[go: up one dir, main page]

JP2922418B2 - 系統安定化用信号伝送方法 - Google Patents

系統安定化用信号伝送方法

Info

Publication number
JP2922418B2
JP2922418B2 JP7471694A JP7471694A JP2922418B2 JP 2922418 B2 JP2922418 B2 JP 2922418B2 JP 7471694 A JP7471694 A JP 7471694A JP 7471694 A JP7471694 A JP 7471694A JP 2922418 B2 JP2922418 B2 JP 2922418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
bits
bit
transmission
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7471694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07282382A (ja
Inventor
浩一 宮腰
成純 河尻
恭二 早川
孝継 西川
茂 佐藤
圭介 日野
重美 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Chubu Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7471694A priority Critical patent/JP2922418B2/ja
Publication of JPH07282382A publication Critical patent/JPH07282382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2922418B2 publication Critical patent/JP2922418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統安定化装置
間の伝送情報の内、起動指令や、制御指令などの指令情
報の伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の伝送方式として、1つの指
令情報(1要素)毎に専用の符号伝送装置(転送遮断装
置TransferTrip=TT)を用いる1要素伝送方式がある
(例えば電気協同研究第43巻第1号P33〜36昭和
62年8月発行)。
【0003】この1要素伝送方式について、図3、図4
を参照しながら説明する。図3は、従来の1要素伝送方
式の伝送フォーマット、図4は従来の1要素伝送方式の
ブロック図を示す。図4において、Iは送信局側の系統
安定化装置、IIは受信局側の系統安定化装置、1は符号
伝送装置の送信装置、2は符号伝送装置の受信装置、
3,4は送信装置の入力端子と出力端子、5,6は受信
装置の入力端子と出力端子、7は符号化回路、8は変調
器、9は復調器、10は複号化回路である。
【0004】次に図4を参照しながら動作を説明する。
系統安定化装置Iから出力される指令情報は、送信装置
の入力端子3に与えられ、符号化回路7で図3に従った
符号に変換される。すなわち通常時は、1100110
01100‥‥‥なるパターンを送出し、指令時は、1
01010101010‥‥‥なるパターンに切り替え
る。この符号を変調器8でFS信号に変調し、出力端子
4を経て伝送路に送出する。
【0005】受信局側では、伝送路からのFS信号を入
力端子5で受け、復調器9でFS復調して元の符号列に
変換する。復号化回路10は、この符号列が12ビット
以上継続して、101010101010‥‥‥なるパ
ターンを受信した場合に指令出力を出力端子6を経由し
て、系統安定化装置IIに出力する。
【0006】なお、従来の1要素伝送方式の符号伝送時
間は、通信速度が200〜1200ビット/秒のとき、
12ビット長×(1/200〜1/1200)=60m
S〜10mSである。
【0007】上記の1要素伝送方式では一つの伝送路に
対し、一つの指令情報しか伝送できないため、複数要素
の指令情報を伝送する場合について説明する。図5は、
前述した図4の1要素伝送方式を用いて、複数要素の指
令情報を伝送する場合のブロック図を示す。図におい
て、Iは送信局側の系統安定化装置、IIは受信局側の系
統安定化装置、1−1,1−2,‥‥‥,1−nは符号
伝送装置の送信装置、2−1,2−2,‥‥‥,2−n
は符号伝送装置の受信装置、3−1,3−2,‥‥‥,
3−nは送信装置の入力端子、4−1,4−2,‥‥
‥,4−nは送信装置の出力端子、5−1,5−2,‥
‥‥,5−nは受信装置の入力端子、6−1,6−2,
‥‥‥,6−nは受信装置の出力端子、7−1,7−
2,‥‥‥,7−nは符号化回路、8−1,8−2,‥
‥‥,8−nは変調器、9−1,9−2,‥‥‥,9−
nは復調器、10−1,10−2,‥‥‥,10−nは
復号化回路である。
【0008】次に動作を説明する。系統安定化装置Iか
ら出力されるn要素の指令情報(#1〜#n)は、n台
の送信装置1−1,1−2,‥‥‥,1−nの入力端子
3−1,3−2,‥‥‥,3−nに与えられ、各々の送
信装置が、前述した1要素伝送方式の送信動作を行い、
出力端子4−1,4−2,‥‥‥,4−nを経てn回線
の伝送路に送出する。
【0009】受信局側では、伝送路からの信号を、n台
の受信装置2−1,2−2,‥‥‥,2−nの入力端子
5−1,5−2,‥‥‥,5−nで受け、各々の受信装
置が、前述した1要素伝送方式の受信動作を行い、出力
端子6−1,6−2,‥‥‥,6−nを経由して、指令
情報(#1〜#n)を系統安定化装置IIに出力する。
【0010】また、その他の従来技術として次の複数要
素の情報を伝送するものがある。これは複数の電力系統
保護情報を伝送する方式で、この方式は超高圧送電線保
護リレー用PCM情報伝送装置で用いている1フレーム
90ビットの伝送フォーマットである。
【0011】この動作を図6を参照しながら説明する。
図6は超高圧送電線保護リレー用PCM情報伝送装置で
用いている従来の伝送フォーマットを示す。1フレーム
の長さは90ビットで、同期信号13ビット、情報ビッ
ト50ビット、CRC検定ビット21ビット、および固
定ビット6ビットで構成されている。
【0012】同期信号13ビットは、「0」が13ビッ
ト連続したパターンであり、固定ビットは、情報ビット
およびCRC検定ビットの12ビット毎に「1」が1ビ
ット計6ビット挿入される。情報ビットおよびCRC検
定ビットからなる部分は(127,106)BCH符号
を短縮した巡回符号であり、生成多項式Gxは、 Gx=(X7 +X3 +1)(X7 +X3 +X2 +X+
1)(X7 +X4 +X3 +X2 +1) である。従って、CRC検定ビットは21ビット使用し
ている。
【0013】情報ビットは黒相・赤相・白相の各電流値
等の12ビットからなる計測データが3量(36ビッ
ト)と、ON・OFFデータが12ビット、サブコミデ
ータ2ビットの合計50ビットで構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の1要素伝送方式
は以上のように構成されているので、図5に示すように
要素数が多くなると要素数と同数の符号伝送装置と伝送
路を用意する必要があった。
【0015】また、従来の1要素伝送方式による指令情
報伝送装置は、「指令情報」しか伝送できないため、系
統安定化装置の送信局側で、模擬的に指令情報を出力
し、指令情報伝送装置および伝送路を含めた動作点検
を、系統安定化装置の受信局側で自動的に判定する場
合、指令情報伝送装置とは別の伝送装置と伝送路を用い
ない限り、受信局側で「実際の指令情報」か「自動点検
による指令情報」かを識別することができなかった。ま
た「指令情報」と「自動点検を識別するための情報」の
同時性の保証が困難なため、実質的に自動点検ができな
いという問題があった。このため、指令情報を伝送する
ための回路が故障していないかどうかの確認は人手によ
る定期点検に寄らざるを得なかった。
【0016】また、従来の1要素伝送方式による指令情
報伝送装置を複数台用いて、複数の送信箇所からの指令
情報を1箇所で受信する場合、どの箇所から送信される
信号も、全て同じ伝送フォーマットであり、送信箇所、
受信箇所における伝送ルート及び系列の接続誤りや、伝
送路の中継箇所で回線の接続誤りがあっても、正常な信
号として受信されてしまうため、本来接続されるべき送
信箇所とは異なる送信箇所からの信号を受信していて
も、受信局側でその接続誤りを判別できないという問題
があった。このため指令情報を受信したとき、本来の送
信箇所とは異なる送信箇所からの指令信号と誤認し、誤
った制御がかかる恐れがあった。
【0017】さらにまた、従来の1要素伝送方式による
指令情報伝送装置は、「指令情報」の有無しか伝送でき
ないため、送信局側で不良を検出できたとしても、検定
不良となるパターンを発生させる方法でしか受信局側に
知らせることができなかった。このため、受信局側で検
定不良が発生したとき、送信装置側の不良か、伝送路の
不良か、または受信装置の不良かを受信局側で判別でき
ず、送信箇所、伝送路、受信箇所のすべてを調査しなけ
ればならなかった。
【0018】一方、従来の超高圧送電線保護リレー用P
CM情報伝送装置で用いられている、1フレーム90ビ
ットの伝送フォーマットを用いれば、計測情報やON・
OFF情報などの複数情報を伝送することはできるが、
1ビットの不良で誤った指令情報になるため、系統安定
化システムで要求される高信頼度の指令情報の伝送はで
きなかった。
【0019】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、複数の指令情報を伝送する
ために複数の伝送装置や伝送路を必要とせず、別の伝送
装置や伝送路を用いることなく指令情報伝送装置の自動
点検が可能であり、伝送路の振替誤りが検出でき、送信
局側の不良状態が受信局側で検出できるようにすると共
に、装置を小型化し、経済的で保守が合理化できる系統
安定化用信号伝送方法を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る系統安定
化用信号伝送方法は、系統安定化装置間で所定の伝送フ
ォーマットで信号を伝送する系統安定化用信号伝送方法
において、上記伝送フォーマットの1フレームの長さを
90ビットとし、この1フレームの構成は同期信号13
ビット、情報ビット50ビット、CRC検定ビット21
ビットとすると共に、上記情報ビット及びCRC検定ビ
ットの12ビット毎に1ビットの固定ビットを計6ビッ
ト挿入した構成とし、上記情報ビット50ビットの構成
は、局を識別する局アドレス8ビットと、使用の系列を
識別する系列識別情報2ビットと、使用のルートを識別
するルート識別情報1ビットと、点検中情報1ビット
と、点検中情報の正誤をチェックする点検中情報の反転
信号1ビットと、点検中においても事故発生を通報する
事故対応情報1ビットと、事故対応情報の正誤をチェッ
クする事故対応情報の反転信号1ビットと、送信局側装
置の不良を通報する送信側不良情報1ビットと、指令情
報16ビットと、指令情報の正誤をチェックする指令情
報の反転信号16ビットとを有する構成としたものであ
る。
【0021】
【作用】この発明に係る系統安定化用信号伝送方法は、
伝送フォーマットにおいて、局アドレスビット、ルート
識別情報ビット、並びに系列識別情報ビットによって、
送信局と受信局の該局アドレスと、該ルート識別情報、
並びに該系列識別情報が全て一致する場合のみ受信が有
効となる。
【0022】また、点検中ビット並びに事故対応ビット
により指令情報ビットが「実際の指令情報」か、「点検
による指令情報」かが識別され、且つ、点検中において
も事故の検出が可能となる。また、反転ビットにより点
検中ビット並びに事故対応ビットの正誤を受信側でチェ
ックする。
【0023】また、1要素当たり2ビットで構成される
指令情報ビットと、指令情報の反転ビットによって、指
令信号が入力された要素のみ指令情報が伝送される。そ
して、16要素分の指令情報が指令発生時に各要素独立
に伝送される。また、反転ビットにより指令情報の正誤
をチェックする。
【0024】また、この発明に係る伝送フォーマットに
おいては、送信側不良情報ビットによって、不良発生時
に、受信局側で送信局側の不良有無が確認される。
【0025】また、CRC検定ビット21ビットでの検
定は、1フレーム中の連続した21ビットまでの誤り、
並びに1フレーム中の6ビットまでのランダム誤りを検
出する。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例について説明する。
図1は、この発明の実施例の伝送フォーマットを示す図
である。
【0027】図1(a)に1フレーム構成を示す。1フ
レームの長さは90ビットで、同期信号13ビット、情
報ビット50ビット、CRC検定ビット21ビット、お
よび固定ビット6ビットで構成する。
【0028】同期信号13ビットは、「0」が13ビッ
ト連続したパターンであり、固定ビットは、情報ビット
およびCRC検定ビットの12ビット毎に「1」を1ビ
ット計6ビット挿入し同期信号として機能する。情報ビ
ットおよびCRC検定ビットからなる部分は(127、
106)BCH符号を短縮した巡回符号であり、生成多
項式Gxは、Gx=(X7 +X3 +1)(X7 +X3
2 +X+1)(X7 +X4 +X3 +X2 +1)であ
る。従って、CRC検定ビットは21ビット使用してい
る。
【0029】上記の伝送フォーマットで用いている符号
は、(127、106)BCH符号を短縮した符号であ
り、刊行物「符号理論(宮川洋ほか、昭晃堂P20〜2
1,P250〜253、昭和48年10月発行)」に示
されるように、符号の最小距離は7であり、1フレーム
中の連続した21ビットまでの誤り、並びに1フレーム
中の6ビットまでのランダム誤りを検出できるので、従
来の1要素伝送方式に比べて十分に高い伝送信頼度を確
保できる。
【0030】次に、図1(b)に、情報ビット50ビッ
トの内訳を示す。情報ビットは、[局アドレス]8ビ
ットと、[ルート識別コード]3ビットと、[点検中
情報A]1ビットおよび[点検中情報Aの反転信号]1
ビットと、[事故対応情報B]1ビットおよび[事故対
応情報Bの反転信号]1ビットおよび[送信側不良情報
C]1ビットの計8ビットと、指令情報#1〜#1
6の16ビット、指令情報#1〜#16の反転信号
16ビットと、予備2ビットの計50ビットで構成す
る。
【0031】この情報ビットの構成の詳細を次に示す。 [1]送信箇所毎に異なる番号を与える8ビットの局ア
ドレス。 [2]伝送路を2ルート(Aルート/Bルート)とし、
Aルートで使用する場合には「0」、Bルートで使用す
る場合には「1」となるルート識別情報ビット。なお、
Aルート,Bルートとは、伝送路の2重化構成のことで
あり、伝送路の障害等による回線停止を防止し、信頼度
を向上させている。従って、例えばAルートの回線が停
止した場合には、Bルートから伝送された信号によっ
て、系統安定化制御の動作をするため、誤不動作を防止
できることになる。
【0032】[3]指令情報伝送装置を2系列化(系列
1、系列2)し、系列1で使用する場合にはコード「0
1」、系列2で使用する場合にはコード「10」となる
系列識別情報ビット。なお、系列1,系列2とは、受信
局側の系統安定化装置で両者の信号が一致したときのみ
系統安定化制御の動作を行うためのものであり、誤信号
による誤った系統しゃ断等の重大な誤動作を防止してい
る。なお、「ルート識別情報ビット1ビット」と「系列
識別情報ビット2ビット」のコードで、「ルート識別コ
ード」を形成する。
【0033】[4]自動点検時に「1」となる点検中情
報ビット。 [5]自動点検時に「0」となる点検中情報の反転ビッ
ト。点検中情報ビットと常に逆であるので、もし、両者
が一致したときは誤りと判断する。従って、点検中情報
の正誤のチェックができる。 [6]自動点検中に指令が発生すると「1」となる事故
対応情報ビット。点検中でも事故が発生するとその情報
を伝達することができる。 [7]自動点検中に指令が発生すると「0」となる事故
対応情報の反転ビット。事故対応情報ビットの正誤のチ
ェックを行う。
【0034】[8]送信局側で不良を検出すると「1」
となる送信側不良情報ビット。符号化する前での部品の
故障や接続部の不良など、送信局側の不良を検出し、伝
送するもので、受信局側で、送信局側の不良を認識でき
る。なお、符号化した後の不良は、CRC検定などによ
り受信局側でチェックできる。 [9]当該要素の指令時に「1」となる指令情報ビット
16要素分。この指令情報で系統の制御をし安定化を図
る。 [10]当該要素の指令時に「0」となる指令情報の反
転ビット16要素分。指令情報ビットの正誤のチェック
を行う。
【0035】図2はこの発明のブロック図である。図2
において、Iは送信局側の系統安定化装置、IIは受信局
側の系統安定化装置、1は符号伝送装置の送信装置、2
は符号伝送装置の受信装置、3−1〜3−16は指令情
報入力端子、31は点検中情報入力端子、32は事故対
応情報入力端子、4は送信装置の出力端子、5は受信装
置の入力端子、6−1〜6−16は指令情報出力端子、
61は点検中情報出力端子、62は事故対応情報出力端
子、71は符号化回路、72は送信局側の局アドレス設
定器、73は送信局側のルート識別コード設定器、74
は送信側不良情報検出器、81は送信局側のデータ回線
終端装置(DCE)、91は受信局側のデータ回線終端
装置(DCE)、101は復号化回路、102は受信局
側の局アドレス設定器、103は受信局側のルート識別
コード設定器、104は送信側不良情報表示器である。
【0036】次に動作について説明する。系統安定化装
置Iから出力される指令情報(#1〜#16)は送信装
置の入力端子3−1〜3−16を経由し、点検中情報は
入力端子31を、事故対応情報は入力端子32を経由し
て符号化回路71に入力される。また、図では記載を省
略するが、系統安定化装置Iから出力される指令情報の
反転信号、点検中情報の反転信号、事故対応情報の反転
信号も各々符号化回路71に入力される。
【0037】また、同時に、局アドレス設定器72で設
定された「局アドレス」と、ルート識別コード設定器7
3で設定された「ルート識別コード」と、送信側不良情
報検出器74で検出された「送信側不良情報」は、上記
系統安定化装置からの情報とともに符号化回路71に入
力され、ここでCRC検定ビット、同期信号、固定ビッ
トを付加し、前記図1に示すフォーマットに基づいて符
号化される。
【0038】符号化回路71で符号化された信号は、デ
ータ回路終端装置81でエンベロープ信号に変換し、出
力端子4を経由して伝送路に送出する。
【0039】受信局側では、伝送路からの信号を入力端
子5で受け、データ回線終端装置91でエンベロープ信
号を元の符号列に逆変換し、復号化回路101に入力す
る。また、局アドレス設定器102で設定した「局アド
レス」と、ルート識別コード設定器103で設定した
「ルート識別コード」も復号化回路101に入力され
る。復号化回路101では、同期検定と、固定ビット検
定、CRC検定が良で、かつ送信局側から伝送されてき
た「局アドレス」と「ルート識別コード」が、受信局側
で設定したものと一致する場合のみ、受信データを出力
する。
【0040】復号化回路101の出力信号の内、指令情
報(#1〜#16)は出力端子6−1〜6−16を、点
検中情報は出力端子61を、事故対応情報は出力端子6
2をそれぞれ経由して、系統安定化装置IIに出力され
る。また、図では記載を省略するが、復号化回路101
からは、受信された指令情報の反転信号、点検中情報の
反転信号、事故対応情報の反転信号も各々出力され、系
統安定化装置IIに受け渡される。
【0041】また、復号化回路101からは、受信され
た送信側不良情報も出力され、送信側不良情報表示器1
04で表示される。
【0042】なお、この発明の伝送フォーマットは1フ
レーム90ビット長であり、従来の1要素伝送方式の1
2ビット長に比べて長いが、符号伝送時間は、通信速度
を例えば9.6k〜48kビット/秒とすることによ
り、90ビット長×(1/9.6k〜1/48k)=
9.375mS〜1.875mSとすることができ、従
来の1要素伝送方式に比べて遅延時間が問題となること
はない。
【0043】なお、図2の装置は1ルートの場合であ
り、AルートとBルートとの2ルートの場合は図2のも
のが2個設けられ、これが1系列となる。更に、系列1
と系列2の2系列の場合は、各系列に2ルート分がそれ
ぞれ設けられている。そして、受信局側の系統安定化装
置において、Aルート,Bルートの2ルート構成の場合
は、両ルートの信号のOR(オア)をとることによって
誤不動作防止を図り、系列1,系列2の2系列構成の場
合は、両系列の信号のAND(アンド)をとることによ
って誤動作防止を図っている。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る系統安定化用信号伝送方
法は、伝送フォーマットを指令情報16ビットと、指令
情報の反転信号を16ビット設けて、16要素の指令情
報が伝送できるようにしたので、一般に系統安定化装置
間で必要となる16要素以下の指令情報の伝送には、符
号伝送装置と伝送路を1組だけ用意すれば良く、伝送装
置および伝送路が安価に構成できる。また、1要素当た
り指令情報ビットと指令情報の反転信号の2ビットを設
け、定マーク検定するようにしたので、1ビットの回路
不良で指令情報が誤るのを防止でき、高い信頼度で伝送
できるという効果を奏する。
【0045】また、指令情報の伝送フォーマット中に、
点検中情報ビットと、事故対応情報ビットを設けたの
で、自動点検のための情報を伝送するために、別の伝送
装置や伝送路を用意する必要がないため、システムが経
済的に構築でき、しかも指令情報と自動点検のための情
報の同時性が保証されるため、安価でかつ安全に自動対
向試験ができるという効果を奏する。この自動対向試験
の周期を十分短くすることにより、例えば数年毎の人手
による装置の定期点検が不要となり、大きな省力化の効
果がある。
【0046】また、伝送フォーマット中に、局アドレス
ビットと、ルート識別コードビットを設けたので、送信
箇所、受信箇所における伝送ルートおよび系列の接続誤
りや、伝送路の中継箇所での回線の接続誤りを受信局側
で検出できるという効果を奏する。このため指令情報を
受信したとき、本来の送信箇所とは異なる送信箇所から
の指令信号と誤認することがなく、誤った制御がかかる
のを防止できるという効果がある。
【0047】また、送信側不良情報ビットを設け、送信
局側の不良を伝送するようにしたので、不良発生時に、
不良箇所が送信局側か伝送路側か受信局側かを調査する
時間が短縮できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の伝送フォーマットを示す図で
ある。
【図2】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】従来の1要素伝送方式による伝送フォーマット
を示す図である。
【図4】従来の1要素伝送方式による構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の1要素伝送方式を用いて複数要素を伝送
する場合の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の複数情報伝送方式の伝送フォーマットを
示す図である。
【符号の説明】
I 系統安定化装置(送信局側) II 系統安定化装置(受信局側) 1 送信装置 2 受信装置 3−1〜3−16 指令情報入力端子 31 点検中情報入力端子 32 事故対応情報入力端子 4 送信装置の出力端子 5 受信装置の入力端子 6−1〜6−16 指令情報出力端子 61 点検中情報出力端子 62 事故対応情報出力端子 71 符号化回路 72 局アドレス設定器 73 ルート識別コード設定器 74 送信側不良情報検出器 81 データ回線終端装置(送信局側) 91 データ回線終端装置(受信局側) 101 復号化回路 102 局アドレス設定器 103 ルート識別コード設定器 104 送信側不良情報表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河尻 成純 名古屋市緑区大高町字北関山20番地の1 中部電力株式会社 技術開発本部 電 力技術研究所内 (72)発明者 早川 恭二 名古屋市東区東新町1番地 中部電力株 式会社内 (72)発明者 西川 孝継 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 佐藤 茂 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (72)発明者 日野 圭介 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (72)発明者 長谷川 重美 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08C 19/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統安定化装置間で所定の伝送フォーマ
    ットで信号を伝送する系統安定化用信号伝送方法におい
    て、 上記伝送フォーマットの1フレームの長さを90ビット
    とし、この1フレームの構成は同期信号13ビット、情
    報ビット50ビット、CRC検定ビット21ビットとす
    ると共に、上記情報ビット及びCRC検定ビットの12
    ビット毎に1ビットの固定ビットを計6ビット挿入した
