JP2919258B2 - 肉片の改質剤及びこれで処理した食用肉片 - Google Patents
肉片の改質剤及びこれで処理した食用肉片Info
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で処理した食用肉片に関する。特に、本発明は、焼く、
揚げるなどの加熱調理によっても肉質が柔らかく、肉汁
に富み、良好な風味の肉を提供できる肉片の改質剤及び
これで処理した食用肉片に関する。
肉、あるいはアジ、白身魚などの魚肉を用いた肉料理
(肉片を含む料理)は、数多くあるが、これらの調理に
際しての焼く、炒める、揚げるなどの調理方法に拘らず
肉は、適度な柔らかさを有し、そしてうま味成分である
肉汁に富んだ状態(ジューシーな状態)で食べられるこ
とが望ましい。特に、例えばステーキやカツフライなど
の加工品でない大きな肉片を用いて調理する場合にはこ
の柔らかさやジューシーさは肉をおいしく食べるために
は重要な要素である。しかし、一般に上記のような肉、
特に肉片は加熱調理で固く締まる性質があり、また肉汁
も流出して失われる傾向にあり、従って、肉のおいしさ
を更に充分享受できるような改良が望まれる。
あるいは肉の保存性を高めたり等の肉を改質する方法と
して、有機酸モノグリセリド(例、アセチル化モノグリ
セリド)を使用する方法(特開昭49−20353号公
報)、レシチン等の活性剤を使用する方法(特開昭54
−62356号、特開平4−148663号公報)、塩
類等を使用する方法(特開平4−36167号、特開昭
61−239862号公報)、及び酵素を使用する方法
(特開平4−278063号、同5−7476号、同5
−252911号公報)が知られているが、これらの方
法ではなお充分満足できる程の改良には至ってない。
が柔らかく、そして肉汁に富んだ肉、特に、ある程度の
大きさを持つ肉片を得ることができる肉片の改質剤を提
供することである。また、本発明の目的は、上記のよう
な特性を有する改質剤により、食べ易く、風味も良好
で、かつ簡単な調理方法で食べることができる、肉片の
改質剤で処理した食用肉片を提供することでもある。
ドあるいはジグリセリドとポリカルボン酸とのエステル
を含有する肉片の改質剤にある。
ジグリセリドとポリカルボン酸とのエステルを含有する
肉片の改質剤で処理した食用肉片にある。なお、本明細
書において肉片とは、畜肉等の生肉から切り出した、比
較的形状の大きな肉(例えば、肉片の表面積が1cm2
程度以上のもの)を意味する。従って、ミンチ状の肉を
つなぎ合わせて整形したような肉片(例えば、ハンバー
グなど)は意味しない。
が肉、特に肉片の軟化等に特に有効であることが判明し
た。この理由は明らかではないが、肉片、特に畜肉や鳥
肉の肉片においては、腱等の硬質タンパク(コラーゲ
ン)が比較的多く含まれ、これが肉片の加熱調理に際し
て収縮、凝集し、その結果、肉が締まり、固くなると考
えられる。本発明の上記のような特定のエステルの存在
下では、これらのタンパク質の収縮が抑制され、その結
果、柔らかな肉が得られると考えられる。
る。 (1)ポリカルボン酸が、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸などの飽和ジカルボン酸;マレイン
酸、メチルマレイン酸、フマル酸、メチルフマル酸など
の不飽和ジカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸、クエン酸な
どのヒドロキシカルボン酸;又はヒドロキシカルボン酸
の水酸基が酢酸あるいはシュウ酸等の上記で挙げたカル
ボン酸で全部又は一部がエステル化されたカルボン酸
(例、ジアセチル酒石酸)である。 (2)肉片の改質剤が、肉の量に対してエステル換算で
0.05〜5重量%(更に好ましくは、0.1〜3重量
%、特に0.3〜2重量%)の範囲で使用される。 (3)食用肉片が、冷凍食品、冷蔵食品、又はレトルト
食品などの加熱調理済、あるいは加熱調理用の製品に含
まれる肉片である。
する。本発明の肉片の改質剤は、モノグリセリドあるい
はジグリセリドとポリカルボン酸とのエステルを含有す
る。モノグリセリドを構成する脂肪酸残基としては、例
えば、グルコン酸残基、乳酸残基、そして炭素数2〜2
4の飽和又は不飽和の脂肪酸残基を挙げることができ
る。またジグリセリドを構成する脂肪酸残基は、上記モ
ノグリセリドを構成する脂肪酸残基として挙げた脂肪酸
残基、後述するポリカルボン酸残基あるいはこれらが混
合されたものを挙げることができる。本発明におけるモ
ノグリセリドあるいはジグリセリドを構成する脂肪酸残
基は、好ましくは、炭素数8〜22の飽和又は不飽和の
脂肪酸残基(更に好ましくは炭素数12〜18の飽和又
は不飽和の脂肪酸残基)である。
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸などの飽和ジカル
ボン酸;マレイン酸、メチルマレイン酸、フマル酸、メ
チルフマル酸などの不飽和ジカルボン酸;リンゴ酸、酒
石酸、クエン酸などのヒドロキシカルボン酸;ヒドロキ
シカルボン酸の水酸基が酢酸、あるいはシュウ酸等の上
記で挙げたカルボン酸で全部又は一部がエステル化され
たカルボン酸(例、ジアセチル酒石酸)を挙げることが
できる。上記飽和ジカルボン酸の中では、コハク酸が特
に好ましい。
とポリカルボン酸とで得られるエステルは、その反応に
関与しないカルボン酸のプロトンが、遊離状態にあって
も良いし、また塩を構成していても良い。塩を構成する
対イオンとしては、例えば、カリウム、ナトリウム、カ
ルシウム、マグネシウム、及びアルミニウムなどのイオ
ンを挙げることができる。
あるいはジグリセリドとポリカルボン酸との反応モル
数、脂肪酸残基の種類などによって数種の構造のものが
得られ、通常はこれらの混合物として得られる。本発明
においては、モノグリセリドあるいはジグリセリドとポ
リカルボン酸との反応モル数(混合比)が1:1により
得られたものであることが好ましい。
ドとポリカルボン酸とのエステル、及び/又はジグリセ
リドとポリカルボン酸とのエステルが含まれているが、
これらの両者が含まれている場合の両者の含有量比は特
に限定されない。本発明の肉片の改質剤においては、上
記モノグリセリドあるいはジグリセリドと飽和ジカルボ
ン酸とのエステル、あるいはモノグリセリドあるいはジ
グリセリドとヒドロキシカルボン酸の水酸基が酢酸で全
部又は一部がエステル化されたカルボン酸とのエステル
が好ましい。中でも、炭素数12〜18の飽和又は不飽
和の脂肪酸のモノグリセリドとコハク酸とのエステル、
又は炭素数12〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸のモノ
グリセリドとジアセチル酒石酸とのエステルが好まし
い。
分が含まれていても良い。このような成分としては、例
えば、澱粉類、蛋白質類、糖類、調味料などを挙げるこ
とができる。これらの成分を使用することにより、例え
ば、得られるエステルが液状の場合には、これらの成分
に含ませ、噴霧するなどの方法で改質剤を粉末状とする
ことができる。
ルの形態でそのまま直接肉片に塗布、散布などの方法で
使用することができるが、肉片の形状、またその調理方
法などに応じてその使用形態を適宜調整して使用するこ
とが好ましい。これらの使用形態としては、例えば、以
下の形態を挙げることができる。 (1)唐揚げ粉、粉末調味料などの粉末基材に配合して
使用する。 (2)大豆油、コーン油などの調理用液体食用油脂に配
合して使用する。 (3)精製ラード、ショートニングなどの可塑性油脂に
配合して使用する。 (4)マーガリン等のW/O乳化組成物に配合して使用
する。 (5)O/W乳化組成物に配合して使用する。 (6)だし、タレなどの液体調味料に配合して使用す
る。
エステル換算で0.05〜5重量%(更に好ましくは、
0.1〜3重量%、特に0.3〜2重量%)の範囲で使
用することが好ましい。
の畜肉、鶏、七面鳥、カモ、ガチョウ等の鳥肉、あるい
はアジ、サケ、タラやヒラメなどの白身魚などの魚肉を
用いて調理するときに効果があるが、特に畜肉、鳥肉に
おいて効果が大である。また肉の部位としては、カタ、
モモ等の比較的硬質のタンパク質を多く含む部位のもの
を用いるときに効果がある。更に肉の形態としては、前
述のように肉片としての形状のあるもの(厚切り肉、薄
切り肉、細切り肉)を用いるときに有効であるが、特
に、ある程度の大きさのある肉片(ステーキ、焼き肉用
の肉、唐揚、フライあるいは照り焼き用の肉、塩焼き、
かば焼きあるいはムニエル用の肉など)を用いるときに
効果が大きい。
熱調理する際の使用により効果が得られるが、焼く、炒
める、揚げる、煮る、蒸すなどの調理方法によっては制
限されず何れの調理方法においても効果が得られる。特
に、焼く、揚げるなどの調理において顕著な効果が得ら
れる。適用できる肉料理の例としては、焼き肉、ステ
キ、カツフライ、唐揚、竜田揚げ、カレー、シチュー、
しゃぶしゃぶ、焼き魚(かば焼きなども含む)、ムニエ
ル、煮魚などを挙げることができる。
るいはレトルトなどの常温保存可能な肉片を含む肉製品
においても適用できる。本発明の改質剤で処理された肉
片を含む肉製品は、既に加熱調理されているものでも良
いし(加熱調理済食品)、あるいは食べるときに加熱調
理するように調理されているものでも良い(未加熱調理
食品)。すなわち、加熱調理済食品においては、これを
製造する際の加熱調理工程で本発明の改質剤で処理され
ていれば良く、一方未加熱調理食品においては、食べる
ときの加熱調理する際に本発明の改質剤が作用するよう
に予めこの食品に付着等の処理をしておけば良い。本発
明の改質剤で処理された肉片を含む肉製品は、保存後に
おいても、肉の柔らかさやジューシーさが維持され、良
好な風味のものとなる。本発明の改質剤で処理した肉片
を含む肉製品としては、例えば、カツフライ、唐揚、カ
レー、ハヤシ、シチュー、肉ジャガ、酢豚、アジ、サ
ケ、白身魚(タラ、ヒラメ、キス)などのフライ、カレ
イの天ぷら、うなぎのかば焼きなどを挙げることができ
る。
ク酸モノグリセリドを用いた場合の上記配合例とその具
体的な使用例を示す。なお、これらの配合においては、
ジアセチル酒石酸モノグリセリドを使用した場合でも同
様にして調製することができる。配合は、重量部で示
す。 (1)唐揚げ粉 小麦粉(薄力粉) 55 コーンスターチ 10 粉糖 3.5 食塩 11 脱脂粉乳 2 粉末醤油 5 グルタミン酸ナトリウム 2.5 香辛料末 1 コハク酸モノグリセリド 10 ──────────────────── 合計 100 使用例:鶏肉50gに対して唐揚げ粉5〜10gをまぶ
した後、揚げる。上記のような調理におけるコハク酸モ
ノグリセリドの配合量は、0.25〜50重量%(好ま
しくは、0.5〜30重量%)の範囲であることが好ま
しい。
5gをフライパンに入れ、加熱後、肉を炒める。上記の
ような調理におけるコハク酸モノグリセリドの配合量
は、0.2〜50重量%(好ましくは、0.4〜30重
量%)の範囲であることが好ましい。
40gをフライパンに入れ、加熱溶解後、肉を焼く。上
記のような調理におけるコハク酸モノグリセリドの配合
量は、0.25〜50重量%(好ましくは、0.5〜3
0重量%)の範囲であることが好ましい。
えた後、肉を焼く。上記のような調理におけるコハク酸
モノグリセリドの配合量は、0.2〜50重量%(好ま
しくは、0.4〜30重量%)の範囲であることが好ま
しい。
本発明を更に具体的に説明する。 [実施例1]焼き肉用の厚さ5mmのオーストラリア産
牛モモ肉50gに対してコハク酸モノグリセリド(炭素
数16〜18(炭素数18を主体)の飽和モノグリセリ
ドとコハク酸との混合比が1:1のエステル、花王
(株)製)の粉末約0.25gを肉表面に散布した後、
200℃のホットプレート上で焼成した。
ク酸モノグリセリドを使用しなかった以外は、上記実施
例1と同様にして肉を焼成した。
モモ肉を焼成した。
ク酸モノグリセリドの代わりに、アセチル化されたモノ
グリセリド(グリーンステッド(株)製)を使用し、肉
を液状のアセチル化モノグリセリド中に浸漬した後、取
り出し余分のアセチル化モノグリセリドを2〜3分間滴
下させ、除去した以外は、上記実施例1と同様にして肉
を焼成した。
ーストラリア産牛ロース150gに対して適当量の食
塩、胡椒を振った後、更にジアセチル酒石酸モノグリセ
リド(炭素数16〜18(炭素数18を主体)の飽和モ
ノグリセリドとジアセチル酒石酸との混合比が1:1の
エステル、太陽化学(株)製)の粉末約1gを肉表面に
散布し、直ちに200℃のホットプレート上で焼成し
た。
ドを使用しなかった以外は、上記実施例3と同様にして
肉を焼成した。
00gに対して適当量の食塩、胡椒を振った後、更に実
施例1で用いたコハク酸モノグリセリド(花王(株)
製)の粉末約2gを肉表面に散布した。この後、肉の表
面に小麦粉、液卵、そしてパン粉の順で衣をつけ、これ
を180℃に加熱したサラダ油で揚げた。
しなかった以外は、上記実施例4と同様にして肉を揚げ
た。
れ約50gのぶつ切りにし、醤油、酒、胡椒を振り、下
味をつけた。更にこれに上記実施例3で用いたジアセチ
ル酒石酸モノグリセリド(太陽化学(株)製)の粉末約
1gをまぶした後、液卵、小麦粉をつけて、これを16
0℃に加熱したサラダ油で揚げた。
ドを使用しなかった以外は、上記実施例5と同様にして
鶏骨付きモモ肉を揚げた。
と上記実施例1で用いたコハク酸モノグリセリド(花王
(株)製)10gを水800mlに加え、沸騰させた。
これにしゃぶしゃぶ用の牛肉10gを5秒間湯通しし
た。
しなかった以外は、上記実施例6と同様にしてしゃぶし
ゃぶ用の牛肉を湯通しした。
00gに対して適当量の食塩、胡椒を振った後、更に上
記実施例1で用いたコハク酸モノグリセリド(花王
(株)製)の粉末約2gを肉表面に散布した。この後、
肉の表面に小麦粉、液卵、そしてパン粉の順で衣をつ
け、これを180℃に加熱したサラダ油で揚げた。揚げ
た豚ロースカツを冷まし、−20℃の冷凍庫に1週間保
管した後、室温で解凍し、オーブントースターで再加熱
した。
しなかった以外は、上記実施例7と同様にして肉を揚
げ、更に揚げた豚ロースカツを同様にして再加熱した。
00gに対して適当量の食塩、胡椒を振った後、更に上
記実施例1で用いたコハク酸モノグリセリド(花王
(株)製)の粉末約2gを肉表面に散布した。この後、
肉の表面に小麦粉、液卵、そしてパン粉の順で衣をつ
け、これを−20℃の冷凍庫に1週間保管した。保管し
た後、衣付き豚ロース肉をそのまま180℃のサラダ油
で揚げた。
しなかった以外は、上記実施例8と同様にして衣付き豚
ロース肉を保管し、更に衣付き豚ロース肉を同様にして
油で揚げた。
上記のようにして得られた各種肉料理を20人のパネル
により官能評価を行った。評価は、実施例と比較例で得
られた各肉料理の「柔らかさ」、「ジューシーさ」を比
較し、比較例に比べ実施例の方が、『明らかに柔らかい
(又はジューシー)』、『やや柔らかい(又はジューシ
ー)』、そして『変わらない』の3段階で行った。ま
た、得られた各種肉料理の肉の物性値を測定し、肉の柔
らかさを評価した。『柔らかさ』は、ミートシェア(ワ
ーナーブラッツラー社製)による剪断応力値で表した。
値が小さい程、肉が柔らかいことを示す。結果を以下の
表1に示す。
に、本発明の改質剤を使用した肉料理(実施例1〜6)
は、これを使用しない肉料理(比較例1〜6))に比べ
肉が柔らかく、かつジューシーである。また、剪断応力
値の結果からも明らかなように本発明の改質剤を使用す
ることにより肉が柔らかくなる。更に、本発明の改質剤
を使用して加熱調理した後、一旦冷蔵庫に保管したよう
な肉片を含む肉製品(加熱調理済食品)(実施例7)あ
るいは予め本発明の改質剤を使用して処理し、一旦冷蔵
庫に保管し、後に加熱調理して食べるような肉片を含む
肉製品(未加熱調理食品)(実施例8)においても肉は
柔らかく、かつジューシーであり、改質剤による効果は
維持されている。なお、上記実施例において、コハク酸
モノグリセリドの変わりにジアセチル酒石酸モノグリセ
リドを、ジアセチル酒石酸モノグリセリドの変わりにコ
ハク酸モノグリセリドを使用した場合にも上記と同様な
結果が得られた。
より、肉質が柔らかく、そして肉汁に富んだ肉を得るこ
とができる。特に、ある程度の大きさを持つ肉片の加熱
調理に際して有効である。また本発明の肉片の改質剤を
使用することにより、冷凍(冷蔵)食品、あるいはレト
ルト食品のような保存可能な肉片を含む肉製品において
も、その保存後でも肉質が柔らかく、ジューシーさも維
持され、かつ良好な風味で食べることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 モノグリセリドあるいはジグリセリドと
ポリカルボン酸とのエステルを含有する肉片の改質剤。 - 【請求項2】 上記エステルが、炭素数12〜18の飽
和又は不飽和の脂肪酸のモノグリセリドとコハク酸との
エステル、又は炭素数12〜18の飽和又は不飽和の脂
肪酸のモノグリセリドとジアセチル酒石酸とのエステル
である請求項1に記載の肉片の改質剤。 - 【請求項3】 モノグリセリドあるいはジグリセリドと
ポリカルボン酸とのエステルを含有する肉片の改質剤で
処理した食用肉片。
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EP94119733A EP0658315B1 (en) | 1993-12-17 | 1994-12-14 | Method for improving the qualities of meat |
DE69419485T DE69419485T2 (de) | 1993-12-17 | 1994-12-14 | Verfahren zur Verbesserung der Qualität von Fleisch |
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CN94120797A CN1060029C (zh) | 1993-12-17 | 1994-12-17 | 改良食用肉品质的方法及用该方法处理而得到的食用肉块 |
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-
1993
- 1993-12-17 JP JP5343815A patent/JP2919258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Title |
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J.Food Sci.,Vol.53[3](1988)p.701−704,710 |
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