JP2930516B2 - 代掻同時植付機における除草装置 - Google Patents
代掻同時植付機における除草装置Info
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Description
おいた圃場の雑草類を刈取り、同時に表層を浅く代掻し
ながら雑草類を土壌中に埋没させて除草し、該除草され
た代掻面に苗を植付けるようにした代掻同時植付機にお
ける除草装置に関する。
あとの圃場をトラクタ等により耕起すると共に、植付数
日前に耕起層全体を代掻しこの代掻圃場に苗を植付るよ
うにしている。しかし、この方式では耕起作業の上に別
途耕起層全体を代掻する必要があり多大の労力を要する
ため、出願人はこの代掻作業を省略すべく、植付機に代
掻ロ−タ−を設けて耕起圃場の表層を浅く代掻しながら
同時に該代掻部分に苗を植付けるようにしたものを、特
願平4−185911号で出願している。
ると、代掻作業が省略され農作業の省力化に大きく貢献
すると共に、浅い代掻層のため下層は耕起状態に保たれ
たままであり土壌中に多数の空隙を有し、根への酸素の
供給が良く苗の生育も良いという結果が得られるが、耕
起してから植付までに期間をおいた場合には、耕起層の
表面に各種の雑草類が繁茂しこの状態で耕起表層を代掻
すると、雑草類の軟らかなものや丈の小さなものは代掻
ロ−タ−の回転作用で掻取られ泥土中に押し込まれる
が、根付きの固いものや丈の大きなものは完全に泥土中
に埋没せず、植付後暫くすると前記雑草類が蘇生して植
付苗の成育を妨げるという問題がある。
めに本発明は、走行機体の後部に、複数の植付体を横方
向に間隔をおいて配設し、それらの植付体の前部に強制
回転駆動される代掻ロ−タ−を横架すると共に、代掻ロ
−タ−の前部には該代掻ロ−タ−と所定間隔を有して刈
取機構を横設することにより、代掻を行なうと同時に雑
草類を刈取り除草するようにして、前述の課題を解決し
たものである。
植付前に湛水した水を落水させて圃場表面に殆ど水が無
い状態にしておく。この状態で機体を進行させると、刈
取機構の駆動により圃場面に繁茂する雑草類はその根元
から刈り取られると共に、代掻ロ−タ−の回転により表
層土壌が攪拌砕土され、かつ均平化されるに伴って雑草
類は代掻された泥土中に押し込まれて除草される。この
ようにして除草代掻された土壌面に各植付体の作動によ
り苗を複数列植付て行くものである。
る。乗用型の走行機体1はその前部に設けたエンジン2
の動力により変速伝動装置3を介して、前後輪4および
機体後部の上下に設けたPTO軸5,6を駆動するよう
になっており、機体後部にはトップリンク7とロアリン
ク8とを介して植付装置9が昇降可能に連結されてい
る。植付装置9は、左右往復動する苗載台10,該苗載
台10上の苗を掻取って植付ける複数の植付体11,そ
の下方に設けた複数の整地フロ−ト12とからなってお
り、上記苗載台10や植付体11に動力を伝達する伝動
ケ−ス13は苗載台10の下方に設けられ、その入力軸
43はジョイント44を介して取り付けた伝動軸45の
先端をジョイント52を介してPTO軸5に連結されて
いる。伝動ケ−ス13の下方には、横方向の伝動筒46
を介して複数個の植付伝動ケ−ス14が設けられ、該伝
動ケ−ス14の1個と伝動ケ−ス13を連動連結すると
共に、各植付伝動ケ−ス14の両側にはそれぞれ横方向
に植付条間を有して植付体11が設けられ、伝動ケ−ス
13から伝動筒46及び植付伝動ケ−ス14の伝動機構
を介して駆動されるようになっている。
−ト12が設けられ、該整地フロ−ト12の前方には周
囲に棒状の整地ラグ45を巻設したドラム型の代掻ロ−
タ−15が横方向に設けられている。該代掻ロ−タ−1
5は前記植付伝動ケ−ス14に取り付けるられるもので
あり、ステ−16の先端にその回転軸47がベアリング
48を介して支承され、該ステ−16は植付伝動ケ−ス
14に設けた取付板49に長孔17とボルト18により
上下調節自在に取り付けられている。代掻ロ−タ−15
の中途部にはこれを駆動するための伝動ケ−ス19が設
けられ、該伝動ケ−ス19から上方に突出させたステ−
21の上端は長孔22とボルト23により植付装置9の
機枠20に上下調節自在に取り付けられている。そして
代掻ロ−タ−15は必要に応じて上記ボルト18,23
を操作することにより、伝動ケ−ス19と共に上下に位
置調節できるものである。
して、横方向にバリカン型の刈取機構24が設けられて
いる。該刈取機構24の構成は、受刃台50上に固定し
た固定刃25上をスライダ−51を介して駆動刃26が
往復摺動するようにしたもので、27は刃押体,28は
ナイフヘッドである。伝動ケ−ス19の前方には前記刈
取機構24を駆動するための伝動ケ−ス29が設けら
れ、該ケ−ス29の下面に突出する回転板30と前記ナ
イフヘッド28とが連結ロッド31でそれぞれ枢着連結
されている。また伝動ケ−ス29から上方向に突出させ
たステ−32の上端は長孔33,ボルト34を介して機
枠20に上下調節自在に取り付けられていると共に、前
記刈取機構24はその受刃台50に固着したステ−37
の先端が長孔35,ボルト36を介してステ−17に上
下調節自在に取り付けられており、刈取機構24は必要
に応じて上記ボルト34,36を操作することにより伝
動ケ−ス29と共に上下に位置調節できるものである。
尚、本実施例ではバリカン型の刈取機構を示したが、該
刈取機構はこれに限定されるものではなく、公知形態の
シリンダ−型カッタ−或いは帯鋸タイプのカッタ−、又
は回転鋸刃方式のものを複数個並設させて用いてもよ
い。
動力伝達はPTO軸6より行うようになっており、該P
TO軸6へジョイント37を介して取り付けた伝動軸3
