JP2918332B2 - マイクロフィラメントの製造の為の方法および紡糸装置 - Google Patents
マイクロフィラメントの製造の為の方法および紡糸装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は請求項1の説明文によるマイクロフィラメン
トの製造のための方法に関するものであり、更に、本発
明はその方法の実施のための紡糸装置に関するものであ
る。
トの製造のための方法に関するものであり、更に、本発
明はその方法の実施のための紡糸装置に関するものであ
る。
ここに云うマイクロフィラメントとは1dtex(デシテ
ックス)以下の単繊維を示す(1dtexは10kmのヤーン又
はフィラメントの重量が1グラムであることを意味す
る)。マイクロフィラメントは、このように極めて細い
直径を持ち、しかも、公知の方法でマイクロフィラメン
トヤーンに撚り合わせられる。これらのマイクロフィラ
メントヤーンは織られることにより又は編まれることに
より布となる。1dtex以下の単繊維により、布の風合い
は軟らかく高貴であり、モードの業界では絹に替わり得
るものとなる。
ックス)以下の単繊維を示す(1dtexは10kmのヤーン又
はフィラメントの重量が1グラムであることを意味す
る)。マイクロフィラメントは、このように極めて細い
直径を持ち、しかも、公知の方法でマイクロフィラメン
トヤーンに撚り合わせられる。これらのマイクロフィラ
メントヤーンは織られることにより又は編まれることに
より布となる。1dtex以下の単繊維により、布の風合い
は軟らかく高貴であり、モードの業界では絹に替わり得
るものとなる。
マイクロフィラメントは、溶解体を供給される紡糸ノ
ズルの穴から高速で引き出され、延伸されて直交方向に
冷却空気を吹き付けられる領域を通過した後に、ロール
に巻き取られる。これに続いて、多数のマイクロフィラ
メントは撚合わされてマイクロフィラメントヤーンとな
り、これを使用して織ることにより所望の織布を得るこ
とが出来る。
ズルの穴から高速で引き出され、延伸されて直交方向に
冷却空気を吹き付けられる領域を通過した後に、ロール
に巻き取られる。これに続いて、多数のマイクロフィラ
メントは撚合わされてマイクロフィラメントヤーンとな
り、これを使用して織ることにより所望の織布を得るこ
とが出来る。
これ以外に、紡糸ノズルから出て来るフィラメント
を、直交方向に冷却空気が吹き付けられる領域を通過し
た後に、噴射機の作用下で引出して、連続的に動く散布
用コンベアー上に散布することによりマイクロフィラメ
ントノテキスタイルマットを作ることも公知である。こ
のようなマイクロフィラメントから作られるテキスタイ
ルマットも、また、本発明の対象物の中に含まれる。
を、直交方向に冷却空気が吹き付けられる領域を通過し
た後に、噴射機の作用下で引出して、連続的に動く散布
用コンベアー上に散布することによりマイクロフィラメ
ントノテキスタイルマットを作ることも公知である。こ
のようなマイクロフィラメントから作られるテキスタイ
ルマットも、また、本発明の対象物の中に含まれる。
マイクロフィラメントが合成ポリマーから作られる場
合には、フィラメントの直径は、用いられる合成ポリマ
ーによって一定せず、ポリプロピレンでは12μm以下で
あり、ポリアミドでは11μm以下であり、ポリエステル
では10μm以下である。一般にポリアミドとポリエステ
ルを使用するこのようなマイクロフィラメントヤーン
は、通常、1dtexを僅かに下回る単繊維径を有してい
る。
合には、フィラメントの直径は、用いられる合成ポリマ
ーによって一定せず、ポリプロピレンでは12μm以下で
あり、ポリアミドでは11μm以下であり、ポリエステル
では10μm以下である。一般にポリアミドとポリエステ
ルを使用するこのようなマイクロフィラメントヤーン
は、通常、1dtexを僅かに下回る単繊維径を有してい
る。
このように、マイクロフィラメントヤーンおよび織布
製品は、その軟らかい風合いの故に、モード性の高い天
然絹に似た性質を持つ。これ以外にも、マイクロフィラ
メントのテキスタイルヤーンは、平面内に高密度である
ことに起因する別の長所をも兼ね備える。マイクロフィ
ラメントヤーンを用いた織布はきわめて綿密に織られる
ために、その浸透性において、半透明膜にも似た性質を
持つ。この織布は、呼吸すること、即ち、ガスおよび水
蒸気のような気体を容易に通過させることができるのに
対して、濡れにくくなっている。この濡れにくさは、細
いフィラメント径と織布を構成する隣接するフィラメン
ト表面とのなす角度に起因する。
製品は、その軟らかい風合いの故に、モード性の高い天
然絹に似た性質を持つ。これ以外にも、マイクロフィラ
メントのテキスタイルヤーンは、平面内に高密度である
ことに起因する別の長所をも兼ね備える。マイクロフィ
ラメントヤーンを用いた織布はきわめて綿密に織られる
ために、その浸透性において、半透明膜にも似た性質を
持つ。この織布は、呼吸すること、即ち、ガスおよび水
蒸気のような気体を容易に通過させることができるのに
対して、濡れにくくなっている。この濡れにくさは、細
いフィラメント径と織布を構成する隣接するフィラメン
ト表面とのなす角度に起因する。
従って、フィラメントヤーンを使用した織布およびこ
れに相当するテキスタイルマットの有利な性質は、マイ
クロフィラメントが上記方法による通常の「高速紡糸
法」で作られ、しかも、通常は、「POYヤーン(POY=部
分配向ヤーン(Partially Oriented Yarn))」にまと
められるマイクロフィラメントの比較的細い径に基づく
ものであるということにある。この場合、溶融ポリマー
は、紡糸ノズルから引き出されて、紡糸ノズルの下の空
気流により冷却され、しかも、通常、約6,000m/分の高
速で引き出される。
