JP2935507B2 - 伸縮性糸条及びその製造方法 - Google Patents
伸縮性糸条及びその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は伸縮性の糸条及び、その製造方法に関するも
のである。
のである。
伸縮性糸条は、衣料品の分野において広く使用されて
いるが、産業資材の分野においても、各種の用途に使用
されている。
いるが、産業資材の分野においても、各種の用途に使用
されている。
産業資材の分野において伸縮性糸条が使用される用途
としては、例えば歯付きベルト用帆布が挙げられる。歯
付きベルト1は第4図に示されるように、ゴム製の本体
部分2の片面に噛合歯3が形成されており、本体部分2
にはその長さ方向に抗張体4が埋入されている。そして
その噛合歯2の噛合面には、本体部分2の歯形に沿って
帆布5が貼付けられている。
としては、例えば歯付きベルト用帆布が挙げられる。歯
付きベルト1は第4図に示されるように、ゴム製の本体
部分2の片面に噛合歯3が形成されており、本体部分2
にはその長さ方向に抗張体4が埋入されている。そして
その噛合歯2の噛合面には、本体部分2の歯形に沿って
帆布5が貼付けられている。
この歯付きベルト1を製造する際には、第5図に示す
ように、表面に噛合歯3の雌型6を刻設した円筒状の金
型7の外周に、筒状の帆布5を嵌合し、その外側に抗張
体4を巻回し、さらにその外側にゴム生地8を配置す
る。そしてこのゴム生地8を加熱加圧すると、第6図に
示すように抗張体4の間を通して雌型6に押込まれ、加
硫されて噛合歯3を成型するのである。
ように、表面に噛合歯3の雌型6を刻設した円筒状の金
型7の外周に、筒状の帆布5を嵌合し、その外側に抗張
体4を巻回し、さらにその外側にゴム生地8を配置す
る。そしてこのゴム生地8を加熱加圧すると、第6図に
示すように抗張体4の間を通して雌型6に押込まれ、加
硫されて噛合歯3を成型するのである。
このとき帆布5はゴム生地8と共に雌型6に押込まれ
て、噛合歯3の表面に沿って噛合面を形成するのである
が、初めは歯付きベルト1の周長にほゞ一致する長さを
有していたものが、噛合歯3の成型型にはその歯付きベ
ルト1の歯形に沿った長さにまで伸長される必要があ
る。そのため、帆布5における歯付きベルト1の周長方
向に延びる糸(以下これを帆布のたて糸9と言い、これ
と交差する糸をよこ糸10と言うが、織物構造学上のたて
糸及びよこ糸の定義とは、必ずしも一致するとは限らな
い)は、伸縮性を有することが必要とされるのである。
て、噛合歯3の表面に沿って噛合面を形成するのである
が、初めは歯付きベルト1の周長にほゞ一致する長さを
有していたものが、噛合歯3の成型型にはその歯付きベ
ルト1の歯形に沿った長さにまで伸長される必要があ
る。そのため、帆布5における歯付きベルト1の周長方
向に延びる糸(以下これを帆布のたて糸9と言い、これ
と交差する糸をよこ糸10と言うが、織物構造学上のたて
糸及びよこ糸の定義とは、必ずしも一致するとは限らな
い)は、伸縮性を有することが必要とされるのである。
従来の技術 従来この種の歯付きベルト用帆布5におけるため糸9
としては、ナイロンなどの合成繊維の巻縮加工糸が使用
されている。
としては、ナイロンなどの合成繊維の巻縮加工糸が使用
されている。
すなわち巻縮加工糸をたて糸9とし、通常の合成繊維
糸をよこ糸10として使用し、適宜の組織で帆布5を織成
している。この帆布5は巻縮加工糸の巻縮力によってた
て糸9方向に収縮しており、これに引張り力を作用させ
ることにより容易に伸長し、歯付きベルト1の噛合歯3
の噛合面に沿うことができるのである。
糸をよこ糸10として使用し、適宜の組織で帆布5を織成
している。この帆布5は巻縮加工糸の巻縮力によってた
て糸9方向に収縮しており、これに引張り力を作用させ
ることにより容易に伸長し、歯付きベルト1の噛合歯3
の噛合面に沿うことができるのである。
またその他各種の用途に、合成繊維の巻縮加工糸や、
ポリウレタン弾性糸などの新種性糸条が使用されてい
る。
ポリウレタン弾性糸などの新種性糸条が使用されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 一般にこれらの糸条を産業資材の用途に使用する場合
には、単に伸縮性を有するだけでなく、強度や耐摩耗
性、耐熱性などの糸条としての諸性能が要求されること
が少くない。しかしながら前述の巻縮加工糸は、巻縮加
工時に強度が大巾に低下してしまい、またポリウレタン
弾性糸にしても、強度や耐摩耗性、耐熱性などが大きい
糸条とは言えない。
には、単に伸縮性を有するだけでなく、強度や耐摩耗
性、耐熱性などの糸条としての諸性能が要求されること
が少くない。しかしながら前述の巻縮加工糸は、巻縮加
工時に強度が大巾に低下してしまい、またポリウレタン
弾性糸にしても、強度や耐摩耗性、耐熱性などが大きい
糸条とは言えない。
例えば先の歯付きベルト1においては、帆布5は噛合
歯3の噛合面を形成しており、プーリーに直接接触す
る。従ってこの帆布5はプーリーによる摩耗や摩擦熱を
直接に受けるのであって、歯付きベルト1の耐久性を左
右する重要な役割を果している。
歯3の噛合面を形成しており、プーリーに直接接触す
る。従ってこの帆布5はプーリーによる摩耗や摩擦熱を
直接に受けるのであって、歯付きベルト1の耐久性を左
右する重要な役割を果している。
然るにその帆布5のたて糸9として前述のように強度
が小さく、耐摩耗性、耐久性にも劣った巻縮加工糸が使
用されているので、十分な耐久性を有するものとするこ
とができない。たて糸9としてより強度の大きけ、耐熱
性に優れた糸条、例えばアラミド繊維のフィラメント糸
などを使用することができれば、極めて耐久性に優れた
歯付きベルト1を得ることができる。
が小さく、耐摩耗性、耐久性にも劣った巻縮加工糸が使
用されているので、十分な耐久性を有するものとするこ
とができない。たて糸9としてより強度の大きけ、耐熱
性に優れた糸条、例えばアラミド繊維のフィラメント糸
などを使用することができれば、極めて耐久性に優れた
歯付きベルト1を得ることができる。
しかしながらアラミド繊維は伸縮性を有しない点に特
徴を有する繊維であり、また巻縮加工などにより伸縮性
を付与することも困難である。無理に伸縮性を付与する
ことも必ずしも不可能ではないが、強度が大巾に低下
し、アラミド繊維としての特徴が失われる。
徴を有する繊維であり、また巻縮加工などにより伸縮性
を付与することも困難である。無理に伸縮性を付与する
ことも必ずしも不可能ではないが、強度が大巾に低下
し、アラミド繊維としての特徴が失われる。
また実公昭63−15628号公報や特開昭63−270944号公
報には、歯付きベルト1の帆布5のたて糸9として、ポ
リウレタン弾性糸11の周囲にアラミド繊維12を巻回した
複合糸条13が示されている。この複合糸条13は、ポリウ
レタン弾性糸11が収縮した状態においてアラミド繊維12
に弛みが生じ、その弛みに相当する長さ分だけ複合糸条
13の伸縮が可能となるものである。
報には、歯付きベルト1の帆布5のたて糸9として、ポ
リウレタン弾性糸11の周囲にアラミド繊維12を巻回した
複合糸条13が示されている。この複合糸条13は、ポリウ
レタン弾性糸11が収縮した状態においてアラミド繊維12
に弛みが生じ、その弛みに相当する長さ分だけ複合糸条
13の伸縮が可能となるものである。
しかしながらこの糸条においては、ポリウレタン弾性
糸11の周囲に十分に長いアラミド繊維12が巻回されるこ
ととなり、ポリウレタン弾性糸11とアラミド繊維12との
間に、互いに拘束し合う力が作用しない。そのため両者
間に互いに滑りが生じ、第3図に示すようにアラミド繊
維12の弛み分が不規則なループ14となって現れ、この複
合糸条13をたて糸9として帆布5を織成すると、そのル
ープ14が帆布5の表面に突出し、厚いものとなる。
糸11の周囲に十分に長いアラミド繊維12が巻回されるこ
ととなり、ポリウレタン弾性糸11とアラミド繊維12との
間に、互いに拘束し合う力が作用しない。そのため両者
間に互いに滑りが生じ、第3図に示すようにアラミド繊
維12の弛み分が不規則なループ14となって現れ、この複
合糸条13をたて糸9として帆布5を織成すると、そのル
ープ14が帆布5の表面に突出し、厚いものとなる。
歯付きベルト1はその性質上、抗張体4が噛合歯3の
歯底に可及的に接近して設けられるのが好ましく、帆布
5が厚くなるのは避けなければならない。しかも多数の
ループ14が不規則に突出すると局部的に摩耗などを受け
やすく、歯付きベルト1の耐久性が低下する。
歯底に可及的に接近して設けられるのが好ましく、帆布
5が厚くなるのは避けなければならない。しかも多数の
ループ14が不規則に突出すると局部的に摩耗などを受け
やすく、歯付きベルト1の耐久性が低下する。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、そ
れ自体伸縮性を有しており、且つ延びきった状態におい
て強度が大きく、耐摩耗性や耐久性にも優れた複合糸条
を提供することを目的とするものである。
れ自体伸縮性を有しており、且つ延びきった状態におい
て強度が大きく、耐摩耗性や耐久性にも優れた複合糸条
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明の伸縮性糸条は、互いに撚合わされた二
本以上の伸縮糸に対し、その撚り目を往復して貫通する
ようにジグザグ状の非伸縮性糸を配置したことを特徴と
するものである。
本以上の伸縮糸に対し、その撚り目を往復して貫通する
ようにジグザグ状の非伸縮性糸を配置したことを特徴と
するものである。
また本発明の伸縮性糸状の製造方法は、非伸縮性糸に
対し、十分に伸長された伸縮糸を、交互に異る方向に二
重以上に巻回し、次いで前記伸縮糸を収縮せしめること
を特徴とするものである。
対し、十分に伸長された伸縮糸を、交互に異る方向に二
重以上に巻回し、次いで前記伸縮糸を収縮せしめること
を特徴とするものである。
第1図は本発明の伸縮性糸条15を示すものである。こ
の伸縮性糸条15において、16a及び16bは伸縮糸であっ
て、二本の伸縮糸16a,16bが互いに撚合わされている。
この伸縮糸16a,16bとしては、合成繊維の巻縮加工糸、
ポリウレタン弾性糸又はゴム糸などを使用することがで
きる。またこの伸縮糸16を三本以上使用することもでき
る。
の伸縮性糸条15において、16a及び16bは伸縮糸であっ
て、二本の伸縮糸16a,16bが互いに撚合わされている。
この伸縮糸16a,16bとしては、合成繊維の巻縮加工糸、
ポリウレタン弾性糸又はゴム糸などを使用することがで
きる。またこの伸縮糸16を三本以上使用することもでき
る。
17は非伸縮性糸であって、前記伸縮糸16a,16bの撚り
目の間を往復して貫通するように、ジグザグ状に配置さ
れている。
目の間を往復して貫通するように、ジグザグ状に配置さ
れている。
本発明における非伸縮性糸17としては、特に限定され
るものではなく、ナイロン、ポリエステルなどの通常の
合成繊維の他、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、
金属繊維などの高剛性糸を使用することもできる。
るものではなく、ナイロン、ポリエステルなどの通常の
合成繊維の他、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、
金属繊維などの高剛性糸を使用することもできる。
特に非伸縮性糸17として高剛性糸を使用する場合に
は、当該高剛性糸は単繊維の繊度が小さいものを使用す
るのが好ましい。また原糸の繊度も100d以下の小さいも
のが好ましく、さらにそれを複数本使用する場合も、撚
りをかけることなく引揃えた状態で使用するのが好まし
い。このようにすることにより高剛性糸の糸としての剛
性が小さくなり、非伸縮性糸17が彎曲して後述するルー
プを形成し易くなり、伸縮性糸条15として伸縮性に優れ
たものとなる。
は、当該高剛性糸は単繊維の繊度が小さいものを使用す
るのが好ましい。また原糸の繊度も100d以下の小さいも
のが好ましく、さらにそれを複数本使用する場合も、撚
りをかけることなく引揃えた状態で使用するのが好まし
い。このようにすることにより高剛性糸の糸としての剛
性が小さくなり、非伸縮性糸17が彎曲して後述するルー
プを形成し易くなり、伸縮性糸条15として伸縮性に優れ
たものとなる。
第2図は本発明の伸縮性糸条15を製造する状態を示す
ものである。すなわち、非伸縮性糸17に対し、二本の伸
縮糸16a,16bを十分に伸長した状態において、異る方向
に二重に巻回している。図面においては伸縮糸16は二本
使用しているが、三本以上の伸縮糸16を交互に異る方向
に巻回してもよい。
ものである。すなわち、非伸縮性糸17に対し、二本の伸
縮糸16a,16bを十分に伸長した状態において、異る方向
に二重に巻回している。図面においては伸縮糸16は二本
使用しているが、三本以上の伸縮糸16を交互に異る方向
に巻回してもよい。
この状態において伸縮糸16a,16bを収縮せしめると、
第1図に示すような構造の伸縮性糸条15が得られる。
第1図に示すような構造の伸縮性糸条15が得られる。
作用 本発明の製造方法によれば、複数の伸縮糸16a,16bを
非伸縮性糸17に巻回しているので、伸縮糸16a,16bは少
くとも半回転毎に交差することとなり、この状態で伸縮
糸16a,16bを収縮させると、その交差点間において伸縮
糸16a,16bが非伸縮性糸17を拘束しながら収縮し、その
拘束部分の間の非伸縮性糸17部分を彎曲させるのであ
る。
非伸縮性糸17に巻回しているので、伸縮糸16a,16bは少
くとも半回転毎に交差することとなり、この状態で伸縮
糸16a,16bを収縮させると、その交差点間において伸縮
糸16a,16bが非伸縮性糸17を拘束しながら収縮し、その
拘束部分の間の非伸縮性糸17部分を彎曲させるのであ
る。
その結果非伸縮性糸17はジグザク状に彎曲せしめら
れ、そのジグザグ状の非伸縮性糸17を伸縮糸16a,16bで
拘束してその状態を固定し、第1図に示されるような形
態の本発明の伸縮性糸条15が得られるのである。
れ、そのジグザグ状の非伸縮性糸17を伸縮糸16a,16bで
拘束してその状態を固定し、第1図に示されるような形
態の本発明の伸縮性糸条15が得られるのである。
次に本発明の伸縮性糸条15は、ジグザグ状に彎曲した
非伸縮性糸17が伸縮糸16a,16bで拘束されており、その
伸縮糸16a,16bから彎曲部が細かいループ18として突出
し、そのループ18は規則的に形成される。
非伸縮性糸17が伸縮糸16a,16bで拘束されており、その
伸縮糸16a,16bから彎曲部が細かいループ18として突出
し、そのループ18は規則的に形成される。
そしてこの伸縮性糸条15の引張り荷重を作用させる
と、伸縮糸16a,16bは伸長せしめられて非伸縮性糸17は
直線状に引伸ばされ、最大限第2図の状態に至るまで伸
長することができる。そして十分に伸長した状態におい
ては、非伸縮性糸17が荷重を負担し、それ以上伸長する
ことができなくなる。
と、伸縮糸16a,16bは伸長せしめられて非伸縮性糸17は
直線状に引伸ばされ、最大限第2図の状態に至るまで伸
長することができる。そして十分に伸長した状態におい
ては、非伸縮性糸17が荷重を負担し、それ以上伸長する
ことができなくなる。
また引張り荷重を除くと、伸縮糸16a,16bの収縮力に
よって再度第1図の状態にまで収縮することができる。
よって再度第1図の状態にまで収縮することができる。
発明の効果 本発明によれば、強度、耐摩耗性、耐熱性などに優れ
た非伸縮性糸17を使用し、これを伸縮糸16a,16bで拘束
して伸縮糸16a,16bの収縮力によりジグザグ状に彎曲さ
せるので、糸条の強度等の性能としては非伸縮性糸17の
性能をそのまま発揮し、且つ伸縮性を有する極めて優れ
た伸縮性糸条15となる。
た非伸縮性糸17を使用し、これを伸縮糸16a,16bで拘束
して伸縮糸16a,16bの収縮力によりジグザグ状に彎曲さ
せるので、糸条の強度等の性能としては非伸縮性糸17の
性能をそのまま発揮し、且つ伸縮性を有する極めて優れ
た伸縮性糸条15となる。
しかも非伸縮性糸17の彎曲により生じるループ18は、
規則的に小さい間隔で形成され、しかもそのループ18が
伸縮糸16a,16bで拘束されて固定されるので、伸縮を繰
返してもループ18が乱れることがない。
規則的に小さい間隔で形成され、しかもそのループ18が
伸縮糸16a,16bで拘束されて固定されるので、伸縮を繰
返してもループ18が乱れることがない。
従ってこの伸縮糸条15で帆布5を織成した場合、薄く
且つ均一な帆布5を織成することができ、またこの帆布
5を使用した歯付きベルト1は、その噛合面に強度、耐
摩耗性、耐熱性などに優れた非伸縮性糸17が配置される
ので、極めて耐久性に優れたものとなる。
且つ均一な帆布5を織成することができ、またこの帆布
5を使用した歯付きベルト1は、その噛合面に強度、耐
摩耗性、耐熱性などに優れた非伸縮性糸17が配置される
ので、極めて耐久性に優れたものとなる。
また他の用途に使用した場合においても、非伸縮性糸
17の性能を遺憾なく発揮し、且つ伸縮性に優れたものと
して、種々の用途に使用することができる。
17の性能を遺憾なく発揮し、且つ伸縮性に優れたものと
して、種々の用途に使用することができる。
第1図は本発明の伸縮性糸条の正面図であり、第2図は