    構成とし、 上記情報ビット50ビットの構成は、局を識別する局ア
    ドレス8ビットと、使用の系列を識別する系列識別情報
    2ビットと、使用のルートを識別するルート識別情報1
    ビットと、点検中情報1ビットと、点検中情報の正誤を
    チェックする点検中情報の反転信号1ビットと、点検中
    においても事故発生を通報する事故対応情報1ビット
    と、事故対応情報の正誤をチェックする事故対応情報の
    反転信号1ビットと、送信局側装置の不良を通報する送
    信側不良情報1ビットと、指令情報16ビットと、指令
    情報の正誤をチェックする指令情報の反転信号16ビッ
    トとを有する構成としたことを特徴とする系統安定化用
    信号伝送方法。
JP7471694A 1994-04-13 1994-04-13 系統安定化用信号伝送方法 Expired - Lifetime JP2922418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7471694A JP2922418B2 (ja) 1994-04-13 1994-04-13 系統安定化用信号伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7471694A JP2922418B2 (ja) 1994-04-13 1994-04-13 系統安定化用信号伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07282382A JPH07282382A (ja) 1995-10-27
JP2922418B2 true JP2922418B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=13555232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7471694A Expired - Lifetime JP2922418B2 (ja) 1994-04-13 1994-04-13 系統安定化用信号伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2922418B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285745A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角速度センサ
JP5258286B2 (ja) * 2007-12-28 2013-08-07 三菱電機株式会社 デジタル電流差動保護継電器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07282382A (ja) 1995-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4159470A (en) Data communications systems employing redundant series transmission loops
US4009469A (en) Loop communications system with method and apparatus for switch to secondary loop
JP2953763B2 (ja) 光トランシーバ
JP2922418B2 (ja) 系統安定化用信号伝送方法
CN101636956B (zh) 数据传输方法
CA2088210A1 (en) Procedure for synchronizing circuit elements of a telecommunications system
JP2762873B2 (ja) 通話路系切り替え監視方式
JPS6278935A (ja) 中継伝送路監視方式
JP2932359B2 (ja) 障害通知回路
JPS62109441A (ja) デ−タ伝送方式
JP3239138B2 (ja) 通信網の転送データ誤り検出方法
JP2001308753A (ja) 通信システムの監視方法
JPH0226152A (ja) 誤り検出回路の故障検定方法
JPH0522329A (ja) 信号伝送障害の特定方法
JPH1084334A (ja) データ伝送方式
JPH02121429A (ja) データ伝送装置
JP2555582B2 (ja) Cmi符号誤り検出回路
JP2693330B2 (ja) 電力系統保護システム
JPH04278742A (ja) 受信データの誤り検出方法
JPH04103296A (ja) 遠方監視装置の誤り制御方式
Simmonds et al. Data Link Protocols
JPS61108243A (ja) デイジタル・デ−タ受信装置
JP2000022672A (ja) 通信装置及び通信システム
JPH04253246A (ja) 転送誤り検出方式
JPH0535614B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term