JP2926662B2 - 色相再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
色相再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/3041—Materials with specific sensitometric characteristics, e.g. gamma, density
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S430/158—Development inhibitor releaser, DIR
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー写真感光材料に
関し、更に詳細には、色相再現性に優れたカラー写真感
光材料に関する。
関し、更に詳細には、色相再現性に優れたカラー写真感
光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、ハロゲン化銀多層カラー写真感光
材料の高画質化は著しい。
材料の高画質化は著しい。
【0003】即ち、近年のカラー写真感光材料にあって
は、画質の3つの大きな要素である粒状性、鮮鋭性、色
再現性のいずれもがかなり高いレベルになっている。例
えば、一般のカラー写真についても、ユーザーが手にす
るカラープリントやスライド写真では、通常大きな不満
がないとも思われている。
は、画質の3つの大きな要素である粒状性、鮮鋭性、色
再現性のいずれもがかなり高いレベルになっている。例
えば、一般のカラー写真についても、ユーザーが手にす
るカラープリントやスライド写真では、通常大きな不満
がないとも思われている。
【0004】しかしながら、上記3つの要素の中でも、
特に色再現性については、色純度こそ向上してきている
が、従来から写真では再現しにくいといわれていた色に
ついては、現在でもその状況はあまり変わっていない。
即ち、色相再現性には、まだ不充分な点が多い。例え
ば、600nmより長波の光を反射する紫や青紫などの
紫色系の色、あるいは青緑色や黄緑など緑色系の色は、
実物とは全く別の色に再現されてしまい、ユーザーを失
望させることがある。
特に色再現性については、色純度こそ向上してきている
が、従来から写真では再現しにくいといわれていた色に
ついては、現在でもその状況はあまり変わっていない。
即ち、色相再現性には、まだ不充分な点が多い。例え
ば、600nmより長波の光を反射する紫や青紫などの
紫色系の色、あるいは青緑色や黄緑など緑色系の色は、
実物とは全く別の色に再現されてしまい、ユーザーを失
望させることがある。
【0005】色再現性にかかわる大きな因子として、分
光感度分布と層間効果(インターイメージ効果)があ
る。
光感度分布と層間効果(インターイメージ効果)があ
る。
【0006】インターイメージ効果については、次のよ
うなことが知られている。即ち、ハロゲン化銀多層カラ
ー写真感光材料において、カラー現像主薬の酸化体とカ
ップリングして現像抑制剤またはそのプレカーサーを形
成する化合物を添加することが知られており、このいわ
ゆるDIR化合物から放出される現像抑制剤により他の
発色層の現像を抑制することにより、インターイメージ
効果を生じて、色再現性の改良効果を生み出すことが知
られている。
うなことが知られている。即ち、ハロゲン化銀多層カラ
ー写真感光材料において、カラー現像主薬の酸化体とカ
ップリングして現像抑制剤またはそのプレカーサーを形
成する化合物を添加することが知られており、このいわ
ゆるDIR化合物から放出される現像抑制剤により他の
発色層の現像を抑制することにより、インターイメージ
効果を生じて、色再現性の改良効果を生み出すことが知
られている。
【0007】また、カラーネガフィルムにおいては、カ
ラードカプラーを不要な吸収を相殺する量より多く使用
することにより、インターイメージ効果と同様な効果を
与えることが可能である。
ラードカプラーを不要な吸収を相殺する量より多く使用
することにより、インターイメージ効果と同様な効果を
与えることが可能である。
【0008】しかしながら、カラードカプラーを多用し
た場合には、フィルムの最低濃度が上昇するため、プリ
ント時の色・濃度の補正の判断が非常に困難になり、結
果的に、できあがるプリントの色の品質が劣ることがし
ばしば起こる。
た場合には、フィルムの最低濃度が上昇するため、プリ
ント時の色・濃度の補正の判断が非常に困難になり、結
果的に、できあがるプリントの色の品質が劣ることがし
ばしば起こる。
【0009】ところで、これらの技術は、色再現性の中
でも、特に色純度の向上に寄与している。最近多用され
ている抑制基や、そのプレカーサーの移動度が大きい、
いわゆる拡散性DIRは、かかる色純度の向上に大きく
寄与している。しかしながら、インターイメージ効果
は、その方向性のコントロールが困難であり、色純度は
高くできるが、色相を変えてしまう欠点も有している
