JP2923399B2 - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JP2923399B2 JP2923399B2 JP4290137A JP29013792A JP2923399B2 JP 2923399 B2 JP2923399 B2 JP 2923399B2 JP 4290137 A JP4290137 A JP 4290137A JP 29013792 A JP29013792 A JP 29013792A JP 2923399 B2 JP2923399 B2 JP 2923399B2
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- Japan
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- drive motor
- dehydration
- frequency
- power supply
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、50Hzおよび60H
zの電源周波数が共用できる洗濯機において、特に、脱
水工程時の駆動制御に関する。
zの電源周波数が共用できる洗濯機において、特に、脱
水工程時の駆動制御に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、洗濯機では、駆動モータの駆動
力によりパルセータおよび脱水槽を回転させるようにな
っているが、電源周波数が50Hzの地域と60Hzの
地域とでは駆動モータの回転数が異なるので、同一使用
ではパルセータあるいは脱水槽の回転数も異なる。例え
ば、50Hzの地域では、回転数が少なく脱水効率が悪
くなる。60Hzの地域では、過回転により振動騒音が
大きく、ひいては機器の寿命を縮める等、良好な運転状
態が得られない問題がある。
力によりパルセータおよび脱水槽を回転させるようにな
っているが、電源周波数が50Hzの地域と60Hzの
地域とでは駆動モータの回転数が異なるので、同一使用
ではパルセータあるいは脱水槽の回転数も異なる。例え
ば、50Hzの地域では、回転数が少なく脱水効率が悪
くなる。60Hzの地域では、過回転により振動騒音が
大きく、ひいては機器の寿命を縮める等、良好な運転状
態が得られない問題がある。
【0003】そこで、本出願人は、特願平3−9677
5号で提案したように、50Hz仕様の全自動洗濯機を
60Hzの電源周波数にも適応させて共用するために、
洗濯時には、駆動モータの駆動時間あるいは停止時間を
制御して設定時間内でのパルセータの回転数を電源周波
数にかかわらず同じにしている。
5号で提案したように、50Hz仕様の全自動洗濯機を
60Hzの電源周波数にも適応させて共用するために、
洗濯時には、駆動モータの駆動時間あるいは停止時間を
制御して設定時間内でのパルセータの回転数を電源周波
数にかかわらず同じにしている。
【0004】また、電源周波数が60Hzのときの脱水
時には、図6の如く、脱水工程が開始されて脱水槽内に
水がないと確認されると、駆動モータおよび駆動モータ
の始動用コンデンサがオンし、脱水回転数が850rp
mに達すれば駆動モータと始動用コンデンサを同時にオ
フする。そして、脱水回転数が低下して洗濯物の容量別
に設定された設定回転数Xになれば、駆動モータだけを
オンする。この繰り返しを脱水工程時間終了まで行な
う。この時、駆動モータをオンしても回転数が上がら
ず、脱水回転数が500rpm以下になれば始動用コン
デンサをオンし、脱水回転数を上げる。脱水回転数が8
50rpm以上になると、駆動モータおよび始動用コン
デンサをオフして、再度上記動作を繰り返している。
時には、図6の如く、脱水工程が開始されて脱水槽内に
水がないと確認されると、駆動モータおよび駆動モータ
の始動用コンデンサがオンし、脱水回転数が850rp
mに達すれば駆動モータと始動用コンデンサを同時にオ
フする。そして、脱水回転数が低下して洗濯物の容量別
に設定された設定回転数Xになれば、駆動モータだけを
オンする。この繰り返しを脱水工程時間終了まで行な
う。この時、駆動モータをオンしても回転数が上がら
ず、脱水回転数が500rpm以下になれば始動用コン
デンサをオンし、脱水回転数を上げる。脱水回転数が8
50rpm以上になると、駆動モータおよび始動用コン
デンサをオフして、再度上記動作を繰り返している。
【0005】この種の全自動洗濯機において、脱水槽の
回転数を検知する手段には、図7の如く、脱水槽に接続
された従動側プーリ1の下面に配置されたマグネット2
と、該マグネット2の下面に近接するよう動力伝達機構
のケース3から垂下された保持板4に設置されたリード
スイッチ5とが使用されている。
回転数を検知する手段には、図7の如く、脱水槽に接続
された従動側プーリ1の下面に配置されたマグネット2
と、該マグネット2の下面に近接するよう動力伝達機構
のケース3から垂下された保持板4に設置されたリード
スイッチ5とが使用されている。
【0006】そして、脱水槽の回転数は、脱水工程時に
ける従動側プーリ1の回転によりマグネット2がリード
スイッチ5に近接離間し、このときのリードスイッチ5
のオンオフ信号により検出されていた。
ける従動側プーリ1の回転によりマグネット2がリード
スイッチ5に近接離間し、このときのリードスイッチ5
のオンオフ信号により検出されていた。
【0007】なお、図7中、6は駆動モータ、7はモー
タ軸、8は駆動側プーリ、9はVベルト、10は洗い
軸、11は脱水軸、12はスプリングクラッチである。
タ軸、8は駆動側プーリ、9はVベルト、10は洗い
軸、11は脱水軸、12はスプリングクラッチである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の全自動洗濯機に
おいては、脱水槽の回転数を検知するため、マグネット
2およびリードスイッチ5等の部材が必要であり、コス
ト高となっていた。また、洗濯機に50Hzおよび60
Hzの電源周波数の共用を可能とする機能を付加すると
き、脱水槽の回転検知方式を採用した洗濯機でなければ
ならず、使用範囲が狭くなっていた。
おいては、脱水槽の回転数を検知するため、マグネット
2およびリードスイッチ5等の部材が必要であり、コス
ト高となっていた。また、洗濯機に50Hzおよび60
Hzの電源周波数の共用を可能とする機能を付加すると
き、脱水槽の回転検知方式を採用した洗濯機でなければ
ならず、使用範囲が狭くなっていた。
【0009】さらに、始動用コンデンサをオフした状態
で、駆動モータ7をオンオフさせるため、モータトルク
が弱くなりやすい。その結果、負荷(洗濯物)状態や駆
動モータ7のトルク不足により、パルセータや脱水槽の
回転数が低下しやすくなっていた。また、始動用コンデ
ンサをオフした状態で駆動モータ7をオンすると、使用
者が気になる駆動モータ7からの電磁音が発生すること
があった。
で、駆動モータ7をオンオフさせるため、モータトルク
が弱くなりやすい。その結果、負荷(洗濯物)状態や駆
動モータ7のトルク不足により、パルセータや脱水槽の
回転数が低下しやすくなっていた。また、始動用コンデ
ンサをオフした状態で駆動モータ7をオンすると、使用
者が気になる駆動モータ7からの電磁音が発生すること
があった。
【0010】本発明は、上記に鑑み、安価に電源周波数
の共有化が行える洗濯機の提供を目的とする。
の共有化が行える洗濯機の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、電源周波数が60Hzのとき、脱水工程時に駆動
モータ25をオンしたまま始動用コンデンサ29を容量
検知手段からの容量検知信号に応じて設定された通電タ
イミングによりオンオフ制御するものである。
段は、電源周波数が60Hzのとき、脱水工程時に駆動
モータ25をオンしたまま始動用コンデンサ29を容量
検知手段からの容量検知信号に応じて設定された通電タ
イミングによりオンオフ制御するものである。
【0012】
【0013】
【作用】上記課題解決手段において、電源周波数が60
Hzと判別された時の脱水工程時に、駆動モータ25お
よび始動用コンデンサ29に通電されると、脱水槽23
の脱水回転が始まる。
Hzと判別された時の脱水工程時に、駆動モータ25お
よび始動用コンデンサ29に通電されると、脱水槽23
の脱水回転が始まる。
【0014】ここで、駆動モータ25をオンさせたま
ま、洗濯物の容量に応じた通電タイミングに従って始動
用コンデンサ29をオフにすると、トルク不足となり駆
動モータ25の回転数が下降する。洗濯物の容量区分別
に通電タイミングを変えているのは、負荷(容量)が多
ければ脱水回転の上昇速度が遅くなり、負荷が少なくな
るにつれて脱水回転の上昇速度が早くなるためである。
ま、洗濯物の容量に応じた通電タイミングに従って始動
用コンデンサ29をオフにすると、トルク不足となり駆
動モータ25の回転数が下降する。洗濯物の容量区分別
に通電タイミングを変えているのは、負荷(容量)が多
ければ脱水回転の上昇速度が遅くなり、負荷が少なくな
るにつれて脱水回転の上昇速度が早くなるためである。
【0015】そして、始動用コンデンサ29を再びオン
にすると、駆動モータ25の回転数が上がる。その後、
始動用コンデンサ29をオフにすると、再び駆動モータ
25の回転数が下がる。この通電タイミングに従った始
動用コンデンサ29のオンオフ制御を脱水工程時間終了
まで繰り返し行なう。
にすると、駆動モータ25の回転数が上がる。その後、
始動用コンデンサ29をオフにすると、再び駆動モータ
25の回転数が下がる。この通電タイミングに従った始
動用コンデンサ29のオンオフ制御を脱水工程時間終了
まで繰り返し行なう。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す全自動洗濯機
の脱水工程のフローチャート、図2は全自動洗濯機の概
略構成図、図3は全自動洗濯機の駆動機構の要部構成
図、図4は駆動モータの電気回路図、図5は制御部の入
出力を示すブロック図である。
の脱水工程のフローチャート、図2は全自動洗濯機の概
略構成図、図3は全自動洗濯機の駆動機構の要部構成
図、図4は駆動モータの電気回路図、図5は制御部の入
出力を示すブロック図である。
【0017】本実施例の全自動洗濯機の構成を図2,3
に基づいて説明する。図2において、21は洗濯機本
体、22は水槽、23は脱水槽、24は脱水槽23の底
部全面に配されたパルセータ、25は水槽22の底部に
固設された正逆回転可能な駆動モータである。
に基づいて説明する。図2において、21は洗濯機本
体、22は水槽、23は脱水槽、24は脱水槽23の底
部全面に配されたパルセータ、25は水槽22の底部に
固設された正逆回転可能な駆動モータである。
【0018】駆動モータ25の駆動モータ軸31には、
図3の如く、プーリ片32と冷却ファン33とがねじ3
4によって一体的に取り付けられてなる駆動側プーリ3
5が直結されている。また、パルセータ24に減速機構
36を介して接続された洗い軸37には、従動側プーリ
38が直結され、駆動側プーリ35と従動側プーリ38
との間には、Vベルト39が掛け巻きされている。な
お、駆動側,従動側プーリ35,38およびVベルト3
9は、50Hz仕様のものが使用されている。
図3の如く、プーリ片32と冷却ファン33とがねじ3
4によって一体的に取り付けられてなる駆動側プーリ3
5が直結されている。また、パルセータ24に減速機構
36を介して接続された洗い軸37には、従動側プーリ
38が直結され、駆動側プーリ35と従動側プーリ38
との間には、Vベルト39が掛け巻きされている。な
お、駆動側,従動側プーリ35,38およびVベルト3
9は、50Hz仕様のものが使用されている。
【0019】水槽22の下方には、この駆動モータ25
の回転力を脱水槽23に選択的に伝達するクラッチ機構
40が配されている。このクラッチ機構40は、洗濯工
程時に脱水槽23の回転を阻止するよう脱水槽23に直
結された脱水軸41に係合するクラッチレバー42と、
脱水工程時に洗い軸37の回転力を脱水軸41に伝える
スプリングクラッチ43とを備えている。
の回転力を脱水槽23に選択的に伝達するクラッチ機構
40が配されている。このクラッチ機構40は、洗濯工
程時に脱水槽23の回転を阻止するよう脱水槽23に直
結された脱水軸41に係合するクラッチレバー42と、
脱水工程時に洗い軸37の回転力を脱水軸41に伝える
スプリングクラッチ43とを備えている。
【0020】これにより、脱水運転を行なう際には、図
示しない排水弁を開閉するソレノイド44によりクラッ
チレバー42が揺動され、脱水軸41とクラッチレバー
42の係合が解除される。そして、駆動モータ25の駆
動力がスプリングクラッチ43を介して脱水軸41に伝
達され、従動側プーリ38と脱水槽23とが同じ回転数
で回転することになる。
示しない排水弁を開閉するソレノイド44によりクラッ
チレバー42が揺動され、脱水軸41とクラッチレバー
42の係合が解除される。そして、駆動モータ25の駆
動力がスプリングクラッチ43を介して脱水軸41に伝
達され、従動側プーリ38と脱水槽23とが同じ回転数
で回転することになる。
【0021】駆動モータ25は、図4の如く、コンデン
サモータからなり、主巻線26および補助巻線27に運
転用コンデンサ28が接続され、運転用コンデンサ28
に始動用コンデンサ29および始動スイッチ29aが並
列に接続されている。なお、30は、モータ反転用スイ
ッチであり、駆動モータ25の正逆回転を可能としてい
る。
サモータからなり、主巻線26および補助巻線27に運
転用コンデンサ28が接続され、運転用コンデンサ28
に始動用コンデンサ29および始動スイッチ29aが並
列に接続されている。なお、30は、モータ反転用スイ
ッチであり、駆動モータ25の正逆回転を可能としてい
る。
【0022】また、洗濯機本体21には、電源周波数が
50Hzか60Hzかを検出する周波数検出装置45
と、検出された電源周波数に応じて各洗濯工程を実行す
る制御部50が配されている。
50Hzか60Hzかを検出する周波数検出装置45
と、検出された電源周波数に応じて各洗濯工程を実行す
る制御部50が配されている。
【0023】周波数検出装置45は、周波数計等の既知
なものを用いている。制御部50は、マイクロコンピュ
ータからなり、図5の如く、入力側に周波数検出装置4
5,操作スイッチ51,上蓋の開閉に連動する安全スイ
ッチ52,水位検知手段としての圧力スイッチ53,動
作タイミングを取るためのリセット回路54,クロック
回路55が接続され、出力側に各種表示回路56,駆動
モータ25を駆動させるためのトライアック、トランジ
スタ等からなるモータ回転駆動回路57,ソレノイド4
4を駆動するためのソレノイド駆動回路58,前記始動
スイッチ29aが接続されている。
なものを用いている。制御部50は、マイクロコンピュ
ータからなり、図5の如く、入力側に周波数検出装置4
5,操作スイッチ51,上蓋の開閉に連動する安全スイ
ッチ52,水位検知手段としての圧力スイッチ53,動
作タイミングを取るためのリセット回路54,クロック
回路55が接続され、出力側に各種表示回路56,駆動
モータ25を駆動させるためのトライアック、トランジ
スタ等からなるモータ回転駆動回路57,ソレノイド4
4を駆動するためのソレノイド駆動回路58,前記始動
スイッチ29aが接続されている。
【0024】この制御部50には、脱水槽23内の洗濯
物の容量を検知する容量検知手段と、周波数検出装置4
5からの出力信号により電源周波数が50Hzか60H
zかを判断する電源周波数判別手段と、検知された洗濯
物の容量に応じて脱水工程時間を設定する時間設定手段
と、電源周波数が50Hzのとき脱水工程時に通常通り
駆動モータ25を設定時間駆動して脱水槽23を回転さ
せる通常脱水手段と、電源周波数が60Hzのとき洗濯
物の容量に応じて脱水工程時の駆動モータ25の始動用
コンデンサ29への通電タイミングを設定する通電タイ
ミング設定手段と、電源周波数が60Hzのとき脱水工
程開始から終了まで駆動モータ25をオンしたまま始動
用コンデンサ29を設定された通電タイミングによりオ
ンオフさせるコンデンサ通電手段とが設けられている。
物の容量を検知する容量検知手段と、周波数検出装置4
5からの出力信号により電源周波数が50Hzか60H
zかを判断する電源周波数判別手段と、検知された洗濯
物の容量に応じて脱水工程時間を設定する時間設定手段
と、電源周波数が50Hzのとき脱水工程時に通常通り
駆動モータ25を設定時間駆動して脱水槽23を回転さ
せる通常脱水手段と、電源周波数が60Hzのとき洗濯
物の容量に応じて脱水工程時の駆動モータ25の始動用
コンデンサ29への通電タイミングを設定する通電タイ
ミング設定手段と、電源周波数が60Hzのとき脱水工
程開始から終了まで駆動モータ25をオンしたまま始動
用コンデンサ29を設定された通電タイミングによりオ
ンオフさせるコンデンサ通電手段とが設けられている。
【0025】なお、制御部50は、洗い,すすぎ工程に
おいては、駆動モータ25の駆動時間あるいは停止時間
を制御して、設定時間内でのパルセータ24の回転数を
電源周波数にかかわらず同じにしている。
おいては、駆動モータ25の駆動時間あるいは停止時間
を制御して、設定時間内でのパルセータ24の回転数を
電源周波数にかかわらず同じにしている。
【0026】前記容量検知手段は、給水前にパルセータ
24を脱水工程時の回転方向と逆方向に回転させるよう
駆動モータ25を駆動させる駆動機能と、駆動停止後の
駆動モータ25の慣性回転時に発生する起電力からパル
ス数を検出するパルス検出機能と、検出された測定パル
ス数から脱水槽23内の洗濯物の負荷容量を判定する容
量判定機能とを備えている。
24を脱水工程時の回転方向と逆方向に回転させるよう
駆動モータ25を駆動させる駆動機能と、駆動停止後の
駆動モータ25の慣性回転時に発生する起電力からパル
ス数を検出するパルス検出機能と、検出された測定パル
ス数から脱水槽23内の洗濯物の負荷容量を判定する容
量判定機能とを備えている。
【0027】また、通電タイミング設定手段では、電源
周波数判別手段により電源周波数が60Hzと判別され
ると、駆動モータ25の回転数が50Hzの通常回転時
の回転数すなわち脱水における理想的な回転数となるよ
う、始動用コンデンサ29のオン時間とオフ時間すなわ
ち通電タイミングを設定するものである。
周波数判別手段により電源周波数が60Hzと判別され
ると、駆動モータ25の回転数が50Hzの通常回転時
の回転数すなわち脱水における理想的な回転数となるよ
う、始動用コンデンサ29のオン時間とオフ時間すなわ
ち通電タイミングを設定するものである。
【0028】上記構成において、周波数検出装置45か
らの出力信号により使用される電源周波数が検出され
る。容量検知手段により洗濯物の容量に応じて洗濯工程
時間,脱水槽23内の水位等が設定され、洗いおよびす
すぎ工程が実行される。
らの出力信号により使用される電源周波数が検出され
る。容量検知手段により洗濯物の容量に応じて洗濯工程
時間,脱水槽23内の水位等が設定され、洗いおよびす
すぎ工程が実行される。
【0029】脱水運転スタートにより排水弁およびソレ
ノイド44に通電され、排水弁が開き、クラッチ機構4
0が切り換えられる。水位検知用の圧力スイッチ53に
より脱水槽23内に水がある場合は排水され、水が無い
ことが確認されると、駆動モータ25および始動用コン
デンサ29に通電され、脱水槽23の脱水回転が始ま
る。
ノイド44に通電され、排水弁が開き、クラッチ機構4
0が切り換えられる。水位検知用の圧力スイッチ53に
より脱水槽23内に水がある場合は排水され、水が無い
ことが確認されると、駆動モータ25および始動用コン
デンサ29に通電され、脱水槽23の脱水回転が始ま
る。
【0030】周波数検出装置45により検出された電源
周波数が60Hzのとき、脱水回転開始から洗濯物の容
量に応じた設定時間A(例えば、高量のとき20秒、中
量のとき15秒、低量のとき10秒)が経過すると、駆
動モータ25をオンさせたまま始動スイッチ29aの切
り換えにより始動用コンデンサ29をオフにする。する
と、駆動モータ25には、十分なトルクが与えられない
ため、回転数が下降する。この洗濯物の容量区分別に設
定時間を変えているのは、負荷(容量)が多ければ脱水
回転の上昇速度が遅くなり、負荷が少なくなるにつれて
脱水回転の上昇速度が早くなるためである。
周波数が60Hzのとき、脱水回転開始から洗濯物の容
量に応じた設定時間A(例えば、高量のとき20秒、中
量のとき15秒、低量のとき10秒)が経過すると、駆
動モータ25をオンさせたまま始動スイッチ29aの切
り換えにより始動用コンデンサ29をオフにする。する
と、駆動モータ25には、十分なトルクが与えられない
ため、回転数が下降する。この洗濯物の容量区分別に設
定時間を変えているのは、負荷(容量)が多ければ脱水
回転の上昇速度が遅くなり、負荷が少なくなるにつれて
脱水回転の上昇速度が早くなるためである。
【0031】始動用コンデンサ29への通電がオフして
から設定時間B(例えば、高量のとき40秒、中量のと
き25秒、低量のとき15秒)が経過すると、始動用コ
ンデンサ29をオンし、下降した駆動モータ25の回転
数を上げる。
から設定時間B(例えば、高量のとき40秒、中量のと
き25秒、低量のとき15秒)が経過すると、始動用コ
ンデンサ29をオンし、下降した駆動モータ25の回転
数を上げる。
【0032】そして、始動用コンデンサ29がオンして
から設定時間C(例えば、高量のとき3秒、中量のとき
2秒、低量のとき1秒)が経過すると、始動用コンデン
サ29をオフにする。すると、駆動モータ25の回転数
が再び下降する。これは、電源周波数が60Hzのとき
に50Hz仕様の洗濯機を使用すると起こる駆動モータ
25の過回転を抑制する。この設定時間B,Cによる始
動用コンデンサ29のオンオフ制御を脱水工程時間終了
まで繰り返し行なう。
から設定時間C(例えば、高量のとき3秒、中量のとき
2秒、低量のとき1秒)が経過すると、始動用コンデン
サ29をオフにする。すると、駆動モータ25の回転数
が再び下降する。これは、電源周波数が60Hzのとき
に50Hz仕様の洗濯機を使用すると起こる駆動モータ
25の過回転を抑制する。この設定時間B,Cによる始
動用コンデンサ29のオンオフ制御を脱水工程時間終了
まで繰り返し行なう。
【0033】なお、各設定時間A,B,Cすなわち始動
用コンデンサ29の通電タイミングは、各容量区分での
駆動モータ25の平均回転数が50Hzのときの最大脱
水回転数800rpmとほぼ同じになるよう設定されて
いる。
用コンデンサ29の通電タイミングは、各容量区分での
駆動モータ25の平均回転数が50Hzのときの最大脱
水回転数800rpmとほぼ同じになるよう設定されて
いる。
【0034】このように、脱水槽23の回転数を検知せ
ずに、始動用コンデンサ29のオンオフ制御を行ってい
るので、従来必要であったリードスイッチやマグネット
等の部材を廃止できる。また、50Hzと60Hzとの
電源周波数を共用化することができるため、電源周波数
にかかわらず同一構成部材で製品組立を行え、銘板,梱
包材の表示等も同じもので統一できる。このため、部品
点数が削減でき、コストダウンが可能となる。
ずに、始動用コンデンサ29のオンオフ制御を行ってい
るので、従来必要であったリードスイッチやマグネット
等の部材を廃止できる。また、50Hzと60Hzとの
電源周波数を共用化することができるため、電源周波数
にかかわらず同一構成部材で製品組立を行え、銘板,梱
包材の表示等も同じもので統一できる。このため、部品
点数が削減でき、コストダウンが可能となる。
【0035】さらに、電源周波数が60Hzのときの脱
水工程時に、駆動モータ25をオンしたまま始動用コン
デンサ29のオンオフで脱水槽23の回転を制御してい
るため、駆動モータ25のオンオフ制御のときと比べ
て、トルク不足により駆動モータ25の回転数を低下さ
せることがなくなる。また、使用者が気になる駆動モー
タ25からの電磁音が発生しにくくなる。
水工程時に、駆動モータ25をオンしたまま始動用コン
デンサ29のオンオフで脱水槽23の回転を制御してい
るため、駆動モータ25のオンオフ制御のときと比べ
て、トルク不足により駆動モータ25の回転数を低下さ
せることがなくなる。また、使用者が気になる駆動モー
タ25からの電磁音が発生しにくくなる。
【0036】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、こ
こでは、全自動洗濯機に適用した例を示したが、二槽式
洗濯機にも適応できる。さらに、ここでは、電源周波数
が50Hzの場合を基準にして駆動モータ25を制御し
たが、逆に60Hzの場合を基準にしてもよい。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、こ
こでは、全自動洗濯機に適用した例を示したが、二槽式
洗濯機にも適応できる。さらに、ここでは、電源周波数
が50Hzの場合を基準にして駆動モータ25を制御し
たが、逆に60Hzの場合を基準にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、脱水槽の回転数を検知せずに50Hzと60H
zの電源周波数を共用化することができるため、従来必
要であった回転数を検知するのに必要な部材を削減で
き、コストダウンが可能となる。
よると、脱水槽の回転数を検知せずに50Hzと60H
zの電源周波数を共用化することができるため、従来必
要であった回転数を検知するのに必要な部材を削減で
き、コストダウンが可能となる。
【0038】さらに、電源周波数が60Hzのときの脱
水工程時には、駆動モータをオンし運転用コンデンサに
通電したまま始動用コンデンサをオンオフ制御している
ため、駆動モータのオンオフ制御のときと比べて、トル
ク不足により駆動モータの回転数を低下させることがな
くなるとともに、回転数の増減が滑らかになり、安定し
た、かつハンチングの少ない回転制御を行うことができ
る。また、使用者が気になる駆動モータからの電磁音が
発生しにくくなる。
水工程時には、駆動モータをオンし運転用コンデンサに
通電したまま始動用コンデンサをオンオフ制御している
ため、駆動モータのオンオフ制御のときと比べて、トル
ク不足により駆動モータの回転数を低下させることがな
くなるとともに、回転数の増減が滑らかになり、安定し
た、かつハンチングの少ない回転制御を行うことができ
る。また、使用者が気になる駆動モータからの電磁音が
発生しにくくなる。
【図1】本発明の一実施例を示す全自動洗濯機の脱水工
程のフローチャート
程のフローチャート
【図2】全自動洗濯機の概略構成図
【図3】全自動洗濯機の駆動機構の要部構成図
【図4】駆動モータの電気回路図
【図5】制御部の入出力を示すブロック図
【図6】従来の全自動洗濯機の脱水工程のフローチャー
ト
ト
【図7】従来の全自動洗濯機の駆動機構の要部構成図
23 脱水槽 25 駆動モータ 29 始動用コンデンサ 45 周波数検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 33/02 D06F 49/04 H02P 7/63 301
Claims (1)
- 【請求項1】 洗濯物を遠心力により脱水する回転自在
な脱水槽と、該脱水槽を回転駆動する単相誘導電動機か
らなる駆動モータと、該駆動モータに設けられた運転用
コンデンサと、この運転用コンデンサと並列に接続され
た始動用コンデンサと、電源周波数が50Hzか60H
zかを検出する周波数検出装置と、脱水槽内の洗濯物の
容量を検知する容量検知手段と、電源周波数が50Hz
のとき脱水槽の脱水回転数を一定とし、電源周波数が6
0Hzのとき脱水工程時に駆動モータをオンしたまま始
動用コンデンサを容量検知手段からの容量検知信号に応
じて設定された通電タイミングによりオンオフ制御する
コンデンサ通電手段とが設けられたことを特徴とする洗
濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4290137A JP2923399B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4290137A JP2923399B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06134172A JPH06134172A (ja) | 1994-05-17 |
JP2923399B2 true JP2923399B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17752271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4290137A Expired - Fee Related JP2923399B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923399B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2165815A1 (es) * | 2000-07-28 | 2002-03-16 | Fagor S Coop | Bomba de desague con un adaptador electrico. |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP4290137A patent/JP2923399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06134172A (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |