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JP2917669B2 - 自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造 - Google Patents

自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造

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Publication number
JP2917669B2
JP2917669B2 JP4133172A JP13317292A JP2917669B2 JP 2917669 B2 JP2917669 B2 JP 2917669B2 JP 4133172 A JP4133172 A JP 4133172A JP 13317292 A JP13317292 A JP 13317292A JP 2917669 B2 JP2917669 B2 JP 2917669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
bracket
panel
crt display
rear surface
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP4133172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05319141A (ja
Inventor
大輔 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4133172A priority Critical patent/JP2917669B2/ja
Publication of JPH05319141A publication Critical patent/JPH05319141A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のインストルメン
トパネル内部品、とりわけ、インストルメントパネルの
内側に該インストルメントパネルの後面に略沿って配置
される部品の組付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネルの内側には、そ
の後面に略沿ってCRTディスプレイを始めとして各種
電子部品等が配設されている。図2,3は一例として従
来のCRTディスプレイの組付け構造を示すもので、1
はインストルメントパネルで、その中央部後面にはCR
Tディスプレイ6の配設用の開窓部2を形成してある。
【0003】インストルメントパネル1はパネル本体3
と、その外表面を被覆するソフトパッド4とからなり、
前記開窓部2には装飾用の樹脂製のクラスターリッド5
を取付けてある。
【0004】CRTディスプレイ6はその両側面にブラ
ケット7をビス8固定してあり、これらブラケット7を
インストルメントパネル1の内側に車幅方向に配設した
ステアリングメンバ9に設けたブラケット10にビス1
1固定して、前記開窓部2に臨設配置してある。
【0005】この類似構造は、例えば1991年8月
日産自動車(株)発行 E−FGY32型 整備要領書
EL76頁に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CRTディスプレイ6
はその両側面に固設したブラケット7を、ステアリング
メンバ9のブラケット10に締結して、開窓部2に臨設
配置してあるため、車両の衝突時等に乗員が前方へ慣性
移動して開窓部2の上縁部分、つまり、インストルメン
トパネル1の後面上縁部分に図2の矢印Fで示すように
2次衝突して衝突入力が作用すると、パネル本体3が変
形してCRTディスプレイ6の後面、つまり画面側の上
縁部に干渉して該CRTディスプレイ6が破損してしま
う可能性がある。
【0007】そこで、本発明はCRTディスプレイ等、
インストルメントパネルの後面に略沿って配置される部
品を、2次衝突時にインストルメントパネルが変形して
も相互干渉を回避して、該部品を保護することができる
自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】インストルメントパネル
の内側に配置される部品の上部に、該部品の後面よりも
後方にオフセットして剛性の高い上部ブラケットを突設
する一方、該部品の下部に塑性変形可能な下部ブラケッ
トを突設し、前記上部ブラケットをインストルメントパ
ネルのパネル本体上部の2次衝突入力作用線上に形成し
た上部取付部に固定すると共に、下部ブラケットを該パ
ネル本体に形成した下部取付部に固定してある。
【0009】
【作用】車両の衝突時等にインストルメントパネルの後
面上縁部分に2次衝突入力が作用すると、パネル本体の
上部取付部がこの2次衝突入力作用線上に設けられてい
て、該上部取付部に部品の後面よりも後方にオフセット
して突設した高剛性の上部ブラケットを固定してある一
方、部品の下部には塑性変形可能な下部ブラケットを突
設して、これをパネル本体の下部取付部に固定してある
ため、パネル本体の上部が塑性変形すると、上部ブラケ
ットによりパネル本体の上部取付部と部品との間隔が一
定に保持されたまま、部品は下部ブラケットの塑性変形
によって該下部ブラケット固定部を支点として前方へ回
動し、パネル本体と部品との相互干渉が回避される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例をインストルメント
パネル内部品としてCRTディスプレイを例に採って、
図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付し
て詳述する。
【0011】図1において、インストルメントパネル1
はパネル本体3と、その外表面を被覆するソフトパッド
4とからなり、中央部後面には「部品」としてのCRT
ディスプレイ6の配設用の開窓部2を形成してあり、該
開窓部2は樹脂製のクラスターリッド5を取付けて装飾
してある。
【0012】パネル本体3の開窓部2上方には、車両衝
突時に乗員が前方へ慣性移動した際に2次衝突する傾向
の高い部位、つまり、インストルメントパネル1の後面
上縁部の矢印Fで示す2次衝突入力作用線上に、上部取
付部20を開窓部2よりも後方へ突出して形成してあ
る。そして、該パネル本体3の開窓部2下縁に下部取付
部21を形成してある。
【0013】前記2次衝突入力作用線とは、図示しない
ヒップポイットを中心とするSAEあるいはJSAEマ
ネキンのヘッドフォームにより入力される線方向のこと
をいう。
【0014】一方、CRTディスプレイ6の後面上部に
は、該後面よりも後方にオフセットして剛性の高い上部
ブラケット、例えばディスプレイ本体と一体にダイカス
ト成形した上部ブラケッ22を上方に向けて突設してあ
ると共に、該CRTディスプレイ6の下面には塑性変形
可能な金属プレートからなるL字状の下部ブラケット2
3を接合等により取付けてある。
【0015】そして、前記上部ブラケット22を上部取
付部20の外面に重合すると共に、下部ブラケット23
を下部取付部21の外面に重合してそれぞれビス24固
定し、CRTディスプレイ6を開窓部2に臨設配置して
ある。
【0016】この実施例では、インストルメントパネル
1の内側に車幅方向に配置したステアリングメンバ9
に、後端がパネル本体3の上部取付部20の内面に重合
するブラケット25を固設し、上部ブラケット22をこ
のブラケット25後端に共締めして、該ブラケット25
により支持剛性を確保できるようにしてある。
【0017】なお、図1中26はステアリングメンバ9
の下方に配置した空気調和ユニット、27は同ベントダ
クトを示す。
【0018】以上の実施例構造によれば、車両の衝突時
等に乗員が前方へ慣性移動して、インストルメントパネ
ル1の後面上縁部分に2次衝突すると、パネル本体3の
上部取付部20がこの2次衝突入力Fの作用線上に設け
られていて、該上部取付部20にCRTディスプレイ6
の背面よりも後方にオフセットして突設した高剛性の上
部ブラケット22を固定してある一方、CRTディスプ
レイ6の下面の塑性変形可能な下部ブラケット23をパ
ネル本体3の下部取付部21に固定してあるため、パネ
ル本体3の上部が塑性変形すると、上部ブラケット22
によりパネル本体3の上部取付部20とCRTディスプ
レイ6の上縁部との間隔が一定に保持されたまま、該C
RTディスプレイ6は図1の鎖線で示すように下部ブラ
ケット23の塑性変形によって該下部ブラケット23の
固定部を支点として前方へ回動する。
【0019】従って、CRTディスプレイ6にパネル本
体3が干渉するのを回避して、該CRTディスプレイ6
が損傷するのを防止することができる。
【0020】ここで、前述の2次衝突時には、CRTデ
ィスプレイ6が下部ブラケット23を支点として前方回
動するため、パネル本体3,およびステアリングメンバ
9のブラケット25の塑性変形をスムーズに行わせるこ
とができ、これらパネル本体3,ブラケット25の変形
ストロークを十分に確保できるから衝突エネルギ吸収効
果を高めることもできる。
【0021】更には、上部ブラケット22によりパネル
本体3とCRTディスプレイ6との間の間隔を一定に保
持して、該CRTディスプレイ6に乗員が2次衝突する
のを回避できるため、安全性をより一層高められる利点
がある。
【0022】なお、前記実施例ではCRTディスプレイ
6の組付け構造を例示したが、この他、インストルメン
トパネル1の後面に略沿って配置される他の電子部品を
始めとして、各種インストルメントパネル内部品の組付
けに適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の衝
突時等に乗員がインストルメントパネルに2次衝突した
場合でも、部品の上部ブラケットによりパネル本体と部
品との間隔を一定に保ったまま、下部ブラケットを支点
として該部品を前方回動させて、部品とパネル本体との
相互干渉を回避できるため、部品を損傷することなく確
実に保護することができる。
【0024】また、この部品の前方回動によりパネル本
体の変形を阻害することがないので、衝突エネルギ吸収
効果を高めることができる。
【0025】更には、パネル本体と部品との間隔を一定
に保ったままとすることができて、乗員の該部品への2
次衝突を回避できるので、安全性をより一層高められる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】従来の構造を示す図3のA−A線に沿う断面
図。
【図3】インストルメントパネルの略示的分解斜視図。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル 3…パネル本体 6…CRTディスプレイ(部品) 20…上部取付部 21…下部取付部 22…上部ブラケット 23…下部ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの内側に配置さ
    れる部品の上部に、該部品の後面よりも後方にオフセッ
    トして剛性の高い上部ブラケットを突設する一方、該部
    品の下部に塑性変形可能な下部ブラケットを突設し、前
    記上部ブラケットをインストルメントパネルのパネル本
    体上部の2次衝突入力作用線上に形成した上部取付部に
    固定すると共に、下部ブラケットを該パネル本体に形成
    した下部取付部に固定したことを特徴とする自動車のイ
    ンストルメントパネル内部品組付け構造。
JP4133172A 1992-05-26 1992-05-26 自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造 Expired - Fee Related JP2917669B2 (ja)

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JPH05319141A JPH05319141A (ja) 1993-12-03
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