(インターイメージ効果の方向性のコントロールについ
ては、米国特許第4,725,529号等に記載があ
る)。
でも、特に色純度の向上に寄与している。最近多用され
ている抑制基や、そのプレカーサーの移動度が大きい、
いわゆる拡散性DIRは、かかる色純度の向上に大きく
寄与している。しかしながら、インターイメージ効果
は、その方向性のコントロールが困難であり、色純度は
高くできるが、色相を変えてしまう欠点も有している
(インターイメージ効果の方向性のコントロールについ
ては、米国特許第4,725,529号等に記載があ
る)。
【0010】一方、分光感度分布については、米国特許
第3,672,898号に撮影時の光源の違いによる色
再現性の変動を軽減するための適切な分光感度分布につ
いてが開示されている。
第3,672,898号に撮影時の光源の違いによる色
再現性の変動を軽減するための適切な分光感度分布につ
いてが開示されている。
【0011】しかし、これは前述の色相再現性の悪い色
を改良する手段にはなっていない。
を改良する手段にはなっていない。
【0012】分光感度分布とインターイメージ効果を組
合わせた技術の開示もある特開昭61−34541号で
は、前述のカラーフィルムで色相再現が困難な色を改良
しようとの試みがなされており、ある程度の効果を得ら
れると思われる。その代表的なものとしては、従来の青
感性層,緑感性層,赤感性層の各々の重心波長からのイ
ンターイメージ効果だけでなく、各感色性層の重心波長
以外からインターイメージ効果を働かせるというもので
ある。
合わせた技術の開示もある特開昭61−34541号で
は、前述のカラーフィルムで色相再現が困難な色を改良
しようとの試みがなされており、ある程度の効果を得ら
れると思われる。その代表的なものとしては、従来の青
感性層,緑感性層,赤感性層の各々の重心波長からのイ
ンターイメージ効果だけでなく、各感色性層の重心波長
以外からインターイメージ効果を働かせるというもので
ある。
【0013】この技術は、特定の色の色相再現性を改良
するにはある程度有効と思われるが、具体的には、イン
ターイメージ効果の発現のために、本来の青感性,緑感
性,及び赤感性感光層の他に、インターイメージ効果発
現層や、別種の感光性ハロゲン化銀が必要となり、銀量
の増加、また生産のための工程数の増加等により、生産
コストが高いものとなってしまう欠点を有しており、ま
た、効果も充分とは言えなかった。
するにはある程度有効と思われるが、具体的には、イン
ターイメージ効果の発現のために、本来の青感性,緑感
性,及び赤感性感光層の他に、インターイメージ効果発
現層や、別種の感光性ハロゲン化銀が必要となり、銀量
の増加、また生産のための工程数の増加等により、生産
コストが高いものとなってしまう欠点を有しており、ま
た、効果も充分とは言えなかった。
【0014】以上の理由から、色相再現という意味で
は、従来のハロゲン化銀カラー写真感光材料は不十分で
あった。特に青緑色については、忠実な色相再現が困難
で、実際の色からは遠く離れた色相に再現されることが
あった。
は、従来のハロゲン化銀カラー写真感光材料は不十分で
あった。特に青緑色については、忠実な色相再現が困難
で、実際の色からは遠く離れた色相に再現されることが
あった。
【0015】一方、色純度に関しても、更なる向上がま
た望まれている。特に、緑色の被写体の色純度の向上が
望まれている。
た望まれている。特に、緑色の被写体の色純度の向上が
望まれている。
【0016】
【発明の目的】本発明はこのような従来の問題を解決せ
んとするもので、本発明の第1の目的は、被写体の色再
現において色相、特に青緑色や緑色の被写体の色相を忠
実に再現しうるカラー写真感光材料を提供することであ
り、第2の目的は、被写体の色再現において色純度、特
に緑色の被写体の色純度が向上したカラー写真感光材料
を提供することである。
んとするもので、本発明の第1の目的は、被写体の色再
現において色相、特に青緑色や緑色の被写体の色相を忠
実に再現しうるカラー写真感光材料を提供することであ
り、第2の目的は、被写体の色再現において色純度、特
に緑色の被写体の色純度が向上したカラー写真感光材料
を提供することである。
【0017】
【発明の構成】本発明者らは鋭意検討した結果、以下の
構成で本発明の目的が達せられることを見出した。
構成で本発明の目的が達せられることを見出した。
【0018】即ち、支持体上に、各々少なくとも1層の
青感性ハロゲン化銀乳剤層(以下適宜「青感性層」と称
することもある)、緑感性ハロゲン化銀乳剤層(以下適
宜「緑感性層」と称することもある)、及び赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤層(以下適宜「赤感性層」と称することも
ある)を有するカラー感光材料において、該青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層の濃度DB=最低濃度DBmin+0.