当該伸縮性糸条を製造する状態を示す正面図である。第
3図は従来の伸縮性糸条の正面図である。第4図は伸縮
性糸条の用途の一例としての、歯付きベルトの斜視図で
ある。第5図及び第6図は、その歯付きベルトを製造す
る工程を示す主要部の中央縦断面図である。 15……伸縮性糸条、16a,16b……伸縮糸 17……非伸縮性糸
当該伸縮性糸条を製造する状態を示す正面図である。第
3図は従来の伸縮性糸条の正面図である。第4図は伸縮
性糸条の用途の一例としての、歯付きベルトの斜視図で
ある。第5図及び第6図は、その歯付きベルトを製造す
る工程を示す主要部の中央縦断面図である。 15……伸縮性糸条、16a,16b……伸縮糸 17……非伸縮性糸
Claims (2)
- 【請求項1】互いに撚合わされた二本以上の伸縮糸(16
a,16b)に対し、その撚り目を往復して貫通するように
ジグザグ状の非伸縮性糸(17)を配置したことを特徴と
する、伸縮性糸条 - 【請求項2】非伸縮性糸(17)に対し、十分に伸長され
た伸縮糸(16a,16b)を、交互に異る方向に二重以上に
巻回し、次いで前記伸縮糸(16a,16b)を収縮せしめる
ことを特徴とする、伸縮性糸条の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22080989A JP2935507B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 伸縮性糸条及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22080989A JP2935507B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 伸縮性糸条及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382841A JPH0382841A (ja) | 1991-04-08 |
JP2935507B2 true JP2935507B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=16756901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22080989A Expired - Fee Related JP2935507B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 伸縮性糸条及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935507B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190017580A (ko) * | 2017-08-11 | 2019-02-20 | 삼일방 (주) | 커버링 방법을 적용한 고강신도 합연사의 제조방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0410144U (ja) * | 1990-05-15 | 1992-01-28 | ||
CN117818173B (zh) * | 2023-06-09 | 2024-07-26 | 北京方仕工贸有限公司 | 一种抗皱效果好的复合面料及加工工艺 |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP22080989A patent/JP2935507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190017580A (ko) * | 2017-08-11 | 2019-02-20 | 삼일방 (주) | 커버링 방법을 적용한 고강신도 합연사의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0382841A (ja) | 1991-04-08 |
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Legal Events
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