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JP2914136B2 - 不焼成タイル及びその製造方法 - Google Patents

不焼成タイル及びその製造方法

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Publication number
JP2914136B2
JP2914136B2 JP31046793A JP31046793A JP2914136B2 JP 2914136 B2 JP2914136 B2 JP 2914136B2 JP 31046793 A JP31046793 A JP 31046793A JP 31046793 A JP31046793 A JP 31046793A JP 2914136 B2 JP2914136 B2 JP 2914136B2
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JP
Japan
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weight
parts
tile
unfired
clay
Prior art date
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JP31046793A
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English (en)
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JPH07157346A (ja
Inventor
祥嗣 北原
国博 伊藤
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形体を焼成することな
く得られる、適度な硬度を有し、歩行感に優れる不焼成
タイル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種内外装用タイルとして提供さ
れているタイルは、原料を成形、乾燥した後焼成して得
られる、所謂焼成タイルが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】焼成タイルは、焼成に
より焼き締められることから、その硬度が高く、例えば
路面タイル等として敷設した場合、歩行による反響音が
大きい、歩行感が悪く疲れ易い、などといった欠点があ
る。
【0004】これに対して、焼成を行なわない不焼成タ
イルであれば、比較的硬度の低いものとすることができ
上記欠点を改善されるものと考えられる。また、不焼成
タイルであれば、焼成工程をなくすことにより、製造コ
ストを低減することもできる。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、成形体を焼成することなく得られる、適度な硬
度を有し、歩行感に優れる不焼成タイル及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の不焼成タイル
は、粘土5〜70重量%、水酸化カルシウム15〜80
重量%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱物粒子10
〜80重量%を含むタイル原料100重量部と、水15
〜30重量部との混合物を乾式プレス成形後、乾燥、養
生してなるものである。
【0007】請求項2の不焼成タイルは、粘土5〜70
重量%、水酸化カルシウム15〜80重量%、及び、
径1〜5mmのシリカ系鉱物粒子10〜80重量%を含
むタイル原料100重量部と、植物繊維3重量部以下
と、水15〜30重量部との混合物を乾式プレス成形
後、乾燥、養生してなるものである。
【0008】請求項3の不焼成タイルの製造方法は、粘
土5〜70重量%、水酸化カルシウム15〜80重量
%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱物粒子10〜8
0重量%を含むタイル原料100重量部と、水15〜3
0重量部とを撹拌混合し、得られた混合物を乾式プレス
成形した後、乾燥、養生することを特徴とする。
【0009】請求項4の不焼成タイルの製造方法は、粘
土5〜70重量%、水酸化カルシウム15〜80重量
%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱物粒子10〜8
0重量%を含むタイル原料100重量部と、植物繊維3
重量部以下と、水15〜30重量部とを撹拌混合し、得
られた混合物を乾式プレス成形した後、乾燥、養生する
ことを特徴とする。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の不焼成タイルを製造するには、ま
ず、下記配合の原料100重量部と、水15〜30重量
部、好ましくは20〜25重量部とをアイリッヒミキサ
ー等で十分に撹拌混合する。
【0012】原料配合(重量%) 粘土:5〜70 水酸化カルシウム:15〜80 シリカ系鉱物粒子:10〜80 上記原料のうち、粘土は、不焼成タイルに土の感触、外
観を付与するために配合するものであり、用いる粘土の
種類や配合量によって、得られる不焼成タイルの色や風
合いを変化させることができる。
【0013】水酸化カルシウム及びシリカ系鉱物粒子
は、Ca(OH)2と鉱物中のSiO2との反応により、
十分な強度を得るために配合するものであり、水酸化カ
ルシウムとしては、しっくいを用いるのが実用的であ
る。また、シリカ系鉱物粒子としては、珪砂、フライア
ッシュ、スラグ、シラス、シリカフューム、珪藻土、活
性白土等が挙げられ、これらのうち、特に珪砂が好まし
い。珪砂等のシリカ系鉱物粒子は、その粒径が大きい粗
粒子であると得られる不焼成タイルの外観上の見栄えが
良く、自然感に富むものが得られるが、反面、Ca(O
H)2との反応性が低くなり、強度が不足する場合があ
る。逆に、粒径が小さい微粒子であれば、Ca(OH)
2との反応性が良く、得られる不焼成タイルの強度が高
くなる反面、意匠性には若干劣るようになる。従って、
シリカ系鉱物粒子としては、粒径1〜5mmのものを用
る。
【0014】本発明においては、これらの原料に、更に
植物繊維を配合することにより、得られる不焼成タイル
の意匠性をより一層向上させることができる。植物繊維
としては、各種スサ(ワラ)、麻、パルプ等を用いるこ
とができ、その配合量は、前記配合原料100重量部に
対して3重量部以下とするのが好ましい。
【0015】また、得られる不焼成タイルの強度を向上
させる目的で、前記配合原料100重量部に対して20
重量部以下のセメント、3重量部以下ののり材、例え
ば、天然のり材、メチルセルロース、カルボニルメチル
セルロース、合成樹脂エマルジョン等を配合しても良
い。更に、顔料を配合して得られる不焼成タイルの色調
に変化をもたせることもできる。
【0016】原料と水とを撹拌混合して得られた混合物
は、次いで200kg/cm2 以上の圧力で乾式プレス
成形し、得られた成形体を乾燥後、養生する。この乾燥
温度は高過ぎると含有されるスサ等が黒変するなどの不
具合が生じるため、80〜120℃程度で行なうのが好
ましい。乾燥時間は乾燥温度に応じて適宜決定され、通
常の場合、2〜24時間程度である。
【0017】乾燥後の養生は自然養生又はオートクレー
ブによる促進養生のいずれでも良い。自然養生の場合に
は、1ヶ月以上、特に2ヶ月以上行なうのが好ましく、
オートクレーブ養生の場合には110℃以上で1時間以
上行なうのが好ましい。この養生により、前述の如く、
Ca(OH)2 とシリカ系鉱物粒子中のSiO2 とが反
応して十分な強度がでる。
【0018】養生後は、必要に応じて更に40℃で24
時間程度乾燥処理して製品とされる。
【0019】
【作用】本発明によれば、焼成することなく配合原料中
のCa(OH)2 とSiO2 との反応により、十分に高
い強度を有する不焼成タイルが提供される。このような
本発明の不焼成タイルは、焼成により焼き締めたもので
はないため、焼成タイルに比べて軟らかく、適度な硬度
を有する。このため歩行により音が響くことがなく、歩
行時の感触も良い。しかも、吸水率が高いことから、表
面が滑り難い。
【0020】また、粘土の配合により、土の感触、外観
を有し、自然感に富む。配合する粘土によって様々な色
調、風合いをかもし出すことができ、意匠性にも富む。
【0021】特に、原料に植物繊維を配合することによ
り、その繊維による独特の模様が付与され、意匠性はよ
り一層向上する。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0023】実施例1 下記配合の原料100重量部に、スサ0.1重量部及び
水20重量部を加えてアイリッヒミキサーにより撹拌混
合した。原料配合(重量%) 粘土:45.5 しっくい:35 珪砂(平均粒径:3mm):19.5 得られた混合物を250kg/cm2 で乾式プレス成形
し、成形体を80℃で24時間乾燥した後、150℃で
2時間オートクレーブ養生し、更に40℃で24時間乾
燥して不焼成タイルを得た。
【0024】得られた不焼成タイルは、通常の焼成タイ
ルよりも軟らかく、適度な硬度を有しており、しかも、
自然土の風合い、感触を備える趣豊かなタイルであっ
た。この不焼成タイルを敷設したタイル床面について歩
行テストを行なったところ、歩行による反響音は殆どな
く、靴裏の感触も良く、極めて歩行感に優れるものであ
った。また、このタイル床面は、一見、地面のような外
観を呈し、周囲の自然環境に良く調和する、著しく美観
に優れたものであった。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の不焼成タイ
ル及びその製造方法によれば、 適度な硬度を有し、歩行時の反響音が殆どない。 感触が良く、歩行感に優れる。 吸水率が比較的高く、滑り難い。 趣豊かで自然感に優れ、周囲の自然環境に良く調和
し、美観に優れる。 配合する粘土の種類や配合割合を変えることによ
り、様々な色調、風合いを出すことができ、意匠性に富
む。 といった優れた特長を備える不焼成タイルが提供され
る。しかも、本発明の不焼成タイルは、焼成を行なわな
いことから、焼成燃料費の低減により安価に提供され
る。
【0026】特に、請求項2及び4によれば、より一層
意匠性に優れた不焼成タイルが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 28/18 C04B 7/13

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘土5〜70重量%、水酸化カルシウム
    15〜80重量%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱
    物粒子10〜80重量%を含むタイル原料100重量部
    と、水15〜30重量部との混合物を乾式プレス成形
    後、乾燥及び養生して得られる不焼成タイル。
  2. 【請求項2】 粘土5〜70重量%、水酸化カルシウム
    15〜80重量%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱
    物粒子10〜80重量%を含むタイル原料100重量部
    と、植物繊維3重量部以下と、水15〜30重量部との
    混合物を乾式プレス成形後、乾燥及び養生して得られる
    不焼成タイル。
  3. 【請求項3】 粘土5〜70重量%、水酸化カルシウム
    15〜80重量%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱
    物粒子10〜80重量%を含むタイル原料100重量部
    と、水15〜30重量部とを撹拌混合し、得られた混合
    物を乾式プレス成形した後、乾燥、養生することを特徴
    とする不焼成タイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 粘土5〜70重量%、水酸化カルシウム
    15〜80重量%、及び、粒径1〜5mmのシリカ系鉱
    物粒子10〜80重量%を含むタイル原料100重量部
    と、植物繊維3重量部以下と、水15〜30重量部とを
    撹拌混合し、得られた混合物を乾式プレス成形した後、
    乾燥、養生することを特徴とする不焼成タイルの製造方
    法。
JP31046793A 1993-12-10 1993-12-10 不焼成タイル及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2914136B2 (ja)

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