JP2914116B2 - 車両用ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents
車両用ロックアップクラッチの制御装置Info
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Description
ラッチの制御装置に関するものである。
タやロックアップクラッチ付フルードカップリングなど
のようなロックアップクラッチ付流体式伝動装置と、惰
行走行状態であり且つエンジンの回転速度が所定のフュ
ーエルカット回転速度値を超えると該エンジンへの燃料
供給を遮断するフューエルカット制御手段とを備えた車
両において、スロットル弁開度が閉じられている惰行走
行時においては、スリップ制御手段により上記ロックア
ップクラッチをスリップさせるスリップ制御装置が知ら
れている。たとえば、特開平2−118265号公報に
記載された装置がそれである。このような制御装置によ
れば、ロックアップクラッチのスリップによって惰行走
行時におけるエンジン回転速度がフューエルカット回転
速度値以上となる期間が長くされて、燃料消費量が節減
される。
スリップ制御装置によれば、車両の惰行走行におけるス
リップ制御中にフューエルカット制御手段による燃料の
遮断が実行されると、エンジンの負トルクが急増する
が、スリップ制御手段によるスリップ制御がそれに直ち
に応答できず、エンジン回転速度が急激に低下して所定
のフューエルカット回転速度を下まわって、燃料遮断作
動を復帰させてしまう欠点があった。
ものであり、その目的とするところは、車両の惰行走行
におけるスリップ制御中にフューエルカット制御手段に
よる燃料の遮断が実行されても、燃料遮断作動を復帰さ
せることのない車両用ロックアップクラッチの制御装置
を提供することにある。
の、本発明の要旨とするところは、ロックアップクラッ
チ付流体伝動装置と、惰行走行状態であり且つエンジン
の回転速度が所定値を超えるとそのエンジンへの燃料供
給を遮断するフューエルカット制御手段とを有する車両
において、その車両の惰行走行が開始されると、フュー
エルカット制御手段による燃料遮断に先立って、前記ロ
ックアップクラッチのスリップ制御を開始するスリップ
制御手段を備えた形式の車両用ロックアップクラッチの
制御装置であって、(a) 前記スリップ制御手段によるス
リップ制御中において前記エンジン回転速度の変化率を
検出するエンジン回転速度変化率検出手段と、(b) 前記
フューエルカット制御手段によるフューエルカット制御
の開始によって当初は負とされる前記エンジン回転速度
の変化率が零に到達するまでの期間において、そのスリ
ップ制御手段によるスリップ制御の制御量を前記スリッ
プ量が減少する側へ変更する制御量変更手段とを、含む
ことにある。
リップ制御中において前記エンジン回転速度の変化率が
エンジン回転速度変化率検出手段により検出される一
方、制御量変更手段により、フューエルカット制御手段
によるフューエルカット制御の開始によって当初は負と
されるエンジン回転速度の変化率が零に到達するまでの
期間において、そのスリップ制御手段によるスリップ制
御の制御量がロックアップクラッチのスリップ量を減少
する側へ変更される。
の開始によって当初は負とされるエンジン回転速度の変
化率が零に到達するまでの期間においては、スリップ制
御手段によるスリップ制御の制御量がスリップ量を減少
させる側に変更されることから、エンジン回転速度の落
ち込みが抑制されるので、惰行走行のスリップ制御中に
おいて燃料遮断が開始されても、エンジン回転速度がフ
ューエルカット回転速度を下まわってフューエルカット
制御手段による燃料供給遮断作動が復帰させられること
が好適に解消される。
細に説明する。
両用動力伝達装置の骨子図である。図において、エンジ
ン10の動力はロックアップクラッチ付トルクコンバー
タ12、3組の遊星歯車ユニットなどから構成された有
段式自動変速機14を経て、図示しない差動歯車装置お
よび駆動輪へ伝達されるようになっている。
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方向クラ
ッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向により相互
に若しくはハウジング26と係合させられるようになっ
ている。
B0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられるようになっており、後述の
電子制御装置42によりそれ等の油圧アクチュエータの
作動がそれぞれ制御されることにより、図2に示されて
いるように変速比I(=入力軸20の回転速度/カウン
タ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進4段・後進
1段の変速段が得られる。図2において、「1st」,
「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライブ)」は、そ
れぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ段,第3速ギ
ヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変速比は第1速
ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って順次小さくな
る。なお、上記トルクコンバータ12および自動変速機
14は、軸線に対して対称的に構成されているため、図
1においては入力軸20の回転軸線の下側およびカウン
タ軸40の回転軸線の上側を省略して示してある。
変速機14のギヤ段を制御するための変速制御用油圧制
御回路と、ロックアップクラッチ32の係合を制御する
ためのロックアップクラッチ制御用油圧制御回路とが設
けられている。変速制御用油圧制御回路は、よく知られ
ているようにソレノイドNo.1およびソレノイドNo.2によ
ってそれぞれオンオフ駆動される第1電磁弁46および
第2電磁弁48を備えており、それら第1電磁弁46お
よび第2電磁弁48の作動の組み合わせによって図2に
示すようにクラッチおよびブレーキが選択的に作動させ
られて前記第1速ギヤ段乃至第4速ギヤ段のうちのいず
れかが成立させられるようになっている。
圧制御回路は、たとえば図3に示すように、切換用電磁
ソレノイド49によりオンオフ作動させられて切換用信
号圧Pswを発生する第3電磁弁50と、その切換用信号
圧Pswに従ってロックアップクラッチ32を解放状態と
する解放側位置とロックアップクラッチ32を係合状態
とする係合側位置とに切り換えられるクラッチ切換弁5
2と、電子制御装置42から供給される駆動電流ISLU
に対応したスリップ制御用信号圧PSLU を発生するリニ
アソレノイド弁54と、リニアソレノイド弁54から出
力されるスリップ制御用信号圧PSLU に従って係合側油
室35および解放側油室33の圧力差ΔPを調節し、ロ
ックアップクラッチ32のスリップ量を制御するスリッ
プ制御弁56とを備えている。
流した作動油をストレーナ58を介して吸引して圧送す
るためのポンプ60はエンジン10によって回転駆動さ
れるようになっている。ポンプ60から圧送された作動
油圧は、オーバフロー形式の第1調圧弁62により第1
ライン圧Pl1に調圧されるようになっている。この第1
調圧弁62は、図示しないスロットル弁開度検知弁から
出力されたスロットル圧に対応して大きくなる第1ライ
ン圧Pl1を発生させ、第1ライン油路64を介して出力
する。第2調圧弁66は、オーバフロー形式の調圧弁で
あって、第1調圧弁62から流出させられた作動油を上
記スロットル圧に基づいて調圧することにより、エンジ
ン10の出力トルクに対応した第2ライン圧Pl2を発生
させる。第3調圧弁68は、上記第1ライン圧Pl1を元
圧とする減圧弁であって、一定の第3ライン圧Pl3を発
生させる。また、マニュアル弁70は、シフト操作レバ
ー196がRレンジであるときには、Rレンジ圧PR を
発生する。そして、OR弁72は、第2速ギヤ段以上で
あるときに係合する前記ブレーキB2 を作動させる圧P
B2および上記Rレンジ圧PR のうちのいずれか高い側を
選択して出力する。
3と連通する解放側ポート80、係合側油室35と連通
する係合側ポート82、第2ライン圧Pl2が供給される
入力ポート84、ロックアップクラッチ32の解放時に
係合側油室35内の作動油が排出される第1排出ポート
86、ロックアップクラッチ32の係合時に解放側油室
33内の作動油が排出される第2排出ポート88、第2
調圧弁66から排出される作動油の一部がロックアップ
クラッチ32の係合期間に冷却のために供給される供給
ポート90と、それらのポートの接続状態を切り換える
スプール弁子92と、そのスプール弁子92をオフ側位
置に向かって付勢するスプリング94と、スプール弁子
92のスプリング94側端部に当接可能に配置されたプ
ランジャ96と、それらスプール弁子92とプランジャ
96との端面にRレンジ圧PR を作用させるためにそれ
らの間に設けられた油室98と、プランジャ96の端面
に作用させる第1ライン圧Pl1を受け入れる油室100
と、スプール弁子92の端面に第3電磁弁50からの切
換用信号圧Pswを作用させてオン側位置へ向かう推力を
発生させるためにその切換用信号圧Pswを受け入れる油
室102とを備えている。
態)では油室102とOR弁72との連通を球状弁子が
遮断し且つ油室102をドレン圧とするが、励磁状態
(オン状態)では油室102とOR弁72とを連通させ
て切換用信号圧Pswを油室102に作用させる。このた
め、第3電磁弁50がオフ状態であるときには、油室1
02には第3電磁弁50からの切換用信号圧Pswが作用
させられず、スプール弁子92はスプリング94の付勢
力と油室100に作用する第1ライン圧Pl1とにしたが
ってオフ側位置に位置させられることから、入力ポート
84と解放側ポート80、係合側ポート82と第1排出
ポート86がそれぞれ連通させられるので、解放側油室
33内の油圧Poff は係合側油室35内の油圧Ponより
も高められてロックアップクラッチ32が解放されると
同時に、係合側油室35内の作動油は上記第1排出ポー
ト86、オイルクーラ104、および逆止弁106を介
してドレンへ排出される。
ときには、第3電磁弁50からの切換用信号圧Pswが油
室102に作用させられてスプール弁子92はスプリン
グ94の付勢力と油室100に作用する第1ライン油圧
Pl1とに抗してオン側位置に位置させられることから、
入力ポート84と係合側ポート82、解放側ポート80
と第2排出ポート88、供給ポート90と第1排出ポー
ト86がそれぞれ連通させられるので、係合側油室35
内の油圧Ponは解放側油室33内の油圧Poffよりも高
められてロックアップクラッチ32が係合されると同時
に、解放側油室33内の作動油は上記第2排出ポート8
8およびスリップ制御弁56を介してドレンへ排出され
る。
弁68で発生させられる一定の第3ライン圧Pl3を元圧
とする減圧弁であって、図4に示すように電子制御装置
42からの駆動電流ISLU に伴って大きくなるスリップ
制御用信号圧PSLU を発生させ、このスリップ制御用信
号圧PSLU をスリップ制御弁56へ作用させる。リニア
ソレノイド弁54は、第3ライン圧Pl3が供給される供
給ポート110およびスリップ制御用信号圧PSLU を出
力する出力ポート112と、それらを開閉するスプール
弁子114と、そのスプール弁子114を閉弁方向へ付
勢するスプリング115と、スプール弁子114をスプ
リング115よりも小さい推力で開弁方向へ付勢するス
プリング116と、駆動電流ISLU に従ってスプール弁
子114を開弁方向へ付勢するスリップ制御用電磁ソレ
ノイド118と、スプール弁子114に閉弁方向の推力
を発生させるためのフィードバック圧(スリップ制御用
信号圧PSLU )を受け入れる油室120とを備えてお
り、スプール弁子114は電磁ソレノイド118および
スプリング116による開弁方向の付勢力とスプリング
115およびフィードバック圧による閉弁方向の付勢力
とが平衡するように作動させられる。
Pl2が供給されるライン圧ポート130、前記第2排出
ポート88から排出される解放側油室33内の作動油を
受け入れる受入ポート132、その受入ポート132に
受け入れられた作動油を排出するためのドレンポート1
34と、受入ポート132とドレンポート134との間
を連通させて解放側油室33内の作動油を排出させるこ
とにより係合側油室35および解放側油室33の圧力差
ΔP(=Pon−Poff )を増加させる第1位置(図3の
右側位置)へ向かう方向と受入ポート132とライン圧
ポート130との間を連通させて解放側油室33内に第
2ライン圧Pl2を供給することにより上記ΔPを減少さ
せる第2位置(図3の左側位置)へ向かう方向に向かっ
て移動可能に設けられたスプール弁子136と、そのス
プール弁子136を第1位置に向かって付勢するために
そのスプール弁子136に当接可能に配置されたプラン
ジャ138と、そのプランジャ138とスプール弁子1
36とにスリップ制御用信号圧PSLU を作用させてそれ
らプラジャ138およびスプール弁子136に互いに離
隔する方向の推力をそれぞれ発生させるためにスリップ
制御用信号圧PSLUを受け入れる信号圧油室140と、
プランジャ138に解放側油室33内の油圧Poff を作
用させてプランジャ138にスプール弁子136をその
第1位置へ向かう方向の推力を発生させるためにその油
圧Poff を受け入れる油室142と、スプール弁子13
6に係合側油室35内の油圧Ponを作用させてスプール
弁子136にその第2位置へ向かう方向の推力を発生さ
せるために油圧Ponを受け入れる油室144と、上記信
号圧油室140に収容されてスプール弁子136をその
第2位置へ向かう方向へ付勢するスプリング146と
を、備えている。
142側から順に小さくなる断面積A1 およびA2 を有
する第1ランド148および第2ランド150が形成さ
れており、また、スプール弁子136には、信号圧油室
140側から断面積A3 である第3ランド152、その
断面積A3 より小さくA1 と同じ断面積A4 である第4
ランド154、およびA1 と同じ断面積A5 である第5
ランド156が形成されている。それらのランドの断面
積は、A3 >A1 (=A4 =A5 )>A2 の関係にあ
る。したがって、クラッチ切換弁52がオン状態であり
且つスリップ制御用信号圧PSLU が比較的小さく数式1
に示す関係が成立する状態では、プランジャ138はス
プール弁子136と当接して相互に一体的に作動し、ス
リップ制御用信号圧PSLU に対応した大きさの圧力差Δ
Pが形成される。このとき、圧力差ΔPはスリップ制御
用信号圧PSLU に対して数式2により傾き〔(A3 −A
2 )/A1 〕に従って比較的緩やかに変化する。なお、
数式2において、Fs はスプリング146の付勢力であ
る。
め定められた値PA よりも大きくなると、数式3に示す
関係が成立する。この予め定められた値PA は、ロック
アップクラッチ32のスリップ制御に必要な充分な大き
さの圧力差ΔPの変化範囲ΔPslipが得られるように予
め決定された値であり、スリップ制御用信号圧PSLUが
この値PA となったときに数式3に示す関係が成立する
ように、各断面積などが設定されている。このため、プ
ランジャ138とスプール弁子136とが離隔し、スプ
ール弁子136は数式4が成立するように作動させられ
る。しかし、この数式4が成立するようにスプール弁子
136が作動させられる状態では、スリップ制御弁56
はその受入ポート132とドレンポート134とが連通
させられるように構成されていることから、解放側油室
33内の油圧Poff はさらに減少して大気圧となるの
で、ΔP=Ponとなって完全係合が成立させられる。図
5の実線は、上記のように構成されているスリップ制御
弁56の作動により得られる圧力差ΔPのスリップ制御
用信号圧PSLU に対する変化特性を示している。
プ制御用信号圧PSLU が小さくなって数式5が成立する
値PB 以下となると、圧力差ΔP=0となるので、切換
弁52がオン状態であるにも拘わらずロックアップクラ
ッチ32が解放状態とされる。
じて図示しない燃料噴射弁により燃料噴射量を制御する
燃焼噴射制御、フューエルカット制御、点火時期制御な
どを実行するエンジン用電子制御装置178が設けられ
ている。このフューエルカット制御では、スロットル弁
開度TAが零に近い所定値以下である減速惰行走行時に
おいてエンジン回転速度Ne が予め設定されたフューエ
ルカット回転速度Ncu t 以上となると、たとえば燃料噴
射弁を閉じることによりエンジン10に対する燃料供給
が遮断される。この燃料供給の遮断は、燃費を改善する
ことを目的としている。
M184、RAM186、図示しないインターフェース
などから成る所謂マイクロコンピュータであって、それ
には、エンジン10の吸気配管に設けられて図示しない
アクセルペダルの操作により開閉されるスロットル弁1
87の開度を検出するスロットルセンサ188、エンジ
ン10の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ1
90、自動変速機14の入力軸20の回転速度を検出す
る入力軸回転センサ192、自動変速機14のカウンタ
軸40の回転速度を検出するカウンタ軸回転センサ19
4、クラッチC 0 の回転速度を検出する図示しないクラ
ッチC0 回転センサ、シフト操作レバー196の操作位
置、すなわちL、S、D、N、R、Pレンジのいずれか
を検出するための操作位置センサ198から、スロット
ル弁開度TAを表す信号、エンジン回転速度Ne (ポン
プ翼車回転速度NP 、すなわちロックアップクラッチ3
2の入力側回転速度)を表す信号、入力軸回転速度Nin
(タービン翼車回転速度N T 、すなわちロックアップク
ラッチ32の出力側回転速度)を表す信号、車速Vに対
応した出力軸回転速度Nout を表す信号、クラッチC0
の回転速度NC0を表す信号、シフト操作レバー196の
操作位置Ps を表す信号がそれぞれ供給されるようにな
っている。上記電子制御装置42のCPU182は、R
AM186の一時記憶機能を利用しつつ予めROM18
4に記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、
自動変速機14の変速制御およびロックアップクラッチ
32の係合制御を図示しないメインルーチンに従って実
行して、第1電磁弁46、第2電磁弁48、第3電磁弁
50、およびリニアソレノイド弁54をそれぞれ制御す
る。
憶された複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対
応した変速線図が選択され、その変速線図から車両の走
行状態、たとえばスロットル弁開度TAと出力軸回転速
度Nout から算出された車速とに基づいて変速ギヤ段が
決定され、その変速ギヤ段が得られるように第1電磁弁
46、第2電磁弁48が駆動されることにより、自動変
速機14のクラッチC 0 ,C1 ,C2 、およびブレーキ
B0 ,B1 ,B2 ,B3 の作動が制御されて前進4段の
うちのいずれかのギヤ段が成立させられる。
は、たとえば第2速ギヤ段、第3速ギヤ段、および第4
速ギヤ段での走行中に実行されるものであり、その係合
制御では、図示しない係合制御ルーチンに従って、予め
ROM184に記憶された図6に示す関係から、車両の
走行状態たとえば出力軸回転速度(車速)Nout および
スロットル弁開度TAに基づいてロックアップクラッチ
32の解放領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれ
であるかが判断される。この関係は、予め記憶された複
数種類の関係から実際のギヤ段に応じて選択されたもの
である。図6においては、係合領域と解放領域の境界線
より解放領域側であって低スロットル弁開度側には、運
転性を損なうことなく燃費を可及的に改善するために連
結効果を維持しつつエンジン10のトルク変動を吸収す
るスリップ制御領域が設けられている。
内にあると判断されると、第3電磁弁50が励磁されて
クラッチ切換弁52がオン状態とされると同時にリニア
ソレノイド弁54に対する駆動電流ISLU が最小駆動電
流(定格値)に設定されるので、ロックアップクラッチ
32が係合させられる。また、車両の走行状態が図6に
示す解放領域内にあると判断されると、第3電磁弁50
が非励磁とされてクラッチ切換弁52がオフ状態とされ
るので、リニアソレノイド弁54に対する駆動電流I
SLU に拘わらず、ロックアップクラッチ32が解放され
る。そして、車両の走行状態が図6に示すスリップ制御
領域内であると判断されると、第3電磁弁50が励磁さ
れてクラッチ切換弁52がオン状態とされると同時に、
リニアソレノイド弁54に対する駆動電流ISLU がたと
えば制御式ISLU =IF/F +IF/Bに従って調節され
る。すなわち、たとえば図7に示す関係から決定された
定常状態の目標スリップ回転速度Nslip T と実際のスリ
ップ回転速度Nslip(=Ne −NT )との偏差ΔNslip
(=Nslip−Nslip T )が解消されるように設定された
PIDフィードバック制御式からフィードバック制御量
IF/B と、制御応答性を改善するために予めマップに記
憶されたフィードフォワード制御量IF/F とが加算され
ることにより、制御量すなわち駆動電流ISLU が算出さ
れて出力される。
合制御には、スロットル弁開度TAが略零である車両の
惰行走行状態において、エンジン回転速度Ne を高めて
フューエルカット領域を拡大するための減速スリップ制
御が実行される。この減速スリップ制御でも、上記と同
様に、目標スリップ回転速度Nslip T と実際のスリップ
回転速度Nslipとの偏差ΔNslipが解消されるように設
定されたPIDフィードバック制御式からフィードバッ
ク制御量IF/B と、制御応答性を改善するために予めマ
ップに記憶されたフィードフォワード制御量IF/F とが
加算されることにより、制御量すなわち駆動電流ISLU
が算出されて出力される。前記エンジン用電子制御装置
178によるフューエルカット制御は、ロックアップク
ラッチ32のスリップによる係合トルクが発生した後で
実行されるように、上記減速スリップ制御が開始されて
から予め設定された遅延時間経過後に開始されるように
なっている。
機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図にお
いて、エンジン10と自動変速機14との間にロックア
ップクラッチ32付のトルクコンバータ12が介挿され
ている。前記エンジン用電子制御装置178に対応する
フューエルカット制御手段200は、スロットル弁開度
TAが略零であり且つエンジン回転速度Ne がフューエ
ルカット回転速度Ncut 以上である惰行走行期間ではエ
ンジン10に対する燃料供給を遮断する。前記係合制御
ルーチンに対応するスリップ制御手段202は、図示し
ないアクセルペダルがアイドル位置すなわち非加速位置
へ戻される惰行走行期間では、エンジン回転速度Ne を
高めて上記フューエルカットの作動期間を拡大するため
にロックアップクラッチ32の減速スリップ制御を開始
させる。エンジン回転速度変化率検出手段204は、ス
リップ制御手段202によるスリップ制御中において前
記エンジン回転速度Ne の変化率dNe /dtを検出す
る。フューエルカット制御手段200による燃料供給遮
断の開始によって当初は負とされるエンジン回転速度N
e の変化率dNe /dtが零に到達するまでの期間にお
いて、制御量変更手段206は、スリップ制御手段20
2によるスリップ制御の制御量ISLU をスリップ量が減
少する側へ変更する。
部を説明する機能ブロック線図である。図においては、
図8と同様に、エンジン10と自動変速機14との間に
ロックアップクラッチ32付のトルクコンバータ12が
設けられた車両において、フューエルカット制御手段2
00およびスリップ制御手段202が備えられている。
フューエルカット開始判定手段210によりフューエル
カット制御手段200による燃料遮断の開始が判定され
た場合には、燃料遮断徐速制御手段212は、そのフュ
ーエルカット制御手段200による燃料の遮断を徐々に
実行させる。
要部を説明する機能ブロック線図である。図において、
図8と同様に、エンジン10と自動変速機14との間に
ロックアップクラッチ32付のトルクコンバータ12が
設けられた車両において、フューエルカット制御手段2
00およびスリップ制御手段202と、自動変速機14
のギヤ段を切り換える変速制御手段126とが備えられ
ている。スリップ制御中判定手段218によりロックア
ップクラッチ32のスリップ制御中であることが判定さ
れている場合には、タイミング制御手段220により、
フューエルカット制御手段200による燃料遮断からの
復帰作動と変速制御手段216による自動変速機14の
ダウンシフト作動とが並行的に実施させられる。
要部を説明する。図11は、フューエルカット域を拡大
するためにスロットル弁開度TAが略零である車両の惰
行走行中においてロックアップクラッチ32がスリップ
させられる減速スリップ制御において、フューエルカッ
ト制御の開始に伴うエンジン回転速度Ne の低下を抑制
するための制御ルーチンを示している。図のステップS
A1では、上記減速スリップ制御中であるか否かが判断
される。このステップSA1の判断が否定された場合に
は本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合に
は、続くステップSA2においてフューエルカット制御
の実行中であるか否かが判断される。図12のt1 時点
はこの状態を示している。
れるので、続くステップSA3ではフューエルカット制
御開始条件が成立したか否か、換言すればスロットル弁
開度TAが所定の判断基準値以下であり且つエンジン回
転速度Ne が予め設定されたフュールカット回転速度N
cut 以上であり、しかも減速スリップ制御が開始されて
から所定の遅延時間経過後であるか否かが判断される。
このステップSA3の判断が否定された場合には、ステ
ップSA8においてフラグF1の内容が「1」であるか
否かが判断されるが、当初はこのステップSA8の判断
も否定されるので、ステップSA12においてフラグF
1の内容が「0」にクリアされた後、ステップSA13
において通常の減速スリップ制御が実行される。通常の
減速スリップ制御とは、惰行走行時におけるロックアッ
プクラッチ32のスリップ制御が最適となるように予め
設定された制御式により制御されることを意味し、その
制御式のフィードバックゲインやフィードフォワード値
に何等変更が加えられない状態である。
合には、続くステップSA4においてエンジン回転速度
Ne の変化率dNe /dtが算出される。この変化率d
Ne/dtは、今回の制御サイクルにおいて検出された
エンジン回転速度Ne とそれよりも一定時間前に実行さ
れた制御サイクルにおいて検出されたエンジン回転速度
Ne -1との差(Ne −Ne -1)としても表すことがで
き、フューエルカット制御が開始された直後はエンジン
10の出力トルクの低下によって負の値となる。続くス
テップSA5ではフラグF1の内容が「1」にセットさ
れ、ステップSA6ではガードタイマCSLIPGの計
時作動が開始され、ステップSA7では、前記エンジン
用電子制御装置178によりフューエルカット制御の実
行が許可される。
が許可され且つフラグF1の内容が「1」にセットされ
ると、次の制御サイクルのステップSA2の判断が肯定
されるとともにステップSA8の判断が肯定されるの
で、ステップSA9においてエンジン回転速度Ne の変
化率dNe /dtが零若しくは正となったか否かが判断
される。すなわち、エンジン回転速度Ne の低下が停止
し或いは反転したか否かが判断されるのである。当初
は、このステップSA9の判断が否定されるので、続く
ステップSA10では、ガードタイマCSLIPGの計
時が予め設定されたガード時間KCONSTを超えたか
否かが判断される。当初はこのステップSA10の判断
が否定されるので、ステップSA11において、減速ス
リップ制御における制御量である駆動電流ISLU がロッ
クアップクラッチ32のスリップ量が減少する側すなわ
ち増量側に所定値だけ変更される。図12のt2 はこの
時点を示している。この変更は、たとえば、駆動電流I
SLU を算出する制御式ISLU =IF/F +IF/B におい
て、フィードバック制御量IF/B を算出するPIDフィ
ードバック制御式のゲインを所定値だけ大きくしたり、
或いは、データマップから算出されたフィードフォワー
ド制御量IF/F に所定値を加算したりすることにより実
行される。
ち、エンジン回転速度Ne の低下が停止すると、ステッ
プSA9の判断が肯定される。このようにステップSA
9の判断が肯定されると、ステップSA12においてフ
ラグF1の内容が「0」にクリアされた後、ステップS
A13においてステップSA11による制御量ISLU の
増量変更分が除去されて、通常の減速スリップ制御に復
帰される。図12のt3はこの時点を示している。
ン回転速度変化率検出手段204に対応するステップS
A4により減速スリップ制御中のエンジン回転速度Ne
の変化率dNe /dtが検出される。このエンジン回転
速度Ne の変化率dNe /dtは燃料供給遮断によって
当初は負とされるが、零に到達するまでの期間におい
て、制御量変更手段206に対応するステップSA11
により減速スリップ制御の制御量ISLU がロックアップ
クラッチ32のスリップ量が減少する側すなわち増量側
へ変更される。このため、エンジン回転速度Ne の落ち
込みが抑制されるので、惰行走行の減速スリップ制御中
において燃料遮断が開始されても、エンジン回転速度N
e がフューエルカット回転速度Ncut を下まわってフュ
ーエルカット制御による燃料供給遮断作動が復帰させら
れることが好適に解消される。なお、図12のエンジン
回転速度Ne において、実線はフィードバック制御量I
F/Bを算出するPIDフィードバック制御式のゲインを
所定値だけ大きくした場合を示し、破線はデータマップ
から算出されたフィードフォワード制御量IF/F に所定
値を加算した場合を示している。因に、図13は、ステ
ップSA11による制御量ISLU の増量変更が行われな
い場合を示しており、この場合のエンジン回転速度Ne
はフューエルカット制御の実行によって大きく減少し且
つ減少期間が長くなって、フューエルカット制御が復帰
させられる恐れがあった。
6、SA10が設けられていることから、エンジン回転
速度Ne の変化率dNe /dtが零或いは正とならない
状態が発生しても、所定の時間KCONSTが経過する
と制御量ISLU の増量変更が中止されて、通常の減速ス
リップ制御に戻される利点がある。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
うち、減速スリップ制御中においてフューエルカット制
御の開始に伴うエンジン回転速度Ne の低下を抑制する
ための制御ルーチンを示している。図において、ステッ
プSB1では減速スリップ制御中であるか否かが判断さ
れる。このステップSB1の判断が否定された場合には
本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合には、
フューエルカット開始判定手段210に対応するステッ
プSB2においてフューエルカット制御の実行中である
か否かが判断される。図15のt1 時点はステップSB
1が肯定された状態を示している。当初はこのステップ
SB2の判断が否定されるので、ステップSB3におい
てフューエルカット制御の開始条件が成立したか否かが
判断される。
合には本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合
には、ステップSB4において、予め記憶されたデータ
マップに設定された関係から実際の車速Vおよびフュー
エルカット制御開始条件成立時のスリップ量Nslip cut
に基づいて、燃料噴射量減少量KFCが算出される。図
15のt2 時点はこの状態を示している。この燃料噴射
量減少量KFCは、フューエルカット制御開始時におけ
る燃料噴射量の減少勾配を決定するためのものである。
上記関係は、車速Vが高くなる程大きな値とし、フュー
エルカット制御開始条件成立時のスリップ量Nslip cut
が大きくなる程小さな値とするように予め設定されてい
る。車速Vが高くなる程、フューエルカット制御による
エンジン回転速度Ne の低下量が小さく且つ車両に発生
する加速度(負の値)Gの変化も小さいため、燃費の向
上効果を得るために可及的に減少勾配を大きくするので
ある。また、フューエルカット制御開始条件成立時のス
リップ量Nslip cut が大きくなる程、エンジン回転速度
Ne の低下量が大きくなってフューエルカット制御の復
帰が行われ易くなるため、燃料噴射量の減少勾配を小さ
くするのである。図16および図17は、上記関係を説
明するための図であって、図16は上記スリップ量N
slip cut を一定としたときの車速Vと燃料噴射量減少量
KFCとの関係を示し、図17は車速Vを一定としたと
きのスリップ量Nslip cut と燃料噴射量減少量KFCと
の関係を示している。
内容が「1」にセットされた後、本ルーチンが終了させ
られる。上記のようにしてフューエルカット制御開始条
件の成立が判定され、且つフラグF2の内容が「1」に
セットされると、次の制御サイクルでは、ステップSB
2の判断が肯定されるとともにステップSB6の判断が
肯定されるので、ステップSB7において燃料噴射量F
FCi が算出されるとともに、エンジン用電子制御装置
178によりその燃料噴射量FFCi にて燃料噴射が行
われる。そして、ステップSB8においてステップSB
7にて算出される燃料噴射量FFCi が零に到達したか
否かが判断される。当初は、このステップSB8の判断
が否定されるので、本ルーチンが終了させられる。
により、ステップSB7にて算出される燃料噴射量FF
Ci が前記燃料噴射量減少量KFCに応じた減少速度で
徐々に減少させられ、ついには零に到達すると、上記ス
テップSB8の判断が肯定される。これにより、ステッ
プSB9においてエンジン用電子制御装置178により
図示しない燃料噴射弁が完全に遮断されるとともに、ス
テップSB10において前記フラグF2の内容が「0」
にクリアされて本ルーチンが終了させられる。図15の
t3 時点はこの状態を示している。本実施例では、上記
ステップSB4およびSB7が燃料遮断徐速制御手段2
12に対応している。
エルカット開始判定手段210に対応するステップSB
3においてフューエルカット制御による燃料遮断の開始
が判定されると、燃料遮断徐速制御手段212に対応す
るステップSB4およびSB7により、フューエルカッ
ト制御による燃料の遮断が徐々に実行される。このた
め、エンジン回転速度Ne の落ち込みが抑制されるの
で、惰行走行の減速スリップ制御中において燃料遮断が
開始されても、エンジン回転速度Ne がフューエルカッ
ト回転速度Ncut を下まわってフューエルカット制御に
よる燃料供給遮断作動が復帰させられることが好適に解
消される。因に、図18は、ステップSB4およびSB
7による燃料遮断の徐速制御が行われない場合を示して
おり、この場合のエンジン回転速度Ne がフューエルカ
ット制御の実行によって大きく減少し且つ減少期間が長
くなって、フューエルカット制御が復帰させられる恐れ
があった。
る程燃料噴射量の減少勾配が強くなるように制御される
ので、高車速時におけるフューエルカット制御開始時の
燃費が向上する利点がある。
うち、減速スリップ制御中においてフューエルカット制
御の復帰に伴う違和感、すなわちショックの発生や減速
時の抜け感を防止するための制御ルーチンを示してい
る。図において、スリップ制御中判定手段218に対応
するステップSC1では減速スリップ制御中であるか否
かが判断される。このステップSC1の判断が否定され
た場合には本ルーチンが終了させられるが、肯定された
場合には、ステップSC2においてエンジン回転速度N
e が予め設定された燃料カット復帰回転速度のガード値
NFCRTN よりも大きいか否かが判断される。また、この
ステップSC2では、何等かの原因でエンジン用電子制
御装置178により実行されているフューエルカット制
御が復帰させられたか否かも並列的に判定される。
合には、ステップSC13においてロックアップクラッ
チ32の減速スリップ制御が中止され、ステップSC1
4においてフラグF3の内容が「0」にクリアされ、ス
テップSC15においてフューエルカット制御による燃
料遮断が完全に復帰させられ、ステップSC16におい
てフラグF4の内容が「FF」にセットされる。上記フ
ラグF3は、その内容が「0」であるときに第4速ギヤ
段での減速スリップ制御状態を示し、その内容が「1」
であるときに第4速ギヤ段から第3速ギヤ段へのシフト
ダウン出力時からそのシフトダウンの実際の開始までの
状態を示し、その内容が「2」であるときに第4速ギヤ
段から第3速ギヤ段へのシフトダウンが実際に開始され
