出
力部材1が回転した段階で、連動レバー11(ロックレ
バー13)は施錠位置に切り替わり、その後、出力部材
1が更に回転すると、出力部材1の側面が切替体33の
屈曲片37に当接して、切替体33をオーバーセンター
バネ34の弾力に抗して作動位置側に変位させる。する
と、切替体33の係合孔35に係合ピン36が係合して
いるアンチセフト部材29は、図4の位置から図5のよ
うに左側にスライドし、連動レバー11の凸部15はフ
ック32から離脱して開口部31に臨む位置となる。こ
の状態では、内側ロックボタン26の解錠操作によりア
ンチセフト部材29を右転させても、フック32は凸部
15と係合せずに空振りとなるから連動レバー11は回
転せず、したがって、ロックレバー13を解錠すること
はできなくなる。なお、制御部46はアンチセフトセン
サー48が切替体33の作動位置を検出するとモータ4
への通電を停止させ、これにより、出力部材1は中立復
帰バネ6の弾力によりを中立位置に復帰する(図6)。
ときは、キーシリンダ14またはリモコン51により制
御部46にアンチセフト用操作命令を与えると、制御部
46はモータ4により出力部材1を中立位置から右転さ
せ、ロック点Iで停止させることなくアンチセフト点II
まで回転させる。即ち、前記のようにロック点Iまで出
力部材1が回転した段階で、連動レバー11(ロックレ
バー13)は施錠位置に切り替わり、その後、出力部材
1が更に回転すると、出力部材1の側面が切替体33の
屈曲片37に当接して、切替体33をオーバーセンター
バネ34の弾力に抗して作動位置側に変位させる。する
と、切替体33の係合孔35に係合ピン36が係合して
いるアンチセフト部材29は、図4の位置から図5のよ
うに左側にスライドし、連動レバー11の凸部15はフ
ック32から離脱して開口部31に臨む位置となる。こ
の状態では、内側ロックボタン26の解錠操作によりア
ンチセフト部材29を右転させても、フック32は凸部
15と係合せずに空振りとなるから連動レバー11は回
転せず、したがって、ロックレバー13を解錠すること
はできなくなる。なお、制御部46はアンチセフトセン
サー48が切替体33の作動位置を検出するとモータ4
への通電を停止させ、これにより、出力部材1は中立復
帰バネ6の弾力によりを中立位置に復帰する(図6)。
【0021】図6のアンチセフト状態を解除するとき
は、モータ4により出力部材1を左転させる。すると、
出力部材1の凸部42が解除レバー38の係合片43を
押すから、解除レバー38は軸39を中心に右転し、突
起40と長孔41との係合により切替体33は左転し、
出力部材1が図7の解除点III になると、切替体33は
オーバーセンターバネ34の死点を越えて非作動位置側
に変位し、アンチセフト部材29は解除位置にスライド
する。なお、出力部材1が図7のように解除点III まで
回転しても、カム溝17の左カム壁21は連動レバー1
1の突起16を押圧しないから、連動レバー11はロッ
ク位置のまま変位しない。
は、モータ4により出力部材1を左転させる。すると、
出力部材1の凸部42が解除レバー38の係合片43を
押すから、解除レバー38は軸39を中心に右転し、突
起40と長孔41との係合により切替体33は左転し、
出力部材1が図7の解除点III になると、切替体33は
オーバーセンターバネ34の死点を越えて非作動位置側
に変位し、アンチセフト部材29は解除位置にスライド
する。なお、出力部材1が図7のように解除点III まで
回転しても、カム溝17の左カム壁21は連動レバー1
1の突起16を押圧しないから、連動レバー11はロッ
ク位置のまま変位しない。
【0022】前記のように、出力部材1が図7の解除点
III まで左転すると、切替体33は非作動位置側に復帰
するから、これをアンチセフトセンサー48が検出する
ことになる。制御部46はアンチセフトの解除命令だけ
を受けたときは、この検出によりモータ4への通電を停
止させ、出力部材1を中立復帰バネ6の弾力により中立
位置に復帰させる。つまり、ロックレバー13の解錠は
行わずに、アンチセフトだけを解除する。しかし、ロッ
クレバー13の解錠命令を受けたときは、制御部46は
アンチセフトセンサー48が切替体33の変位を検出し
ても、モータ4への通電を継続し、出力部材1をアンロ
ック点IVまで回転させる。すると、カム溝17の左カム
壁21が連動レバー11の突起16を押圧して、連動レ
バー11を右転させ解錠位置に戻すことができる。
III まで左転すると、切替体33は非作動位置側に復帰
