JP2929396B2 - 車両用自動変速制御装置 - Google Patents
車両用自動変速制御装置Info
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- JP2929396B2 JP2929396B2 JP3001657A JP165791A JP2929396B2 JP 2929396 B2 JP2929396 B2 JP 2929396B2 JP 3001657 A JP3001657 A JP 3001657A JP 165791 A JP165791 A JP 165791A JP 2929396 B2 JP2929396 B2 JP 2929396B2
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- shift
- automatic transmission
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転条件に対応して設
定された変速パターンに基づいて自動変速機を変速制御
する車両用自動変速制御装置に関する。
定された変速パターンに基づいて自動変速機を変速制御
する車両用自動変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動力制御を行う装置として、ア
クセル操作部と機関の絞り弁とが機械的に切り離され、
アクセル開度を検出し、該検出されたアクセル開度に基
づいて機関の絞り弁開度を目標開度に制御するようにし
たものがある(特開平2−196152号公報等参
照)。
クセル操作部と機関の絞り弁とが機械的に切り離され、
アクセル開度を検出し、該検出されたアクセル開度に基
づいて機関の絞り弁開度を目標開度に制御するようにし
たものがある(特開平2−196152号公報等参
照)。
【0003】一方、車両用自動変速制御装置として、従
来、図5に示すように、車速と絞り弁開度(但しアクセ
ルと絞り弁とが機械的に連結されているものに関しては
アクセル開度)とに対応して予め設定された変速パター
ンを備え、実際に検出された車速とアクセル開度とに基
づいて前記変速パターンから自動変速ポイントを決定
し、自動変速機の変速を制御するものがある(特開昭6
1−257332号公報等参照)。
来、図5に示すように、車速と絞り弁開度(但しアクセ
ルと絞り弁とが機械的に連結されているものに関しては
アクセル開度)とに対応して予め設定された変速パター
ンを備え、実際に検出された車速とアクセル開度とに基
づいて前記変速パターンから自動変速ポイントを決定
し、自動変速機の変速を制御するものがある(特開昭6
1−257332号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
車速とアクセル開度とによって予め変速パターンが決め
られており、かかる変速パターンを複数種備えて、運転
者に選択させる場合もあるが、いずれにしても走行抵抗
等の外部環境要因を加味してギア位置が選択されるもの
ではなかったので、そのときの走行抵抗条件に対して不
適切なギア位置で走行される場合があり頻繁な変速が行
われることがあった。即ち、図5に示す変速パターンの
A点にて走行中に登坂走行等の駆動力の大きい領域にお
ける走行を行うと、運転者は路面勾配に係る走行抵抗に
見合う加速をするべくB点にアクセル操作を行うが、こ
の時4速から3速へのシフトダウンが行われる。そして
車速が一定となって(B点→C点)、運転者がアクセル
開度を少なくするようにC点からD点に操作すると、再
び3速から4速へのシフトアップが行われ、所謂ビジー
シフトが発生することになり運転性の低下に繋がる惧れ
がある。
車速とアクセル開度とによって予め変速パターンが決め
られており、かかる変速パターンを複数種備えて、運転
者に選択させる場合もあるが、いずれにしても走行抵抗
等の外部環境要因を加味してギア位置が選択されるもの
ではなかったので、そのときの走行抵抗条件に対して不
適切なギア位置で走行される場合があり頻繁な変速が行
われることがあった。即ち、図5に示す変速パターンの
A点にて走行中に登坂走行等の駆動力の大きい領域にお
ける走行を行うと、運転者は路面勾配に係る走行抵抗に
見合う加速をするべくB点にアクセル操作を行うが、こ
の時4速から3速へのシフトダウンが行われる。そして
車速が一定となって(B点→C点)、運転者がアクセル
開度を少なくするようにC点からD点に操作すると、再
び3速から4速へのシフトアップが行われ、所謂ビジー
