JP2912131B2 - Lsi配線構造 - Google Patents
Lsi配線構造Info
- Publication number
- JP2912131B2 JP2912131B2 JP5207489A JP20748993A JP2912131B2 JP 2912131 B2 JP2912131 B2 JP 2912131B2 JP 5207489 A JP5207489 A JP 5207489A JP 20748993 A JP20748993 A JP 20748993A JP 2912131 B2 JP2912131 B2 JP 2912131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- logic
- block
- input terminal
- wiring
- wiring structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に関
し、特に、大規模半導体集積回路の配線構造に関する。
し、特に、大規模半導体集積回路の配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大規模半導体集積回路(LSI)
においては、図3に示される様に、信号源78からの信
号を61〜76で示されるアレイ状に配置された論理ゲ
ートに分配するために配線79を用いている。この配線
79の単位長あたりの対地容量C及び単位長あたりのイ
ンダクタンスLは至る所同じ値となる。これは同一の配
線構造を用いるためである。配線のもつ位相定数βは、
ωを角周波数とすると、 β=ω√(LC) (1) と表され、配線上の至る所で同じ値となる。このため、
信号源78から発せられた信号は、信号源からの幾何学
的距離の遠い論理ゲート程、遅く伝達される。このた
め、各論理ゲートにおいて、新たな信号処理を同時に行
うことは不可能である。このため、信号処理を行う時刻
を各ゲートでずらしたり、クロックを十分に遅くして位
相遅れが無視できるようにした、低速度の信号処理を行
う等の対応がされていた。このため、各論理ゲートが、
超高速の信号処理能力をもっていたとしても、集積回路
チップ全体としての信号処理能力は、かなり低いものと
なっていた。
においては、図3に示される様に、信号源78からの信
号を61〜76で示されるアレイ状に配置された論理ゲ
ートに分配するために配線79を用いている。この配線
79の単位長あたりの対地容量C及び単位長あたりのイ
ンダクタンスLは至る所同じ値となる。これは同一の配
線構造を用いるためである。配線のもつ位相定数βは、
ωを角周波数とすると、 β=ω√(LC) (1) と表され、配線上の至る所で同じ値となる。このため、
信号源78から発せられた信号は、信号源からの幾何学
的距離の遠い論理ゲート程、遅く伝達される。このた
め、各論理ゲートにおいて、新たな信号処理を同時に行
うことは不可能である。このため、信号処理を行う時刻
を各ゲートでずらしたり、クロックを十分に遅くして位
相遅れが無視できるようにした、低速度の信号処理を行
う等の対応がされていた。このため、各論理ゲートが、
超高速の信号処理能力をもっていたとしても、集積回路
チップ全体としての信号処理能力は、かなり低いものと
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の配線構造では、
信号源から論理ゲートへの信号伝達は差があるので、各
論理ゲートにおいて新たな信号処理を同時に行うことは
不可能である。このため信号処理を行う時刻を各ゲート
でずらしたり、クロックを十分に遅くして位相遅れが無
視できるようにした低速度の信号処理能力をもっていた
としても、集積回路チップ全体としての信号処理能力
は、かなり低いものとなっていた。
信号源から論理ゲートへの信号伝達は差があるので、各
論理ゲートにおいて新たな信号処理を同時に行うことは
不可能である。このため信号処理を行う時刻を各ゲート
でずらしたり、クロックを十分に遅くして位相遅れが無
視できるようにした低速度の信号処理能力をもっていた
としても、集積回路チップ全体としての信号処理能力
は、かなり低いものとなっていた。
【0004】また従来の配線構造では、配線により信号
源が全部の論理ゲートに直接接続されているので、配線
の本数が多くなるという問題があった。
源が全部の論理ゲートに直接接続されているので、配線
の本数が多くなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、信号源と各論理ゲートと
の幾何学距離が異なっていても、伝送線路による信号伝
播遅延が同じになるLSI配線構造を提供することあ
る。
の幾何学距離が異なっていても、伝送線路による信号伝
播遅延が同じになるLSI配線構造を提供することあ
る。
【0006】本発明の他の目的は、配線の本数を削減す
ることのできるLSI配線構造を提供することにある。
ることのできるLSI配線構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のLSI配線構造
は、アレイ状に論理ゲートが配置されたLSIにおい
て、論理ゲート群をブロック化してグループ分けし、論
理信号源と各ブロックの論理信号入力端子との幾何学的
距離に逆比例した位相定数を有する伝送線路により、前
記論理信号源と各ブロックの論理信号入力端子とを接続
している。
は、アレイ状に論理ゲートが配置されたLSIにおい
て、論理ゲート群をブロック化してグループ分けし、論
理信号源と各ブロックの論理信号入力端子との幾何学的
距離に逆比例した位相定数を有する伝送線路により、前
記論理信号源と各ブロックの論理信号入力端子とを接続
している。
【0008】更に、各ブロック毎に設けられた論理信号
入力端子とブロック内にアレイ状に配置された各論理ゲ
ートとの幾何学的距離に逆比例した位相定数を有する伝
送経路により、前記論理信号入力端子と各論理ゲートと
を接続するように配置されたLSIにおいて、論理ゲー
ト群をブロック化して、グループ分けし、論理信号源と
各ブロックの論理信号が、入力端子と幾何学的距離に逆
比例した位相定数を有する伝送線路により前記論理信号
源と各ブロックとを接続している。
入力端子とブロック内にアレイ状に配置された各論理ゲ
ートとの幾何学的距離に逆比例した位相定数を有する伝
送経路により、前記論理信号入力端子と各論理ゲートと
を接続するように配置されたLSIにおいて、論理ゲー
ト群をブロック化して、グループ分けし、論理信号源と
各ブロックの論理信号が、入力端子と幾何学的距離に逆
比例した位相定数を有する伝送線路により前記論理信号
源と各ブロックとを接続している。
【0009】
【実施例】図1及び図2に、本発明のLSIの配線構造
の実施例を示す。図1において、LSI上にアレイ状に
配置された論理ゲート群は、例えば、4つの正方形状ブ
ロック1,2,3,4にまとめられている。これら4つ
のブロックは正方形の4つの頂点にそれぞれ位置するよ
うに配置されている。
の実施例を示す。図1において、LSI上にアレイ状に
配置された論理ゲート群は、例えば、4つの正方形状ブ
ロック1,2,3,4にまとめられている。これら4つ
のブロックは正方形の4つの頂点にそれぞれ位置するよ
うに配置されている。
【0010】各ブロックには、論理信号入力端子5,
6,7,8が設けられている。これらの論理信号入力端
子5,6,7,8と信号源13とは、各々配線9,1
0,11,12によって結ばれている。各入力端子5,
6,7,8は各正方形状ブロックの右下頂点付近にあ
り、信号源13はブロック4の入力端子8の下方付近に
ある。
6,7,8が設けられている。これらの論理信号入力端
子5,6,7,8と信号源13とは、各々配線9,1
0,11,12によって結ばれている。各入力端子5,
6,7,8は各正方形状ブロックの右下頂点付近にあ
り、信号源13はブロック4の入力端子8の下方付近に
ある。
【0011】各配線の位相定数β、配線長l(幾何学的
距離)は、各々配線9に対してβ1,l1 、配線10に
対してβ2 ,l2 、配線11に対してβ3 ,l3 、配線
12に対してβ4 ,l4 であるとすると、l1 >l2 >
l3 >l4 かつβ1 <β2 <β3 <β4 が成り立ってい
る。すなわち本実施例のようなアレイ状の配置にすれ
ば、信号源から各ブロックの入力端子への各配線の配線
長と位相定数とは逆比例の関係になっている。したがっ
て、信号源13から各ブロックの論理信号入力端子5,
6,7,8への信号伝播遅延が同じになるための理想的
条件は、 β1 l1 =β2 l2 =β3 l3 =β4 l4 (2) であるが、本実施例のブロック配置によれば、上記
(2)式の理想的条件をほぼ満たすことが可能となる。
距離)は、各々配線9に対してβ1,l1 、配線10に
対してβ2 ,l2 、配線11に対してβ3 ,l3 、配線
12に対してβ4 ,l4 であるとすると、l1 >l2 >
l3 >l4 かつβ1 <β2 <β3 <β4 が成り立ってい
る。すなわち本実施例のようなアレイ状の配置にすれ
ば、信号源から各ブロックの入力端子への各配線の配線
長と位相定数とは逆比例の関係になっている。したがっ
て、信号源13から各ブロックの論理信号入力端子5,
6,7,8への信号伝播遅延が同じになるための理想的
条件は、 β1 l1 =β2 l2 =β3 l3 =β4 l4 (2) であるが、本実施例のブロック配置によれば、上記
(2)式の理想的条件をほぼ満たすことが可能となる。
【0012】図2は、図1のブロック内の論理ゲート配
置を示したものであり、各ブロックとも同一の論理ゲー
ト配置構成があるので、代表的な論理ゲートブロック1
の構成を示す。論理ゲートブロック1は、アレイ状に配
置された4個の論理ゲート41,42,43,44から
成り立っている。これら4個の論理ゲートは、正方形の
4つの頂点にそれぞれ位置するように配置されている。
論理ゲートブロック1の論理信号入力端子5は、4個の
論理ゲート41,42,43,44に配線49,50,
51,52により接続されている。これら各配線の位相
定数β,配線長lを、配線49に対してβ11,l11、配
線50に対してβ12,l12、配線51に対してβ13,l
13、配線52に対してはβ14,l14とすると、l11>l
12>l13>l14かつβ11<β12<β13<β14が成り立っ
ている。すなわち図2のように論理ゲートをアレイ状に
配置すれば、各論理ゲートへの各配線の配線長と位相定
数とは逆比例の関係に成っている。したがって、論理信
号入力端子5から各論理ゲートへの信号伝播遅延が同じ
になるための理想的条件は、 β11l11=β12l12=β13l13=β14l14 (3) であるが、本実施例の論理ゲート配置によれば、上記
(3)式の理想的条件をほぼ満たすことが可能になる。
置を示したものであり、各ブロックとも同一の論理ゲー
ト配置構成があるので、代表的な論理ゲートブロック1
の構成を示す。論理ゲートブロック1は、アレイ状に配
置された4個の論理ゲート41,42,43,44から
成り立っている。これら4個の論理ゲートは、正方形の
4つの頂点にそれぞれ位置するように配置されている。
論理ゲートブロック1の論理信号入力端子5は、4個の
論理ゲート41,42,43,44に配線49,50,
51,52により接続されている。これら各配線の位相
定数β,配線長lを、配線49に対してβ11,l11、配
線50に対してβ12,l12、配線51に対してβ13,l
13、配線52に対してはβ14,l14とすると、l11>l
12>l13>l14かつβ11<β12<β13<β14が成り立っ
ている。すなわち図2のように論理ゲートをアレイ状に
配置すれば、各論理ゲートへの各配線の配線長と位相定
数とは逆比例の関係に成っている。したがって、論理信
号入力端子5から各論理ゲートへの信号伝播遅延が同じ
になるための理想的条件は、 β11l11=β12l12=β13l13=β14l14 (3) であるが、本実施例の論理ゲート配置によれば、上記
(3)式の理想的条件をほぼ満たすことが可能になる。
【0013】以上の実施例によれば、信号源13から各
ブロックの入力端子への信号伝播遅延をほぼ同一にで
き、かつ各ブロックの入力端子からブロック内の各論理
ゲートへの信号伝播遅延をほぼ同一にできるから、信号
源13からアレイ状に配置された全部の論理ゲートへの
信号伝播遅延をほぼ同一にすることができる。
ブロックの入力端子への信号伝播遅延をほぼ同一にで
き、かつ各ブロックの入力端子からブロック内の各論理
ゲートへの信号伝播遅延をほぼ同一にできるから、信号
源13からアレイ状に配置された全部の論理ゲートへの
信号伝播遅延をほぼ同一にすることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明により、アレイ状に論理ゲートが
配置されたLSIにおいて、各論理ゲートに信号が到達
する時刻をほぼ同時刻にすることが可能となるばかりで
なく、論理ゲートをブロック化することにより、配線の
本数を大幅に削減することができる。
配置されたLSIにおいて、各論理ゲートに信号が到達
する時刻をほぼ同時刻にすることが可能となるばかりで
なく、論理ゲートをブロック化することにより、配線の
本数を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるLSI配線構造を示す図である。
【図2】本発明によるブロック内の配線構造を示す図で
ある。
ある。
【図3】従来例によるLSI配線構造を示す図である。
1,2,3,4 論理ゲートブロック 5,6,7,8 論理信号入力端子 9,10,11,12 配線
Claims (2)
- 【請求項1】アレイ状に論理ゲートが配置されたLSI
において、論理ゲート群をブロック化してグループ分け
し、論理信号源と各ブロックの論理信号入力端子との幾
何学的距離に逆比例した位相定数を有する伝送線路によ
り、前記論理信号源と各ブロックの論理信号入力端子と
を接続したことを特徴とするLSI配線構造。 - 【請求項2】各ブロック毎に設けられた論理信号入力端
子とブロック内にアレイ状に配置された各論理ゲートと
の幾何学的距離に逆比例した位相定数を有する伝送経路
により、前記論理信号入力端子と各論理ゲートとを接続
することを特徴とする請求項1記載のLSI配線構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5207489A JP2912131B2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | Lsi配線構造 |
US08/266,587 US5448208A (en) | 1993-07-15 | 1994-06-28 | Semiconductor integrated circuit having an equal propagation delay |
US08/460,596 US5537061A (en) | 1993-07-15 | 1995-06-02 | Semiconductor integrated circuit having signal paths with equal propagation delays |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5207489A JP2912131B2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | Lsi配線構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0766292A JPH0766292A (ja) | 1995-03-10 |
JP2912131B2 true JP2912131B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16540581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5207489A Expired - Lifetime JP2912131B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-08-23 | Lsi配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3442237B2 (ja) | 1996-10-30 | 2003-09-02 | 株式会社日立製作所 | 間隙結合式バスシステム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01143251A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-05 | Nec Corp | 半導体装置 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP5207489A patent/JP2912131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0766292A (ja) | 1995-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970708 |