するから、これをアンチセフトセンサー48が検出する
ことになる。制御部46はアンチセフトの解除命令だけ
を受けたときは、この検出によりモータ4への通電を停
止させ、出力部材1を中立復帰バネ6の弾力により中立
位置に復帰させる。つまり、ロックレバー13の解錠は
行わずに、アンチセフトだけを解除する。しかし、ロッ
クレバー13の解錠命令を受けたときは、制御部46は
アンチセフトセンサー48が切替体33の変位を検出し
ても、モータ4への通電を継続し、出力部材1をアンロ
ック点IVまで回転させる。すると、カム溝17の左カム
壁21が連動レバー11の突起16を押圧して、連動レ
バー11を右転させ解錠位置に戻すことができる。
【0023】しかして、前記のように、解錠状態から施
錠状態に切替えるときは、出力部材1をロック点Iまで
回転させるが、出力部材1はモータ4への通電を停止し
ても慣性により多少余剰回転するから、この分を見込ん
で多少はやめに制御部46はモータ4への通電を停止さ
せる。しかし、このようにしても、モータ4に要求され
る回転トルクが大きいことや、出力部材1および切替体
33等の回転抵抗に多少のばらつきがあるため、モータ
停止後も、切替体33はロック点Iを越えて回転し、最
悪のときには、オーバーセンターバネ34の弾力に抗し
て切替体33を作動位置側に変位させてしまうこともあ
る。このため、本願では、施錠操作により出力部材1を
ロック点Iまで回転させるとき、万一、アンチセフトセ
ンサー48が切替体33の作動位置への変位を検出した
ときは、制御部46はモータ4を逆転させて、出力部材
1を解除点III まで回転させ、アンチセフト状態を解除
するようにしてある。
錠状態に切替えるときは、出力部材1をロック点Iまで
回転させるが、出力部材1はモータ4への通電を停止し
ても慣性により多少余剰回転するから、この分を見込ん
で多少はやめに制御部46はモータ4への通電を停止さ
せる。しかし、このようにしても、モータ4に要求され
る回転トルクが大きいことや、出力部材1および切替体
33等の回転抵抗に多少のばらつきがあるため、モータ
停止後も、切替体33はロック点Iを越えて回転し、最
悪のときには、オーバーセンターバネ34の弾力に抗し
て切替体33を作動位置側に変位させてしまうこともあ
る。このため、本願では、施錠操作により出力部材1を
ロック点Iまで回転させるとき、万一、アンチセフトセ
ンサー48が切替体33の作動位置への変位を検出した
ときは、制御部46はモータ4を逆転させて、出力部材
1を解除点III まで回転させ、アンチセフト状態を解除
するようにしてある。
【0024】なお、従来公知の装置では、アンチセフト
状態を解除すると、これに連動してロックレバーも解錠
されてしまうが、本願実施例では、この点も改良してあ
り、ロックレバー13を解錠することなくアンチセフト
状態を解除することができ、前記作動不良により、モー
タ4を逆転させても、ロックレバー13は施錠位置に留
めることができるため、施錠操作を再度行う必要がなく
なる。
状態を解除すると、これに連動してロックレバーも解錠
されてしまうが、本願実施例では、この点も改良してあ
り、ロックレバー13を解錠することなくアンチセフト
状態を解除することができ、前記作動不良により、モー
タ4を逆転させても、ロックレバー13は施錠位置に留
めることができるため、施錠操作を再度行う必要がなく
なる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ドアのキーシ
リンダ14および内側ロックボタン26に連結され施錠
位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー13と、前
記内側ロックボタン26による前記ロックレバー13の
解錠操作を不能とするアンチセフト位置とその解除位置
とに切り替わるアンチセフト部材29と、所定量正転す
ると前記ロックレバー13を施錠位置に切替え前記所定
量を越えて正転を継続すると前記アンチセフト部材29
をアンチセフト位置に切替え逆転すると前記アンチセフ
ト部材29を解除位置に復帰させ得るモータ4と、該モ
ータ4により前記ロックレバー13を施錠位置に切り替
える施錠制御と前記モータ4により前記アンチセフト部
材29をアンチセフト位置に切り替えるアンチセフト制
御と前記モータ4により前記アンチセフト部材29を解
除位置に切り替える解除制御とを有する制御部46と、
前記アンチセフト部材29の位置検出用センサー48と
からなり、前記制御部46は前記施錠制御により前記ロ
