JP2931965B2 - 建築物用免震装置 - Google Patents
建築物用免震装置Info
- Publication number
- JP2931965B2 JP2931965B2 JP5987097A JP5987097A JP2931965B2 JP 2931965 B2 JP2931965 B2 JP 2931965B2 JP 5987097 A JP5987097 A JP 5987097A JP 5987097 A JP5987097 A JP 5987097A JP 2931965 B2 JP2931965 B2 JP 2931965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- slide member
- foundation
- stainless steel
- cross member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震による地盤の
水平震動を吸収し、その震動が建築物に伝達することを
防止する免震装置に関するものである。
水平震動を吸収し、その震動が建築物に伝達することを
防止する免震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建築物用免震装置として、例え
ば、実用新案掲載公報第3030666号に記載された
ものがある。この公報に記載の免震装置は、基礎コンク
リートの上面に形成されたタテ孔内に上下に摺動可能に
配置された棒鋼と、この棒鋼の先端にウェブ中央部が溶
着されたI形鋼と、基礎コンクリートの上面とI形鋼の
ウェブの下面との間に配置されたコイルバネを備えてい
る。さらに、I形鋼のウェブの上面と、基礎横置材に固
着されたみぞ形鋼の下面との間には、鋼球が必要個数配
置されている。また、I形鋼の両端面には制止板が設け
られ、鋼球が脱落しないようになっている。
ば、実用新案掲載公報第3030666号に記載された
ものがある。この公報に記載の免震装置は、基礎コンク
リートの上面に形成されたタテ孔内に上下に摺動可能に
配置された棒鋼と、この棒鋼の先端にウェブ中央部が溶
着されたI形鋼と、基礎コンクリートの上面とI形鋼の
ウェブの下面との間に配置されたコイルバネを備えてい
る。さらに、I形鋼のウェブの上面と、基礎横置材に固
着されたみぞ形鋼の下面との間には、鋼球が必要個数配
置されている。また、I形鋼の両端面には制止板が設け
られ、鋼球が脱落しないようになっている。
【0003】そして、地震が発生したとき、水平方向の
震動は鋼球の転動によって、垂直方向の震動はコイルバ
ネによってそれぞれ吸収され、建築物の損傷が防止され
るようになっている。
震動は鋼球の転動によって、垂直方向の震動はコイルバ
ネによってそれぞれ吸収され、建築物の損傷が防止され
るようになっている。
【0004】しかし、この免震装置によれば、鋼球は、
みぞ形鋼の表面上を水平方向全方位に無制限に転動し得
るようになっている。したがって、大きな水平震動が発
生した場合には、鋼球がみぞ形鋼の下面領域の外側に容
易に外れ、基礎横置材が棒鋼およびI形鋼から脱落し、
建築物が損傷してしまうおそれがあった。
みぞ形鋼の表面上を水平方向全方位に無制限に転動し得
るようになっている。したがって、大きな水平震動が発
生した場合には、鋼球がみぞ形鋼の下面領域の外側に容
易に外れ、基礎横置材が棒鋼およびI形鋼から脱落し、
建築物が損傷してしまうおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、大きな水平震動が生じた場合であっても、確実
に免震機能を発揮し、建築物の損壊を防止し得る免震装
置を提供することにある。
課題は、大きな水平震動が生じた場合であっても、確実
に免震機能を発揮し、建築物の損壊を防止し得る免震装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、基礎コンクリートと、前記基礎コ
ンクリートの上面に載置され建築物の支柱を支える基礎
横材との間に配置されるものであって、前記基礎コンク
リートに固定され、ウェブが前記基礎コンクリートの上
面に接触するステンレス製のH型鋼と、コ字状断面を有
し、前記基礎横材の下部に嵌め込み固定され、前記H型
鋼のウェブの上面にスライド可能に配置されたステンレ
ス製のスライド部材と、前記スライド部材の下面に取り
付けられたステンレス製のボールベアリングと、前記ス
ライド部材の側壁およびそれに隣り合う前記H型鋼のフ
ランジの間に配置された実質上平底鍋蓋形状に折り曲げ
たステンレス製の板バネとからなり、前記板バネの両端
の平坦部分は前記スライド部材の側壁に隣接し、中央の
平坦部分は前記フランジに隣接しており、前記平坦部分
にはいずれも、前記基礎横材の長さ方向にのびるスロッ
トが形成され、前記スライド部材の側壁および前記H型
鋼のフランジには、それぞれ、関係する前記スロット内
に突出するピンが設けられていることを特徴とする免震
装置が構成される。
め、本発明によれば、基礎コンクリートと、前記基礎コ
ンクリートの上面に載置され建築物の支柱を支える基礎
横材との間に配置されるものであって、前記基礎コンク
リートに固定され、ウェブが前記基礎コンクリートの上
面に接触するステンレス製のH型鋼と、コ字状断面を有
し、前記基礎横材の下部に嵌め込み固定され、前記H型
鋼のウェブの上面にスライド可能に配置されたステンレ
ス製のスライド部材と、前記スライド部材の下面に取り
付けられたステンレス製のボールベアリングと、前記ス
ライド部材の側壁およびそれに隣り合う前記H型鋼のフ
ランジの間に配置された実質上平底鍋蓋形状に折り曲げ
たステンレス製の板バネとからなり、前記板バネの両端
の平坦部分は前記スライド部材の側壁に隣接し、中央の
平坦部分は前記フランジに隣接しており、前記平坦部分
にはいずれも、前記基礎横材の長さ方向にのびるスロッ
トが形成され、前記スライド部材の側壁および前記H型
鋼のフランジには、それぞれ、関係する前記スロット内
に突出するピンが設けられていることを特徴とする免震
装置が構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発
明の1実施例による建築物用免震装置の斜視図であり、
図2は、図1のX−X線に沿った横断面図であり、図3
は、図1の上面図である。なお、図3において、後述す
る雨避けカバーは取り外してある。図1に示したよう
に、本発明による免震装置は、基礎コンクリート10
と、基礎コンクリート10の上面に載置され建築物の支
柱12を支える基礎横材11との間に配置される。
発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発
明の1実施例による建築物用免震装置の斜視図であり、
図2は、図1のX−X線に沿った横断面図であり、図3
は、図1の上面図である。なお、図3において、後述す
る雨避けカバーは取り外してある。図1に示したよう
に、本発明による免震装置は、基礎コンクリート10
と、基礎コンクリート10の上面に載置され建築物の支
柱12を支える基礎横材11との間に配置される。
【0008】図1および図2に示したように、本発明に
よれば、ステンレス製のH型鋼1が基礎コンクリート1
0に固定され、H型鋼1のウェブ1aが基礎コンクリー
ト10の上面に接触するようになっている。H型鋼1の
基礎コンクリート10への固定は、基礎コンクリート1
0の上面から内部に垂直にのびる平板状の接着型アンカ
ー13を基礎コンクリート10内に埋設固定し、このア
ンカー13にH型鋼1を接合することによってなされ
る。
よれば、ステンレス製のH型鋼1が基礎コンクリート1
0に固定され、H型鋼1のウェブ1aが基礎コンクリー
ト10の上面に接触するようになっている。H型鋼1の
基礎コンクリート10への固定は、基礎コンクリート1
0の上面から内部に垂直にのびる平板状の接着型アンカ
ー13を基礎コンクリート10内に埋設固定し、このア
ンカー13にH型鋼1を接合することによってなされ
る。
【0009】基礎横材11の下部には、コ字状断面を有
するステンレス製のスライド部材2が嵌め込まれ、スラ
イド部材2は、ボルト14およびナット15によって基
礎横材11に強固に固定され、そして、H型鋼1のウェ
ブ1aの上面にスライド可能に配置されている。この場
合、スライド部材2の幅は、基礎横材11の幅にほぼ等
しく、かつH型鋼1のウェブ1aの幅よりも小さくなる
ように形成されている。なお、H型鋼材1は、基礎コン
クリート10の全長にわたって取り付けられていてもよ
いし、基礎コンクリート10上の間隔をあけたいくつか
の箇所に適当な長さにわたって取り付けられていてもよ
い。そして、スライド部材2は、H型鋼1のウェブ1a
の上面にスライド可能に配置されるように、基礎横材1
1の適当な箇所に適当な長さにわたって取り付けられ
る。
するステンレス製のスライド部材2が嵌め込まれ、スラ
イド部材2は、ボルト14およびナット15によって基
礎横材11に強固に固定され、そして、H型鋼1のウェ
ブ1aの上面にスライド可能に配置されている。この場
合、スライド部材2の幅は、基礎横材11の幅にほぼ等
しく、かつH型鋼1のウェブ1aの幅よりも小さくなる
ように形成されている。なお、H型鋼材1は、基礎コン
クリート10の全長にわたって取り付けられていてもよ
いし、基礎コンクリート10上の間隔をあけたいくつか
の箇所に適当な長さにわたって取り付けられていてもよ
い。そして、スライド部材2は、H型鋼1のウェブ1a
の上面にスライド可能に配置されるように、基礎横材1
1の適当な箇所に適当な長さにわたって取り付けられ
る。
【0010】図1および図2からわかるように、スライ
ド部材2の下面には、ステンレス製のボールベアリング
3が取り付けられている。こうして、スライド部材2お
よび基礎横材11は、H型鋼1の長さ方向および幅方向
に自由にスライド運動できるようになっている。
ド部材2の下面には、ステンレス製のボールベアリング
3が取り付けられている。こうして、スライド部材2お
よび基礎横材11は、H型鋼1の長さ方向および幅方向
に自由にスライド運動できるようになっている。
【0011】さらに、図2および図3からわかるよう
に、スライド部材2の側壁2a、2bおよびそれに隣り
合うH型鋼1のフランジ1b、1bの間には、ステンレ
ス板を折り曲げて形成した実質上平底鍋蓋形状の側面を
有する板バネ4が配置されている。板バネ4は、その両
端の平坦部分4a、4bがスライド部材2の側壁2a、
2bに隣接し、中央の平坦部分4cがH型鋼1のフラン
ジ1b、1bに隣接するように配置されている。各平坦
部分4a、4b、4cには、H型鋼1の長さ方向にのび
るスロット5a、5b、5cが形成されている。スロッ
ト5a、5b、5cは、いずれも同一形状を有してい
る。
に、スライド部材2の側壁2a、2bおよびそれに隣り
合うH型鋼1のフランジ1b、1bの間には、ステンレ
ス板を折り曲げて形成した実質上平底鍋蓋形状の側面を
有する板バネ4が配置されている。板バネ4は、その両
端の平坦部分4a、4bがスライド部材2の側壁2a、
2bに隣接し、中央の平坦部分4cがH型鋼1のフラン
ジ1b、1bに隣接するように配置されている。各平坦
部分4a、4b、4cには、H型鋼1の長さ方向にのび
るスロット5a、5b、5cが形成されている。スロッ
ト5a、5b、5cは、いずれも同一形状を有してい
る。
【0012】スライド部材2の側壁2a、2bおよびH
型鋼1のフランジ1b、1bには、それぞれ、関係する
スロット5a、5b、5c内に突出するピン6a、6
b、6cが設けられている。この場合、各スロット5
a、5b、5cとそれに関係するピン6a、6b、6c
との位置関係は、基礎横材11の基礎コンクリート10
に対する初期位置において、ピン6a、6b、6cがス
ロット5a、5b、5cの中央に配置されるように決定
される。
型鋼1のフランジ1b、1bには、それぞれ、関係する
スロット5a、5b、5c内に突出するピン6a、6
b、6cが設けられている。この場合、各スロット5
a、5b、5cとそれに関係するピン6a、6b、6c
との位置関係は、基礎横材11の基礎コンクリート10
に対する初期位置において、ピン6a、6b、6cがス
ロット5a、5b、5cの中央に配置されるように決定
される。
【0013】また、ピン6a、6b、6cは、いずれ
も、先端にその軸に垂直にのびる止め棒7a、7b、7
cを備えており、各ピン6a、6b、6cにおける止め
棒7a、7b、7cの取付部分は、その軸のまわりに回
転可能になっている。板バネ4を取り付ける際には、各
止め棒7a、7b、7cはスロット5a、5b、5cに
平行になるように配置され、各スロット5a、5b、5
cにピン6a、6b、6cが嵌め込まれた後、各止め棒
7a、7b、7cはスロット5a、5b、5cに対して
垂直になるように配置される。そして、板バネ4は、止
め棒7a、7b、7cによって、スライド部材2の側壁
2a、2bおよびH型鋼1のフランジ1b、1bに遊び
を伴って係止される。
も、先端にその軸に垂直にのびる止め棒7a、7b、7
cを備えており、各ピン6a、6b、6cにおける止め
棒7a、7b、7cの取付部分は、その軸のまわりに回
転可能になっている。板バネ4を取り付ける際には、各
止め棒7a、7b、7cはスロット5a、5b、5cに
平行になるように配置され、各スロット5a、5b、5
cにピン6a、6b、6cが嵌め込まれた後、各止め棒
7a、7b、7cはスロット5a、5b、5cに対して
垂直になるように配置される。そして、板バネ4は、止
め棒7a、7b、7cによって、スライド部材2の側壁
2a、2bおよびH型鋼1のフランジ1b、1bに遊び
を伴って係止される。
【0014】図2からわかるように、スライド部材2に
おける建築物の外壁側に位置する側壁2bの上端に隣接
して、雨避けカバー8が取り付けられている。この雨避
けカバー8は、H型鋼1に対応する位置に配置され、雨
水のH型鋼1のウェブ1aの上面への侵入を防止するよ
うに機能する。
おける建築物の外壁側に位置する側壁2bの上端に隣接
して、雨避けカバー8が取り付けられている。この雨避
けカバー8は、H型鋼1に対応する位置に配置され、雨
水のH型鋼1のウェブ1aの上面への侵入を防止するよ
うに機能する。
【0015】こうして、本発明による免震装置において
は、地震が発生したとき、基礎コンクリート10、よっ
てH型鋼1は、地盤の水平震動に伴って振動するが、基
礎横材11によって支持された建築物の全体は慣性を有
しているので、ボールベアリング3のボールが転動する
ことにより、基礎コンクリート10およびH型鋼1は、
ほとんど静止した基礎横材11に対して震動方向に運動
する。その結果、地盤の水平方向の震動は吸収され、建
築物にほとんど伝わらない。
は、地震が発生したとき、基礎コンクリート10、よっ
てH型鋼1は、地盤の水平震動に伴って振動するが、基
礎横材11によって支持された建築物の全体は慣性を有
しているので、ボールベアリング3のボールが転動する
ことにより、基礎コンクリート10およびH型鋼1は、
ほとんど静止した基礎横材11に対して震動方向に運動
する。その結果、地盤の水平方向の震動は吸収され、建
築物にほとんど伝わらない。
【0016】この場合、H型鋼1に平行な震動成分は、
H型鋼1が、ボールベアリング3のボールの転動によっ
て基礎横材11に平行に振動することによって吸収され
るが、このとき、H型鋼1は、ピン6a、6b、6cが
板バネ4のスロット5a、5b、5cによって案内され
る範囲内で振動する。したがって、基礎横材11がH型
鋼1、よって基礎コンクリート10から脱落することが
ない。
H型鋼1が、ボールベアリング3のボールの転動によっ
て基礎横材11に平行に振動することによって吸収され
るが、このとき、H型鋼1は、ピン6a、6b、6cが
板バネ4のスロット5a、5b、5cによって案内され
る範囲内で振動する。したがって、基礎横材11がH型
鋼1、よって基礎コンクリート10から脱落することが
ない。
【0017】また、H型鋼1に垂直な震動成分は、H型
鋼1が、ボールベアリング3のボールの転動によって、
基礎横材11およびH型鋼1の間に配置された板バネ4
の弾性力を受けながら基礎横材11に対して垂直方向に
振動することにより吸収される。このときにも、基礎横
材11がH型鋼1から脱落することがない。こうして、
地震による地盤の水平震動は、建築物にほとんど伝わる
ことがなく、建築物の損壊が回避される。
鋼1が、ボールベアリング3のボールの転動によって、
基礎横材11およびH型鋼1の間に配置された板バネ4
の弾性力を受けながら基礎横材11に対して垂直方向に
振動することにより吸収される。このときにも、基礎横
材11がH型鋼1から脱落することがない。こうして、
地震による地盤の水平震動は、建築物にほとんど伝わる
ことがなく、建築物の損壊が回避される。
【0018】加えて、本発明による免震装置において
は、装置を構成する部材のほとんどすべてがステンレス
製であるから、装置は、建築物の耐用年数と同程度の耐
用年数を有している。したがって、本発明による免震装
置を新築時に設置しておけば、その後に装置の保守作業
を行う必要がない。
は、装置を構成する部材のほとんどすべてがステンレス
製であるから、装置は、建築物の耐用年数と同程度の耐
用年数を有している。したがって、本発明による免震装
置を新築時に設置しておけば、その後に装置の保守作業
を行う必要がない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、地震が
発生した場合に、建築物に伝わる地盤の水平震動を吸収
することによって、建築物が損壊することを防止するこ
とができる。しかも、本発明によれば、大きな地震の場
合であっても、建築物を支持する基礎横材が基礎コンク
リートから脱落するおそれがなく、免震作用が確実に発
揮される。
発生した場合に、建築物に伝わる地盤の水平震動を吸収
することによって、建築物が損壊することを防止するこ
とができる。しかも、本発明によれば、大きな地震の場
合であっても、建築物を支持する基礎横材が基礎コンク
リートから脱落するおそれがなく、免震作用が確実に発
揮される。
【図1】本発明の1実施例による建築物用免震装置の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のX−X線に沿った横断面図である。
【図3】図1の上面図であり、図中において雨避けカバ
ーは取り外してある。
ーは取り外してある。
1 H型鋼 1a ウェブ 1b フランジ 2 スライド部材 3 ボールベアリング 4 板バネ 5a、5b、5c スロット 6a、6b、6c ピン 7a、7b、7c 止め棒 8 雨避けカバー 10 基礎コンクリート 11 基礎横材
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎コンクリートと、前記基礎コンクリ
ートの上面に載置され建築物の支柱を支える基礎横材と
の間に配置されるものであって、前記基礎コンクリート
に固定され、ウェブが前記基礎コンクリートの上面に接
触するステンレス製のH型鋼と、コ字状断面を有し、前
記基礎横材の下部に嵌め込み固定され、前記H型鋼のウ
ェブの上面にスライド可能に配置されたステンレス製の
スライド部材と、前記スライド部材の下面に取り付けら
れたステンレス製のボールベアリングと、前記スライド
部材の側壁およびそれに隣り合う前記H型鋼のフランジ
の間に配置された実質上平底鍋蓋形状に折り曲げたステ
ンレス製の板バネとからなり、前記板バネの両端の平坦
部分は前記スライド部材の側壁に隣接し、中央の平坦部
分は前記フランジに隣接しており、前記平坦部分にはい
ずれも、前記基礎横材の長さ方向にのびるスロットが形
成され、前記スライド部材の側壁および前記H型鋼のフ
ランジには、それぞれ、関係する前記スロット内に突出
するピンが設けられていることを特徴とする免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5987097A JP2931965B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 建築物用免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5987097A JP2931965B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 建築物用免震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238163A JPH10238163A (ja) | 1998-09-08 |
JP2931965B2 true JP2931965B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13125642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5987097A Expired - Lifetime JP2931965B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 建築物用免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931965B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5348945B2 (ja) * | 2008-06-06 | 2013-11-20 | 株式会社タカショー | 建築物の免震構造 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP5987097A patent/JP2931965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10238163A (ja) | 1998-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6123313A (en) | Seismic isolation apparatus | |
WO2009054532A1 (en) | Seismic isolation apparatus for structures, method for installing apparatus thereof, and seismic isolation member | |
JP3872330B2 (ja) | システム天井の吊り構造およびシステム天井 | |
KR101721522B1 (ko) | 가변 앵커 | |
EP0526255B1 (en) | Vertical vibration control device | |
JP2931965B2 (ja) | 建築物用免震装置 | |
JP2516576B2 (ja) | 弾塑性ダンパ | |
JP2007262691A (ja) | すべり支承およびその取り付け方法ならびに免震構造物 | |
KR102381563B1 (ko) | 면진받침과 1방향 가이드레일을 이용한 2방향 동조 질량 감쇠기 | |
JP3690460B2 (ja) | 制震ダンパーおよび制震構造 | |
KR101796207B1 (ko) | 내진성능을 구비한 철골기둥 연결부 시공방법 | |
JP4704851B2 (ja) | クレーンの基礎免震受け梁構造 | |
JP3307615B2 (ja) | 橋梁用伸縮装置 | |
JPH09105247A (ja) | 免震建屋の過大変形防止装置 | |
JP2003253907A (ja) | 棒状ローラを使用した建物の免震装置 | |
JP2006322318A (ja) | システム天井の吊り構造およびシステム天井 | |
JP4146593B2 (ja) | 建物ユニットの連結構造 | |
CN222044443U (zh) | 一种具有弱约束支座的钢结构连廊 | |
JP2002221253A (ja) | 免震装置 | |
JPH085211Y2 (ja) | Pc板取付装置 | |
JP2008196125A (ja) | 壁パネルの取付構造 | |
KR20190090437A (ko) | 경량철골틀의 내진장치 | |
JP2566545B2 (ja) | 弾塑性ダンパ | |
JP3851162B2 (ja) | 橋梁用ストッパー | |
JP2019199734A (ja) | 道路橋伸縮装置用止水装置 |