JP2949916B2 - プロジェクター - Google Patents
プロジェクターInfo
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- JP2949916B2 JP2949916B2 JP3164905A JP16490591A JP2949916B2 JP 2949916 B2 JP2949916 B2 JP 2949916B2 JP 3164905 A JP3164905 A JP 3164905A JP 16490591 A JP16490591 A JP 16490591A JP 2949916 B2 JP2949916 B2 JP 2949916B2
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- JP
- Japan
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- crt
- lens
- projector
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- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上に投影像
を映し出すプロジェクターに関するものである。
を映し出すプロジェクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のプロジェクターとして
は、図4に示すように一つの画像情報を赤,緑,青の3
つの色要素に分解した像を各別に映す3個のブラウン管
a〜cと、これら各ブラウン管a〜cの前方に設けられ
スクリーンd上に画像を投影する3個のレンズe〜gと
を有する投影ユニットA〜Cを備えたものが広く知られ
ている。
は、図4に示すように一つの画像情報を赤,緑,青の3
つの色要素に分解した像を各別に映す3個のブラウン管
a〜cと、これら各ブラウン管a〜cの前方に設けられ
スクリーンd上に画像を投影する3個のレンズe〜gと
を有する投影ユニットA〜Cを備えたものが広く知られ
ている。
【0003】そして、このようなプロジェクターにおい
ては、各ブラウン管a〜cによる画像がスクリーンd上
の或る点で一致するように各投影ユニットA〜Cの投影
軸を互いに傾斜させている。
ては、各ブラウン管a〜cによる画像がスクリーンd上
の或る点で一致するように各投影ユニットA〜Cの投影
軸を互いに傾斜させている。
【0004】ところで、この種のプロジェクターにおい
ては、スクリーンサイズ,投射距離あるいは投射角等の
投射系の変更に伴い、レンズコンバージェンス角θ1と
打ち上げ角が変化することから、ブラウン管a〜cの水
平方向あおり角θ2と垂直方向あおり角を変更してスク
リーンセンターのフォーカスとスクリーン周辺のフォー
カスを調整する必要がある。
ては、スクリーンサイズ,投射距離あるいは投射角等の
投射系の変更に伴い、レンズコンバージェンス角θ1と
打ち上げ角が変化することから、ブラウン管a〜cの水
平方向あおり角θ2と垂直方向あおり角を変更してスク
リーンセンターのフォーカスとスクリーン周辺のフォー
カスを調整する必要がある。
【0005】また、ブラウン管a〜cとレンズe〜gと
の間に光学的結合用の冷却液(図示せず)を封入するこ
とにより、ブラウン管a〜cで発光した光の蛍光面への
戻りを阻止して投影像のコントラスト低下を防止する必
要もある。
の間に光学的結合用の冷却液(図示せず)を封入するこ
とにより、ブラウン管a〜cで発光した光の蛍光面への
戻りを阻止して投影像のコントラスト低下を防止する必
要もある。
【0006】このため、プロジェクターは、従来より実
開平1−115145号公報に「投写型テレビジョン装
置の投写管」として開示され、図5に示すように構成さ
れている。これを同図に基づいて説明すると、同図にお
いて、符号1で示すものは環状のスペーサ2を有するブ
ラウン管、3はこのブラウン管1の前方に設けられ環状
のスペーサ4を有するレンズ、5はこのレンズ3のスペ
ーサ4と前記ブラウン管1のスペーサ2との間に介装さ
れたカプラーとしての環状のゴムチューブである。この
ゴムチューブ5および前記両スペーサ2,4には、前記
ブラウン管1と前記レンズ3を光学的に結合する液体6
が内封されている。また、7は前記ブラウン管1のあお
り角を調整する調整ねじである。なお、8は前記ブラウ
ン管1と前記スペーサ2との間に介装された第1Oリン
グ、9は前記レンズ3とスペーサ4との間に介装された
第2Oリングである。
開平1−115145号公報に「投写型テレビジョン装
置の投写管」として開示され、図5に示すように構成さ
れている。これを同図に基づいて説明すると、同図にお
いて、符号1で示すものは環状のスペーサ2を有するブ