ックレバー13を施錠位置に切替えたときに前記位置検
出用センサー48が前記アンチセフト部材29のアンチ
セフト位置を検出したときは前記解除制御により前記ア
ンチセフト部材29を解除位置に復帰させるようにした
ドアロック装置におけるアンチセフト機構としたため、
施錠操作をしたときに誤ってアンチセフト状態になって
も、自動的にアンチセフト状態が解除されるので、車内
に閉じ込められてしまうような事故を未然に防止でき
る。また、本発明は、ドアのキーシリンダ14および内
側ロックボタン26に連結され施錠位置と解錠位置とに
切り替わるロックレバー13と、前記内側ロックボタン
26による前記ロックレバー13の解錠操作を不能とす
るアンチセフト位置とその解除位置とに切り替わるアン
チセフト部材29と、所定量正転すると前記ロックレバ
ー13を施錠位置に切替え前記所定量を越えて正転を継
続すると前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置
に切替え所定量逆転すると前記アンチセフト部材29を
解除位置に復帰させ前記所定量を越えて逆転を継続する
と前記ロックレバー13を解錠位置に切替え得るモータ
4と、該モータ4により前記ロックレバー13を施錠位
置に切り替える施錠制御と前記モータ4により前記アン
チセフト部材29をアンチセフト位置に切り替えるアン
チセフト制御と前記モータ4により前記ロックレバー1
3を施錠位置に留めたまま前記アンチセフト部材29を
解除位置に切り替える解除制御とを有する制御部46
と、前記アンチセフト部材29の位置検出用センサー4
8とからなり、前記制御部46は前記施錠制御により前
記ロックレバー13を施錠位置に切替えたときに前記位
置検出用センサー48が前記アンチセフト部材29のア
ンチセフト位置を検出したときは前記解除制御により前
記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させるように
したドアロック装置におけるアンチセフト機構としたた
め、前記効果に加えて、ロックレバー13は施錠位置に
留めたままアンチセフト部材29のみを切替えることが
できるので、施錠操作のやり直しが不要となる。
リンダ14および内側ロックボタン26に連結され施錠
位置と解錠位置とに切り替わるロックレバー13と、前
記内側ロックボタン26による前記ロックレバー13の
解錠操作を不能とするアンチセフト位置とその解除位置
とに切り替わるアンチセフト部材29と、所定量正転す
ると前記ロックレバー13を施錠位置に切替え前記所定
量を越えて正転を継続すると前記アンチセフト部材29
をアンチセフト位置に切替え逆転すると前記アンチセフ
ト部材29を解除位置に復帰させ得るモータ4と、該モ
ータ4により前記ロックレバー13を施錠位置に切り替
える施錠制御と前記モータ4により前記アンチセフト部
材29をアンチセフト位置に切り替えるアンチセフト制
御と前記モータ4により前記アンチセフト部材29を解
除位置に切り替える解除制御とを有する制御部46と、
前記アンチセフト部材29の位置検出用センサー48と
からなり、前記制御部46は前記施錠制御により前記ロ
ックレバー13を施錠位置に切替えたときに前記位置検
出用センサー48が前記アンチセフト部材29のアンチ
セフト位置を検出したときは前記解除制御により前記ア
ンチセフト部材29を解除位置に復帰させるようにした
ドアロック装置におけるアンチセフト機構としたため、
施錠操作をしたときに誤ってアンチセフト状態になって
も、自動的にアンチセフト状態が解除されるので、車内
に閉じ込められてしまうような事故を未然に防止でき
る。また、本発明は、ドアのキーシリンダ14および内
側ロックボタン26に連結され施錠位置と解錠位置とに
切り替わるロックレバー13と、前記内側ロックボタン
26による前記ロックレバー13の解錠操作を不能とす
るアンチセフト位置とその解除位置とに切り替わるアン
チセフト部材29と、所定量正転すると前記ロックレバ
ー13を施錠位置に切替え前記所定量を越えて正転を継
続すると前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置
に切替え所定量逆転すると前記アンチセフト部材29を
解除位置に復帰させ前記所定量を越えて逆転を継続する
と前記ロックレバー13を解錠位置に切替え得るモータ
4と、該モータ4により前記ロックレバー13を施錠位
置に切り替える施錠制御と前記モータ4により前記アン
チセフト部材29をアンチセフト位置に切り替えるアン
チセフト制御と前記モータ4により前記ロックレバー1
3を施錠位置に留めたまま前記アンチセフト部材29を
解除位置に切り替える解除制御とを有する制御部46
と、前記アンチセフト部材29の位置検出用センサー4
8とからなり、前記制御部46は前記施錠制御により前
記ロックレバー13を施錠位置に切替えたときに前記位
置検出用センサー48が前記アンチセフト部材29のア
ンチセフト位置を検出したときは前記解除制御により前
記アンチセフト部材29を解除位置に復帰させるように
したドアロック装置におけるアンチセフト機構としたた
め、前記効果に加えて、ロックレバー13は施錠位置に
留めたままアンチセフト部材29のみを切替えることが
できるので、施錠操作のやり直しが不要となる。
【図1】 出力部材と連動レバーとの関係図。
【図2】 分解斜視図。
【図3】 解錠状態図。
【図4】 出力部材をロック点Iまで回転させた状態
図。
図。
【図5】 出力部材をアンチセフト点IIまで回転させた
状態図。
状態図。
【図6】 アンチセフト状態図。
【図7】 出力部材を解除点III まで回転させた状態
図。
図。
【図8】 出力部材をアンロック点IVまで回転させた状
態図。
態図。
【図9】 ブロック回路図。
【図10】 公知例図。
1…出力部材、2…中心軸、3…ギア部、4…モータ、
5…円弧溝、6…中立復帰バネ、7、8…ストッパー、
9…連動軸、10…異径部、11…連動レバー、12…
異径孔、13…ロックレバー、14…キーシリンダ、1
5…凸部、16…突起、17…カム溝、18…内側周
壁、19…外側周壁、20…右カム壁、21…左カム
壁、22…空振溝、23…第1コーナー部、24…第2
コーナー部、25…中空軸、26…内側ロックボタン、
27…小径軸、28…キー部、29…アンチセフト部
材、30…二又部、31…開口部、32…フック、33
…切替体、34…オーバーセンターバネ、35…係合
孔、36…係合ピン、37…屈曲片、38…解除レバ
ー、39…軸、40…突起、41…長孔、42…凸部、
43…係合片、44…係合孔、45…係合ピン、46…
制御部、47…ロックセンサー、48…アンチセフトセ
ンサー、49…キースイッチ、50…受信部、51…リ
モコン。
5…円弧溝、6…中立復帰バネ、7、8…ストッパー、
9…連動軸、10…異径部、11…連動レバー、12…
異径孔、13…ロックレバー、14…キーシリンダ、1
5…凸部、16…突起、17…カム溝、18…内側周
壁、19…外側周壁、20…右カム壁、21…左カム
壁、22…空振溝、23…第1コーナー部、24…第2
コーナー部、25…中空軸、26…内側ロックボタン、
27…小径軸、28…キー部、29…アンチセフト部
材、30…二又部、31…開口部、32…フック、33
…切替体、34…オーバーセンターバネ、35…係合
孔、36…係合ピン、37…屈曲片、38…解除レバ
ー、39…軸、40…突起、41…長孔、42…凸部、
43…係合片、44…係合孔、45…係合ピン、46…
制御部、47…ロックセンサー、48…アンチセフトセ
ンサー、49…キースイッチ、50…受信部、51…リ
モコン。
Claims (2)
- 【請求項1】 ドアのキーシリンダ14および内側ロッ
クボタン26に連結され施錠位置と解錠位置とに切り替
わるロックレバー13と、前記内側ロックボタン26に
よる前記ロックレバー13の解錠操作を不能とするアン
チセフト位置とその解除位置とに切り替わるアンチセフ
ト部材29と、所定量正転すると前記ロックレバー13
を施錠位置に切替え前記所定量を越えて正転を継続する
と前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置に切替
え逆転すると前記アンチセフト部材29を解除位置に復
帰させ得るモータ4と、該モータ4により前記ロックレ
バー13を施錠位置に切り替える施錠制御と前記モータ
4により前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置
に切り替えるアンチセフト制御と前記モータ4により前
記アンチセフト部材29を解除位置に切り替える解除制
御とを有する制御部46と、前記アンチセフト部材29
の位置検出用センサー48とからなり、前記制御部46
は前記施錠制御により前記ロックレバー13を施錠位置
に切替えたときに前記位置検出用センサー48が前記ア
ンチセフト部材29のアンチセフト位置を検出したとき
は前記解除制御により前記アンチセフト部材29を解除
