JP2943071B1 - 安全かみそり - Google Patents
安全かみそりInfo
- Publication number
- JP2943071B1 JP2943071B1 JP25332298A JP25332298A JP2943071B1 JP 2943071 B1 JP2943071 B1 JP 2943071B1 JP 25332298 A JP25332298 A JP 25332298A JP 25332298 A JP25332298 A JP 25332298A JP 2943071 B1 JP2943071 B1 JP 2943071B1
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- Japan
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- blade
- blades
- edge
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Abstract
【要約】
【課題】 本発明は、刃体の刃先に刃先ガ−ドを装着し
ヒゲかす排出機構も具えている安全かみそりであって、
ヒゲかすを完全に排出することができるものを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 刃台と天板の間に2枚以上の刃体が重ね
られ、刃体の刃先縁とほぼ垂直方向に延在する複数の細
い刃先ガ−ド28が、重ねられている刃体の刃先を覆
い、各刃体間にはそれぞれスペ−サ−6,7が介在し、
各スペ−サ−の前方には間隔を置いてヒゲかす排出部1
0,11が横方向に延在し、ヒゲかす排出部が前方に移
動することにより詰ったヒゲかすを押し出し、ヒゲかす
排出部の前縁に前記刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部2
3,24が設けられている。
ヒゲかす排出機構も具えている安全かみそりであって、
ヒゲかすを完全に排出することができるものを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 刃台と天板の間に2枚以上の刃体が重ね
られ、刃体の刃先縁とほぼ垂直方向に延在する複数の細
い刃先ガ−ド28が、重ねられている刃体の刃先を覆
い、各刃体間にはそれぞれスペ−サ−6,7が介在し、
各スペ−サ−の前方には間隔を置いてヒゲかす排出部1
0,11が横方向に延在し、ヒゲかす排出部が前方に移
動することにより詰ったヒゲかすを押し出し、ヒゲかす
排出部の前縁に前記刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部2
3,24が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2枚以上の刃体を有
し、各刃体間に詰ったヒゲかすを排出するためのヒゲか
す排出部を具えたスペ−サ−が各刃体間に介在している
安全かみそりに関する。
し、各刃体間に詰ったヒゲかすを排出するためのヒゲか
す排出部を具えたスペ−サ−が各刃体間に介在している
安全かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は2枚の刃体を有する安全かみそり
が主流であるが、2枚刃の安全かみそりは刃体の間にヒ
ゲかすが詰るので、これを排出するための機構が特公昭
60−58991公報に示されている。このヒゲかす排
出機構の構成は、刃体間には刃体の間隔を一定に保つた
めのスペ−サ−が介在しており、スペ−サ−はその前部
に間隔を置いてヒゲかす排出部が横方向に延在し、ヒゲ
かす排出部は可撓性連結部を介してスペ−サ−に一体に
設けられ、可撓性連結部が撓むことによってヒゲかす排
出部が前方に移動することによって刃体間に詰っている
ヒゲかすを前方に排出する構成である。そして、スペ−
サ−の可撓性連結部の後部には可撓性連結部を前方に押
圧するための指当て部が設けられて刃体の後縁よりも後
方に突き出ていて、この指当て部を指で前方に押すこと
によってヒゲかす排出部を前方に移動させて刃体間に詰
ったヒゲかすを排出するものである。
が主流であるが、2枚刃の安全かみそりは刃体の間にヒ
ゲかすが詰るので、これを排出するための機構が特公昭
60−58991公報に示されている。このヒゲかす排
出機構の構成は、刃体間には刃体の間隔を一定に保つた
めのスペ−サ−が介在しており、スペ−サ−はその前部
に間隔を置いてヒゲかす排出部が横方向に延在し、ヒゲ
かす排出部は可撓性連結部を介してスペ−サ−に一体に
設けられ、可撓性連結部が撓むことによってヒゲかす排
出部が前方に移動することによって刃体間に詰っている
ヒゲかすを前方に排出する構成である。そして、スペ−
サ−の可撓性連結部の後部には可撓性連結部を前方に押
圧するための指当て部が設けられて刃体の後縁よりも後
方に突き出ていて、この指当て部を指で前方に押すこと
によってヒゲかす排出部を前方に移動させて刃体間に詰
ったヒゲかすを排出するものである。
【0003】また、ヒゲ剃りを円滑に行うために、刃体
の刃先縁とほぼ垂直方向に延在する多数の細い刃先ガ−
ドが、重ねられている刃体の刃先を覆い、各刃先ガ−ド
の間から刃体の刃先縁が露出している安全かみそりにつ
いては、実開平4−112377公報に記載されてい
る。この公報の図面で明らかなとおり、複数の刃体が重
ねられた安全かみそりであって、刃先ガ−ドは各刃体ご
とに刃先に巻き付いているのではなく、刃先ガ−ドは複
数の刃体の刃先をまとめて覆うように巻き付いている。
の刃先縁とほぼ垂直方向に延在する多数の細い刃先ガ−
ドが、重ねられている刃体の刃先を覆い、各刃先ガ−ド
の間から刃体の刃先縁が露出している安全かみそりにつ
いては、実開平4−112377公報に記載されてい
る。この公報の図面で明らかなとおり、複数の刃体が重
ねられた安全かみそりであって、刃先ガ−ドは各刃体ご
とに刃先に巻き付いているのではなく、刃先ガ−ドは複
数の刃体の刃先をまとめて覆うように巻き付いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から存在している
ヒゲかす排出機構を有する複数刃安全かみそりは前述の
ような構成であり、ヒゲかす排出部を前方に移動させて
刃体間に詰ったヒゲかすを押し出すように排出する安全
かみそりには刃先ガ−ドが存在せず、刃体の刃先縁とほ
ぼ垂直方向に延在する多数の細い刃先ガ−ドが、重ねら
れている刃体の刃先を覆い、各刃先ガ−ドの間から刃体
の刃先縁が露出している安全かみそりはヒゲかす排出機
構がなかった。
ヒゲかす排出機構を有する複数刃安全かみそりは前述の
ような構成であり、ヒゲかす排出部を前方に移動させて
刃体間に詰ったヒゲかすを押し出すように排出する安全
かみそりには刃先ガ−ドが存在せず、刃体の刃先縁とほ
ぼ垂直方向に延在する多数の細い刃先ガ−ドが、重ねら
れている刃体の刃先を覆い、各刃先ガ−ドの間から刃体
の刃先縁が露出している安全かみそりはヒゲかす排出機
構がなかった。
【0005】もしも、このようなヒゲかす排出機構を具
えた安全かみそりの刃体の刃先に刃先ガ−ドを装着する
と、ヒゲかすを押し出すために前方に移動したヒゲかす
排出部の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ以上前進
することができない。その結果、刃体の間に詰ったヒゲ
かすを完全に外部に排出することができずに刃体の間に
ヒゲかすが残留することになる。
えた安全かみそりの刃体の刃先に刃先ガ−ドを装着する
と、ヒゲかすを押し出すために前方に移動したヒゲかす
排出部の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ以上前進
することができない。その結果、刃体の間に詰ったヒゲ
かすを完全に外部に排出することができずに刃体の間に
ヒゲかすが残留することになる。
【0006】そこで、本発明は、刃体の刃先に刃先ガ−
ドを装着しヒゲかす排出機構も具えている安全かみそり
であって、ヒゲかすを完全に排出することができるもの
を提供することを目的とする。
ドを装着しヒゲかす排出機構も具えている安全かみそり
であって、ヒゲかすを完全に排出することができるもの
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、刃台と
天板の間に2枚以上の刃体が重ねられ、刃体の刃先縁と
ほぼ垂直方向に延在する複数の細い刃先ガ−ドが、重ね
られている刃体の刃先を覆い、各刃体間にはそれぞれス
ペ−サ−が介在し、各スペ−サ−の前方には間隔を置い
てヒゲかす排出部が横方向に延在し、該ヒゲかす排出部
が前方に移動することにより詰ったヒゲかすを押し出す
安全かみそりにおいて、前記ヒゲかす排出部の前縁に前
記刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部が設けられているこ
とを特徴とする。
天板の間に2枚以上の刃体が重ねられ、刃体の刃先縁と
ほぼ垂直方向に延在する複数の細い刃先ガ−ドが、重ね
られている刃体の刃先を覆い、各刃体間にはそれぞれス
ペ−サ−が介在し、各スペ−サ−の前方には間隔を置い
てヒゲかす排出部が横方向に延在し、該ヒゲかす排出部
が前方に移動することにより詰ったヒゲかすを押し出す
安全かみそりにおいて、前記ヒゲかす排出部の前縁に前
記刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部が設けられているこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、ヒ
ゲかす排出部の前縁に刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部
が設けられていることを特徴としている。したがって、
ヒゲかす排出部を前方に移動させたときに、刃先ガ−ド
が凹部に入り込むので凹部の深さの分だけヒゲかす排出
部を更に前方に移動させることができる。この結果、刃
体の間に詰っているヒゲかすが刃体の間から外に押し出
され水洗いすることによって完全に排出することができ
る。
ゲかす排出部の前縁に刃先ガ−ドの位置に合わせて凹部
が設けられていることを特徴としている。したがって、
ヒゲかす排出部を前方に移動させたときに、刃先ガ−ド
が凹部に入り込むので凹部の深さの分だけヒゲかす排出
部を更に前方に移動させることができる。この結果、刃
体の間に詰っているヒゲかすが刃体の間から外に押し出
され水洗いすることによって完全に排出することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。図面は、安全かみそりのホルダ−に着
脱自在に装着されるカ−トリッジ替刃に関するものであ
る。このカ−トリッジ替刃は3枚の刃体を有し、下から
順に下刃体3、下スペ−サ−6、中刃体4、上スペ−サ
−7及び上刃体5を重ね合わせ、さらに下刃体3の裏面
から上刃体5の上面にかけて薄いガ−ド板25を刃体の
刃先に巻き付くように装着し、それら重ね合わされた部
品を刃台1と天板2の間に挾着したものである。挾着方
法は、天板2の裏面に設けられた結合突起16を、各刃
体3,4,5及び各スペ−サ−本体29,30にそれぞ
れ設けられた4個ずつの孔部17,18,19,20,
21、及びガ−ド板25に設けた孔部22に挿通し、更
に刃台1の孔部26に挿通して、刃台1の裏面に突き出
た結合突起16の先端をつぶすことによって、各刃体と
スペ−サ−を刃台1と天板2の間に挾着固定する。本発
明は3枚の刃体を有するものに限定されることはなく、
2枚の刃体を有するものであってもよいし、可能であれ
ば4枚以上の刃体を有するものであってもよい。
従って説明する。図面は、安全かみそりのホルダ−に着
脱自在に装着されるカ−トリッジ替刃に関するものであ
る。このカ−トリッジ替刃は3枚の刃体を有し、下から
順に下刃体3、下スペ−サ−6、中刃体4、上スペ−サ
−7及び上刃体5を重ね合わせ、さらに下刃体3の裏面
から上刃体5の上面にかけて薄いガ−ド板25を刃体の
刃先に巻き付くように装着し、それら重ね合わされた部
品を刃台1と天板2の間に挾着したものである。挾着方
法は、天板2の裏面に設けられた結合突起16を、各刃
体3,4,5及び各スペ−サ−本体29,30にそれぞ
れ設けられた4個ずつの孔部17,18,19,20,
21、及びガ−ド板25に設けた孔部22に挿通し、更
に刃台1の孔部26に挿通して、刃台1の裏面に突き出
た結合突起16の先端をつぶすことによって、各刃体と
スペ−サ−を刃台1と天板2の間に挾着固定する。本発
明は3枚の刃体を有するものに限定されることはなく、
2枚の刃体を有するものであってもよいし、可能であれ
ば4枚以上の刃体を有するものであってもよい。
【0010】スペ−サ−6,7は合成樹脂で一体成型さ
れており、スペ−サ−本体29,30と、可撓性連結部
8,9と、ヒゲかす排出部10,11とから成り、スペ
−サ−本体29,30は2枚の刃体の間隔を一定に保つ
ためのものであって、他の部分と協働して刃体の間に詰
ったヒゲかすを排出する作用もなす。スペ−サ−本体2
9,30はそれぞれ二つの部分に分かれて形成され、分
かれた部分をそれらの後方で連結する可撓性連結部8,
9が一体に形成されている。可撓性連結部8,9は、ス
ペ−サ−6,7の前方に間隔を置いて横方向に延在する
ヒゲかす排出部10,11と中央部で一体に連結して結
合している。可撓性連結部8,9及びヒゲかす排出部1
0,11の厚みはスペ−サ−6,7の厚みよりも薄く形
成されている。したがって、可撓性連結部8,9とヒゲ
かす排出部10,11は刃体の間で可動である。
れており、スペ−サ−本体29,30と、可撓性連結部
8,9と、ヒゲかす排出部10,11とから成り、スペ
−サ−本体29,30は2枚の刃体の間隔を一定に保つ
ためのものであって、他の部分と協働して刃体の間に詰
ったヒゲかすを排出する作用もなす。スペ−サ−本体2
9,30はそれぞれ二つの部分に分かれて形成され、分
かれた部分をそれらの後方で連結する可撓性連結部8,
9が一体に形成されている。可撓性連結部8,9は、ス
ペ−サ−6,7の前方に間隔を置いて横方向に延在する
ヒゲかす排出部10,11と中央部で一体に連結して結
合している。可撓性連結部8,9及びヒゲかす排出部1
0,11の厚みはスペ−サ−6,7の厚みよりも薄く形
成されている。したがって、可撓性連結部8,9とヒゲ
かす排出部10,11は刃体の間で可動である。
【0011】下スペ−サ−6のスペ−サ−本体29の前
後方向の幅は、上スペ−サ−7のスペ−サ−本体30の
幅よりも長く形成されている。したがって、この幅の差
だけ下スペ−サ−のヒゲかす排出部10の前縁は上スペ
−サ−のヒゲかす排出部11の前縁よりも前方に位置し
ている。これは、下刃体3の刃縁よりも中刃体4の刃縁
が後退するように装着され、中刃体4の刃縁よりも上刃
体5の刃縁がさらに後退するように装着されていること
による。
後方向の幅は、上スペ−サ−7のスペ−サ−本体30の
幅よりも長く形成されている。したがって、この幅の差
だけ下スペ−サ−のヒゲかす排出部10の前縁は上スペ
−サ−のヒゲかす排出部11の前縁よりも前方に位置し
ている。これは、下刃体3の刃縁よりも中刃体4の刃縁
が後退するように装着され、中刃体4の刃縁よりも上刃
体5の刃縁がさらに後退するように装着されていること
による。
【0012】ヒゲかす排出部10,11はそれらの中央
部で可撓性連結部8,9に支持されており、ヒゲかす排
出部10,11の両端部は自由端に形成されている。ま
た、スペ−サ−本体の両側部31,32はヒゲかす排出
部10,11の両端部を覆うように前方に延びている。
部で可撓性連結部8,9に支持されており、ヒゲかす排
出部10,11の両端部は自由端に形成されている。ま
た、スペ−サ−本体の両側部31,32はヒゲかす排出
部10,11の両端部を覆うように前方に延びている。
【0013】ヒゲかす排出部10,11の前縁にはそれ
ぞれ多数の凹部23,24が設けられている。凹部2
3,24の数は多数に限定されることはなく4〜5個程
度であっても差支えない。下スペ−サ−6と上スペ−サ
−7の凹部23,24の数は同一で、設けられている位
置も一致している。これは、後述するようにヒゲかす排
出部10,11の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ
以上前進することができないので、刃先ガ−ドの位置に
合わせて凹部を設けることによりヒゲかす排出部10,
11をさらに前進させるためである。
ぞれ多数の凹部23,24が設けられている。凹部2
3,24の数は多数に限定されることはなく4〜5個程
度であっても差支えない。下スペ−サ−6と上スペ−サ
−7の凹部23,24の数は同一で、設けられている位
置も一致している。これは、後述するようにヒゲかす排
出部10,11の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ
以上前進することができないので、刃先ガ−ドの位置に
合わせて凹部を設けることによりヒゲかす排出部10,
11をさらに前進させるためである。
【0014】下スペ−サ−6の後部には指当て部12が
一体に設けられ、上スペ−サ−7の後部には指当て部1
3が一体に設けられている。指当て部12には嵌合穴1
4,14が設けられ、指当て部13には嵌合突起15,
15が設けられ両者が嵌合して、指当て部12と指当て
部13は一体的に移動する。下スペ−サ−のスライド部
33と指当て部12の境目には段差36が形成されてい
る。この段差36の高さは中刃体4の厚みの半分よりも
わずかに大きい長さである。同様の段差は上スペ−サ−
のスライド部34と指当て部13との境目にも形成され
ている。これらの段差を設けた理由は、隙間を設けて両
指当て部12,13が前後に移動できるようにするため
である。また、指当て部12,13は、スペ−サ−の後
部横方向に延在する可撓性連結部8,9の中央部にスラ
イド部33,34を介して刃台1及び天板2の後方に突
出するように設けられている。スライド部33,34は
刃台1と天板2の後部中央に設けられた挿通孔35内に
挿通されて前後方向に摺動することができる。この結
果、指当て部12,13を前方に押すと、可撓性連結部
8,9が撓んでヒゲかす排出部10,11は前方に移動
し、刃体の間に詰っているヒゲかすを前方に押して外部
に排出し、水によって洗い流す。
一体に設けられ、上スペ−サ−7の後部には指当て部1
3が一体に設けられている。指当て部12には嵌合穴1
4,14が設けられ、指当て部13には嵌合突起15,
15が設けられ両者が嵌合して、指当て部12と指当て
部13は一体的に移動する。下スペ−サ−のスライド部
33と指当て部12の境目には段差36が形成されてい
る。この段差36の高さは中刃体4の厚みの半分よりも
わずかに大きい長さである。同様の段差は上スペ−サ−
のスライド部34と指当て部13との境目にも形成され
ている。これらの段差を設けた理由は、隙間を設けて両
指当て部12,13が前後に移動できるようにするため
である。また、指当て部12,13は、スペ−サ−の後
部横方向に延在する可撓性連結部8,9の中央部にスラ
イド部33,34を介して刃台1及び天板2の後方に突
出するように設けられている。スライド部33,34は
刃台1と天板2の後部中央に設けられた挿通孔35内に
挿通されて前後方向に摺動することができる。この結
果、指当て部12,13を前方に押すと、可撓性連結部
8,9が撓んでヒゲかす排出部10,11は前方に移動
し、刃体の間に詰っているヒゲかすを前方に押して外部
に排出し、水によって洗い流す。
【0015】ガ−ド板25は、図3に示したように下刃
体3の裏面から上刃体5の上面にかけて刃体3,4,5
の刃先に巻き付くように装着されている。本発明の刃先
ガ−ドは各刃体の刃先ごとに別々の刃先ガ−ドが刃先を
覆うものではなく、図3で示したように刃先ガ−ドは重
ねられた刃体の刃先をまとめて覆っている。刃体に巻き
付けられたガ−ド板25の刃先を覆っている部分に多数
の窓孔27を設けることにより、その窓孔27から刃体
の刃先縁が露出する。各窓孔27はきわめて接近して設
けられているから、各窓孔27の間には細い刃先ガ−ド
28が多数形成されて刃先を等間隔に覆っている。刃先
ガ−ド28の数はヒゲかす排出部に設けられている凹部
23,24の数と同じで、設けられている位置も一致し
ている。これは、前述したようにヒゲかす排出部10,
11の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ以上前進す
ることができないので、刃先ガ−ド28の位置に合わせ
て凹部23,24を設けることにより、刃先ガ−ド28
が凹部23,24に入り込んでヒゲかす排出部10,1
1をさらに前進させるためである。
体3の裏面から上刃体5の上面にかけて刃体3,4,5
の刃先に巻き付くように装着されている。本発明の刃先
ガ−ドは各刃体の刃先ごとに別々の刃先ガ−ドが刃先を
覆うものではなく、図3で示したように刃先ガ−ドは重
ねられた刃体の刃先をまとめて覆っている。刃体に巻き
付けられたガ−ド板25の刃先を覆っている部分に多数
の窓孔27を設けることにより、その窓孔27から刃体
の刃先縁が露出する。各窓孔27はきわめて接近して設
けられているから、各窓孔27の間には細い刃先ガ−ド
28が多数形成されて刃先を等間隔に覆っている。刃先
ガ−ド28の数はヒゲかす排出部に設けられている凹部
23,24の数と同じで、設けられている位置も一致し
ている。これは、前述したようにヒゲかす排出部10,
11の前縁が刃先ガ−ドに突き当たってそれ以上前進す
ることができないので、刃先ガ−ド28の位置に合わせ
て凹部23,24を設けることにより、刃先ガ−ド28
が凹部23,24に入り込んでヒゲかす排出部10,1
1をさらに前進させるためである。
【0016】ガ−ド板25は薄い金属板で形成されてい
るが、合成樹脂で成型してもよいことは勿論である。ま
た、刃体の刃先を等間隔で覆う構成についてはガ−ド板
を巻き付けるものに限定されることはなく、刃体に細い
ワイヤ−を等間隔で巻き付ける構成であってもよい。ま
た、ヒゲかす排出部10,11を前方に移動させる構成
は、図面に示したようにスペ−サ−本体29,30と可
撓性連結部8,9とヒゲかす排出部10,11とがスペ
−サ−6,7に一体に形成されたものに限定されるもの
ではなく、スペ−サ−の前方に間隔を置いて横方向に延
在するヒゲかす排出部10,11がヒゲかすを排出する
ために前方に移動するものであれば構成は問わない。
るが、合成樹脂で成型してもよいことは勿論である。ま
た、刃体の刃先を等間隔で覆う構成についてはガ−ド板
を巻き付けるものに限定されることはなく、刃体に細い
ワイヤ−を等間隔で巻き付ける構成であってもよい。ま
た、ヒゲかす排出部10,11を前方に移動させる構成
は、図面に示したようにスペ−サ−本体29,30と可
撓性連結部8,9とヒゲかす排出部10,11とがスペ
−サ−6,7に一体に形成されたものに限定されるもの
ではなく、スペ−サ−の前方に間隔を置いて横方向に延
在するヒゲかす排出部10,11がヒゲかすを排出する
ために前方に移動するものであれば構成は問わない。
【図1】 刃体とスペ−サ−の分解斜視図
【図2】 刃体とスペ−サ−の組立模式図
【図3】 刃体とスペ−サ−とガ−ド板の組立模式図
【図4】 カ−トリッジ替刃の断面図
【図5】 カ−トリッジ替刃の斜視図
1 刃台 2 天板 3 下刃体 4 中
刃体 5 上刃体 6 下スペ−サ− 7 上スペ−サ− 8 可
撓性連結部 9 可撓性連結部 10 ヒゲかす排出部 1
1 ヒゲかす排出部 12 指当て部 13 指当て部 14 嵌合
穴 15 嵌合突起 16 結合突起 1
7 孔部 18 孔部 19 孔部 20 孔部 21 孔部 22 孔部 2
3 凹部 24凹部 25 ガ−ド部 2
6 孔部 27 窓孔 28 刃先ガ−ド
29 スペ−サ−本体 30 スペ−サ−本体
31側部 32 側部 33 スライド部
34 スライド部 35 挿通孔 36
段差
刃体 5 上刃体 6 下スペ−サ− 7 上スペ−サ− 8 可
撓性連結部 9 可撓性連結部 10 ヒゲかす排出部 1
1 ヒゲかす排出部 12 指当て部 13 指当て部 14 嵌合
穴 15 嵌合突起 16 結合突起 1
7 孔部 18 孔部 19 孔部 20 孔部 21 孔部 22 孔部 2
3 凹部 24凹部 25 ガ−ド部 2
6 孔部 27 窓孔 28 刃先ガ−ド
29 スペ−サ−本体 30 スペ−サ−本体
31側部 32 側部 33 スライド部
34 スライド部 35 挿通孔 36
段差
Claims (1)
- 【請求項1】 刃台と天板の間に2枚以上の刃体が重ね
られ、刃体の刃先縁とほぼ垂直方向に延在する複数の細
い刃先ガ−ドが、重ねられている刃体の刃先を覆い、各
刃体間にはそれぞれスペ−サ−が介在し、各スペ−サ−
の前方には間隔を置いてヒゲかす排出部が横方向に延在
し、該ヒゲかす排出部が前方に移動することにより詰っ
たヒゲかすを押し出す安全かみそりにおいて、前記ヒゲ
かす排出部の前縁に前記刃先ガ−ドの位置に合わせて凹
部が設けられていることを特徴とする安全かみそり
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25332298A JP2943071B1 (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 安全かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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