てから変速終了までの状態を示している。また、上記フ
ラグF4は、その内容が「0」であるときに燃料カット
中を示し、その内容が「1」であるときに燃料カットか
ら復帰中を示し、その内容が「FF」であるときに燃料
カットからの復帰完了後を示している。
合には、続くステップSC3においてフラグF3の内容
が「2」であるか否かが判断され、ステップSC4にお
いてフラグF3の内容が「1」であるか否かが判断され
る。減速スリップ制御が実行されている第4速ギヤ段で
の走行中には、上記ステップSC3およびSC4の判断
がいずれも否定されるので、ステップSC5において出
力軸回転速度Nout が予め設定された4→3シフトダウ
ンの変速出力を行う回転速度NSLIP43を下まわったか否
かが判断される。このNSLIP43は、スロットル弁開度T
Aが零であるときの4→3変速点より高い車速であっ
て、フューエルカット回転速度Ncut よりも所定値高い
値或いはかなり高い値に設定されている。したがって、
フューエルカット制御の復帰時にシフトダウンする場合
と、シフトダウン時にフューエルカット制御が復帰させ
られる場合が有り得る。
合は本ルーチンが終了させられるので、以上のステップ
が繰り返し実行されて惰行走行を続けるうちに車速Vが
低下して上記ステップSC5の判断が肯定されると、ス
テップSC6において第4速ギヤ段から第3速ギヤ段へ
のシフトダウンを実行させる変速出力が自動変速機14
へ出される。図20のt1 はこの状態を示している。そ
して、ステップSC7においてフラグF3の内容が
「1」にセットされた後、ステップSC8において、ク
ラッチC0 の回転速度NC0がシフト開始判断基準値N
43D より大きいか否かが判断される。このシフト開始判
断基準値N43D は、4→3ダウンシフトが実質的に開始
されたことを判断するための値であり、たとえば50rp
m 程度の値が採用される。第4速ギヤ段から第3速ギヤ
段へのシフトダウンでは、ブレーキB0が解放され且つ
クラッチC0 が係合させられるので、クラッチC0 の回
転開始に基づいて4→3シフトダウンの実質的な開始が
確認されるのである。
合には本ルーチンが終了させられるが、上記のようにフ
ラグF3の内容が「1」にセットされているので、次の
制御サイクルにおけるステップSC4の判断が肯定され
てステップSC8が再び実行される。以上のステップが
繰り返し実行されるうち、4→3シフトダウンが実際に
開始されると上記ステップSC8の判断が肯定されるの
で、続くステップSC9においてフューエルカット制御
の復帰制御が開始される。図20のt2 はこの状態を示
している。前記ステップSC5および上記ステップSC
8は、4→3シフトダウンおよびフューエルカット制御
の復帰を並行的に実施させるためのタイミング制御手段
220に対応している。
F3の内容が「2」にセットされるとともにフラグF4
の内容が「1」にセットされ、ステップSC11におい
てフューエルカット制御の復帰制御が継続されて燃料噴
射量が徐々に増加させられた後、ステップSC12にお
いて出力軸回転速度Nout とクラッチC0 の回転速度N
C0との差(Nout −NC0)が予め設定された判断基準回
転速度NSLIPEND を下まわったか否かが判断される。こ
の判断基準回転速度NSLIPEND は、第3速ギヤ段へのシ
フトダウンの実行によりクラッチC0 の回転速度NC0が
出力軸回転速度Nout に接近することに基づいて、第3
速ギヤ段の達成よりΔt時間前に減速スリップ制御の終
了とフューエルカット制御の復帰とを開始させるために
それらの応答を考慮して予め設定された値である。
されるので、本ルーチンが終了させられるが、上記のよ
うにフラグF3の内容が「2」にセットされているの
で、次の制御サイクルにおけるステップSC3の判断が
肯定されてステップSC11以下が再び実行される。以
上のステップが繰り返し実行されるうち、4→3シフト
ダウンの実行によってクラッチC0 の回転速度NC0が増
加すると上記ステップSC12の判断が肯定されるよう
になる。このステップSC12の判断が肯定されると、
続くステップSC13において減速スリップ制御が中止
され、ステップSC14においてフラグF3の内容が
「0」にクリアされ、ステップSC15においてフュー
エルカット制御が完全に復帰され、ステップSC16に
おいてフラグF4の内容が「FF」にセットされる。図
20のt3 はこの状態を示している。そして、所定の時
間遅れΔtの後、第3速ギヤ段が達成され、同時に減速
スリップ制御の中止による伝達トルクの解消とフューエ
ルカット制御の復帰によるエンジン出力トルクの回復と
が実質的に同時に終了させられる。図20のt4 はこの
状態を示している。
プ制御中判定手段218に対応するステップSC1によ
りロックアップクラッチ32のスリップ制御中であるこ
とが判定されている場合には、タイミング制御手段22
0に対応するステップSC5およびSC8により、フュ
ーエルカット制御による燃料遮断からの復帰作動と自動
変速機14の4→3ダウンシフト作動とが並行的に実施
させられる。これにより、フューエルカット制御の復帰
作動により発生する車両加速度Gの増大と4→3ダウン
シフト作動により発生する車両加速度Gの減少とが同時
に発生して両者が相殺されることから、車両の惰行走行
における減速スリップ制御中にフューエルカット制御の
燃料遮断作動が復帰させられたことに起因する車両のシ
ョックが緩和されるので、たとえば降坂走行中であって
も運転者に違和感を与えることが好適に防止される。
エンジン用電子制御装置178により実行されているフ
ューエルカット制御が終了させられた場合には、ステッ
プSC2およびSC13により直ちに減速スリップ制御
が中止されるので、フューエルカット制御の終了による
エンジン回転速度Ne の上昇に起因してロックアップク
ラッチ32の一時係合が防止される利点がある。
うに、減速スリップ制御中に実行されるフューエルカッ
ト制御の復帰作動による減速感の抜けなどの違和感を防
止するために、そのフューエルカット制御の復帰作動に
先立ってロックアップクラッチ32のスリップ量を増大
させる場合がある。このような従来の場合には、図21
のAに示すように減速度(加速度Gの負の値)が急激に