ラウン管、3はこのブラウン管1の前方に設けられ環状
のスペーサ4を有するレンズ、5はこのレンズ3のスペ
ーサ4と前記ブラウン管1のスペーサ2との間に介装さ
れたカプラーとしての環状のゴムチューブである。この
ゴムチューブ5および前記両スペーサ2,4には、前記
ブラウン管1と前記レンズ3を光学的に結合する液体6
が内封されている。また、7は前記ブラウン管1のあお
り角を調整する調整ねじである。なお、8は前記ブラウ
ン管1と前記スペーサ2との間に介装された第1Oリン
グ、9は前記レンズ3とスペーサ4との間に介装された
第2Oリングである。
【0007】このように構成されたプロジェクターにお
いては、調整ねじ7によってゴムチューブ5を変形させ
てブラウン管1のあおり角を調整することができる。
いては、調整ねじ7によってゴムチューブ5を変形させ
てブラウン管1のあおり角を調整することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のプロ
ジェクターにおいては、ブラウン管1のあおり角の調整
がゴムチューブ5を単に変形させて行われるものであ
り、このため投射系の変更に伴うあおり角の調整毎に光
学基準点が変動していた。この結果、徴調整を行うこと
が困難になり、スクリーン周辺におけるフォーカスの調
整上の信頼性が低下するという不都合があった。
ジェクターにおいては、ブラウン管1のあおり角の調整
がゴムチューブ5を単に変形させて行われるものであ
り、このため投射系の変更に伴うあおり角の調整毎に光
学基準点が変動していた。この結果、徴調整を行うこと
が困難になり、スクリーン周辺におけるフォーカスの調
整上の信頼性が低下するという不都合があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、投射管のあおり角の徴調整を行うことができ、
もってフォーカス調整上の信頼性を高めることができる
プロジェクターを提供するものである。
もので、投射管のあおり角の徴調整を行うことができ、
もってフォーカス調整上の信頼性を高めることができる
プロジェクターを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプロジェク
ターは、投射管を保持する第1スペーサと、この第1ス
ペーサの前方に可動自在に設けられレンズを保持する第
2スペーサとを備え、この第2スペーサを回動自在に枢
支する調整部材を第1スペーサの近傍に回動自在に設
け、この調整部材および第2スペーサは各々が互いに垂
直な方向に延在する軸線の回りに回動する回動体によっ
て構成されているものである。
ターは、投射管を保持する第1スペーサと、この第1ス
ペーサの前方に可動自在に設けられレンズを保持する第
2スペーサとを備え、この第2スペーサを回動自在に枢
支する調整部材を第1スペーサの近傍に回動自在に設
け、この調整部材および第2スペーサは各々が互いに垂
直な方向に延在する軸線の回りに回動する回動体によっ
て構成されているものである。
【0011】
【作用】本発明においては、投射系の変更に伴う投射管
のあおり角の調整時に光学基準点を通る軸線の回りに調
整部材および第2スペーサを回動させることができる。
のあおり角の調整時に光学基準点を通る軸線の回りに調
整部材および第2スペーサを回動させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
【0013】図1および図2は本発明に係るプロジェク
ターを示す斜視図と断面図、図3は同じく本発明におけ
るカプラーを示す斜視図である。同図において、符号1
1で示すものは陰極線管(以下、「CRT」とする)保
持用の第1スペーサで、表裏両端面に開口する貫通孔1
2aおよびこの貫通孔12aの両開口周縁に開口する環
状溝12b,12cが設けられている。この第1スペー
サ11の両環状溝12b,12cのうちCRT側の環状
溝12bの開口周縁には枠状の位置決め用凸部13が設
けられており、この位置決め用凸部13内には投射管と
してのCRT14が装着されている。
ターを示す斜視図と断面図、図3は同じく本発明におけ
るカプラーを示す斜視図である。同図において、符号1
1で示すものは陰極線管(以下、「CRT」とする)保
持用の第1スペーサで、表裏両端面に開口する貫通孔1
2aおよびこの貫通孔12aの両開口周縁に開口する環
状溝12b,12cが設けられている。この第1スペー
サ11の両環状溝12b,12cのうちCRT側の環状
溝12bの開口周縁には枠状の位置決め用凸部13が設
けられており、この位置決め用凸部13内には投射管と
してのCRT14が装着されている。
【0014】15は表裏両端面に開口する段状の貫通孔
15aをその中央部に有するレンズ保持用の第2スペー
サで、前記第1スペーサ11の前方に可動自在に設けら