7を与える分光感度分布の最高感度を与える波長λBm
axが 410nm≦λBmax≦470nm であり、かつ480nmにおける感度SB480 がλBm
axにおける感度SBmaxの35%以下であり、か
つ、該緑感性層の濃度DG=最低濃度DGmin+0.
7を与える分光感度分布の最高感度を与える波長λGm
axが 530nm≦λGmax≦560nm であり、かつ500nmにおける感度SG500 がλGm
axにおける感度SGmaxの25%以上であることを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料によって、
上記目的が達成された。
青感性ハロゲン化銀乳剤層(以下適宜「青感性層」と称
することもある)、緑感性ハロゲン化銀乳剤層(以下適
宜「緑感性層」と称することもある)、及び赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤層(以下適宜「赤感性層」と称することも
ある)を有するカラー感光材料において、該青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層の濃度DB=最低濃度DBmin+0.
7を与える分光感度分布の最高感度を与える波長λBm
axが 410nm≦λBmax≦470nm であり、かつ480nmにおける感度SB480 がλBm
axにおける感度SBmaxの35%以下であり、か
つ、該緑感性層の濃度DG=最低濃度DGmin+0.
7を与える分光感度分布の最高感度を与える波長λGm
axが 530nm≦λGmax≦560nm であり、かつ500nmにおける感度SG500 がλGm
axにおける感度SGmaxの25%以上であることを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料によって、
上記目的が達成された。
【0019】以下に更に詳しく本発明について説明す
る。
る。
【0020】本発明において、分光感度分布とは、感光
材料に400nm〜700nmまで、数nm間隔でのス
ペクトル光で露光を与え、各波長で一定濃度を与える露
光量を各波長での感度とし、その感度を波長の関数とし
たものである。
材料に400nm〜700nmまで、数nm間隔でのス
ペクトル光で露光を与え、各波長で一定濃度を与える露
光量を各波長での感度とし、その感度を波長の関数とし
たものである。
【0021】本発明において、青感性層及び緑感性層の
分光感度分布を上記の本発明の構成にするのには、適宜
の手段を任意に用いることができる。
分光感度分布を上記の本発明の構成にするのには、適宜
の手段を任意に用いることができる。
【0022】例えば、分光増感色素を用いることによっ
て、かかる分光感度分布を得ることができる。
て、かかる分光感度分布を得ることができる。
【0023】以下各々の感色性層について述べる。
【0024】本発明の感光材料において、青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層の分光感度分布は、該青感性層の最低濃度
+0.7の濃度を与える分光感度分布において最大感度
を与える波長が415〜470nmにあり、かつ同分光
感度分布の480nmでの感度が同分光感度分布の最大
感度波長での感度の35%以下、好ましくは25%以下
であるものである。
ン化銀乳剤層の分光感度分布は、該青感性層の最低濃度
+0.7の濃度を与える分光感度分布において最大感度
を与える波長が415〜470nmにあり、かつ同分光
感度分布の480nmでの感度が同分光感度分布の最大
感度波長での感度の35%以下、好ましくは25%以下
であるものである。
【0025】青感性ハロゲン化銀乳剤層の分光感度分布
を本発明に従う形状に与える手段は、一つは、任意のハ
ロゲン化銀に対し目的とする波長域に吸収スペクトルを
持つ増感色素でスペクトル増感せしめる手段がある。
を本発明に従う形状に与える手段は、一つは、任意のハ
ロゲン化銀に対し目的とする波長域に吸収スペクトルを
持つ増感色素でスペクトル増感せしめる手段がある。
【0026】または増感色素を用いずハロゲン化銀のハ
ロゲン組成やその分布を適性化し目的とするスペクトル
感度を持たせる手段、更には感光材料中に適当な光学吸
収剤を用いて目的とするスペクトル感度分布に調整する
手段等がある。
ロゲン組成やその分布を適性化し目的とするスペクトル
感度を持たせる手段、更には感光材料中に適当な光学吸
収剤を用いて目的とするスペクトル感度分布に調整する
手段等がある。
【0027】また、もちろんこれらの方法を併せ用いて
もよい。
もよい。
【0028】以下に本発明の感光材料の青感性ハロゲン
化銀乳剤層に用いて上記分光感度分布をえるための増感
色素の具体例を示すが、これらに限定されるものではな
い。
化銀乳剤層に用いて上記分光感度分布をえるための増感
色素の具体例を示すが、これらに限定されるものではな
い。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【0029】次に、本発明のカラー写真感光材料は、そ
の緑感性層の濃度DG=最低濃度DGmin+0.7を
与える分光感度分布の最高感度を与える波長λGmax
が 530nm≦λGmax≦560nm であり、かつ500nmにおける感度SG500 がλGm
axにおける感度SGmaxの25%以上であるもので
ある。
の緑感性層の濃度DG=最低濃度DGmin+0.7を
与える分光感度分布の最高感度を与える波長λGmax
が 530nm≦λGmax≦560nm であり、かつ500nmにおける感度SG500 がλGm
axにおける感度SGmaxの25%以上であるもので
ある。
【0030】緑感性層の分光感度分布を上記本発明の範
囲とするには、緑感性層に以下のような増感色素を単独
または組み合わせて使用することによりこれを容易に実
現できる。
囲とするには、緑感性層に以下のような増感色素を単独
または組み合わせて使用することによりこれを容易に実
現できる。
【0031】以下に緑感性層に使用できる増感色素の具
体例を示す。しかし、これらの増感色素に限定されるも
のではない。
体例を示す。しかし、これらの増感色素に限定されるも
のではない。
【0032】なお増感色素の添加量は、所望の分光感度
分布を得るために最適の量とすればよい。一般に、緑感
性乳剤層に用いる増感色素の好ましい総添加量は、銀1
モル当たり1×10-5〜5×10-3モルである。
分布を得るために最適の量とすればよい。一般に、緑感
性乳剤層に用いる増感色素の好ましい総添加量は、銀1
モル当たり1×10-5〜5×10-3モルである。
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0033】本発明のカラー写真感光材料において、好
ましい緑感性層の分光感度を実現するため、イエローフ
ィルターを用いることができる。
ましい緑感性層の分光感度を実現するため、イエローフ
ィルターを用いることができる。
【0034】イエローフィルターとしては、通常使用さ
れるコロイド銀粒子を用いることができる。また、コロ
イド銀粒子の代わりにイエローカラードマゼンタカプラ
ーや、黄色の耐拡散性有機染料を使用することができ
る。
れるコロイド銀粒子を用いることができる。また、コロ
イド銀粒子の代わりにイエローカラードマゼンタカプラ
ーや、黄色の耐拡散性有機染料を使用することができ
る。
【0035】用いることができるイエローカラードマゼ
ンタカプラーは、公知のものの中から任意に選択可能で
あり特に限定されるものではないが、好ましい例とし
て、以下のものを挙げることができる。
ンタカプラーは、公知のものの中から任意に選択可能で
あり特に限定されるものではないが、好ましい例とし
て、以下のものを挙げることができる。
【化13】
【0036】上記のイエローカラードマゼンタカプラー
をイエローフィルターに導入する方法としては、一般に
カプラーをハロゲン化銀乳剤層に導入する公知の方法を
用いることができる。
をイエローフィルターに導入する方法としては、一般に
カプラーをハロゲン化銀乳剤層に導入する公知の方法を
用いることができる。
【0037】例えば米国特許第2,322,027号に
記載の方法等を用いることができる。また、特公昭51
−39853号、特開昭51−59943号に記載の重
合物による分散法を使用してもよい。
記載の方法等を用いることができる。また、特公昭51
−39853号、特開昭51−59943号に記載の重
合物による分散法を使用してもよい。
【0038】用いることができる黄色の耐拡散性有機染
料は、公知のものの中から任意に選択可能であり特に限
定されるものではない。
料は、公知のものの中から任意に選択可能であり特に限
定されるものではない。
【0039】好ましい例として、以下のものを挙げるこ
とができる。
とができる。
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【0040】上記の耐拡散性有機染料をイエローフィル
ターに導入する方法としては、公知の方法が使用でき
る。例えば、用いる有機染料が油溶性の時には、前記の
イエローカラードマゼンタカプラーを導入する方法と同
様に、また有機染料が水溶性の場合には、水溶液または
アルカリ性水溶性として親水性コロイド中に導入するこ
とができる。
ターに導入する方法としては、公知の方法が使用でき
る。例えば、用いる有機染料が油溶性の時には、前記の
イエローカラードマゼンタカプラーを導入する方法と同
様に、また有機染料が水溶性の場合には、水溶液または
アルカリ性水溶性として親水性コロイド中に導入するこ
とができる。
【0041】本発明において好ましい緑感性層の分光感
度を実現するために、コロイド銀粒子、イエローカラー
ドマゼンタカプラー及び有機染料の添加量を、適宜最適
に調整することができる。
度を実現するために、コロイド銀粒子、イエローカラー
ドマゼンタカプラー及び有機染料の添加量を、適宜最適
に調整することができる。
【0042】本発明のカラー写真感光材料に用いるハロ
ゲン化銀乳剤は、常法により化学増感することができ
る。
ゲン化銀乳剤は、常法により化学増感することができ
る。
【0043】ハロゲン化銀乳剤には、かぶり防止剤、安
定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利である(但し、これに
限られない)。
定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利である(但し、これに
限られない)。
【0044】乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬
膜することができ、また、可塑剤、水不溶性または難溶
性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させるこ
とができる。
膜することができ、また、可塑剤、水不溶性または難溶
性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させるこ
とができる。
【0045】本発明は、カラーネガフィルム、カラーリ
バーサルフィルム等に好ましく適用できる。
バーサルフィルム等に好ましく適用できる。
【0046】本発明のカラー写真用感光材料の乳剤層に
は、一般に発色用のカプラーが用いられる。
は、一般に発色用のカプラーが用いられる。
【0047】更に補正の効果を有しているカラードカプ
ラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリ
ングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲ
ン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、かぶり剤、かぶり防止
剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真
的に有用なフラグメントを放出する化学物質等を任意に
用いることができる。
ラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリ
ングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲ
ン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、かぶり剤、かぶり防止
剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真
的に有用なフラグメントを放出する化学物質等を任意に
用いることができる。
【0048】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層、イラジエーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/または乳剤層中に
は、現像処理中に感光材料から流出するかもしくは漂白
される染料が含有させられてもよい。
ン防止層、イラジエーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/または乳剤層中に
は、現像処理中に感光材料から流出するかもしくは漂白
される染料が含有させられてもよい。
【0049】感光材料には、ホルマリンスカベンジャ
ー、螢光増白剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活
性剤、色かぶり防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白
促進剤を添加できる。
ー、螢光増白剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活
性剤、色かぶり防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白
促進剤を添加できる。
【0050】支持体としては、ポリエチレン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロース等任意のものを用いること
ができる。
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロース等任意のものを用いること
ができる。
【0051】本発明のカラー感光材料を用いて色素画像
を得るには、露光後、通常知られているカラー写真処理
を行う手段によることができる。
を得るには、露光後、通常知られているカラー写真処理
を行う手段によることができる。
【0052】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0053】以下の全ての実施例において、ハロゲン化
銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1m2
当りのグラム数を示す。また、ハロゲン化銀及びコロイ
ド銀は、銀に換算して示した。
銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1m2
当りのグラム数を示す。また、ハロゲン化銀及びコロイ
ド銀は、銀に換算して示した。
【0054】実施例1 トリアセチルセルロールフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料試料101を作製した。また、後記
のように試料102〜105を作製した。
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料試料101を作製した。また、後記
のように試料102〜105を作製した。
【0055】 試料101(比較) 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀 0.20 UV吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 ゼラチン 1.5 第2層;中間層(IL−1) UV吸収剤(UV−1) 0.04 高沸点溶媒(Oil−1) 0.04 ゼラチン 1.2 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.6 増感色素(SD−1) 3.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 1.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 3.0×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.65 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.12 DIR化合物(D−1) 0.004 DIR化合物(D−2) 0.04 高沸点溶媒(Oil−1) 0.6 ゼラチン 1.5 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.8 増感色素(SD−1) 1.8×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 1.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 1.8×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) 0.13 シアンカプラー(C−3) 0.02 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−2) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.2 ゼラチン 1.3 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.7 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.8 増感色素(OD−1) 3.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 5.0×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.5 マゼンタカプラー(M−2) 0.05 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.1 DIR化合物(D−3) 0.02 DIR化合物(D−4) 0.005 高沸点溶媒(Oil−2) 0.4 ゼラチン 1.0 第7層;高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.9 増感色素(OD−1) 1.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 2.5×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−2) 0.09 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.03 DIR化合物(D−3) 0.05 高沸点溶媒(Oil−2) 0.3 ゼラチン 1.0 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 色汚染防止剤(SC−1) 0.1 高沸点溶媒(Oil−3) 0.1 ゼラチン 0.8 第9層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.5 増感色素(SD−5) 0.6×10-3(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.5 イエローカプラー(Y−2) 0.2 DIR化合物(D−2) 0.02 高沸点溶媒(Oil−3) 0.3 ゼラチン 1.0 第10層;高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.55 増感色素(SD−5) 0.35×10-3(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ゼラチン 0.8 第11層;第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μmAgI2モル%)0.4 UV吸収剤(UV−1) 0.10 UV吸収剤(UV−2) 0.05 高沸点溶媒(Oil−1) 0.1 高沸点溶媒(Oil−4) 0.1 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.5 ホルマリンスカベンジャー(HS−2) 0.2 ゼラチン 1.0 第12層;第2保護層(PRO−2) アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.05 ゼラチン 0.5
【0056】尚上記組成物の他に、塗布助剤Su−1、
Su−2、分散助剤Su−3及びSu−4、硬膜剤H−
1,H−2、すべり剤WAX−1、安定剤ST−1、か
ぶり防止剤AF−1、Mw:10,000及びMw:
1,100,000の2種のAF−2を添加した。
Su−2、分散助剤Su−3及びSu−4、硬膜剤H−
1,H−2、すべり剤WAX−1、安定剤ST−1、か
ぶり防止剤AF−1、Mw:10,000及びMw:
1,100,000の2種のAF−2を添加した。
【0057】上記試料に用いた乳剤は、下記のとおりで
ある。 Em−1 平均粒径0.27μm, 平均沃化銀含有率7.0モル%, 単分散性(分布の広さ18%)の外縁相の沃化銀含有率
が1モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−2 平均粒径0.38μm, 平均沃化銀含有率7.0モル%, 単分散性(分布の広さ18%)の外縁相の沃化銀含有率
が0.5モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−3 平均粒径0.45μm, 平均沃化銀含有率8.0モル%, 単分散性(分布の広さ16%)の外縁相の沃化銀含有率
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤
ある。 Em−1 平均粒径0.27μm, 平均沃化銀含有率7.0モル%, 単分散性(分布の広さ18%)の外縁相の沃化銀含有率
が1モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−2 平均粒径0.38μm, 平均沃化銀含有率7.0モル%, 単分散性(分布の広さ18%)の外縁相の沃化銀含有率
が0.5モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−3 平均粒径0.45μm, 平均沃化銀含有率8.0モル%, 単分散性(分布の広さ16%)の外縁相の沃化銀含有率
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤
【0058】Em−4 平均粒径0.27μm, 平均沃化銀含有率3.0モル%, 単分散性(分布の広さ17%)の外縁相の沃化銀含有率
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−5 平均粒径0.45μm, 平均沃化銀含有率3.0モル%, 単分散性(分布の広さ16%)の外縁相の沃化銀含有率
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤 Em−5 平均粒径0.45μm, 平均沃化銀含有率3.0モル%, 単分散性(分布の広さ16%)の外縁相の沃化銀含有率
が1.0モル%のコア/シェル型沃臭化銀乳剤
【式1】
【0059】また、上記試料に用いた化合物は、下記の
とおりである。
とおりである。
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【0060】試料102(比較) 試料101に対して下記の変更を行った試料を試料10
2とした。第9、10層の増感色素SD−5をA−7に
変更する。
2とした。第9、10層の増感色素SD−5をA−7に
変更する。
【0061】試料103(比較) 試料101に対して下記の変更を行った試料を試料10
3とした。 (1)第6層の増感色素を以下のように変更する。 増感色素(OD−1) 1.0×10-4 (モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 5.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−20) 2.0×10-4(モル/銀1モル) (2)第7層の増感色素を以下のように変更する。 増感色素(OD−1) 0.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−20) 1.0×10-4(モル/銀1モル)
3とした。 (1)第6層の増感色素を以下のように変更する。 増感色素(OD−1) 1.0×10-4 (モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 5.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−20) 2.0×10-4(モル/銀1モル) (2)第7層の増感色素を以下のように変更する。 増感色素(OD−1) 0.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−2) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(OD−20) 1.0×10-4(モル/銀1モル)
【0062】試料104 (本発明) 試料103に対して下記の変更を行った試料を試料10
4とした。第9、10層の増感色素SD−5をA−7に
変更する。
4とした。第9、10層の増感色素SD−5をA−7に
変更する。
【0063】試料105 (本発明) 試料104に対して下記の変更を行った試料を105と
した。第9層のEm−1をEm−4に、第10層のEm
−3をEm−5に変更した。
した。第9層のEm−1をEm−4に、第10層のEm
−3をEm−5に変更した。
【0064】このようにして作製した各試料No.101
〜105を用いて、マクベス社製カラーレンディション
チャートと青緑色を有する布地を同時に撮影した後、下
記の現像処理を行った。
〜105を用いて、マクベス社製カラーレンディション
チャートと青緑色を有する布地を同時に撮影した後、下
記の現像処理を行った。
【0065】処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾 燥
【0066】各処理工程において使用した処理液組成は
下記の通りである。 <発色現像液> 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ エチル)アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1lとする。(pH=10.1) <漂白液> エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10ml 水を加えて1lとし、アンモニウム水を用いてpH=6.0に調整する。 <定着液> チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。 <安定液> ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
下記の通りである。 <発色現像液> 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ エチル)アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1lとする。(pH=10.1) <漂白液> エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10ml 水を加えて1lとし、アンモニウム水を用いてpH=6.0に調整する。 <定着液> チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。 <安定液> ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
【0067】得られたフィルムから、光学濃度0.7の
グレーが同じ濃度になるようにカラーペーパー(コニカ
カラーPCペーパータイプSR)にプリントし、カラー
画像を得、該画像の各色再現の内、青緑色を有する布地
(BG)、マクベスカラーチャートの緑色(G)につい
て、オリジナルのチャートや布と比較し、色相と色純度
を判断し、結果をまとめたものが表1である。表1に示
すように、本発明に係る試料は、青緑色、緑色の色相再
現性が改良され、緑色の色純度が向上し、色再現性にす
ぐれていることがわかる。
グレーが同じ濃度になるようにカラーペーパー(コニカ
カラーPCペーパータイプSR)にプリントし、カラー
画像を得、該画像の各色再現の内、青緑色を有する布地
(BG)、マクベスカラーチャートの緑色(G)につい
て、オリジナルのチャートや布と比較し、色相と色純度
を判断し、結果をまとめたものが表1である。表1に示
すように、本発明に係る試料は、青緑色、緑色の色相再
現性が改良され、緑色の色純度が向上し、色再現性にす
ぐれていることがわかる。
【表1】その1
【表1】その2
【表1】その3
【0068】
【発明の効果】上述の如く本発明のカラー写真感光材料
は、被写体の色再現において色相、特に青緑色、緑色の
被写体の色相を忠実に再現し得、また、色純度、特に緑
色の被写体の色純度を向上させることができるという効
果を有する。
は、被写体の色再現において色相、特に青緑色、緑色の
被写体の色相を忠実に再現し得、また、色純度、特に緑
色の被写体の色純度を向上させることができるという効
果を有する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−160448(JP,A) 特開 昭62−160449(JP,A) 特開 昭64−19346(JP,A) 特開 平1−237654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/20
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上に、各々少なくとも1層の青感性
ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び
赤感性ハロゲン化銀乳剤層を有するカラー感光材料にお
いて、 該青感性ハロゲン化銀乳剤層の濃度DB=最低濃度DB
min+0.7を与える分光感度分布の最高感度を与え
る波長λBmaxが 415nm≦λBmax≦470nm であり、かつ480nmにおける感度SB480 がλBm
axにおける感度SBmaxの35%以下であり、 かつ、該緑感性ハロゲン化銀乳剤層の濃度DG=最低濃
度DGmin+0.7を与える分光感度分布の最高感度
を与える波長λGmaxが 530nm≦λGmax≦560nm であり、かつ500nmにおける感度SG500 がλGm
axにおける感度SGmaxの25%以上であることを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042530A JP2926662B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 色相再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
US07/832,934 US5206124A (en) | 1991-02-14 | 1992-02-11 | Light-sensitive silver halide color photographic material |
EP92102269A EP0499209A1 (en) | 1991-02-14 | 1992-02-11 | Light-sensitive silver halide color photographic material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042530A JP2926662B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 色相再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540330A JPH0540330A (ja) | 1993-02-19 |
JP2926662B2 true JP2926662B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=12638635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042530A Expired - Lifetime JP2926662B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 色相再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5206124A (ja) |
EP (1) | EP0499209A1 (ja) |
JP (1) | JP2926662B2 (ja) |
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JPH0695284A (ja) * | 1992-09-16 | 1994-04-08 | Konica Corp | ポジ型カラー感光材料及び画像形成方法 |
US5434038A (en) * | 1994-03-31 | 1995-07-18 | Eastman Kodak Company | Photographic image display material |
US5460928A (en) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Eastman Kodak Company | Photographic element containing particular blue sensitized tabular grain emulsion |
US5582960A (en) * | 1995-02-17 | 1996-12-10 | Eastman Kodak Company | Photographic print material |
US6225037B1 (en) | 1998-08-05 | 2001-05-01 | Eastman Kodak Company | Photographic film element with broad blue sensitivity |
US6093526A (en) * | 1999-03-01 | 2000-07-25 | Eastman Kodak Company | Photographic film element containing an emulsion with broadened green responsivity |
US6296994B1 (en) | 1999-03-01 | 2001-10-02 | Eastman Kodak Company | Photographic elements for colorimetrically accurate recording intended for scanning |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5159695A (ja) * | 1974-11-21 | 1976-05-24 | Glory Kogyo Kk | Jidohanbaiki |
JPS59131937A (ja) * | 1983-01-19 | 1984-07-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀多層カラ−写真感光材料 |
JPH0627933B2 (ja) * | 1985-04-09 | 1994-04-13 | 富士写真フイルム株式会社 | カラ−写真感光材料 |
JPH0614177B2 (ja) * | 1986-10-03 | 1994-02-23 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 |
JPH01123832A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-16 | Tokyo Inst Of Technol | 芳香族ポリアミド−イミド樹脂の製造方法 |
JPH01281566A (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 料理の自動加工調理自動販売システム |
JPH01281565A (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 料理の自動加工調理自動販売装置 |
JP2554365B2 (ja) * | 1988-09-09 | 1996-11-13 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
US5180657A (en) * | 1989-12-22 | 1993-01-19 | Konica Corporation | Color photographic light-sensitive material offering excellent hue reproduction |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP3042530A patent/JP2926662B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-02-11 US US07/832,934 patent/US5206124A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-02-11 EP EP92102269A patent/EP0499209A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0540330A (ja) | 1993-02-19 |
US5206124A (en) | 1993-04-27 |
EP0499209A1 (en) | 1992-08-19 |
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