8の先端をジョイント39を介して伝動ケ−ス29の伝
動軸40に連結し、該伝動ケ−ス29内の適宜の伝動機
構を介して回転板30を駆動することにより、連結ロッ
ド31を介して駆動刃26を往復動させると共に、伝動
軸40の後端は伝動ケ−ス29を貫通しジョイント41
を介して伝動ケ−ス19の伝動軸42に連結されてい
る。そして該伝動軸42より伝動ケ−ス19内の適宜の
伝動機構を介して回転軸47が回転され代掻ロ−タ−1
5を駆動するようになっている。
により耕起するか都合によっては翌年になって耕起する
が、圃場への酸素の供給を良くし土質を高めるためには
田植時期よりも出来るだけ早い時期に耕起することが望
ましい。しかしこのように耕起してから田植までに期間
があると、その間に圃場表面に各種の雑草類が繁茂しこ
れが代掻時に完全に土壌中に埋没しない場合は、暫くす
ると該雑草類が蘇生し更にこれが繁殖して植付苗の生育
に支障をきたすことになる。このように耕起後雑草類が
繁茂した状態の圃場に於いて苗を植付るにあたっては、
植付前に圃場に湛水し2〜3日又はそれ以上経過して土
壌が膨軟になったところで植付前日等に圃場の水を排水
し、圃場表面に殆ど水が無い状態にしておく。その後本
発明の代掻同時植付機を圃場に導入し、刈取機構24,
代掻ロ−タ−15,植付装置9等を夫々駆動しながら走
行させると、刈取機構24が圃場表面の雑草類を根元か
ら刈取り、該刈取られた雑草類は刈刃26上を経て後方
の地面上に倒伏する。しかして、その後を代掻ロ−タ−
15が回転しながら土壌中に浅く侵入した状態で進行
し、その回転作用で土壌中に含まれた水分を滲出させつ
つ土壌を攪拌して泥土状となし、刈取られた雑草類を該
泥土中に埋没させて除草すると共に、表面を略均平に代
掻して行くものであり、その後整地フロ−ト12により
完全に均平化された泥土面へ植付体11により数条の苗
を植付けて行くものである。その際圃場の条件や雑草の
種類等によって刈取高さや代掻深さを変化させ刈取や代
掻効果を高めるために、刈取機構24及び代掻ロ−タ−
15を単独または一緒に上下調節すると至便である。
植付体11を横方向に間隔をおいて配設し、それらの植
付体11の前部に強制回転駆動される代掻ロ−タ−15
を横架すると共に、代掻ロ−タ−15の前部には該代掻
ロ−タ−15と所定間隔を有して刈取機構24を横設し
たので、代掻植付時にこれに先立って圃場中に繁茂する
雑草類をその根元部より確実に刈取り、代掻ロ−タ−1
5の回転により泥土中に埋没させて除草するものである
から、植付後の圃場の雑草の繁茂を抑制し苗を良好に育
成させることができる。また、仮に刈取後の雑草類の茎
葉部分が完全に土壌中に埋没しない場合でも、その根は
切断されているため蘇生することはなく、有機肥料とな
って苗の育成を助長する。更に、その構成は極めて簡単
で廉価に提供できると共に、除草,代掻,植付と多作業
を同時に行うことができ、作業能率を一段と高揚させる
ものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 走行機体1の後部に、複数の植付体11
を横方向に間隔をおいて配設し、それらの植付体11の
前部に強制回転駆動される代掻ロ−タ−15を横架する
と共に、代掻ロ−タ−15の前部には該代掻ロ−タ−1
5と所定間隔を有して刈取機構24を横設したことを特
徴とする代掻同時植付機における除草装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341398A JP2930516B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 代掻同時植付機における除草装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341398A JP2930516B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 代掻同時植付機における除草装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163208A JPH07163208A (ja) | 1995-06-27 |
JP2930516B2 true JP2930516B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=18345762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5341398A Expired - Lifetime JP2930516B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 代掻同時植付機における除草装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930516B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5845971B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2016-01-20 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5341398A patent/JP2930516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07163208A (ja) | 1995-06-27 |
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