れている。この第2スペーサ15の上端縁には、前方に
突出する水平部16aおよびこの水平部16aに連設さ
れ上方に突出する垂直部16bからなる鉤形状の保持片
16が一体に設けられている。そして、この第2スペー
サ15には、前記貫通孔15aのレンズ側段状面とCR
T側開口周縁に開口する環状溝15b,15cが設けら
れている。また、この第2スペーサ15のレンズ側端面
には、複数のレンズ17a〜17dを有するレンズ組立
体17が装着されている。
15aをその中央部に有するレンズ保持用の第2スペー
サで、前記第1スペーサ11の前方に可動自在に設けら
れている。この第2スペーサ15の上端縁には、前方に
突出する水平部16aおよびこの水平部16aに連設さ
れ上方に突出する垂直部16bからなる鉤形状の保持片
16が一体に設けられている。そして、この第2スペー
サ15には、前記貫通孔15aのレンズ側段状面とCR
T側開口周縁に開口する環状溝15b,15cが設けら
れている。また、この第2スペーサ15のレンズ側端面
には、複数のレンズ17a〜17dを有するレンズ組立
体17が装着されている。
【0015】18はシール部材としての第1Oリング
で、前記両環状溝12b,12cのうち環状溝12b内
に装着され、かつ前記CRT14と前記第1スペーサ1
1との間に介装されている。
で、前記両環状溝12b,12cのうち環状溝12b内
に装着され、かつ前記CRT14と前記第1スペーサ1
1との間に介装されている。
【0016】19はバックフォーカスレングス(BF
L)調整用の第1ねじで、前記第1スペーサ11の4角
部に回転自在に設けられており、後述するBFL調整用
の変動枠の前後方向移動ストロークを調整し得るように
構成されている。なお、20はこれら第1ねじ19の軸
線方向移動を規制するリングである。
L)調整用の第1ねじで、前記第1スペーサ11の4角
部に回転自在に設けられており、後述するBFL調整用
の変動枠の前後方向移動ストロークを調整し得るように
構成されている。なお、20はこれら第1ねじ19の軸
線方向移動を規制するリングである。
【0017】21はシール部材としての第2Oリング
で、前記両環状溝15b,15cのうち環状溝15b内
に装着され、かつ前記レンズ17aと前記第2スペーサ
15との間に介装されている。
で、前記両環状溝15b,15cのうち環状溝15b内
に装着され、かつ前記レンズ17aと前記第2スペーサ
15との間に介装されている。
【0018】22はカプラーとしてのベローズで、軸線
方向に付勢力をもつ例えばステンレス等の鉄系金属材料
によって形成された円筒ベローズからなり、前記第1ス
ペーサ11と前記第2スペーサ15との間に弾装されて
おり、前記CRT14のあおり角を変更し得るように構
成されている。このベローズ22の両端部には、周方向
に間隔をもって並列する複数の取付孔23a,24aを
有するフランジとしての環状体23,24が各々溶接さ
れている。そして、このベローズ22には、前記CRT
14と前記レンズ組立体17を光学的に結合する液体2
5が内封されている。
方向に付勢力をもつ例えばステンレス等の鉄系金属材料
によって形成された円筒ベローズからなり、前記第1ス
ペーサ11と前記第2スペーサ15との間に弾装されて
おり、前記CRT14のあおり角を変更し得るように構
成されている。このベローズ22の両端部には、周方向
に間隔をもって並列する複数の取付孔23a,24aを
有するフランジとしての環状体23,24が各々溶接さ
れている。そして、このベローズ22には、前記CRT
14と前記レンズ組立体17を光学的に結合する液体2
5が内封されている。
【0019】26はシール部材としての第3Oリング
で、前記環状体23のCRT側端面と前記貫通孔12a
のレンズ側開口周縁との間に介装され、かつ前記環状溝
12c内に装着されている。
で、前記環状体23のCRT側端面と前記貫通孔12a
のレンズ側開口周縁との間に介装され、かつ前記環状溝
12c内に装着されている。
【0020】27は同じくシール部材としての第4Oリ
ングで、前記環状体24のレンズ側端面と前記貫通孔1
5aのCRT側開口周縁との間に介装され、かつ前記環
状溝15c内に装着されている。
ングで、前記環状体24のレンズ側端面と前記貫通孔1
5aのCRT側開口周縁との間に介装され、かつ前記環
状溝15c内に装着されている。
【0021】28はBFL調整用の変動枠で、前記ベロ
ーズ22の周囲に進退自在に設けられ、かつ前記第1ね
じ19の先端部に螺合されている。この変動枠28の上
下両端縁には、前方に突出しかつ前記第2スペーサ15
の上下各端面に対向する2つの保持片28a,28bが
一体に設けられている。
ーズ22の周囲に進退自在に設けられ、かつ前記第1ね
じ19の先端部に螺合されている。この変動枠28の上
下両端縁には、前方に突出しかつ前記第2スペーサ15
の上下各端面に対向する2つの保持片28a,28bが
一体に設けられている。
【0022】29は枠状の調整部材で、前記両保持片2
8a,28bに垂直方向に延在する第1ピン30,31
を介して回動自在に設けられている。この調整部材29
には、水平方向に延在する第2ピン32,33を介して
前記第2スペーサ15が回動自在に枢支されている。
8a,28bに垂直方向に延在する第1ピン30,31
を介して回動自在に設けられている。この調整部材29
には、水平方向に延在する第2ピン32,33を介して
前記第2スペーサ15が回動自在に枢支されている。
【0023】ここで、第1ピン30,31は前記変動枠
28に固定されており、また第2ピン32,33は前記
調整部材29に固定されている。そして、これら両第1
ピン30,31および両第2ピン32,33は、各軸線
の交点が光学基準点に一致するような位置に設定されて
いる。
28に固定されており、また第2ピン32,33は前記
調整部材29に固定されている。そして、これら両第1
ピン30,31および両第2ピン32,33は、各軸線
の交点が光学基準点に一致するような位置に設定されて
いる。
【0024】34は垂直方向角度調整用の第2ねじで、
前記保持片16の垂直部16bに先端部を前記調整部材
29の前端面に当接させて螺合されている。
前記保持片16の垂直部16bに先端部を前記調整部材
29の前端面に当接させて螺合されている。
【0025】35は水平方向角度調整用の第3ねじで、
前記調整部材29の上方右側部に先端部を前記変動枠2
8の前端面に当接させて螺合されている。
前記調整部材29の上方右側部に先端部を前記変動枠2
8の前端面に当接させて螺合されている。
【0026】なお、図中符号A1,A2およびB1,B2は
各々第2ねじ34の調整による第2スペーサ15の回動
方向と第3ねじ35の調整による調整部材29の回動方
向を示す。
各々第2ねじ34の調整による第2スペーサ15の回動
方向と第3ねじ35の調整による調整部材29の回動方
向を示す。
【0027】このように構成されたプロジェクターにお
いて、CRT14のあおり角を調整するには、第2ねじ
34あるいは第3ねじ35を前進・後退させることによ
り行う。
いて、CRT14のあおり角を調整するには、第2ねじ
34あるいは第3ねじ35を前進・後退させることによ
り行う。
【0028】すなわち、第2ねじ34をCRT側に前進
させると、第2スペーサ15が第2ピン32,33を回
動軸として図1に矢印A1で示す方向に回動するため、
ベローズ22が一部伸長する。このとき、レンズ組立体
17が第2スペーサ15の回動方向と同一の方向に揺動
して初期位置における光軸が図2において時計方向に傾
斜する。
させると、第2スペーサ15が第2ピン32,33を回
動軸として図1に矢印A1で示す方向に回動するため、
ベローズ22が一部伸長する。このとき、レンズ組立体
17が第2スペーサ15の回動方向と同一の方向に揺動
して初期位置における光軸が図2において時計方向に傾
斜する。
【0029】また、第2ねじ34をレンズ側に後退させ
ると、第2スペーサ15が第2ピン32,33を回動軸
として図1に矢印A2で示す方向に回動するため、ベロ
ーズ22が一部収縮する。このとき、レンズ組立体17
が第2スペーサ15の回動方向と同一の方向に揺動して
初期位置における光軸が図2において反時計方向に傾斜
する。
ると、第2スペーサ15が第2ピン32,33を回動軸
として図1に矢印A2で示す方向に回動するため、ベロ
ーズ22が一部収縮する。このとき、レンズ組立体17
が第2スペーサ15の回動方向と同一の方向に揺動して
初期位置における光軸が図2において反時計方向に傾斜
する。
【0030】一方、第3ねじ35をCRT側に前進させ
ると、調整部材29が第1ピン30,31を回動軸とし
て図1に矢印B1で示す方向に回動するため、ベローズ
22が一部伸長する。このとき、レンズ組立体17が調
整部材29の回動方向と同一の方向に揺動して初期位置
における光軸が時計方向(平面視)に傾斜する。
ると、調整部材29が第1ピン30,31を回動軸とし
て図1に矢印B1で示す方向に回動するため、ベローズ
22が一部伸長する。このとき、レンズ組立体17が調
整部材29の回動方向と同一の方向に揺動して初期位置
における光軸が時計方向(平面視)に傾斜する。
【0031】また、第3ねじ35をレンズ側に後退させ
ると、調整部材29が第1ピン30,31を回動軸とし
て図1に矢印B2で示す方向に回動するため、ベローズ
22が一部収縮する。このとき、レンズ組立体17が調
整部材29の回動方向と同一の方向に揺動して初期位置
における光軸が反時計方向に(平面視)に傾斜する。
ると、調整部材29が第1ピン30,31を回動軸とし
て図1に矢印B2で示す方向に回動するため、ベローズ
22が一部収縮する。このとき、レンズ組立体17が調
整部材29の回動方向と同一の方向に揺動して初期位置
における光軸が反時計方向に(平面視)に傾斜する。
【0032】なお、CRT14とレンズ組立体17間の
寸法調整は、次に示すようにして行われる。
寸法調整は、次に示すようにして行われる。
【0033】すなわち、第1ねじ19をレンズ側に前進
させると、変動枠28がCRT側に移動するため、この
移動方向と同一の方向に第2スペーサ15が移動する。
このとき、ベローズ22の全体が軸線方向に収縮してC
RT14とレンズ組立体17間の寸法が狭くなる。
させると、変動枠28がCRT側に移動するため、この
移動方向と同一の方向に第2スペーサ15が移動する。
このとき、ベローズ22の全体が軸線方向に収縮してC
RT14とレンズ組立体17間の寸法が狭くなる。
【0034】一方、第1ねじ19をCRT側に後退させ
ると、変動枠28がレンズ側に移動するため、この移動
方向と同一の方向に第2スペーサ15が移動する。この
とき、ベローズ22の全体が軸線方向に伸長してCRT
14とレンズ組立体17間の寸法が広くなる。
ると、変動枠28がレンズ側に移動するため、この移動
方向と同一の方向に第2スペーサ15が移動する。この
とき、ベローズ22の全体が軸線方向に伸長してCRT
14とレンズ組立体17間の寸法が広くなる。
【0035】したがって、本実施例においては、投射系
の変更に伴うCRT14のあおり角の調整時に光学基準
点を通る軸線の回りに調整部材29および第2スペーサ
15を回動させることができるから、CRT14のあお
り角の調整毎に光学基準点が変動せず、あおり角の微調
整を行うことができる。この場合、光学基準点は、第1
ピン30,31の軸線と第2ピン32,33の軸線との
交点から求められる。
の変更に伴うCRT14のあおり角の調整時に光学基準
点を通る軸線の回りに調整部材29および第2スペーサ
15を回動させることができるから、CRT14のあお
り角の調整毎に光学基準点が変動せず、あおり角の微調
整を行うことができる。この場合、光学基準点は、第1
ピン30,31の軸線と第2ピン32,33の軸線との
交点から求められる。
【0036】また、本実施例においては、カプラーの変
形量を大きい変形量に設定することができるから、CR
T14のあおり角調整範囲を広げることができる。
形量を大きい変形量に設定することができるから、CR
T14のあおり角調整範囲を広げることができる。
【0037】さらに、本実施例においては、第3Oリン
グ26によって第1スペーサ11と環状体23間のシー
ル性を高めることができ、第4Oリング27によって第
2スペーサ15と環状体24間のシール性を高めること
ができる。
グ26によって第1スペーサ11と環状体23間のシー
ル性を高めることができ、第4Oリング27によって第
2スペーサ15と環状体24間のシール性を高めること
ができる。
【0038】さらにまた、本実施例においては、ベロー
ズ22としてステンレスからなる鉄系金属材料によって
形成したから、液体25の放熱効果を高めることができ
る。
ズ22としてステンレスからなる鉄系金属材料によって
形成したから、液体25の放熱効果を高めることができ
る。
【0039】この他、本実施例においては、カプラーと
して軸線方向に付勢力をもつベローズによって形成した
から、重力によるベローズ22の撓み発生を防止するこ
とができる。
して軸線方向に付勢力をもつベローズによって形成した
から、重力によるベローズ22の撓み発生を防止するこ
とができる。
【0040】なお、本実施例においては、第2スペーサ
15を水平方向に延在する第2ピン32,33によって
枢支すると共に、調整部材29を垂直方向に延在する第
1ピン30,31によって枢支する例を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、第2スペーサ15
を垂直方向に延在するピンによって枢支すると共に、調
整部材29を水平方向に延在するピンによって枢支して
も実施例と同様の効果を奏する。
15を水平方向に延在する第2ピン32,33によって
枢支すると共に、調整部材29を垂直方向に延在する第
1ピン30,31によって枢支する例を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、第2スペーサ15
を垂直方向に延在するピンによって枢支すると共に、調
整部材29を水平方向に延在するピンによって枢支して
も実施例と同様の効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、投
射管を保持する第1スペーサと、この第1スペーサの前
方に可動自在に設けられレンズを保持する第2スペーサ
とを備え、この第2スペーサを回動自在に枢支する調整
部材を第1スペーサの近傍に回動自在に設け、この調整
部材および第2スペーサは各々が互いに垂直な方向に延
在する軸線の回りに回動する回動体によって構成されて
いるので、投射系の変更に伴う投射管のあおり角の調整
時に光学基準点を通る軸線の回りに調整部材および第2
スペーサを回動させることができる。
射管を保持する第1スペーサと、この第1スペーサの前
方に可動自在に設けられレンズを保持する第2スペーサ
とを備え、この第2スペーサを回動自在に枢支する調整
部材を第1スペーサの近傍に回動自在に設け、この調整
部材および第2スペーサは各々が互いに垂直な方向に延
在する軸線の回りに回動する回動体によって構成されて
いるので、投射系の変更に伴う投射管のあおり角の調整
時に光学基準点を通る軸線の回りに調整部材および第2
スペーサを回動させることができる。
【0042】したがって、投射管のあおり角の調整毎に
光学基準点が変動することなく、垂直・水平方向あおり
角の徴調整を行うことができ、フォーカス調整上の信頼
性を高めることができる。
光学基準点が変動することなく、垂直・水平方向あおり
角の徴調整を行うことができ、フォーカス調整上の信頼
性を高めることができる。
【図1】本発明に係るプロジェクターを示す斜視図。
【図2】同じく本発明におけるプロジェクターを示す断
面図。
面図。
【図3】本発明におけるカプラーを示す斜視図
【図4】プロジェクターの概略を説明するために示す平
面図。
面図。
【図5】従来のプロジェクターを示す断面図。
11…第1スペーサ、14…CRT、15…第2スペー
サ、17…レンズ組立体、17a…レンズ、29…調整
部材、30,31…第1ピン、32,33…第2ピン。
サ、17…レンズ組立体、17a…レンズ、29…調整
部材、30,31…第1ピン、32,33…第2ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−161313(JP,U) 実開 昭64−51385(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/00 G02B 7/02 H04N 5/74 H04N 9/31
Claims (1)
- 【請求項1】 投射管を保持する第1スペーサと、この
第1スペーサの前方に可動自在に設けられレンズを保持
する第2スペーサとを備え、この第2スペーサを回動自
在に枢支する調整部材を前記第1スペーサの近傍に回動
自在に設け、この調整部材および前記第2スペーサは各
々が互いに垂直な方向に延在する軸線の回りに回動する
回動体によって構成されていることを特徴とするプロジ
ェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164905A JP2949916B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | プロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164905A JP2949916B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | プロジェクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511342A JPH0511342A (ja) | 1993-01-22 |
JP2949916B2 true JP2949916B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15802096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164905A Expired - Fee Related JP2949916B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | プロジェクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949916B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738828A (ja) * | 1993-07-21 | 1995-02-07 | Sony Corp | 投射型映像表示装置 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3164905A patent/JP2949916B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0511342A (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |