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JP2917088B2 - 射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機の制御方法

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JP2917088B2
JP2917088B2 JP22702393A JP22702393A JP2917088B2 JP 2917088 B2 JP2917088 B2 JP 2917088B2 JP 22702393 A JP22702393 A JP 22702393A JP 22702393 A JP22702393 A JP 22702393A JP 2917088 B2 JP2917088 B2 JP 2917088B2
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JP
Japan
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injection
molding machine
mold opening
mold
injection molding
Prior art date
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Application number
JP22702393A
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English (en)
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JPH0780906A (ja
Inventor
齊 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0780906A publication Critical patent/JPH0780906A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂の射出成形においては、射
出速度を高速に維持したままで射出を行うと、オーバパ
ックの現象が現れ易くなるので、金型内に溶融樹脂が満
杯になる直前、すなわち充填完了直前に射出速度を低速
に切換えるようにしている。この切換タイミングは経験
的に設定されており、切換えが早すぎると成形品の薄肉
部分が固化して未充填現象が発生してしまう。
【0003】この点を配慮し、射出速度を検出して低速
に落ちてきたら射出工程から保圧工程に切換えるという
方法も提案されているが、射出速度の低下は、金型内の
樹脂圧が上昇することで抵抗が増加して生ずるので、切
換えタイミングに遅れを生じ易いという欠点がある。
【0004】以上のような欠点を解決する制御方法とし
て、以下に述べるように、金型の型開量に注目した方法
が知られている。
【0005】すなわち、金型内への溶融樹脂の充填時に
金型が微小量開くことに着目し、型開量を設定して射出
圧力や保圧を制御する方法であり、例えば特公昭59−
29415号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の制御方法によれ
ば、射出圧力を補正した時、金型内樹脂圧が低ければ型
開量の変化度は大きく、大きな修正効果が得られる。し
かしながら、金型内樹脂圧が高くなるにつれて、射出圧
力という成形品外部の圧力で金型内樹脂圧を高めるの
で、型開量を補正する効果には限界があり、バリ、変
形、コーナ部分の偏肉といった不具合を発生することが
ある。
【0007】以上のような問題点に鑑み、本発明の課題
は、樹脂の充填完了直前に要求される射出速度や射出圧
力の切換えタイミングを、成形サイクル内で変化する型
開量の変化量を監視して自動的に割り出すことができる
ようにした射出成形機の制御方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、型開量を検出
して成形条件を自動修正する射出成形機の制御方法にお
いて、各成形サイクルにおける射出工程中に前記型開量
の時間に対する変化量、又は前記変化量と相関した値を
算出し、該算出結果とあらかじめ定められた設定値との
比較結果に基づいて前記型開量の急激な上昇現象を検出
し、前記急激な上昇現象の検出時に射出シリンダにおけ
射出速度や射出圧力の修正制御を行うことを特徴とす
る。
【0009】なお、前記変化量と相関した値として、あ
る時刻における前記変化量とこれより1回前に算出され
た前記変化量との比を用いる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、本発明がな
された背景について説明する。図1は1回の成形サイク
ルにおける型開量(実線で示す)と射出速度(破線で示
す)の時間変化を示し、急激な立上りを呈している領域
P1は、樹脂の完全充填時の型開量上昇現象を示す。型
開量について言えば、T1時点で射出を開始してから樹
脂充填中はほとんど0に近い数値のままで推移するが、
完全充填の直前に、金型キャビティ内において未だ逃げ
きれないガス等の気体が一種のダンパとして存在するう
ちに、型開量はT2時点で急激に立上がってくることを
見い出した。しかも、この時点は、T3で示す射出速度
を低速に切換えるに適したタイミングであることを見い
出した。
【0011】以上のような知見にもとづいて、本発明
は、成形サイクル内で変化する型開量の変化量を監視し
て射出速度の切換えタイミングを割り出すようにしたも
のであり、以下に図2を参照して説明する。
【0012】型締シリンダ1によりプラテン2が移動
し、金型3を型締する。射出シリンダ4によりスクリュ
5がノズル6側に前進し、溶融樹脂7を金型3のキャビ
ティ内に充填する。この時、一対の金型3の合わせ目に
は、微小の型開量が生ずることは周知である。この型開
量は、金型3やプラテン2に設けた位置検出器9と突当
てブロック10により検出される。制御装置20は、位
置検出器9からの検出信号により、後述する射出速度の
切替え制御を行う。
【0013】本実施例では、位置検出器9の他に、型締
力検出器21、射出圧力検出器22を備え、制御装置2
0はこれらの検出器からの検出信号にもとづいて型締シ
リンダ1の駆動源23、射出シリンダ4の駆動源24を
制御するが、これらの制御は知られているので説明は省
略する。設定部25は、後述する制御に必要な設定値を
入力するものである。
【0014】以下に、射出速度の切換制御について説明
する。射出開始から保圧工程への切換えまでの区間で型
開量をLとすると、制御装置20は、各成形サイクル毎
に1サイクル時間より十分短かい任意のサンプリング周
期で位置検出器9で検出された型開量をサンプリングす
る。そして、ある時刻の型開量Ln と次の周期の型開量
(n+1 )の差(L(n+1 )−Ln )(変化量)をΔL
n とすると、その1つ前の差ΔL(n-1 )との比を計算
する。制御装置20は、上記比が設定部25で設定され
た範囲に入るかどうかの判定動作を行い、上記比が設定
範囲に入ると、射出速度を低速に切換えたり、射出系に
ブレーキをかけて射出圧力を切り換える等の制御動作を
行う。
【0015】なお、型開量の検出値は、タイバー間を測
定した時には、金型のプラテン間のみを測定した時に比
べ、通常、少なくとも5倍以上の違いを見せる。しかる
に、本発明の如き方法を採用することにより、型開量の
絶対値の大きさをキャンセルすることができ、位置検出
器の取付方法、取付精度等の影響を受けず、したがって
位置検出器に応じて設定値を変える必要が無い。また、
ノイズが入ると上記比は過大な値を示すが、上記比に範
囲を設定することにより、ノイズの場合には上記比は設
定範囲から外れるので、誤認も少ない。この範囲として
は、通常、1以上、10以下の値が選ばれる。また、型
開量のサンプリング周期としては、制御装置20におい
て上記のような比の演算および判定動作に必要な時間が
確保できる最短時間まで短縮できる。
【0016】以上のように、本発明では金型3や成形品
部8の形状が変わってもその都度設定値を変える必要は
無く、充填完了直前の型開量の急激な立上がり(図2に
T2で示す時点)を、成形品部8からの反力Fによる型
開量の時間変化量にもとづいて正確に検出することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、樹脂の充填完了直前のタイミング検出を、金型や成
形品部の形状変化の影響を受けることなく正確に行うこ
とができるので、射出速度の切換えをタイミング良く行
うことができ、その結果、バリやオーバパックを減らせ
ると共に、ショートショット等も低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するために、1成形サイク
ルにおける型開量と射出速度の時間変化を示した特性図
である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 型締シリンダ 2 プラテン 3 金型 4 射出シリンダ 5 スクリュ 6 ノズル 7 溶融樹脂 8 成形品部 9 位置検出器 10 突当てブロック 22 型締力検出器 22 射出圧力検出器 23,24 駆動源

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型開量を検出して成形条件を自動修正す
    る射出成形機の制御方法において、各成形サイクルにお
    ける射出工程中に前記型開量の時間に対する変化量、又
    は前記変化量と相関した値を算出し、該算出結果とあら
    かじめ定められた設定値との比較結果に基づいて前記型
    開量の急激な上昇現象を検出し、前記急激な上昇現象の
    検出時に射出シリンダにおける射出速度や射出圧力の修
    正制御を行うことを特徴とする射出成形機の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機の制御方法に
    おいて、前記変化量と相関した値として、ある時刻にお
    ける前記変化量とこれより1回前に算出された前記変化
    量との比を用いることを特徴とする射出成形機の制御方
    法。
JP22702393A 1993-09-13 1993-09-13 射出成形機の制御方法 Expired - Fee Related JP2917088B2 (ja)

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JPH0780906A JPH0780906A (ja) 1995-03-28
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IT201800002639A1 (it) 2018-02-13 2019-08-13 Inglass Spa Procedimento e apparecchiatura di stampaggio ad iniezione di materie plastiche

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