減少して違和感が発生するとともに、T区間に示す分だ
けフューエルカット期間が短くなって燃費が低下してい
た。これに対し、本実施例によれば、フューエルカット
回転速度Ncutの直前までスリップ量が小さいまま(例
えば50rpm 程度)減速スリップ制御を実行できるの
で、図21のTに示す領域だけフューエルカット領域を
持続でき、燃費が向上するとともに、前記の理由により
加速度が滑らかとなる。
4→3ダウンシフトの変速出力が先に出され、その変速
が実質的に開始されたことがステップSC8により判定
された時点で、応答時間の短いフューエルカット制御の
復帰がステップSC9により実行されるので、シフトダ
ウンによる減速の発生とフュールカット制御による加速
の発生とが実質的に一致させられる利点がある。
1によりフューエルカット制御の復帰が徐々に実行され
ることにより、車両の加速度Gを減少させる4→3ダウ
ンシフト変速の実行時間全体にわたって、燃料供給増加
による車両の加速度Gの増加が行われるので、フューエ
ルカット制御の復帰やダウンシフトに係わらず、車両の
加速度Gが滑らかとなる利点がある。
フトの変速が実質的に終了する所定時間前のタイミング
がステップSC12により判定されて、フューエルカッ
ト制御および減速スリップ制御が略同時に終了させられ
るので、減速スリップ制御の終了によるエンジン回転速
度Ne の低下とフューエルカット制御の終了によるエン
ジン回転速度Ne の上昇とが同時に発生させられる。し
たがって、フューエルカット制御の終了が先行する場合
に発生するロックアップクラッチ32の一時係合による
ショックや、減速スリップ制御の終了が先行する場合に
発生するエンジン回転速度Ne の急低下が解消される。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
プSA11では、フィードバックゲインの増加およびフ
ィードフォワード値の増加の一方に基づいて制御量I
SLU が増量変更されていたが、両方に基づいて制御量I
SLU が増量変更されてもよいのである。要するに、フュ
ーエルカット制御開始時のエンジン回転速度Ne の低下
を防止できればよいのである。
イマCSLIPGが設けられていなくても差支えない。
すなわち、ステップSA6、SA10が無くても一応の
効果が得られるのである。
射量の減少勾配が、車速Vや燃料カット開始条件成立時
のスリップ量Nslip cut に基づいて決定されていたが、
その減少勾配は一定であっても差支えない。すなわち、
ステップSB4が設けられていなくても一応の効果が得
られるのである。
プSC12により第3速ギヤ段の成立直前であることが
判定されると、減速スリップ制御の終了とフューエルカ
ット制御の復帰とが同時に開始されるように構成されて
いるが、両者の応答特性が異なる場合にはそれぞれ独立
のタイミングで開始させられても差支えない。
は第3電磁弁50から油室102に供給される切換用信
号圧Pswに従ってオンオフ作動させられていたが、リニ
ヤソレノイド弁54から出力されるスリップ制御用信号
圧PSLU に従ってオンオフ作動させられてもよい。この
場合には、スリップ制御用信号圧PSLU が図5に示す値
PB 以下となるとクラッチ切換弁52のスプール弁子9
2がスプリング94の付勢力に従ってオフ位置に位置
し、スリップ制御用信号圧PSLU がその値PB を超える
とクラッチ切換弁52のスプール弁子92がスプリング
94の付勢力に抗してオン位置に位置するようにスプリ
ング94の付勢力やスプール弁子92の受圧面積などが
設定される。
プクラッチ付トルクコンバータ12について説明されて
いたが、ロックアップクラッチ付フルードカップリング
であってもよい。要するに、ロックアップクラッチを有
する流体式伝動装置であればよいのである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
れた車両用動力伝達装置を示す図である。
タを備えた自動変速機において、第1電磁弁および第2
電磁弁の作動の組み合わせとそれにより得られる変速段
との関係を説明する図表である。
ある。
である。
弁の特性であって、係合用油室および解放用油室との圧
力差ΔPとスリップ制御用信号圧PSLU との関係を説明
する図である。
走行状態とロックアップクラッチの係合状態との関係を
示す図である。
の目標スリップ回転速度を決定するための関係を示す図
である。
る機能ブロック線図である。
る機能ブロック線図である。
する機能ブロック線図である。
フローチャートである。
である。
である。
明するフローチャートである。
である。
関係を説明する図であって、車速Vと減少量KFCとの
関係を示す図である。
関係を説明する図であって、燃料カット開始条件成立時
のスリップ量Nslip cut と減少量KFCとの関係を示す
図である。
である。
説明するフローチャートである。
イムチャートである。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロックアップクラッチ付流体伝動装置
と、惰行走行状態であり且つエンジンの回転速度が所定
値を超えると該エンジンへの燃料供給を遮断するフュー
エルカット制御手段とを有する車両において、該車両の
惰行走行が開始されると、該フューエルカット制御手段
による燃料遮断に先立って、前記ロックアップクラッチ
のスリップ制御を開始するスリップ制御手段を備えた形
式の車両用ロックアップクラッチの制御装置であって、 前記スリップ制御手段によるスリップ制御中において前
記エンジン回転速度の変化率を検出するエンジン回転速
度変化率検出手段と、 前記フューエルカット制御手段によるフューエルカット
制御の開始によって当初は負とされる前記エンジン回転
速度の変化率が零に到達するまでの期間において、該ス
リップ制御手段によるスリップ制御の制御量を前記スリ
ップ量が減少する側へ変更する制御量変更手段とを含む
ことを特徴とする車両用ロックアップクラッチのスリッ
プ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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