位置に復帰させるようにしたドアロック装置におけるア
ンチセフト機構。 - 【請求項2】 ドアのキーシリンダ14および内側ロッ
クボタン26に連結され施錠位置と解錠位置とに切り替
わるロックレバー13と、前記内側ロックボタン26に
よる前記ロックレバー13の解錠操作を不能とするアン
チセフト位置とその解除位置とに切り替わるアンチセフ
ト部材29と、所定量正転すると前記ロックレバー13
を施錠位置に切替え前記所定量を越えて正転を継続する
と前記アンチセフト部材29をアンチセフト位置に切替
え所定量逆転すると前記アンチセフト部材29を解除位
置に復帰させ前記所定量を越えて逆転を継続すると前記
ロックレバー13を解錠位置に切替え得るモータ4と、
該モータ4により前記ロックレバー13を施錠位置に切
り替える施錠制御と前記モータ4により前記アンチセフ
ト部材29をアンチセフト位置に切り替えるアンチセフ
ト制御と前記モータ4により前記ロックレバー13を施
錠位置に留めたまま前記アンチセフト部材29を解除位
置に切り替える解除制御とを有する制御部46と、前記
アンチセフト部材29の位置検出用センサー48とから
なり、前記制御部46は前記施錠制御により前記ロック
レバー13を施錠位置に切替えたときに前記位置検出用
センサー48が前記アンチセフト部材29のアンチセフ
ト位置を検出したときは前記解除制御により前記アンチ
セフト部材29を解除位置に復帰させるようにしたドア
ロック装置におけるアンチセフト機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23073594A JP2952161B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドアロック装置におけるアンチセフト機構 |
US08/519,641 US5680783A (en) | 1994-08-31 | 1995-08-25 | Door lock device with anti-theft mechanism |
DE1995131763 DE19531763B4 (de) | 1994-08-31 | 1995-08-29 | Türverriegelungseinrichtung mit Antidiebstahlmechanismus |
GB9517678A GB2292772B (en) | 1994-08-31 | 1995-08-30 | Door lock device with anti-theft mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23073594A JP2952161B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドアロック装置におけるアンチセフト機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874455A JPH0874455A (ja) | 1996-03-19 |
JP2952161B2 true JP2952161B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16912485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23073594A Expired - Fee Related JP2952161B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドアロック装置におけるアンチセフト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952161B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6450992B2 (ja) | 2014-12-03 | 2019-01-16 | 三井金属アクト株式会社 | 車両スライドドアの中継機構 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23073594A patent/JP2952161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0874455A (ja) | 1996-03-19 |
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