れに相当するテキスタイルマットの有利な性質は、マイ
クロフィラメントが上記方法による通常の「高速紡糸
法」で作られ、しかも、通常は、「POYヤーン(POY=部
分配向ヤーン(Partially Oriented Yarn))」にまと
められるマイクロフィラメントの比較的細い径に基づく
ものであるということにある。この場合、溶融ポリマー
は、紡糸ノズルから引き出されて、紡糸ノズルの下の空
気流により冷却され、しかも、通常、約6,000m/分の高
速で引き出される。
マイクロフィラメントにより作り出される製品(織布
又はテキスタイルマット)の絹に似た品質をさらに高
め、また、上述した長所をさらに改善する為に、業界で
はマイクロフィラメントの径を、その製造時に1dtexを
はるかに下回る単繊維径に下げることが試みられてい
る。マイクロフィラメントがさらに細くなった場合に
も、マイクロフィラメントヤーンの繊維径を変えずに維
持することが常に目標として追求されるために、ヤーン
内のマイクロフィラメントの数、あるいはマイクロフィ
ラメントヤーン当りの紡糸穴の数は、同じ径のマイクロ
フィラメントヤーンを作るために必要なマイクロフィラ
メントの数が増大し、その結果として、単繊維径の減少
に逆比例的に増やさねばならない。マイクロフィラメン
トの径を細くするためには、従来のノズル穴(紡糸穴)
を用いる限り、通過する流量を減らすことが必要にな
る。
又はテキスタイルマット)の絹に似た品質をさらに高
め、また、上述した長所をさらに改善する為に、業界で
はマイクロフィラメントの径を、その製造時に1dtexを
はるかに下回る単繊維径に下げることが試みられてい
る。マイクロフィラメントがさらに細くなった場合に
も、マイクロフィラメントヤーンの繊維径を変えずに維
持することが常に目標として追求されるために、ヤーン
内のマイクロフィラメントの数、あるいはマイクロフィ
ラメントヤーン当りの紡糸穴の数は、同じ径のマイクロ
フィラメントヤーンを作るために必要なマイクロフィラ
メントの数が増大し、その結果として、単繊維径の減少
に逆比例的に増やさねばならない。マイクロフィラメン
トの径を細くするためには、従来のノズル穴(紡糸穴)
を用いる限り、通過する流量を減らすことが必要にな
る。
小径マイクロフィラメントを作るための方法を実現す
るに当り、体積が同じ場合のフィラメントの表面は、い
ずれにせよ、フィラメント径の3乗に逆比例することを
考慮する必要がある。例えば、単繊維径が半分になる
と、細くなったフィラメントの表面は8倍になる。
るに当り、体積が同じ場合のフィラメントの表面は、い
ずれにせよ、フィラメント径の3乗に逆比例することを
考慮する必要がある。例えば、単繊維径が半分になる
と、細くなったフィラメントの表面は8倍になる。
上述のように、マイクロフィラメントの冷却の際に表
面積が増大することを考慮すると、原則的にマイクロフ
ィラメントの延伸には、ある程度の温度が必要であっ
て、冷却度が強すぎるとマイクロフィラメントが脆くな
り、特に、6,000m/分の高い引出し速度の場合には破断
するおそれがある。
面積が増大することを考慮すると、原則的にマイクロフ
ィラメントの延伸には、ある程度の温度が必要であっ
て、冷却度が強すぎるとマイクロフィラメントが脆くな
り、特に、6,000m/分の高い引出し速度の場合には破断
するおそれがある。
冷却が急激過ぎる場合には、マイクロフィラメントの
表面には、過冷却による皮膜が生じる。この皮膜がフィ
ラメントの破断の原因となる。この皮膜は、内部の物質
が引き延ばし可能な状態にあるにもかかわらず、硬化す
る。
表面には、過冷却による皮膜が生じる。この皮膜がフィ
ラメントの破断の原因となる。この皮膜は、内部の物質
が引き延ばし可能な状態にあるにもかかわらず、硬化す
る。
これに対する解決策は、引出し速度を大幅に低下させ
ることにあるが、この場合に、溶融耐を含む流量を、そ
れに応じて低下させなければならない。そうでない場
合、即ち、流量が一定に維持される場合には、フィラメ
ントは、所望の細い直径にはならないことになる。
ることにあるが、この場合に、溶融耐を含む流量を、そ
れに応じて低下させなければならない。そうでない場
合、即ち、流量が一定に維持される場合には、フィラメ
ントは、所望の細い直径にはならないことになる。
このために必要となる引出し連度の低下は、約2,000m
/分のレベルに達する(これに対して通常の引出し連度
は6,000m/分となる。)同時に、流量が低下するため
に、紡糸装置の生産量は、採算領域を割るまでに低下す
ることになる。さらに、上記条件を考慮して適切な能力
を有する紡糸装置を作る場合にも、破断の防止を考慮し
たギリギリの線までしか適度に引下げられぬために、そ
の紡糸装置の採算性は、太い径でしかも紡糸速度の高い
フィラメントに比較して、単位時間当りの生産量の低下
により悪化することは別として、マイクロフィラメント
ヤーンの品質が低下することを免れないことになる。
/分のレベルに達する(これに対して通常の引出し連度
は6,000m/分となる。)同時に、流量が低下するため
に、紡糸装置の生産量は、採算領域を割るまでに低下す
ることになる。さらに、上記条件を考慮して適切な能力
を有する紡糸装置を作る場合にも、破断の防止を考慮し
たギリギリの線までしか適度に引下げられぬために、そ
の紡糸装置の採算性は、太い径でしかも紡糸速度の高い
フィラメントに比較して、単位時間当りの生産量の低下
により悪化することは別として、マイクロフィラメント
ヤーンの品質が低下することを免れないことになる。
EP−A−0 244 217によれば、紡糸ノズルから高速で
引き出されて延伸されたばかりのフィラメントの取り扱
いの問題点を取り上げたフィラメントの製造のための方
法が公知である。この場合に、紡糸ノズルの紡糸穴の直
下に円筒の圧力室が設けられており、この中にフィラメ
ントは紡糸穴から引き出された直後に到達する。
引き出されて延伸されたばかりのフィラメントの取り扱
いの問題点を取り上げたフィラメントの製造のための方
法が公知である。この場合に、紡糸ノズルの紡糸穴の直
下に円筒の圧力室が設けられており、この中にフィラメ
ントは紡糸穴から引き出された直後に到達する。
圧力室の中では同心的に円筒状のスクリーンが設けら
れており、外側から圧力室には熱風が圧力の作用下で吹
き込まれて円筒状のスクリーンを通して圧送され、この
スクリーンの中に紡糸ノズルから押し出されたフィラメ
ントが引き込まれる。この場合、熱風の供給は、フィラ
メントの引出し方向に主として平行な方向に行われ、こ
れによりフィラメントは圧力室の中又は円筒状のスクリ
ーンの中で負荷を受ける。さらに、円筒状のスクリーン
の中には、必然的に攪乱が生じて、引き出されたばかり
のフィラメントに対する追加的な負荷となる。
れており、外側から圧力室には熱風が圧力の作用下で吹
き込まれて円筒状のスクリーンを通して圧送され、この
スクリーンの中に紡糸ノズルから押し出されたフィラメ
ントが引き込まれる。この場合、熱風の供給は、フィラ
メントの引出し方向に主として平行な方向に行われ、こ
れによりフィラメントは圧力室の中又は円筒状のスクリ
ーンの中で負荷を受ける。さらに、円筒状のスクリーン
の中には、必然的に攪乱が生じて、引き出されたばかり
のフィラメントに対する追加的な負荷となる。
熱風の方向は、最初は、出口パイプ内に開口する圧力
室に続いてフィラメントの方向に平行に流れる。この事
は、フィラメントは、圧力下において連続する出口パイ
プを出た後に初めて熱風によって周囲を包まれることが
出来ることを意味する。マイクロフィラメント、即ち単
繊度が1dtex以下のフィラメントの製造のためには公知
の方法が適していない。何故ならば、圧力室又は円筒状
のスクリーン、即ち紡糸穴の出口開口に直接つながって
いる領域内の上記の負荷が大きすぎるからである。さら
に、フィラメントは、冷却領域では直交方向ではなくフ
ィラメントに平行に冷却空気を吹き付けられる。
室に続いてフィラメントの方向に平行に流れる。この事
は、フィラメントは、圧力下において連続する出口パイ
プを出た後に初めて熱風によって周囲を包まれることが
出来ることを意味する。マイクロフィラメント、即ち単
繊度が1dtex以下のフィラメントの製造のためには公知
の方法が適していない。何故ならば、圧力室又は円筒状
のスクリーン、即ち紡糸穴の出口開口に直接つながって
いる領域内の上記の負荷が大きすぎるからである。さら
に、フィラメントは、冷却領域では直交方向ではなくフ
ィラメントに平行に冷却空気を吹き付けられる。
EP−A−O 245 011によれば、さらに、フィラメント
の製造のための類似の方法が公知であり、この場合にフ
ィラメントは溶融体が供給される紡糸ノズルから紡糸穴
を通って、冷却領域を通過した後に高い引出し速度を以
って引き出されて延伸される。この場合にも、紡糸穴の
直後にまず円筒スクリーンを持つ室が続き、それを通っ
てフィラメントの方向に直角に熱風が圧力の作用下で吹
き付けられる。この室を出た後に初めて供給される熱風
は、フィラメントに平行に走行される。従って、紡糸穴
の出口開口に接している領域に関しては、きわめて細い
マイクロフィラメントが対象である限り上記の短所が同
じく当てはまる。
の製造のための類似の方法が公知であり、この場合にフ
ィラメントは溶融体が供給される紡糸ノズルから紡糸穴
を通って、冷却領域を通過した後に高い引出し速度を以
って引き出されて延伸される。この場合にも、紡糸穴の
直後にまず円筒スクリーンを持つ室が続き、それを通っ
てフィラメントの方向に直角に熱風が圧力の作用下で吹
き付けられる。この室を出た後に初めて供給される熱風
は、フィラメントに平行に走行される。従って、紡糸穴
の出口開口に接している領域に関しては、きわめて細い
マイクロフィラメントが対象である限り上記の短所が同
じく当てはまる。
本発明の根底となる課題は、採算性と品質の低下を招
くことなく極めて細いマイクロフィラメントを作ること
を可能にする方法を記載し、さらに、本発明により細い
マイクロフィラメントの経済的な製法を可能にする紡糸
装置を提供することにある。
くことなく極めて細いマイクロフィラメントを作ること
を可能にする方法を記載し、さらに、本発明により細い
マイクロフィラメントの経済的な製法を可能にする紡糸
装置を提供することにある。
本発明の方法に関しては、請求項1の説明文を前提と
する方法に対し、特徴部分の特徴を用いることにより解
決され、しかも紡糸装置に関する課題は、請求項10の説
明文に記載の装置に対して特徴部分に記載の特徴により
解決される。
する方法に対し、特徴部分の特徴を用いることにより解
決され、しかも紡糸装置に関する課題は、請求項10の説
明文に記載の装置に対して特徴部分に記載の特徴により
解決される。
本発明による新しい方法では、マイクロフィラメント
は紡糸穴から出た直後に下向きの熱風を当てられる。従
って、引き出されたフィラメントは、紡糸穴から出た後
も高温の空気流に包まれた状態に保たれる。急速に冷却
し易いマイクロフィラメントが、表面積が増大すること
に伴うマイナスの影響は、熱風による包囲により補償さ
れる。これにより、著しく高まった比表面によるフィラ
メントの非常に急速な冷却が防止される。従って、本発
明の重要な長所はフィラメントの引出しは、4,000〜6,0
00m/分の通常の高速においても問題なく行われることが
出来ることにある。
は紡糸穴から出た直後に下向きの熱風を当てられる。従
って、引き出されたフィラメントは、紡糸穴から出た後
も高温の空気流に包まれた状態に保たれる。急速に冷却
し易いマイクロフィラメントが、表面積が増大すること
に伴うマイナスの影響は、熱風による包囲により補償さ
れる。これにより、著しく高まった比表面によるフィラ
メントの非常に急速な冷却が防止される。従って、本発
明の重要な長所はフィラメントの引出しは、4,000〜6,0
00m/分の通常の高速においても問題なく行われることが
出来ることにある。
引出し速度が高いレベルに維持されるために極めて細
いマイクロフィラメントにもかかわらず溶融体の引出し
量を高めることが可能であり、従って、本発明による方
法の採算性が保証されている。
いマイクロフィラメントにもかかわらず溶融体の引出し
量を高めることが可能であり、従って、本発明による方
法の採算性が保証されている。
同時にフィラメントが破断するおそれは著しく低減さ
れ、さらに、すべてのノズルから引き出されるフィラメ
ント径の均一度は高まる。本発明方法による記載された
マイクロフィラメントヤーンの品質は顕著な改善が保障
され、従って冒頭に記載の短所は解消される。
れ、さらに、すべてのノズルから引き出されるフィラメ
ント径の均一度は高まる。本発明方法による記載された
マイクロフィラメントヤーンの品質は顕著な改善が保障
され、従って冒頭に記載の短所は解消される。
外周を含む熱風は、紡糸ノズルの紡糸穴を出た直後の
フィラメントの引出しから誘発されるせん断応力によ
り、本発明による対策なしでは、クラックを生じ易く、
しいてはフィラメントの破断を招く過冷却による上記の
硬化皮膜の出現が免れる。
フィラメントの引出しから誘発されるせん断応力によ
り、本発明による対策なしでは、クラックを生じ易く、
しいてはフィラメントの破断を招く過冷却による上記の
硬化皮膜の出現が免れる。
本発明の場合には、フィラメントの冷却は放射方向に
対して徐々に進むために、むしろ、均質な構造が生じる
ように配慮されている。従って、極めて細いマイクロフ
ィラメントも最適の延伸させることが出来る。さらに、
マルチフィラメント紡糸ノズルの個々のフィラメント間
の差異もまた大幅に解消するために、品質改善が明確に
保障される。
対して徐々に進むために、むしろ、均質な構造が生じる
ように配慮されている。従って、極めて細いマイクロフ
ィラメントも最適の延伸させることが出来る。さらに、
マルチフィラメント紡糸ノズルの個々のフィラメント間
の差異もまた大幅に解消するために、品質改善が明確に
保障される。
本発明の場合のマイクロフィラメントの冷却は、スポ
ット的でなく連続的に行われるために、急速冷却の際の
フィラメントの表面の過冷却皮膜が生じ、これにより、
フィラメントの破断が生じる危険性が解消する。
ット的でなく連続的に行われるために、急速冷却の際の
フィラメントの表面の過冷却皮膜が生じ、これにより、
フィラメントの破断が生じる危険性が解消する。
本発明による方法または本発明に記載の紡糸装置を用
いることにより、フィラメント径に差異の生じることを
未然に防ぐように、マイクロフィラメントの冷却がコン
トロールされることになる。このような公知の技術での
起こり得る直径の偏差はわずかにすぎないものの、例え
ばマイクロフィラメントまたは織布を染色する際に染料
が、径の異なるマイクロフィラメントを染め上げた際に
は目障りになる。これにより、本来は高級な織布として
用いられるような製品でありながら染色の均質性が損な
われる。
いることにより、フィラメント径に差異の生じることを
未然に防ぐように、マイクロフィラメントの冷却がコン
トロールされることになる。このような公知の技術での
起こり得る直径の偏差はわずかにすぎないものの、例え
ばマイクロフィラメントまたは織布を染色する際に染料
が、径の異なるマイクロフィラメントを染め上げた際に
は目障りになる。これにより、本来は高級な織布として
用いられるような製品でありながら染色の均質性が損な
われる。
本発明を好ましい形で実施するに際して、極めて細い
フィラメントの製造の場合には、溶融体から紡糸できる
公知のポリマーが用いられる。なかでもポリオレフィ
ン、特にポリプロピレン、さらにはポリエステル並びに
ポリアミド6および66が、本発明の方法により紡糸が可
能である。
フィラメントの製造の場合には、溶融体から紡糸できる
公知のポリマーが用いられる。なかでもポリオレフィ
ン、特にポリプロピレン、さらにはポリエステル並びに
ポリアミド6および66が、本発明の方法により紡糸が可
能である。
それ自体公知の2成分ノズルを用いることが有利であ
り、しかも、この場合には、組み合わせ紡糸ノズルの外
周部は、熱風穴の全てに対して均等な配置が保障される
ように変更されなければならない。さらに、組み合わせ
ノズルの外周穴は空気の流量に適合したものとならねば
ならない。
り、しかも、この場合には、組み合わせ紡糸ノズルの外
周部は、熱風穴の全てに対して均等な配置が保障される
ように変更されなければならない。さらに、組み合わせ
ノズルの外周穴は空気の流量に適合したものとならねば
ならない。
このような2成分ノズルは、外周部とコアとの組み合
わせ配置を持ち、しかも、この場合に、コアノズルのみ
がポリマー溶融体の紡糸に用いられるとともに、外周ノ
ズルからは熱風が吹き出す。
わせ配置を持ち、しかも、この場合に、コアノズルのみ
がポリマー溶融体の紡糸に用いられるとともに、外周ノ
ズルからは熱風が吹き出す。
ポリマー溶融体に関する紡糸条件は、本発明において
も通常の紡糸装置の場合とほぼ同様の設定を行うことが
出来る。この場合、紡糸ノズル(2成分ノズル)の外周
部の空気の温度は、溶融体の温度によって決まり、しか
も、この場合には、本発明の好ましい実施形態では、2
つの成分の温度差は、±10℃を越えないことが必要であ
る。最適の場合には、2つの成分である溶融体と空気の
温度は相互に等しくなければならない。
も通常の紡糸装置の場合とほぼ同様の設定を行うことが
出来る。この場合、紡糸ノズル(2成分ノズル)の外周
部の空気の温度は、溶融体の温度によって決まり、しか
も、この場合には、本発明の好ましい実施形態では、2
つの成分の温度差は、±10℃を越えないことが必要であ
る。最適の場合には、2つの成分である溶融体と空気の
温度は相互に等しくなければならない。
熱風の風量は簡単な方法で設定することができ、この
場合には、紡糸ノズルの少なくとも僅かに下にある各紡
糸穴に少なくとも清浄な空気の自由放射状況が出現する
ように設定され得る。
場合には、紡糸ノズルの少なくとも僅かに下にある各紡
糸穴に少なくとも清浄な空気の自由放射状況が出現する
ように設定され得る。
紡糸ノズルの下、約100から500mmの区間を走行した後
に、マイクロフィラメントは直交方向の空気流により強
く冷却される。この場合には、通常の吹き付け孔を用い
ることができる。
に、マイクロフィラメントは直交方向の空気流により強
く冷却される。この場合には、通常の吹き付け孔を用い
ることができる。
マイクロフィラメントからマイクロフィラメントヤー
ンを作ることに適しているロールの形態の機械的な引出
し装置以外に、本発明においては、望ましい方法で噴射
機形式の空気力学的な引出し装置が使用できるために、
本発明によって作られるマイクロフィラメントから、公
知の方法でテキスタイルマットを作ることも可能であ
る。
ンを作ることに適しているロールの形態の機械的な引出
し装置以外に、本発明においては、望ましい方法で噴射
機形式の空気力学的な引出し装置が使用できるために、
本発明によって作られるマイクロフィラメントから、公
知の方法でテキスタイルマットを作ることも可能であ
る。
本発明の別の好ましい形態及び有利な改善は、請求の
範囲の従属項、明細書および図面から知ることが出来
る。
範囲の従属項、明細書および図面から知ることが出来
る。
理解を助けるために、本発明は下記において図面によ
り詳述される。図面において、 図1はロール形式の機械的な引出し装置を持つ公知の
紡糸装置の模式図であり、 図2は空気力学的引出し装置を備えた図1と同様の紡
糸装置を示し、 図3は本発明による紡糸装置の実施形態の一例を模式
的に示すものであり、 図4は図3に用いられた2成分ノズルの詳細図を示
す。
り詳述される。図面において、 図1はロール形式の機械的な引出し装置を持つ公知の
紡糸装置の模式図であり、 図2は空気力学的引出し装置を備えた図1と同様の紡
糸装置を示し、 図3は本発明による紡糸装置の実施形態の一例を模式
的に示すものであり、 図4は図3に用いられた2成分ノズルの詳細図を示
す。
図1の記号10でその全体を示されている紡糸装置は、
それ自体公知である。それには、紡糸穴14を有する紡糸
ノズル12が備えられており、この穴を通して溶融体16が
押し出されてマイクロフィラメント18に延伸される。引
出し装置としては自転するロール20が用いられており、
この上にマイクロフィラメント18が巻き付けられる。図
1に示された図は、判り易くするためにマイクロフィラ
メントが1本の場合に限定されている。実際の場合に、
マイクロフィラメントの数が多数にのぼる時には、紡糸
ノズル12は同じ数の紡糸穴14を持つ。
それ自体公知である。それには、紡糸穴14を有する紡糸
ノズル12が備えられており、この穴を通して溶融体16が
押し出されてマイクロフィラメント18に延伸される。引
出し装置としては自転するロール20が用いられており、
この上にマイクロフィラメント18が巻き付けられる。図
1に示された図は、判り易くするためにマイクロフィラ
メントが1本の場合に限定されている。実際の場合に、
マイクロフィラメントの数が多数にのぼる時には、紡糸
ノズル12は同じ数の紡糸穴14を持つ。
紡糸穴14を出るときには、溶融体16の温度は約280℃
である。矢印22は直交方向の冷却空気の流れを示し、マ
イクロフィラメント18は、下のロールの位置で約60℃の
温度を示すように冷却される。
である。矢印22は直交方向の冷却空気の流れを示し、マ
イクロフィラメント18は、下のロールの位置で約60℃の
温度を示すように冷却される。
マイクロフィラメント18の延伸は、従って、ロールに
より行われ、引き出し速度は上記ロールの回転速度によ
って支配される。図1の場合の引出し速度の通常の値
は、4000から6000m/分である。
より行われ、引き出し速度は上記ロールの回転速度によ
って支配される。図1の場合の引出し速度の通常の値
は、4000から6000m/分である。
図1が、それを用いて布を織り、または編むことの出
来るマイクロフィラメントヤーンを作るための紡糸装置
を示すのに対して、図2はテキスタイルマットの製造の
ためのそれ自体公知の紡糸装置を示す。この場合に、引
き出し装置は空気力学的な噴射機の構造を有している。
図の紙面に沿って移動するベルト36上のマクロフィラメ
ントが散布される。
来るマイクロフィラメントヤーンを作るための紡糸装置
を示すのに対して、図2はテキスタイルマットの製造の
ためのそれ自体公知の紡糸装置を示す。この場合に、引
き出し装置は空気力学的な噴射機の構造を有している。
図の紙面に沿って移動するベルト36上のマクロフィラメ
ントが散布される。
本発明による方法の実際の実施形態は、図3による紡
糸装置の実施形態から知ることが出来る。紡糸ノズルと
して用いられる2成分ノズル26を出た直後から引き出さ
れたマイクロフィラメント18は、矢印Aにより示された
熱風により包まれる。この熱風Aは、ほぼ延伸領域38内
のマイクロフィラメントに作用する。該領域は、2成分
ノズル26とロール20との間の全距離の約1mにおける主要
な部分を占めており、約30から50cmの長さを有してい
る。
糸装置の実施形態から知ることが出来る。紡糸ノズルと
して用いられる2成分ノズル26を出た直後から引き出さ
れたマイクロフィラメント18は、矢印Aにより示された
熱風により包まれる。この熱風Aは、ほぼ延伸領域38内
のマイクロフィラメントに作用する。該領域は、2成分
ノズル26とロール20との間の全距離の約1mにおける主要
な部分を占めており、約30から50cmの長さを有してい
る。
ドラフト領域38の下において、マイクロフィラメント
18は図1および図2における場合と同様に、冷却空気22
を直交方向に吹き付けられる。その温度は、紡糸穴14の
出口での280℃の溶融体の温度に対して、±10℃以上相
違してはならない熱風が吹き付けられることにより、マ
イクロフィラメント18の急速な冷却は阻止される。マイ
クロフィラメント18の冷却期間は、本発明の場合には、
むしろ遅れて連続的に行われる。
18は図1および図2における場合と同様に、冷却空気22
を直交方向に吹き付けられる。その温度は、紡糸穴14の
出口での280℃の溶融体の温度に対して、±10℃以上相
違してはならない熱風が吹き付けられることにより、マ
イクロフィラメント18の急速な冷却は阻止される。マイ
クロフィラメント18の冷却期間は、本発明の場合には、
むしろ遅れて連続的に行われる。
冷却が急激に行われず連続的に行われることによっ
て、マイクロフィラメント18の表面に過冷却による硬化
皮膜が生じ、従って、フィラメントの破断が生じること
の危険が回避される。
て、マイクロフィラメント18の表面に過冷却による硬化
皮膜が生じ、従って、フィラメントの破断が生じること
の危険が回避される。
さらに、マイクロフィラメント18の径が縮小されるに
もかかわらず、4000〜6000m/分の通常の引出し速度を用
いることが出来るために、小径のマイクロフィラメント
が望まれるときにも紡糸装置の経済性が維持されること
が本発明により保証される。
もかかわらず、4000〜6000m/分の通常の引出し速度を用
いることが出来るために、小径のマイクロフィラメント
が望まれるときにも紡糸装置の経済性が維持されること
が本発明により保証される。
本発明において決定的な役割を果たす熱風Aを作り出
すために、図4に詳しく示されている2成分ノズル26が
使用される。このノズルには、コアノズル28と外周ノズ
ル30が使用されており、しかも、円環状のギャップ32が
設けられている。円環状ギャップ32は溶融体が出てくる
紡糸穴34を円形に取り囲んでいる。
すために、図4に詳しく示されている2成分ノズル26が
使用される。このノズルには、コアノズル28と外周ノズ
ル30が使用されており、しかも、円環状のギャップ32が
設けられている。円環状ギャップ32は溶融体が出てくる
紡糸穴34を円形に取り囲んでいる。
2成分ノズル26の公知の使用法では、コアノズル28の
紡糸穴34を通してのみならず、外周ノズル30の紡糸穴32
を通しても溶融体は押し出されるが、図4によれば、溶
融体は専ら内側のコアノズル28からのみ出て来る。これ
に対して、円環状ギャップ36を通して圧力pと温度Tを
示す熱風が供給または作り出され、この熱風がマイクロ
フィラメント18の外周を包む。
紡糸穴34を通してのみならず、外周ノズル30の紡糸穴32
を通しても溶融体は押し出されるが、図4によれば、溶
融体は専ら内側のコアノズル28からのみ出て来る。これ
に対して、円環状ギャップ36を通して圧力pと温度Tを
示す熱風が供給または作り出され、この熱風がマイクロ
フィラメント18の外周を包む。
2成分ノズルを用いる本発明は、図2の紡糸装置の場
合には、当然にテキスタイルマットの製造に使用するこ
とが出来る。
合には、当然にテキスタイルマットの製造に使用するこ
とが出来る。
本発明による方法または新しい紡糸装置を用いること
により、紡糸装置の採算性を損なうことなく、0.33dtex
のスーパーファイン単繊維径を有するマイクロフィラメ
ントヤーンを作ることが出来るために、事実上、本絹と
同様の感じの織布を作ることが可能である。
により、紡糸装置の採算性を損なうことなく、0.33dtex
のスーパーファイン単繊維径を有するマイクロフィラメ
ントヤーンを作ることが出来るために、事実上、本絹と
同様の感じの織布を作ることが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−55211(JP,A) 特開 昭63−6107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01D 5/084,5/088
Claims (15)
- 【請求項1】マイクロフィラメントは溶融体が供給され
ている紡糸ノズルから紡糸穴(ノズル穴)を通り、直交
方向に冷却空気が吹き付けられている領域を通過した後
に、大きな引き出し速度を持ってその長さ方向に引き出
され、かつ延伸されて、合繊ヤーン又はタキスタイルマ
ット用の径の細いマイクロフィラメントを製造する方法
であって、該マイクロフィラメントが該紡糸穴から出た
直後に該マイクロフィラメントの該長さ方向と平行な方
向に流れる熱風を吹き付けられること、および該マイク
ロフィラメントが該紡糸穴から出た直後に該熱風が該マ
イクロフィラメントの外周を包むことを特徴とする方
法。 - 【請求項2】前記熱風が前記溶融体の温度にほぼ等しい
空気温度で強制的に吹き付けられることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記溶融体の温度と前記熱風の空気温度と
の差は、最大約10℃であることを特徴とする請求項1〜
2のいずれかに記載の方法。 - 【請求項4】前記マイクロフィラメントは前記紡糸ノズ
ルの下方に間隔をあけてその冷却のために直交方向に冷
却空気を吹き付けられることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】前記間隔は、少なくとも約100mm、好まし
くは500mmであることを特徴とする請求項4に記載の方
法。 - 【請求項6】前記引き出され、かつ延伸されるマイクロ
フィラメントが撚合わされまたは巻かれてマイクロフィ
ラメントヤーンを形成することを特徴とする請求項1〜
5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】前記引き出され、かつ延伸されたマイクロ
フィラメントが散布されまたは敷設されてテキスタイル
マットを形成することを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項8】前記マイクロフィラメントは空気力学的な
引出し装置により引き出されることを特徴とする請求項
7に記載の方法。 - 【請求項9】マイクロフィラメントは溶融体が供給され
ている紡糸ノズルから紡糸穴(ノズル穴)を通り、直交
方向に冷却空気を吹き付けられている領域を通過した後
に大きな引出し速度でその長さ方向に引き出され、かつ
延伸される、合繊ヤーン又はテキスタイルマット用の径
の細いマイクロフィラメントの製造を目的とする紡糸装
置であって、該紡糸装置(10)は、複数の紡糸穴(34)
を有するマルチ紡糸ノズル(26)を有し、該紡糸穴(3
4)を通して該溶融体が押し出され、該マルチ紡糸ノズ
ルは開口(32)と共に該紡糸穴(34)に対して同心的に
設けられており、かつ該開口を通って該マイクロフィラ
メントの該長さ方向と平行な方向に熱風(A)が流出す
ることを特徴とする紡糸装置。 - 【請求項10】前記マルチ紡糸ノズル(26)が、コアノ
ズル(28)と外周ノズル(30)とを有する2成分ノズル
として構成されていることを特徴とする請求項9に記載
の紡糸装置。 - 【請求項11】前記外周ノズル(30)が、前記溶融体
(16)を押し出すために設けられた前記コアノズル(2
8)を同心的に囲む円環状ギャップ(32)を有してお
り、該ギャップを通して前記熱風(A)が圧力(p)の
作用下に吹き出すことを特徴とする請求項10に記載の紡
糸装置。 - 【請求項12】前記マイクロフィラメント(18)に対す
る機械的な引出し装置としてロール(20)を有すること
を特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の紡糸装
置。 - 【請求項13】前記マイクロフィラメント(18)のため
の空気力学的引出し装置として噴射器(24)と、テキス
タイルマットの形成のための散布コンベアーと、を有す
ることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の紡
糸装置。 - 【請求項14】前記大きな引き出し速度は4000〜6000m/
分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項15】前記大きな引き出し速度は4000〜6000m/
分であることを特徴とする、請求項9に記載の紡糸装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3941824.3 | 1989-12-19 | ||
DE3941824A DE3941824A1 (de) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | Verfahren und spinnvorrichtung zur herstellung von mikrofilamenten |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05502483A JPH05502483A (ja) | 1993-04-28 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0541552B1 (ja) |
JP (1) | JP2918332B2 (ja) |
KR (1) | KR920703889A (ja) |
AT (1) | ATE107971T1 (ja) |
DE (2) | DE3941824A1 (ja) |
WO (1) | WO1991009162A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5382400A (en) | 1992-08-21 | 1995-01-17 | Kimberly-Clark Corporation | Nonwoven multicomponent polymeric fabric and method for making same |
US5405682A (en) | 1992-08-26 | 1995-04-11 | Kimberly Clark Corporation | Nonwoven fabric made with multicomponent polymeric strands including a blend of polyolefin and elastomeric thermoplastic material |
CA2092604A1 (en) | 1992-11-12 | 1994-05-13 | Richard Swee-Chye Yeo | Hydrophilic, multicomponent polymeric strands and nonwoven fabrics made therewith |
US5482772A (en) | 1992-12-28 | 1996-01-09 | Kimberly-Clark Corporation | Polymeric strands including a propylene polymer composition and nonwoven fabric and articles made therewith |
BR9400682A (pt) * | 1993-03-05 | 1994-10-18 | Akzo Nv | Aparelho para a fiação em fusão de fios multifilamentares e sua aplicação |
US5759926A (en) * | 1995-06-07 | 1998-06-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Fine denier fibers and fabrics made therefrom |
EP0864006B1 (en) | 1995-11-30 | 2003-02-19 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Superfine microfiber nonwoven web |
JP3662455B2 (ja) * | 1999-11-22 | 2005-06-22 | ユニ・チャーム株式会社 | ポリプロピレン製不織布およびその製造方法 |
DE10026281B4 (de) * | 2000-05-26 | 2005-06-02 | Sächsisches Textilforschungsinstitut e.V. | Verfahren zur Herstellung von Spinnvliesen |
BR0107280A (pt) | 2001-09-17 | 2004-03-23 | Rhodia Poliamida Ltda | Microfibras para reforço de matrizes inorgânicas, como cimento, argamassa. gesso e concreto, microfibras à base de poliamida para reforço de matrizes inorgânicas, processo para obtenção de microfibras à base de poliamida para reforço de matrizes inorgânicas e produtos à base de fibrocimento |
EP2245077B1 (en) * | 2008-01-21 | 2018-06-06 | Imerys Pigments, Inc. | Monofilament fibers comprising ground calcium carbonate |
CN106835417B (zh) * | 2016-12-02 | 2019-05-10 | 武汉纺织大学 | 一种利用熔喷超细纤维制备包芯纱的装置及方法 |
CN106555257B (zh) * | 2016-12-02 | 2019-05-10 | 武汉纺织大学 | 一种利用熔喷超细纤维进行喷气纺纱的装置和方法 |
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AT283575B (de) * | 1965-06-30 | 1970-08-10 | Freudenberg Carl Fa | Verfahren zur Herstellung von aus endlosen, verstreckten Fäden bestehenden Vliesen |
DE1660318A1 (de) * | 1967-03-31 | 1970-03-05 | Freudenberg Carl | Verfahren zur Herstellung von aus Heterofilamenten aufgebauten Spinnvliesen |
US3888610A (en) * | 1973-08-24 | 1975-06-10 | Rothmans Of Pall Mall | Formation of polymeric fibres |
DE2406321C3 (de) * | 1974-02-09 | 1981-04-09 | Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim | Spinnvlies, bestehend aus wirr verteilten, endlosen Polyamid-6-Fäden |
US3954361A (en) * | 1974-05-23 | 1976-05-04 | Beloit Corporation | Melt blowing apparatus with parallel air stream fiber attenuation |
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DE2514874B2 (de) * | 1975-04-05 | 1978-08-17 | Zimmer Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zum Schnellspinnen von Polyamiden |
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DE3026520C2 (de) * | 1980-07-12 | 1985-03-21 | Davy McKee AG, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung hochfester technischer Garne durch Spinnstrecken |
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