JP2928717B2 - ラジオ受信機 - Google Patents
ラジオ受信機Info
- Publication number
- JP2928717B2 JP2928717B2 JP4511494A JP4511494A JP2928717B2 JP 2928717 B2 JP2928717 B2 JP 2928717B2 JP 4511494 A JP4511494 A JP 4511494A JP 4511494 A JP4511494 A JP 4511494A JP 2928717 B2 JP2928717 B2 JP 2928717B2
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- Japan
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- frequency
- station
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はラジオ受信機に関し、特
にデータ多重放送システム（ＲＤＳ等）に使用して有効
なラジオ受信機に関する。
にデータ多重放送システム（ＲＤＳ等）に使用して有効
なラジオ受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】ヨーロッパ域においては、ＦＭラジオ放
送信号に選局データや番組識別データをデジタル多重化
して車両のドライバーに対して各種のサービスを提供す
るＲＤＳ（Radio Data System）が実用化されており、
今後、世界的な普及が期待される。代表的なＲＤＳサー
ビスとしては、国や受信地域、放送局の番組名を識別す
るＰＩ（番組識別）サービス、受信されている放送局名
をチューナーのディスプレイに表示するＰＳ（受信局名
表示）サービス、同一内容の番組を放送している他の放
送局周波数を表示するＡＦ（類似番組放送周波数リス
ト）サービス、交通情報の放送局を識別するＴＰサービ
ス等がある。
送信号に選局データや番組識別データをデジタル多重化
して車両のドライバーに対して各種のサービスを提供す
るＲＤＳ（Radio Data System）が実用化されており、
今後、世界的な普及が期待される。代表的なＲＤＳサー
ビスとしては、国や受信地域、放送局の番組名を識別す
るＰＩ（番組識別）サービス、受信されている放送局名
をチューナーのディスプレイに表示するＰＳ（受信局名
表示）サービス、同一内容の番組を放送している他の放
送局周波数を表示するＡＦ（類似番組放送周波数リス
ト）サービス、交通情報の放送局を識別するＴＰサービ
ス等がある。
【０００３】ＡＦサービスは、車載チューナーによる放
送局から送信されるＲＤＳ電波の受信電界強度が一定レ
ベル以下に低下したときに、同一プログラム放送の他の
放送局電波を受信できるようなサーチ機能をもたせてい
る。このサーチは、予め放送局から送信されるＡＦリス
トをメモリに記憶し、記憶されているＡＦリストに基づ
いて行われる。
送局から送信されるＲＤＳ電波の受信電界強度が一定レ
ベル以下に低下したときに、同一プログラム放送の他の
放送局電波を受信できるようなサーチ機能をもたせてい
る。このサーチは、予め放送局から送信されるＡＦリス
トをメモリに記憶し、記憶されているＡＦリストに基づ
いて行われる。
【０００４】例えば、自動車で走行中、或る放送局から
の電波強度が弱くなると、当該受信地域で受信したＡＦ
リストに基づいて同一放送内容を送信している他局を自
動的に受信する。その際、車載メモリに記憶されている
ＡＦリストは、当該地域で受信したＡＦリストに更新さ
れる。
の電波強度が弱くなると、当該受信地域で受信したＡＦ
リストに基づいて同一放送内容を送信している他局を自
動的に受信する。その際、車載メモリに記憶されている
ＡＦリストは、当該地域で受信したＡＦリストに更新さ
れる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ＲＤＳラジオ受信機のＡＦサービス処理は実行される。
しかしながら、従来のＲＤＳラジオ受信機は次のような
問題がある。例えば、放送局Ａ局とＢ局のうち、Ａ局か
ら送信されるＡＦリストにはＢ局の周波数があるのに対
して、Ｂ局から送信されるＡＦリストにはＡ局の周波数
がない場合を想定する。走行により当該車両が受信する
放送局がＡ局からＢ局に移行する際には、車両がその境
界に位置するときなどには、Ａ局とＢ局の受信電波強度
の相対的な強弱関係は不安定であり、必ずしもＢ局に移
行するとは限らないので、Ａ局のＡＦリストには本来存
在しないＡ局の周波数を強制的にＡＦリストに入れた
後、Ｂ局を選局する動作に移行する。こうすることによ
り、結局はＢ局に移行しない場合でもＡ局の受信を継続
できるようになる。次に、Ｂ局を選局したときには、Ｂ
局のＡＦリストにＡ局の周波数がないため、ＡＦリスト
の更新によりＡ局の周波数は消去されてしまう。そし
て、次にＢ局からＡ局への移行時には、ＡＦリストには
Ａ局の周波数がないため、全ての周波数範囲にわたる周
波数サーチをかけ、例えば、ＰＩ情報を参照して目的の
Ａ局放送を受信しなければならず、迅速なサービスが得
られない。また、この問題はＡ局とＢ局の間を行ったり
来たりするたびに発生し、現実的には看過できないもの
となっていた。
ＲＤＳラジオ受信機のＡＦサービス処理は実行される。
しかしながら、従来のＲＤＳラジオ受信機は次のような
問題がある。例えば、放送局Ａ局とＢ局のうち、Ａ局か
ら送信されるＡＦリストにはＢ局の周波数があるのに対
して、Ｂ局から送信されるＡＦリストにはＡ局の周波数
がない場合を想定する。走行により当該車両が受信する
放送局がＡ局からＢ局に移行する際には、車両がその境
界に位置するときなどには、Ａ局とＢ局の受信電波強度
の相対的な強弱関係は不安定であり、必ずしもＢ局に移
行するとは限らないので、Ａ局のＡＦリストには本来存
在しないＡ局の周波数を強制的にＡＦリストに入れた
後、Ｂ局を選局する動作に移行する。こうすることによ
り、結局はＢ局に移行しない場合でもＡ局の受信を継続
できるようになる。次に、Ｂ局を選局したときには、Ｂ
局のＡＦリストにＡ局の周波数がないため、ＡＦリスト
の更新によりＡ局の周波数は消去されてしまう。そし
て、次にＢ局からＡ局への移行時には、ＡＦリストには
Ａ局の周波数がないため、全ての周波数範囲にわたる周
波数サーチをかけ、例えば、ＰＩ情報を参照して目的の
Ａ局放送を受信しなければならず、迅速なサービスが得
られない。また、この問題はＡ局とＢ局の間を行ったり
来たりするたびに発生し、現実的には看過できないもの
となっていた。
【０００６】そこで、本発明の目的は、移行前の周波数
を消去せず、より有効な代替周波数サービスが得られる
ラジオ受信機を提供することにある。
を消去せず、より有効な代替周波数サービスが得られる
ラジオ受信機を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるラジオ受信機は、データ多重放送シス
テムを受信し、該データ多重放送システムのデータに含
まれる代替周波数リストデータをメモリに代替周波数リ
ストとして記憶し、該代替周波数リストに基づいて受信
状態の良好な局へ自動的に切り換える代替周波数サーチ
機能を有し、受信電波電解強度の低下に応答して前記代
替周波数サーチを開始し、サーチされた局を受信後、前
記代替周波数リストを更新するラジオ受信機において、
前記代替周波数サーチ時に、サーチ前に受信していた周
波数を優先代替周波数データとして前記メモリに記憶し
ておき、代替周波数リストの更新時には、前記優先代替
周波数データ以外の周波数データを対象として更新する
ように構成されて成る。
め、本発明によるラジオ受信機は、データ多重放送シス
テムを受信し、該データ多重放送システムのデータに含
まれる代替周波数リストデータをメモリに代替周波数リ
ストとして記憶し、該代替周波数リストに基づいて受信
状態の良好な局へ自動的に切り換える代替周波数サーチ
機能を有し、受信電波電解強度の低下に応答して前記代
替周波数サーチを開始し、サーチされた局を受信後、前
記代替周波数リストを更新するラジオ受信機において、
前記代替周波数サーチ時に、サーチ前に受信していた周
波数を優先代替周波数データとして前記メモリに記憶し
ておき、代替周波数リストの更新時には、前記優先代替
周波数データ以外の周波数データを対象として更新する
ように構成されて成る。
【０００８】
【作用】本発明では、ラジオ受信機において、代替周波
数サーチ時に、サーチ前に受信していた周波数を優先代
替周波数データとしてメモリに記憶し、代替周波数リス
トの更新時には優先代替周波数データは更新しないよう
にしている。
数サーチ時に、サーチ前に受信していた周波数を優先代
替周波数データとしてメモリに記憶し、代替周波数リス
トの更新時には優先代替周波数データは更新しないよう
にしている。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図１（Ａ）と（Ｂ）は、本発明による
ラジオ受信機の動作処理手順を示すフローチャートであ
る。また、図２は、本実施例を実現するためのラジオ受
信機の構成ブロック図である。尚、本実施例は、ラジオ
受信機としてＲＤＳ受信機を例としている。
ながら説明する。図１（Ａ）と（Ｂ）は、本発明による
ラジオ受信機の動作処理手順を示すフローチャートであ
る。また、図２は、本実施例を実現するためのラジオ受
信機の構成ブロック図である。尚、本実施例は、ラジオ
受信機としてＲＤＳ受信機を例としている。
【００１０】先ず、図２を参照して本実施例のラジオ受
信機の構成を説明すると、アンテナ１で受信された受信
信号は、フロントエンド２でＩＦ信号に変換される。フ
ロントエンド２には、電圧制御発振器（ＶＣＯ）や混合
器が内蔵され、ＰＬＬ回路３と協動してマイクロコンピ
ュータ９からのコントロール信号に基づく受信周波数の
設定が行われる。変換されたＩＦ信号は、ＩＦ検波回路
（ＩＦ／ＤＥＴ）４で検波された後、ボリューム回路５
で音量が調整される。
信機の構成を説明すると、アンテナ１で受信された受信
信号は、フロントエンド２でＩＦ信号に変換される。フ
ロントエンド２には、電圧制御発振器（ＶＣＯ）や混合
器が内蔵され、ＰＬＬ回路３と協動してマイクロコンピ
ュータ９からのコントロール信号に基づく受信周波数の
設定が行われる。変換されたＩＦ信号は、ＩＦ検波回路
（ＩＦ／ＤＥＴ）４で検波された後、ボリューム回路５
で音量が調整される。
【００１１】ＩＦ検波回路４の出力は、受信感度検出回
路７において、受信感度が例えば電界強度として検出さ
れ、マイクロコンピュータ９に送出される。ＲＤＳデー
タ復調回路８は、ＩＦ検波回路４からの検波信号を復調
し、得られたＲＤＳデータをマイクロコンピュータ９に
送出する。
路７において、受信感度が例えば電界強度として検出さ
れ、マイクロコンピュータ９に送出される。ＲＤＳデー
タ復調回路８は、ＩＦ検波回路４からの検波信号を復調
し、得られたＲＤＳデータをマイクロコンピュータ９に
送出する。
【００１２】マイクロコンピュータ９は、受信感度検出
回路７からの感度信号と、ＲＤＳデータ復調回路８から
のＲＤＳデータを受けて、前述ＲＤＳサービスを行う。
ＲＡＭ１０は、受信したＲＤＳデータに含まれるＡＦリ
ストを格納するメモリであり、マイクロコンピュータ９
により読み出し、更新が行われる。
回路７からの感度信号と、ＲＤＳデータ復調回路８から
のＲＤＳデータを受けて、前述ＲＤＳサービスを行う。
ＲＡＭ１０は、受信したＲＤＳデータに含まれるＡＦリ
ストを格納するメモリであり、マイクロコンピュータ９
により読み出し、更新が行われる。
【００１３】ミュート回路６は、マイクロコンピュータ
９の制御を受け、ボリューム回路５からの音声信号にミ
ュート処理を施す。ミュート回路６を通った音声信号
は、出力アンプ１１で増幅された後、スピーカ１２から
出力される。
９の制御を受け、ボリューム回路５からの音声信号にミ
ュート処理を施す。ミュート回路６を通った音声信号
は、出力アンプ１１で増幅された後、スピーカ１２から
出力される。
【００１４】本実施例では、マイクロコンピュータ９に
よりＡＦリストの書き込み、更新等の処理を行うが、以
下その処理手順を図１を参照して説明する。
よりＡＦリストの書き込み、更新等の処理を行うが、以
下その処理手順を図１を参照して説明する。
【００１５】ＡＦサーチ移行処理は、図１（Ａ）に示す
ように、移行前の周波数を優先ＡＦとしてＲＡＭ１０に
記憶する。
ように、移行前の周波数を優先ＡＦとしてＲＡＭ１０に
記憶する。
【００１６】また、ＡＦの更新処理は、図１（Ｂ）に示
すように、先ず、ＡＦデータが入力された後、入力され
たＡＦデータが更新する条件であるか否かを判定する
（ステップＳ１）。ここで、更新条件であれば、ＲＡＭ
１０に記憶されている当該ＡＦデータが優先ＡＦデータ
として記憶されているか否かを判定する（ステップＳ
２）。ステップＳ１とＳ２において、更新条件でなかっ
たり、優先ＡＦデータとして記憶されていれば、そのま
ま処理を終了する。ステップＳ２において、優先ＡＦデ
ータとして記憶されていなければ、ＲＡＭ１０に記憶さ
れている当該ＡＦデータを消去する（ステップＳ３）。
すように、先ず、ＡＦデータが入力された後、入力され
たＡＦデータが更新する条件であるか否かを判定する
（ステップＳ１）。ここで、更新条件であれば、ＲＡＭ
１０に記憶されている当該ＡＦデータが優先ＡＦデータ
として記憶されているか否かを判定する（ステップＳ
２）。ステップＳ１とＳ２において、更新条件でなかっ
たり、優先ＡＦデータとして記憶されていれば、そのま
ま処理を終了する。ステップＳ２において、優先ＡＦデ
ータとして記憶されていなければ、ＲＡＭ１０に記憶さ
れている当該ＡＦデータを消去する（ステップＳ３）。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるラジ
オ受信機によれば、代替周波数サーチ移行前の周波数を
優先代替周波数データとして記憶し、この優先代替周波
数データは代替周波数リストの更新時には更新していな
いので、よりスムーズな代替周波数サーチが可能とな
る。
オ受信機によれば、代替周波数サーチ移行前の周波数を
優先代替周波数データとして記憶し、この優先代替周波
数データは代替周波数リストの更新時には更新していな
いので、よりスムーズな代替周波数サーチが可能とな
る。
【図１】本発明によるラジオ受信機の一実施例の動作処
理手順を示すフローチャートである。
理手順を示すフローチャートである。
【図２】本実施例を実現するためのラジオ受信機の構成
ブロック図である。
ブロック図である。
１ アンテナ ２ フロントエンド ３ ＰＬＬ回路 ４ ＩＦ検波回路 ５ ボリューム回路 ６ ミュート回路 ７ 受信感度検出回路 ８ ＲＤＳデータ復調回路 ９ マイクロコンピュータ １０ ＲＡＭ １１ 出力アンプ １２ スピーカ
Claims (1)
- 【請求項１】データ多重放送システムを受信し、該デー
タ多重放送システムのデータに含まれる代替周波数リス
トデータをメモリに代替周波数リストとして記憶し、該
代替周波数リストに基づいて受信状態の良好な局へ自動
的に切り換える代替周波数サーチ機能を有し、受信電波
電解強度の低下に応答して前記代替周波数サーチを開始
し、サーチされた局を受信後、前記代替周波数リストを
更新するラジオ受信機において、 前記代替周波数サーチ時に、サーチ前に受信していた周
波数を優先代替周波数データとして前記メモリに記憶し
ておき、代替周波数リストの更新時には、前記優先代替
周波数データ以外の周波数データを対象として更新する
ように 構成されて成ることを特徴とするラジオ受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4511494A JP2928717B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | ラジオ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4511494A JP2928717B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | ラジオ受信機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07231269A JPH07231269A (ja) | 1995-08-29 |
| JP2928717B2 true JP2928717B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12710245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4511494A Expired - Fee Related JP2928717B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | ラジオ受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2928717B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3663126B2 (ja) | 2000-12-04 | 2005-06-22 | 三洋電機株式会社 | デジタル放送受信機 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP4511494A patent/JP2928717B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07231269A (ja) | 1995-08-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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