シフトが発生することになり運転性の低下に繋がる惧れ
がある。
【0005】尚、図6の駆動力と走行抵抗を示す線図に
示すように、勾配が大きくなるに従い走行抵抗が4速の
全開駆動力線(4TH全開)を横切る速度が小さくなる
ため、登坂走行等の駆動力の大きな領域における走行に
あっては前述のビジーシフトが発生し易くなるが、一方
例えば平坦路走行や乗車人員が少なく車両重量が小さい
等の駆動力が小さい領域においては、前述のビジーシフ
トは殆ど起こることが無い。即ち、図5中E,F,G,
H点走行中は4速から3速へのシフトダウン線を横切る
ことはないので前述のビジーシフトは殆ど起こることが
無い。
示すように、勾配が大きくなるに従い走行抵抗が4速の
全開駆動力線(4TH全開)を横切る速度が小さくなる
ため、登坂走行等の駆動力の大きな領域における走行に
あっては前述のビジーシフトが発生し易くなるが、一方
例えば平坦路走行や乗車人員が少なく車両重量が小さい
等の駆動力が小さい領域においては、前述のビジーシフ
トは殆ど起こることが無い。即ち、図5中E,F,G,
H点走行中は4速から3速へのシフトダウン線を横切る
ことはないので前述のビジーシフトは殆ど起こることが
無い。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みな
されたもので、自動変速機のギア位置を現状に保持した
まま絞り弁開度増大によって出力しうる車両の最大駆動
力を加味して変速制御を行うような車両用自動変速制御
装置を提供することにより、頻繁な変速を回避して運転
性の向上を図ることを目的とする。
されたもので、自動変速機のギア位置を現状に保持した
まま絞り弁開度増大によって出力しうる車両の最大駆動
力を加味して変速制御を行うような車両用自動変速制御
装置を提供することにより、頻繁な変速を回避して運転
性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、図
1に示すように、運転条件に対応して設定された変速パ
ターンに基づいて自動変速機を変速制御する変速制御手
段と、アクセルとは独立して開度制御される絞り弁と、
を有する車両用自動変速制御装置において、自動変速機
のギア位置を現状に保持したまま絞り弁開度増大によっ
て出力しうる車両の最大駆動力を演算する最大駆動力演
算手段と、変速制御手段により変速制御がなされた場合
の必要駆動力を算出する必要駆動力算出手段と、所定の
運転領域のもとで前記最大駆動力が前記必要駆動力より
大きい場合に前記変速制御を行わず絞り弁開度を増大し
て必要駆動力を得るように制御する絞り弁開度制御手段
と、を備える構成とした。
1に示すように、運転条件に対応して設定された変速パ
ターンに基づいて自動変速機を変速制御する変速制御手
段と、アクセルとは独立して開度制御される絞り弁と、
を有する車両用自動変速制御装置において、自動変速機
のギア位置を現状に保持したまま絞り弁開度増大によっ
て出力しうる車両の最大駆動力を演算する最大駆動力演
算手段と、変速制御手段により変速制御がなされた場合
の必要駆動力を算出する必要駆動力算出手段と、所定の
運転領域のもとで前記最大駆動力が前記必要駆動力より
大きい場合に前記変速制御を行わず絞り弁開度を増大し
て必要駆動力を得るように制御する絞り弁開度制御手段
と、を備える構成とした。
【0008】また、車両の駆動力が比較的大きい運転領
域のもとで前記最大駆動力が前記必要駆動力より大きい
場合に前記変速制御を行わず絞り弁開度を増大する絞り
弁開度制御手段と、を備える構成としてもよい。
域のもとで前記最大駆動力が前記必要駆動力より大きい
場合に前記変速制御を行わず絞り弁開度を増大する絞り
弁開度制御手段と、を備える構成としてもよい。
【0009】
【作用】変速制御手段により運転条件に対応して設定さ
れた変速パターンに基づいて自動変速機が変速制御され
るのであるが、最大駆動力演算手段により演算される自
動変速機のギア位置を現状に保持したまま絞り弁開度増
大によって出力しうる車両の最大駆動力が前記変速制御
手段により変速制御がなされた場合の必要駆動力より大
きい場合には、絞り弁開度制御手段により前記変速制御
を行わず絞り弁開度を増大する絞り弁開度制御が行われ
る。
れた変速パターンに基づいて自動変速機が変速制御され
るのであるが、最大駆動力演算手段により演算される自
動変速機のギア位置を現状に保持したまま絞り弁開度増
大によって出力しうる車両の最大駆動力が前記変速制御
手段により変速制御がなされた場合の必要駆動力より大
きい場合には、絞り弁開度制御手段により前記変速制御
を行わず絞り弁開度を増大する絞り弁開度制御が行われ
る。
【0010】但し、当該絞り弁開度制御は車両の駆動力
が比較的大きい運転領域等所定の運転領域のもとでのみ
行われる。従って、車両用自動変速制御装置における頻
繁な変速が回避される。
が比較的大きい運転領域等所定の運転領域のもとでのみ
行われる。従って、車両用自動変速制御装置における頻
繁な変速が回避される。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
の構成を示す図2において、内燃機関1の吸気通路2に
は電磁式モータ等のスロットルアクチュエータ3によっ
てアクセルペダル4とは独立して開度制御される絞り弁
5が介装されており、該絞り弁5には絞り弁開度θを検
出するスロットルセンサ6が連結されている。
の構成を示す図2において、内燃機関1の吸気通路2に
は電磁式モータ等のスロットルアクチュエータ3によっ
てアクセルペダル4とは独立して開度制御される絞り弁
5が介装されており、該絞り弁5には絞り弁開度θを検
出するスロットルセンサ6が連結されている。
【0012】また、内燃機関1に連結された自動変速機
7には、ギア位置Gを検出するギア位置センサ8と、駆
動トルクTT を検出するトルクセンサ9とが装着され
る。また、プロペラシャフト10には車速センサ11が装着
され、アクセルペダル4には踏込量(アクセル開度)AC
CEを検出するアクセル開度センサ12が装着されている。
これら各種センサからの検出信号はコントロールユニッ
ト13に入力され、マイクロコンピュータを内蔵したコン
トロールユニット13は後述するような演算処理を行っ
て、変速制御手段として機能するコントロールユニット
13により必要駆動力TFを算出し、ギア位置を選択し、
この決定されたギア位置に自動変速させるべく制御す
る。
7には、ギア位置Gを検出するギア位置センサ8と、駆
動トルクTT を検出するトルクセンサ9とが装着され
る。また、プロペラシャフト10には車速センサ11が装着
され、アクセルペダル4には踏込量(アクセル開度)AC
CEを検出するアクセル開度センサ12が装着されている。
これら各種センサからの検出信号はコントロールユニッ
ト13に入力され、マイクロコンピュータを内蔵したコン
トロールユニット13は後述するような演算処理を行っ
て、変速制御手段として機能するコントロールユニット
13により必要駆動力TFを算出し、ギア位置を選択し、
この決定されたギア位置に自動変速させるべく制御す
る。
【0013】以下に、上記演算処理を図3に示すフロー
チャートに従って説明する。ステップ1(図ではS1と
記す。以下同様)では、前記各種センサからの検出信号
(絞り弁開度θ,ギア位置G,駆動トルクTT ,車速VS
P)を読込む。ステップ2では変速すべきか否かを、マ
イクロコンピュータ内蔵のROMに予め記憶された車速
VSP −絞り弁開度θの変速パターンマップ(図5参照)
から判断し、変速すべきであると判断された場合は、ス
テップ3に進む。
チャートに従って説明する。ステップ1(図ではS1と
記す。以下同様)では、前記各種センサからの検出信号
(絞り弁開度θ,ギア位置G,駆動トルクTT ,車速VS
P)を読込む。ステップ2では変速すべきか否かを、マ
イクロコンピュータ内蔵のROMに予め記憶された車速
VSP −絞り弁開度θの変速パターンマップ(図5参照)
から判断し、変速すべきであると判断された場合は、ス
テップ3に進む。
【0014】ステップ3では、トルクセンサ11によって
検出された駆動トルクTT により、現在の車両(車輪)
の駆動力CURFNEW を換算して検出する。ステップ4で
は、前回の演算で検出した駆動力CURFOLD と前記ステッ
プ3で検出した駆動力CURFNEW との加重平均CURFを次式
に従って求める。 CURF=〔CURFOLD (W-1) +CURFNEW 〕/W 即ち駆動力CURFを荷重平均を用いて求めることにより、
瞬間的な駆動力の変化の影響を排除して平均的な車両の
駆動力の大きさを求めている。
検出された駆動トルクTT により、現在の車両(車輪)
の駆動力CURFNEW を換算して検出する。ステップ4で
は、前回の演算で検出した駆動力CURFOLD と前記ステッ
プ3で検出した駆動力CURFNEW との加重平均CURFを次式
に従って求める。 CURF=〔CURFOLD (W-1) +CURFNEW 〕/W 即ち駆動力CURFを荷重平均を用いて求めることにより、
瞬間的な駆動力の変化の影響を排除して平均的な車両の
駆動力の大きさを求めている。
【0015】ステップ5では、前記ステップ4で求めた
駆動力の加重平均CURFが所定値F以上か否かを判断する
ことにより、現在の運転領域が車両の駆動力が比較的大
きい運転領域であるか否かを判断する。ステップ5にお
いてCURF≧F、即ち車両の駆動力が比較的大きい運転領
域であると判断されると、登坂走行等の駆動力の大きな
領域における走行にあっては前述のビジーシフトが発生
し易くなるとして、ステップ6以下に進む。
駆動力の加重平均CURFが所定値F以上か否かを判断する
ことにより、現在の運転領域が車両の駆動力が比較的大
きい運転領域であるか否かを判断する。ステップ5にお
いてCURF≧F、即ち車両の駆動力が比較的大きい運転領
域であると判断されると、登坂走行等の駆動力の大きな
領域における走行にあっては前述のビジーシフトが発生
し易くなるとして、ステップ6以下に進む。
【0016】ステップ6では、現在のギア位置Gで絞り
弁全開で出力し得る最大駆動力FMAXを、マイクロコンピ
ュータ内蔵のROMに予め記憶されたギア位置G−最大
駆動力FMAXの特性マップ(図4参照)からの検索によっ
て求める。即ち、ステップ6が自動変速機のギア位置を
現状に保持したまま絞り弁開度増大によって出力しうる
車両の最大駆動力を演算する最大駆動力演算手段の機能
を奏する。
弁全開で出力し得る最大駆動力FMAXを、マイクロコンピ
ュータ内蔵のROMに予め記憶されたギア位置G−最大
駆動力FMAXの特性マップ(図4参照)からの検索によっ
て求める。即ち、ステップ6が自動変速機のギア位置を
現状に保持したまま絞り弁開度増大によって出力しうる
車両の最大駆動力を演算する最大駆動力演算手段の機能
を奏する。
【0017】ステップ7では、変速パターンマップに従
って変速制御がなされるとした場合の必要駆動力FNEED
を、現在の駆動力CURFNEW , 現在のギア位置Gにおける
減速比R1 及び変速制御がなされたした場合の減速比R
2 を用い、次式に従って求める。 FNEED =CURFNEW ×R1 /R2 即ち、当該ステップ7が変速制御がなされた場合の必要
駆動力FNEED を算出する必要駆動力算出手段の機能を奏
する。
って変速制御がなされるとした場合の必要駆動力FNEED
を、現在の駆動力CURFNEW , 現在のギア位置Gにおける
減速比R1 及び変速制御がなされたした場合の減速比R
2 を用い、次式に従って求める。 FNEED =CURFNEW ×R1 /R2 即ち、当該ステップ7が変速制御がなされた場合の必要
駆動力FNEED を算出する必要駆動力算出手段の機能を奏
する。
【0018】ステップ8では、前記ステップ6で求めた
最大駆動力FMAXと前記ステップ7で算出された必要駆動
力FNEED とを比較する。そしてFMAX≧FNEED と判断され
た場合は、変速パターンマップに従って変速制御を行わ
なくても、自動変速機のギア位置Gを現状に保持したま
ま内燃機関1が必要駆動力FNEED を出力し得ることとな
るので、ステップ9に進み、スロットルアクチュエータ
3によって絞り弁5が開度制御される。即ち、駆動力に
余裕がある領域で運転されており、また運転者が他の動
作を行うべく例えばアクセルペダル4を操作してもそれ
に追従可能であるとして、絞り弁5の開度制御を行うよ
うにした。尚、ステップ8及びステップ9が絞り弁開度
制御手段の機能を奏する。
最大駆動力FMAXと前記ステップ7で算出された必要駆動
力FNEED とを比較する。そしてFMAX≧FNEED と判断され
た場合は、変速パターンマップに従って変速制御を行わ
なくても、自動変速機のギア位置Gを現状に保持したま
ま内燃機関1が必要駆動力FNEED を出力し得ることとな
るので、ステップ9に進み、スロットルアクチュエータ
3によって絞り弁5が開度制御される。即ち、駆動力に
余裕がある領域で運転されており、また運転者が他の動
作を行うべく例えばアクセルペダル4を操作してもそれ
に追従可能であるとして、絞り弁5の開度制御を行うよ
うにした。尚、ステップ8及びステップ9が絞り弁開度
制御手段の機能を奏する。
【0019】ステップ8でFMAX<FNEED と判断された場
合は、現状のギア位置Gで絞り弁5を全開として最大駆
動力FMAXを出力しても、必要駆動力FNEED を出力し得る
ことが不可能であるとして、ステップ10に進み、変速パ
ターンマップに従って変速制御を行う。即ち、前記ステ
ップ2及びステップ10の機能が変速制御手段に相当す
る。
合は、現状のギア位置Gで絞り弁5を全開として最大駆
動力FMAXを出力しても、必要駆動力FNEED を出力し得る
ことが不可能であるとして、ステップ10に進み、変速パ
ターンマップに従って変速制御を行う。即ち、前記ステ
ップ2及びステップ10の機能が変速制御手段に相当す
る。
【0020】即ち、このようにすれば、運転条件として
の車速VSP と絞り弁開度θとに対応して設定された変速
パターンマップから自動変速ポイントを決定し、自動変
速機の変速を制御する際に、現在のギア位置Gで絞り弁
全開で出力し得る最大駆動力FMAXが変速された場合の必
要駆動力FNEED を上回っている場合には、変速制御がな
されず絞り弁5が開度制御されるので、ビジーシフトの
発生が回避され、運転性の向上に繋がるという効果があ
る。
の車速VSP と絞り弁開度θとに対応して設定された変速
パターンマップから自動変速ポイントを決定し、自動変
速機の変速を制御する際に、現在のギア位置Gで絞り弁
全開で出力し得る最大駆動力FMAXが変速された場合の必
要駆動力FNEED を上回っている場合には、変速制御がな
されず絞り弁5が開度制御されるので、ビジーシフトの
発生が回避され、運転性の向上に繋がるという効果があ
る。
【0021】尚、本実施例においては、駆動力の加重平
均CURFが所定値F以上の場合に車両の駆動力が比較的大
きい運転領域であるとしたが、車両の前後方向に作用す
る全加速度と走行加速度との差に基づいて走行路面の勾
配を検出し、検出された勾配が所定勾配以上の場合に駆
動力が比較的大きい運転領域であるとして、前記絞り弁
5の開度制御を行うようにしてもよい。
均CURFが所定値F以上の場合に車両の駆動力が比較的大
きい運転領域であるとしたが、車両の前後方向に作用す
る全加速度と走行加速度との差に基づいて走行路面の勾
配を検出し、検出された勾配が所定勾配以上の場合に駆
動力が比較的大きい運転領域であるとして、前記絞り弁
5の開度制御を行うようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
運転条件に対応して設定された変速パターンに基づいて
自動変速機を変速制御する車両用自動変速制御装置にお
いて、自動変速機のギア位置を現状に保持したまま絞り
弁開度増大によって出力しうる車両の最大駆動力が変速
制御がなされた場合の必要駆動力より大きい場合には、
変速制御を行わず絞り弁開度を増大する絞り弁開度制御
を行なうようにしたので、頻繁な変速が回避され、運転
性の向上が図れるという効果がある。
運転条件に対応して設定された変速パターンに基づいて
自動変速機を変速制御する車両用自動変速制御装置にお
いて、自動変速機のギア位置を現状に保持したまま絞り
弁開度増大によって出力しうる車両の最大駆動力が変速
制御がなされた場合の必要駆動力より大きい場合には、
変速制御を行わず絞り弁開度を増大する絞り弁開度制御
を行なうようにしたので、頻繁な変速が回避され、運転
性の向上が図れるという効果がある。
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示す図
【図3】同上実施例の制御を示すフローチャート
【図4】ギア位置−最大駆動力特性を示す線図
【図5】車速−絞り弁開度とに対応した変速パターンを
示す線図
示す線図
【図6】車速−走行抵抗を示す走行性能線図
1 内燃機関 3 スロットルアクチュエータ 4 アクセルペダル 5 絞り弁 6 スロットルセンサ 7 自動変速機 9 トルクセンサ 11 車速センサ 13 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−145257(JP,A) 特開 平3−74676(JP,A) 特開 平2−138560(JP,A) 特開 昭62−231824(JP,A) 特開 昭63−240437(JP,A) 特許2517918(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 41/00 - 41/28 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40 F16H 59/00 - 63/48
Claims (2)
- 【請求項1】運転条件に対応して設定された変速パター
ンに基づいて自動変速機を変速制御する変速制御手段
と、アクセルとは独立して開度制御される絞り弁と、を
有する車両用自動変速制御装置において、自動変速機の
ギア位置を現状に保持したまま絞り弁開度増大によって
出力しうる車両の最大駆動力を演算する最大駆動力演算
手段と、変速制御手段により変速制御がなされた場合の
必要駆動力を算出する必要駆動力算出手段と、所定の運
転領域のもとで前記最大駆動力が前記必要駆動力より大
きい場合に前記変速制御を行わず絞り弁開度を増大して
必要駆動力を得るように制御する絞り弁開度制御手段
と、を備えたことを特徴とする車両用自動変速制御装
置。 - 【請求項2】前記絞り弁開度制御手段における所定の運
転領域が、車両の駆動力が比較的大きい運転領域である
請求項1記載の車両用自動変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001657A JP2929396B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 車両用自動変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001657A JP2929396B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 車両用自動変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04238746A JPH04238746A (ja) | 1992-08-26 |
JP2929396B2 true JP2929396B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11507591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3001657A Expired - Fee Related JP2929396B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 車両用自動変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2929396B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008003259T5 (de) | 2007-11-09 | 2010-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Fahrzeugantriebskraftsteuervorrichtung |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4380742B2 (ja) | 2007-07-10 | 2009-12-09 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の制御装置および制御方法 |
MX2010009332A (es) * | 2008-02-28 | 2010-11-26 | Knorr Bremse Systeme | Metodo y dispositivo para control de par de salida de transmision automatizada acoplada a motor de combustion interna. |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP3001657A patent/JP2929396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008003259T5 (de) | 2007-11-09 | 2010-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Fahrzeugantriebskraftsteuervorrichtung |
US8409056B2 (en) | 2007-11-09 | 2013-04-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle driving force control device |
DE112008003259B4 (de) | 2007-11-09 | 2019-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugantriebskraftsteuervorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04238746A (ja) | 1992-08-26 |
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